JPH06249828A - 電気化学的分極法による低合金鋼の炭化物検出方法 - Google Patents
電気化学的分極法による低合金鋼の炭化物検出方法Info
- Publication number
- JPH06249828A JPH06249828A JP5059607A JP5960793A JPH06249828A JP H06249828 A JPH06249828 A JP H06249828A JP 5059607 A JP5059607 A JP 5059607A JP 5960793 A JP5960793 A JP 5960793A JP H06249828 A JPH06249828 A JP H06249828A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbide
- low alloy
- steel
- peak current
- alloy steel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N27/00—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
- G01N27/26—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
- G01N27/416—Systems
- G01N27/42—Measuring deposition or liberation of materials from an electrolyte; Coulometry, i.e. measuring coulomb-equivalent of material in an electrolyte
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/20—Metals
- G01N33/202—Constituents thereof
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Pathology (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)
- Investigating And Analyzing Materials By Characteristic Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】電気化学的分極法を用いて、効率よく低合金鋼
の劣化程度を知る。 【構成】高温で応力の負荷された低合金鋼のCrMoV
鋼に、電気化学的分極測定用セル内の飽和ピクリン酸溶
液の電解液を接触させ、CrMoV鋼とセル内の塩橋間
の電位を掃引することにより、特定の電位付近でMo−
richの炭化物M6 Cが溶出反応を起こし、この反応
が2番目のピーク電流、即ち、2次アノードピーク電流
として現われる。2次アノードピーク電流は、M6 Cの
析出量と関係を有することから、簡便な方法で精度よく
CrMoV鋼の劣化程度を知ることができる。
の劣化程度を知る。 【構成】高温で応力の負荷された低合金鋼のCrMoV
鋼に、電気化学的分極測定用セル内の飽和ピクリン酸溶
液の電解液を接触させ、CrMoV鋼とセル内の塩橋間
の電位を掃引することにより、特定の電位付近でMo−
richの炭化物M6 Cが溶出反応を起こし、この反応
が2番目のピーク電流、即ち、2次アノードピーク電流
として現われる。2次アノードピーク電流は、M6 Cの
析出量と関係を有することから、簡便な方法で精度よく
CrMoV鋼の劣化程度を知ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低合金鋼の高温、かつ
応力が負荷された状態で生ずるクリープ損傷に係わる炭
化物を検出する方法に関する。
応力が負荷された状態で生ずるクリープ損傷に係わる炭
化物を検出する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、現在蒸気タービンは、運転実績
10年以上を経過しているものが70%を超えつつあ
り、その部材は高温下で使用されるため、材料の劣化程
度を非破壊的に計測し、残存寿命を予測する余寿命診断
技術が重要になっている。構造材料として蒸気タービン
に使用されるCrMoV鋼が受ける損傷には、高温下で
応力が重畳した場合に生じるクリープ損傷、繰り返しの
力に起因する疲労損傷、およびCrMoV鋼に特徴的な
焼き戻し脆化などがある。
10年以上を経過しているものが70%を超えつつあ
り、その部材は高温下で使用されるため、材料の劣化程
度を非破壊的に計測し、残存寿命を予測する余寿命診断
技術が重要になっている。構造材料として蒸気タービン
に使用されるCrMoV鋼が受ける損傷には、高温下で
応力が重畳した場合に生じるクリープ損傷、繰り返しの
力に起因する疲労損傷、およびCrMoV鋼に特徴的な
焼き戻し脆化などがある。
【0003】これらのうち、最も留意しなければならな
いのは、クリープ損傷であり、CrMoV鋼は、金属組
織に微細な炭化物や転位組織を分散させて、高強度を付
与しているが、高温かつ長時間にわたる使用により、炭
化物の凝集や転位組織の回復などによる材質劣化が起こ
り、これが応力の作用によって加速され、さらに、結晶
粒界においてボイドが発生し、このボイドが連結して亀
裂となる損傷である。現在、クリープ損傷を非破壊的に
計測する手法として、材料の硬さの低下程度(以下、硬
さ低下法)、および結晶粒界におけるクリープボイドの
