JPH06247492A - 制電性フレキシブルコンテナ用基布 - Google Patents
制電性フレキシブルコンテナ用基布Info
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- JPH06247492A JPH06247492A JP5035587A JP3558793A JPH06247492A JP H06247492 A JPH06247492 A JP H06247492A JP 5035587 A JP5035587 A JP 5035587A JP 3558793 A JP3558793 A JP 3558793A JP H06247492 A JPH06247492 A JP H06247492A
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Landscapes
- Bag Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンテナ基布の織製や縫製に特別な工程を必
要とせず、原材料の増加を極力抑えながらも機能的に充
分満足し、従来のコンテナの強度や使い勝手を損なわな
いフレキシブルコンテナを提供する。 【構成】 熱可塑性合成樹脂フィルムをスリットし延伸
して得られるフラットヤーンを織製した織布において、
経糸又は緯糸の一部のフラットヤーンに置換糸又は増糸
として繊維表面抵抗値100〜105Ω/cmで強度500gf以上の
有機導電繊維糸状物である導電性糸状物をストライプ状
又は格子状に打ち込んでなることを特徴とする制電性フ
レキシブルコンテナ用基布である。
要とせず、原材料の増加を極力抑えながらも機能的に充
分満足し、従来のコンテナの強度や使い勝手を損なわな
いフレキシブルコンテナを提供する。 【構成】 熱可塑性合成樹脂フィルムをスリットし延伸
して得られるフラットヤーンを織製した織布において、
経糸又は緯糸の一部のフラットヤーンに置換糸又は増糸
として繊維表面抵抗値100〜105Ω/cmで強度500gf以上の
有機導電繊維糸状物である導電性糸状物をストライプ状
又は格子状に打ち込んでなることを特徴とする制電性フ
レキシブルコンテナ用基布である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉粒体の輸送や貯蔵に
用いるフレキシブルコンテナに関するものである。
用いるフレキシブルコンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、合成樹脂製のフィルムをスリット
して延伸することで高強力を付与したフラットヤーンか
ら織製した基布を使用したフレキシブルコンテナが、工
業原料や食品原材料等の粉粒体の輸送あるいは貯蔵に貢
献している。このフレキシブルコンテナは、軽量、安価
で、不使用時には折り畳んで運搬できる輸送効率上の利
点において大量に使用されているのである。
して延伸することで高強力を付与したフラットヤーンか
ら織製した基布を使用したフレキシブルコンテナが、工
業原料や食品原材料等の粉粒体の輸送あるいは貯蔵に貢
献している。このフレキシブルコンテナは、軽量、安価
で、不使用時には折り畳んで運搬できる輸送効率上の利
点において大量に使用されているのである。
【0003】ところが、フレキシブルコンテナにおいて
は、基布が合成樹脂製であるため表面固有抵抗値が大き
く、粉粒体のコンテナへの充填やコンテナから反応釜や
サイロ等への投入時にコンテナ内壁と粉粒体との間で生
じる接触や摩擦によって静電気が発生し易く、火花放電
による引火、粉塵爆発の原因となる危険性が指摘されて
いる。このため、静電気発生を抑制するフレキシブルコ
ンテナの取扱い方法の研究(特開昭64-17397号等)や静電
気帯電防止タイプのフレキシブルコンテナが研究されて
おり、例えば、基布に導電性フィルムを積層したもの
(実開昭63-66224号)、基布に帯電防止性能を有する樹脂
を積層したもの(特開平4-226755号)、アース用の接地端
子を有するもの(実公平4-30153号)、帯電を吊り手を経
由して逃がすもの(実公平4-30154号)、導電性繊維と樹
脂繊維の撚糸を織製したもの(実開昭63-85680号)などが
ある。
は、基布が合成樹脂製であるため表面固有抵抗値が大き
く、粉粒体のコンテナへの充填やコンテナから反応釜や
サイロ等への投入時にコンテナ内壁と粉粒体との間で生
じる接触や摩擦によって静電気が発生し易く、火花放電
による引火、粉塵爆発の原因となる危険性が指摘されて
