JPH0625032B2 - β−アルミナ系セラミックスの製法 - Google Patents
β−アルミナ系セラミックスの製法Info
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- JPH0625032B2 JPH0625032B2 JP62321322A JP32132287A JPH0625032B2 JP H0625032 B2 JPH0625032 B2 JP H0625032B2 JP 62321322 A JP62321322 A JP 62321322A JP 32132287 A JP32132287 A JP 32132287A JP H0625032 B2 JPH0625032 B2 JP H0625032B2
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- Japan
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- alumina
- base material
- compact
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- sintering
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電池又は熱電変換装置などに利用されるβ−ア
ルミナ系セラミックスの製造方法,特にβ−アルミナ系
成形体の焼結工程においてアルカリ成分を揮発を抑制す
るために成形体を容器に収容して行なうものに関する。
ルミナ系セラミックスの製造方法,特にβ−アルミナ系
成形体の焼結工程においてアルカリ成分を揮発を抑制す
るために成形体を容器に収容して行なうものに関する。
[従来技術及び課題] β−アルミナ系セラミックスとは,一般にNa2O・x
Al2O3(式中xは5〜11の数を示す)で表わされる
不定比化合物からなるセラミックスをいい,導電性セラ
ミックスとして典型的なものである。しかし,このβ−
アルミナ系セラミックスは,その製造において焼結の際
にアルカリ成分(例えばNa2O)が揮発し易いため,
組成変動を起こすと共に緻密化が困難となり,その使用
に支障をきたす。そのため,従来より,その焼結時にお
けるアルカリ成分の揮発を抑制するために種々の提案が
なされている。例えば, 焼結すべきβ−アルミナ系成形体(以下,単に「成
形体」という)をβ−アルミナ粉末に埋込み,又はパッ
クして焼結する方法(米国特許 3,468,719); 成形体を貴金属容器内に収容して焼結する方法(特
公昭57−15063); β−アルミナ焼結管を内壁,α−アルミナ焼結管を
外壁とし,両壁をセメントにより一体化してなる容器内
に成形体を収容して焼結する方法(特公昭57−3423
6); β−アルミナを主体とし,結合材,ナトリウム塩か
らなる耐火物で構成された焼成炉,又はコンクリート内
面をこの耐火物で被覆した焼成炉内に成形体を収容して
焼結する方法(米国特許 4,211,570); 50%以上のα−アルミナからなるルツボ内面をアル
カリで処理してなる容器内に成形体を収容して焼結する
方法(米国特許 4,263,381); などが挙げられる。
Al2O3(式中xは5〜11の数を示す)で表わされる
不定比化合物からなるセラミックスをいい,導電性セラ
ミックスとして典型的なものである。しかし,このβ−
アルミナ系セラミックスは,その製造において焼結の際
にアルカリ成分(例えばNa2O)が揮発し易いため,
組成変動を起こすと共に緻密化が困難となり,その使用
に支障をきたす。そのため,従来より,その焼結時にお
けるアルカリ成分の揮発を抑制するために種々の提案が
なされている。例えば, 焼結すべきβ−アルミナ系成形体(以下,単に「成
形体」という)をβ−アルミナ粉末に埋込み,又はパッ
クして焼結する方法(米国特許 3,468,719); 成形体を貴金属容器内に収容して焼結する方法(特
公昭57−15063); β−アルミナ焼結管を内壁,α−アルミナ焼結管を
外壁とし,両壁をセメントにより一体化してなる容器内
に成形体を収容して焼結する方法(特公昭57−3423
6); β−アルミナを主体とし,結合材,ナトリウム塩か
らなる耐火物で構成された焼成炉,又はコンクリート内
面をこの耐火物で被覆した焼成炉内に成形体を収容して
焼結する方法(米国特許 4,211,570); 50%以上のα−アルミナからなるルツボ内面をアル
