JPH0624992B2 - プレスレンズの成形金型およびその成形方法 - Google Patents

プレスレンズの成形金型およびその成形方法

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JPH0624992B2
JPH0624992B2 JP63263229A JP26322988A JPH0624992B2 JP H0624992 B2 JPH0624992 B2 JP H0624992B2 JP 63263229 A JP63263229 A JP 63263229A JP 26322988 A JP26322988 A JP 26322988A JP H0624992 B2 JPH0624992 B2 JP H0624992B2
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molding
mold
press
lens
barrel
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正明 春原
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、主として高精度なプレスガラスレンズをリヒ
ートプレス成形する際に用いるプレスレンズの成形金
型、およびその成形方法に関するものである。
従来の技術 近年、光学素子は光学機器のレンズ構成の簡略化及びレ
ンズ部分の軽量化を同時に達成しうる非球面の方向にあ
る(例えば特開昭57−76512号公報)。
その中でより安価に高精度ガラス製品を製造する方法と
して特開昭58−84134号公報には加圧サイクルに
要する時間を短くして高精度な光学ガラス素子を得る方
法が提案されている。その大要は最終製品に近い近似し
た形状のガラスプレフォームを用いて、金型及びガラス
フレフォームを各々加熱し、ガラスと金型が10ポア
ズ以上でかつ1012ポアズ以下のガラス粘度に対応する
温度でプレスを開始し、1013ポアズよりも低いガラス
粘度に対応する温度でプレスを終了して、ガラスを取り
出すことが提案されている。
また波長オーダーの面制度を有するレンズではないがレ
ンズ素材の成型法として特公昭56−378号公報で、
金属製の温度を被成型ガラスの転移点以上、軟化点以下
の温度に保ち、この金属型内に流動性を有するガラスを
入れて加圧成形し、そしてこの状態でガラスの温度分布
が均一化されるまで20秒以上保持することを述べてい
る。
発明が解決しようとする課題 上記ガラスレンズの製造において、ガラスレンズの光学
的性能は従来の研磨法によるガラスレンズのそれに比べ
てより優れている必要があり非常に高い面精度及び面粗
度が要求される。例えば高精度カメラレンズの場合、面
精度ニュートリング5本、アス1本以内、内面粗さ0.
03μm以内であることが要求される。しかしながら従
来のガラスレンズの製造方法ではガラスと成形金型を別
々に加熱した後、ガラスを成形金型内に供給しプレスを
行なうため、プレス途中で非常に温度が不均一になりや
すく、一定時間以上プレスを保持しなければならなかっ
た。したがってサイクルタイムに影響を及ぼし安価なレ
ンズを製造することはできなかった。
すなわちサイクルタイムを短くするためには、多数の成
形型を準備し、成形金型内にガラスを入れたまま加熱し
成形することが最も好ましいと考えられる。
しかしながら、特開昭61−26528号公報に示され
ているように、プレス後の冷却において温度傾斜式の徐
冷室を使用して冷却を行った場合、冷却過程で莫大な数
の成形型を必要とするため、好ましい成形方法とは言え
ない。
またプレス型の冷却速度がレンズ性能を決定する上で非
常に重要であるが特開昭61−53126号公報に述べ
られているように加圧せずに0.9℃/sec以下の一定
速度で冷却することは、サイクルタイムを長くすること
になるため、加圧を行なって1010.5ポアズまでは急冷
