JPH06251531A - 磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ディスク装置Info
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- JPH06251531A JPH06251531A JP4026693A JP4026693A JPH06251531A JP H06251531 A JPH06251531 A JP H06251531A JP 4026693 A JP4026693 A JP 4026693A JP 4026693 A JP4026693 A JP 4026693A JP H06251531 A JPH06251531 A JP H06251531A
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- Japan
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- magnetic recording
- recording medium
- rotor
- fixing member
- fixing
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- Rotational Drive Of Disk (AREA)
- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、磁気記録媒体に加わる固定力を周方
向に沿って均等化することができ、出力変動の要因とな
る磁気記録媒体のうねり変形を防止できる磁気ディスク
装置を得ることにある。 【構成】ハウジング2内の気密空間7に収容されたモー
タ15と、モータのロータ20の外周に同軸状に装着さ
れ、ロータと一体に回転される磁気記録媒体30a〜3
0cと、この磁気記録媒体とロータとの間に跨がって同
軸状に装着され、磁気記録媒体をロータとの間で挾み込
んで固定する固定部材35と、固定部材の周方向に間隔
を存した複数箇所を貫通してロータにねじ込まれ、固定
部材を磁気記録媒体に押圧する複数の固定ねじ38とを
備え、上記固定部材を剛性の高い部材にて構成したこと
を特徴とする。
向に沿って均等化することができ、出力変動の要因とな
る磁気記録媒体のうねり変形を防止できる磁気ディスク
装置を得ることにある。 【構成】ハウジング2内の気密空間7に収容されたモー
タ15と、モータのロータ20の外周に同軸状に装着さ
れ、ロータと一体に回転される磁気記録媒体30a〜3
0cと、この磁気記録媒体とロータとの間に跨がって同
軸状に装着され、磁気記録媒体をロータとの間で挾み込
んで固定する固定部材35と、固定部材の周方向に間隔
を存した複数箇所を貫通してロータにねじ込まれ、固定
部材を磁気記録媒体に押圧する複数の固定ねじ38とを
備え、上記固定部材を剛性の高い部材にて構成したこと
を特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポータブルコンピュー
タのような携帯形電子機器の記憶装置として用いられる
磁気ディスク装置に係り、特にその磁気記録媒体をモー
タに固定するための構造に関する。
タのような携帯形電子機器の記憶装置として用いられる
磁気ディスク装置に係り、特にその磁気記録媒体をモー
タに固定するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ラップトップ形あるいはブック形のポー
タブルコンピュータの記憶装置として、フロッピーディ
スク装置よりもはるかに多い記憶容量と高速アクセス性
を有する磁気ディスク装置を採用したものが知られてい
る。
タブルコンピュータの記憶装置として、フロッピーディ
スク装置よりもはるかに多い記憶容量と高速アクセス性
を有する磁気ディスク装置を採用したものが知られてい
る。
【0003】この種の磁気ディスク装置は、箱状のハウ
ジングを備えており、このハウジングの内部は、外気か
ら遮蔽された清浄な気密空間をなしている。そして、こ
の気密空間に、円盤状をなす磁気記録媒体や、この磁気
記録媒体を回転させるモータおよび磁気記録媒体にデー
タの記録・再生を行う磁気ヘッドのような各種の機能部
品が収容されている。
ジングを備えており、このハウジングの内部は、外気か
ら遮蔽された清浄な気密空間をなしている。そして、こ
の気密空間に、円盤状をなす磁気記録媒体や、この磁気
記録媒体を回転させるモータおよび磁気記録媒体にデー
タの記録・再生を行う磁気ヘッドのような各種の機能部
品が収容されている。
【0004】上記モータは、磁気記録媒体と一体に回転
するロータを備えている。このロータは、ボール軸受を
介してモータ軸の外周に回転自在に支持されている。モ
ータ軸は、その一端がモータブラケットに片持ち状態で
支持されており、このモータブラケットがハウジングの
底面にねじ止めされている。
するロータを備えている。このロータは、ボール軸受を
介してモータ軸の外周に回転自在に支持されている。モ
ータ軸は、その一端がモータブラケットに片持ち状態で
支持されており、このモータブラケットがハウジングの
底面にねじ止めされている。
【0005】このモータによって回転される磁気記録媒
体は、回転中心部に嵌合孔を有しており、この嵌合孔を
ロータの外周に嵌合させることで、モータに同軸状に支
持されている。そして、従来の磁気ディスク装置では、
上記のようにモータ軸が片持ち状態でハウジングに支持
されているので、このモータ軸の自由端である他端に、
ばね性を有する円板状の固定部材の中心部をねじを介し
て同軸状に取り付け、この固定部材のばね力を利用して
磁気記録媒体をロータとの間で挾み込んで固定してい
る。
体は、回転中心部に嵌合孔を有しており、この嵌合孔を
ロータの外周に嵌合させることで、モータに同軸状に支
持されている。そして、従来の磁気ディスク装置では、
上記のようにモータ軸が片持ち状態でハウジングに支持
されているので、このモータ軸の自由端である他端に、
ばね性を有する円板状の固定部材の中心部をねじを介し
て同軸状に取り付け、この固定部材のばね力を利用して
磁気記録媒体をロータとの間で挾み込んで固定してい
る。
【0006】すなわち、この固定部材は、ロータよりも
大きな外径を有しており、この固定部材の中心部をねじ
で締め込んでいくと、固定部材の外周部が磁気記録媒体
の上面に弾性的に押し付けられようになっている。この
時、固定部材は、その中心部がモータ軸にねじ止めされ
ているために、磁気記録媒体との接触部分に加わるばね
力、つまり押圧力が周方向に沿って均等となり、この磁
気記録媒体に歪みを生じさせることなく確実にロータに
固定することができる。
大きな外径を有しており、この固定部材の中心部をねじ
で締め込んでいくと、固定部材の外周部が磁気記録媒体
の上面に弾性的に押し付けられようになっている。この
時、固定部材は、その中心部がモータ軸にねじ止めされ
ているために、磁気記録媒体との接触部分に加わるばね
力、つまり押圧力が周方向に沿って均等となり、この磁
気記録媒体に歪みを生じさせることなく確実にロータに
固定することができる。
【0007】ところで、従来のポータブルコンピュータ
は、大型のコンピュータシステムに比べて取り扱う情報
量が少なかったので、磁気ディスク装置に要求される記
憶容量も少なく、主に40〜130メガバイトの2.5
インチ形の磁気ディスク装置が多く用いられていた。し
かしながら、最近のポータブルコンピュータの性能向上
には目覚ましいものがあり、それに伴い磁気ディスク装
置に要求される性能も高まる傾向にある。
は、大型のコンピュータシステムに比べて取り扱う情報
量が少なかったので、磁気ディスク装置に要求される記
憶容量も少なく、主に40〜130メガバイトの2.5
インチ形の磁気ディスク装置が多く用いられていた。し
かしながら、最近のポータブルコンピュータの性能向上
には目覚ましいものがあり、それに伴い磁気ディスク装
置に要求される性能も高まる傾向にある。
【0008】第1に要求される性能としては、記憶容量
の大容量化である。既に知られているように、ポータブ
ルコンピュータは、携帯性を高めるために筐体自体がコ
ンパクトに設計されているため、このコンパクトな筐体
に磁気ディスク装置を無理なく組み込みつつ大容量化を
達成するには、高記録密度化を図ることが必要となって
くる。
の大容量化である。既に知られているように、ポータブ
ルコンピュータは、携帯性を高めるために筐体自体がコ
ンパクトに設計されているため、このコンパクトな筐体
に磁気ディスク装置を無理なく組み込みつつ大容量化を
達成するには、高記録密度化を図ることが必要となって
くる。
