JPH06249144A - ピストン式圧縮機における冷媒ガス吸入構造 - Google Patents
ピストン式圧縮機における冷媒ガス吸入構造Info
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- JPH06249144A JPH06249144A JP5033711A JP3371193A JPH06249144A JP H06249144 A JPH06249144 A JP H06249144A JP 5033711 A JP5033711 A JP 5033711A JP 3371193 A JP3371193 A JP 3371193A JP H06249144 A JPH06249144 A JP H06249144A
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/10—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
- F04B27/1009—Distribution members
- F04B27/1027—Conical distribution members
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Compressor (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ロータリバルブのテーパ外周面とそれを収容
する収容室のテーパ内周面との回転摺動摩擦を抑制して
圧縮機の駆動に要する動力損失を軽減する。 【構成】 ピストン15によってシリンダボア13内に
区画される作動室Raに冷媒ガスを導入するための吸入
通路29をロータリバルブ27内に形成する。このバル
ブ27を収容する収容室1aのテーパ内周面Sには吸入
行程中の作動室Raと前記ロータリーバルブ27の吸入
通路29の出口29bとを連通する導通路1bを形成す
る。前記導通路1bのシリンダボア13側出口1cの位
置を、前記ピストン15が上死点に移動する以前に該ピ
ストン15の外周面15aにより閉鎖される位置に設定
する。さらに、テーパ外周面27cには前記導通路1b
内がピストン15の外周面15a及びテーパ外周面27
cにより閉じ込み空間となっている状態で、該空間の冷
媒ガスを圧縮途中の作動室Raと連通する他の導通路1
b内に導くバイパス通路を形成する。
する収容室のテーパ内周面との回転摺動摩擦を抑制して
圧縮機の駆動に要する動力損失を軽減する。 【構成】 ピストン15によってシリンダボア13内に
区画される作動室Raに冷媒ガスを導入するための吸入
通路29をロータリバルブ27内に形成する。このバル
ブ27を収容する収容室1aのテーパ内周面Sには吸入
行程中の作動室Raと前記ロータリーバルブ27の吸入
通路29の出口29bとを連通する導通路1bを形成す
る。前記導通路1bのシリンダボア13側出口1cの位
置を、前記ピストン15が上死点に移動する以前に該ピ
ストン15の外周面15aにより閉鎖される位置に設定
する。さらに、テーパ外周面27cには前記導通路1b
内がピストン15の外周面15a及びテーパ外周面27
cにより閉じ込み空間となっている状態で、該空間の冷
媒ガスを圧縮途中の作動室Raと連通する他の導通路1
b内に導くバイパス通路を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転軸の周囲に配列さ
れた複数のシリンダボア内にピストンを収容するととも
に、回転軸の回転に連動してピストンを往復動させる車
両空調装置用に適したピストン式圧縮機における冷媒ガ
ス吸入構造に関するものである。
れた複数のシリンダボア内にピストンを収容するととも
に、回転軸の回転に連動してピストンを往復動させる車
両空調装置用に適したピストン式圧縮機における冷媒ガ
ス吸入構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のピストン式圧縮機(例えば特開平
3−92587号公報参照)では、ピストンによってシ
リンダボア内に区画される作動室と吸入室との間の吸入
ポートが作動室内のフラッパ弁によって開閉されるよう
になっている。吸入室内の冷媒ガスは上死点側から下死
点側へ移動するピストンの吸入動作によってフラッパ弁
を押し開いて作動室へ流入する。ピストンが下死点側か
ら上死点側へ移動する吐出行程ではフラッパ弁が吸入ポ
ートを閉じ、作動室内の冷媒ガスが吐出ポートから吐出
弁を押し退けて吐出室へ吐出される。
3−92587号公報参照)では、ピストンによってシ
リンダボア内に区画される作動室と吸入室との間の吸入
ポートが作動室内のフラッパ弁によって開閉されるよう
になっている。吸入室内の冷媒ガスは上死点側から下死
点側へ移動するピストンの吸入動作によってフラッパ弁
を押し開いて作動室へ流入する。ピストンが下死点側か
ら上死点側へ移動する吐出行程ではフラッパ弁が吸入ポ
ートを閉じ、作動室内の冷媒ガスが吐出ポートから吐出
弁を押し退けて吐出室へ吐出される。
【0003】フラッパ弁の開閉動作は作動室と吸入室と
の間の圧力差に基づくものであり、吸入室の圧力が作動
室の圧力よりも高ければフラッパ弁は撓み変形して吸入
ポートを開く。吸入室の圧力が作動室の圧力よりも高く
なるのは上死点側から下死点側へ移動するピストンの吸
入動作時である。
の間の圧力差に基づくものであり、吸入室の圧力が作動
室の圧力よりも高ければフラッパ弁は撓み変形して吸入
ポートを開く。吸入室の圧力が作動室の圧力よりも高く
なるのは上死点側から下死点側へ移動するピストンの吸
入動作時である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】弾性変形であるフラッ
パ弁の撓み変形は弾性抵抗として作用し、吸入室の圧力
が作動室の圧力をある程度上回らなければフラッパ弁は
開放しない。即ち、フラッパ弁の開放が遅れる。圧縮機
内の潤滑を行うために冷媒ガス中には潤滑油が混入され
ており、この潤滑油が冷媒ガスとともに圧縮機内の必要
な潤滑部位に送り込まれる。この潤滑油は冷媒ガスの流
通領域ならばどこへでも入り込み可能であり、吸入ポー
トを閉じているフラッパ弁とその密接面との間にも潤滑
油が付着する。この付着潤滑油は前記密接面とフラッパ
弁との間の密接力を高め、フラッパ弁の撓み変形開始が
一層遅れる。このような撓み変形開始遅れは作動室への
冷媒ガス流入量の低下、すなわち体積効率の低下をもた
らす。又、フラッパ弁が開いている場合にもフラッパ弁
の弾性抵抗が吸入抵抗として作用し、冷媒ガス流入量が
低下する。
パ弁の撓み変形は弾性抵抗として作用し、吸入室の圧力
が作動室の圧力をある程度上回らなければフラッパ弁は
開放しない。即ち、フラッパ弁の開放が遅れる。圧縮機
内の潤滑を行うために冷媒ガス中には潤滑油が混入され
ており、この潤滑油が冷媒ガスとともに圧縮機内の必要
な潤滑部位に送り込まれる。この潤滑油は冷媒ガスの流
通領域ならばどこへでも入り込み可能であり、吸入ポー
トを閉じているフラッパ弁とその密接面との間にも潤滑
油が付着する。この付着潤滑油は前記密接面とフラッパ
弁との間の密接力を高め、フラッパ弁の撓み変形開始が
一層遅れる。このような撓み変形開始遅れは作動室への
冷媒ガス流入量の低下、すなわち体積効率の低下をもた
らす。又、フラッパ弁が開いている場合にもフラッパ弁
の弾性抵抗が吸入抵抗として作用し、冷媒ガス流入量が
低下する。
【0005】そこで、本願出願人は圧縮効率を向上する
ことができるピストン式圧縮機を提案している。(例え
ば、特願平4−211165号参照)この圧縮機はピス
トンによってシリンダボア内に区画される作動室に冷媒
ガスを導入するための吸入通路をロータリバルブ内に形
成している。又、前記ロータリバルブの摺接周面をテー
パ形状とするとともに、ロータリバルブを収容する収容
室の内周面をテーパ形状としている。さらに、ピストン
の往復動に同期して前記作動室と前記吸入通路とを順次
連通するように、かつロータリバルブの軸方向にスライ
