JPH06248269A - コークス炉装入炭の抽気孔開孔方法 - Google Patents
コークス炉装入炭の抽気孔開孔方法Info
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- JPH06248269A JPH06248269A JP6292993A JP6292993A JPH06248269A JP H06248269 A JPH06248269 A JP H06248269A JP 6292993 A JP6292993 A JP 6292993A JP 6292993 A JP6292993 A JP 6292993A JP H06248269 A JPH06248269 A JP H06248269A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 室炉式コークス炉の炭化室内に装入された水
分を含む配合炭2に、この表面から配合炭2の内部に至
る抽気孔2aを設け、炉壁を介しての加熱により配合炭
2の内部に発生する水蒸気を抽気孔2aを介して炭化室
の上部空間に抽気しつつ行うコークス炉装入原料炭の乾
留方法において、配合炭2の表面からの開孔時、開孔部
材3より配合炭2内部に向けて水を散布しながら配合炭
2中に差し込み、差し込み後開孔部材3を直ちに引き抜
く。 【効果】 調湿炭操業のような低水分炭操業において
も、安定的に抽気孔を開孔でき、乾留の促進が図れると
ともに、コークス品質の安定向上も図れる。
分を含む配合炭2に、この表面から配合炭2の内部に至
る抽気孔2aを設け、炉壁を介しての加熱により配合炭
2の内部に発生する水蒸気を抽気孔2aを介して炭化室
の上部空間に抽気しつつ行うコークス炉装入原料炭の乾
留方法において、配合炭2の表面からの開孔時、開孔部
材3より配合炭2内部に向けて水を散布しながら配合炭
2中に差し込み、差し込み後開孔部材3を直ちに引き抜
く。 【効果】 調湿炭操業のような低水分炭操業において
も、安定的に抽気孔を開孔でき、乾留の促進が図れると
ともに、コークス品質の安定向上も図れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室炉式コークス炉に水
分を含む原料炭を装入して乾留する際に、装入原料炭の
炭中部に炭化室の上部空間に通じる水蒸気の抽気孔を設
けるコークス炉装入原料炭の抽気孔開孔方法に関するも
のである。
分を含む原料炭を装入して乾留する際に、装入原料炭の
炭中部に炭化室の上部空間に通じる水蒸気の抽気孔を設
けるコークス炉装入原料炭の抽気孔開孔方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】炭化室に装入された水分を含む原料炭
を、炭化室両側の炉壁を介して加熱し、乾留せしめる、
室炉式コークス炉によるコークスの製造に際しては、近
年、乾留効率の向上と炉体の延命化を実現しつつ、製品
となるコークスの品質の向上を達成することが求められ
ており、そのための技術開発が進められている。
を、炭化室両側の炉壁を介して加熱し、乾留せしめる、
室炉式コークス炉によるコークスの製造に際しては、近
年、乾留効率の向上と炉体の延命化を実現しつつ、製品
となるコークスの品質の向上を達成することが求められ
ており、そのための技術開発が進められている。
【0003】乾留効率の向上と、炉体の延命化は相反す
る要求であり、これらを両立することは難しい。例えば
乾留効率の向上を図るため、通常8〜10%含まれてい
る装入炭の全水分を低下するべく、170〜250℃ま
で乾燥予熱して水分を2%以下に低減する予熱炭装入法
が実用化されている。
