JPH06250131A - 光制御素子 - Google Patents
光制御素子Info
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- JPH06250131A JPH06250131A JP3998893A JP3998893A JPH06250131A JP H06250131 A JPH06250131 A JP H06250131A JP 3998893 A JP3998893 A JP 3998893A JP 3998893 A JP3998893 A JP 3998893A JP H06250131 A JPH06250131 A JP H06250131A
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- JP
- Japan
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- optical
- control element
- stress
- light
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F2203/00—Function characteristic
- G02F2203/20—Intrinsic phase difference, i.e. optical bias, of an optical modulator; Methods for the pre-set thereof
Abstract
(57)【要約】
【目的】 所望の動作点を有する光制御素子を提供す
る。 【構成】 光導波路2および3を備えた電気光学効果を
有する基板1と、前記基板1の上に形成されたバッファ
層10と、前記バッファ層10の上に配置された電極1
1および12とを具備した光制御素子において、前記基
板1の裏面側に、当該基板1に所望の応力を与える応力
調整膜13を設ける。
る。 【構成】 光導波路2および3を備えた電気光学効果を
有する基板1と、前記基板1の上に形成されたバッファ
層10と、前記バッファ層10の上に配置された電極1
1および12とを具備した光制御素子において、前記基
板1の裏面側に、当該基板1に所望の応力を与える応力
調整膜13を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光波の変調、光路切り替
え等を行う光制御素子に関し、特に基板中に設けた光導
波路を用いて制御を行う導波形の光制御素子に関する。
え等を行う光制御素子に関し、特に基板中に設けた光導
波路を用いて制御を行う導波形の光制御素子に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信システムの実用化が進むにつれ
て、さらに大容量、高機能のシステムが要求されてい
る。より高速の光信号の発生や光伝送路の切り替え、交
換等の新たな機能の付加が必要とされている。現在の実
用システムでは光信号は半導体レーザや発光ダイオード
の注入電流を直接変調することによって得られている
が、将来的には、高速の光変調器や光スイッチ等の光制
御素子が必要となっている。高速の光制御素子としては
電気光学効果を利用する光制御素子が代表的であり、方
向性結合器形光変調器またはスイッチ、全反射形光スイ
ッチ、マッハツェンダ形光変調器またはスイッチに関す
る報告がなされている。
て、さらに大容量、高機能のシステムが要求されてい
る。より高速の光信号の発生や光伝送路の切り替え、交
換等の新たな機能の付加が必要とされている。現在の実
用システムでは光信号は半導体レーザや発光ダイオード
の注入電流を直接変調することによって得られている
が、将来的には、高速の光変調器や光スイッチ等の光制
御素子が必要となっている。高速の光制御素子としては
電気光学効果を利用する光制御素子が代表的であり、方
向性結合器形光変調器またはスイッチ、全反射形光スイ
ッチ、マッハツェンダ形光変調器またはスイッチに関す
る報告がなされている。
【0003】例えば10Gb/s以上の超高速信号の変
調器、あるいはスイッチング素子としては、ニオブ酸リ
チウム:LiNbO3 結晶中にTiを拡散して形成した
光導波路を利用する素子が有り、マイクロ波と光波との
速度整合を行った進行波形電極を用いることにより変調
帯域として20GHz程度の値が得られている。
調器、あるいはスイッチング素子としては、ニオブ酸リ
チウム:LiNbO3 結晶中にTiを拡散して形成した
光導波路を利用する素子が有り、マイクロ波と光波との
速度整合を行った進行波形電極を用いることにより変調
帯域として20GHz程度の値が得られている。
【0004】図4に、従来の光制御素子の一例として、
LiNbO3 結晶中にTiを拡散して形成したマッハツ