を行なったほうが使用する成形金型の数が少なくなりよ
り安価なプレスレンズを供給することが可能となる。
本発明は上記課題に鑑み、高精度でかつ安価なプレスレ
ンズを早く製造するためのプレスレンズの成形金型、及
びその成形方法を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明のプレスレンズの成形
金型は一対のヒータブロックの間に配置しプレスレンズ
を成形する金型において、各々キャビティを定義する成
形面と、その成形面と反対側にあり、ヒータブロックと
接触する背面を有する第1,第2の成形型と、前記第1
及び第2の成形型を案内する胴型とを具備し、前記第1
及び第2の成形型の少なくとも一方の成形型の背面がプ
レスレンズの薄肉部に近い部分にヒータブロックとの非
接触部を有する。
また別のプレスレンズの成形金型は各々キャビティを定
義する成形面を有する第1,第2の成形型と、第1およ
び第2の成形型を案内する第1の胴型と第1の胴型の外
側に第1の胴型より熱伝導率の低い材料からなる第2の
胴型を有するものであり、第2の胴型は第1の胴型より
長く、第2の胴型が成形型もしくはプレス手段に当接す
ることによりプレスレンズの厚さを決定する。
さらに、本発明のプレスレンズの成形方法はガラス転移
点以下の温度を有する成形型に、1012ポアズ以上のガ
ラスを供給し、10〜1010ポアズのガラス粘度に対
する対応する温度まで加熱し、3秒〜90秒間プレスし
たのち加圧したまま1010〜1011ポアズまでは1.5
〜2.5℃/secの冷却速度で冷却を行ない、1010
1011ポアズ以上は0.2〜1.5℃/secの冷却速度
で冷却を行ない、ガラス転移点以下でプレスレンズを取
り出す成形方法である。
作 用 上記構成により、成形されるプレスレンズの薄肉部とな
る成形型の背面はヒータブロックと非接触になる部分を
有するため、各ステージにおいて一対のヒータブロック
と接触せず、熱伝達が抑制される。したがってガラス内
部に温度差を生じにくくする効果を有する。また曲率が
異なる場合、曲率の小さい成形型側のガラス内部に温度
差を生じやすい。したがって曲率の小さい成形型にヒー
タブロックとの非接触部を設けたほうがより効果が得ら
れやすい。
さらに別の金型構成により第1の胴型の外側に第1の胴
型より熱伝導率の低い材料からなる第2の胴型を有して
いるため、プレスレンズの周辺から熱が奪われることを
防ぎガラスの内部に温度差を生じにくくする効果を有す
る。但し前記第1の胴型と前記第2の胴型との隙間が3
mm以内の範囲で行なったほうがより一層の効果が得られ
る。また、前記第1の胴型より前記第2の胴型を長くす
ることによってヒータブロックが前記第2の胴型に接
し、プレスレンズの厚さを決定することができる。その
時、第2の胴型を精度よく仕上げることによりプレスレ
ンズの平行度も決定することができる。この第2の胴型
の材料の選定条件は耐酸化性に優れていること、圧縮強
さが大きいこと、安価であることなどが上げられる。上
記条件を満たすためにはステンレス鋼が適し、好ましく
はオーステナイト系かマルテンサイト系のステンレス鋼
が良い。第1の胴型は前記第1の成形型と前記第2の成
形型を案内するものであり、この第1の胴型に成形面を
備えた成形型が挿入されると第1の成形面と第1の胴型
内面及び第2の成形面と第1の胴型内面がそれぞれ直角
になり、光軸を一致させることが可能である。
一方上記方法により、高精度でかつ安価なプレスレンズ
を早く製造することが可能となるが、本発明のプレスレ
ンズの成形方法は108〜1012.75ポアズの範囲内で行
われるので、成形品の形状変形や、冷却にともなう歪の
発生を防ぐためにガラスと成形金型を共に冷却する。ま
たアニールの前の冷却過程で成形金型とガラス温度を同
じにして、加圧状態で冷却速度を制御すると、アニール
を行なっても面精度に変化は見られず残留歪も殆どな
い。逆にこのような冷却過程を行わずに成形されたプレ
