JPH06249999A - 放射線汚染物の除去方法及びその実施に使用する装置 - Google Patents

放射線汚染物の除去方法及びその実施に使用する装置

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JPH06249999A
JPH06249999A JP9481993A JP9481993A JPH06249999A JP H06249999 A JPH06249999 A JP H06249999A JP 9481993 A JP9481993 A JP 9481993A JP 9481993 A JP9481993 A JP 9481993A JP H06249999 A JPH06249999 A JP H06249999A
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JP
Japan
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electrode
polished
abrasive
electrolytic
polishing
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JP9481993A
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English (en)
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Sakae Nishiyama
榮 西山
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Nishiyama Stainless Chemical Co Ltd
Original Assignee
Nishiyama Stainless Chemical Co Ltd
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 放射能により汚染された物質の表層のみなら
ず金属母体まで効率良く除染を行い被爆を低減し得る方
法及びその実施に使用する装置を提供する。 【構成】 中空の略円柱形状をなす電極1は、その中心
を貫通した態様の回転軸部11を備えている。この軸部11
の内部は下端部以外は中空であり、周囲には傘状の弁1
2, 12…が一体成形されている。また電極1の側部に
は、弁12, 12…の先端と少しずれた位置に孔13, 13…が
開設されている。そして円柱部は、研磨砥粒を付着させ
た不織布からなる研磨材2にて覆われている。そして被
研磨物Sに+の電圧を印加し、電極1には−の電圧を印
加して、研磨材2へ電解液を供給しながら電極1をモー
タ6により回転させ、被研磨物Sに研磨材2を押し付け
て研磨を行う。複合電解研磨装置本体は走行台車により
移動させ、さらにガイドローラを回転させて案内する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子炉ウエルをはじめ
とする放射線により汚染された金属の除去を行う方法及
びその実施に使用する装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】金属の
放射性物質による汚染は、表面のみならず深さ20μm ま
で達しているため、従来から行われている機械的なブラ
ッシングで、残留放射能をバックグラウンドレベルまで
低減することは非常に困難であった。
【0003】図3は、一次冷却系ステンレス鋼配管の汚
染モデルを示す模式図である。表面から5μm の深さま
では、ソフトクラッド31(Co−60,Mn−54,Z
r−95−Nb−95=αFe2 3 )による汚染であ
り、5μm から7μm までは主にハードクラッド32(C
o−60,Mn−54,=αFe2 3 ・Fe3 4
による汚染である。さらに下層の酸化皮膜33及びステン
レス鋼母材34はCo−60により汚染されており、この
汚染はステンレス鋼母材34の表面から20μm 程度にまで
達している。
【0004】図4は研磨量と残留放射能との関係を示す
グラフである。従来方法により表面を例えば10μm 除去
した場合、放射能レベルは少しは低減するが、バックグ
ラウンド(BG)域のレベル(10-4μCi/cm-2)まで低
減するにはさらに金属母材の研磨が必要であり、作業時
間が長くかかる等の問題があった。また表面を機械的に
研磨する場合、複雑な表面形状を有する被研磨物に対す
る除染性能は著しく悪かった。
【0005】そこで機械研磨に替えて、電解液中に被研
磨物を浸漬させて電流を流すことによって起こる電解作
用を利用した電解研磨を実施する方法が考えられる。電
解研磨を行った場合、電流は表層のソフトクラッド31に
は直接作用しないが、これを容易に通過して下層のハー
