JPH06254110A - 植毛用材料とその製造方法 - Google Patents
植毛用材料とその製造方法Info
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- JPH06254110A JPH06254110A JP5066239A JP6623993A JPH06254110A JP H06254110 A JPH06254110 A JP H06254110A JP 5066239 A JP5066239 A JP 5066239A JP 6623993 A JP6623993 A JP 6623993A JP H06254110 A JPH06254110 A JP H06254110A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】従来のプラスチック製人工毛の持つ各種欠点を
解消し、触感がソフトで違和感が無く天然毛同様に植毛
後ドライヤーや髪用化粧品が支障なく使え髪染やパーマ
をかけることができ、植毛後の皮膚への定着性が良い一
方、無理な力で引張ったとき毛根部を形成するループの
結び目がほどけて簡単に抜けて植込部の傷を最小限に押
えることのできる植毛用材料とその製造方法を提供す
る。 【構成】人間より採取し表面を平滑処理した髪の毛1の
一端に、結び目2を介して、毛根部形成用小ループ5
が、植毛時長毛部1aの引張りにより結び目2がほどけて
該小ループ5を解消するように設けられている。その製
造には、人間より採取した頭髪を少くとも希塩酸処理し
て表面の鱗状部を除き中和洗滌してリンス処理後、端部
を短く保持したまま該端部に近接して結び目2を、外方
に毛根部形成用小ループ5を形成するごとく締結し、結
び目2を通し長毛部1aを形成する。
解消し、触感がソフトで違和感が無く天然毛同様に植毛
後ドライヤーや髪用化粧品が支障なく使え髪染やパーマ
をかけることができ、植毛後の皮膚への定着性が良い一
方、無理な力で引張ったとき毛根部を形成するループの
結び目がほどけて簡単に抜けて植込部の傷を最小限に押
えることのできる植毛用材料とその製造方法を提供す
る。 【構成】人間より採取し表面を平滑処理した髪の毛1の
一端に、結び目2を介して、毛根部形成用小ループ5
が、植毛時長毛部1aの引張りにより結び目2がほどけて
該小ループ5を解消するように設けられている。その製
造には、人間より採取した頭髪を少くとも希塩酸処理し
て表面の鱗状部を除き中和洗滌してリンス処理後、端部
を短く保持したまま該端部に近接して結び目2を、外方
に毛根部形成用小ループ5を形成するごとく締結し、結
び目2を通し長毛部1aを形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、脱毛の治療の一つと
して、主として頭髪の瘢痕性脱毛等の脱毛部に対して行
われる植毛術に使用する植毛用材料とその製造方法に関
する。
して、主として頭髪の瘢痕性脱毛等の脱毛部に対して行
われる植毛術に使用する植毛用材料とその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、人体頭皮に植毛する植毛術に使用
する植毛用材料には、人工毛として、通常図1に示すよ
うに、毛髪程度の細いポリエステルやナイロン又はポリ
塩化ビニルなどのプラスチックからなる線条10の一端に
極く小径のループ11を形成し、交叉部を軽く熱融着12し
たものが用いられている。このループ11は、人体頭部の
皮膚に植毛するとき、直径0.03m/m 程度の細いステンレ
ス製の植毛針Pの先端に形成した凹部Pa(図3参照)に
該ループ11を引掛けて部分麻酔した頭皮の表皮17の下層
の真皮16を構成する繊維質である綱状層161 に刺し込み
人工毛を定着させるとき(図2参照)毛根部を形成する
とともに、植毛された毛を強く引張ったとき、交叉した
融着部12が外れてループ11が無くなり抜けるようにして
植込部の傷を最小限に押さえる一方、植込部に炎症など
が起ったとき抜け易くしたものである。また、人工毛と
