JPH06254876A - 複合型光学素子およびその製造方法 - Google Patents
複合型光学素子およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH06254876A JPH06254876A JP7537093A JP7537093A JPH06254876A JP H06254876 A JPH06254876 A JP H06254876A JP 7537093 A JP7537093 A JP 7537093A JP 7537093 A JP7537093 A JP 7537093A JP H06254876 A JPH06254876 A JP H06254876A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base material
- resin layer
- mold
- optical element
- peeling member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 title claims abstract description 57
- 239000002131 composite material Substances 0.000 title claims description 29
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 18
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 102
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims abstract description 74
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims abstract description 74
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims abstract description 28
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 13
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 8
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 4
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 description 1
- UHESRSKEBRADOO-UHFFFAOYSA-N ethyl carbamate;prop-2-enoic acid Chemical compound OC(=O)C=C.CCOC(N)=O UHESRSKEBRADOO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 1
- 230000005499 meniscus Effects 0.000 description 1
- 229920001187 thermosetting polymer Polymers 0.000 description 1
- 238000011282 treatment Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 基材の厚さ、材料、成形面の曲率半径等を自
由に選択でき、金型と樹脂層を剥離する時に基材を変形
や破損させず、基材に傷を付けたりすることがなく、金
型と樹脂層の剥離を容易に行う。 【構成】 基材2の上面にエネルギー硬化型の樹脂を載
置し、その樹脂に光学素子成形用の金型1を押圧して所
望の樹脂層3を形成する。次に、エネルギーの照射によ
り樹脂層3を硬化させた後、硬化した樹脂層3を金型1
から剥離する。このとき、基材2の成形面または側面の
光学有効径外周部に剥離用の部材4が面接触可能な面2
aを設け、この面2aで基材2と剥離用の部材4とを面
接触させて金型1と樹脂層3とを剥離する。
由に選択でき、金型と樹脂層を剥離する時に基材を変形
や破損させず、基材に傷を付けたりすることがなく、金
型と樹脂層の剥離を容易に行う。 【構成】 基材2の上面にエネルギー硬化型の樹脂を載
置し、その樹脂に光学素子成形用の金型1を押圧して所
望の樹脂層3を形成する。次に、エネルギーの照射によ
り樹脂層3を硬化させた後、硬化した樹脂層3を金型1