ドクラッド32に作用し、このハードクラッドの剥離を行
う。これに伴ってソフトクラッド31も除去される。さら
に電流は酸化皮膜33,ステンレス鋼母材34にまで達し、
これらにおける除染が可能である。しかしながら浸漬式
の電解研磨は、被研磨物を浸漬させるための容器及び電
解液が必要であり、被研磨物が大きい場合は大きな容器
及び大量の電解液が必要となる。
【0006】本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたも
のであり、複合電解研磨法を適用することにより、電解
溶出作用及び砥粒擦過作用を利用して、表面のみならず
酸化皮膜及び被研磨物母材まで効率良く除染することが
できる放射線汚染物の除去方法及びその実施に使用する
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る放射線汚染
物の除去方法は、放射線により汚染された金属を除去す
る方法であって、研磨材を擦過することによる機械的研
磨と、電解液を媒体とし電流を流すことにより得られる
電解作用を利用した電解研磨とを組み合わせた複合電解
研磨法を使用して前記金属の除去を行うことを特徴とす
る。
【0008】本発明に係る複合電解研磨装置は、研磨材
を擦過し、電解液を供給しながら電極に−電圧を印加
し、被研磨物に+電圧を印加することにより、機械的研
磨と電解研磨とを行う複合電解研磨装置であって、その
中心に回転軸を有する略円柱状の電極と、該電極の円柱
部を覆う態様で装着された研磨材と、該研磨材の複数箇
所へ電解液を供給する手段とを備えることを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本発明にあっては、放射線汚染物の除去に複合
電解研磨法を適用することにより、その除去は被研磨物
母材にまで及び被爆低減効果が得られる。即ち複合電解
研磨法は電解現象によって陽極表面(被研磨体)に生じ
る不動態化皮膜のうち凸部に生じた皮膜のみを砥粒擦過
により除去してこの部分に選択的に電解溶出作用を集中
させて効率良く金属鏡面を得るものである。図5は複合
電解研磨の加工状態を示す模式図である。電極21の一面
側に、砥粒を接着した不織布からなる研磨材22が装着し
てあり、この研磨材22へ電解液を供給する。そして被研
磨物23には+の電圧を与え、電極21には−の電圧を与え
て、研磨材22 (電極21) を回転させながら研磨材22を被
研磨物23へ押し付けることにより研磨を行う。また本発
明方法はあらゆる形状,大きさの被研磨物に対応可能で
あり、上述の研磨材22 (電極21) の形状を替えるだけで
その対応可能範囲を容易に拡大することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
き具体的に説明する。図1は、本発明に係る放射線汚染
物質の除去方法にて原子炉ウエルの側壁を除染する場合
に使用する複合電解研磨装置を示す模式図であり、図1
(a) ,図1(b) は夫々正面図,A−A線における断面図
を示す。1側面が欠如した筐体3の内部に、電解ローラ
4が少しはみ出す態様でその軸部を上下方向にして支持
されている。また筐体3の4隅には、電解ローラ4より
径が小さいガイドローラ5,5,5,5が電解ローラ4
と同じだけはみ出した態様で各軸部を上下方向にして支
持されている。この筐体3の上部には、これら電解ロー
ラ4及びガイドローラ5,5,5,5を回転させるため
のモータ6が取り付けられている。さらに図示しない電
解液槽より圧送ポンプにて電解ローラ4へ、軸部を介し
て電解液を供給するためのホース7が取り付けられてお
り、また電解ローラ4の電極へ電気を供給するための給
電ケーブル8が取り付けられている。以上の如き構成の
複合電解研磨装置本体は、この上部に備えられた走行台
車10よりワイヤ9にて吊り下げられており、走行台車10
の移動を制御することにより、複合電解研磨装置本体の
位置を調節することができる。
【0011】図2は電解ローラの模式的断面図である。
図中1は、中空の略円柱形状をなした電極であり、中心
を貫通した態様の回転軸である軸部11を備えている。こ
の軸部1aの内部は下端部以外は中空であり、周囲には傘
状の弁12, 12…が一体成形されている。また電極1の側
面には、弁12, 12…の先端と少しずれた位置に孔13,13
…が開設されている。そして円柱部は、研磨砥粒を付着
させた不織布からなる研磨材2にて覆われている。
【0012】被研磨物Sに+の電圧を印加し、電極1に
は−の電圧を印加して、研磨材2へ電解液を供給しなが
ら電極1(研磨材2)をモータ6により回転させ、被研
磨物Sに研磨材2を押しつけて研磨を行う。複合電解研
磨装置本体は走行台車10により移動させ、さらにガイド
ローラ5,5,5,5をモータ6により回転させて案内
する。電解液は20%硝酸ナトリウム水溶液(中性塩)を