【0009】この高記録密度化を実現するためには、モ
ータの振動やこれに基づく磁気記録媒体の振れ回りを抑
えることが要求される。この要求を満足するためには、
モータのモータ軸をこれまでの片持ち支持から両端支持
に変更することが有効である。
ータの振動やこれに基づく磁気記録媒体の振れ回りを抑
えることが要求される。この要求を満足するためには、
モータのモータ軸をこれまでの片持ち支持から両端支持
に変更することが有効である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、モータ軸の
両端をハウジングに支持した場合には、磁気記録媒体を
固定する固定部材の中心部をモータ軸の他端面にねじ止
めすることができなくなる。そこで、この固定部材は、
周方向に間隔を存した複数箇所でねじを介してロータの
端面に固定せざるを得なくなる。
両端をハウジングに支持した場合には、磁気記録媒体を
固定する固定部材の中心部をモータ軸の他端面にねじ止
めすることができなくなる。そこで、この固定部材は、
周方向に間隔を存した複数箇所でねじを介してロータの
端面に固定せざるを得なくなる。
【0011】このように固定部材を複数本のねじによっ
てロータに固定すると、このねじが存在する部分の固定
力が、ねじから遠ざかった部分、具体的にはねじの間に
位置する部分の固定力よりも大きくなるため、固定部材
を介して磁気記録媒体に加わる固定力が周方向に沿って
ばらついてしまう。それ故、この固定部材が接する磁気
記録媒体の内周部分に歪みが発生し、この磁気記録媒体
の固定時に磁気記録媒体自体がうねるように変形するこ
とがあり得る。
てロータに固定すると、このねじが存在する部分の固定
力が、ねじから遠ざかった部分、具体的にはねじの間に
位置する部分の固定力よりも大きくなるため、固定部材
を介して磁気記録媒体に加わる固定力が周方向に沿って
ばらついてしまう。それ故、この固定部材が接する磁気
記録媒体の内周部分に歪みが発生し、この磁気記録媒体
の固定時に磁気記録媒体自体がうねるように変形するこ
とがあり得る。
【0012】すると、磁気ヘッドが浮上した時に、この
浮上量が磁気記録媒体が一回転する間に何度も変動する
ので、磁気記録媒体に対する磁気ヘッドの追従性能が悪
化し、磁気ヘッドの再生出力が不所望に変動するといっ
た問題が生じてくる。
浮上量が磁気記録媒体が一回転する間に何度も変動する
ので、磁気記録媒体に対する磁気ヘッドの追従性能が悪
化し、磁気ヘッドの再生出力が不所望に変動するといっ
た問題が生じてくる。
【0013】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、磁気記録媒体に加わる固定力を周方向に
沿って均等化することができ、出力変動の原因となる磁
気記録媒体のうねり変形を防止できる磁気ディスク装置
の提供を目的とする。
されたもので、磁気記録媒体に加わる固定力を周方向に
沿って均等化することができ、出力変動の原因となる磁
気記録媒体のうねり変形を防止できる磁気ディスク装置
の提供を目的とする。
【0014】また、本発明の他の目的は、締付具(ねじ
部材)の弛みを防止でき、磁気記録媒体の固定力を一定
に維持できる磁気ディスク装置を得ることにある。
部材)の弛みを防止でき、磁気記録媒体の固定力を一定
に維持できる磁気ディスク装置を得ることにある。
【0015】本発明のさらに他の発明は、モータの回転
中心に対する磁気記録媒体のずれを防止でき、この磁気
記録媒体上での磁気ヘッドの位置決め精度を高めること
ができる磁気ディスク装置を得ることにある。
中心に対する磁気記録媒体のずれを防止でき、この磁気
記録媒体上での磁気ヘッドの位置決め精度を高めること
ができる磁気ディスク装置を得ることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載された磁気ディスク装置は、内部に
外気から遮蔽された気密空間を有するハウジングと、こ
のハウジングの気密空間に収容され、モータ軸の軸回り
方向に回転されるロータを有するモータと、上記ロータ
の外周に同軸状に装着され、このロータと一体に回転さ
れる磁気記録媒体と、この磁気記録媒体とロータとの間
に跨がって同軸状に装着され、上記磁気記録媒体をロー
タとの間で挾み込んで固定するための固定部材と、この
固定部材の周方向に間隔を存した複数箇所を貫通して上
記ロータにねじ込まれ、上記固定部材を磁気記録媒体に
押圧する複数の締付具とを備えており、上記固定部材を
剛性の高い部材にて構成したことを特徴としている。
め、請求項1に記載された磁気ディスク装置は、内部に
外気から遮蔽された気密空間を有するハウジングと、こ
のハウジングの気密空間に収容され、モータ軸の軸回り
方向に回転されるロータを有するモータと、上記ロータ
の外周に同軸状に装着され、このロータと一体に回転さ
れる磁気記録媒体と、この磁気記録媒体とロータとの間
に跨がって同軸状に装着され、上記磁気記録媒体をロー
タとの間で挾み込んで固定するための固定部材と、この
固定部材の周方向に間隔を存した複数箇所を貫通して上
記ロータにねじ込まれ、上記固定部材を磁気記録媒体に
押圧する複数の締付具とを備えており、上記固定部材を
剛性の高い部材にて構成したことを特徴としている。
【0017】また、請求項2に記載された磁気ディスク
装置は、内部に外気から遮蔽された気密空間を有するハ
ウジングと、このハウジングの気密空間に収容され、モ
ータ軸の軸回り方向に回転されるロータを有するモータ
と、上記ロータの外周に同軸状に装着され、このロータ
と一体に回転される磁気記録媒体と、この磁気記録媒体
とロータとの間に跨がって同軸状に装着され、上記磁気
記録媒体をロータとの間で挾み込んで固定するための固
定部材と、この固定部材の周方向に間隔を存した複数箇
所を貫通して上記ロータにねじ込まれ、上記固定部材を
磁気記録媒体に押圧する複数のねじ部材とを備えてい
る。
装置は、内部に外気から遮蔽された気密空間を有するハ
ウジングと、このハウジングの気密空間に収容され、モ
ータ軸の軸回り方向に回転されるロータを有するモータ
と、上記ロータの外周に同軸状に装着され、このロータ
と一体に回転される磁気記録媒体と、この磁気記録媒体
とロータとの間に跨がって同軸状に装着され、上記磁気
記録媒体をロータとの間で挾み込んで固定するための固
定部材と、この固定部材の周方向に間隔を存した複数箇
所を貫通して上記ロータにねじ込まれ、上記固定部材を
磁気記録媒体に押圧する複数のねじ部材とを備えてい
る。
【0018】そして、上記固定部材を剛性の高い部材に
て構成するとともに、この固定部材と上記ねじ部材との
間に、ねじ部材の弛み止めをなすばね座金を介在させた
ことを特徴としている。
て構成するとともに、この固定部材と上記ねじ部材との
間に、ねじ部材の弛み止めをなすばね座金を介在させた
ことを特徴としている。
【0019】請求項3においては、上記請求項1又は請
求項2の記載において、上記モータ軸の両端部が上記ハ
ウジングに支持されていることを特徴としている。
求項2の記載において、上記モータ軸の両端部が上記ハ
ウジングに支持されていることを特徴としている。
【0020】請求項4においては、上記請求項3の記載
において、上記モータ軸の軸長が15mm以上であるこ
とを特徴としている。
において、上記モータ軸の軸長が15mm以上であるこ
とを特徴としている。
【0021】さらに、請求項5に記載された磁気ディス
ク装置は、内部に外気から遮蔽された気密空間を有する
ハウジングと、このハウジングの気密空間に収容され、
モータ軸の軸回り方向に回転されるロータを有するモー
タと、上記ロータの外周に同軸状に装着され、このロー
タと一体に回転される磁気記録媒体と、この磁気記録媒
体とロータとの間に跨がって同軸状に装着され、上記磁
気記録媒体をロータとの間で挾み込んで固定するための
固定部材と、この固定部材の周方向に間隔を存した複数
箇所を貫通して上記ロータにねじ込まれ、上記固定部材
を磁気記録媒体に押圧する複数の締付具とを備えてい
る。
ク装置は、内部に外気から遮蔽された気密空間を有する
ハウジングと、このハウジングの気密空間に収容され、
モータ軸の軸回り方向に回転されるロータを有するモー
タと、上記ロータの外周に同軸状に装着され、このロー
タと一体に回転される磁気記録媒体と、この磁気記録媒
体とロータとの間に跨がって同軸状に装着され、上記磁
気記録媒体をロータとの間で挾み込んで固定するための
固定部材と、この固定部材の周方向に間隔を存した複数
箇所を貫通して上記ロータにねじ込まれ、上記固定部材
を磁気記録媒体に押圧する複数の締付具とを備えてい
る。
【0022】そして、上記固定部材を剛性の高い部材に
て構成するとともに、上記磁気記録媒体をロータに固定
