JPH06256128A - ダニ抑制剤 - Google Patents
ダニ抑制剤Info
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- JPH06256128A JPH06256128A JP20736092A JP20736092A JPH06256128A JP H06256128 A JPH06256128 A JP H06256128A JP 20736092 A JP20736092 A JP 20736092A JP 20736092 A JP20736092 A JP 20736092A JP H06256128 A JPH06256128 A JP H06256128A
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- mites
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 多孔性吸着剤にローズマリー(Rosemarinus o
fficinalis) 又はその近縁種から選択された少なくとも
一種以上の植物の地上部、地下部或いは種子のうち少な
くともいずれか一つの部位の抽出物が1〜250 重量%含
浸されてなる粉末性のダニ抑制剤。 【効果】 屋内のカーペット等に適量を散布し、数分間
放置後、電気掃除機により吸引するだけで、アレルギー
疾患の原因となるコナヒョウヒダニ(Dermatophagoides
farinae)やヤケヒョウヒダニ(Dermatophagoides pteron
yssinus)、或いはケナガコナダニ(Tyrophagus putresce
ntiae)などの室内塵中のダニ類の増殖を防止できるとと
もに、人体に対する安全性が極めて高く、乳幼児のいる
家庭においても安心して使用することができる。
fficinalis) 又はその近縁種から選択された少なくとも
一種以上の植物の地上部、地下部或いは種子のうち少な
くともいずれか一つの部位の抽出物が1〜250 重量%含
浸されてなる粉末性のダニ抑制剤。 【効果】 屋内のカーペット等に適量を散布し、数分間
放置後、電気掃除機により吸引するだけで、アレルギー
疾患の原因となるコナヒョウヒダニ(Dermatophagoides
farinae)やヤケヒョウヒダニ(Dermatophagoides pteron
yssinus)、或いはケナガコナダニ(Tyrophagus putresce
ntiae)などの室内塵中のダニ類の増殖を防止できるとと
もに、人体に対する安全性が極めて高く、乳幼児のいる
家庭においても安心して使用することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はダニ抑制剤に係り、そ
の目的はアレルギー性疾患を引き起こす原因となった
り、人を不快にさせる室内塵中に生息するダニ類の増殖
を効果的に抑制することができ、しかも人体に対して安
全で手軽に使用することのできるダニ抑制剤の提供にあ
る。
の目的はアレルギー性疾患を引き起こす原因となった
り、人を不快にさせる室内塵中に生息するダニ類の増殖
を効果的に抑制することができ、しかも人体に対して安
全で手軽に使用することのできるダニ抑制剤の提供にあ
る。
【0002】
【発明の背景】近年のわが国の住居環境においては、夏
期では冷房、冬季では暖房といった空調設備が一般家庭
においても備えられている。このため、冬季であっても
暖房設備により、特にコンクリート建築においては密閉
度の高さから高湿度となりやすく、加えてカーペット、
ソファー又はベッドの使用などの生活様式の多様化(欧
米化)とも合わせて、室内塵中にダニ類が常在するよう
になり、住居環境の向上と比例して室内塵性のダニによ
る被害も報告されてくるようになってきた。室内塵中の
ダニとしては、コナヒョウヒダニ (D.farinae)、ヤケヒ
ョウヒダニ(D.pteronyssinus)といったチリダニ類(ヒ
ョウヒダニ属(Dermatophagoides))やケナガコナダニ
(Tyrophagus putrescentiae) に代表されるコナダニ類
がその大半を占めており、これらダニ類の生息場所は主
として枕カバー、ソファー、カーペットなどで、わが国