ド可能に前記ロータリバルブを前記収容室に収容してい
る。そして、付勢バネによりロータリバルブを大径端部
側から小径端部側に付勢して前記ロータリーバルブのテ
ーパ外周面を収容室のテーパ内周面に押圧し、両テーパ
周面間にシール力を作用させるようにしている。
ことができるピストン式圧縮機を提案している。(例え
ば、特願平4−211165号参照)この圧縮機はピス
トンによってシリンダボア内に区画される作動室に冷媒
ガスを導入するための吸入通路をロータリバルブ内に形
成している。又、前記ロータリバルブの摺接周面をテー
パ形状とするとともに、ロータリバルブを収容する収容
室の内周面をテーパ形状としている。さらに、ピストン
の往復動に同期して前記作動室と前記吸入通路とを順次
連通するように、かつロータリバルブの軸方向にスライ
ド可能に前記ロータリバルブを前記収容室に収容してい
る。そして、付勢バネによりロータリバルブを大径端部
側から小径端部側に付勢して前記ロータリーバルブのテ
ーパ外周面を収容室のテーパ内周面に押圧し、両テーパ
周面間にシール力を作用させるようにしている。
【0006】この新規な圧縮機においてはピストンが上
死点に移動したとき前記導通路がピストンの外周面によ
り閉鎖を完了するようになっている。このためピストン
が上死点にあるときのシリンダボア内作動室の高圧力が
導通路を通してロータリーバルブのテーパ外周面に作用
するので、ロータリーバルブのテーパ外周面が収容室の
テーパ内周面から離隔する方向への分圧力を受ける。そ
して、この分圧力に抗して両テーパ周面間にシール力を
付与する付勢バネの弾性力が設定されている。しか、こ
の新規な圧縮機が自動車用の空調装置に使用される場合
には、冷房負荷の変動により吐出圧力が4〜40Kg/
cm2 の範囲で変動する。このため最高圧力40Kg/
cm2 においてもロータリーバルブを所定の押圧力で押
し付けるため前記付勢バネの弾性力を大きく設定しなけ
ればならない。従って、冷房負荷が小さくて吐出圧力が
低い圧縮機の運転状態では、ロータリーバルブに必要以
上の押圧力が作用し、ロータリーバルブのテーパ外周面
と収容室のテーパ内周面との間での摩擦が増大し、動力
損失が大きくなるという新たな問題が生じる。又、収容
室とロータリーバルブとの摺接面の齧りが発生して耐久
性を低下するという問題も生じる。
死点に移動したとき前記導通路がピストンの外周面によ
り閉鎖を完了するようになっている。このためピストン
が上死点にあるときのシリンダボア内作動室の高圧力が
導通路を通してロータリーバルブのテーパ外周面に作用
するので、ロータリーバルブのテーパ外周面が収容室の
テーパ内周面から離隔する方向への分圧力を受ける。そ
して、この分圧力に抗して両テーパ周面間にシール力を
付与する付勢バネの弾性力が設定されている。しか、こ
の新規な圧縮機が自動車用の空調装置に使用される場合
には、冷房負荷の変動により吐出圧力が4〜40Kg/
cm2 の範囲で変動する。このため最高圧力40Kg/
cm2 においてもロータリーバルブを所定の押圧力で押
し付けるため前記付勢バネの弾性力を大きく設定しなけ
ればならない。従って、冷房負荷が小さくて吐出圧力が
低い圧縮機の運転状態では、ロータリーバルブに必要以
上の押圧力が作用し、ロータリーバルブのテーパ外周面
と収容室のテーパ内周面との間での摩擦が増大し、動力
損失が大きくなるという新たな問題が生じる。又、収容
室とロータリーバルブとの摺接面の齧りが発生して耐久
性を低下するという問題も生じる。
【0007】又、本願出願人は前述したロータリーバル
ブの外周面を円筒状に形成するとともに、このロータリ
ーバルブを円筒状の収容室に収容する構造のピストン型
圧縮機(例えば、特願平4−211164号)を提案し
ている。
ブの外周面を円筒状に形成するとともに、このロータリ
ーバルブを円筒状の収容室に収容する構造のピストン型
圧縮機(例えば、特願平4−211164号)を提案し
ている。
【0008】この圧縮機においては、ロータリーバルブ
の外周面と収容室の内周面との摺動部のシール性を確保
するため、ロータリーバルブが回転軸に若干の隙間をも
って同期回転可能に嵌合されている。このため、閉じ込
み状態の導通路内の圧力が吐出圧力相当になると、この
高圧力がロータリーバルブの円筒状外周面に対しラジア
ル方向に作用する。このためロータリーバルブの反対側
の外周面が収容室の内周面に局部的に強く押圧され、回
転摺動摩擦の増大により圧縮機を駆動するのに必要な動
力が増大するとともに、摺動面が磨耗するという問題が
ある。
の外周面と収容室の内周面との摺動部のシール性を確保
するため、ロータリーバルブが回転軸に若干の隙間をも
って同期回転可能に嵌合されている。このため、閉じ込
み状態の導通路内の圧力が吐出圧力相当になると、この
高圧力がロータリーバルブの円筒状外周面に対しラジア
ル方向に作用する。このためロータリーバルブの反対側
の外周面が収容室の内周面に局部的に強く押圧され、回
転摺動摩擦の増大により圧縮機を駆動するのに必要な動
力が増大するとともに、摺動面が磨耗するという問題が
ある。
【0009】本発明は上記新規な圧縮機に存する問題点
を解消して、吐出圧力が変動してもロータリバルブの外
周面に作用する閉じ込み状態の導通路内の圧力を吸入圧
力と吐出圧力との中間圧に保持して、ロータリーバルブ
の外周面へ作用する圧力を抑制し、ロータリーバルブの
外周面とそれに摺接する収容室の内周面との摺接面の回
転摺動摩擦を抑制して動力損失を軽減し、耐久性を向上
することができ、加えて閉じ込み状態の導通路内の圧力
の動力を回収して圧縮効率を向上し、吸入脈動を抑制し
て振動及び騒音を軽減することができるピストン式圧縮
機における冷媒ガス吸入構造を提供することを目的とす
る。
を解消して、吐出圧力が変動してもロータリバルブの外
周面に作用する閉じ込み状態の導通路内の圧力を吸入圧
力と吐出圧力との中間圧に保持して、ロータリーバルブ
の外周面へ作用する圧力を抑制し、ロータリーバルブの
外周面とそれに摺接する収容室の内周面との摺接面の回
転摺動摩擦を抑制して動力損失を軽減し、耐久性を向上
することができ、加えて閉じ込み状態の導通路内の圧力
の動力を回収して圧縮効率を向上し、吸入脈動を抑制し
て振動及び騒音を軽減することができるピストン式圧縮
機における冷媒ガス吸入構造を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのためにこの発明で
は、シリンダブロックに対し各シリンダボアと回転軸と
の間に位置するように内周面を有する収容室を設け、該
収容室には前記内周面に摺接嵌合される外周面を形成し
たロータリーバルブを収容する。該ロータリーバルブを
前記回転軸に対し該軸と同期回転可能に支持し、ロータ
リーバルブには前記吸入室から吸入行程中の前記作動室
へ冷媒ガスを吸入するための吸入通路を形成する。前記
収容室と前記作動室との間に両室を連通する導通路を形
成する。前記導通路の前記シリンダボア側出口の位置
を、前記ピストンが上死点に移動する以前に該ピストン
の外周面により閉鎖される位置に設定する。さらに前記
ロータリーバルブには前記導通路がピストンの外周面及
びロータリーバルブの外周面により閉じ込み空間となっ
ている状態で、該空間の冷媒ガスを圧縮途中の作動室と
連通する導通路内に導くバイパス通路を形成する。
は、シリンダブロックに対し各シリンダボアと回転軸と
の間に位置するように内周面を有する収容室を設け、該
収容室には前記内周面に摺接嵌合される外周面を形成し
たロータリーバルブを収容する。該ロータリーバルブを
前記回転軸に対し該軸と同期回転可能に支持し、ロータ
リーバルブには前記吸入室から吸入行程中の前記作動室
へ冷媒ガスを吸入するための吸入通路を形成する。前記
収容室と前記作動室との間に両室を連通する導通路を形
成する。前記導通路の前記シリンダボア側出口の位置
を、前記ピストンが上死点に移動する以前に該ピストン
の外周面により閉鎖される位置に設定する。さらに前記
ロータリーバルブには前記導通路がピストンの外周面及
びロータリーバルブの外周面により閉じ込み空間となっ