するための上記固定部材や締付具を含む部品の熱膨張係
数の差を、8×10- 6 /゜C以下に設定したことを特
徴としている。
て構成するとともに、上記磁気記録媒体をロータに固定
するための上記固定部材や締付具を含む部品の熱膨張係
数の差を、8×10- 6 /゜C以下に設定したことを特
徴としている。
【0023】請求項6に記載された磁気ディスク装置
は、内部に外気から遮蔽された気密空間を有するハウジ
ングと、このハウジングの気密空間に収容され、モータ
軸の軸回り方向に回転されるロータを有するモータと、
上記ロータの外周に同軸状に装着され、このロータと一
体に回転されるとともに、予めサーボセクタが書き込ま
れている少なくとも一枚の磁気記録媒体と、この磁気記
録媒体とロータとの間に跨がって同軸状に装着され、上
記磁気記録媒体をロータとの間で挾み込んで固定するた
めの固定部材と、この固定部材の周方向に間隔を存した
複数箇所を貫通して上記ロータにねじ込まれ、上記固定
部材を磁気記録媒体に押圧する複数の締付具と、上記磁
気記録媒体の回転時に、この磁気記録媒体上を浮上し、
データの記録・再生を行う磁気ヘッドとを備えている。
は、内部に外気から遮蔽された気密空間を有するハウジ
ングと、このハウジングの気密空間に収容され、モータ
軸の軸回り方向に回転されるロータを有するモータと、
上記ロータの外周に同軸状に装着され、このロータと一
体に回転されるとともに、予めサーボセクタが書き込ま
れている少なくとも一枚の磁気記録媒体と、この磁気記
録媒体とロータとの間に跨がって同軸状に装着され、上
記磁気記録媒体をロータとの間で挾み込んで固定するた
めの固定部材と、この固定部材の周方向に間隔を存した
複数箇所を貫通して上記ロータにねじ込まれ、上記固定
部材を磁気記録媒体に押圧する複数の締付具と、上記磁
気記録媒体の回転時に、この磁気記録媒体上を浮上し、
データの記録・再生を行う磁気ヘッドとを備えている。
【0024】そして、上記固定部材を剛性の高い部材に
て構成するとともに、この固定部材を介して磁気記録媒
体に加わる固定力を、上記磁気記録媒体の実装枚数をm
とした時、 m×20Kgf以上に規定したことを特徴としている。
て構成するとともに、この固定部材を介して磁気記録媒
体に加わる固定力を、上記磁気記録媒体の実装枚数をm
とした時、 m×20Kgf以上に規定したことを特徴としている。
【0025】
【作用】請求項1に記載された構成によれば、磁気記録
媒体を押圧する固定部材が、外部から力を加えても変形
し難い剛性の高い部材にて構成されているので、この固
定部材を複数本の締付具を介してロータに固定したにも
拘らず、この締付具が存在する部分で固定部材が変形す
ることはなく、この部分の固定力が締付具から遠ざかっ
た部分の固定力を上回るのを防止できる。このため、固
定部材を通じて磁気記録媒体に加わる固定力を周方向に
沿って均等化することができ、磁気記録媒体に歪みが発
生するのを防止できる。
媒体を押圧する固定部材が、外部から力を加えても変形
し難い剛性の高い部材にて構成されているので、この固
定部材を複数本の締付具を介してロータに固定したにも
拘らず、この締付具が存在する部分で固定部材が変形す
ることはなく、この部分の固定力が締付具から遠ざかっ
た部分の固定力を上回るのを防止できる。このため、固
定部材を通じて磁気記録媒体に加わる固定力を周方向に
沿って均等化することができ、磁気記録媒体に歪みが発
生するのを防止できる。
【0026】請求項2に記載した構成によると、ねじ部
材は、ばね座金を介してロータにねじ込まれているの
で、磁気ディスク装置に外部から衝撃や振動が加わった
場合でも、ねじ部材の弛みを防止できる。このため、磁
気記録媒体が衝撃や振動を吸収しきれない剛性の高い部
材で構成されているにも拘らず、この磁気記録媒体に対
する固定力の減少を防止することができる。
材は、ばね座金を介してロータにねじ込まれているの
で、磁気ディスク装置に外部から衝撃や振動が加わった
場合でも、ねじ部材の弛みを防止できる。このため、磁
気記録媒体が衝撃や振動を吸収しきれない剛性の高い部
材で構成されているにも拘らず、この磁気記録媒体に対
する固定力の減少を防止することができる。
【0027】請求項3および4に記載した構成によれ
ば、モータ軸の両端がハウジングに支持されているの
で、モータ軸の振動を始めとしてこのモータの回転数に
同期しない周波数域の振動を低減することができる。こ
のため、磁気記録媒体の振れ回りを防止でき、磁気記録
媒体の高記録密度化を図る上で好都合となる。
ば、モータ軸の両端がハウジングに支持されているの
で、モータ軸の振動を始めとしてこのモータの回転数に
同期しない周波数域の振動を低減することができる。こ
のため、磁気記録媒体の振れ回りを防止でき、磁気記録
媒体の高記録密度化を図る上で好都合となる。
【0028】請求項5に記載された構成によれば、固定
部材や締付具のような磁気記録媒体をロータに固定する
ための部品の熱膨張係数が略同等となるので、磁気ディ
スク装置の運転時にモータの熱が固定部材に伝えられて
も、締付具の弛みを防止できる。このため、磁気記録媒
体に加わる固定力を一定に維持することができ、磁気記
録媒体をロータにしっかりと固定できる。
部材や締付具のような磁気記録媒体をロータに固定する
ための部品の熱膨張係数が略同等となるので、磁気ディ
スク装置の運転時にモータの熱が固定部材に伝えられて
も、締付具の弛みを防止できる。このため、磁気記録媒
体に加わる固定力を一定に維持することができ、磁気記
録媒体をロータにしっかりと固定できる。
【0029】請求項6に記載された構成によれば、固定
部材が剛性の高い部材であるので、磁気記録媒体に加わ
る固定力を、20Kgfに磁気記録媒体の実装枚数を掛
けた大きな値に設定することができ、磁気ディスク装置
に外部から大きな衝撃や振動が加わった場合でも、モー
タの回転中心に対する磁気記録媒体の同軸度を充分に確
保することができる。このため、磁気記録媒体上に書き
込まれたサーボセクタがモータの回転中心から偏心する
のを防止でき、磁気記録媒体上での磁気ヘッドの決めを
確実に行える。
部材が剛性の高い部材であるので、磁気記録媒体に加わ
る固定力を、20Kgfに磁気記録媒体の実装枚数を掛
けた大きな値に設定することができ、磁気ディスク装置
に外部から大きな衝撃や振動が加わった場合でも、モー
タの回転中心に対する磁気記録媒体の同軸度を充分に確
保することができる。このため、磁気記録媒体上に書き
込まれたサーボセクタがモータの回転中心から偏心する
のを防止でき、磁気記録媒体上での磁気ヘッドの決めを
確実に行える。
【0030】
【実施例】以下本発明の一実施例を、ポータブルコンピ
ュータに用いられる2.5インチ形の磁気ディスク装置
に適用した図面にもとづいて説明する。
ュータに用いられる2.5インチ形の磁気ディスク装置
に適用した図面にもとづいて説明する。
【0031】図1および図3は、2.5インチ形の磁気
ディスク装置1を示している。この磁気ディスク装置1
は、金属製のハウジング2を備えている。本実施例のハ
ウジング2は、高さ19mm、幅70mm、長さ100
mmの偏平な長方形箱状をなしている。このハウジング
2は、上面が開口されたベースプレート3と、このベー
スプレート3の上面開口部を覆うトップカバー4とで構
成されている。トップカバー4は、複数のねじ5を介し
てベースプレート3に固定されており、これらベースプ
レート3とトップカバー4との間には、パッキン6が介
在されている。このため、ハウジング2の内部は、外気
とは遮蔽された清浄な気密空間7となっている。
ディスク装置1を示している。この磁気ディスク装置1
は、金属製のハウジング2を備えている。本実施例のハ
ウジング2は、高さ19mm、幅70mm、長さ100
mmの偏平な長方形箱状をなしている。このハウジング
2は、上面が開口されたベースプレート3と、このベー
スプレート3の上面開口部を覆うトップカバー4とで構
成されている。トップカバー4は、複数のねじ5を介し
てベースプレート3に固定されており、これらベースプ
レート3とトップカバー4との間には、パッキン6が介
在されている。このため、ハウジング2の内部は、外気
とは遮蔽された清浄な気密空間7となっている。
【0032】図1や図4に示すように、ベースプレート
3の底壁3aには、モータ装着孔8が開口されている。
このモータ装着孔8には、モータブラケット9が取り付
けられている。モータブラケット9は、モータ装着孔8
に嵌合される円盤状のボデー部10と、このボデー部1
0の外周部に連なるフランジ部11とを備えている。フ
ランジ部11は、ベースプレート3の底壁3aの上面に
ねじ12を介して固定されている。この固定により、モ
ータブラケット9はモータ装着孔8を気密に塞いだ状態