る要求であり、これらを両立することは難しい。例えば
乾留効率の向上を図るため、通常8〜10%含まれてい
る装入炭の全水分を低下するべく、170〜250℃ま
で乾燥予熱して水分を2%以下に低減する予熱炭装入法
が実用化されている。
【0004】この技術は、乾留所要時間を短縮するこ
とによるコークス炉の生産性向上、装入炭嵩密度の増
大と乾留中の石炭の軟化溶融層幅の拡大によるコークス
化性の改善向上、乾留所要熱量の低減、を図ることが
できるが、一方では装入炭を予熱するために莫大な設備
投資を必要とするという問題がある。
とによるコークス炉の生産性向上、装入炭嵩密度の増
大と乾留中の石炭の軟化溶融層幅の拡大によるコークス
化性の改善向上、乾留所要熱量の低減、を図ることが
できるが、一方では装入炭を予熱するために莫大な設備
投資を必要とするという問題がある。
【0005】このため、予熱炭装入法は、一般に普及す
るには至らず、一部のコークス製造工場に採用されるに
止まっているのが実情である。さらに、装入嵩密度が増
大するため、乾留の際に炉壁へ大きな膨張圧力が作用
し、炉壁を損傷するおそれもある。
るには至らず、一部のコークス製造工場に採用されるに
止まっているのが実情である。さらに、装入嵩密度が増
大するため、乾留の際に炉壁へ大きな膨張圧力が作用
し、炉壁を損傷するおそれもある。
【0006】また、乾留効率の向上のため、炉幅や炉高
を拡大する検討もなされているが、これらの方法は新規
にコークス炉を設置する場合には有効であるが、既設の
コークス炉には適用できないので、既設炉の乾留効率の
向上には寄与できない。
を拡大する検討もなされているが、これらの方法は新規
にコークス炉を設置する場合には有効であるが、既設の
コークス炉には適用できないので、既設炉の乾留効率の
向上には寄与できない。
【0007】さらに、炉壁煉瓦を薄くして伝熱性を改善
する方法も一部実用化されてはいるが、この方法は炉体
の堅牢性を損なうおそれがあるので、必ずしも採用でき
るとは限らない。
する方法も一部実用化されてはいるが、この方法は炉体
の堅牢性を損なうおそれがあるので、必ずしも採用でき
るとは限らない。
【0008】さらにまた、炉体の延命対策として、近
年、補修技術が進歩して大きな効果を上げているが、こ
れは損傷した炉体の補修であって、事後処理の技術であ
る。また、炉体延命のためには、炉内温度を低下させて
操業することも考えられるが、この方法は生産性を下げ
てしまうので乾留効率とは相矛盾した方法である。
年、補修技術が進歩して大きな効果を上げているが、こ
れは損傷した炉体の補修であって、事後処理の技術であ
る。また、炉体延命のためには、炉内温度を低下させて
操業することも考えられるが、この方法は生産性を下げ
てしまうので乾留効率とは相矛盾した方法である。
【0009】すなわち、乾留効率の向上と炉体の延命を
両立させながら、コークスの品質の安定・向上を達成す
ることは極めて難しい問題であった。
両立させながら、コークスの品質の安定・向上を達成す
ることは極めて難しい問題であった。
【0010】そこで本発明者のうちの1名は、装入炭に
含まれる水分の乾留過程における脱水挙動に着目し、水
分を含む装入炭を乾留する際の乾留効率を低下させてい
る原因が、乾留初期に石炭層内で発生する水蒸気の炉壁
側への流れにあり、その流れを高温の炉壁(少なくとも
1000℃以上)方向から低温の炭化室上部空間(75
0〜850℃)方向に変えれば、炉壁から炭中部への伝
熱効率の改善と、炉壁への膨張圧力を抑制できることを
知見し、この知見に基づいて特開平2−145687号
公報に記載の方法を提案した。
含まれる水分の乾留過程における脱水挙動に着目し、水