ている状態で、該空間の冷媒ガスを圧縮途中の作動室と
連通する導通路内に導くバイパス通路を形成する。
【0011】
【作用】ロータリバルブに形成した吸入通路のテーパ外
周面側出口は、該ロータリバルブの回転に伴って複数の
導通路に順次連通する。このため、吸入室と作動室は吸
入通路及び導通路を通して順次連通される。この連通は
各作動室に対するピストンの吸入動作に同期して行われ
る。前記吸入通路と作動室とが連通している時にピスト
ンが下死点側へ向かい、作動室の圧力が吸入通路の圧力
(吸入圧力)以下まで低下していく。この圧力低下によ
り吸入室の冷媒ガスが吸入通路及び導通路を介して作動
室へ流入する。
周面側出口は、該ロータリバルブの回転に伴って複数の
導通路に順次連通する。このため、吸入室と作動室は吸
入通路及び導通路を通して順次連通される。この連通は
各作動室に対するピストンの吸入動作に同期して行われ
る。前記吸入通路と作動室とが連通している時にピスト
ンが下死点側へ向かい、作動室の圧力が吸入通路の圧力
(吸入圧力)以下まで低下していく。この圧力低下によ
り吸入室の冷媒ガスが吸入通路及び導通路を介して作動
室へ流入する。
【0012】冷媒ガスの吐出動作時には吸入通路と圧縮
行程中の作動室との連通は、ロータリーバルブの外周面
によって遮断され、作動室の冷媒ガスは設定圧以上にな
ると吐出室へ吐出される。
行程中の作動室との連通は、ロータリーバルブの外周面
によって遮断され、作動室の冷媒ガスは設定圧以上にな
ると吐出室へ吐出される。
【0013】前記ピストンが下死点から上死点に向かう
圧縮行程においては、作動室に吸入されたガスは圧縮さ
れて、ピストンの移動に比例して圧縮ガスの圧力が上昇
する。そして、圧縮ガスの圧力が最大となる上死点にピ
ストンが移動する以前に吸入通路と作動室とを連通する
導通路の作動室側出口がピストンの外周面により閉鎖さ
れる。この結果、導通路内の圧力は中間力状態で閉塞さ
れ、ロータリーバルブの外周面が円筒状である場合に
は、その外周面への押圧力が抑制される。従って、ロー
タリーバルブの外周面と収容室の内周面との回転摺動摩
擦が軽減され、圧縮機を駆動するのに必要な動力を抑制
することができるとともに、摺接面の磨耗を抑制して耐
久性を向上することができる。
圧縮行程においては、作動室に吸入されたガスは圧縮さ
れて、ピストンの移動に比例して圧縮ガスの圧力が上昇
する。そして、圧縮ガスの圧力が最大となる上死点にピ
ストンが移動する以前に吸入通路と作動室とを連通する
導通路の作動室側出口がピストンの外周面により閉鎖さ
れる。この結果、導通路内の圧力は中間力状態で閉塞さ
れ、ロータリーバルブの外周面が円筒状である場合に
は、その外周面への押圧力が抑制される。従って、ロー
タリーバルブの外周面と収容室の内周面との回転摺動摩
擦が軽減され、圧縮機を駆動するのに必要な動力を抑制
することができるとともに、摺接面の磨耗を抑制して耐
久性を向上することができる。
【0014】又、ロータリーバルブの外周面がテーパ状
に形成されていて、このテーパ外周面が収容室のテーパ
内周面に摺接されている場合には、導通路内の圧力がテ
ーパ外周面に作用する。このためロータリーバルブはテ
ーパ内周面から離隔する方向への分圧力を受ける。従っ
て、ロータリーバルブを両テーパ周面を圧接してシール
性を確保するための付勢部材が使用されるが、この付勢
部材の付勢力を小さくできる。このため付勢部材による
ロータリーバルブの押圧力が軽減される。従って、ロー
タリーバルブのテーパ外周面の回転摺動摩擦が軽減さ
れ、圧縮機の駆動に要する動力が軽減され、摺接面の齧
りも防止される。
に形成されていて、このテーパ外周面が収容室のテーパ
内周面に摺接されている場合には、導通路内の圧力がテ
ーパ外周面に作用する。このためロータリーバルブはテ
ーパ内周面から離隔する方向への分圧力を受ける。従っ
て、ロータリーバルブを両テーパ周面を圧接してシール
性を確保するための付勢部材が使用されるが、この付勢
部材の付勢力を小さくできる。このため付勢部材による
ロータリーバルブの押圧力が軽減される。従って、ロー
タリーバルブのテーパ外周面の回転摺動摩擦が軽減さ
れ、圧縮機の駆動に要する動力が軽減され、摺接面の齧
りも防止される。
【0015】特に、この発明では前記導通路がピストン
の外周面及びロータリーバルブの外周面により閉じ込み
空間となっている状態で、該導通路内空間の冷媒ガスが
バイパス通路により圧縮途中の作動室と連通する導通路
内に導かれる。このため閉じ込み空間内の冷媒ガスが吸
入室へ戻されるのと比較して動力損失が低減される。
又、導通路内の閉じ込み空間から吸入室への吹き戻しが
なくなり、吸入脈動が抑制され、圧縮機の振動を低減す
ることができる。
の外周面及びロータリーバルブの外周面により閉じ込み
空間となっている状態で、該導通路内空間の冷媒ガスが
バイパス通路により圧縮途中の作動室と連通する導通路
内に導かれる。このため閉じ込み空間内の冷媒ガスが吸
入室へ戻されるのと比較して動力損失が低減される。
又、導通路内の閉じ込み空間から吸入室への吹き戻しが
なくなり、吸入脈動が抑制され、圧縮機の振動を低減す
ることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を斜板式両頭ピストン圧縮機に
具体化した一実施例を図面に基づいて説明する。
具体化した一実施例を図面に基づいて説明する。
【0017】図2に示すように接合された前後一対のシ
リンダブロック1,2の中心部にはバルブ収容室1a,
2aが貫設されている。シリンダブロック1,2の端面
にはバルブプレート3,4が接合されており、バルブプ
レート3,4には支持孔3a,4aが貫設されている。
支持孔3a,4aの周縁には位置決め用の環状突条3
b,4bが突設されており、環状突条3b,4bは収容
室1a,2aに嵌入されている。バルブプレート3,4
及びシリンダブロック1,2にはピン5,6が挿通され
ており、シリンダブロック1,2に対するバルブプレー
ト3,4の回動がピン5,6により阻止されている。
リンダブロック1,2の中心部にはバルブ収容室1a,
2aが貫設されている。シリンダブロック1,2の端面
にはバルブプレート3,4が接合されており、バルブプ
レート3,4には支持孔3a,4aが貫設されている。
支持孔3a,4aの周縁には位置決め用の環状突条3
b,4bが突設されており、環状突条3b,4bは収容
室1a,2aに嵌入されている。バルブプレート3,4
及びシリンダブロック1,2にはピン5,6が挿通され
ており、シリンダブロック1,2に対するバルブプレー
ト3,4の回動がピン5,6により阻止されている。
【0018】バルブプレート3,4の支持孔3a,4a
には回転軸7が円錐コロ軸受け8,9を介して回転可能
に支持されており、回転軸7には斜板10が嵌合固定さ
れている。円錐コロ軸受け8,9は回転軸7に対するス
ラスト荷重及びラジアル荷重の両方を受け止める。
には回転軸7が円錐コロ軸受け8,9を介して回転可能
に支持されており、回転軸7には斜板10が嵌合固定さ
れている。円錐コロ軸受け8,9は回転軸7に対するス
ラスト荷重及びラジアル荷重の両方を受け止める。
【0019】斜板室11を形成するシリンダブロック
1,2には導入口12が形成されており、導入口12に
は図示しない外部冷媒ガス吸入管路が接続されている。
図2,3に示すようにシリンダブロック1,2には回転
軸7を中心とする等間隔角度位置に複数のシリンダボア
13,14が形成されている。図1に示すように前後で
対となるシリンダボア13,14(本実施例では5対)
内には両頭ピストン15が往復動可能に収容されてい
る。両頭ピストン15と斜板10の前後両面との間には
半球状のシュー16,17が介在されている。従って、
斜板10が回転することによって両頭ピストン15がシ
リンダボア13,14内を往復動する。
1,2には導入口12が形成されており、導入口12に
は図示しない外部冷媒ガス吸入管路が接続されている。
図2,3に示すようにシリンダブロック1,2には回転
軸7を中心とする等間隔角度位置に複数のシリンダボア
13,14が形成されている。図1に示すように前後で