いる。このため、静電気発生を抑制するフレキシブルコ
ンテナの取扱い方法の研究(特開昭64-17397号等)や静電
気帯電防止タイプのフレキシブルコンテナが研究されて
おり、例えば、基布に導電性フィルムを積層したもの
(実開昭63-66224号)、基布に帯電防止性能を有する樹脂
を積層したもの(特開平4-226755号)、アース用の接地端
子を有するもの(実公平4-30153号)、帯電を吊り手を経
由して逃がすもの(実公平4-30154号)、導電性繊維と樹
脂繊維の撚糸を織製したもの(実開昭63-85680号)などが
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの静電
気帯電防止タイプのフレキシブルコンテナは、性能的に
充分満足するものはなく、また原材料の増加や製造工程
の複雑化によるコスト増のため、静電気帯電防止の欲求
はあるもののまだ市場に普及していないのが現状であ
る。したがって、コンテナ基布の織製や縫製に特別な工
程を必要とせず、原材料の増加を極力抑えながらも機能
的に充分満足し、従来のコンテナの強度や使い勝手を損
なわないフレキシブルコンテナを提供することを目的に
鋭意検討した結果、本発明に至ったものである。
気帯電防止タイプのフレキシブルコンテナは、性能的に
充分満足するものはなく、また原材料の増加や製造工程
の複雑化によるコスト増のため、静電気帯電防止の欲求
はあるもののまだ市場に普及していないのが現状であ
る。したがって、コンテナ基布の織製や縫製に特別な工
程を必要とせず、原材料の増加を極力抑えながらも機能
的に充分満足し、従来のコンテナの強度や使い勝手を損
なわないフレキシブルコンテナを提供することを目的に
鋭意検討した結果、本発明に至ったものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱可塑性合成
樹脂フィルムをスリットし延伸して得られるフラットヤ
ーンを織製した織布において、経糸又は緯糸のいずれか
一方に、フラットヤーンの一部に置換糸又は増糸として
導電性糸状物をストライプ状に打ち込んでなる制電性フ
レキシブルコンテナ用基布及び、経緯糸共に、フラット
ヤーンの一部に置換糸又は増糸として導電性糸状物を格
子状に打ち込んでなる制電性フレキシブルコンテナ用基
布とすることにより課題の解決をみたのである。
樹脂フィルムをスリットし延伸して得られるフラットヤ
ーンを織製した織布において、経糸又は緯糸のいずれか
一方に、フラットヤーンの一部に置換糸又は増糸として
導電性糸状物をストライプ状に打ち込んでなる制電性フ
レキシブルコンテナ用基布及び、経緯糸共に、フラット
ヤーンの一部に置換糸又は増糸として導電性糸状物を格
子状に打ち込んでなる制電性フレキシブルコンテナ用基
布とすることにより課題の解決をみたのである。
【0006】ここで、フラットヤーンに使用される熱可
塑性合成樹脂は、高密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエステル、ナイロン等が単独又は混合されたも
のである。これら合成樹脂を押出機にてTダイ法又はイ
ンフレーション法にて無定形のフィルムを成形し、約10
〜20mm幅にスリットした後、縦方向に延伸配向させ、次
いで熱処理することにより、いずれもフラットヤーンと
なるが、フレキシブルコンテナとしての耐クリープ性や
強度、原材料の安価な点でポリオレフィン系合成樹脂が
好適である。
塑性合成樹脂は、高密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエステル、ナイロン等が単独又は混合されたも
のである。これら合成樹脂を押出機にてTダイ法又はイ
ンフレーション法にて無定形のフィルムを成形し、約10
〜20mm幅にスリットした後、縦方向に延伸配向させ、次
いで熱処理することにより、いずれもフラットヤーンと
なるが、フレキシブルコンテナとしての耐クリープ性や
強度、原材料の安価な点でポリオレフィン系合成樹脂が
好適である。
【0007】また、フラットヤーンの織製において、織
製組織は平織が一般的であるが、綾織やからみ織等選択
可能である。ここで、一回使用を原則とするワンウェイ
コンテナの規格として日本フレキシブルコンテナ工業会
の基布の物性に適合するためには、織製時の織劣化をふ
まえて経緯糸のフラットヤーンは繊度1,000〜2,000デニ
ール、強度5g/d以上が必要で、フレキシブルコンテナ
を軽量にし、高強力かつ柔軟にするために、より好適に