発生量(以下、クリープボイド法)によって評価する方
法が用いられている。
いのは、クリープ損傷であり、CrMoV鋼は、金属組
織に微細な炭化物や転位組織を分散させて、高強度を付
与しているが、高温かつ長時間にわたる使用により、炭
化物の凝集や転位組織の回復などによる材質劣化が起こ
り、これが応力の作用によって加速され、さらに、結晶
粒界においてボイドが発生し、このボイドが連結して亀
裂となる損傷である。現在、クリープ損傷を非破壊的に
計測する手法として、材料の硬さの低下程度(以下、硬
さ低下法)、および結晶粒界におけるクリープボイドの
発生量(以下、クリープボイド法)によって評価する方
法が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
硬さ低下法やクリープボイド法には、次のような問題が
ある。硬さ低下法は、未使用時における初期硬さを基準
として、運転経過後の硬さ低下量、もしくは硬さ低下比
(実測値/初期値)によって劣化程度を評価するもので
ある。したがって、あらかじめ硬さの初期値を求めてお
く必要があるが、初期値が不明のときは、初期値をどの
ようにして推定するかが問題となる。このような場合、
一般的には、非損傷部位(例えば蒸気タービンのロータ
では使用温度の低いカップリング部) の値を初期値とし
て代用することが多いが、部材の硬さ値に分布を有する
不均一性が見られる場合は、評価対象部位の硬さの初期
値を精度よく推定することができなくなる。
硬さ低下法やクリープボイド法には、次のような問題が
ある。硬さ低下法は、未使用時における初期硬さを基準
として、運転経過後の硬さ低下量、もしくは硬さ低下比
(実測値/初期値)によって劣化程度を評価するもので
ある。したがって、あらかじめ硬さの初期値を求めてお
く必要があるが、初期値が不明のときは、初期値をどの
ようにして推定するかが問題となる。このような場合、
一般的には、非損傷部位(例えば蒸気タービンのロータ
では使用温度の低いカップリング部) の値を初期値とし
て代用することが多いが、部材の硬さ値に分布を有する
不均一性が見られる場合は、評価対象部位の硬さの初期
値を精度よく推定することができなくなる。
【0005】また、クリープボイド法は、クリープボイ
ドの生成条件、および測定値がばらつきを有するため、
クリープ破断を生じたものをクリープ損傷100%とす
ると、クリープ損傷が40〜50%を超えたクリープ損
傷後期の劣化度を有するものに対して評価することがで
きる。しかし、現状の余寿命診断の対象となる機器は、
理論的推定から、クリープ損傷ほぼ40%以下のものが
大半であることを考えると、この方法は精度的に不十分
であるといえる。さらに、クリープボイド法は、部材表
面の金属ミクロ組織をレプリカフィルムで転写し、走査
型電子顕微鏡などで実験室的に測定しなければならず、
作業能率が悪いという問題もある。
ドの生成条件、および測定値がばらつきを有するため、
クリープ破断を生じたものをクリープ損傷100%とす
ると、クリープ損傷が40〜50%を超えたクリープ損
傷後期の劣化度を有するものに対して評価することがで
きる。しかし、現状の余寿命診断の対象となる機器は、
理論的推定から、クリープ損傷ほぼ40%以下のものが
大半であることを考えると、この方法は精度的に不十分
であるといえる。さらに、クリープボイド法は、部材表
面の金属ミクロ組織をレプリカフィルムで転写し、走査
型電子顕微鏡などで実験室的に測定しなければならず、
作業能率が悪いという問題もある。
【0006】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、実機へ適用して効率よく高精度
に、部材の劣化程度を知ることができる電気化学的分極
法による低合金鋼の炭化物検出方法を提供することにあ
る。
であり、その目的は、実機へ適用して効率よく高精度
に、部材の劣化程度を知ることができる電気化学的分極
法による低合金鋼の炭化物検出方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明の方法は、被測定材に電気化学的分極測定
用セル内の飽和ピクリン酸溶液の電解液を接触させ、被
測定材とセル内の塩橋間の電位を掃引し、その際得られ
る電気分極波形の2番目に現われるアノードピーク電流
が、被測定材のMo−richの析出炭化物M6 Cに関
係があることから、炭化物析出の有無および析出量を検
出する。
めに、本発明の方法は、被測定材に電気化学的分極測定
用セル内の飽和ピクリン酸溶液の電解液を接触させ、被
測定材とセル内の塩橋間の電位を掃引し、その際得られ
る電気分極波形の2番目に現われるアノードピーク電流
が、被測定材のMo−richの析出炭化物M6 Cに関
係があることから、炭化物析出の有無および析出量を検
出する。
【0008】
【作用】上記のように、被測定材に、分極測定用セル内
の飽和ピクリン酸溶液の電解液を接触させて、被測定材
とセル内の塩橋間に電位を掃引すると、電位に依存し
て、被測定材表面における金属組織に影響された電気化
学的反応が、被測定材と対極の間にアノード電流の変
化、即ち、電位ーアノード電流分極波形として得られ
る。この際、低合金鋼のCrMoV鋼では、特定の電位
付近において、Mo−richの炭化物M6 Cの溶出反
応を起こし、この反応が2番目のピーク電流、即ち、2
次アノードピーク電流として現われる。2次アノードピ
ーク電流は、M6Cの析出量と関係を有することから、
高温下で作用応力が重畳したときのCrMoV鋼の劣化
程度を知ることができる。
の飽和ピクリン酸溶液の電解液を接触させて、被測定材