対となるシリンダボア13,14(本実施例では5対)
内には両頭ピストン15が往復動可能に収容されてい
る。両頭ピストン15と斜板10の前後両面との間には
半球状のシュー16,17が介在されている。従って、
斜板10が回転することによって両頭ピストン15がシ
リンダボア13,14内を往復動する。
【0020】図2に示すようにシリンダブロック1の端
面にはフロントハウジング18が接合されており、シリ
ンダブロック2の端面にもリヤハウジング19が接合さ
れている。シリンダブロック1、バルブプレート3及び
フロントハウジング18はボルト21により締め付け固
定されている。シリンダブロック1、シリンダブロック
2、バルブプレート4及びリヤハウジング19はボルト
22により締め付け固定されている。
面にはフロントハウジング18が接合されており、シリ
ンダブロック2の端面にもリヤハウジング19が接合さ
れている。シリンダブロック1、バルブプレート3及び
フロントハウジング18はボルト21により締め付け固
定されている。シリンダブロック1、シリンダブロック
2、バルブプレート4及びリヤハウジング19はボルト
22により締め付け固定されている。
【0021】両ハウジング18,19内には吐出室2
3,24が形成されている。両頭ピストン15によりシ
リンダボア13,14内に区画され、かつ吸入と圧縮を
繰り返す作動室Ra,Rbはバルブプレート3,4上の
吐出ポート3c,4cを介して吐出室23,24に連通
している。吐出ポート3c,4cはフラッパ弁型の吐出
弁31,32により開閉される。吐出弁31,32の開
度はリテーナ33,34により規制される。吐出弁3
1,32及びリテーナ33,34はボルト(図示略)に
よりバルブプレート3,4上に締め付け固定されてい
る。吐出室23は排出通路25を介して図示しない外部
冷媒ガス吐出管路に連通している。
3,24が形成されている。両頭ピストン15によりシ
リンダボア13,14内に区画され、かつ吸入と圧縮を
繰り返す作動室Ra,Rbはバルブプレート3,4上の
吐出ポート3c,4cを介して吐出室23,24に連通
している。吐出ポート3c,4cはフラッパ弁型の吐出
弁31,32により開閉される。吐出弁31,32の開
度はリテーナ33,34により規制される。吐出弁3
1,32及びリテーナ33,34はボルト(図示略)に
よりバルブプレート3,4上に締め付け固定されてい
る。吐出室23は排出通路25を介して図示しない外部
冷媒ガス吐出管路に連通している。
【0022】26は回転軸7の周面に沿った吐出室23
から圧縮機外部への冷媒ガス漏洩を防止するリップシー
ルである。又、26A,26Bは前記環状突条3b,4
b内に収容されて回転軸7の周面に沿った吐出室23,
24から斜板室11への冷媒ガス漏洩を防止するリップ
シールである。
から圧縮機外部への冷媒ガス漏洩を防止するリップシー
ルである。又、26A,26Bは前記環状突条3b,4
b内に収容されて回転軸7の周面に沿った吐出室23,
24から斜板室11への冷媒ガス漏洩を防止するリップ
シールである。
【0023】回転軸7上の段差部7a,7bには図2に
示すようにロータリバルブ27,28がスラスト方向へ
のスライド可能に支持されている。ロータリバルブ2
7,28と回転軸7との間にはシールリング39,40
が介在されている。ロータリバルブ27,28は回転軸
7と一体的に図3の矢印Q方向に回転可能に収容室1
a,2a内に収容されている。
示すようにロータリバルブ27,28がスラスト方向へ
のスライド可能に支持されている。ロータリバルブ2
7,28と回転軸7との間にはシールリング39,40
が介在されている。ロータリバルブ27,28は回転軸
7と一体的に図3の矢印Q方向に回転可能に収容室1
a,2a内に収容されている。
【0024】図2に示すように収容室1a,2aの内周
面Sはテーパ形状であり、シリンダブロック1,2の端
面から内部に向かうにつれて拡径となっている。ロータ
リバルブ27,28の外周面27c,28cは収容室1
a,2aと同形のテーパにしてある。両テーパ外周面2
7c,28cは収容室1a,2aのテーパ内周面Sにぴ
ったりと嵌合可能である。即ち、ロータリバルブ27の
大径端部27a側は斜板室11側を向き、ロータリバル
ブ27の小径端部27b側は吐出室23側を向いてい
る。又、ロータリバルブ28の大径端部28a側は斜板
室11側を向き、ロータリバルブ28の小径端部28b
側は吐出室24側を向いている。
面Sはテーパ形状であり、シリンダブロック1,2の端
面から内部に向かうにつれて拡径となっている。ロータ
リバルブ27,28の外周面27c,28cは収容室1
a,2aと同形のテーパにしてある。両テーパ外周面2
7c,28cは収容室1a,2aのテーパ内周面Sにぴ
ったりと嵌合可能である。即ち、ロータリバルブ27の
大径端部27a側は斜板室11側を向き、ロータリバル
ブ27の小径端部27b側は吐出室23側を向いてい
る。又、ロータリバルブ28の大径端部28a側は斜板
室11側を向き、ロータリバルブ28の小径端部28b
側は吐出室24側を向いている。
【0025】図2及び図4に示すように、ロータリバル
ブ27,28内には吸入通路29,30が形成されてい
る。吸入通路29,30の入口29a,30aは大径端
部27a,28a上に開口しており、吸入通路29,3
0の出口29b,30bはテーパ外周面27c,28c
上に開口している。
ブ27,28内には吸入通路29,30が形成されてい
る。吸入通路29,30の入口29a,30aは大径端
部27a,28a上に開口しており、吸入通路29,3
0の出口29b,30bはテーパ外周面27c,28c
上に開口している。
【0026】図2及び図3に示すようにロータリバルブ
27を収容する収容室1aのテーパ内周面Sにはシリン
ダボア13と同数の導通路1bが等間隔角度位置に配列
形成されている。導通路1bとシリンダボア13とは1
対1で常に連通しており、各導通路1bは吸入通路29
の出口29bの周回領域に位置している。
27を収容する収容室1aのテーパ内周面Sにはシリン
ダボア13と同数の導通路1bが等間隔角度位置に配列
形成されている。導通路1bとシリンダボア13とは1
対1で常に連通しており、各導通路1bは吸入通路29
の出口29bの周回領域に位置している。
【0027】同様に、ロータリバルブ28を収容する収
容室2aのテーパ内周面Sにはシリンダボア14と同数
の導通路2b(図2に一つのみ図示)が等間隔角度位置
に配列形成されている。導通路2bとシリンダボア14
とは1対1で常に連通しており、各導通路2bは吸入通
路30の出口30bの周回領域に位置している。
容室2aのテーパ内周面Sにはシリンダボア14と同数
の導通路2b(図2に一つのみ図示)が等間隔角度位置
に配列形成されている。導通路2bとシリンダボア14
とは1対1で常に連通しており、各導通路2bは吸入通
路30の出口30bの周回領域に位置している。
【0028】前記導通路1b,2bのシリンダボア1
3,14側出口1c,2cの位置は、図1に示すように
前記ピストン15が上死点から所定距離L離れた位置に
移動された場合にピストン15の外周面15aにより閉
鎖されるように設定されている。
3,14側出口1c,2cの位置は、図1に示すように
前記ピストン15が上死点から所定距離L離れた位置に
移動された場合にピストン15の外周面15aにより閉
鎖されるように設定されている。
【0029】斜板室11は吸入圧領域であり、作動室R
a,Rbは吸入圧領域と吐出圧領域との間で変化する。
吐出圧領域の作動室Ra,Rbの高圧冷媒ガスが導通路
1b,2bを通してロータリバルブ27のテーパ外周面
27cに作用するため、収容室1aのテーパ内周面Sと
の隙間を通して斜板室11に漏洩する。この漏洩は斜板
10のボス部とロータリーバルブ27,28との間に介
在した付勢バネ35,36によりロータリバルブ27,
28を大径端部27a,28a側から小径端部27b,
28b側に向けて付勢することにより防止される。すな
わちこの付勢によりロータリバルブ27,28のテーパ
外周面27c,28cが収容室1a,2aのテーパ内周
