JPH06252029A - X線露光マスクの製造方法 - Google Patents
X線露光マスクの製造方法Info
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- JPH06252029A JPH06252029A JP6133193A JP6133193A JPH06252029A JP H06252029 A JPH06252029 A JP H06252029A JP 6133193 A JP6133193 A JP 6133193A JP 6133193 A JP6133193 A JP 6133193A JP H06252029 A JPH06252029 A JP H06252029A
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- Japan
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- film
- mask
- ray
- antireflection film
- substrate
- Prior art date
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- Pending
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- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 膜質が均一で且つ密であり、且つ凹凸の少な
い平坦な反射防止膜をマスクメンブレムの任意の位置に
形成することが出来る、高精度のX線露光マスクを製造
し得るX線露光マスクの製造方法を提供すること。 【構成】 X線吸収体と、該X線吸収体を支持する支持
膜と、該支持膜を支持する支持枠とを有するX線マスク
構造体の製造方法において、シリコン基板表面S1上に
酸化反応によってシリコン酸化膜2″を形成する工程
と、該酸化膜上にX線透過性の膜3を形成する工程と、
該X線透過膜上に所望のX線吸収体パターン4を形成す
る工程とを含むことを特徴とするX線マスクの製造方
法。
い平坦な反射防止膜をマスクメンブレムの任意の位置に
形成することが出来る、高精度のX線露光マスクを製造
し得るX線露光マスクの製造方法を提供すること。 【構成】 X線吸収体と、該X線吸収体を支持する支持
膜と、該支持膜を支持する支持枠とを有するX線マスク
構造体の製造方法において、シリコン基板表面S1上に
酸化反応によってシリコン酸化膜2″を形成する工程
と、該酸化膜上にX線透過性の膜3を形成する工程と、
該X線透過膜上に所望のX線吸収体パターン4を形成す
る工程とを含むことを特徴とするX線マスクの製造方
法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は露光マスク、特に半導体
装置の製造工程において使用されるX線露光マスクの製
造方法に関する。
装置の製造工程において使用されるX線露光マスクの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】X線露光において使用されるX線露光マ
スク構造体の転写パターン(吸収体パターン)を支持す
る支持膜の特性としては、露光光であるX線をよく透過
することが必要とされる。又それと同時に、露光工程に
おいて必須となる、X線マスクと被露光基板であるウエ
ハとの位置合わせに使用されるライメント光をもよく透
過することが、マスクとウエハとのアライメント精度を
向上させる上で、X線露光マスクに要求される大切な特
性である。しかしながら、露光マスクを構成する転写パ
ターンを支持する為の支持膜(以降、この膜をマスクメ
ンブレムと呼ぶ)が、露光光及びアライメント光に対
し、同時に望ましい透過率を有することは稀である為、
アライメント光の透過率を向上させる為に、反射防止膜
や反射増加膜をマスクメンブレムに付加するのが一般的
である。又、薄膜であるマスクメンブレム内でのアライ
メント光の多重反射により、マスクメンブレムの膜厚に
よっては、透過光強度が極大値から極小値の範囲で大き
く変動してしまうという問題もある為、この問題点を防
ぐ為にも、露光マスクにおいて反射防止膜等が有用され