分を含む装入炭を乾留する際の乾留効率を低下させてい
る原因が、乾留初期に石炭層内で発生する水蒸気の炉壁
側への流れにあり、その流れを高温の炉壁(少なくとも
1000℃以上)方向から低温の炭化室上部空間(75
0〜850℃)方向に変えれば、炉壁から炭中部への伝
熱効率の改善と、炉壁への膨張圧力を抑制できることを
知見し、この知見に基づいて特開平2−145687号
公報に記載の方法を提案した。
【0011】すなわち、特開平2−145687号公報
に記載の方法は、炭化室に装入された水分を含む装入炭
の表面をレベリングした後、炉上の装炭口から開孔部材
を炉内の石炭層に差し込み、これを引き抜くことによっ
て炭化室上部の空間部に通じる抽気孔を設け、乾留初期
に発生する水蒸気の流れを炭化室上部の空間に変えよう
とするものである。
に記載の方法は、炭化室に装入された水分を含む装入炭
の表面をレベリングした後、炉上の装炭口から開孔部材
を炉内の石炭層に差し込み、これを引き抜くことによっ
て炭化室上部の空間部に通じる抽気孔を設け、乾留初期
に発生する水蒸気の流れを炭化室上部の空間に変えよう
とするものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、装入
原料炭の水分を、予熱炭装入法よりも水分含有率は多い
が、通常含まれている量よりも少ない5.5〜6%程度
に予め調整した上でコークス炉へ装入して乾留を行う、
いわゆる調湿炭操業が実用化されている。この調湿炭操
業に先の特開平2−145687号公報に記載の方法を
適用した場合、炭化室に装入された水分を含む装入炭の
表面をレベリングした後、炉上の装炭口から開孔部材を
炉内の石炭層に差し込み、これを引き抜くと、石炭層の
一部が崩れて安定的な抽気孔の形成が困難であることが
判明した。
原料炭の水分を、予熱炭装入法よりも水分含有率は多い
が、通常含まれている量よりも少ない5.5〜6%程度
に予め調整した上でコークス炉へ装入して乾留を行う、
いわゆる調湿炭操業が実用化されている。この調湿炭操
業に先の特開平2−145687号公報に記載の方法を
適用した場合、炭化室に装入された水分を含む装入炭の
表面をレベリングした後、炉上の装炭口から開孔部材を
炉内の石炭層に差し込み、これを引き抜くと、石炭層の
一部が崩れて安定的な抽気孔の形成が困難であることが
判明した。
【0013】本発明は、調湿炭操業に特開平2−145
687号公報に記載の方法を適用した場合にも、安定的
に抽気孔を開孔することのできるコークス炉装入炭の抽
気孔開孔方法を提供することを目的としている。
687号公報に記載の方法を適用した場合にも、安定的
に抽気孔を開孔することのできるコークス炉装入炭の抽
気孔開孔方法を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】室炉式コークス炉への装
炭は、通常重力落下方式で実施されているが、この時の
炉上1m部分における嵩密度は概略700〜750kg
/m3 である。そして、この嵩密度水準では、装入炭の
水分が6%以下になると水分による粒子間の接着力が低
下して、開孔部材を引き抜いた後の抽気孔壁を支えるこ
とができず、安定的な抽気開孔が不可能となる。そこ
で、上記した目的を達成するために、本発明者らは、鋭
意検討を行った結果、開孔部材より水を散布しながら装
入炭中に差し込み、その後直ちに開孔部材を引き抜け
ば、6%以下の低水分の装入炭にも安定的に抽気孔を開
孔できることを実験によって見出し、本発明方法を成立
させたのである。
炭は、通常重力落下方式で実施されているが、この時の
炉上1m部分における嵩密度は概略700〜750kg