カリで処理してなる容器内に成形体を収容して焼結する
方法(米国特許 4,263,381); などが挙げられる。
本発明の課題は,上記従来技術とは全く別異の手段によ
って,焼成時におけるβ−アルミナ系成形体からのアル
カリ成分の揮発を長期安定に抑制して組成変動を防止か
つ緻密化し,もってイオン銅電率及び機械的強度に優れ
たβ−アルミナ系セラミックスの製造方法を開発するこ
とにある。
って,焼成時におけるβ−アルミナ系成形体からのアル
カリ成分の揮発を長期安定に抑制して組成変動を防止か
つ緻密化し,もってイオン銅電率及び機械的強度に優れ
たβ−アルミナ系セラミックスの製造方法を開発するこ
とにある。
[解決手段] 本発明者は,かかる課題を解決すべく鋭意研究の結果,
所定のα−Al2O3含有材料を基材とし,これを所定
のアルカリ成分含有組成物と所定のβ−Al2O3含有
組成物とで二段階処理してなる容器を用いてβ−アルミ
ナ系成形体を焼結したところ,イオン導電率及び機械的
強度に優れたβ−アルミナ系セラミックスを安定に提供
し得ることを見出し,本発明を完成するに至ったのであ
る。即ち,本発明は上記課題を下記手段によって解決す
る。
所定のα−Al2O3含有材料を基材とし,これを所定
のアルカリ成分含有組成物と所定のβ−Al2O3含有
組成物とで二段階処理してなる容器を用いてβ−アルミ
ナ系成形体を焼結したところ,イオン導電率及び機械的
強度に優れたβ−アルミナ系セラミックスを安定に提供
し得ることを見出し,本発明を完成するに至ったのであ
る。即ち,本発明は上記課題を下記手段によって解決す
る。
β−アルミナ系成形体を容器内に収容して該成形体を焼
結する工程を含むβ−アルミナ系セラミックスの製造方
法において, 前記容器を次の工程: (a) 前記成形体を収容し得る形状を有し,α−アルミナ
を少なくとも50wt% 含有してなる最終的に相対理論密度
90%以上の焼結体となる基材を用意する工程, (b) 該基材内面をアルカリ成分を酸化物換算で少なくと
も20wt% 含有する組成物で一次処理する工程,及び (c) 該基材内面をβ−アルミナを少なくとも80wt% 含有
する組成物で二次処理する工程, によって得ることを特徴とするβ−アルミナ系セラミッ
クスの製造方法。
結する工程を含むβ−アルミナ系セラミックスの製造方
法において, 前記容器を次の工程: (a) 前記成形体を収容し得る形状を有し,α−アルミナ
を少なくとも50wt% 含有してなる最終的に相対理論密度
90%以上の焼結体となる基材を用意する工程, (b) 該基材内面をアルカリ成分を酸化物換算で少なくと
も20wt% 含有する組成物で一次処理する工程,及び (c) 該基材内面をβ−アルミナを少なくとも80wt% 含有
する組成物で二次処理する工程, によって得ることを特徴とするβ−アルミナ系セラミッ
クスの製造方法。
[好適な実施態様及び作用] 以下,%は特記しない限り重量%である。
基材は成形体を収容し得る形状を有し,最終容器形状の
基礎となる。例えば,有底円筒形状が挙げられるが,収
容すべき成形体の外形に応じて角筒形状筒,適宜選択す
るとよい。この基材は,α−アルミナを少なくとも50%
含有しなければならない。50%未満では次の工程におい
て基材内面にアルカリ成分を充分に付与できないからで
ある。好ましくは80%以上である。残部組成としては,
例えばマグネシア,ジルコニアの耐火物が挙げられる。
更に,α−アルミナに不可避の不純物例えばSiO2,
CaOを含有してもよい。又,この基材は焼結体である
ことが好ましいが,後述する一次・二次処理によって焼
結体になる限り,成形体(未焼結),予備焼結体であっ
てもよい。その相対理論密度は90%以上,より好ましく
は95%以上である。
基礎となる。例えば,有底円筒形状が挙げられるが,収
容すべき成形体の外形に応じて角筒形状筒,適宜選択す
るとよい。この基材は,α−アルミナを少なくとも50%
含有しなければならない。50%未満では次の工程におい
て基材内面にアルカリ成分を充分に付与できないからで
ある。好ましくは80%以上である。残部組成としては,
例えばマグネシア,ジルコニアの耐火物が挙げられる。
更に,α−アルミナに不可避の不純物例えばSiO2,
CaOを含有してもよい。又,この基材は焼結体である
ことが好ましいが,後述する一次・二次処理によって焼
結体になる限り,成形体(未焼結),予備焼結体であっ
てもよい。その相対理論密度は90%以上,より好ましく