ている。
スク構造体の転写パターン(吸収体パターン)を支持す
る支持膜の特性としては、露光光であるX線をよく透過
することが必要とされる。又それと同時に、露光工程に
おいて必須となる、X線マスクと被露光基板であるウエ
ハとの位置合わせに使用されるライメント光をもよく透
過することが、マスクとウエハとのアライメント精度を
向上させる上で、X線露光マスクに要求される大切な特
性である。しかしながら、露光マスクを構成する転写パ
ターンを支持する為の支持膜(以降、この膜をマスクメ
ンブレムと呼ぶ)が、露光光及びアライメント光に対
し、同時に望ましい透過率を有することは稀である為、
アライメント光の透過率を向上させる為に、反射防止膜
や反射増加膜をマスクメンブレムに付加するのが一般的
である。又、薄膜であるマスクメンブレム内でのアライ
メント光の多重反射により、マスクメンブレムの膜厚に
よっては、透過光強度が極大値から極小値の範囲で大き
く変動してしまうという問題もある為、この問題点を防
ぐ為にも、露光マスクにおいて反射防止膜等が有用され
ている。
【0003】従来例におけるX線露光マスクの製造工程
の第一の態様を、図3の概略図にそって説明する。先
ず、平担且つ凹凸の少ないSiウエハをSiマスク基板
1として用意する(図3(a))。次に、図4に示し
た、例えば、反射防止膜として適するAl2O3 等の物
質をスパッタ用ターゲット5として用いたRfスパッタ
等の成膜技術で、Siマスク基板1上に適切な膜厚とな
る様に付着させ、反射防止膜2を形成する(図3(b)
図示)。次に、マスクメンブレム3として、例えば、S
iN又はSiC等から成る膜を、CVD(Chemic
al Vapor Deposition)法で、上記
の反射防止膜2の上に成膜し、更にその上に、Au、T
a及びW等の重金属から成るX線吸収膜4を蒸着する
(図3(c)図示)。次に、EBレジストを用いたフォ
トリソグラフィー技術によって、上記のX線吸収膜4に
所望のパターンをパターニングする(図3(d)図
示)。次に、Siマスク基板1を、X線吸収膜4に対し
反対側から、水酸化カリウム水溶液等のエッチング液を
用いてバックエッチして、反射防止膜2を含むマスクメ
ンブレム3からSiを取り除き、マスク基板1’とする
(図3(e)図示)。以上の様な一般的な工程を経て、
反射防止膜を含むX線露光マスクが一般的に作成され
る。
の第一の態様を、図3の概略図にそって説明する。先
ず、平担且つ凹凸の少ないSiウエハをSiマスク基板
1として用意する(図3(a))。次に、図4に示し
た、例えば、反射防止膜として適するAl2O3 等の物
質をスパッタ用ターゲット5として用いたRfスパッタ
等の成膜技術で、Siマスク基板1上に適切な膜厚とな
る様に付着させ、反射防止膜2を形成する(図3(b)
図示)。次に、マスクメンブレム3として、例えば、S
iN又はSiC等から成る膜を、CVD(Chemic
al Vapor Deposition)法で、上記
の反射防止膜2の上に成膜し、更にその上に、Au、T
a及びW等の重金属から成るX線吸収膜4を蒸着する
(図3(c)図示)。次に、EBレジストを用いたフォ
トリソグラフィー技術によって、上記のX線吸収膜4に
所望のパターンをパターニングする(図3(d)図
示)。次に、Siマスク基板1を、X線吸収膜4に対し
反対側から、水酸化カリウム水溶液等のエッチング液を
用いてバックエッチして、反射防止膜2を含むマスクメ
ンブレム3からSiを取り除き、マスク基板1’とする
(図3(e)図示)。以上の様な一般的な工程を経て、
反射防止膜を含むX線露光マスクが一般的に作成され
る。
【0004】図5は従来例の第二の態様のX線露光マス
クの製造工程を示す概略図である。一般的に、アライメ
ント光を良好に透過させる為に設けられている反射防止
膜2は、露光光に対しては露光光のX線透過率を低下さ
せてしまう為、マスクメンブレム3に対し、アライメン
トマークのある部分のみに反射防止膜を作り、露光光の
通る部分には反射防止膜がない様にX線露光マスクを作
ることもある。第二の従来例は、この様な場合のX線露
光マスクの製造工程である。先ず、Siマスク基板1上
に、マスクメンブレム3、X線吸収膜4を成膜した後、
X線吸収膜4をパターニングする(図5(a)〜(c)
図示)。ここで、X線吸収膜41はアライメントパター