から剥離する。このとき、基材2の成形面または側面の
光学有効径外周部に剥離用の部材4が面接触可能な面2
aを設け、この面2aで基材2と剥離用の部材4とを面
接触させて金型1と樹脂層3とを剥離する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複合型光学素子および
その製造方法に関する。
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光学素子の基材上に少なくとも
1つの表面にエネルギー硬化型の樹脂層を形成した複合
型光学素子が知られている。この複合型光学素子は、光
学素子の基材上の少なくとも1つの表面にエネルギー硬
化型の樹脂を載置し、その樹脂に光学素子成形用金型を
押圧して所望の樹脂層を形成し、エネルギーの照射によ
り樹脂層を硬化させた後、硬化した樹脂層を前記金型か
ら剥離することにより得られるものである。
1つの表面にエネルギー硬化型の樹脂層を形成した複合
型光学素子が知られている。この複合型光学素子は、光
学素子の基材上の少なくとも1つの表面にエネルギー硬
化型の樹脂を載置し、その樹脂に光学素子成形用金型を
押圧して所望の樹脂層を形成し、エネルギーの照射によ
り樹脂層を硬化させた後、硬化した樹脂層を前記金型か
ら剥離することにより得られるものである。
【0003】従来、このような複合型光学素子の製造に
おいて、金型と樹脂層の剥離を容易に実現する方法とし
て種々の方法が知られている。例えば、特開平3−18
4813号公報には、基材の樹脂層を形成する面(成形
面)の外周部に剥離用の部材を当接させて金型と樹脂層
を剥離する方法が提案されている。
おいて、金型と樹脂層の剥離を容易に実現する方法とし
て種々の方法が知られている。例えば、特開平3−18
4813号公報には、基材の樹脂層を形成する面(成形
面)の外周部に剥離用の部材を当接させて金型と樹脂層
を剥離する方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報記載
の方法では、金型と樹脂層の剥離は容易であるが、金型
と樹脂層を剥離する時に剥離用の部材が基材に線接触す
るために、金型と樹脂層の剥離に必要な力が基材の剥離
用の部材が接触する部分に集中する。そのため、基材が
薄肉の場合や基材の硝材が脆い種類の場合には、金型と
樹脂層を剥離する時に基材が破損するという問題があっ
た。また、成形面が凹面で曲率半径が小さい場合にも、
基材外周部における剥離用の部材が接触する部分の形状
が鋭くなるので、同様な問題が発生した。さらに、基材
がプラスチック製の場合には、基材に傷が付いたり、基
材が変形して光学性能が劣化するという問題があった。
の方法では、金型と樹脂層の剥離は容易であるが、金型
と樹脂層を剥離する時に剥離用の部材が基材に線接触す
るために、金型と樹脂層の剥離に必要な力が基材の剥離
用の部材が接触する部分に集中する。そのため、基材が
薄肉の場合や基材の硝材が脆い種類の場合には、金型と
樹脂層を剥離する時に基材が破損するという問題があっ
た。また、成形面が凹面で曲率半径が小さい場合にも、
基材外周部における剥離用の部材が接触する部分の形状
が鋭くなるので、同様な問題が発生した。さらに、基材
がプラスチック製の場合には、基材に傷が付いたり、基
材が変形して光学性能が劣化するという問題があった。
【0005】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので、基材の厚さ、材料、成形面の曲率半径等
を自由に選択でき、金型と樹脂層を剥離する時に基材を
変形や破損させず、基材に傷を付けたりすることがな
く、かつ、剥離用の部材を用いて金型と樹脂層の剥離を
容易に実現できる複合型光学素子およびその製造方法を
提供することを目的とする。
されたもので、基材の厚さ、材料、成形面の曲率半径等
を自由に選択でき、金型と樹脂層を剥離する時に基材を
変形や破損させず、基材に傷を付けたりすることがな
く、かつ、剥離用の部材を用いて金型と樹脂層の剥離を
容易に実現できる複合型光学素子およびその製造方法を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、光学素子の基材上の少なくとも1つの表
面にエネルギー硬化型の樹脂を載置し、その樹脂に光学
素子成形用金型を押圧して所望の樹脂層を形成し、エネ
ルギーの照射により樹脂層を硬化させた後、硬化した樹
脂層を前記金型から剥離する複合型光学素子の製造方法
において、前記基材の成形面または側面の光学有効径外
周部に剥離用の部材が面接触可能な形状を設け、基材と