とセル内の塩橋間に電位を掃引すると、電位に依存し
て、被測定材表面における金属組織に影響された電気化
学的反応が、被測定材と対極の間にアノード電流の変
化、即ち、電位ーアノード電流分極波形として得られ
る。この際、低合金鋼のCrMoV鋼では、特定の電位
付近において、Mo−richの炭化物M6 Cの溶出反
応を起こし、この反応が2番目のピーク電流、即ち、2
次アノードピーク電流として現われる。2次アノードピ
ーク電流は、M6Cの析出量と関係を有することから、
高温下で作用応力が重畳したときのCrMoV鋼の劣化
程度を知ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき説明する。こ
の実施例では、実機使用済みの蒸気タービンロータ材を
供試材として用いた。即ち、運転実績14×104 時
間、使用温度が低温部60℃、中温部440℃、高温部
538℃のロータ材から採取し、さらに中温部と高温部
については、650℃×1時間の脱脆化処理を施した試
料を作製した。
の実施例では、実機使用済みの蒸気タービンロータ材を
供試材として用いた。即ち、運転実績14×104 時
間、使用温度が低温部60℃、中温部440℃、高温部
538℃のロータ材から採取し、さらに中温部と高温部
については、650℃×1時間の脱脆化処理を施した試
料を作製した。
【0010】このロータ材は低合金鋼のCrMoV鋼を
使用しており、その材料組成を表1に示す。
使用しており、その材料組成を表1に示す。
【0011】
【表1】 続いて図1に各供試材の基礎的な材料特性を示し、図1
(a)は硬さ、図1(b)は炭化物サイズ、図1(c)
はシャルピー衝撃試験による延性破面遷移温度(FAT
T)を示している。図1の(a)〜(c)ともLは低温
部材、Mは中温部材、MDは中温部材の脱脆化処理を施
したもの、Hは高温部材、HDは高温部材の脱脆化処理
を施したものであることを表わす。
(a)は硬さ、図1(b)は炭化物サイズ、図1(c)
はシャルピー衝撃試験による延性破面遷移温度(FAT
T)を示している。図1の(a)〜(c)ともLは低温
部材、Mは中温部材、MDは中温部材の脱脆化処理を施
したもの、Hは高温部材、HDは高温部材の脱脆化処理
を施したものであることを表わす。
【0012】図1において、(a)に示すように使用温
度が高くなるとともに硬さは低下し、また(b)に示す
ように炭化物サイズは増大しており、材質劣化が現われ
ている。炭化物の析出は、C等の拡散を伴い周辺の転位
密度の回復を促し、硬さの低下を招くので、炭化物サイ
ズと硬さの低下とは密接に関係している。一方、脆化度
を表すFATTは、(c)に示すように、この鋼種にお
いて脆化しやすい温度域である中温部材で顕著に高くな
っており、脱脆化処理を施すことにより、材質劣化の少
ない低温部材のFATTレベルに回復している。CrM
oV鋼の脆化現象は、高温下で使用中、結晶粒界へのP
を主とした不純物の偏析に起因して起きることが知られ
ているが、脱脆化処理材のFATTの回復は、不純物が
十分、初期状態に拡散されていることを示すものであ
る。
度が高くなるとともに硬さは低下し、また(b)に示す
ように炭化物サイズは増大しており、材質劣化が現われ
ている。炭化物の析出は、C等の拡散を伴い周辺の転位
密度の回復を促し、硬さの低下を招くので、炭化物サイ
ズと硬さの低下とは密接に関係している。一方、脆化度
を表すFATTは、(c)に示すように、この鋼種にお
いて脆化しやすい温度域である中温部材で顕著に高くな
っており、脱脆化処理を施すことにより、材質劣化の少
ない低温部材のFATTレベルに回復している。CrM
oV鋼の脆化現象は、高温下で使用中、結晶粒界へのP
を主とした不純物の偏析に起因して起きることが知られ
ているが、脱脆化処理材のFATTの回復は、不純物が
十分、初期状態に拡散されていることを示すものであ
る。
【0013】次に、図2に本実施例に用いた電気分極測
定用セルの構造を説明するための模式断面図を示す。図
2において、セルは大別して、上部の基準電極部と下部
の分極を測定する電解液部とにアクリル樹脂板1により
区分されている。セルの容器も全てアクリル樹脂製であ
り、電解液部は内部の各部品を装着しやすいように第1
容器2、第2容器3、第3容器4および第4容器5に4
分割してあり、これら容器は接着、もしくはネジ構造に
より、ゴム製リング6、7で密着されている。第1容器
2の上端開口部をゴム栓8で封じ、基準電極部にはKC
l飽和溶液9が充填され、ゴム栓8を上方から貫通する
ように基準電極10がセルのほぼ中央部に設置される。
電解液部には、電解液11として飽和ピクリン酸溶液
が、ゴム栓8とアクリル樹脂板1を貫通するガラス管1
2から注入される。電解液11の温度は、本実施例では
25℃に保っているが、その昇温保持手段は図示を省略
する。セルの底部は、中央に貫通孔13をあけたゴム板
14によりセルの底面を形成し、ゴム板14の電解液1
1とは反対側の表面に接するように、被測定材15をセ
ットしてある。したがって、電解液11と被測定材15
の表面の一部とが直接接触するようになる。そして、ゴ
ム栓8とアクリル樹脂板1を貫通するガラス管16内を
通って電解液11中に露出する導線17の一端に白金製
の対極18を取り付け、被測定材15に接続した導線1
9の他端と、対極18に接続した導線17の他端とを定
電位発生装置20に接続し、この定電位発生装置20に
より被測定材15と対極18との間に電位を印加する。
電位を印加すると、セル内に配置した塩橋21と被測定
材15との間に、被測定材15の表面の電気化学反応に
よるアノード電流が発生する。このアノード電流を基準
