JPH06249231A - 内燃機関のコネクティングロッド - Google Patents

内燃機関のコネクティングロッド

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Publication number
JPH06249231A
JPH06249231A JP5033199A JP3319993A JPH06249231A JP H06249231 A JPH06249231 A JP H06249231A JP 5033199 A JP5033199 A JP 5033199A JP 3319993 A JP3319993 A JP 3319993A JP H06249231 A JPH06249231 A JP H06249231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
cap
rod body
connecting rod
fitting portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP5033199A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneyasu Nohara
常靖 野原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボルト座面付近の応力を低減し、ロッド本体
の大端部の耐久性を向上させる内燃機関のコネクティン
グロッドの構造を提供する。 【構成】 コネクティングロッド1は、ロッド本体2と
キャップ3から構成されている。ロッド本体2側から挿
入されたボルト10にキャップ3側からナット16を螺
合することで、ロッド本体2とキャップ3とを締結して
いる。ボルト10には、ロッド本体2のボルト孔6とキ
ャップ3のボルト孔7の双方と嵌合する嵌合部12が設
けられている。嵌合部12の一部である係止部13は、
キャップ3への圧入時にキャップ3を塑性変形させる。
ボルト10の係止部13と塑性変形によって形成された
キャップ3の凹部15とがボルト回転止めとなる。ボル
ト回転止めは、ロッド本体2とキャップ3との合わせ面
近傍に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関のコネクテ
ィングロッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコネクティングロッドとしては、
例えば図4に示すようなものがある。コネクティングロ
ッド101は、ロッド本体102とキャップ103から
構成されている。ロッド本体102は、図示しないピス
トンに連結する小端部105と大端部104を有してい
る。ロッド本体102側から挿入されたボルト110に
キャップ103側からナット116を螺合することによ
り、ロッド本体102の大端部104にキャップ103
を取り付け、両者の間に形成される大端穴117に図示
しないクランクシャフトを挟持する。
【0003】ボルト110には、ボルト孔106、10
7内径よりも若干外径の大きな嵌合部112が形成され
ている。ボルト110は、ボルト孔106、107に圧
入され、ボルト110の嵌合部112とボルト孔10
6、107が嵌合してロッド本体102とキャップ10
3との位置決めを行っている。
【0004】ロッド本体102の大端部104には、ボ
ルト110の座面108が確保されている。座ぐり部の
壁109は、ボルト110の軸心より外側に偏心させた
円筒の外周面の一部をなすように形成されている。
【0005】ボルト110の頭部111は楕円形で、ボ
ルト110にナット116を螺合する際に、ボルト頭部
111側面が座ぐり部の壁109に当接し、ボルト11
0の回転が抑止されるので、ボルト110とナット11
6の共回りを防止することができる。
【0006】また、実開昭60−49325号公報に開
示されたものは、図5に示すように、ボルト頭部111
下面に凹凸120を形成すると共に、ロッド本体102
のボルト座面108に前記凹凸120に係合する凸凹1
21を形成し、ボルト110の回転を抑止するものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ボルト・ナ
ットによりロッド本体102とキャップ103とを締結
する図4、図5に示すような構造のコネクティングロッ
ド101では、機関運転時のピストン慣性力による応力
が、ボルト座面108付近で大きく、かつ、A部が応力
集中を引き起こす切欠き状となっている。このため、ボ
ルト座面108付近は応力的に最も厳しい状態となる。
【0008】図4のような構造では、ボルト頭部111
側面が座ぐり部の壁109に当接しており、機関運転時
に両者が干渉するため、ボルト110との当接部分が疲
労および摩耗する。極部的な摩耗が生じると、その摩耗
箇所には切欠きと同様に応力が集中する。このように、
もともと応力的に厳しい状態にあるボルト座面8付近に
さらに応力集中が起こるようになる。
【0009】図5のような構造では、ボルト頭部111
と座ぐり部の壁109との干渉は生じないが、ボルト座
面108に設けられた凸凹121の部分でボルト110
の凹凸部120との干渉が起きるので、上記のようなボ
ルト座面108付近の強度上の問題が生じる可能性があ
る。
【0010】本発明は、ボルト座面付近の応力を低減