ンであり、X線吸収膜42はウエハに露光すべき半導体
集積回路等のいわゆるICパターンである。次に、マス
クメンブレム3のX線吸収膜41及び42に対して、反
対側より従来例2における反射防止膜2’を、Rfスパ
ッタ法等で付着させ、しかる後に、反射防止膜2’をパ
ターニングする為のフォトレジスト6を付着させる(図
5(d)図示)。次に、フォトレジスト6をパターニン
グし(図5(e)図示)、このパターニングしたフォト
レジスト6を用いて、アライメント用のパターンとして
用いられるX線吸収膜41の部分にのみに反射防止膜
2’を残す(図5(f)図示)。
クの製造工程を示す概略図である。一般的に、アライメ
ント光を良好に透過させる為に設けられている反射防止
膜2は、露光光に対しては露光光のX線透過率を低下さ
せてしまう為、マスクメンブレム3に対し、アライメン
トマークのある部分のみに反射防止膜を作り、露光光の
通る部分には反射防止膜がない様にX線露光マスクを作
ることもある。第二の従来例は、この様な場合のX線露
光マスクの製造工程である。先ず、Siマスク基板1上
に、マスクメンブレム3、X線吸収膜4を成膜した後、
X線吸収膜4をパターニングする(図5(a)〜(c)
図示)。ここで、X線吸収膜41はアライメントパター
ンであり、X線吸収膜42はウエハに露光すべき半導体
集積回路等のいわゆるICパターンである。次に、マス
クメンブレム3のX線吸収膜41及び42に対して、反
対側より従来例2における反射防止膜2’を、Rfスパ
ッタ法等で付着させ、しかる後に、反射防止膜2’をパ
ターニングする為のフォトレジスト6を付着させる(図
5(d)図示)。次に、フォトレジスト6をパターニン
グし(図5(e)図示)、このパターニングしたフォト
レジスト6を用いて、アライメント用のパターンとして
用いられるX線吸収膜41の部分にのみに反射防止膜
2’を残す(図5(f)図示)。
【0005】図6は、従来例の第三の態様を示し、Si
マスク基板1の表面に対し、X線吸収膜41及び42と
同じ側に反射防止膜2¨がくるようにした場合のX線露
光マスクの製造工程の概略図である。図6において、先
ず、Siマスク基板1上に、反射防止膜2¨をRfスパ
ッタリング法等で付着させる(図6(b)図示)。次
に、フォトレジスト6を付着させて、所望のパターニン
グを施す(図6(c)図示)。次に、フォトレジスト6
を用いて、反射防止膜2¨を、アライメントマークがパ
ターニングされる部分だけを残して取り除く(図6
(d)図示)。次に、この上にマスクメンブレム3とな
るSiN膜又はSiC膜等を、CVD法等を用いて成膜
する(図6(e)図示)。次に、マスクメンブレム3の
上に、X線吸収膜41及び42をパターニングし(図6
(f)図示)、Siマスク基板1をバックエッチングし
基板1’とする(図6(g)図示)。
マスク基板1の表面に対し、X線吸収膜41及び42と
同じ側に反射防止膜2¨がくるようにした場合のX線露
光マスクの製造工程の概略図である。図6において、先
ず、Siマスク基板1上に、反射防止膜2¨をRfスパ
ッタリング法等で付着させる(図6(b)図示)。次
に、フォトレジスト6を付着させて、所望のパターニン
グを施す(図6(c)図示)。次に、フォトレジスト6
を用いて、反射防止膜2¨を、アライメントマークがパ
ターニングされる部分だけを残して取り除く(図6
(d)図示)。次に、この上にマスクメンブレム3とな
るSiN膜又はSiC膜等を、CVD法等を用いて成膜
する(図6(e)図示)。次に、マスクメンブレム3の
上に、X線吸収膜41及び42をパターニングし(図6
(f)図示)、Siマスク基板1をバックエッチングし
基板1’とする(図6(g)図示)。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記した第一の態様の従来例においては、図3(b)に示
す様に、反射防止膜2を、膜の表面に凹凸部分が発生し
易く膜厚の制御も困難なRfスパッタ等の成膜方法で形
成している為、図3(c)に示す様に、該反射防止膜2
の上層にCVD等で成膜されるマスクメンブレム3表面
にも凹凸部分が発生し、且つ膜厚の均一性を保つのが困
難であるという問題があった。又、第二の態様の従来例
においては、図5(c)〜(f)に示す様に、アライメ