剥離用の部材とを面接触させて金型と樹脂層とを剥離す
ることとした。
に、本発明は、光学素子の基材上の少なくとも1つの表
面にエネルギー硬化型の樹脂を載置し、その樹脂に光学
素子成形用金型を押圧して所望の樹脂層を形成し、エネ
ルギーの照射により樹脂層を硬化させた後、硬化した樹
脂層を前記金型から剥離する複合型光学素子の製造方法
において、前記基材の成形面または側面の光学有効径外
周部に剥離用の部材が面接触可能な形状を設け、基材と
剥離用の部材とを面接触させて金型と樹脂層とを剥離す
ることとした。
【0007】また、本発明は、光学素子の基材上に少な
くとも1つの表面にエネルギー硬化型の樹脂層を形成し
た複合型光学素子において、基材の成形面または側面の
光学有効径外周部に剥離用の部材が面接触可能な形状を
有することとし、上記製造方法を可能とした。
くとも1つの表面にエネルギー硬化型の樹脂層を形成し
た複合型光学素子において、基材の成形面または側面の
光学有効径外周部に剥離用の部材が面接触可能な形状を
有することとし、上記製造方法を可能とした。
【0008】
【作用】上記構成の本発明によれば、基材の成形面また
は側面の光学有効径外周部に剥離用の部材が面接触可能
な形状を設けている。したがって、金型と樹脂層を剥離
する時に剥離用の部材が基材に線接触ではなく、面接触
するので、金型と樹脂層の剥離に必要な力が、剥離用の
部材と基材とが接触する面全体に分散し、剥離用の部材
が基材に線接触する場合よりも基材の単位面積当たりに
かかる力が小さくなる。ゆえに、金型と樹脂層を剥離す
るときに、基材を変形または破損させたり、基材に傷を
付けることなく、複合型光学素子を製造することができ
る。
は側面の光学有効径外周部に剥離用の部材が面接触可能
な形状を設けている。したがって、金型と樹脂層を剥離
する時に剥離用の部材が基材に線接触ではなく、面接触
するので、金型と樹脂層の剥離に必要な力が、剥離用の
部材と基材とが接触する面全体に分散し、剥離用の部材
が基材に線接触する場合よりも基材の単位面積当たりに
かかる力が小さくなる。ゆえに、金型と樹脂層を剥離す
るときに、基材を変形または破損させたり、基材に傷を
付けることなく、複合型光学素子を製造することができ
る。
【0009】
【実施例1】 (構成)図1は本実施例の製造工程の一工程を示す図で
ある。金型1は上下動自在に保持されている。また、金
型1の下方には、球面研磨され、中心軸が金型1の中心
軸と同一で、両面が凹面のガラス製の基材2が配設され
ている。基材2は、成形面の曲率半径が20mm、外径
が24mm、中心軸上での厚さが3mmに形成され、基
材2の光学有効径外周部には、基材2の中心軸に対して
垂直で半径方向の幅が1mmの面2aが、基材2の中心
軸に対して軸対称形状になるように設けられている。さ
らに、金型1と基材2との間には、ウレタンアクリレー
ト系紫外線硬化型樹脂層(以下、樹脂層という)3が介
在されており、金型1、基材2および樹脂層3は密着し
ている。基材2の面2aの上方には、この面2aに面接
触可能な剥離用の部材4が設けられている。
ある。金型1は上下動自在に保持されている。また、金
型1の下方には、球面研磨され、中心軸が金型1の中心
軸と同一で、両面が凹面のガラス製の基材2が配設され
ている。基材2は、成形面の曲率半径が20mm、外径
が24mm、中心軸上での厚さが3mmに形成され、基
材2の光学有効径外周部には、基材2の中心軸に対して
垂直で半径方向の幅が1mmの面2aが、基材2の中心
軸に対して軸対称形状になるように設けられている。さ
らに、金型1と基材2との間には、ウレタンアクリレー
ト系紫外線硬化型樹脂層(以下、樹脂層という)3が介
在されており、金型1、基材2および樹脂層3は密着し
ている。基材2の面2aの上方には、この面2aに面接
触可能な剥離用の部材4が設けられている。
【0010】(作用)まず、基材2の上面に樹脂5を必
要量吐出する(図2参照)。次に、金型1を下降させ、
基材2に近づけることにより樹脂5を広げ、樹脂5が所
望の厚さの樹脂層3を形成する位置で金型1の下降を停
止する。この状態で、基材2の下方より不図示の手段に
より紫外線を照射して樹脂層3を硬化する。これによ
り、金型1、基材2および樹脂層3が一体となった密着
体が形成される(図3参照)。次に、前記密着体を上昇
させると、基材2の面2a上に剥離用の部材4が面接触
する(図4参照)。そして、容易かつ瞬時に金型1より
基材2と樹脂層3とが一体となった複合型光学素子6が
剥離される。このとき、基材2と剥離用の部材4とは面
接触しているので、基材2にかかる力は、基材2と剥離
用の部材4が線接触する場合に比べて小さい(図5参
照)。