は繊度1,300〜1,600デニール、強度5.3g/d以上のフラッ
トヤーンを密に織製したものである。
製組織は平織が一般的であるが、綾織やからみ織等選択
可能である。ここで、一回使用を原則とするワンウェイ
コンテナの規格として日本フレキシブルコンテナ工業会
の基布の物性に適合するためには、織製時の織劣化をふ
まえて経緯糸のフラットヤーンは繊度1,000〜2,000デニ
ール、強度5g/d以上が必要で、フレキシブルコンテナ
を軽量にし、高強力かつ柔軟にするために、より好適に
は繊度1,300〜1,600デニール、強度5.3g/d以上のフラッ
トヤーンを密に織製したものである。
【0008】次に、導電性糸状物とは、静電気の帯電を
防止するためのもので、金属線を細線化した金属繊維
や、アクリル繊維、レーヨン繊維等を焼成炭素化した炭
素繊維等多数存在するが、フレキシブルコンテナ用の基
布に使用する場合は、物理的強度、比重、風合いが合成
樹脂に近く、織機の馴染みが良いことから有機導電性繊
維が好ましい。有機導電性繊維には、金属、金属化合
物、炭素等の導電成分を微粒子として分散した重合体を
紡糸した複合型繊維や、有機繊維表面に蒸着法等により
金属成分を被覆する金属メッキ繊維、有機繊維表面に金
属化合物を化学結合で付与したもの等が挙げられる。
防止するためのもので、金属線を細線化した金属繊維
や、アクリル繊維、レーヨン繊維等を焼成炭素化した炭
素繊維等多数存在するが、フレキシブルコンテナ用の基
布に使用する場合は、物理的強度、比重、風合いが合成
樹脂に近く、織機の馴染みが良いことから有機導電性繊
維が好ましい。有機導電性繊維には、金属、金属化合
物、炭素等の導電成分を微粒子として分散した重合体を
紡糸した複合型繊維や、有機繊維表面に蒸着法等により
金属成分を被覆する金属メッキ繊維、有機繊維表面に金
属化合物を化学結合で付与したもの等が挙げられる。
【0009】ここで、導電性糸状物の導電性能につい
て、表面抵抗値が大きいと導電性は得られず、帯電防止
の観点からのみ見た場合は表面抵抗値が小さいものほど
望ましいといえる。しかし、表面抵抗値が小さい糸状物
は、より金属的となることや導電成分の高配合で柔軟性
に劣ることによる織製、縫製等への悪影響や表面酸化に
よる機能低下などの問題がある。制電性付与のために
は、表面抵抗値が105Ω/cm以下であれば効果が認められ
るが、環境や帯電物種類や織製密度を考慮して、本発明
では表面抵抗値が100〜105Ω/cmのものが好適に用いる
ことができる。また強力の点では、織機での織効率を低
下させることのない機械的強度の必要性より500gf以上
の引張強度を有するものが好ましい。
て、表面抵抗値が大きいと導電性は得られず、帯電防止
の観点からのみ見た場合は表面抵抗値が小さいものほど
望ましいといえる。しかし、表面抵抗値が小さい糸状物
は、より金属的となることや導電成分の高配合で柔軟性
に劣ることによる織製、縫製等への悪影響や表面酸化に
よる機能低下などの問題がある。制電性付与のために
は、表面抵抗値が105Ω/cm以下であれば効果が認められ
るが、環境や帯電物種類や織製密度を考慮して、本発明
では表面抵抗値が100〜105Ω/cmのものが好適に用いる
ことができる。また強力の点では、織機での織効率を低
下させることのない機械的強度の必要性より500gf以上
の引張強度を有するものが好ましい。
【0010】フレキシブルコンテナ用基布に制電性を付
与するために、導電性糸状物を使用するものであるが、
導電性糸状物がフラットヤーンと比較し高価になること
やコンテナ原反としての物性を付与しにくいことから、
部分的に非導電性のフラットヤーンに対して置換糸又は
増糸として導電性糸状物を打ち込むものである。
与するために、導電性糸状物を使用するものであるが、
導電性糸状物がフラットヤーンと比較し高価になること
やコンテナ原反としての物性を付与しにくいことから、
部分的に非導電性のフラットヤーンに対して置換糸又は
増糸として導電性糸状物を打ち込むものである。
【0011】ここで、一般的なフレキシブルコンテナは
円筒形の側壁を有し、全面に静電気発生の可能性がある
ので、一定の間隔で規則的に導電性糸状物を配列したも
のが汎用的で生産性からも好ましい。導電性糸状物の配
列は、経糸に適当間隔で打ち込んだ経ストライプ型、緯
糸に適当間隔で打ち込んだ緯ストライプ型、経緯糸共に
適当間隔で打ち込んだ格子状型が考えられるが、摩擦テ
ストにおいて導電性糸状物のストライプの間に静電気が
蓄積されるので、導電性糸状物の間隔は狭い方が効果的