スレンズはアニールを行うと冷却過程までに得られた形
状が維持されない。
また、プレスレンズの成形方法においてプレス成形機は
空気と不活性ガスを入れ換える特別の空間を有しておら
ず、また真空排気も行なわない簡略化されたプレス成形
機である。
実施例 以下、本発明のプレスレンズの成形金型を図面を参照し
ながら説明する。
第1図において、1a,1b,1cは第1の光学面を有
した第1の成形型、2a,2b,2cは第2の光学面を
有した第2の成形型であり、焼結時に非接触部を形成し
ている。
第1及び第2の成形型の光学面は球面または非球面に加
工されている。第1の本発明はこれら第1及び第2の成
形型を案内する胴型として3a,3b,3cを有する。
この胴型の長さはレンズ寸法により決定されるが、図示
されていないプレスシリンダーによりレンズ寸法を決定
しても構わない。第9図に示す従来のプレスレンズの成
形金型においてレンズを成形する場合、レンズ中心肉厚
と外周肉厚が異なるため冷却時の温度不均一が生じ、所
望のレンズ性能が得られにくい。そこで外周部の冷却を
制御するために成形型の外周部にヒータブロックとの非
接触部を形成する。
第1図aにおいて、レンズ形状は上面が曲率半径45m
m、下面が曲率半径32mm、直径は30mmで、中心肉厚
が5mm、外周肉厚が1.4mmである。この場合曲率の小
さい下成形型の直径の80%にあたる24mmのところよ
り外周部に深さ3mmの断面が三角形の非接触部を形成
し、ガラスプレフォーム4aを成形した。
また第1図bにおいて、レンズ形状は上が曲率半径50
mm、下が曲率半径23mm、直径は30mmで、中心肉厚が
7mm、外周肉厚が1.1mmである。この場合曲率の小さ
い下成形型の直径の80%にあたる24mmのところより
周辺部に深さ8mmの断面が四角形の非接触部を形成し、
上成形型にも直径の70%にあたる21mmのところから
深さ1mmの断面が半円形状の非接触部を形成し、ガラス
プレフォーム4bを成形した。なお、第1図a,bとも
第1の成形型の光学面の中央における第1の成形型の厚
さと第2の成形型の光学面の中央における第2の成形型
の厚さは同じで10mmである。
さらに第1図cにおいて、レンズ形状は上側が曲率半径
50mm、下側が曲率半径23mm、直径は30mmで、中心
肉厚が7mm、周辺肉厚が1.1mmでありbの場合と同じ
であるが、成形するガラスプレフォーム4cが立方体で
あるため変形量が多くなる。そのために下成形型を短く
し、断面が三角形の非接触部を形成した。上記いずれの
場合も得られたプレスレンズの波面収差はRMS=0.02
3λと非常に良好であった。
第2図において、6a,6b,6cは第1の光学面を有
した第1の凸成形型であり、7a,7b,7cは第2の
光学面を有した第2の凸成形型である。第2の本発明は
これら第1及び第2の成形型を案内する胴型として8
a,8b,8cを有する。この胴型の厚さは中心と周辺
の肉厚差により決定されるが、通常肉厚差の少ないレン
ズを成形する場合はサイクルタイムを早くするためにも
薄いほうが好ましい。
第2図aにおいて、レンズ形状は上面が曲率半径90m
m、下面が曲率半径80mm、直径は25mmで、中心肉厚
が3.2mm、外周肉厚が4mmである。この場合、曲率の
小さい下成形型の直径の40%以内にあたる光学面の中
心から半径8mmのところより内部に深さ2mmの非接触部
を形成し、ガラスプレフォーム9aを成形した。
また第2図bにおいて、レンズ形状は上面が曲率半径8
8mm、下面が曲率半径50mm、直径は15mmで、中心肉
厚が1.1mm、外周肉厚が3mmである。この場合曲率の
小さい下成形型の直径の30%にあたる4.5mmのとこ
ろより内部に深さ6mmの非接触部を形成し、上成形型に
も直径の30%にあたる4.5mmのところより内部に2
mmの非接触部を形成し、ガラスプレフォーム9bを成形
した。なお、第2図a,bとも第1の成形型の光学面の
中央における第1の成形型の厚さと第2の成形型の光学