電極10を介して定電位発生装置20により測定する。
定用セルの構造を説明するための模式断面図を示す。図
2において、セルは大別して、上部の基準電極部と下部
の分極を測定する電解液部とにアクリル樹脂板1により
区分されている。セルの容器も全てアクリル樹脂製であ
り、電解液部は内部の各部品を装着しやすいように第1
容器2、第2容器3、第3容器4および第4容器5に4
分割してあり、これら容器は接着、もしくはネジ構造に
より、ゴム製リング6、7で密着されている。第1容器
2の上端開口部をゴム栓8で封じ、基準電極部にはKC
l飽和溶液9が充填され、ゴム栓8を上方から貫通する
ように基準電極10がセルのほぼ中央部に設置される。
電解液部には、電解液11として飽和ピクリン酸溶液
が、ゴム栓8とアクリル樹脂板1を貫通するガラス管1
2から注入される。電解液11の温度は、本実施例では
25℃に保っているが、その昇温保持手段は図示を省略
する。セルの底部は、中央に貫通孔13をあけたゴム板
14によりセルの底面を形成し、ゴム板14の電解液1
1とは反対側の表面に接するように、被測定材15をセ
ットしてある。したがって、電解液11と被測定材15
の表面の一部とが直接接触するようになる。そして、ゴ
ム栓8とアクリル樹脂板1を貫通するガラス管16内を
通って電解液11中に露出する導線17の一端に白金製
の対極18を取り付け、被測定材15に接続した導線1
9の他端と、対極18に接続した導線17の他端とを定
電位発生装置20に接続し、この定電位発生装置20に
より被測定材15と対極18との間に電位を印加する。
電位を印加すると、セル内に配置した塩橋21と被測定
材15との間に、被測定材15の表面の電気化学反応に
よるアノード電流が発生する。このアノード電流を基準
電極10を介して定電位発生装置20により測定する。
【0014】得られるアノード電流は、被測定材15の
表面の性状や電気化学反応によって変化する。表1に示
した各供試材に対して、電位を初期状態から1500m
Vまで掃引し、得られた電気分極波形を記録計22に出
力させた結果を図3に示す。図3は電位とアノード電流
密度の関係を示す線図であり、図3中の各曲線は、図1
で用いた各供試材別の略号(L,M,MD,H,HD)
を図3に付記してある。
表面の性状や電気化学反応によって変化する。表1に示
した各供試材に対して、電位を初期状態から1500m
Vまで掃引し、得られた電気分極波形を記録計22に出
力させた結果を図3に示す。図3は電位とアノード電流
密度の関係を示す線図であり、図3中の各曲線は、図1
で用いた各供試材別の略号(L,M,MD,H,HD)
を図3に付記してある。
【0015】図4は図3に示す各電気分極波形の2番目
に生じた2次アノードピーク電流(以下2次ピーク電流
とする)を各供試材別にプロットした線図である。図4
からこの線図は図1(b)に示した炭化物サイズの関係
とよく対応していることがわかる。前述のように、脱脆
化処理の有無、即ち、結晶粒界への不純物析出程度にか
かわらず、傾向が現われているところから、2次ピーク
電流が炭化物サイズ、換言すれば、炭化物析出量および
硬さの低下に関係しているとほぼ判断することができ
る。
に生じた2次アノードピーク電流(以下2次ピーク電流
とする)を各供試材別にプロットした線図である。図4
からこの線図は図1(b)に示した炭化物サイズの関係
とよく対応していることがわかる。前述のように、脱脆
化処理の有無、即ち、結晶粒界への不純物析出程度にか
かわらず、傾向が現われているところから、2次ピーク
電流が炭化物サイズ、換言すれば、炭化物析出量および
硬さの低下に関係しているとほぼ判断することができ
る。
【0016】次に、2次ピーク電流の出現した電位で、
被測定材に生じている現象を明確にするために、測定前
の研磨したままの試料、および1次アノードピーク電流
出現後に、2次ピーク電流が出現した直後の電位で、電
位掃引を中断した試料を作製し、これら試料の表面状況
を比較したが、これは各試料表面を走査型電子顕微鏡の
反射電子像( 組成像) で観察することにより行なった。
被測定材に生じている現象を明確にするために、測定前
の研磨したままの試料、および1次アノードピーク電流
出現後に、2次ピーク電流が出現した直後の電位で、電
位掃引を中断した試料を作製し、これら試料の表面状況
を比較したが、これは各試料表面を走査型電子顕微鏡の
反射電子像( 組成像) で観察することにより行なった。
【0017】図5はその観察結果を示す走査型電子顕微
鏡写真であり、(a)は分極試験前の研磨したままの試
料、(b)は2次ピーク電流出現直後、電位掃引を中断
(電位:400mV)した試料を表わし、両試料とも同
一位置を観察している。その結果、両試料を比較する
と、2次ピーク電流出現後の試料には、結晶粒界の凝
集、粗大化した白い炭化物が消失した痕跡が明瞭に認め
られる。白い炭化物は原子量の大きい元素が含まれてい
ることを意味する。
鏡写真であり、(a)は分極試験前の研磨したままの試
料、(b)は2次ピーク電流出現直後、電位掃引を中断
(電位:400mV)した試料を表わし、両試料とも同
一位置を観察している。その結果、両試料を比較する
と、2次ピーク電流出現後の試料には、結晶粒界の凝
集、粗大化した白い炭化物が消失した痕跡が明瞭に認め
られる。白い炭化物は原子量の大きい元素が含まれてい
ることを意味する。
【0018】図6は1次ピーク電流と2次ピーク電流間
の電位で、電位掃引を中断した試料を作製し、図5と同
様にして観察した走査型電子顕微鏡写真であるが、図6
では明らかに白い炭化物が存在するのを認めることがで