ントマーク41の部分にのみに反射防止膜2を形成する
様な選択的な加工を施す場合には、マスク基板1をバッ
クエッチした後に複数のプロセスをマスク基板1’を残
したまま行う必要があり、且つマスクメンブレム3が2
〜3μmと薄いことと相まって、高精度のX線露光マス
クの形成においては好ましい加工方法ではなかった。
記した第一の態様の従来例においては、図3(b)に示
す様に、反射防止膜2を、膜の表面に凹凸部分が発生し
易く膜厚の制御も困難なRfスパッタ等の成膜方法で形
成している為、図3(c)に示す様に、該反射防止膜2
の上層にCVD等で成膜されるマスクメンブレム3表面
にも凹凸部分が発生し、且つ膜厚の均一性を保つのが困
難であるという問題があった。又、第二の態様の従来例
においては、図5(c)〜(f)に示す様に、アライメ
ントマーク41の部分にのみに反射防止膜2を形成する
様な選択的な加工を施す場合には、マスク基板1をバッ
クエッチした後に複数のプロセスをマスク基板1’を残
したまま行う必要があり、且つマスクメンブレム3が2
〜3μmと薄いことと相まって、高精度のX線露光マス
クの形成においては好ましい加工方法ではなかった。
【0007】更に、第三の態様の従来例においては、マ
スク基板1をバックエッチする前にアライメントマーク
の下のみに反射防止膜2¨を形成する等、選択的な成膜
をする場合には、図6(e)に示した様に、反射防止膜
2¨を付けた部分でマスクメンブレム3が盛り上がり、
Siマスク基板1とマスクメンブレム3との境界面7
を、マスクメンブレム3の膜厚を測定する場合の基準面
とした時場合に、反射防止膜2¨付近の膜厚h’と、反
射防止膜のない部分の膜厚hとの間に差が生じるという
欠点があった。更に、反射防止膜2¨の近傍におけるマ
スクメンブレム3の厚みが薄くなったり、形状が反射防
止膜の2¨によって複雑になったりすることにより、マ
スクメンブレム3の強度が局所的に弱くなるという問題
点があった。従って、本発明の目的は、上記の従来技術
の問題点を解決し、膜質が均一で且つ密であり、且つ凹
凸の少ない平坦な反射防止膜をマスクメンブレムの任意
の位置に形成することが出来る、高精度のX線露光マス
クを製造し得るX線露光マスクの製造方法を提供するこ
とにある。
スク基板1をバックエッチする前にアライメントマーク
の下のみに反射防止膜2¨を形成する等、選択的な成膜
をする場合には、図6(e)に示した様に、反射防止膜
2¨を付けた部分でマスクメンブレム3が盛り上がり、
Siマスク基板1とマスクメンブレム3との境界面7
を、マスクメンブレム3の膜厚を測定する場合の基準面
とした時場合に、反射防止膜2¨付近の膜厚h’と、反
射防止膜のない部分の膜厚hとの間に差が生じるという
欠点があった。更に、反射防止膜2¨の近傍におけるマ
スクメンブレム3の厚みが薄くなったり、形状が反射防
止膜の2¨によって複雑になったりすることにより、マ
スクメンブレム3の強度が局所的に弱くなるという問題
点があった。従って、本発明の目的は、上記の従来技術
の問題点を解決し、膜質が均一で且つ密であり、且つ凹
凸の少ない平坦な反射防止膜をマスクメンブレムの任意
の位置に形成することが出来る、高精度のX線露光マス
クを製造し得るX線露光マスクの製造方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的は下記の本発
明によって達成される。即ち、本発明は、X線吸収体
と、該X線吸収体を支持する支持膜と、該支持膜を支持
する支持枠とを有するX線マスク構造体の製造方法にお
いて、シリコン基板表面上に酸化反応によってシリコン
酸化膜を形成する工程と、該酸化膜上にX線透過性の膜
を形成する工程と、該X線透過膜上に所望のX線吸収体
パターンを形成する工程とを含むことを特徴とするX線
マスクの製造方法である。
明によって達成される。即ち、本発明は、X線吸収体
と、該X線吸収体を支持する支持膜と、該支持膜を支持
する支持枠とを有するX線マスク構造体の製造方法にお
いて、シリコン基板表面上に酸化反応によってシリコン
酸化膜を形成する工程と、該酸化膜上にX線透過性の膜
を形成する工程と、該X線透過膜上に所望のX線吸収体
パターンを形成する工程とを含むことを特徴とするX線
マスクの製造方法である。
【0009】
【作用】本発明によれば、半導体装置の製造工程におい