し、ロッド本体の大端部の耐久性を向上させる内燃機関
のコネクティングロッドの構造を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明は、ロッド本体の大端部とキャップとでク
ランクシャフトを挟持するように、前記ロッド本体側か
ら挿入したボルトに前記キャップ側からナットを螺合す
ることにより、前記ロッド本体と前記キャップとを締結
してなる内燃機関のコネクティングロッドにおいて、前
記ボルトに、前記ロッド本体のボルト孔と前記キャップ
のボルト孔の双方と嵌合する嵌合部を設けると共に、該
嵌合部と前記ボルト孔内面との間で前記ボルトの回転を
係止するボルト回転止めを、前記ロッド本体と前記キャ
ップとの合わせ面近傍に設けた、ことを特徴とする。
【0012】
【作用】上記構成に基づき、作用を説明する。
【0013】ボルトに設けられる嵌合部は、ロッド本体
のボルト孔とキャップのボルト孔の双方と嵌合し、ロッ
ド本体とキャップとの位置決めを行う。
【0014】嵌合部とボルト孔との間で形成されるボル
ト回転止めは、ロッド本体とキャップとの合わせ面近傍
に位置してボルトとナットの共回りを防止する。このた
めロッド本体とボルトとがロッド本体の大端部に確保さ
れるボルト座面付近で極部的に当接することがなく、ボ
ルト座面付近に極部的な疲労および摩耗が生じない。
【0015】
【実施例】本発明に係る第1実施例を、図1を参照して
説明する。
【0016】本実施例のコネクティングロッド1は、ア
ルミニウム合金等の軽合金製である。コネクティングロ
ッド1は、ロッド本体2とキャップ3から構成されてい
る。ロッド本体2は、ピストンに連結する小端部(図
略)と大端部4を有している。ロッド本体2側から挿入
されたボルト10にキャップ3側からナット16を螺合
することにより、ロッド本体2の大端部4にキャップ3
を取り付け、両者の間に形成される大端穴17に図示し
ないクランクシャフトを挟持する。
【0017】ボルト10には、ボルト孔6と嵌合するよ
うな嵌合部12が形成されている。嵌合部12の外径は
ボルト孔6の内径よりも若干大きい。ボルト孔6に対す
る嵌合部12の圧入代は、両者の間に遊びがなく、位置
決めが行える大きさであれば良い。嵌合部12の一部分
は、ボルト孔7とも嵌合するようにボルト10の軸方向
に延長され、係止部13となっている。係止部13は嵌
合部12の一部分である。係止部13を互いに対向する
2箇所に設けることで嵌合部12を対称形とし、ボルト
孔7の中心にボルト10が位置するようにしてある。ボ
ルト孔7に対する係止部13の圧入代は、ロッド本体2
とキャップ3とを締結する際に、ナット16を締め込む
に従って係止部13がボルト孔7に圧入され、ボルト1
0に比べ軟性のキャップ3が塑性変形を起こす大きさと
する。それぞれの圧入代を確保するため、キャップ3の
ボルト孔7は、ロッド本体2のボルト孔6よりも小径と
なっている。ボルト10の嵌合部12とボルト孔6、7
が嵌合してロッド本体2とキャップ3との位置決めを行
っている。
【0018】ボルト10の圧入の際には、係止部13が
大端穴17側の薄肉の部分に圧入されるのを避け、断面
Bの図に示すように、2箇所の係止部13を結ぶ線が大
端穴17の軸線方向を向くようにすると強度確保上有利
になる。係止部13がキャップ3に圧入される際、前述
のようにキャップ3が塑性変型し、凹部15が形成され
る。係止部13は、嵌合部12と同じ外径の円周面と、
円周方向に垂直な面14を持っており、凹部15の形状
も同様なものとなる。係止部13と凹部15とがボルト
回転止めを構成する。
【0019】上記構成に基づき、作用を説明する。
【0020】嵌合部12は、ロッド本体2とキャップ3
との位置決めを行うと共に、嵌合部12の一部である係
止部13が凹部15と嵌合し、ボルト10の回転が係止
され、ボルトとナットの共回りが防止される。係止部1
3は、ボルト10の円周方向に垂直な面14を持ってお
り、確実にボルト10の回転を係止することができる。
【0021】ボルト回転止めをロッド本体2とキャップ
3との合わせ面近傍に設けるため、ロッド本体2とボル
ト10とがロッド本体2の大端部4に確保されるボルト
座面8付近では干渉せず、ボルト座面8付近に極部的な
疲労および摩耗を生じさせることがない。このため、も
ともと応力的に厳しい状態にあるボルト座面8付近にさ
らに応力が集中するのを避けることができるので、ロッ
ド本体2の大端部4の耐久性が向上する。特に本実施例
のように切欠き感度の大きい軽合金をコネクティングロ
ッド1に用いる場合、ボルト座面8付近の強度を確保す
るための有効な方法である。
【0022】ロッド本体2とキャップ3との合わせ面近
傍は、常に応力が低く、この部分にボルト10との干渉
による新たな応力集中が発生しても、コネクティングロ
ッド1全体の強度に問題が生じることはない。
【0023】本実施例のように、ボルト10の回転止め
としてボルト10に形成される係止部13と、キャップ
3の塑性変形により形成される凹部15を利用する方法
では、キャップ3のボルト孔7にボルト10の係止部1
3と係合する凹部を予め加工しておく必要がない。ま
た、本実施例のボルト10は、ボルト頭部でボルトの回
転止めを行う従来のボルトに比べ、ボルト頭部11の形
状が単純になる。
【0024】本発明に係る第2実施例を、図2を参照し
て説明する。
【0025】本実施例は、第1実施例における係止部
を、ボルト軸方向に設けられた多数のスリットに変更し