であり、ストライプの間隔が100mm以下であれば全面に
わたる効果が確認され、格子状にすれば全面に導通が発
現するので更に効果的である。
円筒形の側壁を有し、全面に静電気発生の可能性がある
ので、一定の間隔で規則的に導電性糸状物を配列したも
のが汎用的で生産性からも好ましい。導電性糸状物の配
列は、経糸に適当間隔で打ち込んだ経ストライプ型、緯
糸に適当間隔で打ち込んだ緯ストライプ型、経緯糸共に
適当間隔で打ち込んだ格子状型が考えられるが、摩擦テ
ストにおいて導電性糸状物のストライプの間に静電気が
蓄積されるので、導電性糸状物の間隔は狭い方が効果的
であり、ストライプの間隔が100mm以下であれば全面に
わたる効果が確認され、格子状にすれば全面に導通が発
現するので更に効果的である。
【0012】上述の帯電防止の基布を縫着又は融着によ
りフレキシブルコンテナを成形して実際に粉粒体を充填
及び排出する際、静電気の発生が局部的に起こる場合に
は、発生した電荷は全体に拡散して実質的な制電効果が
期待できるが、多量の静電気が発生する危険のある低湿
度下等の雰囲気や周辺環境、充填内容物の種類によって
は、安全性を鑑みてフレキシブルコンテナ基布表面から
金属製の架台や地面へのアース接続を施すことが望まし
く、特に導電性糸状物が格子状に打ち込まれたものは一
箇所のアース接続で全面の帯電防止となり好ましい使用
方法である。
りフレキシブルコンテナを成形して実際に粉粒体を充填
及び排出する際、静電気の発生が局部的に起こる場合に
は、発生した電荷は全体に拡散して実質的な制電効果が
期待できるが、多量の静電気が発生する危険のある低湿
度下等の雰囲気や周辺環境、充填内容物の種類によって
は、安全性を鑑みてフレキシブルコンテナ基布表面から
金属製の架台や地面へのアース接続を施すことが望まし
く、特に導電性糸状物が格子状に打ち込まれたものは一
箇所のアース接続で全面の帯電防止となり好ましい使用
方法である。
【0013】
【作用】本発明の制電性フレキシブルコンテナ用基布
は、部分的に導電性糸状物を非導電性のフラットヤーン
に対して置換糸又は増糸として打ち込んだので、コンテ
ナ原反の織製時に従来織機で織製効率に支障をきたすこ
となく製造できる帯電防止効果の優れたフレキシブルコ
ンテナ用基布となるのである。
は、部分的に導電性糸状物を非導電性のフラットヤーン
に対して置換糸又は増糸として打ち込んだので、コンテ
ナ原反の織製時に従来織機で織製効率に支障をきたすこ
となく製造できる帯電防止効果の優れたフレキシブルコ
ンテナ用基布となるのである。
【0014】
【実施例】以下、実施例にて本発明を詳細に説明する。
【0015】熱可塑性合成樹脂としてポリプロピレン(M
FR=0.8、融点145℃)を用い、溶融温度280℃でスジ入り
円形ダイスより押し出し、冷却してフィルムを成形し、
延伸温度145℃、アニーリング温度150℃、延伸倍率6倍
で熱板接触式延伸法で繊度1,500デニール、引張強度5.3
g/dのフラットヤーンを得た。導電性糸状物として日本
蚕毛染色株式会社製のアクリル繊維に硫化銅を化学結合
した有機導電性繊維(商標名サンダーロン、繊維表面抵
抗値約101Ω/cm、強度780gf)を選び、図1に示すよう
に、経糸フラットヤーン1及び緯糸フラットヤーン2を
経緯糸に用いて織製密度15×15/インチで織製する中に
増糸として導電性糸状物3をストライプ状で100mm、150
mm間隔及び格子状で100mm間隔で打ち込んだものを実施
例1,2,3とし、比較例としてフラットヤーンのみを織
製したフレキシブルコンテナ用基布を製造した。
FR=0.8、融点145℃)を用い、溶融温度280℃でスジ入り
円形ダイスより押し出し、冷却してフィルムを成形し、
延伸温度145℃、アニーリング温度150℃、延伸倍率6倍
で熱板接触式延伸法で繊度1,500デニール、引張強度5.3
g/dのフラットヤーンを得た。導電性糸状物として日本
蚕毛染色株式会社製のアクリル繊維に硫化銅を化学結合
した有機導電性繊維(商標名サンダーロン、繊維表面抵
抗値約101Ω/cm、強度780gf)を選び、図1に示すよう
に、経糸フラットヤーン1及び緯糸フラットヤーン2を
経緯糸に用いて織製密度15×15/インチで織製する中に
増糸として導電性糸状物3をストライプ状で100mm、150
mm間隔及び格子状で100mm間隔で打ち込んだものを実施
例1,2,3とし、比較例としてフラットヤーンのみを織
製したフレキシブルコンテナ用基布を製造した。
【0016】実施例及び比較例の基布をアクリル繊維で
摩擦し、基布表面の静電電位を測定し、また導電性糸状