ェンダ形光強度変調器の平面図およびそのC−C線断面
図を示す。
LiNbO3 結晶中にTiを拡散して形成したマッハツ
ェンダ形光強度変調器の平面図およびそのC−C線断面
図を示す。
【0005】図4(a)および(b)に示すように、電
気光学効果を有するzカットLiNbO3 基板101上
には、互いに数十μmの間隔で近接した幅数〜数十μ
m、長さ数〜数十mmの一対の光導波路102および1
03が設置され、その両端にはそれぞれY分岐光導波路
104および105を介して入出力光導波路106およ
び107が接続されており、入出力導波路106および
107の端部はそれぞれ入射端108および出射端10
9となっている。そして、この例では、光導波路102
および103の上に光吸収を防ぐために設けたバッファ
層(SiO2 膜)110を介して一対の電極111およ
び112が形成され、これらの光導波路102および1
03と電極111および112とにより2つの位相変調
形光制御素子が構成されている。3dB分岐部となるY
分岐光導波路104は入力光Y分岐光導波路であり、そ
の開き角は数mradとし、2本の位相変調部光導波路
102および103の間隔は数十μmとする。合流部と
なるY分岐光導波路105もY分岐光導波路104と同
様開き角数mradのY分岐光導波路である。なお、入
射端108および出射端109は、それぞれ基板101
の相対向する端面に形成されており、各光導波路パター
ンの幅は、5〜10μmである。
気光学効果を有するzカットLiNbO3 基板101上
には、互いに数十μmの間隔で近接した幅数〜数十μ
m、長さ数〜数十mmの一対の光導波路102および1
03が設置され、その両端にはそれぞれY分岐光導波路
104および105を介して入出力光導波路106およ
び107が接続されており、入出力導波路106および
107の端部はそれぞれ入射端108および出射端10
9となっている。そして、この例では、光導波路102
および103の上に光吸収を防ぐために設けたバッファ
層(SiO2 膜)110を介して一対の電極111およ
び112が形成され、これらの光導波路102および1
03と電極111および112とにより2つの位相変調
形光制御素子が構成されている。3dB分岐部となるY
分岐光導波路104は入力光Y分岐光導波路であり、そ
の開き角は数mradとし、2本の位相変調部光導波路
102および103の間隔は数十μmとする。合流部と
なるY分岐光導波路105もY分岐光導波路104と同
様開き角数mradのY分岐光導波路である。なお、入
射端108および出射端109は、それぞれ基板101
の相対向する端面に形成されており、各光導波路パター
ンの幅は、5〜10μmである。
【0006】また、図4に示した構造において、半波長
電圧Vπを小さくするため、電気光学定数が最大となる
ようにデバイスを構成している。すなわち、光導波路を
伝搬する光の偏光をz方向とし、印加する電界の方向も
z方向としているため、図4(b)に示したように、電
極111および112を、それぞれ光導波路102およ
び103の直上に配置している。さらに、電極111お
よび112による光吸収を防ぐため、電極111および
112と光導波路102および103との間にSiO2
膜からなるバッファ層110を形成している。
電圧Vπを小さくするため、電気光学定数が最大となる
ようにデバイスを構成している。すなわち、光導波路を
伝搬する光の偏光をz方向とし、印加する電界の方向も
z方向としているため、図4(b)に示したように、電
極111および112を、それぞれ光導波路102およ
び103の直上に配置している。さらに、電極111お
よび112による光吸収を防ぐため、電極111および
112と光導波路102および103との間にSiO2
膜からなるバッファ層110を形成している。
【0007】次に、図4に示した光変調器の動作を説明
する。入射端108へ入射した入射光113は、入力光
導波路106を通過してY分岐光導波路104へ導か
れ、光導波路102および103に分岐する。ここで、
光導波路102および103は、設計上、幅および長さ
が全く等しい導波路であるので、光変調器に駆動電力を
供給しない場合、分岐した光は合波部であるY分岐光導
波路105において合波し、出力光導波路107を通っ
て出射光109から出射光114として出射する。この
とき、光はON状態となる。一方、この光変調器に駆動
電力が供給されると、この光変調器では電極111およ
び112間に電界が加わる。LiNbO3基板101は
電気光学効果を有するので、この電界により屈折率変化
を生じる。この結果、2本の光導波路102および10
3を伝搬する光の位相にずれが生じる。このずれがπ
(ラジアン)になった場合、マッハツェンダ形光導波路
の合波部で高次モードを励振し、光はOFF状態とな
