JPH0624788Y2 - 磁性体の表面磁束密度分布測定装置 - Google Patents

磁性体の表面磁束密度分布測定装置

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JPH0624788Y2
JPH0624788Y2 JP2685188U JP2685188U JPH0624788Y2 JP H0624788 Y2 JPH0624788 Y2 JP H0624788Y2 JP 2685188 U JP2685188 U JP 2685188U JP 2685188 U JP2685188 U JP 2685188U JP H0624788 Y2 JPH0624788 Y2 JP H0624788Y2
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欽也 堀部
正純 河合
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晃一郎 辻
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、外周面に磁極を着磁した磁性体試料の表面磁
束密度分布を測定するための表面磁束密度分布測定装置
に関する。
〔従来の技術〕
例えば車両用スピードメータに用いる車速センサの1つ
に磁気抵抗式車速センサが知られているが、この磁気抵
抗式車速センサは磁性体からなる円板状の回転子の円周
面に所定数のNS磁極を着磁して回転自在に軸支すると
ともに、この回転子の外周に磁気の大小に応じて抵抗値
の変化するMRE(磁気抵抗素子)を配置したもので、
該回転子をトランスミッションのギヤに連結して回転
し、この回転子の回転による磁束の変化によりMREの
抵抗値を変化せしめて車速に比例する繰り返し周波数か
らなる車速パルスを得るようにしたものである。
上記したように、この種の磁気抵抗式車速センサにおい
ては回転子の円周面に着磁して磁極の磁束密度やその分
布状態等が車速センサの性能に重要な影響を与える。従
って、上記回転子の製造に際しては、回転子の円周面に
着磁した磁極の表面磁束密度の分布状態を測定して着磁
が所期の設計通りに行われているか否かを検査する必要
がある。
従来、上記回転子に着磁した磁極の表面磁束密度の分布
状態を測定するには第6図に示すような方法により行わ
れていた。
すなわち、第6図において、61は円周面に所定数のN
S磁極を着磁した磁性体からなる回転子、62は該回転
子をセットして回転する試料回転装置、63はホール素
子等からなる磁気センサ、64は磁気センサ63の検出
出力から回転子の表面磁束密度を測定するガウスメー
タ、65は表面磁束密度の状態を波形描画するX−Yレ
コーダであって、円周面にNS磁極を着磁した回転子6
1を試料回転装置62にセットして一定速度で回転し、
回転子円周面の磁気を磁気センサ63により検出してガ
ウスメータ64でその表面磁束密度を測定し、回転に伴
って得られる回転子円周面の表面磁束密度の波形を第7
図に示すようにX−Yレコーダ65により記録し、この
波形を観察することにより回転子の円周面の表面磁束密
度に関する必要な磁気特性を読み取っていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来は上記のような方法により磁性体試料の表面磁束密
度の分布状態を求めていたため、波形の状態と表面磁束
密度の簡略的な値しか分からないという問題があった。
本考案は、上記問題を解決するためになされたもので、
上記した車速センサの回転子をはじめとして、この種の
磁性体試料の外周面の表面磁束密度の分布状態を精密か
つ迅速に自動測定することのできる磁性体の表面磁束密
度分布測定装置を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、第1図にその原理を示すように、外周面に磁
極を着磁した磁性体試料1を予め定めた一定の送り角度
で回転する試料回転手段2と、該回転する磁性体試料の
外周の磁極面に対向して配置され、磁性体試料の外周面
の表面磁束密度Bを測定する磁束密度測定手段3と、該
磁束密度測定手段の出力を監視して磁性体試料の表面磁
束密度Bの正負の符号が反転する極性反転位置Pを検
出する極性反転位置検出手段4と、該極性反転位置検出
手段で検出された極性反転位置Pを磁性体試料の回転
角度θの測定基準位置として上記試料回転手段の回転送
り制御を行う回転制御手段5と、上記極性反転位置P
を基準として上記磁性体試料の回転角度θとその回転角
度における磁性体試料の表面磁束密度Bとを収集するデ
ータ収集手段6とを備えたことを特徴とするものであ
る。
〔作用〕
外周面に磁極を着磁した磁性体試料1を試料回転手段2
にセットして一定角度づつ送り回転すると、磁束密度制
御手段3はこの回転する磁性体試料の外周面の表面磁束
密度Bを測定する。
極性反転位置検出手段4は上記磁束密度測定手段3の出
力を監視し、回転角度の測定基準点となる極性反転位
置、例えば第2図中の表面磁束密度Bの符号がS極側を
示す(−)符号からN極側を示す(+)符号に反転する