て使用されるX線露光マスクの製造方法において、X線
露光マスクに用いられるマスク基板の一部を化学反応さ
せ、光学特性を変化させることによる反射防止膜を形成
する工程を加えることにより、凹凸部分が少なく且つ膜
厚が均一な反射防止膜が形成される。又、本発明のX線
露光マスクの製造方法によれば、反射防止膜に選択的な
加工を加えることも容易となる為、凹凸部分が少なく且
つ膜厚が均一な反射防止膜が任意の位置に形成される。
て使用されるX線露光マスクの製造方法において、X線
露光マスクに用いられるマスク基板の一部を化学反応さ
せ、光学特性を変化させることによる反射防止膜を形成
する工程を加えることにより、凹凸部分が少なく且つ膜
厚が均一な反射防止膜が形成される。又、本発明のX線
露光マスクの製造方法によれば、反射防止膜に選択的な
加工を加えることも容易となる為、凹凸部分が少なく且
つ膜厚が均一な反射防止膜が任意の位置に形成される。
【0010】
【実施例】次に、好ましい実施例を挙げて、本発明を更
に詳細に説明する。 実施例1 図1は、本発明の第一の実施例を示す図である。先ず、
マスク基板1として、半導体装置の製造工程において使
用される様な、表面が研磨され且つ表面の凹凸が小さ
い、いわゆる鏡面と呼ばれる面S1を有するSiウエハ
を用いる(図1(a))。次に、上記Siマスク基板1
の表面を、600〜1100℃程の高温プロセスで熱酸
化することによって、Si基板を酸素O2 と化学反応さ
せ、Siマスク基板1の表面に、一定の厚さの酸化膜
2”を形成させる(図1(b))。
に詳細に説明する。 実施例1 図1は、本発明の第一の実施例を示す図である。先ず、
マスク基板1として、半導体装置の製造工程において使
用される様な、表面が研磨され且つ表面の凹凸が小さ
い、いわゆる鏡面と呼ばれる面S1を有するSiウエハ
を用いる(図1(a))。次に、上記Siマスク基板1
の表面を、600〜1100℃程の高温プロセスで熱酸
化することによって、Si基板を酸素O2 と化学反応さ
せ、Siマスク基板1の表面に、一定の厚さの酸化膜
2”を形成させる(図1(b))。
【0011】この様な高温での熱酸化によって得られた
SiO2 膜2”は、Siマスク基板1の表面が鏡面状態
になっていることと相まって、一般的なSiO2 膜の成
膜方法である低温でのRfスパッタ法で作られたSiO
2 膜に比べ、膜質が均一で且つ密であり、更に表面の凹
凸が小さくなる。更に、膜厚を均一に制御することも容
易に出来る。よってこの酸化膜の上に、SiCやSiN
等でマスクメンブレム3を成膜した場合、該マスクメン
ブレム3の膜厚も均一であり、且つ凹凸が小さくなる
等、熱酸化により得られたSiO2 膜2”は、X線露光
マスクの製造において、好ましい形状を有する。
SiO2 膜2”は、Siマスク基板1の表面が鏡面状態
になっていることと相まって、一般的なSiO2 膜の成
膜方法である低温でのRfスパッタ法で作られたSiO
2 膜に比べ、膜質が均一で且つ密であり、更に表面の凹
凸が小さくなる。更に、膜厚を均一に制御することも容
易に出来る。よってこの酸化膜の上に、SiCやSiN
等でマスクメンブレム3を成膜した場合、該マスクメン
ブレム3の膜厚も均一であり、且つ凹凸が小さくなる
等、熱酸化により得られたSiO2 膜2”は、X線露光
マスクの製造において、好ましい形状を有する。
【0012】更に、上記の様に、Siマスク基板である
Siを酸化反応させてSiO2 膜2”にすると、光学特
性が変化する。例えば、屈折率は約1.5になり、又、
一般にアライメント光として用いられる可視光に対して
透明である。そして、この酸化膜は上記した様に、膜質
や膜厚を均一に制御し易い為、反射防止膜2”としての
光学特性の均一性にも優れている。ここで、酸化膜2”
を、マスクメンブレム3の反射防止膜として利用する場
合には、その厚さt、アライメント光の波長をλ、酸化
膜2”及びマスク近傍の雰囲気中のアライメント光に対
する屈折率を夫々n1 、n2 とした時、t=λ/4(n
1 −n2 )とすることがアライメント光の反射防止の観
点から好ましい。本実施例においては、酸化反応によっ
て反射防止膜2”を形成した後、マスクメンブレン3を
CVD法等により成膜し、その上にX線吸収膜4を、X
線を良好に吸収するAu及びTi等の物質により成膜す