は95%以上である。
次に,前記基材内面をアルカリ成分を必須成分として含
有する組成物で一次処理する。アルカリ成分を基材内面
に付与するためである。この一次処理において使用され
る組成物(一次用組成物)はアルカリ成分を酸化物換算
で少なくとも20%含有しなければならない。20%未満で
は基材内面にアルカリ成分を充分に付与できず,次の二
次処理で付与されるべきβ−アルミナとの結合力も不充
分となるからである。アルカリ成分の量は好ましくは35
%以上,より好ましくは40%以上である。一次用組成物
はアルカリ成分を含有している限り,粉末,溶液(例え
ば水溶液),ペースト状(バインダとして例えばポリビ
ニルブチラール,エチルセルロースを使用したもの)
等,種々の形態で使用できる。アルカリ成分としてはア
ルカリ金属(Li,Na等)の塩(例えば炭酸塩,硝酸
塩,酢酸塩,硫酸塩)又は酸化物等が挙げられる。特に
Naは必須成分であり,Liは任意的少量成分である。
アルカリ成分は,その単独物として使用してもよいが,
実用的には炉への影響を少なくするためα−アルミナ,
β−アルミナ等との混合物として使用することが好まし
い。粉末形態で使用する場合,これを基材内に充填後10
00〜1500℃の温度で1時間以上加熱するとよい。好まし
くは1300℃以上である。又,溶液形態で使用する場合,
これを基材内に注入後溶媒を蒸発させるとよい。又,ペ
ースト形態で使用する場合,これを基材内面に塗布した
後1000〜1500℃以上の温度で加熱するとよい。
有する組成物で一次処理する。アルカリ成分を基材内面
に付与するためである。この一次処理において使用され
る組成物(一次用組成物)はアルカリ成分を酸化物換算
で少なくとも20%含有しなければならない。20%未満で
は基材内面にアルカリ成分を充分に付与できず,次の二
次処理で付与されるべきβ−アルミナとの結合力も不充
分となるからである。アルカリ成分の量は好ましくは35
%以上,より好ましくは40%以上である。一次用組成物
はアルカリ成分を含有している限り,粉末,溶液(例え
ば水溶液),ペースト状(バインダとして例えばポリビ
ニルブチラール,エチルセルロースを使用したもの)
等,種々の形態で使用できる。アルカリ成分としてはア
ルカリ金属(Li,Na等)の塩(例えば炭酸塩,硝酸
塩,酢酸塩,硫酸塩)又は酸化物等が挙げられる。特に
Naは必須成分であり,Liは任意的少量成分である。
アルカリ成分は,その単独物として使用してもよいが,
実用的には炉への影響を少なくするためα−アルミナ,
β−アルミナ等との混合物として使用することが好まし
い。粉末形態で使用する場合,これを基材内に充填後10
00〜1500℃の温度で1時間以上加熱するとよい。好まし
くは1300℃以上である。又,溶液形態で使用する場合,
これを基材内に注入後溶媒を蒸発させるとよい。又,ペ
ースト形態で使用する場合,これを基材内面に塗布した
後1000〜1500℃以上の温度で加熱するとよい。
次に,前記一次処理された基材内面を更にβ−アルミナ
を必須成分として含有する組成物で二次処理する。β−
アルミナを基材内面側に付与し,成形体焼結時に成形体
からのアルカリ成分の揮発を抑制させるためである。こ
の二次処理において使用される組成物(二次組成物)は
β−アルミナを少なくとも80%含有しなければならな
い。80%未満では成形体焼結時における成形体からのア
ルカリ成分の揮発抑制を安定に維持できないからであ
る。β−アルミナの量は好ましくは90%以上,より好ま
しくは95%以上である。β−アルミナは焼結すべき成形
体と同様に,Na2O・xAl2O3で表わされるもの
をいい,Na−β−アルミナ(Na2O・9〜11Al2
O3),Na−β″−アルミナ(Na2O・5〜7Al
2O3)を包含する。Na−β″アルミナにあっては,
結晶相を安定化させるためにLi2O,MgOを添加し
たものであってもよい。二次用組成物についてその残部
は一次用組成物の必須成分であるアルカリ金属塩等にす
るとよい。この二次用組成物を基材内に充填後1500〜20
00℃の温度で30分以上加熱するとよい。好ましい温度は
1500〜1700℃である。
を必須成分として含有する組成物で二次処理する。β−
アルミナを基材内面側に付与し,成形体焼結時に成形体
からのアルカリ成分の揮発を抑制させるためである。こ
の二次処理において使用される組成物(二次組成物)は
β−アルミナを少なくとも80%含有しなければならな