極性反転位置Pを検出する。
極性反転位置検出手段4で検出された上記極性反転位置
の位置情報は回転制御手段5に送られ、回転制御手
段5はその極性反転位置Pを基準位置として試料回転
手段2を予め定めた一定の角度づつ送り回転する。
一方、データ収集手段6は上記回転制御手段5が試料回
転手段2を一定角度づつ送り回転する度に、上記極性反
転位置Pからの各回転角度θとそのときの磁性体試料
1の表面磁束密度Bを回転制御手段5と磁束密度測定手
段3とから読み取り、第2図中の極性反転位置Pから
位置までの磁性体試料1の一周360度の範囲にわ
たる回転角度θとこれに対応する表面磁束密度Bのデー
タを収集する。
上記のようにしてデータ収集手段6で得られる磁性体試
料1の回転角度θとこれに対応する表面磁束密度Bのデ
ータは、磁性体試料1の外周面の表面磁束密度の極性反
転位置Pを測定の基準位置とする極めて精密なデータ
となる。
従って、上記のようにして得られた回転角度θと表面磁
束密度Bのデータを基に磁性体試料1の表面磁束密度分
布に関する所定の磁気特性、例えば磁性体試料1の外周
面に着磁したNS極の最大値・最小値とその位置、NS
極の面積および面積比、歪率、表面磁束密度の回帰曲線
式等の必要な磁気特性を算出し、さらにはその波形図を
描画すれば、従来に比べて極めて正確で精密な測定結果
を得ることができる。
〔実施例〕
第3図はマイクロコンピュータを用いて構成した本考案
の1実施例を示し、図中、21は外周面にNS磁極を着
磁した車速センサ用の回転子、22は回転送り機構とし
てステッピングモータを採用した試料回転装置、23は
ホール素子を用いた磁気センサ、24は表面磁束密度を
測定するディジタル式のガウスメータ、25はCPU2
6,ROM27,RAM28,入出力回路29等からな
るマイクロコンピュータ、30はプリンタ、31はCR
Tであり、ROM27には第4図のフローチャートに示
す処理手順が予めプログラムとして格納されている。
以下、第4図のフローチャート及び第5図の表面磁束密
度の波形図を参照して上記実施例の動作を説明する。な
お、説明の便宜上、第5図に示すように回転子21のN
極側の表面磁束密度を(+)符号、またS極側の表面磁
束密度を(−)符号とする。
測定対象たる回転子21を試料回転装置22にセットし
た後、先ず最初に、表面磁束密度を測定するための回転
角度θの測定基準点となる第5図中の表面磁束密度の極
性反転位置Pの検出動作が行われる。
すなわち、試料回転装置22に回転子21をセットした
後、その状態における磁気センサ23に対向する回転子
21の円周面の磁界を磁気センサ23により検出し、該
検知出力からガウスメータ24により磁気センサ23に
対向する回転子21の円周面の表面磁束密度Bを測定
し、その測定値をディジタル信号としてマイクロコンピ
ュータ25に送る。
マイクロコンピュータ25はガウスメータ23から送ら
れてくる上記表面磁束密度Bを読み込み(ステップ
)、該表面磁束密度BがS極側を示す(−)符号で
あるか否かを判定し(ステップS)、(−)符号の場
合にはステップSへ移行し、また(−)符号でない場
合にはステッピングモータに送りパルスを1パルスづつ
出力してステッピングモータの回転送り制御を実行する
(ステップS)。
そして、上記回転送り制御によって磁気センサ23と対
向する回転子21の円周面の表面磁束密度Bが(−)符
号になると(ステップS)、マイクロコンピュータ2
5は引き続いてガウスメータ24の出力から読み込み
(ステップS)、その時の表面磁束密度がB=0であ
るか否かを判定し(ステップS)、B=0の場合には
ステップSへ移行し、またB≠0の場合にはステッピ
ングモータに送りパルスを1パルスづつ出力し(ステッ
プS)、試料回転装置22にセットされている回転子
21を第5図中の(−)符号側から(+)符号側へ向け
て1ステップづつ回転していき、表面磁束密度B=0と
なったときにその位置を極性反転位置Pとして検出す
る(ステップS)。
上述したステップSからステップSの動作により第
5図中の極性反転位置P、すなわち回転子21の回転
角度測定のための基準点の検出が自動的に終了する。
次いで、上記極性反転位置Pを基準として所定の回転
角度位置θにおける表面磁束密度Bの値の測定とそのデ
ータ収集動作が行われる。なお、以下の説明において
は、試料回転装置22内のステッピングモータとして1
0,000パルスで1回転(360度)するモータ、すなわち1
パルス当たり0.036度づつ送り回転されるステッピング
モータを用い、このステッピングモータに送りパルスを
10パルス与えて0.36度づつ回転する度にそのときの回転
角度θと表面磁束密度Bを収集する場合を例に採り説明
する。従って、ステッピングモータの1回転、すなわち
回転子21の1回転につき1,000個の回転角度θのデー
タと1,000個の表面磁束密度Bのデータが収集される。
マイクロコンピュータ25は上述したステップS〜S
の処理により第5図中の極性反転位置Pを検出する
と、試料回転装置22内のステッピングモータに送りパ
ルスを10パルスづつ与えて回転子21をその都度0.36度