して、上記交叉した融着部12に代えて、該部分を結んだ
ものが一部に見られる。(なお、図2において、真皮16
は、頭蓋骨13の上層の筋肉14,皮下組織15の上部で、網
状層1を最下層に乳頭下層162,血管などを有する乳頭層
163 からなり、網状層161 の繊維質により毛根部を形成
するループ11を保持定着させるものである。)
する植毛用材料には、人工毛として、通常図1に示すよ
うに、毛髪程度の細いポリエステルやナイロン又はポリ
塩化ビニルなどのプラスチックからなる線条10の一端に
極く小径のループ11を形成し、交叉部を軽く熱融着12し
たものが用いられている。このループ11は、人体頭部の
皮膚に植毛するとき、直径0.03m/m 程度の細いステンレ
ス製の植毛針Pの先端に形成した凹部Pa(図3参照)に
該ループ11を引掛けて部分麻酔した頭皮の表皮17の下層
の真皮16を構成する繊維質である綱状層161 に刺し込み
人工毛を定着させるとき(図2参照)毛根部を形成する
とともに、植毛された毛を強く引張ったとき、交叉した
融着部12が外れてループ11が無くなり抜けるようにして
植込部の傷を最小限に押さえる一方、植込部に炎症など
が起ったとき抜け易くしたものである。また、人工毛と
して、上記交叉した融着部12に代えて、該部分を結んだ
ものが一部に見られる。(なお、図2において、真皮16
は、頭蓋骨13の上層の筋肉14,皮下組織15の上部で、網
状層1を最下層に乳頭下層162,血管などを有する乳頭層
163 からなり、網状層161 の繊維質により毛根部を形成
するループ11を保持定着させるものである。)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の人工毛では、一
般にその材質がポリエステル,ナイロン,ポリ塩化ビニ
ルなどの熱軟化性プラスチックから形成されるため、火
に弱く引火性があり、植毛後のドライヤーには弱い加熱
温度の低いものしか使えず、油をつけてもはじくため髪
用化粧品の使用に難点があり、油を付けなくても、てか
てかした感じで不自然で且つ触感が固く違和感は免れ
ず、植毛後の皮脂の分泌量が多く皮脂を取除いたとき植
付部に陥没を生じ、また、植毛後の髪染めができずパー
マ液で化学反応を起こすためパーマがかけられないとい
う欠点があった。さらに、化学物質からなるため発癌性
も懸念されていた。一方、一部に見られる人工毛端部の
毛根用に小ループを結んで形成したものは、頭部の皮膚
に対する定着性は良いが、植毛された毛を強く引張った
とき、該ループがほどけないため毛の先が切れるか、皮
膚を荒らし損傷する欠点があった。
般にその材質がポリエステル,ナイロン,ポリ塩化ビニ
ルなどの熱軟化性プラスチックから形成されるため、火
に弱く引火性があり、植毛後のドライヤーには弱い加熱
温度の低いものしか使えず、油をつけてもはじくため髪
用化粧品の使用に難点があり、油を付けなくても、てか
てかした感じで不自然で且つ触感が固く違和感は免れ
ず、植毛後の皮脂の分泌量が多く皮脂を取除いたとき植
付部に陥没を生じ、また、植毛後の髪染めができずパー
マ液で化学反応を起こすためパーマがかけられないとい
う欠点があった。さらに、化学物質からなるため発癌性
も懸念されていた。一方、一部に見られる人工毛端部の
毛根用に小ループを結んで形成したものは、頭部の皮膚
に対する定着性は良いが、植毛された毛を強く引張った
とき、該ループがほどけないため毛の先が切れるか、皮
膚を荒らし損傷する欠点があった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あって、従来のプラスチック製の人工毛の持つ各種欠点
を解消し、触感がソフトが違和感がなく、植毛後の皮脂
の分泌量も少く分泌した皮脂を取り除いても陥没も少
く、また、植毛後加熱温度の高いドライヤーが使え、油
をつけてもはじくことが無く髪用化粧品が支障なく使
え、髪染めやパーマをかけることができるのは勿論、植
毛後の皮膚への定着性がよく、しかも無理な力で引張っ
たとき毛根部を形成するループの結び目がほどけて簡単