でベースプレート3に取り付けられている。
3の底壁3aには、モータ装着孔8が開口されている。
このモータ装着孔8には、モータブラケット9が取り付
けられている。モータブラケット9は、モータ装着孔8
に嵌合される円盤状のボデー部10と、このボデー部1
0の外周部に連なるフランジ部11とを備えている。フ
ランジ部11は、ベースプレート3の底壁3aの上面に
ねじ12を介して固定されている。この固定により、モ
ータブラケット9はモータ装着孔8を気密に塞いだ状態
でベースプレート3に取り付けられている。
【0033】図2に示すように、モータブラケット9に
は、インハブ形のモータ15が支持されている。モータ
15は、ハウジング2の気密空間7に配置されている。
このモータ15は、モータ軸16を備えている。モータ
軸16は、その下端がモータブラケット9のボデー部1
0に固定されているとともに、上端がトップカバー4の
下面に突き当てられ、かつ、ねじ17を介して固定され
ている。このため、モータ軸16は、ハウジング2に両
端支持されており、本実施例の場合、このモータ軸16
の軸長Lは、15mm以上に設定されている。そして、
このようにモータ軸16を両端支持とすれば、このモー
タ軸16自体の振動を低減することができ、この振動の
低減効果は、モータ軸16の軸長Lが15mm以上の場
合において特に顕著となる。
は、インハブ形のモータ15が支持されている。モータ
15は、ハウジング2の気密空間7に配置されている。
このモータ15は、モータ軸16を備えている。モータ
軸16は、その下端がモータブラケット9のボデー部1
0に固定されているとともに、上端がトップカバー4の
下面に突き当てられ、かつ、ねじ17を介して固定され
ている。このため、モータ軸16は、ハウジング2に両
端支持されており、本実施例の場合、このモータ軸16
の軸長Lは、15mm以上に設定されている。そして、
このようにモータ軸16を両端支持とすれば、このモー
タ軸16自体の振動を低減することができ、この振動の
低減効果は、モータ軸16の軸長Lが15mm以上の場
合において特に顕著となる。
【0034】図2に示すように、モータ軸16の外周に
は、第1および第2のボール軸受18,19を介してロ
ータ20が回転自在に支持されている。ボール軸受1
8,19は、モータ軸16の外周面に嵌合された内輪1
8a,19aと、ロータ20と一体に回転する外輪18
b,19bと、これら内輪18a,19aおよび外輪1
8b,19bの間に介在されたボール状の転動体18
c,19cとを備えている。ボール軸受18,19は、
モータ軸16の軸方向に離間して配置されており、これ
らボール軸受18,19の外輪18b,19bの間に
は、筒状のスペーサ21が介在されている。そして、本
実施例の場合、第1および第2のボール軸受18,19
の配置間隔Sは、6mm以上と長く設定されており、こ
れらボール軸受18,19の配置間隔Sが長い程、モー
タ軸16に対するロータ20の振動を小さくする効果が
得られる。
は、第1および第2のボール軸受18,19を介してロ
ータ20が回転自在に支持されている。ボール軸受1
8,19は、モータ軸16の外周面に嵌合された内輪1
8a,19aと、ロータ20と一体に回転する外輪18
b,19bと、これら内輪18a,19aおよび外輪1
8b,19bの間に介在されたボール状の転動体18
c,19cとを備えている。ボール軸受18,19は、
モータ軸16の軸方向に離間して配置されており、これ
らボール軸受18,19の外輪18b,19bの間に
は、筒状のスペーサ21が介在されている。そして、本
実施例の場合、第1および第2のボール軸受18,19
の配置間隔Sは、6mm以上と長く設定されており、こ
れらボール軸受18,19の配置間隔Sが長い程、モー
タ軸16に対するロータ20の振動を小さくする効果が
得られる。
【0035】ロータ20は、円筒状のロータヨーク23
と、このロータヨーク23の内側に同軸状に配置された
円筒状の軸受支持部24とを備えている。ロータヨーク
23は、その下部外周面に径方向外側に張り出す受け部
23aを有し、これらロータヨーク23と軸受支持部2
4の上端部間は、連結壁25によって一体に連結されて
いる。この連結壁25の上面には、リング状をなすガイ
ド壁25aが同軸状に突設されている。軸受支持部24
は、ボール軸受18,19の外輪18b,19bの外周
に嵌合されており、この嵌合により、ロータ20がモー
タ軸16の外側に回転自在に支持されている。そして、
ロータヨーク23の内周面には、ロータヨーク23と一
体に回転するマグネット26が取り付けられている。
と、このロータヨーク23の内側に同軸状に配置された
円筒状の軸受支持部24とを備えている。ロータヨーク
23は、その下部外周面に径方向外側に張り出す受け部
23aを有し、これらロータヨーク23と軸受支持部2
4の上端部間は、連結壁25によって一体に連結されて
いる。この連結壁25の上面には、リング状をなすガイ
ド壁25aが同軸状に突設されている。軸受支持部24
は、ボール軸受18,19の外輪18b,19bの外周
に嵌合されており、この嵌合により、ロータ20がモー
タ軸16の外側に回転自在に支持されている。そして、
ロータヨーク23の内周面には、ロータヨーク23と一
体に回転するマグネット26が取り付けられている。
【0036】マグネット26と軸受支持部24との間に
は、ステータ27が配置されている。ステータ27は、
積層コア28と、この積層コア28に巻回されたコイル
29とを備えている。積層コア28は、モータブラケッ
ト9のボデー部10に固定されている。
は、ステータ27が配置されている。ステータ27は、
積層コア28と、この積層コア28に巻回されたコイル
29とを備えている。積層コア28は、モータブラケッ
ト9のボデー部10に固定されている。
【0037】このようなモータ15では、コイル29へ
の通電を順次切り替えることで、ロータ20が4000
回転/分以上、好ましくは4200回転/分の速度で回
転するようになっている。
の通電を順次切り替えることで、ロータ20が4000
回転/分以上、好ましくは4200回転/分の速度で回
転するようになっている。
【0038】ロータ20のロータヨーク23の外周面に
は、三枚の円盤状をなす磁気記録媒体30a,30b,
30cが同軸状に嵌合されている。これら磁気記録媒体
30a,30b,30cは、肉厚Tが約0.9mmのも
のを使用しており、各磁気記録媒体30a,30b,3
0cの中心部には、ロータ20の外周に嵌合する円形の
嵌合孔31a,31b,31cが同心的に開口されてい
る。各磁気記録媒体30a,30b,30cには、図8
に示すように、同心円状に配置された複数のトラックT
R0〜TRnが形成されており、本実施例の場合、1イ
ンチ当りのトラック数は3500以上に設定されてい
る。また、各磁気記録媒体30a,30b,30cに
は、周方向に間隔を存して位置決め制御用の複数のサー
ボセクタST0〜STnが書き込まれている。サーボセ
クタST0〜STnは、磁気記録媒体30a,30b,
30cに放射状に配置されており、各サーボセクタST
0〜STnは、ロータ20の回転中心X1 を指向するよ
うに延びている。この回転中心X1 は、モータ軸16の
軸線上に位置されている。そして、このような磁気記録
媒体30a,30b,30cは、スペーサリング32
a,32bを介して互いに積層されており、隣り合う磁
気記録媒体30a,30b,30cの配置間隔Iは2.
5mm以下に定められている。
は、三枚の円盤状をなす磁気記録媒体30a,30b,
30cが同軸状に嵌合されている。これら磁気記録媒体
30a,30b,30cは、肉厚Tが約0.9mmのも
のを使用しており、各磁気記録媒体30a,30b,3
0cの中心部には、ロータ20の外周に嵌合する円形の
嵌合孔31a,31b,31cが同心的に開口されてい
る。各磁気記録媒体30a,30b,30cには、図8
に示すように、同心円状に配置された複数のトラックT
R0〜TRnが形成されており、本実施例の場合、1イ
ンチ当りのトラック数は3500以上に設定されてい
る。また、各磁気記録媒体30a,30b,30cに
は、周方向に間隔を存して位置決め制御用の複数のサー
ボセクタST0〜STnが書き込まれている。サーボセ
クタST0〜STnは、磁気記録媒体30a,30b,
30cに放射状に配置されており、各サーボセクタST
0〜STnは、ロータ20の回転中心X1 を指向するよ
うに延びている。この回転中心X1 は、モータ軸16の
軸線上に位置されている。そして、このような磁気記録
媒体30a,30b,30cは、スペーサリング32
a,32bを介して互いに積層されており、隣り合う磁
気記録媒体30a,30b,30cの配置間隔Iは2.