る(図1(c))。
Siを酸化反応させてSiO2 膜2”にすると、光学特
性が変化する。例えば、屈折率は約1.5になり、又、
一般にアライメント光として用いられる可視光に対して
透明である。そして、この酸化膜は上記した様に、膜質
や膜厚を均一に制御し易い為、反射防止膜2”としての
光学特性の均一性にも優れている。ここで、酸化膜2”
を、マスクメンブレム3の反射防止膜として利用する場
合には、その厚さt、アライメント光の波長をλ、酸化
膜2”及びマスク近傍の雰囲気中のアライメント光に対
する屈折率を夫々n1 、n2 とした時、t=λ/4(n
1 −n2 )とすることがアライメント光の反射防止の観
点から好ましい。本実施例においては、酸化反応によっ
て反射防止膜2”を形成した後、マスクメンブレン3を
CVD法等により成膜し、その上にX線吸収膜4を、X
線を良好に吸収するAu及びTi等の物質により成膜す
る(図1(c))。
【0013】以上、図1を用いて、Siマスク基板の反
射防止膜の場合について述べたが、ここで酸化により得
られた反射防止膜2”の厚さを、t=λ/4(n1 −n
2 )からt=λ/2(n1 −n2 )に変えることによ
り、本実施例で示した反射防止膜2”と同様に、光学特
性の優れた反射増加膜を形成することが可能である。
尚、図1において、1はSiウエハを用いたSiマスク
基板であり、SlはSiマスク基板の1の表面で、表面
の凹凸が数10Å以下程度に小さくなる様に研磨された
ウエハ鏡面である。又、2”はSiマスク基板1の鏡面
Slを酸化することにより得られた反射防止膜であり、
3は、アライメントパターンやICパターン等を保持す
る為の薄膜であるマスクメンブレムである。更に、4は
アライメントパターンやICパターンを形成する為のX
線吸収膜である。
射防止膜の場合について述べたが、ここで酸化により得
られた反射防止膜2”の厚さを、t=λ/4(n1 −n
2 )からt=λ/2(n1 −n2 )に変えることによ
り、本実施例で示した反射防止膜2”と同様に、光学特
性の優れた反射増加膜を形成することが可能である。
尚、図1において、1はSiウエハを用いたSiマスク
基板であり、SlはSiマスク基板の1の表面で、表面
の凹凸が数10Å以下程度に小さくなる様に研磨された
ウエハ鏡面である。又、2”はSiマスク基板1の鏡面
Slを酸化することにより得られた反射防止膜であり、
3は、アライメントパターンやICパターン等を保持す
る為の薄膜であるマスクメンブレムである。更に、4は
アライメントパターンやICパターンを形成する為のX
線吸収膜である。
【0014】実施例2 図2は、本発明の第2の実施例を示す図である。同図に
於いて、1’はSiマスク基板1をバックエッチした後
のSiマスク基板である。又、2¨は、Siマスク基板
の一部を部分的に酸化することによって形成された反射
防止膜である。41は、X線吸収体4等により形成され
たアライメントパターンであり、一方、42はICパタ
ーンである。6は半導体プロセスに用いるフォトレジス
トである。先ず、本実施例も実施例1と同様に、鏡面S
lを有するSiマスク基板1をマスク基板として用いる
(図2(a))。次に、Siマスク基板上にフォトレジ
スト6を塗布した後、露光工程を通してパターニングす
る(図2(b))。次に、熱酸化等の方法で、Siマス
ク基板1をフォトレジストのない開口部のみ酸化し、S
iマスク基板1上に部分的な酸化により形成された反射
防止膜2¨を形成する。この時、形成される酸化膜は、
実施例1においても述べた様に、膜質及び膜厚が均一で
ある。更に、反射防止膜2¨の膜厚tを、t=λ/4
(n1 −n2 )又はt=λ/2(n1 −n2 )のいずれ
かを選ぶことにより、良質な反射防止膜又は反射増加膜
とすることが出来る(図2(c))。次に、フォトレジ
スト6を剥離した後、マスクメンブレム3及びX線吸収
膜4を付着させる(図2(d))。次に、X線吸収膜4
にパターニングを行い、アライメントパターン41及び
ICパターン42を形成する(図2(e))。本実施例
においては、反射防止膜2¨は、アライメント光に対す
る反射防止又は反射増加の目的で形成させる為、反射防
止膜2¨はアライメントパターン41の位置にのみ一致
して形成される。次に、Siマスク基板1をアライメン
トパターン41の反射側からバックエッチすることによ