る。したがって、出力光114は印加電圧に対して正弦
波状に変化し、図5(a)に示すような特性を示す。な
お、図5(a)において、光出力をON/OFFさせる
のに必要な電圧を半波長電圧Vπとしている。
する。入射端108へ入射した入射光113は、入力光
導波路106を通過してY分岐光導波路104へ導か
れ、光導波路102および103に分岐する。ここで、
光導波路102および103は、設計上、幅および長さ
が全く等しい導波路であるので、光変調器に駆動電力を
供給しない場合、分岐した光は合波部であるY分岐光導
波路105において合波し、出力光導波路107を通っ
て出射光109から出射光114として出射する。この
とき、光はON状態となる。一方、この光変調器に駆動
電力が供給されると、この光変調器では電極111およ
び112間に電界が加わる。LiNbO3基板101は
電気光学効果を有するので、この電界により屈折率変化
を生じる。この結果、2本の光導波路102および10
3を伝搬する光の位相にずれが生じる。このずれがπ
(ラジアン)になった場合、マッハツェンダ形光導波路
の合波部で高次モードを励振し、光はOFF状態とな
る。したがって、出力光114は印加電圧に対して正弦
波状に変化し、図5(a)に示すような特性を示す。な
お、図5(a)において、光出力をON/OFFさせる
のに必要な電圧を半波長電圧Vπとしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
分岐干渉形光変調器では、分岐した2つの位相変調器部
の光導波路102および103において、光導波路製作
時にTiの厚さや幅が数%部分的に変化することによっ
て生じる屈折率の違いやマスク製作時における0.1μ
m程度の誤差、あるいはバッファ層の厚みや電極構造の
不均一性・歪み等により、位相変調器部の実効的な光路
長に僅かな違いが生じる。このため、分岐した2つの光
波の間に定常的な位相差が生じて変調器の動作点がシフ
トしてしまう。製作時において、このような光路長の変
化をなくすことは不可能であるため、設計通りの動作点
を有する変調器を製作することは事実上不可能である。
従って、従来の変調器を駆動するためには、変調方式や
素子に応じて直流バイアス電圧を変調信号に重畳しなけ
ればならないという問題がある。また、必要な直流バイ
アス電圧の値は素子によって異なるため、同一の駆動回
路を使用することができないという問題もある。
分岐干渉形光変調器では、分岐した2つの位相変調器部
の光導波路102および103において、光導波路製作
時にTiの厚さや幅が数%部分的に変化することによっ
て生じる屈折率の違いやマスク製作時における0.1μ
m程度の誤差、あるいはバッファ層の厚みや電極構造の
不均一性・歪み等により、位相変調器部の実効的な光路
長に僅かな違いが生じる。このため、分岐した2つの光
波の間に定常的な位相差が生じて変調器の動作点がシフ
トしてしまう。製作時において、このような光路長の変
化をなくすことは不可能であるため、設計通りの動作点
を有する変調器を製作することは事実上不可能である。
従って、従来の変調器を駆動するためには、変調方式や
素子に応じて直流バイアス電圧を変調信号に重畳しなけ
ればならないという問題がある。また、必要な直流バイ
アス電圧の値は素子によって異なるため、同一の駆動回
路を使用することができないという問題もある。
【0009】このように従来の光制御素子では、動作特
性の再現性に関しては十分な特性は得られていない。
性の再現性に関しては十分な特性は得られていない。
【0010】そこで、本発明の目的は、上述の従来の光
制御デバイスの欠点を除き、所望の動作点を有する光制
御素子を提供することにある。
制御デバイスの欠点を除き、所望の動作点を有する光制
御素子を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明に係る光制御素子は、少なくとも一本の
光導波路を備えた電気光学効果を有する基板と、前記基
板の上に形成されたバッファ層と、前記バッファ層の上
に配置された電極とを具備した光制御素子において、前
記基板の裏面側に、当該基板に所望の応力を与える応力
調整膜を具備することを特徴とする。
るため、本発明に係る光制御素子は、少なくとも一本の
光導波路を備えた電気光学効果を有する基板と、前記基
板の上に形成されたバッファ層と、前記バッファ層の上
に配置された電極とを具備した光制御素子において、前
記基板の裏面側に、当該基板に所望の応力を与える応力
調整膜を具備することを特徴とする。
【0012】また、本発明に係る光制御素子は、少なく
とも一本の光導波路を備えた電気光学効果を有する基板
と、前記基板の上に形成されたバッファ層と、前記バッ
ファ層の上に配置された電極とを具備した光制御素子に