面Sに押接され、ロータリバルブ27,28は収容室1
a,2aのテーパ内周面Sに摺接しながら回転する。従
って、作動室Ra,Rbの吐出冷媒ガスがテーパ外周面
27c,28cとテーパ内周面Sとの間から斜板室11
側へ漏洩することはない。
a,Rbは吸入圧領域と吐出圧領域との間で変化する。
吐出圧領域の作動室Ra,Rbの高圧冷媒ガスが導通路
1b,2bを通してロータリバルブ27のテーパ外周面
27cに作用するため、収容室1aのテーパ内周面Sと
の隙間を通して斜板室11に漏洩する。この漏洩は斜板
10のボス部とロータリーバルブ27,28との間に介
在した付勢バネ35,36によりロータリバルブ27,
28を大径端部27a,28a側から小径端部27b,
28b側に向けて付勢することにより防止される。すな
わちこの付勢によりロータリバルブ27,28のテーパ
外周面27c,28cが収容室1a,2aのテーパ内周
面Sに押接され、ロータリバルブ27,28は収容室1
a,2aのテーパ内周面Sに摺接しながら回転する。従
って、作動室Ra,Rbの吐出冷媒ガスがテーパ外周面
27c,28cとテーパ内周面Sとの間から斜板室11
側へ漏洩することはない。
【0030】ロータリバルブ27,28の外周面27
c,28cをテーパとする構成により吐出冷媒ガスの漏
洩が防止され、体積効率が向上する。しかも、収容室1
a,2aに対するロータリバルブ27,28の嵌入作業
も容易となる。
c,28cをテーパとする構成により吐出冷媒ガスの漏
洩が防止され、体積効率が向上する。しかも、収容室1
a,2aに対するロータリバルブ27,28の嵌入作業
も容易となる。
【0031】ロータリバルブ27,28の摺接周面27
c,28cをテーパとする構成はさらに次のような利点
をもたらす。収容室1a,2aのテーパ内周面Sとロー
タリバルブ27,28のテーパ外周面27c,28cと
の摺接は摺接周面における摩耗をもたらすが、ロータリ
バルブ27,28は収容室1a,2aに対して常に良好
に摺接する。即ち、ロータリバルブ27,28と収容室
1a,2aとの間のシールは自己補充機能を有し、シー
ル性が低下することはない。ロータリバルブ27,28
の線膨張係数とシリンダブロック1,2の線膨張係数と
が異なっていてもシールの自己補充機能は常に確保され
る。従って、圧縮機内の温度変化に対してもシール性能
は変化しない。しかも、ロータリバルブ27,28を合
成樹脂製とすることもでき、ロータリバルブ27,28
の摺接周面27c,28cのテーパ構成は圧縮機の軽量
化にも寄与する。
c,28cをテーパとする構成はさらに次のような利点
をもたらす。収容室1a,2aのテーパ内周面Sとロー
タリバルブ27,28のテーパ外周面27c,28cと
の摺接は摺接周面における摩耗をもたらすが、ロータリ
バルブ27,28は収容室1a,2aに対して常に良好
に摺接する。即ち、ロータリバルブ27,28と収容室
1a,2aとの間のシールは自己補充機能を有し、シー
ル性が低下することはない。ロータリバルブ27,28
の線膨張係数とシリンダブロック1,2の線膨張係数と
が異なっていてもシールの自己補充機能は常に確保され
る。従って、圧縮機内の温度変化に対してもシール性能
は変化しない。しかも、ロータリバルブ27,28を合
成樹脂製とすることもでき、ロータリバルブ27,28
の摺接周面27c,28cのテーパ構成は圧縮機の軽量
化にも寄与する。
【0032】図3,4に示すようにロータリーバルブ2
7(28)のテーパ外周面27c(28c)には、溝状
のバイパス通路27d(28d)が形成されている。こ
のバイパス通路27d(28d)のロータリーバルブの
回転方向先行側には、吸入通路29(30)の出口29
b(30b)が収容室のテーパ内周面Sにより閉鎖され
た少し後に導通路1b(2b)と一時的に連通する第1
連通溝27e(28e)が形成されている。同様にこの
バイパス通路27d(28d)のロータリーバルブの回
転方向後行側には、前記出口29b(30b)が導通路
1b(2b)と連通される少し前に導通路1b(2b)
と一時的に連通する第2連通溝27f(28f)が形成
されている。そして、前記導通路1b(2b)がピスト
ン15の外周面15a及びテーパ外周面27c(28
c)により閉じ込み空間となった少し後に、該空間内の
冷媒ガスをバイパス通路27d(28d)を通して一つ
隔てた後行側の導通路1b(2b)内に導くようにして
いる。(図3,5参照)回転軸7の一端はフロントハウ
ジング18から外部に突出しており、他端はリヤハウジ
ング19側の吐出室24内に突出している。回転軸7の
軸心部には吐出通路37が形成されている。吐出通路3
7は吐出室24に開口している。フロントハウジング1
8側の吐出室23によって包囲される回転軸7の周面部
位には導出口38が形成されており、吐出室23と吐出
通路37とが導出口38によって連通されている。従っ
て、前後の吐出室23,24が吐出通路37によって連
通しており、吐出室24の冷媒ガスは吐出通路37から
吐出室23に合流する。吐出室23の吐出冷媒ガスは排
出通路25から外部の吐出冷媒ガス管路へ排出される。
7(28)のテーパ外周面27c(28c)には、溝状
のバイパス通路27d(28d)が形成されている。こ
のバイパス通路27d(28d)のロータリーバルブの
回転方向先行側には、吸入通路29(30)の出口29
b(30b)が収容室のテーパ内周面Sにより閉鎖され
た少し後に導通路1b(2b)と一時的に連通する第1
連通溝27e(28e)が形成されている。同様にこの
バイパス通路27d(28d)のロータリーバルブの回
転方向後行側には、前記出口29b(30b)が導通路
1b(2b)と連通される少し前に導通路1b(2b)
と一時的に連通する第2連通溝27f(28f)が形成
されている。そして、前記導通路1b(2b)がピスト
ン15の外周面15a及びテーパ外周面27c(28
c)により閉じ込み空間となった少し後に、該空間内の
冷媒ガスをバイパス通路27d(28d)を通して一つ
隔てた後行側の導通路1b(2b)内に導くようにして
いる。(図3,5参照)回転軸7の一端はフロントハウ
ジング18から外部に突出しており、他端はリヤハウジ
ング19側の吐出室24内に突出している。回転軸7の
軸心部には吐出通路37が形成されている。吐出通路3
7は吐出室24に開口している。フロントハウジング1
8側の吐出室23によって包囲される回転軸7の周面部
位には導出口38が形成されており、吐出室23と吐出
通路37とが導出口38によって連通されている。従っ
て、前後の吐出室23,24が吐出通路37によって連
通しており、吐出室24の冷媒ガスは吐出通路37から
吐出室23に合流する。吐出室23の吐出冷媒ガスは排
出通路25から外部の吐出冷媒ガス管路へ排出される。
【0033】フラッパ弁型の吸入弁の場合には、潤滑油
が吸入弁とその密接面との間の吸着力を大きくしてしま
い、吸入弁の開放開始タイミングが前記吸着力によって
遅れる。この遅れ、吸入弁の弾性抵抗による吸入抵抗が
体積効率を低下させる。しかしながら、強制回転される
ロータリバルブ27,28の採用では潤滑油に起因する
吸着力及び吸入弁の弾性抵抗による吸入抵抗の問題はな
く、作動室R,Ra,Rb内の圧力が斜板室11内の吸
入圧をわずかに下回れば冷媒ガスが直ちに作動室R,R
a,Rbに流入する。従って、ロータリバルブ27,2
8採用の場合には体積効率がフラッパ弁型の吸入弁採用
の場合に比して大幅に向上する。
が吸入弁とその密接面との間の吸着力を大きくしてしま
い、吸入弁の開放開始タイミングが前記吸着力によって
遅れる。この遅れ、吸入弁の弾性抵抗による吸入抵抗が
体積効率を低下させる。しかしながら、強制回転される
ロータリバルブ27,28の採用では潤滑油に起因する
吸着力及び吸入弁の弾性抵抗による吸入抵抗の問題はな
く、作動室R,Ra,Rb内の圧力が斜板室11内の吸
入圧をわずかに下回れば冷媒ガスが直ちに作動室R,R
a,Rbに流入する。従って、ロータリバルブ27,2
8採用の場合には体積効率がフラッパ弁型の吸入弁採用
の場合に比して大幅に向上する。