物3の打ち込み間隔の影響の確認のため灰テストを行っ
た。灰テストとは微粉軽量の灰等を帯電した物質に近づ
けると付着することを利用した帯電を目視する簡単なテ
ストである。結果を表1に示す。
摩擦し、基布表面の静電電位を測定し、また導電性糸状
物3の打ち込み間隔の影響の確認のため灰テストを行っ
た。灰テストとは微粉軽量の灰等を帯電した物質に近づ
けると付着することを利用した帯電を目視する簡単なテ
ストである。結果を表1に示す。
【0017】表1より、導電性糸状物3を打ち込んだ実
施例の基布は、全て比較例の基布に比べ静電電位が抑え
られており、その効果はストライプの間隔が狭い方が効
果的で、ストライプ状より格子状に打ち込んだ原反の方
が好適であることが確認された。また実施例2の基布に
灰の付着が認められたが、比較例より極めて少量であり
ストライプの中間付近に僅かに付着しているもので、こ
れは導電性糸状物3の間隔が広いと部分的に帯電防止機
能の範囲の及ばない箇所が存在することが確認された。
尚、本実施例の基布は引張強力が縦方向150kg/5cm以
上、緯方向140kg/5cm以上で日本フレキシブルコンテナ
工業会のワンウェイコンテナの規格に適合する基布であ
り、その織製効率も従来品と同程度のものであった。
施例の基布は、全て比較例の基布に比べ静電電位が抑え
られており、その効果はストライプの間隔が狭い方が効
果的で、ストライプ状より格子状に打ち込んだ原反の方
が好適であることが確認された。また実施例2の基布に
灰の付着が認められたが、比較例より極めて少量であり
ストライプの中間付近に僅かに付着しているもので、こ
れは導電性糸状物3の間隔が広いと部分的に帯電防止機
能の範囲の及ばない箇所が存在することが確認された。
尚、本実施例の基布は引張強力が縦方向150kg/5cm以
上、緯方向140kg/5cm以上で日本フレキシブルコンテナ
工業会のワンウェイコンテナの規格に適合する基布であ
り、その織製効率も従来品と同程度のものであった。
【0018】
【表1】
【0019】次に、これら実施例及び比較例の基布4を
用いて内側に内袋5を、上部に吊り手6を有するフレキ
シブルコンテナを製造して、粉粒体の充填及び排出時の
静電気の発生と帯電防止効果を測定した。なお、条件は
以下の通りである。図2及び図3にその状態を示す。 袋寸法:φ1,250mm×1,650mmH 内袋:ポリエチレン(帯電防止加工無し) 充填量:900kg/袋 充填物:低密度ポリエチレン樹脂ペレット(約φ3.0mm
粒状) 環境:室温13℃、湿度61〜65% 測定器:デジタル静電電位測定器KSD-0102
用いて内側に内袋5を、上部に吊り手6を有するフレキ
シブルコンテナを製造して、粉粒体の充填及び排出時の
静電気の発生と帯電防止効果を測定した。なお、条件は
以下の通りである。図2及び図3にその状態を示す。 袋寸法:φ1,250mm×1,650mmH 内袋:ポリエチレン(帯電防止加工無し) 充填量:900kg/袋 充填物:低密度ポリエチレン樹脂ペレット(約φ3.0mm
粒状) 環境:室温13℃、湿度61〜65% 測定器:デジタル静電電位測定器KSD-0102
【0020】充填試験(図2) フレキシブルコンテナの空袋時と、上記樹脂ペレットの
粉粒体7の450kg充填時、900kg充填時に、測定場所は基
布4表面で袋体の上部(A点)、中部(B点)、下部(C点)
の3箇所の帯電量を測定し、最小帯電量と最大帯電量を
表2に示す。
粉粒体7の450kg充填時、900kg充填時に、測定場所は基
布4表面で袋体の上部(A点)、中部(B点)、下部(C点)
の3箇所の帯電量を測定し、最小帯電量と最大帯電量を
表2に示す。
【0021】
【表2】
【0022】排出試験(図3) 樹脂ペレットからなる粉粒体7の充填されたフレキシブ
ルコンテナを吊り手6を用いホイストでサイロの上部に
搬送し、その際、図3のように底を開き、粉粒体7をサ
イロ8へ排出した。充填試験時と同様に排出前、排出
中、及び排出後のフレキシブルコンテナ基布4の帯電量
を測定した。なお、排出後は内袋5の帯電量(D点)を加
えて測定し、その結果を表3に示す。
ルコンテナを吊り手6を用いホイストでサイロの上部に
搬送し、その際、図3のように底を開き、粉粒体7をサ
イロ8へ排出した。充填試験時と同様に排出前、排出
中、及び排出後のフレキシブルコンテナ基布4の帯電量
を測定した。なお、排出後は内袋5の帯電量(D点)を加
えて測定し、その結果を表3に示す。
【0023】
【表3】
【0024】表2及び表3の結果より、本発明の実施例