づつ送り回転し(ステップS7,8,10)、回転子2
1を0.36度づつ回転する。そして、このときの各送り回
転角度θ,θ,………のデータをRAM28内に格
納すると共に、この各回転角度θ,θ,………にお
ける回転子21の表面磁束密度の値B,B,………
をガウスメータ24から読み込んでRAM28に格納し
(ステップS)、同時にこの格納したデータをCRT
31に表示する(ステップS)。
マイクロコンピュータ25は上記処理を繰り返し実行
し、ステッピングモータへの送りパルスの送出数が10,0
00パルスに達すると、回転子21が1回転(360度)し
たことを判定して回転角度θと表面磁束密度Bのデータ
の収集を終了する(ステップS10)。
上記のようにして回転子21の回転角度位置θと表面磁
束密度Bのデータ収集が終了すると、マイクロコンピュ
ータ25のRAM28には第5図中のP位置からP
位置で示される回転子21の1回転全周にわたる送り回
転角度0.36度毎の各データ、すなわち1,000個の位置の
回転角度θのデータと、この1,000個の位置の各回転角
度位置θに対応する1,000個の表面磁束密度Bのデータ
とが収集される。
上記のようにして回転子21の外周全周についての1,00
0個の回転角度θと1,000個の表面磁束密度Bのデータの
収集が終わると、マイクロコンピュータ25はこの収集
したデータに基づいて回転子21の円周面上に着磁した
NS磁極の最大磁束密度位置,最小磁束密度位置,NS
極の面積とその面積比,歪率,表面磁束密度の回帰曲線
式等の必要な磁気特性を算出し(ステップS11)、プ
リンタ30によりこの算出された種々の磁気特性をプリ
ントアウトし、さらには各回転角度θの位置に対応させ
てその表面磁束密度Bをプロットすることにより精密な
表面磁束密度波形を描図する(ステップS12)。
〔考案の効果〕
本考案によれば、外周面に磁極を着磁した磁性体試料の
表面磁束密度分布に関する必要な磁気特性や波形を自動
的に得ることができ、この種の磁性体試料の表面磁束密
度分布の測定を極めて精密に行うことができると共に、
検査の迅速化,省人化を図ることができるという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の原理を示す図、 第2図は本考案の説明のための表面磁束密度の波形図、 第3図は本考案の1実施例のブロック回路図、 第4図は上記実施例の動作のフローチャート、 第5図は上記実施例の説明のための表面磁束密度の波形
図、 第6図は従来例を示すブロック回路図、 第7図は上記従来例の動作説明のための表面磁束密度の
波形図である。 1…磁性体試料、2…試料回転手段、3…磁束密度測定
手段、4…極性反転位置検出手段、5…回転制御手段、
6…データ収集手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 辻 晃一郎 静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会社 内 (56)参考文献 特開 昭62−267681(JP,A) 特開 昭58−17380(JP,A) 特開 昭54−147770(JP,A) 実開 昭60−59277(JP,U) 実開 昭60−59276(JP,U) 実開 昭57−179177(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周面に磁極を着磁した磁性体試料を予め
    定めた一定の送り角度で回転する試料回転手段と、 該回転する磁性体試料の外周の磁極面に対向して配置さ
    れ、磁性体試料の外周面の表面磁束密度を測定する磁束
    密度測定手段と、 該磁束密度測定手段の出力を監視して磁性体試料の表面
    磁束密度の正負の符号が反転する極性反転位置を検出す
    る極性反転位置検出手段と、 該極性反転位置検出手段で検出された極性反転位置を磁
    性体試料の回転角度の測定基準位置として上記試料回転
    手段の回転送り制御を行う回転制御手段と、 上記極性反転位置を基準として上記磁性体試料の回転角
    度とその回転角度における磁性体試料の表面磁束密度と
    を収集するデータ収集手段とを備えたことを特徴とする
    磁性体の表面磁束密度分布測定装置。
JP2685188U 1988-03-02 1988-03-02 磁性体の表面磁束密度分布測定装置 Expired - Lifetime JPH0624788Y2 (ja)

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JPH01131180U JPH01131180U (ja) 1989-09-06
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JP2685188U Expired - Lifetime JPH0624788Y2 (ja) 1988-03-02 1988-03-02 磁性体の表面磁束密度分布測定装置

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