きる。脱脆化処理を行なった試料について、レプリカに
炭化物を抽出し、分析電子顕微鏡により、炭化物の同定
を行なった結果、粗大化した炭化物は、M(Fe,C
r)23C6 およびMo−richのM6 Cであり、他に
結晶粒内に微細なM(Fe,Cr)7 C3 ,Mo2 C,
VCの分布が認められた。
の電位で、電位掃引を中断した試料を作製し、図5と同
様にして観察した走査型電子顕微鏡写真であるが、図6
では明らかに白い炭化物が存在するのを認めることがで
きる。脱脆化処理を行なった試料について、レプリカに
炭化物を抽出し、分析電子顕微鏡により、炭化物の同定
を行なった結果、粗大化した炭化物は、M(Fe,C
r)23C6 およびMo−richのM6 Cであり、他に
結晶粒内に微細なM(Fe,Cr)7 C3 ,Mo2 C,
VCの分布が認められた。
【0019】前述の消失した炭化物の痕跡の位置、形
状、組成像の状況から、結晶粒界における凝集、粗大化
した白い炭化物はMo−rich炭化物であり、さら
に、構造としては、M6 C炭化物であることが判明し
た。さらに炭化物の同定を行なうために、電子顕微鏡に
より成分分析および結晶構造を調べた。M6 C炭化物の
分析結果を図7に示す。図7(a)は金属組織中のM6
C炭化物を示す電子顕微鏡写真であり、図7(b)は炭
化物の成分スペクトル線図である。図7(b)中のCu
成分は、炭化物を抽出する際に用いるメッシュ材料のC
uに起因するものであり、Mo−rich炭化物がM
o,Feを主としていることがわかる。図8は炭化物の
結晶構造を表わす電子線回折図であり、表2に解析結果
を示す。
状、組成像の状況から、結晶粒界における凝集、粗大化
した白い炭化物はMo−rich炭化物であり、さら
に、構造としては、M6 C炭化物であることが判明し
た。さらに炭化物の同定を行なうために、電子顕微鏡に
より成分分析および結晶構造を調べた。M6 C炭化物の
分析結果を図7に示す。図7(a)は金属組織中のM6
C炭化物を示す電子顕微鏡写真であり、図7(b)は炭
化物の成分スペクトル線図である。図7(b)中のCu
成分は、炭化物を抽出する際に用いるメッシュ材料のC
uに起因するものであり、Mo−rich炭化物がM
o,Feを主としていることがわかる。図8は炭化物の
結晶構造を表わす電子線回折図であり、表2に解析結果
を示す。
【0020】
【表2】 図8,表2からMo−rich炭化物は 面心立方構造
を有し、格子 数a=11.082ÅのM6 C型と判断
される。即ち、Mo−rich炭化物は、(Mo,F
e)6 Cである。
を有し、格子 数a=11.082ÅのM6 C型と判断
される。即ち、Mo−rich炭化物は、(Mo,F
e)6 Cである。
【0021】以上のことから、2次ピーク電流はMo−
richのM6 C炭化物の溶解が主要因であることがわ
かる。一般に、高温下における炭化物の析出は、応力の
作用によって促進されることが知られており、単なる高
温下経時変化による材質劣化のみなく、応力作用下での
劣化進行度、即ち、クリープ損傷を評価する手法にもな
り得る。
richのM6 C炭化物の溶解が主要因であることがわ
かる。一般に、高温下における炭化物の析出は、応力の
作用によって促進されることが知られており、単なる高
温下経時変化による材質劣化のみなく、応力作用下での
劣化進行度、即ち、クリープ損傷を評価する手法にもな
り得る。
【0022】M6 C炭化物の凝集、粗大化は、結晶粒界
ボイドの生成を誘発し、また、固溶強化に寄与している
Mo量の低減という点から、さらに、強度に寄与してい
る炭化物周辺における転位密度の回復を促す点からも、
硬さの低下に関与しており、本発明の方法によるM6 C
炭化物の検出は、比較的軽微の材料劣化を把握するのを
可能とし、材質劣化進行度を知る有力な手法となる。さ
らに、本発明の方法は、クリープボイド法と異なり、実
機現場診断においてM6 C炭化物の検出が可能であり、
実機を対象とする簡便な検出方法として極めて有用であ
る。
ボイドの生成を誘発し、また、固溶強化に寄与している
Mo量の低減という点から、さらに、強度に寄与してい
る炭化物周辺における転位密度の回復を促す点からも、
硬さの低下に関与しており、本発明の方法によるM6 C
炭化物の検出は、比較的軽微の材料劣化を把握するのを
可能とし、材質劣化進行度を知る有力な手法となる。さ
らに、本発明の方法は、クリープボイド法と異なり、実
機現場診断においてM6 C炭化物の検出が可能であり、
実機を対象とする簡便な検出方法として極めて有用であ
る。
【0023】以上、本発明の電気化学的分極法による低
合金鋼の炭化物検出方法について、蒸気タービンの構造
材料に使用される低合金鋼のCrMoV鋼を例として述
べてきたが、鋼中に析出される炭化物の有無や量を、本
発明と同様の手法によって、その他の鋼種に適用するこ
とも可能である。
合金鋼の炭化物検出方法について、蒸気タービンの構造
材料に使用される低合金鋼のCrMoV鋼を例として述
べてきたが、鋼中に析出される炭化物の有無や量を、本
発明と同様の手法によって、その他の鋼種に適用するこ
とも可能である。
【0024】
【発明の効果】低合金鋼であるCrMoV鋼は、高温下
で応力が負荷された状態で使用されるときクリープ損傷
を生ずるが、これを非破壊的に検出する従来の硬さ低下
法やクリープボイド法などには、実施上種々の問題があ
ったが、これを解決するためになされた本発明の炭化物
検出方法は、被測定材に、分極測定用セル内の飽和ピク
リン酸溶液電解液を接触させ、被測定材とセル内対極間
に電位を負荷、掃引することにより、電気分極波形を
得、電気分極波形における2番目のアノードピーク電