は、通常のフレキシブルコンテナに比較して充填時、排
出時ともに帯電量が著しく低下し、制電性が付与された
ものであることが確認できたのである。また、本実施例
では充填物が樹脂ペレットであり、それ自体が静電気放
電での引火や爆発の危険性の少ないものであったが、静
電気発生が安全面で支障をきたすものであれば、充填、
排出作業時に連続してフレキシブルコンテナ内壁と充填
内容物との間で生じる静電気に対してはアース接続によ
り漏洩させることが好ましい。
は、通常のフレキシブルコンテナに比較して充填時、排
出時ともに帯電量が著しく低下し、制電性が付与された
ものであることが確認できたのである。また、本実施例
では充填物が樹脂ペレットであり、それ自体が静電気放
電での引火や爆発の危険性の少ないものであったが、静
電気発生が安全面で支障をきたすものであれば、充填、
排出作業時に連続してフレキシブルコンテナ内壁と充填
内容物との間で生じる静電気に対してはアース接続によ
り漏洩させることが好ましい。
【0025】
【発明の効果】本発明は、帯電防止機能の付与された制
電性フレキシブルコンテナ用基布であり、熱可塑性合成
樹脂製のフラットヤーン織布の経緯糸の一部に導電性糸
状物が存在するものであるから、特別な装置や工程を必
要とせず、従来の織機を使用して比較的安価に製造でき
る。また、導電性糸状物の物理的強度や風合いが合成樹
脂性の糸状物に近い有機導電性繊維であれば、織機の馴
染みが良く織製効率が低下することもなく好適である。
制電性において、導電性糸状物の打ち込み間隔が100mm
以下であれば基布の全面にわたり帯電防止効果が発現
し、導電性糸状物が経緯糸に格子状の配列とすれば、更
に効果的なものとなる。導電性糸状物の表面抵抗値が10
5Ω/cm以下であれば、制電性フレキシブルコンテナの用
途において充分に機能的であり、使用時にアース接続を
施せば安全面において更に有効的である。
電性フレキシブルコンテナ用基布であり、熱可塑性合成
樹脂製のフラットヤーン織布の経緯糸の一部に導電性糸
状物が存在するものであるから、特別な装置や工程を必
要とせず、従来の織機を使用して比較的安価に製造でき
る。また、導電性糸状物の物理的強度や風合いが合成樹
脂性の糸状物に近い有機導電性繊維であれば、織機の馴
染みが良く織製効率が低下することもなく好適である。
制電性において、導電性糸状物の打ち込み間隔が100mm
以下であれば基布の全面にわたり帯電防止効果が発現
し、導電性糸状物が経緯糸に格子状の配列とすれば、更
に効果的なものとなる。導電性糸状物の表面抵抗値が10
5Ω/cm以下であれば、制電性フレキシブルコンテナの用
途において充分に機能的であり、使用時にアース接続を
施せば安全面において更に有効的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】導電性糸状物を格子状に配列した本実施例3の
制電性フレキシブルコンテナ基布の部分拡大平面図をで
ある。
制電性フレキシブルコンテナ基布の部分拡大平面図をで
ある。
【図2】本実施例の充填試験時のフレキシブルコンテナ
の断面図である。
の断面図である。
【図3】本実施例の排出試験時のフレキシブルコンテナ
の断面図である。
の断面図である。
1 経糸フラットヤーン 2 緯糸フラットヤーン 3 導電性糸状物 4 フレキシブルコンテナ基布 5 内袋 6 吊り手 7 粉粒体 8 サイロ A 基布帯電量上部測定点 B 基布帯電量中部測定点 C 基布帯電量下部測定点 D 内袋帯電量測定点
Claims (2)
- 【請求項1】 熱可塑性合成樹脂フィルムをスリットし
延伸して得られるフラットヤーンを織製した織布におい
て、経糸又は緯糸の一部のフラットヤーンに置換糸又は
増糸として導電性糸状物をストライプ状又は格子状に打
ち込んでなることを特徴とする制電性フレキシブルコン
テナ用基布。 - 【請求項2】 導電性糸状物が繊維表面抵抗値100〜105
Ω/cmで強度500gf以上の有機導電繊維糸状物である請求
項1記載の制電性フレキシブルコンテナ用基布。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5035587A JPH06247492A (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 制電性フレキシブルコンテナ用基布 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5035587A JPH06247492A (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 制電性フレキシブルコンテナ用基布 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06247492A true JPH06247492A (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=12445919