面の中央における第2の成形型の厚さは同じで11mmで
ある。
さらに第2図cにおいて、レンズ形状は上面が曲率半径
90mm、下面が曲率半径46mm、直径は15mmで、中心
肉厚が1mm、外周肉厚が3.3mmであり、直径の40%
以内にあたる6mmより内部に断面が半円状の非接触部を
形成し、ガラスプレフォーム9cを成形した。これら上
記いずれの場合も得られたプレスレンズの波面収差はR
MS=0.028 λと非常に高精度であった。
第3図において、11a,11bは第1の光学面を有し
た第1の凹成形型であり、12a,12bは第2の光学面
を有した第2の凹成形型である。第3の本発明のプレス
レンズの成形金型はこれら第1及び第2の成形型を案内
する胴型として13a,13bに示す第1の胴型があり、
さらに第1の胴型13a,13bの外側に14a,14
bなる第2の胴型がある。
この第1の胴型材料は成形型材料と同じものを使用した
ほうが均一温度に維持しやすい。したがって、この場合
成形型材料にタングステンカーバイドを選んだため第1
の胴型も同じタングステンカーバイドを使用した。この
タングステンカーバイドは熱伝導率が43.2kcal/mh
℃であり、非常に熱透過性に優れている。そこで第2
の胴型を使用することにより保温効果を維持させて冷却
を行なうためにオーステナイト系ステンレス鋼SUS3
04を使用した。SUS304は熱伝導率が、13.4kcal
/mh℃であるため保温効果が得られる。また、第1の胴
型の外形と第2の胴型の内径との隙間は1.20mmに設
定している。さらに第2の胴型を第1の胴型より長くす
ることによってレンズ厚さも決定される。第3図a,b
の成形金型の相違点は成形型底面にフランジ部を有して
いるか有していないかである。通常成形金型を移送させ
るためbのほうが好ましいが、サイクルタイムを向上さ
せるためにはaの方が良い。このように第1の発明と異
なり成形型にヒータとの非接触部は有していないが、第
2の胴型を使用することにより非常にレンズ性能の良好
なプレスレンズを成形することができる。
本発明のプレスレンズの成形方法は第3図の成形金型の
いずれかを使用して成形を行なった。プレスするガラス
材料はSF3であり、プレスレンズ成形装置を第6図に
示す。第4図は第1の本発明のプレスレンズの成形方法
の温度プロフィール図である。まずガラスプレフォーム
を200℃に予備加熱しておき、常温の成形金型の中に
供給し480℃(108.5ポアズ)まで加熱した。次い
でプレスステージに移送しプレスシリンダーを下降させ
て30秒間プレスを行なった。プレス圧力は500Kg/
cm2であった。その後、一旦プレス圧力を開放した第1
冷却ステージへ移送した。第1冷却ステージは435℃
一定に保たれており、移送後30秒間プレス圧力を加え
た。この時、冷却速度は前半が2.5℃/secで後半が
1.6℃/secであり、440℃(1011ポアズ)まで
ガラスは冷却した。そして400℃の第2冷却ステージ
に移送して加圧した状態で50秒間保持する。冷却速度
は前半が1.5℃/secであり、後半が0.3℃/secで
あった。この時ガラスは405℃(1013ポアズ)にな
り、ここでガラスを急冷してレンズを取り出す。
また、別の本発明のプレスレンズの成形方法を第5図を
参照しながら説明する。なお、第5図は第2の本発明の
プレスレンズの成形方法の温度プロフィール図である。
まず、ガラスプレフォームを400℃に予備加熱してお
き、400℃に加熱されている成形金型の中に供給し、
480℃(108.5ポアズ)まで加熱した。次いでプレ
スステージに移送しプレスシリンダーを下降させて30
秒間プレスを行なった。プレス圧力は500Kg/cm2
あった。その後、一旦プレス圧力を開放して第1冷却ス
テージへ移送した。第1冷却ステージは480℃から一
定速度で冷却でき435℃(1011.5ポアズ)まで冷却
を行ない、取り出した。冷却時のプレス圧力は20Kg/
cm2であった。冷却時間は30秒、一定冷却速度は1.