【0034】次に、前記のように構成したピストン型圧
縮機について、その作用を説明する。図2に示す状態で
は最上部に位置する両頭ピストン15は一方のシリンダ
ボア13に対して上死点位置にあり、他方のシリンダボ
ア14に対して下死点位置にある。このようなピストン
配置状態のとき、吸入通路29の出口29bは図3に示
すようにシリンダボア13の作動室Raと連通する導通
路1bに接続する直前にあり、吸入通路30の出口30
bは図示しないがシリンダボア14の導通路2bと連通
を終了する直前にある。
縮機について、その作用を説明する。図2に示す状態で
は最上部に位置する両頭ピストン15は一方のシリンダ
ボア13に対して上死点位置にあり、他方のシリンダボ
ア14に対して下死点位置にある。このようなピストン
配置状態のとき、吸入通路29の出口29bは図3に示
すようにシリンダボア13の作動室Raと連通する導通
路1bに接続する直前にあり、吸入通路30の出口30
bは図示しないがシリンダボア14の導通路2bと連通
を終了する直前にある。
【0035】両頭ピストン15がシリンダボア13内で
上死点位置から下死点位置に向かう吸入行程に入ったと
きには吸入通路29はシリンダボア13の作動室Raに
連通する。この連通により斜板室11内の冷媒ガスが吸
入通路29及び導通路1bを経由してシリンダボア13
の作動室Raに吸入される。
上死点位置から下死点位置に向かう吸入行程に入ったと
きには吸入通路29はシリンダボア13の作動室Raに
連通する。この連通により斜板室11内の冷媒ガスが吸
入通路29及び導通路1bを経由してシリンダボア13
の作動室Raに吸入される。
【0036】一方、両頭ピストン15がシリンダボア1
4に対して下死点位置から上死点位置に向かう圧縮行程
に入ったときには吸入通路30はシリンダボア14の作
動室Rbとの連通を遮断される。この連通遮断により作
動室Rb内の冷媒ガスが吐出弁32を押し退けつつ吐出
ポート4cから吐出室24に吐出される。
4に対して下死点位置から上死点位置に向かう圧縮行程
に入ったときには吸入通路30はシリンダボア14の作
動室Rbとの連通を遮断される。この連通遮断により作
動室Rb内の冷媒ガスが吐出弁32を押し退けつつ吐出
ポート4cから吐出室24に吐出される。
【0037】このような冷媒ガスの吸入及び吐出は他の
シリンダボア13,14の作動室Rにおいても同様に行
われる。図6はロータリーバルブ27(回転軸7)の回
転角、つまりピストン15の位置と、シリンダボア13
内作動室Raの圧力Paとの関係を示す。このグラフに
より冷房負荷が大きい場合と、小さい場合の圧縮動作に
ついて説明する。
シリンダボア13,14の作動室Rにおいても同様に行
われる。図6はロータリーバルブ27(回転軸7)の回
転角、つまりピストン15の位置と、シリンダボア13
内作動室Raの圧力Paとの関係を示す。このグラフに
より冷房負荷が大きい場合と、小さい場合の圧縮動作に
ついて説明する。
【0038】冷房負荷が大きくて圧縮機の吐出圧力Pd
が大きい(例えば35Kg/cm2)場合には、ピスト
ン15が上死点から下死点に向かって移動すると、トッ
プ容積の作動室Ra内に残留していた圧縮ガスが再膨張
する。このため作動室Ra内の圧力Pa(35Kg/c
m2 )が図6に実線Gで示すように急激に低下し、ロー
タリーバルブ27が約40度回転した時点でピストン1
5の外周面15aにより閉塞されていた導通路1bの出
口1cが開口される。従って、作動室Raと斜板室11
が吸入通路29及び導通路1bを介して連通されるの
で、斜板室11から冷媒ガスが作動室Ra内に吸入さ
れ、該室Ra内の圧力Paは吸入圧(例えば2Kg/c
m2 )となる。
が大きい(例えば35Kg/cm2)場合には、ピスト
ン15が上死点から下死点に向かって移動すると、トッ
プ容積の作動室Ra内に残留していた圧縮ガスが再膨張
する。このため作動室Ra内の圧力Pa(35Kg/c
m2 )が図6に実線Gで示すように急激に低下し、ロー
タリーバルブ27が約40度回転した時点でピストン1
5の外周面15aにより閉塞されていた導通路1bの出
口1cが開口される。従って、作動室Raと斜板室11
が吸入通路29及び導通路1bを介して連通されるの
で、斜板室11から冷媒ガスが作動室Ra内に吸入さ
れ、該室Ra内の圧力Paは吸入圧(例えば2Kg/c
m2 )となる。
【0039】ピストン15が下死点に移動した後、再び
上死点に向かって移動されると、ロータリーバルブ27
のテーパ外周面27cにより導通路1bが閉鎖されて、
作動室Ra内に吸入された冷媒ガスが圧縮され、該室R
a内の圧力Paが上昇する。その後、ピストン15が下
死点と上死点との中間位置に移動(回転軸7の回転角で
約300度)したとき、導通路1bがピストン15の外
周面15aにより閉塞されて、該導通路1b内は両外周
面27c,15aにより閉じ込み空間となる。このため
導通路1b内の圧力Pnは図6の鎖線Hで示すように中
間圧力(例えば12Kg/cm2 )に保持される。又、
導通路1bの閉じ込み開始から少し後にバイパス通路2
7dの第1連通溝27eが先行側の閉じ込み状態の導通
路1bを通過する間、該導通路1bと一時的に連通され
る。これと同期して第2連通溝27fが先行側の導通路
1bから一つ隔てた後行側の他の導通路1bを通過する
間、該導通路1bと一時的に連通される。このため先行
側の導通路1b内にある中間圧力Pnの冷媒ガスは、第
1連通溝27e、バイパス通路27d及び第2連通溝2
7f及び後行側の導通路1bを通して圧縮行程途中の作
動室Ra内に供給され、動力が回収される。すなわち、
図5の実線Gで示す圧力曲線の途中に圧力が少し立ち上
がっている箇所がある。これは先行する導通路1b内の
冷媒ガスがバイパス通路27dを通して作動室Ra内に
供給されるためである。この結果、先行側の導通路1b
内の閉じ込み冷媒ガスを直接斜板室11へ戻すのと比較
して、圧縮効率が向上するとともに、吸入脈動を抑制
し、振動及び騒音を抑制することができる。
上死点に向かって移動されると、ロータリーバルブ27
のテーパ外周面27cにより導通路1bが閉鎖されて、
作動室Ra内に吸入された冷媒ガスが圧縮され、該室R
a内の圧力Paが上昇する。その後、ピストン15が下
死点と上死点との中間位置に移動(回転軸7の回転角で
約300度)したとき、導通路1bがピストン15の外
周面15aにより閉塞されて、該導通路1b内は両外周
面27c,15aにより閉じ込み空間となる。このため
導通路1b内の圧力Pnは図6の鎖線Hで示すように中
間圧力(例えば12Kg/cm2 )に保持される。又、
導通路1bの閉じ込み開始から少し後にバイパス通路2
7dの第1連通溝27eが先行側の閉じ込み状態の導通
路1bを通過する間、該導通路1bと一時的に連通され
る。これと同期して第2連通溝27fが先行側の導通路
1bから一つ隔てた後行側の他の導通路1bを通過する
間、該導通路1bと一時的に連通される。このため先行
側の導通路1b内にある中間圧力Pnの冷媒ガスは、第
1連通溝27e、バイパス通路27d及び第2連通溝2
7f及び後行側の導通路1bを通して圧縮行程途中の作
動室Ra内に供給され、動力が回収される。すなわち、
図5の実線Gで示す圧力曲線の途中に圧力が少し立ち上
がっている箇所がある。これは先行する導通路1b内の
冷媒ガスがバイパス通路27dを通して作動室Ra内に
供給されるためである。この結果、先行側の導通路1b
内の閉じ込み冷媒ガスを直接斜板室11へ戻すのと比較
して、圧縮効率が向上するとともに、吸入脈動を抑制
し、振動及び騒音を抑制することができる。
【0040】一方、ピストン15の上死点への移動に伴
って作動室Ra内の圧力Paが吐出圧力Pd相当に上昇
すると、吐出弁31が押し退けられて圧縮された冷媒ガ
スが吐出室23に吐出される。この作動室Ra内の圧力
Paが上昇しても、この高圧力がロータリーバルブ27
のテーパ外周面27cに作用することはない。
って作動室Ra内の圧力Paが吐出圧力Pd相当に上昇
すると、吐出弁31が押し退けられて圧縮された冷媒ガ
スが吐出室23に吐出される。この作動室Ra内の圧力