い。80%未満では成形体焼結時における成形体からのア
ルカリ成分の揮発抑制を安定に維持できないからであ
る。β−アルミナの量は好ましくは90%以上,より好ま
しくは95%以上である。β−アルミナは焼結すべき成形
体と同様に,Na2O・xAl2O3で表わされるもの
をいい,Na−β−アルミナ(Na2O・9〜11Al2
O3),Na−β″−アルミナ(Na2O・5〜7Al
2O3)を包含する。Na−β″アルミナにあっては,
結晶相を安定化させるためにLi2O,MgOを添加し
たものであってもよい。二次用組成物についてその残部
は一次用組成物の必須成分であるアルカリ金属塩等にす
るとよい。この二次用組成物を基材内に充填後1500〜20
00℃の温度で30分以上加熱するとよい。好ましい温度は
1500〜1700℃である。
尚,一次処理及び二次処理においてその加熱を同時に行
ってもよい。一次処理及び二次処理によって付与される
層の厚みはペーストや粉末形態によるものは通常やむを
えず数mmに達するものの,塗布可能な場合数 100μm程
度でも有効である。
ってもよい。一次処理及び二次処理によって付与される
層の厚みはペーストや粉末形態によるものは通常やむを
えず数mmに達するものの,塗布可能な場合数 100μm程
度でも有効である。
次に,こうして得られた容器に焼結すべきβ−アルミナ
系成形体を収容して,例えば電気炉内において1300〜20
℃で 0.5〜2時間保持して焼結する。又,焼結後,例え
ば1300〜1500℃で焼鈍してもよい。
系成形体を収容して,例えば電気炉内において1300〜20
℃で 0.5〜2時間保持して焼結する。又,焼結後,例え
ば1300〜1500℃で焼鈍してもよい。
本発明が適用されるβ−アルミナ系成形体は,Na−β
−アルミナ,Na−β″−アルミナを包含する。更に,
Naイオンを一部他の金属(例えばLi,K,Ag,C
u,Pb)イオンで置換してなる置換β−アルミナ,又
他の酸化物例えばアルカリ土類金属酸化物,希土類元素
酸化物を添加してなる改良β−アルミナ等であってもよ
い。
−アルミナ,Na−β″−アルミナを包含する。更に,
Naイオンを一部他の金属(例えばLi,K,Ag,C
u,Pb)イオンで置換してなる置換β−アルミナ,又
他の酸化物例えばアルカリ土類金属酸化物,希土類元素
酸化物を添加してなる改良β−アルミナ等であってもよ
い。
本発明の適用によって製造されるβ−アルミナ系セラミ
ックスは,電池,特にナトリウム−イオウ二次電池;又
熱電変換装置,特にAMTEC(Alkali Metal Thermo
Electric Converter)等に使用される導電性セラミ
ックスとして好適である。
ックスは,電池,特にナトリウム−イオウ二次電池;又
熱電変換装置,特にAMTEC(Alkali Metal Thermo
Electric Converter)等に使用される導電性セラミ
ックスとして好適である。
[実施例] 以下,本発明の実施例を説明する。尚,併せて比較例に
ついても述べる。
ついても述べる。
実施例1 基材用意:α−アルミナを92%を含有し,相対理論
密度92%の一端閉管状ルツボを基材として用意する。こ
のルツバ内面を下記手順で一次,二次処理した。
密度92%の一端閉管状ルツボを基材として用意する。こ
のルツバ内面を下記手順で一次,二次処理した。
一次処理:ルツボ内に炭酸ナトリウム40%,α−ア
ルミナ20%及びβ−アルミナ40%からなる混合粉末を充
填し,電気炉において1500℃で4時間加熱する。その
後,徐冷し,電気炉からルツボを取出し,ルツボ内の残
存粉末を除去する。
ルミナ20%及びβ−アルミナ40%からなる混合粉末を充
填し,電気炉において1500℃で4時間加熱する。その
後,徐冷し,電気炉からルツボを取出し,ルツボ内の残
存粉末を除去する。
二次処理:ルツボ内にβ−アルミナ90%,炭酸ナト
リウム10%からなる混合粉末を充填し,電気炉において
1600℃で30分間加熱する。その後,徐冷し,電気炉か
らルツボを取出し,ルツボ内の残存粉末を除去する。
リウム10%からなる混合粉末を充填し,電気炉において
1600℃で30分間加熱する。その後,徐冷し,電気炉か
らルツボを取出し,ルツボ内の残存粉末を除去する。
次に,こうして得られた容器内にβ−アルミナ成形体に
入れ,電気炉において1600℃で30分間保持して成形体を
焼結した。又,この焼結条件で焼結を繰返した。比較例
として,二次処理を施さないものを示す(比較例1)。
入れ,電気炉において1600℃で30分間保持して成形体を