おいて、前記基板に、当該基板に所望の値の応力を与え
る応力調整溝が形成されていることを特徴とする。
とも一本の光導波路を備えた電気光学効果を有する基板
と、前記基板の上に形成されたバッファ層と、前記バッ
ファ層の上に配置された電極とを具備した光制御素子に
おいて、前記基板に、当該基板に所望の値の応力を与え
る応力調整溝が形成されていることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の光制御素子は、応力調整膜の厚みや配
置等、または応力調整溝の深さや幅等を調整することに
より、基板に作用する応力の値を調整できるので、光制
御素子の動作点を駆動条件に合わせて任意に設定するこ
とができる。
置等、または応力調整溝の深さや幅等を調整することに
より、基板に作用する応力の値を調整できるので、光制
御素子の動作点を駆動条件に合わせて任意に設定するこ
とができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0015】図1は本発明による光制御素子の一実施例
を説明するためのマッハツェンダ形光変調素子を示し、
図1(a)は平面図、図1(b)はそのA−A線断面図
である。
を説明するためのマッハツェンダ形光変調素子を示し、
図1(a)は平面図、図1(b)はそのA−A線断面図
である。
【0016】図1に示すように、電気光学効果を有する
zカットLiNbO3 基板1の上に、互いに数十μmの
間隔で近接した幅数〜数十μm、長さ数〜数十mmの一
対の光導波路2および3が設置され、その両端にはそれ
ぞれY分岐光導波路4および5を介して入出力光導波路
6および7が接続されており、入出力導波路6および7
の端部はそれぞれ入射端8および出射端9となってい
る。そして、この例では、光導波路2および3の上に光
吸収を防ぐために設けたバッファ層(SiO2 膜)10
を介して一対の電極11および12が形成され、これら
の光導波路2および3と電極11および12とにより2
つの位相変調形光制御素子が構成されている。3dB分
岐部となるY分岐光導波路4は入力光Y分岐光導波路で
あり、その開き角は数mradとし、2本の位相変調部
光導波路2および3の間隔は数十μmとする。合流部と
なるY分岐光導波路5もY分岐光導波路4と同様開き角
数mradのY分岐光導波路である。なお、入射端8お
よび出射端9は、それぞれ基板1の相対向する端面に形
成されており、各光導波路パターンの幅は、5〜10μ
mである。
zカットLiNbO3 基板1の上に、互いに数十μmの
間隔で近接した幅数〜数十μm、長さ数〜数十mmの一
対の光導波路2および3が設置され、その両端にはそれ
ぞれY分岐光導波路4および5を介して入出力光導波路
6および7が接続されており、入出力導波路6および7
の端部はそれぞれ入射端8および出射端9となってい
る。そして、この例では、光導波路2および3の上に光
吸収を防ぐために設けたバッファ層(SiO2 膜)10
を介して一対の電極11および12が形成され、これら
の光導波路2および3と電極11および12とにより2
つの位相変調形光制御素子が構成されている。3dB分
岐部となるY分岐光導波路4は入力光Y分岐光導波路で
あり、その開き角は数mradとし、2本の位相変調部
光導波路2および3の間隔は数十μmとする。合流部と
なるY分岐光導波路5もY分岐光導波路4と同様開き角
数mradのY分岐光導波路である。なお、入射端8お
よび出射端9は、それぞれ基板1の相対向する端面に形
成されており、各光導波路パターンの幅は、5〜10μ
mである。
【0017】以上の構成は、図4に示したものと同様で
あるが、LiNbO3 基板1の裏面に材質がSiO2 の
応力調整膜13を設けている点が図4の従来例と異な
る。
あるが、LiNbO3 基板1の裏面に材質がSiO2 の
応力調整膜13を設けている点が図4の従来例と異な
る。
【0018】一般に、プラズマ化学気相堆積法(PCV
D法)等で応力調整膜(SiO2 膜)13を形成する際
に、通常、薄膜内に109 dyne/cm2 程度の内部
応力が発生する。この内部応力によってLiNbO3 基
板1が応力を受けるため、実際の素子の断面を拡大する
と、図2に示したように、曲率半径rをもってLiNb
O3 基板1が反っている。一例として、基板の厚さ0.
5mm、幅10mm、長さ40mmとした光変調器で
は、バッファ層の影響で中央部が周辺部に比べて20μ
m程度凸になっている。
D法)等で応力調整膜(SiO2 膜)13を形成する際
に、通常、薄膜内に109 dyne/cm2 程度の内部
応力が発生する。この内部応力によってLiNbO3 基
板1が応力を受けるため、実際の素子の断面を拡大する
と、図2に示したように、曲率半径rをもってLiNb
O3 基板1が反っている。一例として、基板の厚さ0.