要量吐出する(図2参照)。次に、金型1を下降させ、
基材2に近づけることにより樹脂5を広げ、樹脂5が所
望の厚さの樹脂層3を形成する位置で金型1の下降を停
止する。この状態で、基材2の下方より不図示の手段に
より紫外線を照射して樹脂層3を硬化する。これによ
り、金型1、基材2および樹脂層3が一体となった密着
体が形成される(図3参照)。次に、前記密着体を上昇
させると、基材2の面2a上に剥離用の部材4が面接触
する(図4参照)。そして、容易かつ瞬時に金型1より
基材2と樹脂層3とが一体となった複合型光学素子6が
剥離される。このとき、基材2と剥離用の部材4とは面
接触しているので、基材2にかかる力は、基材2と剥離
用の部材4が線接触する場合に比べて小さい(図5参
照)。
【0011】(効果)剥離用の部材が基材と線接触する
場合に比べて、金型1と樹脂層3を剥離する時に基材2
にかかる力が小さくなるので、成形面が凹面で曲率半径
が小さい場合にも、金型1と樹脂層3を剥離するとき
に、基材2を変形または破損させたり、基材2に傷を付
けることなく、容易に連続して複合型光学素子を製造す
ることができる。また、基材2の厚さや材料、成形面の
曲率半径等を自由に選択できるので、光学設計の自由度
が大きくなる。さらに、基材2の光学有効径外周部に面
2aを設けているので、製造した複合型光学素子に各種
処理を行う場合や複合型光学素子を鏡枠に実装する時
に、この面2aを支持部として利用することもできる。
場合に比べて、金型1と樹脂層3を剥離する時に基材2
にかかる力が小さくなるので、成形面が凹面で曲率半径
が小さい場合にも、金型1と樹脂層3を剥離するとき
に、基材2を変形または破損させたり、基材2に傷を付
けることなく、容易に連続して複合型光学素子を製造す
ることができる。また、基材2の厚さや材料、成形面の
曲率半径等を自由に選択できるので、光学設計の自由度
が大きくなる。さらに、基材2の光学有効径外周部に面
2aを設けているので、製造した複合型光学素子に各種
処理を行う場合や複合型光学素子を鏡枠に実装する時
に、この面2aを支持部として利用することもできる。
【0012】なお、本実施例では、金型1と樹脂層3を
剥離するための剥離用の部材4を1ケ所だけに設けてい
るが、本発明はかかる実施例に限定されるものではな
く、剥離用の部材4を基材2の光学有効径外周部に設け
た面2a上の2ケ所、3ケ所または全体に設けてもよ
く、本実施例と同様の効果を得ることができる。
剥離するための剥離用の部材4を1ケ所だけに設けてい
るが、本発明はかかる実施例に限定されるものではな
く、剥離用の部材4を基材2の光学有効径外周部に設け
た面2a上の2ケ所、3ケ所または全体に設けてもよ
く、本実施例と同様の効果を得ることができる。
【0013】
【実施例2】 (構成)図6に示すように、本実施例において前記実施
例1と異なる点は、まず基材2が、成形面が凹面で成形
面と反対側の面(非成形面)が凸面のメニスカスレンズ
であることである。また、基材2は、成形面の曲率半径
が15mm、口径が12mm、中心軸上の厚さが2mm
に形成され、側面の光学有効径外周部には、基材2の中
心軸に対して軸対称形状を有し、基材2の成形面側の口
径が小さく、非成形面側の口径が大きくなるような半径
方向の幅が2mmの段2bが設けられている。さらに、
段2bが中心軸から離れるにつれて非成形面の中心軸上
を通り中心軸に垂直な面Aとの距離が大きくなり、か
つ、段2bと非成形面の中心軸上を通り中心軸に垂直な
面Aとのなす角が30度に形成されている。剥離用の部
材4の形状も段2bの形状に対応して形成されている。
その他の構成は、前記実施例1と同様である。
例1と異なる点は、まず基材2が、成形面が凹面で成形
面と反対側の面(非成形面)が凸面のメニスカスレンズ
であることである。また、基材2は、成形面の曲率半径
が15mm、口径が12mm、中心軸上の厚さが2mm
に形成され、側面の光学有効径外周部には、基材2の中
心軸に対して軸対称形状を有し、基材2の成形面側の口
径が小さく、非成形面側の口径が大きくなるような半径
方向の幅が2mmの段2bが設けられている。さらに、
段2bが中心軸から離れるにつれて非成形面の中心軸上
を通り中心軸に垂直な面Aとの距離が大きくなり、か
つ、段2bと非成形面の中心軸上を通り中心軸に垂直な
面Aとのなす角が30度に形成されている。剥離用の部
材4の形状も段2bの形状に対応して形成されている。
その他の構成は、前記実施例1と同様である。
【0014】(作用)本実施例では、金型1と樹脂層3
を剥離する時に剥離用の部材4から基材2にかかる力
が、中心軸に平行な方向と中心軸に垂直な方向に分散さ