流、即ち、2次ピーク電流が、被測定材表面上のMo−
richの析出炭化物M6 Cに関係を有することを見出
した点に特徴があり、本発明の方法がM6 C炭化物の析
出量を検出する手法であることから、従来のクリープボ
イド法より比較的軽微の材料劣化度を検出することが可
能となり、部材が初期硬さに分布を有する場合でも、こ
れに影響されることなく、簡便に材料劣化度を評価する
ことができ、さらに、CrMoV鋼を用いた実機に対し
て、その据え付け現場で適用することが可能であるか
ら、余寿命診断を実施する上で作業性に優れ、検出精度
も高いという多くの利点を有する。
で応力が負荷された状態で使用されるときクリープ損傷
を生ずるが、これを非破壊的に検出する従来の硬さ低下
法やクリープボイド法などには、実施上種々の問題があ
ったが、これを解決するためになされた本発明の炭化物
検出方法は、被測定材に、分極測定用セル内の飽和ピク
リン酸溶液電解液を接触させ、被測定材とセル内対極間
に電位を負荷、掃引することにより、電気分極波形を
得、電気分極波形における2番目のアノードピーク電
流、即ち、2次ピーク電流が、被測定材表面上のMo−
richの析出炭化物M6 Cに関係を有することを見出
した点に特徴があり、本発明の方法がM6 C炭化物の析
出量を検出する手法であることから、従来のクリープボ
イド法より比較的軽微の材料劣化度を検出することが可
能となり、部材が初期硬さに分布を有する場合でも、こ
れに影響されることなく、簡便に材料劣化度を評価する
ことができ、さらに、CrMoV鋼を用いた実機に対し
て、その据え付け現場で適用することが可能であるか
ら、余寿命診断を実施する上で作業性に優れ、検出精度
も高いという多くの利点を有する。
【図1】本発明の方法に用いる各供試材の(a)は硬
さ、(b)は炭化物サイズ、(c)はシャルピー衝撃試
験延性破面遷移温度(FATT)を示す材料別特性図
さ、(b)は炭化物サイズ、(c)はシャルピー衝撃試
験延性破面遷移温度(FATT)を示す材料別特性図
【図2】本発明の方法に用いられる電気分極測定用セル
の構造を示す模式断面図
の構造を示す模式断面図
【図3】図2のセルにより測定した電気分極波形図
【図4】電気分極波形の2次アノードピーク電流を各供
試材別にプロットした線図
試材別にプロットした線図
【図5】(a)は研磨したままの試料、(b)は2次ア
ノードピーク電流出現直後、電位掃引を中断した試料の
それぞれを電子顕微鏡によって表わす金属組織を示す写
真
ノードピーク電流出現直後、電位掃引を中断した試料の
それぞれを電子顕微鏡によって表わす金属組織を示す写
真
【図6】1次アノードピーク電流と2次アノードピーク
電流間の電位で電位掃引を中断した試料を電子顕微鏡に
よって表わす金属組織を示す写真
電流間の電位で電位掃引を中断した試料を電子顕微鏡に
よって表わす金属組織を示す写真
【図7】炭化物の分析結果を示し(a)は金属組織中の
M6 C炭化物を電子顕微鏡によって表わす金属組織を示
す写真,(b)は炭化物の成分スペクトル線図
M6 C炭化物を電子顕微鏡によって表わす金属組織を示
す写真,(b)は炭化物の成分スペクトル線図
【図8】炭化物の結晶構造を電子線回折によって表わす
結晶構造を示す写真
結晶構造を示す写真
【符号の説明】 1 アクリル樹脂板 2 第1容器 3 第2容器 4 第3容器 5 第4容器 6 ゴム製リング 7 ゴム製リング 8 ゴム栓 9 KCl飽和溶液 10 基準電極 11 電解液 12 ガラス管 13 貫通孔 14 ゴム板 15 被測定材 16 ガラス管 17 導線 18 対極 19 導線 20 定電位発生装置 21 塩橋 22 記録計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡部 照継 宮城県仙台市青葉区一番町3丁目7番1号 東北電力株式会社内 (72)発明者 山下 満男 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】被測定材に電解液を接触させ、被測定材と
電解液との間に電位を掃引することによりアノード電流
分極波形を得、その2次アノードピーク電流から、被測
定材の炭化物析出の有無および析出量を検出することを
特徴とする電気化学的分極法による低合金鋼の炭化物検
出方法。 - 【請求項2】請求項1記載の方法において、電解液は飽
和ピクリン酸溶液を用いることを特徴とする電気化学的
分極法による低合金鋼の炭化物検出方法。 - 【請求項3】請求項1または2記載の方法において、低
合金鋼はCrMoV鋼であることを特徴とする電気化学
的分極法による低合金鋼の炭化物検出方法。 - 【請求項4】請求項1ないし3記載の方法において、炭
化物はMo−richのM6 Cであることを特徴とする
電気化学的分極法による低合金鋼の炭化物検出方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05059607A JP3121953B2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 電気化学的分極法による低合金鋼の炭化物検出方法 |