5mm、幅10mm、長さ40mmとした光変調器で
は、バッファ層の影響で中央部が周辺部に比べて20μ
m程度凸になっている。
【0019】図2において、バッファ層10の影響を無
視すると、反りによって生じるLiNbO3 基板1中の
応力σLNは、応力調整膜13中の応力をσS とすると次
式で与えられる。
視すると、反りによって生じるLiNbO3 基板1中の
応力σLNは、応力調整膜13中の応力をσS とすると次
式で与えられる。
【0020】
【数1】
【0021】ここでaは比例定数、dLNはLiNbO3
基板1の厚み、dS は応力調整膜13の厚みである。
基板1の厚み、dS は応力調整膜13の厚みである。
【0022】LiNbO3 基板1が反ると歪みを受ける
ため、圧電効果により基板内に分極Pが誘起される。こ
こで、図1に示した例では、zカットのLiNbO3 基
板1を用いており、z方向の電界を利用して光の制御を
行っているので、ひずみによって誘起された分極のうち
z方向の成分Pzが印加電圧−光出力特性に影響を与え
る。LiNbO3 基板1の圧電定数をdzとし、素子の
形状を考慮するとPzは次式で与えられる。
ため、圧電効果により基板内に分極Pが誘起される。こ
こで、図1に示した例では、zカットのLiNbO3 基
板1を用いており、z方向の電界を利用して光の制御を
行っているので、ひずみによって誘起された分極のうち
z方向の成分Pzが印加電圧−光出力特性に影響を与え
る。LiNbO3 基板1の圧電定数をdzとし、素子の
形状を考慮するとPzは次式で与えられる。
【0023】
【数2】Pz=dzσLN ここでσLNはz軸に垂直な面に働く引っ張り応力であ
る。この誘起された分極Pzにより、実効的に電極間に
一定バイアス電圧が印加されたのと等価になる。実際
は、バッファ層10の影響でさらに複雑な関係になる
が、本発明においては、光制御素子の印加電圧−光出力
特性を測定することにより確認しながら応力調整膜13
の厚みを変えるようにする。すなわち、その都度特性を
確認しながら応力調整膜13を徐々に堆積したり、その
都度特性を確認しながらエッチングにより応力調整膜1
3の厚みを徐々に小さくしたりする。これにより、基板
1に加わる応力を調整して、分極Pzの大きさを調整す
ることができ、実効的に電極間に印加される電圧を調整
して光導波路の光路長を変化させることができる。つま
り、応力調整膜の厚み等を調整することにより、光制御
素子の動作点を駆動条件に合わせて任意に設定すること
ができる。
る。この誘起された分極Pzにより、実効的に電極間に
一定バイアス電圧が印加されたのと等価になる。実際
は、バッファ層10の影響でさらに複雑な関係になる
が、本発明においては、光制御素子の印加電圧−光出力
特性を測定することにより確認しながら応力調整膜13
の厚みを変えるようにする。すなわち、その都度特性を
確認しながら応力調整膜13を徐々に堆積したり、その
都度特性を確認しながらエッチングにより応力調整膜1
3の厚みを徐々に小さくしたりする。これにより、基板
1に加わる応力を調整して、分極Pzの大きさを調整す
ることができ、実効的に電極間に印加される電圧を調整
して光導波路の光路長を変化させることができる。つま
り、応力調整膜の厚み等を調整することにより、光制御
素子の動作点を駆動条件に合わせて任意に設定すること
ができる。
【0024】なお、図1に示す光変調器の動作は、図4
に示したものと同じであるので、ここでの説明は省略す
る。
に示したものと同じであるので、ここでの説明は省略す
る。
【0025】図3は本発明による光制御素子の他の実施
例を説明するためのマッハツェンダ形光変調素子を示す
図である。図3(a)は平面図、図3(b)はそのB−
B線断面図である。
例を説明するためのマッハツェンダ形光変調素子を示す
図である。図3(a)は平面図、図3(b)はそのB−
B線断面図である。
【0026】光制御素子の構成は図1の例と同様である
が、図1と異なるのはLiNbO3基板1の裏面に、光
導波路2および3の長手方向に延びる応力調整溝14お
よび15を設けていることである。この応力調整溝14
および15の幅、深さを変えることにより、LiNbO
3 基板1の反りの量を調整することができる。これによ
り、基板1に加わる応力を調整することによって圧電効
果によって生じる分極Pzの大きさを調整し、実効的に
電極間に印加される電圧を調整して光導波路の光路長を
変化させることができる。すなわち、応力調整溝14の
幅や深さを調整することにより、光制御素子の動作点を
駆動条件に合わせて任意に設定することができる。な
お、応力調整溝は、光導波路に影響を与えない位置であ
れば基板の表面に形成してもよい。
が、図1と異なるのはLiNbO3基板1の裏面に、光
導波路2および3の長手方向に延びる応力調整溝14お
よび15を設けていることである。この応力調整溝14
および15の幅、深さを変えることにより、LiNbO
3 基板1の反りの量を調整することができる。これによ
り、基板1に加わる応力を調整することによって圧電効
果によって生じる分極Pzの大きさを調整し、実効的に
電極間に印加される電圧を調整して光導波路の光路長を