れるので、基材2にかかる力が実施例1の場合よりもさ
らに小さくなる。その他の作用は実施例1と同様であ
る。
を剥離する時に剥離用の部材4から基材2にかかる力
が、中心軸に平行な方向と中心軸に垂直な方向に分散さ
れるので、基材2にかかる力が実施例1の場合よりもさ
らに小さくなる。その他の作用は実施例1と同様であ
る。
【0015】(効果)剥離用の部材が基材と線接触する
場合に比べて、金型1と樹脂層3を剥離する時に基材2
にかかる力が小さくなるので、成形面が凹面で曲率半径
が小さい場合にも、金型1と樹脂層3を剥離するとき
に、基材2を変形または破損させたり、基材2に傷を付
けることなく、容易に連続して複合型光学素子を製造す
ることができる。また、金型1と樹脂層3を剥離すると
きに剥離用の部材4から基材2にかかる力が実施例1の
場合よりも小さくなるので、基材2の厚さや材料、成形
面の曲率半径等を実施例1の場合よりも自由に選択で
き、光学設計の自由度も実施例1の場合よりも大きくな
る。さらに、基材2の光学有効径外周部に段2b(面)
を設けているので、製造した複合型光学素子に各種処理
を行う場合や複合型光学素子を鏡枠に実装するときに、
この面を支持部として利用することもできる。また、実
施例1に比べて、基材2の外径が大径化する部分が少な
いので、複合型光学素子を鏡枠に実装した場合に、実施
例1よりもスペースに余裕があり、製品のコンパクト化
が可能となる。
場合に比べて、金型1と樹脂層3を剥離する時に基材2
にかかる力が小さくなるので、成形面が凹面で曲率半径
が小さい場合にも、金型1と樹脂層3を剥離するとき
に、基材2を変形または破損させたり、基材2に傷を付
けることなく、容易に連続して複合型光学素子を製造す
ることができる。また、金型1と樹脂層3を剥離すると
きに剥離用の部材4から基材2にかかる力が実施例1の
場合よりも小さくなるので、基材2の厚さや材料、成形
面の曲率半径等を実施例1の場合よりも自由に選択で
き、光学設計の自由度も実施例1の場合よりも大きくな
る。さらに、基材2の光学有効径外周部に段2b(面)
を設けているので、製造した複合型光学素子に各種処理
を行う場合や複合型光学素子を鏡枠に実装するときに、
この面を支持部として利用することもできる。また、実
施例1に比べて、基材2の外径が大径化する部分が少な
いので、複合型光学素子を鏡枠に実装した場合に、実施
例1よりもスペースに余裕があり、製品のコンパクト化
が可能となる。
【0016】なお、本実施例では、金型1と樹脂層3を
剥離するための剥離用の部材4を1ケ所だけに設けてい
るが、本発明はかかる実施例に限定されるものではな
く、剥離用の部材4を基材2の光学有効径外周部に設け
た段2b(面)上の2ケ所、3ケ所または全体に設けて
もよく、本実施例と同様の効果を得ることができる。
剥離するための剥離用の部材4を1ケ所だけに設けてい
るが、本発明はかかる実施例に限定されるものではな
く、剥離用の部材4を基材2の光学有効径外周部に設け
た段2b(面)上の2ケ所、3ケ所または全体に設けて
もよく、本実施例と同様の効果を得ることができる。
【0017】
【実施例3】 (構成)本実施例が実施例1と異なる点は、まず基材2
が、両面が凸面のプラスチック製であることである。そ
して、基材2は、成形面の曲率半径が50mm、外径が
30mm、中心軸上の厚さが5mmに形成されている。
また、図7および図8に示すように、基材2の側面の光
学有効径外周部には、半径方向の幅が3mmで円周方向
の幅が2mmの凸状の突起2cが、基材2の中心軸に対
して90度毎に4ケ所に設けられている。突起2cの成
形面側は、中心軸に垂直な面2aが形成されている。一
方、剥離用の部材4は、4ケ所に設けられた突起2cに
面接触可能なように中心軸に対して90度毎に4ケ所に
設けられている。その他の構成は、実施例1と同様であ
る。
が、両面が凸面のプラスチック製であることである。そ
して、基材2は、成形面の曲率半径が50mm、外径が
30mm、中心軸上の厚さが5mmに形成されている。
また、図7および図8に示すように、基材2の側面の光
学有効径外周部には、半径方向の幅が3mmで円周方向
の幅が2mmの凸状の突起2cが、基材2の中心軸に対
して90度毎に4ケ所に設けられている。突起2cの成
形面側は、中心軸に垂直な面2aが形成されている。一
方、剥離用の部材4は、4ケ所に設けられた突起2cに
面接触可能なように中心軸に対して90度毎に4ケ所に
設けられている。その他の構成は、実施例1と同様であ
る。
【0018】(作用)本実施例では、金型1と樹脂層3
を剥離する時に剥離用の部材4から基材2にかかる力
が、4ケ所に分散されるので、基材2にかかる力が実施