| US08/155,873 US5505827A (en) | 1993-02-24 | 1993-11-23 | Method of detecting carbides in alloy steels by electrochemical polarization |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05059607A JP3121953B2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 電気化学的分極法による低合金鋼の炭化物検出方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06249828A true JPH06249828A (ja) | 1994-09-09 |
| JP3121953B2 JP3121953B2 (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=13118117
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05059607A Expired - Fee Related JP3121953B2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 電気化学的分極法による低合金鋼の炭化物検出方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5505827A (ja) |
| JP (1) | JP3121953B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010230637A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-14 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 脆化度判定方法 |
| CN104820002A (zh) * | 2015-04-16 | 2015-08-05 | 山东大学 | 基于电化学检测装置的淬硬钢加工白层检测方法 |
| US9334749B2 (en) | 2013-10-18 | 2016-05-10 | Abb Technology Ag | Auxiliary power system for turbine-based energy generation system |
| US9577557B2 (en) | 2013-10-18 | 2017-02-21 | Abb Schweiz Ag | Turbine-generator system with DC output |
| US9614457B2 (en) | 2013-10-18 | 2017-04-04 | Abb Schweiz Ag | Modular thyristor-based rectifier circuits |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7572360B2 (en) * | 2005-09-30 | 2009-08-11 | Fatigue Solutions Corp. | Electrochemical fatigue sensor systems and methods |
| CN102400205B (zh) * | 2010-09-19 | 2014-07-23 | 宝山钢铁股份有限公司 | 一种快速评价沟槽腐蚀性能的电解质溶液 |
| CN112129817B (zh) * | 2020-08-21 | 2022-01-04 | 中山大学 | 一种检测钢材中碳化物的方法 |
| CN113138157B (zh) * | 2021-04-08 | 2022-08-19 | 北京科技大学 | 一种铝合金挤压型材应力腐蚀敏感性无损评估方法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3479256A (en) * | 1965-09-08 | 1969-11-18 | Nat Steel Corp | Process for testing the corrosion resistance of a metallic surface |
| US3925168A (en) * | 1972-07-26 | 1975-12-09 | Anaconda American Brass Co | Method of monitoring the active roughening agent in a copper plating bath |
| GB1434199A (en) * | 1972-10-19 | 1976-05-05 | Wilkinson Sword Ltd | Selective electrolytic dissolution of predetermined metals |
| US4160702A (en) * | 1978-04-21 | 1979-07-10 | General Motors Corporation | Electrochemical measurement of fatigue damage |
-
1993
- 1993-02-24 JP JP05059607A patent/JP3121953B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1993-11-23 US US08/155,873 patent/US5505827A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010230637A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-14 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 脆化度判定方法 |