に抜けて植込部の傷を最小限に押え、且つ発癌性のおそ
れの全くない植毛用材料とその製造方法を提供すること
を目的とする。
あって、従来のプラスチック製の人工毛の持つ各種欠点
を解消し、触感がソフトが違和感がなく、植毛後の皮脂
の分泌量も少く分泌した皮脂を取り除いても陥没も少
く、また、植毛後加熱温度の高いドライヤーが使え、油
をつけてもはじくことが無く髪用化粧品が支障なく使
え、髪染めやパーマをかけることができるのは勿論、植
毛後の皮膚への定着性がよく、しかも無理な力で引張っ
たとき毛根部を形成するループの結び目がほどけて簡単
に抜けて植込部の傷を最小限に押え、且つ発癌性のおそ
れの全くない植毛用材料とその製造方法を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の植毛用材料においては、人間の頭部より採
取し、表面を平滑処理してその方向性を無くした髪の毛
1の一端に、結び目2を介して毛根部形成用小ループ5
を、人間の頭皮に植毛時に長毛部1aの引張りにより結び
目2がほどけて該小ループ5がなくなるように形成され
ている。
に、本発明の植毛用材料においては、人間の頭部より採
取し、表面を平滑処理してその方向性を無くした髪の毛
1の一端に、結び目2を介して毛根部形成用小ループ5
を、人間の頭皮に植毛時に長毛部1aの引張りにより結び
目2がほどけて該小ループ5がなくなるように形成され
ている。
【0006】上記毛根部形成用小ループ5としては、ル
ープの一方の端が結び目2の毛の端部3を取り囲む環状
部4を挿し通して延長され、該延長部分で長毛部1aを形
成した構成とするのが得策である。
ープの一方の端が結び目2の毛の端部3を取り囲む環状
部4を挿し通して延長され、該延長部分で長毛部1aを形
成した構成とするのが得策である。
【0007】上記植毛用材料の製造方法においては、人
間より採取した頭髪を少くとも希塩酸処理により表面の
鱗状部を除去しその方向性をなくし中和洗滌後リンス処
理した後、処理され表面が平滑化した髪の毛1の端部3
を保持したまま、該端部3に近接して結び目2を、その
外方に毛根部形成用小ループ5を形成するように締めく
くって結び目2を通して長毛部1aを形成せしめる方法を
とっている。
間より採取した頭髪を少くとも希塩酸処理により表面の
鱗状部を除去しその方向性をなくし中和洗滌後リンス処
理した後、処理され表面が平滑化した髪の毛1の端部3
を保持したまま、該端部3に近接して結び目2を、その
外方に毛根部形成用小ループ5を形成するように締めく
くって結び目2を通して長毛部1aを形成せしめる方法を
とっている。
【0008】
【作用】上記のように形成された植毛用材料は、原材料
としてプラスチック線条でなく人間から採取した頭髪を
使用しているので、植毛後も自然の頭髪と同様に触感が
ソフトで違和感がなくドライヤーも加熱温度を低くする
必要がなく強力なものが使え、油をつけてもはじかず髪
用化粧品の使用は勿論、髪染・パーマ等も支障なくでき
るようにすることができる。しかも、植毛後は真皮の網
状層に位置せしめられた端部の毛根部形成用小ループに
より皮膚への定着性を良くし、無理な力で引張ったとき
は、該ループの結び目がほどけ簡単に抜けて皮膚への損
傷を最小限に止どめることができる。
としてプラスチック線条でなく人間から採取した頭髪を
使用しているので、植毛後も自然の頭髪と同様に触感が
ソフトで違和感がなくドライヤーも加熱温度を低くする
必要がなく強力なものが使え、油をつけてもはじかず髪
用化粧品の使用は勿論、髪染・パーマ等も支障なくでき
るようにすることができる。しかも、植毛後は真皮の網
状層に位置せしめられた端部の毛根部形成用小ループに
より皮膚への定着性を良くし、無理な力で引張ったとき
は、該ループの結び目がほどけ簡単に抜けて皮膚への損
傷を最小限に止どめることができる。
【0009】また、製造に際して、人間の頭髪の表面の
鱗状部(毛尖の方から毛根に向って順に一枚ずつ積み重
なる)を除去しているため、採取した頭髪のどちら側で
も上記毛根部形成用小ループ5の形成を可能にすること
ができる。さらに長毛部1aは、処理した髪の毛1の端部
3を保持したまま形成される結び目2の外方の小ループ
5の一端がそのまま結び目2を通った延長部として形成
されるため、植毛後に長毛部1aを引張るとき該小ループ
5を解消するように働いて結び目がほどけるようにな
る。
鱗状部(毛尖の方から毛根に向って順に一枚ずつ積み重
なる)を除去しているため、採取した頭髪のどちら側で
も上記毛根部形成用小ループ5の形成を可能にすること
ができる。さらに長毛部1aは、処理した髪の毛1の端部
3を保持したまま形成される結び目2の外方の小ループ
5の一端がそのまま結び目2を通った延長部として形成
されるため、植毛後に長毛部1aを引張るとき該小ループ
5を解消するように働いて結び目がほどけるようにな
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の植毛用材料とその製造方法の
実施例を添付の図面に基いて説明する。
実施例を添付の図面に基いて説明する。
【0011】図4に、人の頭髪より形成した植毛用材料
の外観図とその一部Aの拡大図が、図6に、結び目2の
細部が判るように拡大した毛根部形成用小ループ5を示
す植毛用材料の一部を省略した外観図が、それぞれ記載
されている。すなわち、該植毛用材料は、原材料として
従来のごとくポリエステルやナイロン等の熱軟化性(熱
可塑性)のプラスチックを用いず、人間より採取し、後
述するごとく化学処理して表面の鱗状部をなくし平滑化
した髪の毛を用いている。そして、毛根側か尖端側か方
向性をなくした髪の毛1の一端に、結び目2を介して毛
根部形成用小ループ5を形成して、該小ループ5を頭皮
の真皮16の網状層161 に、医師が頭皮の植毛部を部分麻
酔して前記植毛針P先端の凹部Paに引掛けた状態で刺し
込んで植毛するとき、定着性を良くするとともに、長毛
部1aの限度を越えた引張り(単に髪を梳る程度以上の強
い力による引張り)により、結び目2がほどけて該小ル
ープ5が解消するように形成されている。
の外観図とその一部Aの拡大図が、図6に、結び目2の
細部が判るように拡大した毛根部形成用小ループ5を示
す植毛用材料の一部を省略した外観図が、それぞれ記載
されている。すなわち、該植毛用材料は、原材料として
従来のごとくポリエステルやナイロン等の熱軟化性(熱
可塑性)のプラスチックを用いず、人間より採取し、後
述するごとく化学処理して表面の鱗状部をなくし平滑化
した髪の毛を用いている。そして、毛根側か尖端側か方
向性をなくした髪の毛1の一端に、結び目2を介して毛
根部形成用小ループ5を形成して、該小ループ5を頭皮
の真皮16の網状層161 に、医師が頭皮の植毛部を部分麻
酔して前記植毛針P先端の凹部Paに引掛けた状態で刺し
込んで植毛するとき、定着性を良くするとともに、長毛
部1aの限度を越えた引張り(単に髪を梳る程度以上の強
い力による引張り)により、結び目2がほどけて該小ル
ープ5が解消するように形成されている。
【0012】次に上記植毛用材料の製造方法について説
明する。先ず、人間の頭部より採取し集められた頭髪
を、次の工程により処理を行う。 (1) 工業用希塩酸(10%) 、高度カルキ(5%)の溶液に、常
温で20分間浸漬後水洗い。 (2) ソーダ灰(10%) 80℃の湯に8時間浸漬後水洗い。 (3) 水洗い後リンス液に通し、湯 (30℃) 洗い。 これにより髪の毛表面の鱗状部を除去し、中和洗滌して
リンスにより該表面にワックスコーティングして油脂分
を補い、柔軟性と自然の光沢を与える。
明する。先ず、人間の頭部より採取し集められた頭髪
を、次の工程により処理を行う。 (1) 工業用希塩酸(10%) 、高度カルキ(5%)の溶液に、常
温で20分間浸漬後水洗い。 (2) ソーダ灰(10%) 80℃の湯に8時間浸漬後水洗い。 (3) 水洗い後リンス液に通し、湯 (30℃) 洗い。 これにより髪の毛表面の鱗状部を除去し、中和洗滌して
リンスにより該表面にワックスコーティングして油脂分
を補い、柔軟性と自然の光沢を与える。
【0013】このようにして表面処理した髪の毛は、表
面の鱗状部が消滅しており方向性がないので、所定長に
切断した髪の毛1はどちら側を結んで毛根用に小ループ
を形成しても良く、その一端3を保持したまま、保持部
に近接して環状部4を形成し、長い方の端部を細いルー
プ状(5) に曲げて該環状部4を通して(図5参照)結び
目(2) を形成し、所定の大きさの毛根部形成用小ループ
5を形成して結び目2を締結する(図5参照)。これに
より、該小ループ5の一端が、結び目2側部の短い端部
3を囲繞する環状部4を挿通して延長して長毛部1aが形
成され、該長毛部1aの一端に毛根部形成用小ループ5を
有する植毛用材料を得ることができる。
面の鱗状部が消滅しており方向性がないので、所定長に
切断した髪の毛1はどちら側を結んで毛根用に小ループ
を形成しても良く、その一端3を保持したまま、保持部
に近接して環状部4を形成し、長い方の端部を細いルー
プ状(5) に曲げて該環状部4を通して(図5参照)結び
目(2) を形成し、所定の大きさの毛根部形成用小ループ
5を形成して結び目2を締結する(図5参照)。これに
より、該小ループ5の一端が、結び目2側部の短い端部
3を囲繞する環状部4を挿通して延長して長毛部1aが形
成され、該長毛部1aの一端に毛根部形成用小ループ5を
有する植毛用材料を得ることができる。
【0014】上記のごとくして製造された植毛用材料を
頭皮に植毛した場合、植毛した髪の毛を梳る以上の強い
無理な力で引張るとき、結び目2が網状層(図2の161)
に保持されたまま、長毛部1aは結び目2の環状部4を通
して毛根部形成用小ループ5の一端を引張りながら引出
され、該ループ5は図5に示す状態より図7に示すよう
に逐次小さくなって行き、終にループは解消し植込まれ
た植毛用材料の髪の毛1は頭皮より抜き取られる。
頭皮に植毛した場合、植毛した髪の毛を梳る以上の強い
無理な力で引張るとき、結び目2が網状層(図2の161)
に保持されたまま、長毛部1aは結び目2の環状部4を通
して毛根部形成用小ループ5の一端を引張りながら引出
され、該ループ5は図5に示す状態より図7に示すよう
に逐次小さくなって行き、終にループは解消し植込まれ
た植毛用材料の髪の毛1は頭皮より抜き取られる。
【0015】本発明の植毛用材料である人工毛は、合成
樹脂でなく天然の人毛を用いてこれを製造し容易に人の
頭部に植毛定着せしめることができる一方、無理な力で
引張ったとき抜けるようにして皮膚に与える損傷を最小
限にすることができる。また、従来のプラスチックによ
る人工毛の欠点をすべて解消して触感がソフトで違和感
がなく、ドライヤーの使用をはじめ髪用化粧品の使用や
髪染,パーマ等、天然の髪の毛と同等な状態を得ること
のできる良好な植毛を行うことができる。
樹脂でなく天然の人毛を用いてこれを製造し容易に人の
頭部に植毛定着せしめることができる一方、無理な力で
引張ったとき抜けるようにして皮膚に与える損傷を最小
限にすることができる。また、従来のプラスチックによ
る人工毛の欠点をすべて解消して触感がソフトで違和感
がなく、ドライヤーの使用をはじめ髪用化粧品の使用や
髪染,パーマ等、天然の髪の毛と同等な状態を得ること
のできる良好な植毛を行うことができる。
【0016】上記実施例では、植毛用材料の毛根部を形
成するために、特定した結び方による毛根部形成用小ル
ープ5を用いたが、他の結び方によるものでも良く、ま
た該植毛用材料を製造するに際し、人毛の鱗状部を除去
するため希塩酸・高度カルキ溶液を用い中和にソーダ灰
の温湯溶液を用いたが他の薬剤を用いても良く、本発明
の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を行うことがで
きる。
成するために、特定した結び方による毛根部形成用小ル
ープ5を用いたが、他の結び方によるものでも良く、ま
た該植毛用材料を製造するに際し、人毛の鱗状部を除去
するため希塩酸・高度カルキ溶液を用い中和にソーダ灰
の温湯溶液を用いたが他の薬剤を用いても良く、本発明
の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を行うことがで