5mm以下に定められている。
【0039】図2に示すように、ロータ20の上面に
は、固定部材35が同軸状に配置されている。この固定
部材35は、ステンレスのような剛性の高い部材にて構
成されている。そして、固定部材35は、その中心部に
モータ軸16が通るガイド孔36を有するリング状をな
している。ガイド孔36は、上記ガイド壁25の外周に
嵌合されており、この嵌合によりロータ20と固定部材
35との位置決めがなされている。
は、固定部材35が同軸状に配置されている。この固定
部材35は、ステンレスのような剛性の高い部材にて構
成されている。そして、固定部材35は、その中心部に
モータ軸16が通るガイド孔36を有するリング状をな
している。ガイド孔36は、上記ガイド壁25の外周に
嵌合されており、この嵌合によりロータ20と固定部材
35との位置決めがなされている。
【0040】固定部材35は、ロータ20の連結壁25
上に位置される支持部35aと、この支持部35aに連
続して最上位の磁気記録媒体30aの上面に接する押圧
部35bとを一体に備えている。図3や図4に示すよう
に、支持部35aには、八つの挿通孔37が開口されて
いる。挿通孔37には、一つ置きに締付具としての四本
の固定ねじ38が挿通されている。これら固定ねじ38
の挿通端は、上記連結壁25に開けた四つのねじ孔39
にねじ込まれている。このねじ込みにより、固定部材3
5の押圧部35bが最上位の磁気記録媒体30aに押し
付けられており、この押圧部35bは、上記ロータ20
の受け部23aとの間で三枚の磁気記録媒体30a,3
0b,30cの回転中心部およびスペーサリング32
a,32bを強固に挾み込んでいる。したがって、磁気
記録媒体30a,30b,30cは、上記サーボセクタ
ST0〜STnの延長線の交点をロータ20の回転中心
X1上に位置させた状態でロータ20と一体化され、こ
のロータ20と一体に回転するようになっている。
上に位置される支持部35aと、この支持部35aに連
続して最上位の磁気記録媒体30aの上面に接する押圧
部35bとを一体に備えている。図3や図4に示すよう
に、支持部35aには、八つの挿通孔37が開口されて
いる。挿通孔37には、一つ置きに締付具としての四本
の固定ねじ38が挿通されている。これら固定ねじ38
の挿通端は、上記連結壁25に開けた四つのねじ孔39
にねじ込まれている。このねじ込みにより、固定部材3
5の押圧部35bが最上位の磁気記録媒体30aに押し
付けられており、この押圧部35bは、上記ロータ20
の受け部23aとの間で三枚の磁気記録媒体30a,3
0b,30cの回転中心部およびスペーサリング32
a,32bを強固に挾み込んでいる。したがって、磁気
記録媒体30a,30b,30cは、上記サーボセクタ
ST0〜STnの延長線の交点をロータ20の回転中心
X1上に位置させた状態でロータ20と一体化され、こ
のロータ20と一体に回転するようになっている。
【0041】そして、本実施例の場合、磁気記録媒体3
0a,30b,30cに対する固定力は、従来の装置よ
りも大きな60Kgf以上に設定されている。この固定
力の値は、締め付けの際の基準値を経験的に20Kgf
とした場合に、磁気記録媒体30a,30b,30cの
実装枚数m、つまり本実施例の場合は3を掛けた値によ
って定められる。
0a,30b,30cに対する固定力は、従来の装置よ
りも大きな60Kgf以上に設定されている。この固定
力の値は、締め付けの際の基準値を経験的に20Kgf
とした場合に、磁気記録媒体30a,30b,30cの
実装枚数m、つまり本実施例の場合は3を掛けた値によ
って定められる。
【0042】また、本実施例では固定部材35が剛性の
高い部材であるが故に、上記四本の固定ねじ38は、夫
々ばね座金40を介してねじ孔39にねじ込まれてい
る。図2に示すように、ばね座金40は、固定ねじ38
の頭部38aとロータ20の連結壁25との間で圧縮さ
れ、固定ねじ38の弛み止めをなしている。
高い部材であるが故に、上記四本の固定ねじ38は、夫
々ばね座金40を介してねじ孔39にねじ込まれてい
る。図2に示すように、ばね座金40は、固定ねじ38
の頭部38aとロータ20の連結壁25との間で圧縮さ
れ、固定ねじ38の弛み止めをなしている。
【0043】さらに、本実施例では、磁気記録媒体30
a,30b,30cをロータ20に固定するために必要
な部品の熱膨張差を少なくすることが行われている。こ
の部品は、磁気記録媒体30a,30b,30cを始め
として、スペーサリング32a,32b、固定部材3
5、固定ねじ38およびばね座金40であって、これら
各部品の熱膨張係数は、具体的に下記のように定められ
ている。 磁気記録媒体30a,30b,30c:9.9×10- 6 /゜C スペーサリング32a,32b :17.3×10- 6 /゜C 固定部材35 :17.3×10- 6 /゜C 固定ねじ38 :17.3×10- 6 /゜C ばね座金40 :15.8×10- 6 /゜C このことから、磁気記録媒体30a,30b,30cを
ロータ20に固定する部品の熱膨張係数の差は、8×1
0- 6 /゜Cよりも低い値に設定されている。
a,30b,30cをロータ20に固定するために必要
な部品の熱膨張差を少なくすることが行われている。こ
の部品は、磁気記録媒体30a,30b,30cを始め
として、スペーサリング32a,32b、固定部材3
5、固定ねじ38およびばね座金40であって、これら
各部品の熱膨張係数は、具体的に下記のように定められ
ている。 磁気記録媒体30a,30b,30c:9.9×10- 6 /゜C スペーサリング32a,32b :17.3×10- 6 /゜C 固定部材35 :17.3×10- 6 /゜C 固定ねじ38 :17.3×10- 6 /゜C ばね座金40 :15.8×10- 6 /゜C このことから、磁気記録媒体30a,30b,30cを
ロータ20に固定する部品の熱膨張係数の差は、8×1
0- 6 /゜Cよりも低い値に設定されている。
【0044】図1や図5に示すように、ハウジング2の
気密空間7には、磁気記録媒体30a,30b,30c
に隣接してキャリッジ組み立て体45が収容されてい
る。キャリッジ組み立て体45は、キャリッジ46を備
えている。キャリッジ46は、円筒状のボス部47を有
し、このボス部47の内側に一対のボール軸受48a,
48bを介して支持軸49が回転自在に挿通されてい
る。支持軸49の下端は、ねじ50を介してベースプレ
ート3に固定されているとともに、この支持軸49の上
端は、他のねじ51を介してトップカバー4に固定され
ている。このため、キャリッジ46は、支持軸49を中
心として回動するようになっている。
気密空間7には、磁気記録媒体30a,30b,30c
に隣接してキャリッジ組み立て体45が収容されてい
る。キャリッジ組み立て体45は、キャリッジ46を備
えている。キャリッジ46は、円筒状のボス部47を有
し、このボス部47の内側に一対のボール軸受48a,
48bを介して支持軸49が回転自在に挿通されてい
る。支持軸49の下端は、ねじ50を介してベースプレ
ート3に固定されているとともに、この支持軸49の上
端は、他のねじ51を介してトップカバー4に固定され
ている。このため、キャリッジ46は、支持軸49を中
心として回動するようになっている。
【0045】図1に示すように、キャリッジ46は、ボ
ス部47の外周面に連なる四本のアーム部52a,52
b,52c,52dを有している。アーム部52a,5
2b,52c,52dは、ボス部47の軸方向に間隔を
存して互いに平行に配置されており、これらアーム部5
2a,52b,52c,52dの間に磁気記録媒体30
a,30b,30cの外周部が入り込んでいる。
ス部47の外周面に連なる四本のアーム部52a,52
b,52c,52dを有している。アーム部52a,5
2b,52c,52dは、ボス部47の軸方向に間隔を
存して互いに平行に配置されており、これらアーム部5
2a,52b,52c,52dの間に磁気記録媒体30
a,30b,30cの外周部が入り込んでいる。
【0046】各アーム部52a,52b,52c,52
dの先端部には、夫々磁気ヘッド53が支持されてい
る。磁気ヘッド53は、磁気記録媒体30a,30b,
30cにデータの記録・再生を行うためのもので、この
磁気ヘッド53は、磁気記録媒体30a,30b,30
cの三枚実装化に伴なって六本備えられている。
dの先端部には、夫々磁気ヘッド53が支持されてい
る。磁気ヘッド53は、磁気記録媒体30a,30b,
30cにデータの記録・再生を行うためのもので、この
磁気ヘッド53は、磁気記録媒体30a,30b,30
cの三枚実装化に伴なって六本備えられている。
【0047】図3や図5に示すように、夫々の磁気ヘッ
ド53は、薄い板状のサスペンション54を備えてい
る。サスペンション54の一端は、アーム部52a,5
2b,52c,52dの先端部にかしめ止めされてい