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5035587A Pending JPH06247492A (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 制電性フレキシブルコンテナ用基布 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06247492A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002193389A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-10 | Shibata Ind Co Ltd | フレキシブルコンテナ |
| EP1332873A3 (en) * | 1995-12-29 | 2003-09-10 | DeMoore, Howard W. | Anti-static, anti-smearing, pre-stretched and pressed flat, precision-cut striped flexible coverings for transfer cylinders |
| JP2017095155A (ja) * | 2015-11-26 | 2017-06-01 | センコー株式会社 | 樹脂ペレット用ワンウェイフレコン |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4957157A (ja) * | 1972-10-09 | 1974-06-03 | ||
| JPS6385681U (ja) * | 1986-11-19 | 1988-06-04 |
-
1993
- 1993-02-24 JP JP5035587A patent/JPH06247492A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4957157A (ja) * | 1972-10-09 | 1974-06-03 | ||
| JPS6385681U (ja) * | 1986-11-19 | 1988-06-04 |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1332873A3 (en) * | 1995-12-29 | 2003-09-10 | DeMoore, Howard W. | Anti-static, anti-smearing, pre-stretched and pressed flat, precision-cut striped flexible coverings for transfer cylinders |
| USRE39305E1 (en) | 1995-12-29 | 2006-09-26 | Demoore Howard Warren | Anti-static, anti-smearing pre-stretched and pressed flat, precision-cut striped flexible coverings for transfer cylinders |
| JP2002193389A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-10 | Shibata Ind Co Ltd | フレキシブルコンテナ |
| WO2002053475A1 (fr) * | 2000-12-28 | 2002-07-11 | Shibata Industrial Co., Ltd. | Receptacle flexible |
| JP2017095155A (ja) * | 2015-11-26 | 2017-06-01 | センコー株式会社 | 樹脂ペレット用ワンウェイフレコン |
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