使用した。
【0013】本発明方法を使用して放射線汚染物の除去
を行うと、残留放射能による被爆を低減する効果が大き
く、また次回の除染はジェット水のみで行える等、作業
を簡略化することができる。
【0014】ステンレス鋼を研磨した場合、最大表面粗
さ0.05〜 0.1μm の研磨表面が得られる。本発明方法に
使用する複合電解研磨法と、浸漬電解研磨法との特質比
較を表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】除染後に排出される加工排出物は大部分が
イオンとなって液中に溶解する。この加工排出物は、電
解研磨で使用される酸性の電解液中ではイオンのまま溶
解状態にあるが、本発明方法で使用する中性の電解液中
では酸化物となって液中に沈澱する。従って濾紙等を利
用したフィルタリングによって加工排出物を除去すれば
液を循環させて何度も使用することが可能であり、電解
研磨のように電解液の汚染量を監視する必要がなく、使
用する液量も比較的少量ですむ。また被研磨物の表層は
機械的な研磨によっても研磨されるため、電解研磨より
も高速にて研磨が行われ、作業時間の短縮が可能であ
る。
【0017】本発明方法においては、電解液が噴流式で
あるため加工姿勢を問わない。即ち、電極の形状及び研
磨材の形状を交換するだけで、原子力施設の除染対象物
であるパイプ類,バルブ類,そして大物,小物の機材
等、平面から凹凸面まであらゆる形状,大きさに対応す
ることができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明に係る放射線汚染物
質の除去方法は、複合電解研磨法を適用することによ
り、電解溶出作用及び砥粒擦過作用を利用して、表面の
みならず酸化皮膜及び被研磨物母材まで効率良く除染し
て被爆を低減することができる等、本発明は優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複合電解研磨装置を示す模式図で
ある。
【図2】本発明装置における電解ローラを示す模式的断
面図である。
【図3】汚染モデルを示す模式図である。
【図4】研磨量と残留放射能との関係を示すグラフであ
る。
【図5】複合電解研磨の加工状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 電極 2 研磨材 3 筐体 4 電解ローラ 5 ガイドローラ 6 モータ 7 ホース 8 給電ケーブル 9 ワイヤ 10 走行台車 11 軸部 12 弁 13 孔 S 被研磨物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線により汚染された金属を除去する
    方法であって、研磨材を擦過することによる機械的研磨
    と、電解液を媒体とし電流を流すことにより得られる電
    解作用を利用した電解研磨とを組み合わせた複合電解研
    磨法を使用して前記金属の除去を行うことを特徴とする
    放射線汚染物の除去方法。
  2. 【請求項2】 研磨材を擦過し、電解液を供給しながら
    電極に−電圧を印加し、被研磨物に+電圧を印加するこ
    とにより、機械的研磨と電解研磨とを行う複合電解研磨
    装置であって、その中心に回転軸を有する略円柱状の電
    極と、該電極の円柱部を覆う態様で装着された研磨材
    と、該研磨材の複数箇所へ電解液を供給する手段とを備
    えることを特徴とする複合電解研磨装置。
JP9481993A 1993-02-24 1993-02-24 放射線汚染物の除去方法及びその実施に使用する装置 Pending JPH06249999A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100444844B1 (ko) * 2001-05-31 2004-08-18 대한원자력산업 주식회사 전해연마를 이용한 방사능 오염 금속류 오염 제거장치
CN109607700A (zh) * 2019-01-16 2019-04-12 韦志锋 一种污水电解槽的导电塑料电极

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57169699A (en) * 1981-04-10 1982-10-19 Kobe Steel Ltd Method of removing radioactive extraneous matter
JPS5815199A (ja) * 1981-07-22 1983-01-28 株式会社東芝 放射性金属廃棄物の除染装置
JPH0458919A (ja) * 1990-06-28 1992-02-25 Hiromi Kasuga 携帯用肛門洗浄器

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