Paが上昇しても、この高圧力がロータリーバルブ27
のテーパ外周面27cに作用することはない。
【0041】一方、冷房負荷が小さくて圧縮機の吐出圧
力Pdが低い場合(例えば15Kg/cm2 )には、ピ
ストン15の往復動による作動室Ra内の圧力Paの曲
線は図6の鎖線Jで示すようになる。しかし、この場合
にも両外周面27c,15aにより閉じ込み空間となっ
た導通路1bの圧力Pnは冷房負荷が大きい場合と同様
に中間圧力(例えば12Kg/cm2 )に保持され、少
し後に前記第1連通溝27e、バイパス通路27d及び
第2連通溝27fを通して圧縮行程途中の作動室Raと
連通する他の導通路1b内に供給され、動力が回収され
る。
力Pdが低い場合(例えば15Kg/cm2 )には、ピ
ストン15の往復動による作動室Ra内の圧力Paの曲
線は図6の鎖線Jで示すようになる。しかし、この場合
にも両外周面27c,15aにより閉じ込み空間となっ
た導通路1bの圧力Pnは冷房負荷が大きい場合と同様
に中間圧力(例えば12Kg/cm2 )に保持され、少
し後に前記第1連通溝27e、バイパス通路27d及び
第2連通溝27fを通して圧縮行程途中の作動室Raと
連通する他の導通路1b内に供給され、動力が回収され
る。
【0042】従って、ロータリーバルブ27のテーパ外
周面27cに作用する圧力は、冷房負荷の大小と無関係
に前記導通路1bの閉じ込み中間圧力Pnのみとなる。
このためテーパ内周面Sからロータリーバルブ27を離
隔しようとする小さい分圧力のみを考慮して付勢バネ3
5の弾性力を予め低く設定すればよい。このように付勢
バネ35によるロータリーバルブ27の押圧力を低下す
ることにより、収容室1aのテーパ内周面Sに対するバ
ルブ27のテーパ外周面27cの回転摺動摩擦を低減し
て圧縮機の駆動に要する動力を軽減することができる。
又、ロータリーバルブ27の摺動面27cの摩耗あるい
は齧りを抑制し、耐久性を向上することもできる。
周面27cに作用する圧力は、冷房負荷の大小と無関係
に前記導通路1bの閉じ込み中間圧力Pnのみとなる。
このためテーパ内周面Sからロータリーバルブ27を離
隔しようとする小さい分圧力のみを考慮して付勢バネ3
5の弾性力を予め低く設定すればよい。このように付勢
バネ35によるロータリーバルブ27の押圧力を低下す
ることにより、収容室1aのテーパ内周面Sに対するバ
ルブ27のテーパ外周面27cの回転摺動摩擦を低減し
て圧縮機の駆動に要する動力を軽減することができる。
又、ロータリーバルブ27の摺動面27cの摩耗あるい
は齧りを抑制し、耐久性を向上することもできる。
【0043】ところで、導通路1bのピストン15によ
る閉鎖時期は、閉じ込み状態の導通路1b内の圧力を最
大吐出圧力Pd(35Kg/cm2 )以下の中間圧力P
nに保持できるのであれば、前記回転角(300度)に
限定されない。
る閉鎖時期は、閉じ込み状態の導通路1b内の圧力を最
大吐出圧力Pd(35Kg/cm2 )以下の中間圧力P
nに保持できるのであれば、前記回転角(300度)に
限定されない。
【0044】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、次のように具体化することもできる。 (1)前記実施例ではロータリーバルブ27,28の外
周面をテーパ状に形成したが、これを円筒状に形成する
こと。この場合には閉じ込み状態の導通路1b,2b内
の中間圧力Pnが円筒状の外周面に作用する。このため
ロータリーバルブ27,28の外周面が収容孔の円筒状
内周面に局部的に押圧される力が軽減される。従って、
摺動面の回転摺動摩擦を低減して動力損失を防止すると
ともに、摺動面の磨耗や齧りを抑制することができる。
なお、その他の構成及び作用、効果は前記実施例と同様
である。
ものではなく、次のように具体化することもできる。 (1)前記実施例ではロータリーバルブ27,28の外
周面をテーパ状に形成したが、これを円筒状に形成する
こと。この場合には閉じ込み状態の導通路1b,2b内
の中間圧力Pnが円筒状の外周面に作用する。このため
ロータリーバルブ27,28の外周面が収容孔の円筒状
内周面に局部的に押圧される力が軽減される。従って、
摺動面の回転摺動摩擦を低減して動力損失を防止すると
ともに、摺動面の磨耗や齧りを抑制することができる。
なお、その他の構成及び作用、効果は前記実施例と同様
である。
【0045】(2)前記実施例ではロータリーバルブ2
7,28のテーパ外周面27c,28cに対しバイパス
通路27d,28dを形成したが、この通路の両端部を
外周面に開口し、中間部をロータリーバルブ27,28
内に形成すること。
7,28のテーパ外周面27c,28cに対しバイパス
通路27d,28dを形成したが、この通路の両端部を
外周面に開口し、中間部をロータリーバルブ27,28
内に形成すること。
【0046】(3)前記実施例では両頭斜板式ピストン
圧縮機に具体化したが、揺動斜板式可変容量ピストン圧
縮機に具体化すること。
圧縮機に具体化したが、揺動斜板式可変容量ピストン圧
縮機に具体化すること。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、導通路の
シリンダボア側出口の位置を、ピストンが上死点に移動
する以前に該ピストンの外周面により閉鎖される位置に
設定した。又、ロータリーバルブには前記導通路がピス
トンの外周面及びロータリーバルブの外周面により閉じ
込み空間となっている状態で、該空間の冷媒ガスを圧縮
途中の作動室と連通する導通路内に導くバイパス通路を
形成したので、次の効果がある。
シリンダボア側出口の位置を、ピストンが上死点に移動
する以前に該ピストンの外周面により閉鎖される位置に
設定した。又、ロータリーバルブには前記導通路がピス
トンの外周面及びロータリーバルブの外周面により閉じ
込み空間となっている状態で、該空間の冷媒ガスを圧縮
途中の作動室と連通する導通路内に導くバイパス通路を
形成したので、次の効果がある。
【0048】(1)吐出圧力が変動してもロータリバル
ブの外周面に作用する閉じ込み状態の導通路内の圧力を
吸入圧力と吐出圧力との中間圧に保持して、ロータリー
バルブの外周面へ作用する圧力を抑制する。そして、ロ
ータリーバルブの外周面とそれに摺接する収容室の内周
面との摺接面の回転摺動摩擦を抑制して動力損失を軽減
し、摺動面の磨耗や齧りを抑制して耐久性を向上するこ
とができる。
ブの外周面に作用する閉じ込み状態の導通路内の圧力を
吸入圧力と吐出圧力との中間圧に保持して、ロータリー
バルブの外周面へ作用する圧力を抑制する。そして、ロ
ータリーバルブの外周面とそれに摺接する収容室の内周
面との摺接面の回転摺動摩擦を抑制して動力損失を軽減
し、摺動面の磨耗や齧りを抑制して耐久性を向上するこ
とができる。
【0049】(2)閉じ込み状態の導通路内の中間圧力
の冷媒ガスの動力を回収して圧縮効率を向上し、導通路
内の冷媒ガスが吸入室へ戻されるのを無くして吸入脈動
を抑制でき圧縮機の振動及び騒音を軽減することができ
る。
の冷媒ガスの動力を回収して圧縮効率を向上し、導通路
内の冷媒ガスが吸入室へ戻されるのを無くして吸入脈動
を抑制でき圧縮機の振動及び騒音を軽減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧縮機の一実施例を示す要部の断面図
である。
である。
【図2】圧縮機全体を示す断面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】ロータリーバルブの斜視図である。
【図5】ロータリーバルブの展開図である。
【図6】ロータリーバルブの回転角とシリンダボア内作
動室の圧力との関係を示すグラフである。
動室の圧力との関係を示すグラフである。
1,2…シリンダブロック、1a,2a…収容室、1
b,2b…導通路、1c,2c…導通路のシリンダボア
側出口、7…回転軸、11…吸入室としての斜板室、1
3,14…シリンダボア、15…ピストン、15a…外
周面、23,24…吐出室、27,28…ロータリバル
ブ、27c,28c…テーパ外周面、27d,28d…