り、マスクメンブレム3は、バックエッチされたSiマ
スク基板1’により保持される。
於いて、1’はSiマスク基板1をバックエッチした後
のSiマスク基板である。又、2¨は、Siマスク基板
の一部を部分的に酸化することによって形成された反射
防止膜である。41は、X線吸収体4等により形成され
たアライメントパターンであり、一方、42はICパタ
ーンである。6は半導体プロセスに用いるフォトレジス
トである。先ず、本実施例も実施例1と同様に、鏡面S
lを有するSiマスク基板1をマスク基板として用いる
(図2(a))。次に、Siマスク基板上にフォトレジ
スト6を塗布した後、露光工程を通してパターニングす
る(図2(b))。次に、熱酸化等の方法で、Siマス
ク基板1をフォトレジストのない開口部のみ酸化し、S
iマスク基板1上に部分的な酸化により形成された反射
防止膜2¨を形成する。この時、形成される酸化膜は、
実施例1においても述べた様に、膜質及び膜厚が均一で
ある。更に、反射防止膜2¨の膜厚tを、t=λ/4
(n1 −n2 )又はt=λ/2(n1 −n2 )のいずれ
かを選ぶことにより、良質な反射防止膜又は反射増加膜
とすることが出来る(図2(c))。次に、フォトレジ
スト6を剥離した後、マスクメンブレム3及びX線吸収
膜4を付着させる(図2(d))。次に、X線吸収膜4
にパターニングを行い、アライメントパターン41及び
ICパターン42を形成する(図2(e))。本実施例
においては、反射防止膜2¨は、アライメント光に対す
る反射防止又は反射増加の目的で形成させる為、反射防
止膜2¨はアライメントパターン41の位置にのみ一致
して形成される。次に、Siマスク基板1をアライメン
トパターン41の反射側からバックエッチすることによ
り、マスクメンブレム3は、バックエッチされたSiマ
スク基板1’により保持される。
【0015】本実施例においては、Siウエハ基板1を
バックエッチする以前に、反射防止膜2¨を形成する為
に、Siウエハ基板1を先にバックエッチして残った、
2〜3μm厚の薄く且つ強度の弱いマスクメンブレム3
に直接反射防止膜を付着させる従来例の場合に比べて、
マスクメンブレム3を変形させることなく、反射防止膜
2¨を選択的に形成することが可能となる。又、反射防
止膜2¨の表面が、ウエハ鏡面Slの平担さに対応して
平担に形成することが可能である。
バックエッチする以前に、反射防止膜2¨を形成する為
に、Siウエハ基板1を先にバックエッチして残った、
2〜3μm厚の薄く且つ強度の弱いマスクメンブレム3
に直接反射防止膜を付着させる従来例の場合に比べて、
マスクメンブレム3を変形させることなく、反射防止膜
2¨を選択的に形成することが可能となる。又、反射防
止膜2¨の表面が、ウエハ鏡面Slの平担さに対応して
平担に形成することが可能である。
【0016】更に、図2(c)に示す様に、本実施例に
おいては、反射防止膜2¨を、Si基板1の中に、基板
表面の形状を変えることなく埋め込まれたかの様に形成
可能な為、図2(d)に示す様に、マスクメンブレム3
を付着させる面全体が平担である。従って、図2(f)
に示す様に、従来例と異なり本発明のX線露光マスク
は、マスクメンブレム3の膜厚hが、反射防止膜2¨の
近傍でのマスクメンブレム3の膜厚h’と変化なく均一
に保つことが出来る為、アライメントパターン41やI
Cパターン42が形成されているマスクメンブレム3の
領域全搬に渡って、膜厚や膜質が一定であり、本発明の
X線露光マスクを露光用ウエハと対向させた場合に、マ
スクとウエハ間のギャップ量を均一に保つことも可能と
なる。
おいては、反射防止膜2¨を、Si基板1の中に、基板
表面の形状を変えることなく埋め込まれたかの様に形成
可能な為、図2(d)に示す様に、マスクメンブレム3
を付着させる面全体が平担である。従って、図2(f)
に示す様に、従来例と異なり本発明のX線露光マスク
は、マスクメンブレム3の膜厚hが、反射防止膜2¨の
近傍でのマスクメンブレム3の膜厚h’と変化なく均一
に保つことが出来る為、アライメントパターン41やI
Cパターン42が形成されているマスクメンブレム3の
領域全搬に渡って、膜厚や膜質が一定であり、本発明の
X線露光マスクを露光用ウエハと対向させた場合に、マ
スクとウエハ間のギャップ量を均一に保つことも可能と