きる。
【0017】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の植毛用材料によ
れば、原材料として人間から採取した頭髪を使用してい
るので、従来のごときプラスチック線条を用いた人工毛
のような触感が固くて違和感があり植毛後の皮脂の分泌
量が多く皮脂を取除いたとき植付部に陥没を生じ、引火
性がありドライヤーも低温のものしか使えないことや油
をはじくことや髪染ができずパーマがかけられないとい
うことがなく、天然毛同様に触感がソフトで違和感がな
く、植毛後の皮脂の分泌量も少く植付部の陥没も少く、
ドライヤーも加熱温度が高いものが使用でき、髪用化粧
品の使用に難点がなく、髪染やパーマも可能で、而も植
毛したとき毛根部形成用小ループにより皮脂への定着性
を良くすることができる一方、無理な力で引張ったとき
簡単に抜けて皮膚への損傷を最小限に止どめることがで
き、異物でないので拒否反応がなく発癌の懸念をなくす
ことができる。
れば、原材料として人間から採取した頭髪を使用してい
るので、従来のごときプラスチック線条を用いた人工毛
のような触感が固くて違和感があり植毛後の皮脂の分泌
量が多く皮脂を取除いたとき植付部に陥没を生じ、引火
性がありドライヤーも低温のものしか使えないことや油
をはじくことや髪染ができずパーマがかけられないとい
うことがなく、天然毛同様に触感がソフトで違和感がな
く、植毛後の皮脂の分泌量も少く植付部の陥没も少く、
ドライヤーも加熱温度が高いものが使用でき、髪用化粧
品の使用に難点がなく、髪染やパーマも可能で、而も植
毛したとき毛根部形成用小ループにより皮脂への定着性
を良くすることができる一方、無理な力で引張ったとき
簡単に抜けて皮膚への損傷を最小限に止どめることがで
き、異物でないので拒否反応がなく発癌の懸念をなくす
ことができる。
【0018】請求項2記載の発明によれば、植毛用材料
の端部に設ける上記毛根部形成用小ループの形成をきわ
めて容易に行うことができる。
の端部に設ける上記毛根部形成用小ループの形成をきわ
めて容易に行うことができる。
【0019】請求項3記載の発明によれば、人間から採
取した髪の毛表面の鱗状部を化学処理により容易に取り
除き、方向性をなくして毛根部の形成を髪の毛端部のど
ちら側でも良くして植毛用材料の製造をしやすくすると
ともに、植毛した毛の引張りによりほどける毛根部形成
用小ループを備えて、皮膚への定着性と安全性とを備え
た植毛用材料を容易に製造することができる。
取した髪の毛表面の鱗状部を化学処理により容易に取り
除き、方向性をなくして毛根部の形成を髪の毛端部のど
ちら側でも良くして植毛用材料の製造をしやすくすると
ともに、植毛した毛の引張りによりほどける毛根部形成
用小ループを備えて、皮膚への定着性と安全性とを備え
た植毛用材料を容易に製造することができる。
【図1】従来の人工毛の平面図とその一部の拡大図、
【図2】頭皮に人工毛を植込んだ状態の断面を表わす模
式図、
式図、
【図3】植毛針の部分拡大斜視図、
【図4】本発明の植毛用材料の平面図とその一部の拡大
図、
図、
【図5】毛根部形成用小ループ形成途中の拡大図、
【図6】毛根部形成用小ループ部分を示す一部を省略し
た植毛用材料の拡大図、
た植毛用材料の拡大図、
【図7】毛根部形成用小ループがほどける状態を示す拡
大図である。
大図である。
1…平滑処理した髪の毛、 1a…長毛部、 2…結び
目、 3…結び目の毛の端部、 4…環状部、 5…毛
根部形成用小ループ。
目、 3…結び目の毛の端部、 4…環状部、 5…毛
根部形成用小ループ。
Claims (3)
- 【請求項1】人間より採取し表面を平滑処理した髪の毛
1の一端に、結び目2を介して毛根部形成用小ループを
5を、植毛時長毛部1aの引張りにより結び目2がほどけ
て該小ループ5が解消するごとく形成したことを特徴と
する植毛用材料。 - 【請求項2】毛根部形成用小ループ5は、その一端が結
び目2の毛の端部3を囲繞する環状部4を挿通して延長
され、長毛部1aを形成していることを特徴とする請求項