バイパス通路、29,30…吸入通路、29b,30b
…吸入通路の出口、35,36…付勢バネ、S…テーパ
内周面、R,Ra,Rb…作動室、Pn…閉じ込み空間
となった導通路1b,2b内の圧力。
b,2b…導通路、1c,2c…導通路のシリンダボア
側出口、7…回転軸、11…吸入室としての斜板室、1
3,14…シリンダボア、15…ピストン、15a…外
周面、23,24…吐出室、27,28…ロータリバル
ブ、27c,28c…テーパ外周面、27d,28d…
バイパス通路、29,30…吸入通路、29b,30b
…吸入通路の出口、35,36…付勢バネ、S…テーパ
内周面、R,Ra,Rb…作動室、Pn…閉じ込み空間
となった導通路1b,2b内の圧力。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 浩一 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダブロックに対し回転軸を取り巻
くように配列された複数のシリンダボア内にピストンを
収容するとともに、回転軸の回転に連動してピストンを
往復動させることにより、吸入室から冷媒ガスを前記ピ
ストンによってシリンダボア内に区画される作動室へ吸
入し、圧縮された冷媒ガスを吐出室へ吐出するように構
成したピストン式圧縮機において、 前記シリンダブロックに対し各シリンダボアと回転軸と
の間に位置するように内周面を有する収容室を設け、該
収容室には前記内周面に摺接嵌合される外周面を形成し
たロータリーバルブを収容するとともに、該ロータリー
バルブを前記回転軸に対し該軸と同期回転可能に支持
し、ロータリーバルブには前記吸入室から吸入行程中の
前記作動室へ冷媒ガスを吸入するための吸入通路を形成
し、前記収容室と前記作動室との間に両室を連通する導
通路を形成し、前記導通路の前記シリンダボア側出口の
位置を、前記ピストンが上死点に移動する以前に該ピス
トンの外周面により閉鎖される位置に設定し、さらに前
記ロータリーバルブには前記導通路がピストンの外周面
及びロータリーバルブの外周面により閉じ込み空間とな
っている状態で、該空間の冷媒ガスを圧縮途中の作動室
と連通する導通路内に導くバイパス通路を形成したピス
トン式圧縮機における冷媒ガス吸入構造。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5033711A JPH06249144A (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | ピストン式圧縮機における冷媒ガス吸入構造 |
| DE4405689A DE4405689C2 (de) | 1993-02-23 | 1994-02-22 | Gasführungsmechanismus in einem Kolbenkompressor |
| US08/199,812 US5380163A (en) | 1993-02-23 | 1994-02-22 | Gas guiding mechanism in a piston type compressor |
| KR1019940003205A KR970004386B1 (ko) | 1993-02-23 | 1994-02-23 | 피스톤식 압축기에 있어서 냉매가스 흡입구조 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5033711A JPH06249144A (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | ピストン式圧縮機における冷媒ガス吸入構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06249144A true JPH06249144A (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=12394001
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5033711A Pending JPH06249144A (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | ピストン式圧縮機における冷媒ガス吸入構造 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06249144A (ja) |
| KR (1) | KR970004386B1 (ja) |
| DE (1) | DE4405689C2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19906526A1 (de) * | 1999-02-17 | 2000-08-31 | Volkswagen Ag | Kompressor für Klimaanlagen, insbesondere in Kraftfahrzeugen |
| US20180156209A1 (en) * | 2016-12-02 | 2018-06-07 | Harris Corporation | Rotary Valve for a Reversible Compressor |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2751454B2 (ja) * | 1989-09-05 | 1998-05-18 | 株式会社豊田自動織機製作所 | 斜板式圧縮機の潤滑構造 |
| DE4326366A1 (de) * | 1992-08-07 | 1994-02-24 | Toyoda Automatic Loom Works | Kompressor der Taumelscheibenbauart |
| DE4326407C2 (de) * | 1992-08-07 | 1997-05-07 | Toyoda Automatic Loom Works | Hubkolben-Kältemittelverdichter mit ansaugseitigem Drehschieber |
| JPH06117368A (ja) * | 1992-10-02 | 1994-04-26 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 往復動型圧縮機 |
| JPH06117367A (ja) * | 1992-10-02 | 1994-04-26 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 往復動型圧縮機 |
| JP3080279B2 (ja) * | 1992-10-05 | 2000-08-21 | 株式会社豊田自動織機製作所 | 往復動型圧縮機 |
| JP3080278B2 (ja) * | 1992-10-05 | 2000-08-21 | 株式会社豊田自動織機製作所 | 往復動型圧縮機 |
-
1993
- 1993-02-23 JP JP5033711A patent/JPH06249144A/ja active Pending
-
1994
- 1994-02-22 DE DE4405689A patent/DE4405689C2/de not_active Expired - Fee Related
- 1994-02-23 KR KR1019940003205A patent/KR970004386B1/ko not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE4405689C2 (de) | 1996-12-19 |
| KR970004386B1 (ko) | 1997-03-27 |
| DE4405689A1 (de) | 1994-08-25 |
| KR940019995A (ko) | 1994-09-15 |
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