| US9334749B2 (en) | 2013-10-18 | 2016-05-10 | Abb Technology Ag | Auxiliary power system for turbine-based energy generation system |
| US9577557B2 (en) | 2013-10-18 | 2017-02-21 | Abb Schweiz Ag | Turbine-generator system with DC output |
| US9614457B2 (en) | 2013-10-18 | 2017-04-04 | Abb Schweiz Ag | Modular thyristor-based rectifier circuits |
| CN104820002A (zh) * | 2015-04-16 | 2015-08-05 | 山东大学 | 基于电化学检测装置的淬硬钢加工白层检测方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5505827A (en) | 1996-04-09 |
| JP3121953B2 (ja) | 2001-01-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Chen et al. | Insight into electrochemical passivation behavior and surface chemistry of 2205 duplex stainless steel: effect of tensile elastic stress | |
| JP3121953B2 (ja) | 電気化学的分極法による低合金鋼の炭化物検出方法 | |
| CN113533674A (zh) | 一种耐热钢蠕变损伤微观组织演化的定量化评估方法 | |
| Greenberg et al. | Fracture toughness of turbine-generator rotor forgings | |
| Vourna et al. | Barkhausen noise emission of naval steel: The impact of seawater corrosion coverage and depth | |
| WO2001031311A2 (en) | Methods and devices for evaluating fatigue damage | |
| JP3441181B2 (ja) | 超耐熱合金鋼の劣化検出方法 | |
| JP3486315B2 (ja) | 焼戻しマルテンサイト鋼の高温損傷評価方法 | |
| CN115078080B (zh) | 一种金属材料蠕变无损检测的信号分析方法 | |
| JP2729679B2 (ja) | 電気化学的手法によるクロム・モリブデン鋼の経年脆化および軟化損傷評価法 | |
| JP6963745B2 (ja) | 高Cr鋼のラーベス相検出方法 | |
| JPH0635971B2 (ja) | 金属材料の余寿命予測法 | |
| Puiggali et al. | A critical study of stress corrosion cracking testing methods for stainless steels in hot chloride media | |
| JPH10123123A (ja) | ガスタービン高温部品のクリープ寿命推定方法 | |
| JPH04235346A (ja) | 金属材料の粒界偏析性状検出方法 | |
| Sucre et al. | Mechanical properties of austenitic stainless steel single crystals: Influence of nitrogen and hydrogen content | |
| JP2004333389A (ja) | CrMoV鋼材の非破壊的なクリープ損傷評価法 | |
| JPH02157642A (ja) | 金属材料の劣化度評価のための電気化学計測用ジェル電極 | |
| JPH07225217A (ja) | 金属材料の時効劣化検出方法 | |
| JPS6237340B2 (ja) | ||
| Phuraya et al. | The study of sensitization on intergranular corrosion in INCONEL 617 crept specimen by using electrochemical reactivation (EPR) test | |
| JP4434631B2 (ja) | 中性子照射を受けた部材の診断方法 | |
| Conejo Sr et al. | Nondestructive evaluation of corrosion in an artificial aging process at a clad pipe by thermoelectric means | |
| Sakai et al. | A study of evaluation method for life time of alloy 600 on primary water stress corrosion cracking | |
| JPS61241645A (ja) | 低合金鋼の劣化判定法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |