JPH0625083A - エステル又はラクトンの製造方法 - Google Patents

エステル又はラクトンの製造方法

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JPH0625083A
JPH0625083A JP20720292A JP20720292A JPH0625083A JP H0625083 A JPH0625083 A JP H0625083A JP 20720292 A JP20720292 A JP 20720292A JP 20720292 A JP20720292 A JP 20720292A JP H0625083 A JPH0625083 A JP H0625083A
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JP
Japan
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ketone
mol
group
reaction
lactone
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JP20720292A
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English (en)
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Yasutaka Ishii
康敬 石井
Yutaka Nishiyama
豊 西山
Tatsuya Nakano
達也 中野
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡便な操作により、高い選択率及び収率でエ
ステル及びラクトンを得る。 【構成】 一般式[I] 【化5】(式中、R1 、R2 は、同一又は異なって、置
換されていてもよいアルキル基、アリール基又は複素環
基を示し、R1 とR2 は隣接するカルボニル基と共に環
を形成していてもよい)で表されるケトンを、金属触媒
の不存在下、分子状酸素及び一般式[II] 【化6】(式中、R3 は、置換されていてもよいアルキ
ル基、シクロアルキル基、アリール基又は複素環基を示
し、nは1〜6の自然数を示す)で表されるアルデヒド
と反応させる。前記ケトンとして、特にシクロヘキサノ
ン等の環状ケトンが好適に用いられる。前記アルデヒド
として、ベンズアルデヒド等の芳香族アルデヒドなどを
用いる。バイヤー−ビリガー型酸素挿入反応が進行し、
前記ケトンに対応するエステル又はラクトンが得られ
る。金属触媒を用いないため、製造プロセスを簡易化で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケトンを分子状酸素及
びアルデヒドと反応させて、エステル又はラクトンを製
造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】エス
テル及びラクトンは、有機溶剤、合成樹脂や医薬・農薬
等の精密化学品の原料など様々の分野で工業的に利用さ
れている有用な化合物である。
【0003】エステル及びラクトンの製造法として、多
数の方法が提案されているが、原料の入手や取扱いの容
易さから、原料化合物としてケトンを用いる製造技術が
注目されている。
【0004】ケトンからエステル又はラクトンを製造す
る方法としては、一般に、有機又は無機の過酸化物を酸
化剤として用いるいわゆるバイヤー−ビリガー(Bae
yer−Villiger)反応が最も広く知られてい
る。
【0005】しかし、過酸化物は濃縮時に爆発の危険性
があると共に、人体にも極めて有害であることから、工
業的規模で取扱うには細心の注意を必要とする。
【0006】そこで、近年、過酸化物の代わりに、より
安全で取扱いが容易な分子状酸素を用い、ケトンに酸素
原子を挿入してエステル又はラクトンを合成する方法が
検討されている。
【0007】例えば、向山らは、ニッケル触媒の存在
下、ケトンにアルデヒドを共存させ、分子状酸素を吹き
込むことにより、33〜99%の収率で対応するエステ
ルが得られることを報告している[ケミストリー レタ
ーズ(Chemistry Letters)、第64
1頁〜第644頁、1991年]。そして、この方法
は、オレフィンを用いたエポキシドの合成や、アルデヒ
ドのカルボン酸への酸化反応等にも応用されている[ケ
ミストリー レターズ(Chemistry Lett
ers)、第1頁〜第4頁及び第5頁〜第8頁、199
1年;ブルティンケミカル ソサイエティ ジャパン
(Bulletein ChemicalSociet
y Japan)、第64巻、第2109頁〜第211
6頁]。
【0008】また、鳥居らは、上記ケトン、アルデヒド
及び分子状酸素の反応においてルテニウム化合物が高い
触媒活性を示すことを報告している[日本化学会予稿
集、第1668頁、4 E3 38、1992年春]。
【0009】さらに、村橋らは、同様な反応系で、上記
のニッケルやルテニウム化合物に代えて、鉄化合物を触
媒として用いることにより、ケトンからエステルがより
高い収率で得られることを報告している[日本化学会予
稿集、第1668頁、4 E3 39、1992年春参
照]。また、この報告は、この触媒系では、オレフィン
のエポキシ化が起こらないため、単なる過酸による反応
でないことを示唆している。
【0010】しかしながら、上記の方法はいずれも金属
又は金属錯体を触媒として使用しているため、金属触媒
を使用する全ての工業化合成技術に見られるように、触
媒の活性を維持するための技術や失活触媒の除去又は再
生のための付帯設備が必要となる。
【0011】従って、本発明の目的は、簡便な操作によ
り、高い選択率及び収率でエステル又はラクトンを得る
ことができる方法を提供することにある。
【0012】
【発明の構成】本発明者は、前記目的を達成するため、
鋭意検討した結果、意外にも、実質上金属触媒の不存在
下であっても、ケトンを、分子状酸素及びアルデヒドと
反応させると、極めて円滑に反応が進行し、高い選択率
及び収率で、対応するエステル又はラクトンが得られる
ことを見出だし、本発明を完成した。
【0013】すなわち、本発明は、一般式[I]
【0014】
【化3】 (式中、R1 、R2 は、同一又は異なって、置換されて
いてもよいアルキル基、アリール基又は複素環基を示
し、R1 とR2 は隣接するカルボニル基と共に環を形成
していてもよい)で表されるケトンを、金属触媒の不存
在下、分子状酸素及び一般式[II]
【0015】
【化4】 (式中、R3 は、置換されていてもよいアルキル基、シ
クロアルキル基、アリール基又は複素環基を示し、nは
1〜6の自然数を示す)で表されるアルデヒドと反応さ
せることを特徴とするエステル又はラクトンの製造方法
を提供する。
【0016】前記R1 、R2 におけるアルキル基には、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イ
ソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、イソペ
ンチル、ネオペンチル、t−ペンチル、ヘキシル、イソ
ヘキシル、ヘプチル、オクチル、2−エチル−ヘキシ
ル、ノニル、デシルなどの炭素数1〜10の直鎖状又は
分岐鎖状のアルキル基などが含まれる。
【0017】これらのアルキル基は、フッ素、塩素、臭
素などのハロゲン原子;シクロプロピル、シクロヘキシ
ル基などのシクロアルキル基;メトキシ、エトキシ、プ
ロポキシ、t−ブトキシ基などのアルコキシ基;カルボ
キシル基;メトキシカルボニル、エトキシカルボニルな
どのアルコキシカルボニル基;フェニル、ナフチル基な
どの置換されていてもよいアリール基;2−フリル、2
−チエニル、1−ピロリル、1−ピロリジニル、2−ピ
リジル、ピペリジノ、モルホリノ、2−キノリル基など
の複素環基等の置換基で置換されていてもよい。
【0018】前記R1 、R2 におけるアリール基には、
フェニル、ナフチル基などが含まれる。
【0019】これらのアリール基は、前記アルキル基の
置換基として挙げた上記置換基;メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチ
ル、t−ブチル基などのアルキル基;トリフルオロメチ
ル基などのハロゲン化アルキル基;シアノ基;ニトロ基
等の置換基で置換されていてもよい。
【0020】前記R1 、R2 における複素環基には、2
−フリル、2−チエニル、1−ピロリル、1−ピロリジ
ニル基などの5員環複素環基;2−ピリジル、3−ピリ
ジル、4−ピリジル、ピペリジノ、モルホリノ基などの
6員環複素環基;2−キノリル基などの縮合複素環基等
が含まれる。これらの複素環基は、前記アリール基の置
換基として例示したハロゲン原子、アルキル基、ハロゲ
ン化アルキル基、アルコキシ基、カルボキシル基、アル
コキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基等の置換基で
置換されていてもよい。
【0021】一般式[I]で表されるケトンには、鎖状
ケトン、環状ケトンのいずれも含まれる。
【0022】鎖状ケトンとしては、例えば、アセトン、
メチルエチルケトン、メチルプロピルケトン、ジエチル
ケトン、ジプロピルケトン、メチルブチルケトン、メチ
ルペンチルケトン、メチルヘキシルケトン、メチルヘプ
チルケトン、ジブチルケトン、エチルプロピルケトン、
プロピルブチルケトン、ブチルペンチルケトン、メチル
イソブチルケトン、メチルt−ブチルケトン、メチルネ
オペンチルケトン、アセトフェノン、ベンゾフェノン、
2−アセチルフラン、3−アセチルピリジンなどが挙げ
られる。
【0023】環状ケトンとしては、例えば、置換基を有
していてもよいシクロアルカノン等が挙げられる。前記
シクロアルカノンとして、シクロペンタノン、シクロヘ
キサノン、シクロオクタノン、2−メチルシクロヘキサ
ノン、2−エチルシクロヘキサノン、2−メチル−6−
エチルシクロヘキサノン、4−メチルシクロヘキサノ
ン、2,6−ジメチルシクロヘキサノン、4−クロロシ
クロヘキサノン、4−メトキシシクロヘキサノン、4−
フェニルシクロヘキサノンなどが例示される。
【0024】これらのケトンのうち、環状ケトン、なか
でも例えば、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、2
−メチルシクロヘキサノン、4−メチルシクロヘキサノ
ン、4−クロロシクロヘキサノン、4−メトキシシクロ
ヘキサノンなどのハロゲン原子、炭素数1〜5のアルキ
ル基、炭素数1〜5のアルコキシ基等の置換基を有して
いてもよい炭素数3〜13のシクロアルカノンは、特に
反応性が高いため、原料成分として好適に用いられる。
【0025】本発明の方法では、バイヤー−ビリガー型
酸素挿入反応が進行し、前記ケトンが鎖状ケトンの場合
は対応するエステルが、環状ケトンの場合は対応するラ
クトンが生成する。
【0026】本発明の主たる特徴は、金属触媒が実質上
存在しない系で反応を行う点にある。なお、「実質上存
在しない系」とは、不可避的に混入する場合を除外しな
いことを意味する。
【0027】金属触媒を使用しないため、触媒の回収工
程や再生工程を必要とせず、しかも製造装置が腐蝕し難
く、経済的にも操作的にも極めて有利である。
【0028】また、金属触媒に起因する縮合反応などの
副反応が起こらないため、極めて高い選択率で目的化合
物であるエステル又はラクトンを得ることができる。
【0029】さらに、反応生成物中に金属が含まれてい
ないので、反応混合物をそのまま、或いは溶媒等の低沸
点化合物を留去する等の簡易な精製手段をとるだけで、
次工程に供することができる。例えば、シクロヘキサノ
ン等の環状ケトンを原料としてラクトンを製造し、金属
触媒を回収することなく、ラクトンの開環重合工程に供
し、ポリエステルを製造することができる。従って、開
環重合に供するラクトン中に含まれる金属成分に起因し
て副反応が生じることがなく、得られるポリエステルの
耐候性、外観等の物性の低下がない。また、前記アルデ
ヒドとして、対応するカルボン酸の沸点が低いアルデヒ
ド、例えばアセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド等
を用いて反応を行うと、得られた反応混合物から低沸点
化合物を留去するだけで、純度の高いエステル又はラク
トンを得ることができる。
【0030】本発明で用いる分子状酸素は、純粋な酸素
でもよく、また、反応に不活性なガス、例えば窒素、ア
ルゴン、ヘリウム、二酸化炭素等で希釈されていてもよ
い。特に、操作性、安全性等の点から、空気を使用する
のが好ましい。
【0031】一般式[II]で表されるアルデヒドにお
いて、R3 におけるアルキル基、アリール基、複素環基
としては、前記R1 、R2 におけるアルキル基、アリー
ル基、複素環基としてそれぞれ例示した置換基等が挙げ
られる。
【0032】前記R3 におけるシクロアルキル基には、
シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオクチル基な
どの炭素数3〜10のシクロアルキル基などが含まれ
る。これらのシクロアルキル基はメチル、エチル基など
のアルキル基等で置換されていてもよい。
【0033】一般式[II]で表されるアルデヒドとし
て、例えば、アセトアルデヒド、プロピンアルデヒド、
ブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、バレルアル
デヒド、イソバレルアルデヒド、ヘキサナール、ヘプタ
ナール、グリオキザール、マロンジアルデヒド等の脂肪
族アルデヒド;シクロヘキサンカルバルデヒド等の脂環
族アルデヒド;ベンズアルデヒド、o−トルアルデヒ
ド、p−トルアルデヒド、m−トルアルデヒド、4−メ
トキシベンズアルデヒド、4−ニトロベンズアルデヒ
ド、4−クロロベンズアルデヒド、1−ナフタレンカル
バルデヒド等の芳香族モノアルデヒド;フタルアルデヒ
ド、イソフタルアルデヒド、テレフタルアルデヒドなど
の芳香族ポリアルデヒド;2−フルアルデヒド、ニコチ
ンアルデヒドなどの複素環基を有するアルデヒド等が挙
げられる。これらのアルデヒドは、一種又は二種以上混
合して用いることができる。
【0034】これらのアルデヒドのうち、炭素数1〜6
の脂肪族アルデヒド及び芳香族アルデヒド等が好適に用
いられ、特にベンズアルデヒド、フタルアルデヒドなど
の芳香族アルデヒドが繁用される。
【0035】一般式[II]で表されるアルデヒドの使
用量は、一般式[I]で表されるケトン1モルに対し
て、通常0.1〜20モル、好ましくは0.4〜10モ
ル、さらに好ましくは1〜5モル程度である。0.1モ
ル未満では、反応速度が遅く、また、前記ケトンとアル
デヒドとの脱水縮合物や前記ケトンの自己縮合物等が副
生しやすい。また、20モルを越える場合は、多量のア
ルデヒドを回収する必要が生じるため経済的に好ましく
ない。
【0036】前記ケトンと分子状の酸素と前記アルデヒ
ドとの反応は、無溶媒で行ってもよく、また、反応に不
活性な溶媒中で行ってもよい。前記溶媒としては、例え
ば、四塩化炭素、クロロホルム、ジクロロメタン、1,
2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素;ヘキサ
ン、オクタンなどの脂肪族炭化水素;シクロヘキサンな
どの脂環族炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン、
エチルベンゼンなどの芳香族炭化水素;酢酸メチル、酢
酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸アミ
ル、酢酸セロソルブ、プロピオン酸エチルなどのカルボ
ン酸エステル等が挙げられる。また、原料として用いる
ケトンを反応溶媒として使用してもよい。これらは、一
種又は二種以上混合して使用できる。
【0037】これらの溶媒のうち、特に、1,2−ジク
ロロエタンなどのハロゲン化炭化水素、ベンゼンなどの
芳香族炭化水素等が繁用される。
【0038】反応温度は、通常−20〜100℃、好ま
しくは0〜70℃、さらに好ましくは10〜50℃程度
である。反応温度が−20℃未満では反応速度が遅く、
100℃を越えると前記ケトンとアルデヒドとの脱水縮
合物、前記ケトンの自己縮合物等が副生し易くなる。
【0039】反応圧力は、通常、常圧〜20atm、好
ましくは、常圧〜5atm程度である。反応時間は、反
応速度に応じて適宜選択でき、例えば10分〜48時間
程度である。
【0040】反応は、連続式又はバッチ式で行うことが
できる。
【0041】反応終了後、慣用の分離手段、例えば、濃
縮、蒸溜、抽出、晶析、再結晶、濾過、カラムクロマト
グラフィー等、又はこれらを組合せることにより、容易
に原料ケトンに対応するエステル又はラクトンを取得す
ることができる。
【0042】本発明の方法では、金属触媒を用いず、し
かも反応の選択率及び収率が高いため、反応混合液をそ
のまま、或いは低沸点化合物を留去した濃縮液を、次工
程に供することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明の方法によれば、金属触媒を用い
ないため簡便な操作により、しかも高い選択率及び収率
でエステル又はラクトンを製造することができる。
【0044】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定され
るものではない。
【0045】実施例1 シクロヘキサノン98g(1モル)、ベンズアルデヒド
318g(3モル)及び1,2−ジクロロエタン100
0gの混合溶液を空気雰囲気下、常圧、23℃で20時
間保持した。反応混合液をガスクロマトグラフィーによ
り分析した結果、ε−カプロラクトンが110.6g生
成していた(収率97%)。
【0046】実施例2 4−メチルシクロヘキサノン112g(1モル)、ベン
ズアルデヒド318g(3モル)及び1,2−ジクロロ
エタン1000gの混合溶液を空気雰囲気下、常圧、2
3℃で20時間保持した。反応混合液をガスクロマトグ
ラフィーにより分析した結果、4−メチル−ε−カプロ
ラクトンが119.6g生成していた(収率91%)。
【0047】実施例3 2−メチルシクロヘキサノン112g(1モル)、ベン
ズアルデヒド318g(3モル)及び1,2−ジクロロ
エタン1000gの混合溶液を空気雰囲気下、常圧、2
3℃で20時間保持した。反応混合液をガスクロマトグ
ラフィーにより分析した結果、6−メチル−ε−カプロ
ラクトンが115.1g生成していた(収率90%)。
【0048】実施例4 シクロペンタノン84g(1モル)、ベンズアルデヒド
318g(3モル)及び1,2−ジクロロエタン100
0gの混合溶液を空気雰囲気下、常圧、23℃で20時
間保持した。反応混合液をガスクロマトグラフィーによ
り分析した結果、δ−バレロラクトンが90.1g生成
していた(収率90%)。
【0049】実施例5 シクロヘキサノン98g(1モル)、ベンズアルデヒド
318g(3モル)及びベンゼン1000gの混合溶液
を空気雰囲気下、常圧、23℃で20時間保持した。反
応混合液をガスクロマトグラフィーにより分析した結
果、ε−カプロラクトンが105.6g生成していた
(収率93%)。
【0050】実施例6 シクロヘキサノン98g(1モル)、ベンズアルデヒド
318g(3モル)及び1,2−ジクロロエタン100
0gの混合溶液を空気2atmの加圧下、23℃で10
時間保持した。反応混合液をガスクロマトグラフィーに
より分析した結果、ε−カプロラクトンが111.3g
生成していた(収率98%)。
【0051】実施例7 ジエチルケトン86g(1モル)、ベンズアルデヒド3
18g(3モル)及び1,2−ジクロロエタン1000
gの混合溶液を空気2atmの加圧下、23℃で20時
間保持した。反応混合液をガスクロマトグラフィーによ
り分析した結果、プロピオン酸エチルが91.3g生成
していた(収率89%)。
【0052】実施例8 アセトフェノン120g(1モル)、ベンズアルデヒド
318g(3モル)及び1,2−ジクロロエタン100
0gの混合溶液を空気2atmの加圧下、23℃で20
時間保持した。反応混合液をガスクロマトグラフィーに
より分析した結果、酢酸フェニルが122.3g生成し
ていた(収率90%)。
【0053】実施例9 シクロヘキサノン98g(1モル)、ベンズアルデヒド
318g(3モル)及び1,2−ジクロロエタン100
0gの混合溶液を空気雰囲気下、常圧、60℃で20時
間保持した。反応混合液をガスクロマトグラフィーによ
り分析した結果、ε−カプロラクトンが97.9g生成
していた(収率85%)。
【0054】実施例10 4−メトキシシクロヘキサノン128g(1モル)、ベ
ンズアルデヒド318g(3モル)及びベンゼン100
0gの混合溶液を空気雰囲気下、常圧、23℃で20時
間保持した。反応混合液をガスクロマトグラフィーによ
り分析した結果、4−メトキシ−ε−カプロラクトンが
115.2g生成していた(収率80%)。
【0055】実施例11 4−クロロシクロヘキサノン132.5g(1モル)、
ベンズアルデヒド318g(3モル)及び1,2−ジク
ロロエタン1000gの混合溶液を空気雰囲気下、常
圧、23℃で20時間保持した。反応混合液をガスクロ
マトグラフィーにより分析した結果、4−クロロ−ε−
カプロラクトンが123.3g生成していた(収率83
%)。
【0056】実施例12 シクロヘキサノン98g(1モル)及びベンズアルデヒ
ド318g(3モル)の混合溶液を空気雰囲気下、常
圧、23℃で20時間保持した。反応混合液は固化し、
反応は途中で停止したが、ガスクロマトグラフィーによ
り分析した結果、ε−カプロラクトンが68.3g生成
しており(収率60%)、他に副生物は生成しなかっ
た。
【0057】実施例13 シクロヘキサノン98g(1モル)、プロピオンアルデ
ヒド168g(3モル)及び1,2−ジクロロエタン1
000gの混合溶液を空気雰囲気下、常圧、23℃で2
0時間保持した。反応混合液をガスクロマトグラフィー
により分析した結果、ε−カプロラクトンが100.9
g生成していた(収率88.8%)。
【0058】実施例14 シクロヘキサノン98g(1モル)、イソブチルアルデ
ヒド264g(3モル)及び1,2−ジクロロエタン1