例1の場合よりもさらに小さくなる。その他の作用は実
施例1と同様である。
を剥離する時に剥離用の部材4から基材2にかかる力
が、4ケ所に分散されるので、基材2にかかる力が実施
例1の場合よりもさらに小さくなる。その他の作用は実
施例1と同様である。
【0019】(効果)剥離用の部材が基材と線接触する
場合に比べて、金型1と樹脂層3を剥離する時に基材2
にかかる力が小さくなるので、基材2がプラスチック製
の場合にも、金型1と樹脂層3を剥離するときに、基材
2を変形または破損させたり、基材2に傷を付けること
なく、容易に連続して複合型光学素子を製造することが
できる。また、金型1と樹脂層3を剥離する時に剥離用
の部材4から基材2にかかる力が実施例1の場合より小
さくなるので、基材2の厚さや材料、成形面の曲率半径
等を実施例1の場合よりも自由に選択でき、光学設計の
自由度も実施例1の場合よりも大きくなる。また、剥離
用の部材4を中心軸に対して均等な間隔で設けることに
より、金型1と樹脂層3を剥離する時に基材2の4方向
から均等な力が加わるので、剥離後の複合型光学素子の
位置が一定となり、ハンドリングが容易になる。
場合に比べて、金型1と樹脂層3を剥離する時に基材2
にかかる力が小さくなるので、基材2がプラスチック製
の場合にも、金型1と樹脂層3を剥離するときに、基材
2を変形または破損させたり、基材2に傷を付けること
なく、容易に連続して複合型光学素子を製造することが
できる。また、金型1と樹脂層3を剥離する時に剥離用
の部材4から基材2にかかる力が実施例1の場合より小
さくなるので、基材2の厚さや材料、成形面の曲率半径
等を実施例1の場合よりも自由に選択でき、光学設計の
自由度も実施例1の場合よりも大きくなる。また、剥離
用の部材4を中心軸に対して均等な間隔で設けることに
より、金型1と樹脂層3を剥離する時に基材2の4方向
から均等な力が加わるので、剥離後の複合型光学素子の
位置が一定となり、ハンドリングが容易になる。
【0020】また、プラスチック製の基材2を用いてい
るので、複雑な形状の基材2でも射出成形等で容易に製
作することが可能である。さらに、基材2の光学有効径
外周部に面2aを設けているので、製造した複合型光学
素子に各種処理を行う場合や複合型光学素子を鏡枠に実
装する時に、この面2aを支持部として利用することも
できる。また、実施例2に比べて基材2の外径が大型化
する部分が一層少なくなっているので、複合型光学素子
を鏡枠に実装した場合に実施例2よりもさらにスペース
に余裕があり、製品のコンパクト化が可能となる。
るので、複雑な形状の基材2でも射出成形等で容易に製
作することが可能である。さらに、基材2の光学有効径
外周部に面2aを設けているので、製造した複合型光学
素子に各種処理を行う場合や複合型光学素子を鏡枠に実
装する時に、この面2aを支持部として利用することも
できる。また、実施例2に比べて基材2の外径が大型化
する部分が一層少なくなっているので、複合型光学素子
を鏡枠に実装した場合に実施例2よりもさらにスペース
に余裕があり、製品のコンパクト化が可能となる。
【0021】なお、本実施例では、金型1と樹脂層3を
剥離するための剥離用の部材4を基材4の中心軸に対し
て90度毎に4ケ所設けているが、本発明はかかる実施
例に限定されるものではなく、剥離用の部材4を基材2
の中心軸に対して60度、45度等の任意の均等な間隔
や、あるいは軸対称形状に設けてもよく、本実施例と同
様の効果を得ることができる。
剥離するための剥離用の部材4を基材4の中心軸に対し
て90度毎に4ケ所設けているが、本発明はかかる実施
例に限定されるものではなく、剥離用の部材4を基材2
の中心軸に対して60度、45度等の任意の均等な間隔
や、あるいは軸対称形状に設けてもよく、本実施例と同
様の効果を得ることができる。
【0022】また、上記本実施例において、基材2に設
けた凸状の突起2cは、エネルギー硬化型樹脂の硬化後
に得られた複合型光学素子を成形型より剥離する際に、
剥離用の部材4と接触するために用いられるものであ
り、複合型光学素子を得た後には不要な部分として削除
するか、あるいは、そのまま残して、上記手段にて製造
された複合型光学素子を鏡枠等に組み込む際の位置決め
部として用いてもよい。
けた凸状の突起2cは、エネルギー硬化型樹脂の硬化後
に得られた複合型光学素子を成形型より剥離する際に、
剥離用の部材4と接触するために用いられるものであ
り、複合型光学素子を得た後には不要な部分として削除
するか、あるいは、そのまま残して、上記手段にて製造
された複合型光学素子を鏡枠等に組み込む際の位置決め
部として用いてもよい。