5℃/secであった。なお、第1と第2の本発明のプレ
スレンズの成形方法に用いた第1冷却ステージにおける
プレスシリンダと成形金型の断面図を第7図に、第1の
本発明のプレスレンズの成形方法に用いた第2冷却ステ
ージにおけるプレスシリンダーと成形金型の断面図を第
8図に示す。
前記第1,第2のプレスレンズの成形方法は10〜1
12.5ポアズの範囲内で行なわれるので成形品の形状変
形や、冷却にともなう歪が発生しやすいため、ガラスと
成形金型を共に冷却して変形を防いだ。また、アニール
の前の冷却過程で成形金型とガラス温度を同じにして、
加圧状態で冷却速度を可変に制御するとアニール工程で
非常に良好な結果が得られる。すなわち、冷却における
残留歪がほとんどなく、アニールを行なっても高精度な
面精度が得られた。
発明の効果 本発明のプレスレンズの成形金型は一対のヒータブロッ
クの間に配置しプレスレンズを成形する金型において、
各々キャビティを定義する成形面と、その成形面と反対
側にあり、ヒータブロックと接触する背面を有する第
1,第2の成形型と、前記第1及び第2の成形型を案内
する胴型とを具備し、前記第1及び第2の成形型の少な
くとも一方の成形型の背面がプレスレンズの薄肉部に近
い部分にヒータブロックとの非接触部を有しているの
で、各工程におけるステージと非接触部は接触せず熱伝
導が抑制され、ガラス内部に温度差を生じにくくするこ
とができる。
また別のプレスレンズの成形金型は各々キャビティを定
義する成形面を有する第1,第2の成形型と、第1およ
び第2の成形型を案内する第1の胴型と第1の胴型の外
側に第1の胴型より熱伝導率の低い材料からなる第2の
胴型を有するものであり、第2の胴型は第1の胴型より
長く、第2の胴型が成形型もしくはプレス手段に当接す
ることによりプレスレンズの厚さを決定するので、レン
ズ周辺から熱が奪われることを防ぎ、ガラス内部に温度
差を生じにくくすることができる。
さらに、本発明のプレスレンズの成形方法はガラス転移
点以下の温度を有する成形型に、1012ポアズ以上のガ
ラスを供給し、108〜1010ポアズのガラス粘度に対
応する温度まで加熱し、3秒〜90秒間プレスしたのち
加圧したまま1010〜1011ポアズまでは1.5〜2.
5℃/secの冷却速度で冷却を行ない、1010〜1011
ポアズ以上は0.2〜1.5℃/secの冷却速度で冷却
を行ない、ガラス転移点以下でプレスレンズを取り出す
のでサイクルタイムの短縮化が図れ、かつ高精度で安価
なプレスレンズを成形することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図,第3図はそれぞれ本発明の一実施例の
プレスレンズの成形金型の断面図、第4図,第5図はそ
れぞれ本発明の一実施例のプレスレンズの成形方法のガ
ラス温度プロフィール図、第6図は本発明の実施例に用
いたプレスレンズ成形装置のブロック図、第7図は本発
明の実施例に用いた第1冷却ステージにおけるプレスシ
リンダーと成形金型の断面図、第8図は本発明の実施例
に用いた第2冷却ステージにおけるプレスシリンダーと
成形金型の断面図、第9図は従来のプレスレンズの成形
金型の断面図である。 1a,1b,1c……上成形型、2a,2b,2c……
下成形型、3a,3b,3c……胴型、4a,4b,4
c……ガラスプレフォーム、5a,5b,5b′,5c
……非接触部、6a,6b,6c……上成形型、7a,
7b,7c……下成形型、8a,8b,8c……胴型、
9a,9b,9c……ガラスプレフォーム、10a,1
0b,10b′,10c……非接触部、11a,11b
……上成形型、12a,12b……下成形型、13a,
13b……第1の胴型、14a,14b……第2の胴
型、15a,15b……ガラスプレフォーム、16……
カートリッジヒータ、17……冷却管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 正二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−107822(JP,A) 特開 昭63−159227(JP,A)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のヒータブロックの間に配置しプレス
    レンズを形成する金型において、各々キャビティを定義
    する成形面と、その成形面と反対側にあり、ヒータブロ
    ックと接触する背面を有する第1,第2の成形型と、前
    記第1及び第2の成形型を案内する胴型とを具備し、前
    記第1及び第2の成形型の少なくとも一方の成形型の背
    面がヒータブロックとの非接触部を有することを特徴と
    するプレスレンズの成形金型。