変化させることができる。すなわち、応力調整溝14の
幅や深さを調整することにより、光制御素子の動作点を
駆動条件に合わせて任意に設定することができる。な
お、応力調整溝は、光導波路に影響を与えない位置であ
れば基板の表面に形成してもよい。
【0027】なお、図3に示す光変調器の動作は、図4
に示したものと同じであり、ここでの説明は省略する。
に示したものと同じであり、ここでの説明は省略する。
【0028】上述した実施例では、同様に、応力調整膜
の厚み、あるいは応力調整溝の幅や深さを調整したが、
応力調整膜の面積,パターン形状,配置あるいは材質、
または応力調整溝の面積,パターン形状あるいは配置を
調整することにより同じ効果を実現できる。
の厚み、あるいは応力調整溝の幅や深さを調整したが、
応力調整膜の面積,パターン形状,配置あるいは材質、
または応力調整溝の面積,パターン形状あるいは配置を
調整することにより同じ効果を実現できる。
【0029】以上のように、本発明では、合波部におけ
る位相差を任意に設定し、光変調器の動作点を所望の位
置に設定することができる。例えば、図5(b)は、応
力調整膜の厚み等、あるいは応力調整溝の深さ等を調整
する前の状態を示し、この状態から応力調整膜の厚み
等、あるいは応力調整溝の深さ等を調整することによ
り、図5(a)あるいは図5(c)の状態とすることが
できる。すなわち、図5(a)に示すように、印加電圧
0の時に光出力が最大となるように設定することがで
き、あるいは、図5(c)に示すように、印加電圧0の
時光出力が最大値の1/2になるように設定することも
可能である。
る位相差を任意に設定し、光変調器の動作点を所望の位
置に設定することができる。例えば、図5(b)は、応
力調整膜の厚み等、あるいは応力調整溝の深さ等を調整
する前の状態を示し、この状態から応力調整膜の厚み
等、あるいは応力調整溝の深さ等を調整することによ
り、図5(a)あるいは図5(c)の状態とすることが
できる。すなわち、図5(a)に示すように、印加電圧
0の時に光出力が最大となるように設定することがで
き、あるいは、図5(c)に示すように、印加電圧0の
時光出力が最大値の1/2になるように設定することも
可能である。
【0030】以上のように本発明によれば、光変調器の
動作点を駆動条件に合わせて任意に設定することが可能
であり、特性の良い光変調器を歩留り良く製作できる。
動作点を駆動条件に合わせて任意に設定することが可能
であり、特性の良い光変調器を歩留り良く製作できる。
【0031】さらに本発明によれば、光変調器を駆動す
る際に、印加される実効的な直流電圧成分が0になるよ
うに光変調器の動作点を設定できるため、LiNbO3
等の強誘電体結晶材料を用いた光制御素子で問題になっ
ているDCドリフトの無い素子を製作できる。
る際に、印加される実効的な直流電圧成分が0になるよ
うに光変調器の動作点を設定できるため、LiNbO3
等の強誘電体結晶材料を用いた光制御素子で問題になっ
ているDCドリフトの無い素子を製作できる。
【0032】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、光波の位相を制御することを利用するいかなる方
式の光制御素子、例えばバランスブリッジ形光強度変調
器や方向性結合器型スイッチ等に対しても適用できる。
本発明に用いる基板の材料、光導波路の形状、電極の形
状等は上記実施例に限定されるものではなく、例えば基
板材料としてLiTaO3 等の強誘電体結晶を用いるこ
とができる。光導波路としてリッジ形光導波路等を用い
ることができる。電極形状としては、高速化に適した進
行波形の電極等を用いることができる。さらに、応力調
整膜は上記実施例に限定されず、窒化シリコン膜等の誘
電体薄膜、金属膜等、あるいはこれらの複合膜を用いる
ことができる。
なく、光波の位相を制御することを利用するいかなる方
式の光制御素子、例えばバランスブリッジ形光強度変調
器や方向性結合器型スイッチ等に対しても適用できる。
本発明に用いる基板の材料、光導波路の形状、電極の形
状等は上記実施例に限定されるものではなく、例えば基
板材料としてLiTaO3 等の強誘電体結晶を用いるこ
とができる。光導波路としてリッジ形光導波路等を用い
ることができる。電極形状としては、高速化に適した進
行波形の電極等を用いることができる。さらに、応力調
整膜は上記実施例に限定されず、窒化シリコン膜等の誘
電体薄膜、金属膜等、あるいはこれらの複合膜を用いる
ことができる。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、応力
調整膜や応力調整溝により光制御素子の動作点を駆動条
件に合わせて任意に設定することが可能である。
調整膜や応力調整溝により光制御素子の動作点を駆動条
件に合わせて任意に設定することが可能である。
【図1】本発明の光制御素子の一実施例を示し、(a)
は平面図、(b)はそのA−A線断面図である。
は平面図、(b)はそのA−A線断面図である。
【図2】本発明の光制御素子において、基板の歪みを示
す断面の拡大図である。
す断面の拡大図である。
【図3】本発明の光制御素子の他の実施例を示し、