【0023】さらに、前記各実施例では、紫外線硬化型
樹脂を用いたが、熱硬化型樹脂や電子線硬化型樹脂等の
他のエネルギー硬化型樹脂を用いても、同様の効果を得
ることができる。
樹脂を用いたが、熱硬化型樹脂や電子線硬化型樹脂等の
他のエネルギー硬化型樹脂を用いても、同様の効果を得
ることができる。
【0024】また、前記各実施例では、基材2の光学有
効径外周部に設けた剥離用の部材4が接触するための面
2aの半径方向の幅を1mm、2mmおよび3mmとし
ているが、本発明はこれに限定するものではなく、面の
半径方向の幅を0.5mm以上で任意に設定することが
でき、同様の効果を得ることができる。
効径外周部に設けた剥離用の部材4が接触するための面
2aの半径方向の幅を1mm、2mmおよび3mmとし
ているが、本発明はこれに限定するものではなく、面の
半径方向の幅を0.5mm以上で任意に設定することが
でき、同様の効果を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明の複合型光学素子
およびその製造方法によれば、金型と樹脂層を剥離する
時に、基材を変形または破損させたり、基材に傷を付け
ることなく、複合型光学素子を製造することができる。
また、金型と樹脂層を剥離する時に基材にかかる力が小
さくなるので、基材の厚さや材料、成形面の曲率半径等
を自由に選択でき、光学設計の自由度が大きくなる。さ
らに、基材の光学有効径外周部に面を設けているので、
製造した複合型光学素子に各種処理を行う場合や複合型
光学素子を鏡枠に実装する時に、この面を支持部として
利用することもできる。
およびその製造方法によれば、金型と樹脂層を剥離する
時に、基材を変形または破損させたり、基材に傷を付け
ることなく、複合型光学素子を製造することができる。
また、金型と樹脂層を剥離する時に基材にかかる力が小
さくなるので、基材の厚さや材料、成形面の曲率半径等
を自由に選択でき、光学設計の自由度が大きくなる。さ
らに、基材の光学有効径外周部に面を設けているので、
製造した複合型光学素子に各種処理を行う場合や複合型
光学素子を鏡枠に実装する時に、この面を支持部として
利用することもできる。
【図1】本発明の実施例1の製造工程を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図2】本発明の実施例1の製造工程を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図3】本発明の実施例1の製造工程を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図4】本発明の実施例1の製造工程を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図5】本発明の実施例1の製造工程を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図6】本発明の実施例2の製造工程を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図7】本発明の実施例3の製造工程を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図8】同実施例の基材を示す平面図である。
1 金型 2 基材 2a 面 2b 段 2c 突起 3 樹脂層 4 剥離用の部材 5 樹脂
Claims (2)
- 【請求項1】 光学素子の基材上の少なくとも1つの表
面にエネルギー硬化型の樹脂を載置し、その樹脂に光学
素子成形用金型を押圧して所望の樹脂層を形成し、エネ
ルギーの照射により樹脂層を硬化させた後、硬化した樹
脂層を前記金型から剥離する複合型光学素子の製造方法
において、前記基材の成形面または側面の光学有効径外
周部に剥離用の部材が面接触可能な形状を設け、基材と
剥離用の部材とを面接触させて金型と樹脂層とを剥離す
ることを特徴とする複合型光学素子の製造方法。 - 【請求項2】 光学素子の基材上に少なくとも1つの表
面にエネルギー硬化型の樹脂層を形成した複合型光学素
子において、基材の成形面または側面の光学有効径外周
部に剥離用の部材が面接触可能な形状を有することを特