る。サスペンション54の他端部には、ジンバル部55
が一体に形成されており、このジンバル部55の磁気記
録媒体30a,30b,30cとの対向部に磁気ヘッド
スライダ56が取り付けられている。この磁気ヘッドス
ライダ56としては、厚みが約0.5mm以下で、幅が
約1.6mmのものを使用している。
ド53は、薄い板状のサスペンション54を備えてい
る。サスペンション54の一端は、アーム部52a,5
2b,52c,52dの先端部にかしめ止めされてい
る。サスペンション54の他端部には、ジンバル部55
が一体に形成されており、このジンバル部55の磁気記
録媒体30a,30b,30cとの対向部に磁気ヘッド
スライダ56が取り付けられている。この磁気ヘッドス
ライダ56としては、厚みが約0.5mm以下で、幅が
約1.6mmのものを使用している。
【0048】そして、磁気ヘッド53は、磁気記録媒体
30a,30b,30cの回転により生じる磁気記録媒
体30a,30b,30c上の空気の流れによって浮上
するようになっており、この磁気記録媒体30a,30
b,30cと磁気ヘッドスライダ56との距離によって
定められる磁気ヘッド53の浮上量Fは、図7に示すよ
うに、0.1ミクロン以下、好ましくは0.08から
0.09ミクロンになるように設定されている。
30a,30b,30cの回転により生じる磁気記録媒
体30a,30b,30c上の空気の流れによって浮上
するようになっており、この磁気記録媒体30a,30
b,30cと磁気ヘッドスライダ56との距離によって
定められる磁気ヘッド53の浮上量Fは、図7に示すよ
うに、0.1ミクロン以下、好ましくは0.08から
0.09ミクロンになるように設定されている。
【0049】図5や図6に示すように、ハウジング2の
気密空間7には、キャリッジ46を支持軸49を支点に
回動させるボイスコイルモータ60が収容されている。
ボイスコイルモータ60は、トップヨーク61とボトム
ヨーク62とを備えている。これらヨーク61,62
は、ハウジング2の厚み方向に離間して配置されてお
り、ねじ63を介してベースプレート3の底壁3aに支
持されている。そして、トップヨーク61の下面には、
マグネット64が固定されている。
気密空間7には、キャリッジ46を支持軸49を支点に
回動させるボイスコイルモータ60が収容されている。
ボイスコイルモータ60は、トップヨーク61とボトム
ヨーク62とを備えている。これらヨーク61,62
は、ハウジング2の厚み方向に離間して配置されてお
り、ねじ63を介してベースプレート3の底壁3aに支
持されている。そして、トップヨーク61の下面には、
マグネット64が固定されている。
【0050】ヨーク61,62の間には、偏平なコイル
65を有するコイル支持部66が介在されている。コイ
ル支持部66は、キャリッジ46のボス部47に一体に
突設されており、コイル65はキャリッジ46と一体に
移動するようになっている。そして、このようなボイス
コイルモータ60は、コイル65に供給する電流の大き
さや向きを変えることで、この電流とマグネット64と
の相互作用により、キャリッジ46の回動角度や回動方
向を変化させるようになっている。このことにより磁気
ヘッドスライダ56が磁気記録媒体30a,30b,3
0c上の所望のトラックTR0〜TRnに対し位置決め
され、データの書き込みや読取りが行われるようになっ
ている。
65を有するコイル支持部66が介在されている。コイ
ル支持部66は、キャリッジ46のボス部47に一体に
突設されており、コイル65はキャリッジ46と一体に
移動するようになっている。そして、このようなボイス
コイルモータ60は、コイル65に供給する電流の大き
さや向きを変えることで、この電流とマグネット64と
の相互作用により、キャリッジ46の回動角度や回動方
向を変化させるようになっている。このことにより磁気
ヘッドスライダ56が磁気記録媒体30a,30b,3
0c上の所望のトラックTR0〜TRnに対し位置決め
され、データの書き込みや読取りが行われるようになっ
ている。
【0051】図3や図5に示すように、ハウジング2の
気密空間7には、第1のプリント回路基板68が配置さ
れている。第1のプリント回路基板68は、基板ブラケ
ット69を介してベースプレート3の底壁3aにねじ止
めされている。プリント回路基板68上には、制御回路
部を構成する多数の回路部品70が実装されており、こ
のプリント回路基板68は、フレキシブルプリント板7
1を介して上記モータ15、磁気ヘッド53およびボイ
スコイルコータ60と電気的に接続されている。
気密空間7には、第1のプリント回路基板68が配置さ
れている。第1のプリント回路基板68は、基板ブラケ
ット69を介してベースプレート3の底壁3aにねじ止
めされている。プリント回路基板68上には、制御回路
部を構成する多数の回路部品70が実装されており、こ
のプリント回路基板68は、フレキシブルプリント板7
1を介して上記モータ15、磁気ヘッド53およびボイ
スコイルコータ60と電気的に接続されている。
【0052】また、図1や図6に示すように、ハウジン
グ2の下面には、第2のプリント回路基板75がねじ止
めされている。第2のプリント回路基板75は、コネク
タ76を介して第1のプリント回路基板68と電気的に
接続されており、この第2のプリント回路基板75は、
ポータブルコンピュータの制御部(図示せず)に連なる
中継コネクタ77を備えている。このため、磁気ディス
ク装置1は、第2のプリント回路基板75を介してポー
タブルコンピュータとの間で信号のやりとりが行われ
る。
グ2の下面には、第2のプリント回路基板75がねじ止
めされている。第2のプリント回路基板75は、コネク
タ76を介して第1のプリント回路基板68と電気的に
接続されており、この第2のプリント回路基板75は、
ポータブルコンピュータの制御部(図示せず)に連なる
中継コネクタ77を備えている。このため、磁気ディス
ク装置1は、第2のプリント回路基板75を介してポー
タブルコンピュータとの間で信号のやりとりが行われ
る。
【0053】このような構成の磁気ディスク装置1にあ
っては、磁気記録媒体30a,30b,30cを回転さ
せるモータ15のモータ軸16が、ハウジング2に両端
支持されているので、ロータ20に固定されている磁気
記録媒体30a,30b,30cの振動、特にモータ1
5が4200回転/分の速度で回転している時に、その
回転数に同期しない周波数の振動を低減することができ
る。
っては、磁気記録媒体30a,30b,30cを回転さ
せるモータ15のモータ軸16が、ハウジング2に両端
支持されているので、ロータ20に固定されている磁気
記録媒体30a,30b,30cの振動、特にモータ1
5が4200回転/分の速度で回転している時に、その
回転数に同期しない周波数の振動を低減することができ
る。
【0054】このため、磁気記録媒体30a,30b,
30cの振れ回りを防止でき、モータ15の回転中心X
1 に対する磁気記録媒体30a,30b,30cの同軸
度ひいては磁気記録媒体30a,30b,30c上のサ
ーボセクタST0〜STnの偏心量を少なくすることが
でき、磁気ヘッド53を磁気記録媒体30a,30b,
30c上の所望のトラックTR0〜TRnに精度良く位
置決めすることができる。
30cの振れ回りを防止でき、モータ15の回転中心X
1 に対する磁気記録媒体30a,30b,30cの同軸
度ひいては磁気記録媒体30a,30b,30c上のサ
ーボセクタST0〜STnの偏心量を少なくすることが
でき、磁気ヘッド53を磁気記録媒体30a,30b,
30c上の所望のトラックTR0〜TRnに精度良く位
置決めすることができる。
【0055】ところで、この磁気ディスク装置1では、
モータ軸16の両端をハウジング2に支持しているの
で、磁気記録媒体30a,30b,30cを固定する固
定部材35の中心部を、モータ軸16の上端面に固定す
ることができない。このことから、固定部材35は、中
央部にモータ軸16を避けるガイド孔36を有するリン
グ形とされ、このガイド孔36に連なる支持部35a
が、四本の固定ねじ38を介してロータ20にねじ止め
されている。
モータ軸16の両端をハウジング2に支持しているの
で、磁気記録媒体30a,30b,30cを固定する固
定部材35の中心部を、モータ軸16の上端面に固定す
ることができない。このことから、固定部材35は、中
央部にモータ軸16を避けるガイド孔36を有するリン
グ形とされ、このガイド孔36に連なる支持部35a
が、四本の固定ねじ38を介してロータ20にねじ止め
されている。
【0056】この場合、上記構成においては、固定部材
35が剛性の高いステンレス材によって構成され、外部
から力を加えただけでは変形し難いような剛性を有して
いるので、この固定部材35を周方向に間隔を存した四
箇所で夫々固定ねじ38を介してロータ20に固定して
も、この固定ねじ38の部分で固定部材35が変形し難