000gの混合溶液を空気雰囲気下、常圧、23℃で2
0時間保持した。反応混合液をガスクロマトグラフィー
により分析した結果、ε−カプロラクトンが102.5
g生成していた(収率90%)。
【0059】実施例15 シクロヘキサノン98g(1モル)、フタルアルデヒド
402g(3モル)及び1,2−ジクロロエタン100
0gの混合溶液を空気雰囲気下、常圧、23℃で20時
間保持した。反応混合液をガスクロマトグラフィーによ
り分析した結果、ε−カプロラクトンが111.0g生
成していた(収率98%)。
【0060】実施例16 シクロヘキサノン98g(1モル)、ベンズアルデヒド
53g(0.5モル)及び1,2−ジクロロエタン10
00gの混合溶液を空気雰囲気下、常圧、23℃で20
時間保持した。反応混合液をガスクロマトグラフィーに
より分析した結果、ε−カプロラクトンが30.3g生
成していた(収率26.6%)。
【0061】実施例17 シクロヘキサノン98g(1モル)、ベンズアルデヒド
116.6g(1.1モル)及び1,2−ジクロロエタ
ン1000gの混合溶液を空気雰囲気下、常圧、23℃
で20時間保持した。反応混合液をガスクロマトグラフ
ィーにより分析した結果、ε−カプロラクトンが82.
1g生成していた(収率72%)。
【0062】実施例18 シクロヘキサノン98g(1モル)、ベンズアルデヒド
159g(1.5モル)及び1,2−ジクロロエタン1
000gの混合溶液を空気雰囲気下、常圧、23℃で2
0時間保持した。反応混合液をガスクロマトグラフィー
により分析した結果、ε−カプロラクトンが91.2g
生成していた(収率80%)。
【0063】比較例 シクロヘキサノン98g(1モル)及び1,2−ジクロ
ロエタン1000gの混合溶液を空気雰囲気下、常圧、
23℃で20時間保持した。反応混合液をガスクロマト
グラフィーにより分析した結果、シクロヘキサノンの自
己縮合物である2−(1−シクロヘキセニル)シクロヘ
キサノンが極少量得られたのみで、ε−カプロラクトン
は全く生成していなかった。
【化5】
【化6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 313/04 7252−4C // C07B 61/00 300

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式[I] 【化1】 (式中、R1 、R2 は、同一又は異なって、置換されて
    いてもよいアルキル基、アリール基又は複素環基を示
    し、R1 とR2 は隣接するカルボニル基と共に環を形成
    していてもよい)で表されるケトンを、金属触媒の不存
    在下、分子状酸素及び一般式[II] 【化2】 (式中、R3 は、置換されていてもよいアルキル基、シ
    クロアルキル基、アリール基又は複素環基を示し、nは
    1〜6の自然数を示す)で表されるアルデヒドと反応さ
    せることを特徴とするエステル又はラクトンの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 一般式[I]で表されるケトンが、置換
    基を有していてもよい環状ケトンである請求項1記載の
    エステル又はラクトンの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4819951B2 (ja) * 2006-09-12 2011-11-24 サンディスク コーポレイション 初期プログラミング電圧の線形推定のための不揮発性メモリおよび方法
CN107963968A (zh) * 2016-10-20 2018-04-27 中国石油化工股份有限公司 一种制备乙酸苯酯的方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4819951B2 (ja) * 2006-09-12 2011-11-24 サンディスク コーポレイション 初期プログラミング電圧の線形推定のための不揮発性メモリおよび方法
CN107963968A (zh) * 2016-10-20 2018-04-27 中国石油化工股份有限公司 一种制备乙酸苯酯的方法
CN107963968B (zh) * 2016-10-20 2021-02-09 中国石油化工股份有限公司 一种制备乙酸苯酯的方法

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