/m3 である。そして、この嵩密度水準では、装入炭の
水分が6%以下になると水分による粒子間の接着力が低
下して、開孔部材を引き抜いた後の抽気孔壁を支えるこ
とができず、安定的な抽気開孔が不可能となる。そこ
で、上記した目的を達成するために、本発明者らは、鋭
意検討を行った結果、開孔部材より水を散布しながら装
入炭中に差し込み、その後直ちに開孔部材を引き抜け
ば、6%以下の低水分の装入炭にも安定的に抽気孔を開
孔できることを実験によって見出し、本発明方法を成立
させたのである。
【0015】すなわち、本発明のコークス炉装入炭の抽
気孔開孔方法は、室炉式コークス炉の炭化室内に装入さ
れた水分を含む原料炭に、この原料炭の表面から原料炭
の内部に至る開孔を設け、炉壁を介しての加熱により原
料炭の内部に発生する水蒸気を前記開孔を介して炭化室
の上部空間に抽気しつつ行うコークス炉装入原料炭の乾
留方法において、前記原料炭表面からの開孔時、開孔部
材より原料炭内部に向けて水を散布しながら装入炭中に
差し込み、差し込み後開孔部材を直ちに引き抜くことを
要旨としているのである。
気孔開孔方法は、室炉式コークス炉の炭化室内に装入さ
れた水分を含む原料炭に、この原料炭の表面から原料炭
の内部に至る開孔を設け、炉壁を介しての加熱により原
料炭の内部に発生する水蒸気を前記開孔を介して炭化室
の上部空間に抽気しつつ行うコークス炉装入原料炭の乾
留方法において、前記原料炭表面からの開孔時、開孔部
材より原料炭内部に向けて水を散布しながら装入炭中に
差し込み、差し込み後開孔部材を直ちに引き抜くことを
要旨としているのである。
【0016】
【作用】上記した本発明方法においては、開孔部材より
原料炭内部に向けて水を散布しながら装入炭中に差し込
むので、抽気孔壁周辺の水分濃度が高くなり、水分によ
る粒子間接着力が回復して安定的な抽気孔の開孔が可能
となる。
原料炭内部に向けて水を散布しながら装入炭中に差し込
むので、抽気孔壁周辺の水分濃度が高くなり、水分によ
る粒子間接着力が回復して安定的な抽気孔の開孔が可能
となる。
【0017】本発明方法において、散布する水量は、抽
気孔周辺30mm厚さの石炭層の水分を7%以上に高め
るだけの量であればよい。しかし、水量が多すぎると装
入炭の水分絶対値を増加させることになるので好ましい
ものではない。7%でも開孔は可能であるが、開孔部材
が振動の影響を受け易く、実用的には8%程度が好適で
ある。
気孔周辺30mm厚さの石炭層の水分を7%以上に高め
るだけの量であればよい。しかし、水量が多すぎると装
入炭の水分絶対値を増加させることになるので好ましい
ものではない。7%でも開孔は可能であるが、開孔部材
が振動の影響を受け易く、実用的には8%程度が好適で
ある。
【0018】また、水の散布速度は、開孔部材の侵入速
度にあわせて、前述の水分濃度となるように適宜選択す
ればよい。例えば直径50mmの開孔部材を通常侵入速
度0.1m/秒で差し込む場合は、11ml/秒の散布
速度が好適である。
度にあわせて、前述の水分濃度となるように適宜選択す
ればよい。例えば直径50mmの開孔部材を通常侵入速
度0.1m/秒で差し込む場合は、11ml/秒の散布
速度が好適である。
【0019】なお、本発明方法において、水の散布方法
は抽気孔壁に水が散布できるものであれば特にその方法
は問わないが、例えば開孔部材に鋼製の中空パイプを用
い、その先端部から水を散布する方法等を採用すればよ
い。
は抽気孔壁に水が散布できるものであれば特にその方法
は問わないが、例えば開孔部材に鋼製の中空パイプを用
い、その先端部から水を散布する方法等を採用すればよ
い。
【0020】
〔実施例1〕炉幅が実炉と同等の鋼製模型炉1(幅0.