なる。
【0017】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明のX線露光マ
スクの製造方法では、マスク基板であるシリコン基板表
面上に酸化反応によってシリコン酸化膜を形成する工程
を有する為、シリコン基板の光学特性が変化し、該シリ
コン基板の上に反射防止膜を形成することにより、膜質
が均一で且つ密であり、且つ凹凸の少ない平坦な反射防
止膜をマスクメンブレムの任意の位置に形成できる結
果、高精度のX線露光マスクが形成される。
スクの製造方法では、マスク基板であるシリコン基板表
面上に酸化反応によってシリコン酸化膜を形成する工程
を有する為、シリコン基板の光学特性が変化し、該シリ
コン基板の上に反射防止膜を形成することにより、膜質
が均一で且つ密であり、且つ凹凸の少ない平坦な反射防
止膜をマスクメンブレムの任意の位置に形成できる結
果、高精度のX線露光マスクが形成される。
【図1】図1は本発明の第一の実施例を示す図である。
【図2】図2は第二の実施例を示す図である。
【図3】図3は第一の従来例を示す図である。
【図4】図4はスパッタ法の概略を示す図である。
【図5】図5は第二の従来例を示す図である。
【図6】図6は第三の従来例を示す図である。
Sl:ウエハ鏡面 1:Siマスク基板 1’:バックエッチされたSiマスク基板 2:付着された反射防止膜 2’:スパッタ法で付着した反射防止膜 2”:酸化により形成された反射防止膜 2¨:部分的な酸化により形成された反射防止膜 3:マスクメンブレム 4:X線吸収膜 41:アライメントパターン 42:ICパターン 5:スパッタ用ターゲット 6:フォトレジスト 7:Siマスク基板とマスクメンブレムの境界面 h:マスクメンブレムの膜厚 h’:反射防止膜近傍のマスクメンブレムの膜厚
Claims (2)
- 【請求項1】 X線吸収体と、該X線吸収体を支持する
支持膜と、該支持膜を支持する支持枠とを有するX線マ
スク構造体の製造方法において、シリコン基板表面上に
酸化反応によってシリコン酸化膜を形成する工程と、該
酸化膜上にX線透過性の膜を形成する工程と、該X線透
過膜上に所望のX線吸収体パターンを形成する工程とを
含むことを特徴とするX線マスクの製造方法。 - 【請求項2】 シリコン酸化膜を形成する工程におい
て、シリコン酸化膜の膜厚をX線露光装置中のX線マス
ク構造体と被露光基板との位置合わせに使用するアライ
メント光学系のアライメント光の波長に対して所望の反
射率を有する様に調整して形成する請求項1に記載のX
線マスク構造体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6133193A JPH06252029A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | X線露光マスクの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6133193A JPH06252029A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | X線露光マスクの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06252029A true JPH06252029A (ja) | 1994-09-09 |
Family
ID=13168054
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6133193A Pending JPH06252029A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | X線露光マスクの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06252029A (ja) |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP6133193A patent/JPH06252029A/ja active Pending
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