JPH0624984Y2 - 電力変換用トランス - Google Patents

電力変換用トランス

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JPH0624984Y2
JPH0624984Y2 JP1989001782U JP178289U JPH0624984Y2 JP H0624984 Y2 JPH0624984 Y2 JP H0624984Y2 JP 1989001782 U JP1989001782 U JP 1989001782U JP 178289 U JP178289 U JP 178289U JP H0624984 Y2 JPH0624984 Y2 JP H0624984Y2
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wound
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JP1989001782U
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敏雄 三上
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Toko Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、入力側と出力側の絶縁されているスイッチン
グ電源に用いられる電力変換用トランスの巻線の巻回構
造に関する。
〔従来技術〕
スイッチング電源を小型化するために発振周波数を高く
して、電力変換用トランスや電解コンデンサを小さくす
る手法がよく用いられる。
しかし発振周波数が50KHzを越えると、巻線の表皮効
果による発熱が多くなる。
またトランスを小さくすると、ボビンの巻線部の幅も狭
くなり、第5図のトランスの結線図に示すように、巻数
の多い1次巻線Lを折り返して巻回することが行われ
る。そして、1次巻線Lと同じ入力側にある3次巻線
を近接して巻回し、その外側に出力側の2次巻線L
を巻回する。
第4図はこのような3つの巻線の巻回構造を示すボビン
の部分断面図であり、1次巻線Lを最初に巻回し、次
に3次巻線Lを巻回し、絶縁テープ1を介して2次巻
線Lを巻回してある。
このような巻回構造では、1次巻線Lと2次巻線L
間に3次巻線Lがあり、またボビンの巻線部の幅Wが
狭いために1次巻線Lが折り返されて例えば2層に巻
回されるので、互いに位置が離れて1次巻線Lと2次
巻線Lの結合が弱くなり、損失が増す欠点があった。
さらに発振周波数が高くなるとトランスの発生する輻射
ノイズが多くなり、シールドケースのないトランスの場
合には第4図のように全部の巻線の外側をアース端子に
接続するシールド板2で被う必要があり、巻線とは別の
シールド板2を巻線部に設けることは面倒であった。
なお、第3図はスイッチング電源の電力変換用トランス
近傍の回路図であり、入力側の1次巻線Lにはスイッ
チングトランジスタQが接続し、3次巻線Lには制御
回路の整流回路が接続し、出力側の2次巻線Lは図示
を省略されている整流回路を経て負荷に接続する。1次
巻線Lは電力変換用トランスを励磁し、3次巻線L
は制御回路の電源用巻線の役割をする。
〔課題〕
本考案の課題は、発振周波数が高くなっても発熱を少な
くし、しかも入力側の励磁用の1次巻線と出力側の2次
巻線の結合を改善することにある。さらに輻射ノイズを
少なくした小型の電力変換用トランスを提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち本考案の電力変換用トランスは、入力側の励磁
用の1次巻線と3次巻線、出力側の2次巻線が重畳して
巻回してあり、単線で1層に巻回された1次巻線と、複
数線をバイフアイラ巻して1層に巻回された2次巻線が
交互に重畳しており、その交互に重畳する1次巻線と2
次巻線の各層は夫々並列接続してあり、最も外側には3
次巻線が巻回してあることを特徴とする。
さらには、1次巻線、3次巻線、2次巻線の巻幅をほぼ
同じにすると共に3次巻線の一端をアースすることによ
り、輻射ノイズを少なくする。
〔実施例〕
以下、本考案の電力変換用トランスの実施例を示す第1
図と第2図を参照しながら説明する。第1図は巻線の巻
回構造を示すボビンの部分断面図、第2図はトランスの
結線図であり、従来例の同一部分は同じ符号を付与して
ある。
本考案の電力変換用トランスは第1図に示すように、励
磁用の1次巻線Lと3次巻線L、出力側の2次巻線
がほぼ同じ巻幅Wで重畳して巻回してある。そし
て、単線で1層に巻回した1次巻線Lと複数線を整列
させて1層にバイフアイラ巻した2次巻線Lを絶縁テ
ープ1を介して交互に重畳してある。実施例では2次巻
線Lは2本の線をバイフアイラ巻してあるが、電流値
及び巻幅Wを考慮して任意の本数を選択する。
交互に重畳された1次巻線Lと2次巻線Lは、夫々
並列接続される。すなわち、第2図で示されるように1
層ずつの1次巻線Lはいずれも両端を端子3、4に接
続され、1層ずつの2次巻線Lはいずれも両端を端子
5、6に接続される。そして、最も外側に一端をアース
される3次巻線Lが巻回される。
なお重畳する1次巻線Lと2次巻線Lはいずれを先
にしてボビンに巻回してもよいが、巻数の多い1次巻線
から始める方が他の巻線を外側にして巻幅Wを調
節する場合に都合がよい。
〔効果〕
以上述べたように本考案の電力変換用トランスは、1次
巻線と2次巻線を1層ずつ巻回し、交互に重畳し、1次
巻線と2次巻線の各層ごとに並列接続してある。そし
て、最も外側に一端をアース接続する3次巻線を重畳し
て巻回してある。夫々の巻線はほぼ同じ巻幅になるよう
に線径等を調節する。このような巻回構造では、1次巻
線と2次巻線が1層ずつの巻線を複数個夫々並列接続し
て構成されるので単線であっても、複数線をバイフアイ
ラ巻する場合であっても、1本の線材としては細い線材
を用いることができる。そして、巻線の表面積を増すこ
とにより、表皮効果による発熱を少なくすることができ
る。特に、複数線を用いる2次巻線におけるこのような
効果は顕著である。実験では、出力が30W、発振周波
数が100KHzの場合、従来の巻回構造ではトランスの
巻線の温度が70℃程度まで上昇したが、本考案のトラ
ンスの場合、50℃程度であった。
また、1次巻線と2次巻線がいわゆるサンドイッチ状態
にあるので、両方の巻線は全ての位置で近接するので結
合が密になり、損失も小さくなる。さらに最も外側の3
次巻線にはシールド板の役割を兼ねさせて主に1次巻線
と2次巻線から生ずる輻射ノイズを少なくすることがで
き、従来のシールド板は不要になる。これらは、細い線
材を巻回することの容易さとあいまってトランスの小型
化に大きく寄与し、出力が30W、発振周波数が100
KHzの場合、従来のトランスの1/2程度まで体積を小型化
できた。
さらにまた、シールド板を巻線の上に設ける工数も不要
になり、トランスの組立工数を削減できる利点もある。
なおシールド板の役割を兼ねる3次巻線の巻幅は、1次
巻線と2次巻線よりも多少広くてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電力変換用トランスの実施例を示すボ
ビンの部分断面図、第2図は結線図、第3図はスイッチ
ング電源の部分回路図、第4図は従来の電力変換用トラ
ンスの部分断面図、第5図は従来の電力変換用トランス
の結線図である。 L:1次巻線、L:2次巻線、L:3次巻線