45m、長さ0.8m、高さ1.2m)内に、実操業に
通常使用する配合炭(粒径3mm以下のものが83重量
%含有したもの)2の水分を変化させて嵩密度が700
kg/m3 となるように装入して、その配合炭2の表面
をレベリングした後、模型炉1の上部に設けた装入口1
aから直径50mmの鋼製パイプの先端部に水散布口3
aを設けた図1(b)に示す開孔部材3を装入し、水を
散布しながら侵入速度0.1m/秒で前記配合炭2の表
面から1mの深さまで差し込んだ。そして直ちに開孔部
材3を引き抜いた。なお、引き抜く際には水の散布を停
止して行った。
45m、長さ0.8m、高さ1.2m)内に、実操業に
通常使用する配合炭(粒径3mm以下のものが83重量
%含有したもの)2の水分を変化させて嵩密度が700
kg/m3 となるように装入して、その配合炭2の表面
をレベリングした後、模型炉1の上部に設けた装入口1
aから直径50mmの鋼製パイプの先端部に水散布口3
aを設けた図1(b)に示す開孔部材3を装入し、水を
散布しながら侵入速度0.1m/秒で前記配合炭2の表
面から1mの深さまで差し込んだ。そして直ちに開孔部
材3を引き抜いた。なお、引き抜く際には水の散布を停
止して行った。
【0021】形成された抽気孔2aの深さを計測し、開
孔率を求めた結果を表1に示す。ここで、開孔率とは、
形成された抽気孔2aの深さの、開孔部材3の侵入深さ
に対する百分率をいう。また、同時に、比較として、水
散布口3aを設けない同様形状の開孔部材を用いた試験
も実施した。
孔率を求めた結果を表1に示す。ここで、開孔率とは、
形成された抽気孔2aの深さの、開孔部材3の侵入深さ
に対する百分率をいう。また、同時に、比較として、水
散布口3aを設けない同様形状の開孔部材を用いた試験
も実施した。
【0022】
【表1】
【0023】この表1に示す結果より、本発明方法によ
れば安定的な開孔が可能であることは明らかである。
れば安定的な開孔が可能であることは明らかである。
【0024】〔実施例2〕炉高7125mm、炉長16
500mm、炉幅460mmのコークス炉において、平
均フリュー温度1040℃、平均乾留時間24時間の操
業条件で、表2に示す全水分6.2%の装入炭を前記コ
ークス炉の炭化室内に装入し、装入炭の表面をレベリン
グした後、実施例1で示したものと同じ開孔部材を用い
て、4個の各装炭口から炭中部に向かって図1(b)に
示す構成の先端部直径が70mmの開孔部材を開孔深度
2mまで差し込み、その後直ちに開孔部材を上昇させて
炭化室上部の空間に通じる抽気孔を設けた。
500mm、炉幅460mmのコークス炉において、平
均フリュー温度1040℃、平均乾留時間24時間の操
業条件で、表2に示す全水分6.2%の装入炭を前記コ
ークス炉の炭化室内に装入し、装入炭の表面をレベリン
グした後、実施例1で示したものと同じ開孔部材を用い
て、4個の各装炭口から炭中部に向かって図1(b)に
示す構成の先端部直径が70mmの開孔部材を開孔深度
2mまで差し込み、その後直ちに開孔部材を上昇させて
炭化室上部の空間に通じる抽気孔を設けた。
【0025】この時の開孔部材の侵入速度は0.1m/
秒で、水散布量は15ml/秒の条件で実施した。な
お、開孔部材の引き上げ時は水噴射を停止して行った。
また、開孔作業中は、当該炭化室の上昇管に設置された
高圧水安水ノズルから高圧安水を噴射し、炭化室内を負
圧に保持して装炭口からの粉塵と火炎の噴出を防止し
た。
秒で、水散布量は15ml/秒の条件で実施した。な
お、開孔部材の引き上げ時は水噴射を停止して行った。
また、開孔作業中は、当該炭化室の上昇管に設置された
高圧水安水ノズルから高圧安水を噴射し、炭化室内を負
圧に保持して装炭口からの粉塵と火炎の噴出を防止し
た。
【0026】
【表2】
【0027】抽気孔を開孔しない従来の通常操業結果
(従来法1)と、水散布無しに抽気孔を開孔して操業し
た結果(従来法2)を、上記した条件で抽気孔を開孔し
て操業した本発明法の結果に併せて表3に示す。
(従来法1)と、水散布無しに抽気孔を開孔して操業し
た結果(従来法2)を、上記した条件で抽気孔を開孔し
て操業した本発明法の結果に併せて表3に示す。
【0028】
【表3】
【0029】表3における従来法1と従来法2との比較
より、水分6.2%の調湿炭操業では従来の抽気孔開孔
方法(従来法2)では若干の乾留時間短縮効果は認めら
れるものの顕著ではない。これに対して、本発明方法で
は、900℃到達時間が0.9時間も短縮されており、
本発明方法によって抽気孔が安定的に開孔されているこ
とが理解され、十分な抽気能力が得られ、乾留時間の大
幅な短縮が達成されることが判る。
より、水分6.2%の調湿炭操業では従来の抽気孔開孔
方法(従来法2)では若干の乾留時間短縮効果は認めら
れるものの顕著ではない。これに対して、本発明方法で
は、900℃到達時間が0.9時間も短縮されており、
本発明方法によって抽気孔が安定的に開孔されているこ
とが理解され、十分な抽気能力が得られ、乾留時間の大
幅な短縮が達成されることが判る。
【0030】また、本発明方法ではコークス強度が大幅