焼結した。又,この焼結条件で焼結を繰返した。比較例
として,二次処理を施さないものを示す(比較例1)。
得らてたβ−アルミナ焼結体の各物性を測定,算出し,
この結果を下記表に示す。尚,「非浸透性」はカラーチ
ェック液によって調べた。
この結果を下記表に示す。尚,「非浸透性」はカラーチ
ェック液によって調べた。
実施例2,3 ・基材:実施例1と同一 ・一次処理:アルカリ成分(実施例2なNaNO3,実
施例3はCH3COONa),β−アルミナからなる粉
末組成物 ・二次処理:β−アルミナのみからなる組成物 ・焼結:実施例1と同一 (尚,具体的条件及び結果は表参照) 比較例として,一次用組成物のアルカリ成分量が少ない
もの(比較例2),処理を全く施さないもの(比較例
3)を同様に表示に示す。
施例3はCH3COONa),β−アルミナからなる粉
末組成物 ・二次処理:β−アルミナのみからなる組成物 ・焼結:実施例1と同一 (尚,具体的条件及び結果は表参照) 比較例として,一次用組成物のアルカリ成分量が少ない
もの(比較例2),処理を全く施さないもの(比較例
3)を同様に表示に示す。
実施例4 ・基材:α−アルミナ80%,相対理論密度95% ・一次処理:NaNO3の飽和水溶液を注入し, 100℃
で加熱して水を蒸発させる ・二次処理:β−アルミナのみからなる組成物 ・焼結:実施例1と同一 (尚,具体的条件及び結果は表参照) 比較例として,基材に処理を全く施さないもの(比較例
4)を同様に表に示す。
で加熱して水を蒸発させる ・二次処理:β−アルミナのみからなる組成物 ・焼結:実施例1と同一 (尚,具体的条件及び結果は表参照) 比較例として,基材に処理を全く施さないもの(比較例
4)を同様に表に示す。
上記表から明らかな通り,各実施例では対応比較例に比
して優れた相対理論密度,比抵抗値及び非浸透性を示す
β−アルミナ焼結体を得ることができる。又,実施例1
は焼結回数が1回の場合,対応比較例とほぼ同等の焼結
体特性を示すが,焼結回数を増加するにつれてその差が
顕著なものとなり(表2),従って実施例1は優れた特
性を示す焼結体を安定に製造できる。これは,一次処理
のみでは基材内面へのアルカリ成分の被覆状態が不充分
なため,1回焼結に使用するとこのアルカリ成分が殆ん
ど揮発してしまうことが原因であると考えられる。
して優れた相対理論密度,比抵抗値及び非浸透性を示す
β−アルミナ焼結体を得ることができる。又,実施例1
は焼結回数が1回の場合,対応比較例とほぼ同等の焼結
体特性を示すが,焼結回数を増加するにつれてその差が
顕著なものとなり(表2),従って実施例1は優れた特
性を示す焼結体を安定に製造できる。これは,一次処理
のみでは基材内面へのアルカリ成分の被覆状態が不充分
なため,1回焼結に使用するとこのアルカリ成分が殆ん
ど揮発してしまうことが原因であると考えられる。
又,一次処理として,NaCO3 100部とバインダ(エ
チルセルロース)10部とからなるペーストを基材内面に
塗布すること以外,実施例4と同様に処理して焼結体特
性を調べたところ,同様に優れた結果を示した。
チルセルロース)10部とからなるペーストを基材内面に
塗布すること以外,実施例4と同様に処理して焼結体特
性を調べたところ,同様に優れた結果を示した。
[効果] 以上の如く本発明によれば,β−アルミナ系成形体の焼
結時において成形体からのアルカリ成分の揮発を充分に
抑制できるので,組成変動を防止して所望の組成を有す
る緻密なβ−アルミナ系セラミックスを製造することが
可能となる。又,そのアルカリ成分の揮発抑制作用は長
期安定的に発揮されるので,特に繰返し焼成において最
適であり,所期のβ−アルミナ系セラミックスを量産で
きる。かかる安定な揮発抑制作用は,容器のβ−アルミ
ナ表面層が焼成時おいて酸化ナトリウム(Na2O)を
揮発し,容器内のナトリウム分圧を高めることによるも
のと考えられる。
結時において成形体からのアルカリ成分の揮発を充分に
抑制できるので,組成変動を防止して所望の組成を有す
る緻密なβ−アルミナ系セラミックスを製造することが
可能となる。又,そのアルカリ成分の揮発抑制作用は長
期安定的に発揮されるので,特に繰返し焼成において最
適であり,所期のβ−アルミナ系セラミックスを量産で
きる。かかる安定な揮発抑制作用は,容器のβ−アルミ
ナ表面層が焼成時おいて酸化ナトリウム(Na2O)を
揮発し,容器内のナトリウム分圧を高めることによるも
のと考えられる。