  2. 【請求項2】第1の成形型の第1の成形面の曲率と第2
    の成形型の第2の成形面の曲率とが異なっており曲率が
    小さい成形型の背面にヒータブロックとの非接触部を有
    することを特徴とする請求項(1)記載のプレスレンズの
    成形金型。
  3. 【請求項3】一対のヒータブロックの間に配置しプレス
    レンズを成形する金型において、各々キャビティを定義
    する成形面と、その成形面と反対側にあり、ヒータブロ
    ックと接触する背面を有する第1,第2の成形型と、前
    記第1及び第2の成形型を案内する胴型とを具備し、成
    形されるプレスレンズの薄肉部となる前記第1及び第2
    の成形型の少なくとも一方の成形型の背面がヒータブロ
    ックと非接触になることを特徴とするプレスレンズの成
    形金型。
  4. 【請求項4】成形金型は凸レンズを成形するものであ
    り、第1及び第2の成形型の少なくとも一方は背面が外
    側に近い部分でヒータブロックと非接触部を有すること
    を特徴とする請求項(3)記載のプレスレンズの成形金
    型。
  5. 【請求項5】成形金型は凹レンズを成形するものであ
    り、第1及び第2の成形型の少なくとも一方は背面が中
    心に近い部分でヒータブロックと非接触部を有すること
    を特徴とする請求項(3)記載のプレスレンズの成形金
    型。
  6. 【請求項6】各々を定義する成形面を有する第1,第2
    の成形型と、前記第1及び第2の成形型を案内する第1
    の胴型と、前記第1の胴型の外側に設けられ、かつ前記
    第1の胴型より熱伝導率の低い材料からなる第2の胴型
    とを具備しており、前記第2の胴型は前記第1の胴型よ
    り長く、前記第2の胴型が前記成形型またはプレス手段
    に当接することによりプレスレンズの厚さを決定するこ
    とからなるプレスレンズの成形金型。
  7. 【請求項7】第1,第2の成形型および第1の胴型がタ
    ングステンカーバイド(WC)を主成分とする超硬合金、
    またはチタンナイトライド(TiN)、チタンカーバイド
    (TiC)、クロムカーバイド(Cr3C2)を主成分とするサ
    ーメット等の焼結材料を用いていることを特徴とする請
    求項(6)記載のプレスレンズの成形金型。
  8. 【請求項8】第2の胴型がオーステナイト系又はマルテ
    ンサイト系ステンレス鋼を用いていることを特徴とする
    請求項(6)記載のプレスレンズの成形金型。
  9. 【請求項9】第1の胴型の外径と前記第2の胴型の内径
    との隙間が3mm以内であることを特徴とする請求項(6)
    記載のプレスレンズの成形金型。
  10. 【請求項10】第1の成形型の背面と第2の成形型の背
    面との平行度が第2の胴型の平行度により決定されるこ
    とを特徴とする請求項(6)記載のプレスレンズの成形金
    型。
  11. 【請求項11】第1の胴型が第1及び第2の成形型を案
    内することによって、レンズの光軸を決定することを特
    徴とする請求項(6)記載のプレスレンズの成形金型。
  12. 【請求項12】ガラス転移点以下の温度を有する成形型
    に、1012ポアズ以上のガラスを供給し、前記ガラス及
    び前記成形型の成形面付近の温度を10〜1010ポア
    ズのガラス粘度に対応する温度まで加熱し、3秒〜90
    秒間プレスしたのち加圧したまま1010〜1011ポアズ
    までは1.5〜2.5℃/secの冷却速度で冷却を行な
    い、1010〜1011ポアズ以上は0.2〜1.5℃/se
    cの冷却速度で冷却を行ない、ガラス転移点以下でプレ
    スレンズを取り出すこと特徴とするプレスレンズの成形
    方法。
  13. 【請求項13】プレス圧力を500Kg/cm2以下である
    ことを特徴とする請求項(12)記載のプレスレンズの成形
    方法。
  14. 【請求項14】プレス後の冷却は、一定温度に保たれた
    冷却ステージを少なくとも1つ設け、前記冷却ステージ
    を順次移送させて冷却することを特徴とする請求項(12)
    記載のプレスレンズの成形方法。
  15. 【請求項15】プレス後の冷却は、冷却ステージへの移
    送中を除き、ガラス転移点付近まで加圧を行うことを特
    徴とする請求項(12)記載のプレスレズの成形方法。
  16. 【請求項16】プレスレンズを取り出し後、アニールを
    行うことを特徴とする請求項(12)記載のプレスレンズの
    成形方法。
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