徴とする複合型光学素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7537093A JPH06254876A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 複合型光学素子およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7537093A JPH06254876A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 複合型光学素子およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06254876A true JPH06254876A (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=13574264
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7537093A Pending JPH06254876A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 複合型光学素子およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06254876A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008227428A (ja) * | 2007-03-16 | 2008-09-25 | Ishizuka Glass Co Ltd | 縦長ガラス部材の製造方法及びガラス成形体 |
-
1993
- 1993-03-09 JP JP7537093A patent/JPH06254876A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008227428A (ja) * | 2007-03-16 | 2008-09-25 | Ishizuka Glass Co Ltd | 縦長ガラス部材の製造方法及びガラス成形体 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7736550B2 (en) | Method of manufacturing an optical device by means of a replication method | |
| US7028974B1 (en) | Lens molding die and a producing method therefor | |
| JP4612801B2 (ja) | 金型および複合光学素子の製造方法ならびに複合光学素子 | |
| JPH06254876A (ja) | 複合型光学素子およびその製造方法 | |
| JPH0866972A (ja) | 複合型光学素子の製造方法 | |
| JP2010093105A (ja) | 被成型品保持装置、型保持装置および転写装置 | |
| JP3184658B2 (ja) | 複合型光学素子およびその製造方法 | |
| JP3544587B2 (ja) | 複合型光学素子の製造方法 | |
| JP3184677B2 (ja) | 複合型光学素子の製造方法 | |
| JP3566635B2 (ja) | 光学物品の製造方法 | |
| JP4481531B2 (ja) | 光学素子 | |
| JP3228613B2 (ja) | 複合型光学素子の製造方法 | |
| US4052916A (en) | Process for making a die punch | |
| JP2003222708A (ja) | 光学素子及びその製造方法 | |
| JP2008129229A (ja) | 複合光学素子および複合光学素子の製造方法 | |
| JP2006088640A (ja) | 複合型光学素子の製造方法および複合型光学素子 | |
| JP4601565B2 (ja) | シート剥離方法及びシート剥離装置 | |
| JPH0552481B2 (ja) | ||
| JP2005349596A (ja) | 金型の製造方法、及び部品の製造方法 | |
| JP2724013B2 (ja) | 2p樹脂―ガラススタンパ原盤の作成方法 | |
| JP2005081782A (ja) | 光学素子、および、その製造方法 | |
| JPH09248861A (ja) | 複合型光学素子の製造方法および製造用金型 | |
| JPH04340903A (ja) | 複合光学素子とその製造方法 | |
| JP2007164058A (ja) | 光学基材、金型、及び複合型光学部品の製造方法 | |
| JP2003266450A (ja) | 光学素子及びその製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010814 |