従って,こうして製造されたβ−アルミナ系セラミック
スはイオン導電率が高く,機械的強度も高いので、各種
の高強度導電材料として極めて有用なものである。
スはイオン導電率が高く,機械的強度も高いので、各種
の高強度導電材料として極めて有用なものである。
更に,本発明はセラミックス容器に係るので,粉末充填
による方法の如き成形体のセット・焼結体の取出し煩雑
さが無く,容器寿命も長いものであり,又高価な貴金属
を要しない。しかも本発明はα−アルミナ基材に係るの
でβ−アルミナ基材(管)を使用してなる方法の如き問
題も有さない。即ち,β−アルミナ基材(管)に係る方
法では,その管の製造に手間がかかり,寿命が不充分で
あり,従って製造コストの増大をもたらすが,本発明で
はかかる問題もない。
による方法の如き成形体のセット・焼結体の取出し煩雑
さが無く,容器寿命も長いものであり,又高価な貴金属
を要しない。しかも本発明はα−アルミナ基材に係るの
でβ−アルミナ基材(管)を使用してなる方法の如き問
題も有さない。即ち,β−アルミナ基材(管)に係る方
法では,その管の製造に手間がかかり,寿命が不充分で
あり,従って製造コストの増大をもたらすが,本発明で
はかかる問題もない。
かくて,本発明の工業的価値は非常に高い。
Claims (1)
- 【請求項1】β−アルミナ系成形体を容器内に収容して
該成形体を焼結する工程を含むβ−アルミナ系セラミッ
クスの製造方法において、 前記容器を次の工程: (a)前記成形体を収容し得る形状を有し、α−アルミナ
を少くとも50wt%含有してなる最終的に相対理論密度90%
以上の焼結体となる基材を用意する工程、 (b)該基材内面をアルカリ成分を酸化物換算で少なくと
も20wt%含有する組成物で一次処理する工程、及び (c)該基材内面をβ−アルミナを少なくとも80wt%含有す
る組成物で二次処理する工程、 によって得ることを特徴とするβ−アルミナ系セラミッ
クスの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62321322A JPH0625032B2 (ja) | 1987-12-21 | 1987-12-21 | β−アルミナ系セラミックスの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62321322A JPH0625032B2 (ja) | 1987-12-21 | 1987-12-21 | β−アルミナ系セラミックスの製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01164758A JPH01164758A (ja) | 1989-06-28 |
| JPH0625032B2 true JPH0625032B2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=18131297
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62321322A Expired - Lifetime JPH0625032B2 (ja) | 1987-12-21 | 1987-12-21 | β−アルミナ系セラミックスの製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0625032B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4056589A (en) * | 1976-02-18 | 1977-11-01 | Ford Motor Company | Method for sintering ceramics |
| CH638767A5 (fr) * | 1978-03-31 | 1983-10-14 | Comp Generale Electricite | Procede de preparation de pieces en alumine beta-alcaline. |
-
1987
- 1987-12-21 JP JP62321322A patent/JPH0625032B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01164758A (ja) | 1989-06-28 |
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