に向上するとともに、強度ばらつきも明らかに大幅に減
少しているのが判る。これは水蒸気の抽気により窯内の
乾留遅れ部分の乾留が促進され、乾留が均一化されてい
ることを示すもので、本発明方法のコークス品質の安定
向上への有効性を示している。
に向上するとともに、強度ばらつきも明らかに大幅に減
少しているのが判る。これは水蒸気の抽気により窯内の
乾留遅れ部分の乾留が促進され、乾留が均一化されてい
ることを示すもので、本発明方法のコークス品質の安定
向上への有効性を示している。
【0031】さらに、本発明方法においては、表3に示
すように、操業完了後にコークス炉からコークスケーキ
を押し出すのに必要な押し出し電流値が小さく、コーク
スケーキの炉壁からの肌離れが良好であることが明らか
であり、炉壁保全の面でも有効である。
すように、操業完了後にコークス炉からコークスケーキ
を押し出すのに必要な押し出し電流値が小さく、コーク
スケーキの炉壁からの肌離れが良好であることが明らか
であり、炉壁保全の面でも有効である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明方法によれ
ば、調湿炭操業のような低水分炭操業においても、安定
的に抽気孔を開孔することが可能であり、乾留の促進を
図ることができるとともに、コークス品質の安定向上も
図ることができる。
ば、調湿炭操業のような低水分炭操業においても、安定
的に抽気孔を開孔することが可能であり、乾留の促進を
図ることができるとともに、コークス品質の安定向上も
図ることができる。
【図1】(a)は本発明方法の実験を行った模型炉の模
式的断面図、(b)は本発明方法を実施する際に使用す
る抽気孔開孔部材の一部切欠断面図である。
式的断面図、(b)は本発明方法を実施する際に使用す
る抽気孔開孔部材の一部切欠断面図である。
1 模型炉 1a 装入口 2 配合炭 2a 抽気孔 3 開孔部材 3a 水散布口
Claims (1)
- 【請求項1】 室炉式コークス炉の炭化室内に装入され
た水分を含む原料炭に、この原料炭の表面から原料炭の
内部に至る開孔を設け、炉壁を介しての加熱により原料
炭の内部に発生する水蒸気を前記開孔を介して炭化室の
上部空間に抽気しつつ行うコークス炉装入原料炭の乾留
方法において、前記原料炭表面からの開孔時、開孔部材
より原料炭内部に向けて水を散布しながら装入炭中に差
し込み、差し込み後開孔部材を直ちに引き抜くことを特
徴とするコークス炉装入炭の抽気孔開孔方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6292993A JPH06248269A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | コークス炉装入炭の抽気孔開孔方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6292993A JPH06248269A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | コークス炉装入炭の抽気孔開孔方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06248269A true JPH06248269A (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=13214468
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6292993A Pending JPH06248269A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | コークス炉装入炭の抽気孔開孔方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06248269A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106381157A (zh) * | 2016-09-20 | 2017-02-08 | 鞍钢股份有限公司 | 一种提高焦炉装煤堆密度的压实装置及方法 |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP6292993A patent/JPH06248269A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106381157A (zh) * | 2016-09-20 | 2017-02-08 | 鞍钢股份有限公司 | 一种提高焦炉装煤堆密度的压实装置及方法 |
| CN106381157B (zh) * | 2016-09-20 | 2019-09-20 | 鞍钢股份有限公司 | 一种提高焦炉装煤堆密度的压实装置及方法 |
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