1記載の植毛用材料。 - 【請求項3】人間より採取した頭髪を、少くとも希塩酸
処理して表面の鱗状部を除去し、中和洗滌してリンス処
理した後、処理した髪の毛1の端部3を保持したまま、
該端部3に近接して結び目2を、その外方に毛根形成用
小ループ5を形成するごとく締結して、結び目2を通し
長毛部1aを形成せしめることを特徴とする請求項2記載
の植毛用材料の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5066239A JPH06254110A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | 植毛用材料とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5066239A JPH06254110A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | 植毛用材料とその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06254110A true JPH06254110A (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=13310115
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5066239A Pending JPH06254110A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | 植毛用材料とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06254110A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018189982A1 (ja) * | 2017-04-13 | 2018-10-18 | 株式会社アデランス | かつら用毛髪の加工方法、かつらの製造方法及びかつら |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6088903A (ja) * | 1983-10-13 | 1985-05-18 | インタ−ナショナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−ション | 光学素子 |
-
1993
- 1993-03-01 JP JP5066239A patent/JPH06254110A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6088903A (ja) * | 1983-10-13 | 1985-05-18 | インタ−ナショナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−ション | 光学素子 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018189982A1 (ja) * | 2017-04-13 | 2018-10-18 | 株式会社アデランス | かつら用毛髪の加工方法、かつらの製造方法及びかつら |
| CN109310172A (zh) * | 2017-04-13 | 2019-02-05 | 爱德兰丝株式会社 | 假发用毛发的加工方法、假发制造方法及假发 |
| JPWO2018189982A1 (ja) * | 2017-04-13 | 2019-04-25 | 株式会社アデランス | かつら用毛髪の加工方法及びかつらの製造方法 |
| TWI743328B (zh) * | 2017-04-13 | 2021-10-21 | 日商愛德蘭絲股份有限公司 | 假髮用毛髮的加工方法以及假髮的製造方法 |
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