たものである。
【0026】スリット部13bは、ロッド本体2とキャ
ップ3とを締結する際に、ナット16を締め込むに従っ
てボルト孔7に圧入される。キャップ3には、塑性変形
によって凹部15bが形成され、スリット部13bと凹
部15bとがボルト10bの回転を係止するボルト回転
止めとなる。
【0027】本実施例の場合、ボルト10bのスリット
部分13bに、ボルト10bの円周方向に垂直な面14
bが多く形成されることになり、確実なボルト回転止め
とすることができる。
【0028】本発明に係る第3実施例を、図3を参照し
て説明する。
【0029】ボルト10cは、キャップ3と嵌合する部
分がテーパー状に加工されており、そのテーパー面13
cは機械加工により粗い面となっている。キャップ3の
ボルト孔7は、ロッド本体2とキャップ3との合わせ面
側の端部がボルト10cのテーパー面13cに適合する
ようなテーパー面15cとなっている。
【0030】ロッド本体2側から挿入されたボルト10
cは、まずボルト10cのテーパー面13cがキャップ
3のテーパー面15cに当接する。キャップ3側からナ
ット16を締め込むに従ってキャップ3が塑性変形し、
ボルト10cのテーパー面13cの粗い面に合致する凸
凹がキャップ3のテーパー面15cに形成される。ボル
ト10cのテーパー面13cとキャップ3のテーパー面
15cの凸凹が、ボルト10cの回転を係止するボルト
回転止めとして機能する。
【0031】本実施例の場合、ボルト10cのテーパー
面13cとキャップ3のテーパー面15cとの摩擦抵抗
の大きさによっては、キャップ3側を塑性変形させずに
ボルト10cの回転を抑止できる可能性もある。
【0032】なお、説明した3つの実施例は、嵌合部と
キャップのボルト孔との間にボルト回転止めを形成して
いるが、ボルト回転止めは、ロッド本体のボルト孔と嵌
合部との間に形成しても、両方のボルト孔と嵌合部との
間に形成しても良い。
【0033】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明で
は、嵌合部とボルト孔との間で形成されるボルト回転止
めをロッド本体とキャップとの合わせ面近傍に設けるた
め、ロッド本体とボルトとがロッド本体の大端部に確保
されるボルト座面付近では干渉せず、ボルト座面付近に
極部的な疲労および摩耗を生じさせることがない。この
ため、もともと応力的に厳しい状態にあるボルト座面付
近にさらに応力が集中するのを避けることができるの
で、ロッド本体の大端部の耐久性が向上する。
【0034】ロッド本体のボルト孔とキャップのボルト
孔の双方と嵌合するボルトの嵌合部にボルト回転止めの
機能をもたせたことで、上記のような利点を持つボルト
の回転止めと、ロッド本体とキャップとの位置決めを同
時に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1実施例を示す図
【図2】本発明にかかる第2実施例を示す図
【図3】本発明にかかる第3実施例を示す図
【図4】従来例を示す図
【図5】従来例を示す図
【符号の説明】
1 コネクティングロッド 2 ロッド本体 3 キャップ 4 ロッド本体の大端部 6、7 ボルト孔 10 ボルト 16 ナット 12 嵌合部 13 係止部(ボルト回転止め) 15 凹部(ボルト回転止め)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロッド本体の大端部とキャップとでクラン
    クシャフトを挟持するように、前記ロッド本体側から挿
    入したボルトに前記キャップ側からナットを螺合するこ
    とにより、前記ロッド本体と前記キャップとを締結して
    なる内燃機関のコネクティングロッドにおいて、 前記ボルトに、前記ロッド本体のボルト孔と前記キャッ
    プのボルト孔の双方と嵌合する嵌合部を設けると共に、 該嵌合部と前記ボルト孔内面に前記ボルトの回転を係止
    するボルト回転止めを、前記ロッド本体と前記キャップ
    との合わせ面近傍に形成した、 ことを特徴とする内燃機関のコネクティングロッド。
JP5033199A 1993-02-23 1993-02-23 内燃機関のコネクティングロッド Pending JPH06249231A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5033199A JPH06249231A (ja) 1993-02-23 1993-02-23 内燃機関のコネクティングロッド

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JP5033199A JPH06249231A (ja) 1993-02-23 1993-02-23 内燃機関のコネクティングロッド

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JPH06249231A true JPH06249231A (ja) 1994-09-06

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JP5033199A Pending JPH06249231A (ja) 1993-02-23 1993-02-23 内燃機関のコネクティングロッド

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