(a)は平面図、(b)はそのB−B線断面図である。
(a)は平面図、(b)はそのB−B線断面図である。
【図4】従来の光制御素子の一例を示し、(a)は平面
図、(b)はそのC−C線断面図である。
図、(b)はそのC−C線断面図である。
【図5】マッハツェンダ形光変調素子において、電極に
電圧を印加した場合の、印加電圧対光出力の特性図であ
る。
電圧を印加した場合の、印加電圧対光出力の特性図であ
る。
1 基板 2,3 光導波路 4,5 Y分岐光導波路 6,7 入出力光導波路 10 バッファ層 11,12 電極 13 応力調整膜 14 応力調整溝
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも一本の光導波路を備えた電気
光学効果を有する基板と、前記基板の上に形成されたバ
ッファ層と、前記バッファ層の上に配置された電極とを
具備した光制御素子において、前記基板の裏面側に、当
該基板に応力を与えるための応力調整膜を具備すること
を特徴とする光制御素子。 - 【請求項2】 少なくとも一本の光導波路を備えた電気
光学効果を有する基板と、前記基板の上に形成されたバ
ッファ層と、前記バッファ層の上に配置された電極とを
具備した光制御素子において、前記基板に、当該基板に
応力を与えるための応力調整溝が形成されていることを
特徴とする光制御素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3998893A JPH06250131A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | 光制御素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3998893A JPH06250131A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | 光制御素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06250131A true JPH06250131A (ja) | 1994-09-09 |
Family
ID=12568327
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3998893A Pending JPH06250131A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | 光制御素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06250131A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06289239A (ja) * | 1993-03-31 | 1994-10-18 | Sumitomo Cement Co Ltd | 反り変形を有する光位相調整された光導波路型光素子チップ |
| WO2009122852A1 (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 住友大阪セメント株式会社 | マッハツェンダー導波路型光変調器 |
| JP2012073328A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 光変調器 |
| CN119828365A (zh) * | 2025-01-26 | 2025-04-15 | 国科光芯金杏(北京)实验室科技有限公司 | 一种铌酸锂-氮化硅异质集成电光调制器及其制备方法 |
-
1993
- 1993-03-01 JP JP3998893A patent/JPH06250131A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06289239A (ja) * | 1993-03-31 | 1994-10-18 | Sumitomo Cement Co Ltd | 反り変形を有する光位相調整された光導波路型光素子チップ |
| WO2009122852A1 (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 住友大阪セメント株式会社 | マッハツェンダー導波路型光変調器 |
| US8406578B2 (en) | 2008-03-31 | 2013-03-26 | Sumitomo Osaka Cement Co., Ltd. | Mach-zehnder waveguide type optical modulator |
| JP2012073328A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 光変調器 |
| CN119828365A (zh) * | 2025-01-26 | 2025-04-15 | 国科光芯金杏(北京)实验室科技有限公司 | 一种铌酸锂-氮化硅异质集成电光调制器及其制备方法 |
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