くなる。この固定部材35の変形が少ななければ、固定
ねじ38が存在する部分で固定部材35から磁気記録媒
体30a,30b,30cに伝わる固定力と、この固定
ねじ38から遠ざかった部分で固定部材35から磁気記
録媒体30a,30b,30cに伝わる固定力との間に
不均衡が生じるようなことはなく、固定ねじ38のねじ
込みによる固定力は、固定部材35の全周を通じて磁気
記録媒体30a,30b,30cに伝達される。
35が剛性の高いステンレス材によって構成され、外部
から力を加えただけでは変形し難いような剛性を有して
いるので、この固定部材35を周方向に間隔を存した四
箇所で夫々固定ねじ38を介してロータ20に固定して
も、この固定ねじ38の部分で固定部材35が変形し難
くなる。この固定部材35の変形が少ななければ、固定
ねじ38が存在する部分で固定部材35から磁気記録媒
体30a,30b,30cに伝わる固定力と、この固定
ねじ38から遠ざかった部分で固定部材35から磁気記
録媒体30a,30b,30cに伝わる固定力との間に
不均衡が生じるようなことはなく、固定ねじ38のねじ
込みによる固定力は、固定部材35の全周を通じて磁気
記録媒体30a,30b,30cに伝達される。
【0057】したがって、固定部材35を通じて磁気記
録媒体30a,30b,30cに加わる固定力が周方向
に沿って均等化されるので、これら磁気記録媒体30
a,30b,30cの内周部に歪みが発生するのを防止
でき、その分、再生出力の変動の要因となる磁気記録媒
体30a,30b,30cのうねり変形を抑えることが
できる。
録媒体30a,30b,30cに加わる固定力が周方向
に沿って均等化されるので、これら磁気記録媒体30
a,30b,30cの内周部に歪みが発生するのを防止
でき、その分、再生出力の変動の要因となる磁気記録媒
体30a,30b,30cのうねり変形を抑えることが
できる。
【0058】加えて、上記構成によると、固定ねじ38
はばね座金40を介してロータ20にねじ込まれている
ので、磁気ディスク装置1に外部から衝撃や振動が加わ
った場合でも、固定ねじ38の弛みを防止できる。
はばね座金40を介してロータ20にねじ込まれている
ので、磁気ディスク装置1に外部から衝撃や振動が加わ
った場合でも、固定ねじ38の弛みを防止できる。
【0059】しかも、磁気記録媒体30a,30b,3
0cをロータ20に固定するための部品、具体的には、
これら磁気記録媒体30a,30b,30cを始めとし
て、スペーサリング32a,32b、固定部材35、固
定ねじ38およびばね座金40の熱膨張係数が略同等に
設定され、この熱膨張係数の差が、8×10- 6 /゜C
というような極僅かな値でしかないので、磁気ディスク
装置1の運転時にモータ15の熱が磁気記録媒体30
a,30b,30cの固定部分に伝えられても、熱膨張
による固定ねじ38の弛みを防止することができる。
0cをロータ20に固定するための部品、具体的には、
これら磁気記録媒体30a,30b,30cを始めとし
て、スペーサリング32a,32b、固定部材35、固
定ねじ38およびばね座金40の熱膨張係数が略同等に
設定され、この熱膨張係数の差が、8×10- 6 /゜C
というような極僅かな値でしかないので、磁気ディスク
装置1の運転時にモータ15の熱が磁気記録媒体30
a,30b,30cの固定部分に伝えられても、熱膨張
による固定ねじ38の弛みを防止することができる。
【0060】このことから、固定部材35が衝撃や振動
を吸収しきれないような剛性の高い部材で構成されてい
るにも拘らず、固定ねじ38による固定力を一定に維持
することができ、磁気記録媒体30a,30b,30c
をロータ20にしっかりと固定することができる。
を吸収しきれないような剛性の高い部材で構成されてい
るにも拘らず、固定ねじ38による固定力を一定に維持
することができ、磁気記録媒体30a,30b,30c
をロータ20にしっかりと固定することができる。
【0061】また、上記構成の磁気ディスク装置1で
は、固定部材35の剛性が高いので、磁気記録媒体30
a,30b,30cに対する固定力が、締め付けの際の
基準となる値20Kgfに磁気記録媒体30a,30
b,30c実装枚数3を掛けた値、つまり60Kgf以
上に設定され、この固定力が従来よりも大きくなってい
る。このため、磁気ディスク装置1に外部から衝撃や振
動が加わった場合でも、モータ15の回転中心X1 に対
する磁気記録媒体30a,30b,30cのずれが防止
され、同軸度を充分に確保することができる。したがっ
て、磁気記録媒体30a,30b,30c上に書き込ま
れたサーボセクタSR0〜STnがモータ15の回転中
心X1 から偏心するのを防止でき、磁気記録媒体30
a,30b,30c上での磁気ヘッド53の位置決め精
度を高めることができる。
は、固定部材35の剛性が高いので、磁気記録媒体30
a,30b,30cに対する固定力が、締め付けの際の
基準となる値20Kgfに磁気記録媒体30a,30
b,30c実装枚数3を掛けた値、つまり60Kgf以
上に設定され、この固定力が従来よりも大きくなってい
る。このため、磁気ディスク装置1に外部から衝撃や振
動が加わった場合でも、モータ15の回転中心X1 に対
する磁気記録媒体30a,30b,30cのずれが防止
され、同軸度を充分に確保することができる。したがっ
て、磁気記録媒体30a,30b,30c上に書き込ま
れたサーボセクタSR0〜STnがモータ15の回転中
心X1 から偏心するのを防止でき、磁気記録媒体30
a,30b,30c上での磁気ヘッド53の位置決め精
度を高めることができる。
【0062】なお、本発明を実施するに当っては、磁気
記録媒体の実装枚数や磁気ヘッドの個数は上記実施例に
特定されるものではなく、例えば磁気記録媒体の実装枚
数を二枚とし、磁気ヘッドの個数を四個としても良い。
記録媒体の実装枚数や磁気ヘッドの個数は上記実施例に
特定されるものではなく、例えば磁気記録媒体の実装枚
数を二枚とし、磁気ヘッドの個数を四個としても良い。
【0063】また、固定部材の材質や形状およびこの固
定部材をロータに固定する固定ねじの本数も上記実施例
に制約されないことは勿論である。
定部材をロータに固定する固定ねじの本数も上記実施例
に制約されないことは勿論である。
【0064】
【発明の効果】請求項1に記載した構成によれば、締付
具に対応した部分での固定部材の変形が阻止されるの
で、締付具による固定力は、固定部材の全周を通じて磁
気記録媒体に伝達されることになり、この固定部材を通
じて磁気記録媒体に加わる固定力を周方向に沿って均等
化することができる。したがって、磁気記録媒体の内周
部に歪みが発生するのを防止でき、再生出力の変動の要
因となる磁気記録媒体のうねり変形を抑えることができ
る。
具に対応した部分での固定部材の変形が阻止されるの
で、締付具による固定力は、固定部材の全周を通じて磁
気記録媒体に伝達されることになり、この固定部材を通
じて磁気記録媒体に加わる固定力を周方向に沿って均等
化することができる。したがって、磁気記録媒体の内周
部に歪みが発生するのを防止でき、再生出力の変動の要
因となる磁気記録媒体のうねり変形を抑えることができ
る。
【0065】請求項2に記載した構成よれば、締付具は
ばね座金を介してモータにねじ込まれているので、磁気
ディスク装置に外部から衝撃や振動が加わった場合で
も、締付具の弛みを防止できる。したがって、固定部材
が衝撃や振動を吸収しきれないような剛性の高い部材で
構成されているにも拘らず、締付具による固定力を一定
に維持することができ、磁気記録媒体をロータにしっか
りと固定することができる。
ばね座金を介してモータにねじ込まれているので、磁気
ディスク装置に外部から衝撃や振動が加わった場合で
も、締付具の弛みを防止できる。したがって、固定部材
が衝撃や振動を吸収しきれないような剛性の高い部材で
構成されているにも拘らず、締付具による固定力を一定
に維持することができ、磁気記録媒体をロータにしっか
りと固定することができる。
【0066】請求項3および4に記載された構成によれ
ば、モータ軸がハウジングに両端支持されるので、磁気
記録媒体の振れ回りを防止でき、モータの回転中心軸に
対する磁気記録媒体の同軸度ひいては磁気記録媒体上の
サーボセクタの偏心量を少なくすることができる。この
ため、磁気ヘッドを磁気記録媒体上の所望のトラックに
精度良く位置決めすることができる。
ば、モータ軸がハウジングに両端支持されるので、磁気
記録媒体の振れ回りを防止でき、モータの回転中心軸に
対する磁気記録媒体の同軸度ひいては磁気記録媒体上の
サーボセクタの偏心量を少なくすることができる。この
ため、磁気ヘッドを磁気記録媒体上の所望のトラックに
精度良く位置決めすることができる。
【0067】請求項5に記載された構成によれば、磁気
記録媒体をモータに固定するための部品の熱膨張係数の
差が、8×10- 6 /゜Cというような極僅かな値でし
かないので、磁気ディスク装置の運転時にモータの熱が