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力側の励磁用の1次巻線と3次巻線、出
    力側の2次巻線が重畳して巻回してあり、単線で1層に
    巻回された1次巻線と、複数線をバイフアイラ巻して1
    層に巻回された2次巻線が交互に重畳しており、その交
    互に重畳する1次巻線と2次巻線の各層は夫々並列接続
    してあり、最も外側には3次巻線が巻回してあることを
    特徴とする電力変換用トランス。
  2. 【請求項2】1次巻線、3次巻線、2次巻線はほぼ同じ
    巻幅で巻回してあり、3次巻線の一端はアースされてい
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の電力変換用トラ
    ンス。
JP1989001782U 1989-01-11 1989-01-11 電力変換用トランス Expired - Lifetime JPH0624984Y2 (ja)

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JP1989001782U JPH0624984Y2 (ja) 1989-01-11 1989-01-11 電力変換用トランス

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JP1989001782U JPH0624984Y2 (ja) 1989-01-11 1989-01-11 電力変換用トランス

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Publication Number Publication Date
JPH0292910U JPH0292910U (ja) 1990-07-24
JPH0624984Y2 true JPH0624984Y2 (ja) 1994-06-29

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ID=31201970

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JP1989001782U Expired - Lifetime JPH0624984Y2 (ja) 1989-01-11 1989-01-11 電力変換用トランス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6050998A (ja) * 1983-08-30 1985-03-22 木嶋無線株式会社 電源用トランスのシ−ルド装置
JP2754641B2 (ja) * 1988-12-29 1998-05-20 松下電器産業株式会社 コンバータトランス

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0292910U (ja) 1990-07-24

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