磁気記録媒体の固定部分に伝えられても、熱膨張による
締付具の弛みを防止することができる。このことから、
締付具による固定力を一定に維持することができ、磁気
記録媒体をモータにしっかりと固定することができる。
記録媒体をモータに固定するための部品の熱膨張係数の
差が、8×10- 6 /゜Cというような極僅かな値でし
かないので、磁気ディスク装置の運転時にモータの熱が
磁気記録媒体の固定部分に伝えられても、熱膨張による
締付具の弛みを防止することができる。このことから、
締付具による固定力を一定に維持することができ、磁気
記録媒体をモータにしっかりと固定することができる。
【0068】請求項6に記載された構成によれば、磁気
ディスク装置に外部から衝撃や振動が加わった場合で
も、モータの回転中心に対する磁気記録媒体のずれが防
止され、同軸度を充分に確保することができる。したが
って、磁気記録媒体上に書き込まれたサーボセクタがモ
ータの回転中心軸から偏心するのを防止でき、磁気記録
媒体上での磁気ヘッドの位置決め精度を高めることがで
きる。
ディスク装置に外部から衝撃や振動が加わった場合で
も、モータの回転中心に対する磁気記録媒体のずれが防
止され、同軸度を充分に確保することができる。したが
って、磁気記録媒体上に書き込まれたサーボセクタがモ
ータの回転中心軸から偏心するのを防止でき、磁気記録
媒体上での磁気ヘッドの位置決め精度を高めることがで
きる。
【図1】本発明の一実施例における磁気ディスク装置の
断面図。
断面図。
【図2】磁気記録媒体を回転させるモータの断面図。
【図3】トップカバーを分離させた状態を分解して示す
磁気ディスク装置の斜視図。
磁気ディスク装置の斜視図。
【図4】モータおよび磁気記録媒体をベースプレートに
組み込む状態を分解して示す斜視図。
組み込む状態を分解して示す斜視図。
【図5】トップカバーを取り外した状態の磁気ディスク
装置の平面図。
装置の平面図。
【図6】図5のAーA線に沿う断面図。
【図7】磁気ヘッドが磁気記録媒体から浮上した状態を
示す概略図。
示す概略図。
【図8】磁気記録媒体上のトラックおよびサーボセクタ
を示す概念図。
を示す概念図。
2…ハウジング、 7…気密空間、1
5…モータ、 16…モータ軸、2
0…ロータ、 30a,30b,3
0c…磁気記録媒体、35…固定部材、
38…締付具(固定ねじ)、40…ばね座金、
53…磁気ヘッド。
5…モータ、 16…モータ軸、2
0…ロータ、 30a,30b,3
0c…磁気記録媒体、35…固定部材、
38…締付具(固定ねじ)、40…ばね座金、
53…磁気ヘッド。
Claims (6)
- 【請求項1】 内部に外気から遮蔽された気密空間を有
するハウジングと、 このハウジングの気密空間に収容され、モータ軸の軸回
り方向に回転されるロータを有するモータと、 上記ロータの外周に同軸状に装着され、このロータと一
体に回転される磁気記録媒体と、 この磁気記録媒体とロータとの間に跨がって同軸状に装
着され、上記磁気記録媒体をロータとの間で挾み込んで
固定するための固定部材と、 この固定部材の周方向に間隔を存した複数箇所を貫通し
て上記ロータにねじ込まれ、上記固定部材を磁気記録媒
体に押圧する複数の締付具と、を備えており、上記固定
部材を剛性の高い部材にて構成したことを特徴とする磁
気ディスク装置。 - 【請求項2】 内部に外気から遮蔽された気密空間を有
するハウジングと、 このハウジングの気密空間に収容され、モータ軸の軸回
り方向に回転されるロータを有するモータと、 上記ロータの外周に同軸状に装着され、このロータと一
体に回転される磁気記録媒体と、 この磁気記録媒体とロータとの間に跨がって同軸状に装
着され、上記磁気記録媒体をロータとの間で挾み込んで
固定するための固定部材と、 この固定部材の周方向に間隔を存した複数箇所を貫通し
て上記ロータにねじ込まれ、上記固定部材を磁気記録媒
体に押圧する複数のねじ部材と、を備えており、 上記固定部材を剛性の高い部材にて構成するとともに、 この固定部材と上記ねじ部材との間に、ねじ部材の弛み
止めをなすばね座金を介在させたことを特徴とする磁気
ディスク装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2の記載において、
上記モータは、そのモータ軸の両端部が上記ハウジング
に支持されていることを特徴とする磁気ディスク装置。 - 【請求項4】 請求項3の記載において、上記モータ軸
の軸長が15mm以上であることを特徴とする磁気ディ
スク装置。 - 【請求項5】 内部に外気から遮蔽された気密空間を有
するハウジングと、 このハウジングの気密空間に収容され、モータ軸の軸回
り方向に回転されるロータを有するモータと、 上記ロータの外周に同軸状に装着され、このロータと一
体に回転される磁気記録媒体と、 この磁気記録媒体とロータとの間に跨がって同軸状に装
着され、上記磁気記録媒体をロータとの間で挾み込んで
固定するための固定部材と、 この固定部材の周方向に間隔を存した複数箇所を貫通し
て上記ロータにねじ込まれ、上記固定部材を磁気記録媒
体に押圧する複数の締付具と、を備えており、 上記固定部材を剛性の高い部材にて構成するとともに、 上記磁気記録媒体をロータに固定するための上記固定部
材や締付具を含む部品の熱膨張係数の差を、8×10
- 6 /゜C以下に設定したことを特徴とする磁気ディス
ク装置。 - 【請求項6】 内部に外気から遮蔽された気密空間を有
するハウジングと、 このハウジングの気密空間に収容され、モータ軸の軸回
り方向に回転されるロータを有するモータと、 上記ロータの外周に同軸状に装着され、このロータと一
体に回転されるとともに、予めサーボセクタが書き込ま
れている少なくとも一枚の磁気記録媒体と、 この磁気記録媒体とロータとの間に跨がって同軸状に装
着され、上記磁気記録媒体をロータとの間で挾み込んで
固定するための固定部材と、 この固定部材の周方向に間隔を存した複数箇所を貫通し
て上記ロータにねじ込まれ、上記固定部材を磁気記録媒
体に押圧する複数の締付具と、 上記磁気記録媒体の回転時に、この磁気記録媒体上を浮
上し、データの記録・再生を行う磁気ヘッドと、を備え
ている磁気ディスク装置であって、 上記固定部材を剛性の高い部材にて構成するとともに、 この固定部材を介して磁気記録媒体に加わる固定力を、
上記磁気記録媒体の実装枚数をmとした時、 m×20Kgf以上に規定したことを特徴とする磁気デ
ィスク装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4026693A JPH06251531A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | 磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4026693A JPH06251531A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | 磁気ディスク装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06251531A true JPH06251531A (ja) | 1994-09-09 |
Family
ID=12575852
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4026693A Pending JPH06251531A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06251531A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009044435A1 (ja) * | 2007-10-01 | 2009-04-09 | Fujitsu Limited | 記憶装置 |
| CN114078486A (zh) * | 2020-08-18 | 2022-02-22 | 株式会社东芝 | 盘装置 |
-
1993
- 1993-03-01 JP JP4026693A patent/JPH06251531A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009044435A1 (ja) * | 2007-10-01 | 2009-04-09 | Fujitsu Limited | 記憶装置 |
| JPWO2009044435A1 (ja) * | 2007-10-01 | 2011-01-27 | 東芝ストレージデバイス株式会社 | 記憶装置 |
| CN114078486A (zh) * | 2020-08-18 | 2022-02-22 | 株式会社东芝 | 盘装置 |
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