の好気的気候環境下においては、特にカーペットや畳な
どの内層ではなく表層において生息密度が高くなってい
る。このような室内塵中のダニによる被害の大半は、前
記したヒョウヒダニ属(Dermatophagoides)をアレルゲ
ンとするアレルギー疾患で、気管支喘息やアレルギー性
鼻炎などの吸入性(気道)アレルギーや乳児期のアトピ
ー性皮膚炎がその代表例として挙げられる。このような
アレルギー性疾患への対策としては、抗アレルギー薬物
の投与による患者の症状緩和や減感作療法又は体質改善
などが挙げられるが、積極的にダニ自体を防除するとい
った居住環境の改善が最も効果的な対策である。
期では冷房、冬季では暖房といった空調設備が一般家庭
においても備えられている。このため、冬季であっても
暖房設備により、特にコンクリート建築においては密閉
度の高さから高湿度となりやすく、加えてカーペット、
ソファー又はベッドの使用などの生活様式の多様化(欧
米化)とも合わせて、室内塵中にダニ類が常在するよう
になり、住居環境の向上と比例して室内塵性のダニによ
る被害も報告されてくるようになってきた。室内塵中の
ダニとしては、コナヒョウヒダニ (D.farinae)、ヤケヒ
ョウヒダニ(D.pteronyssinus)といったチリダニ類(ヒ
ョウヒダニ属(Dermatophagoides))やケナガコナダニ
(Tyrophagus putrescentiae) に代表されるコナダニ類
がその大半を占めており、これらダニ類の生息場所は主
として枕カバー、ソファー、カーペットなどで、わが国
の好気的気候環境下においては、特にカーペットや畳な
どの内層ではなく表層において生息密度が高くなってい
る。このような室内塵中のダニによる被害の大半は、前
記したヒョウヒダニ属(Dermatophagoides)をアレルゲ
ンとするアレルギー疾患で、気管支喘息やアレルギー性
鼻炎などの吸入性(気道)アレルギーや乳児期のアトピ
ー性皮膚炎がその代表例として挙げられる。このような
アレルギー性疾患への対策としては、抗アレルギー薬物
の投与による患者の症状緩和や減感作療法又は体質改善
などが挙げられるが、積極的にダニ自体を防除するとい
った居住環境の改善が最も効果的な対策である。
【0003】
【従来の技術】家屋内におけるダニ類の繁殖防止、駆除
方法としては、従来より物理的防除方法や化学的防除方
法が用いられてきている。物理的防除方法としては、高
温下でのフトン乾燥や日乾しといった除湿乾燥法やダニ
用電気掃除機、空気清浄機を用いた清掃防塵法あるいは
住居内の床を板間に改装するフローリングなどが挙げら
れ、一方、化学的防除方法としては、寝具の丸洗いなど
の洗濯洗浄法、或いはデメトン、ダイアジノン、スミチ
オン等の有機リン系、又はカルバメイト系化合物を使用
した殺ダニ剤の噴霧などが挙げられる。
方法としては、従来より物理的防除方法や化学的防除方
法が用いられてきている。物理的防除方法としては、高
温下でのフトン乾燥や日乾しといった除湿乾燥法やダニ
用電気掃除機、空気清浄機を用いた清掃防塵法あるいは
住居内の床を板間に改装するフローリングなどが挙げら
れ、一方、化学的防除方法としては、寝具の丸洗いなど
の洗濯洗浄法、或いはデメトン、ダイアジノン、スミチ
オン等の有機リン系、又はカルバメイト系化合物を使用
した殺ダニ剤の噴霧などが挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たダニの防除方法には以下に述べる課題が存在した。す
なわち、フトン乾燥などの除湿乾燥法では、相対湿度60
%以下で50℃以上の温度で乾燥を行わないとダニ防除と
しての効果が現れず、また天候に左右されてしまうとい
った課題があり、しかもカーペット等の敷物をそのよう
な条件下で乾燥を行うには大変な手間がかかり、頻繁に
そのような作業が行えないといった課題が存在した。ま
たダニ用電気掃除機、空気清浄機を用いた清掃防塵法や
寝具の丸洗いなどの洗濯洗浄法では、いずれも専用の器
具や洗濯機を用意しなければならず、一般家庭で手軽に
行える防除作業ではなかった。さらに、床を板間に改装
する「フローリング」と呼ばれる作業も、ダニの住みに
くい環境を造るという点で効果は得られるものの、費用
や手間がかかり、簡便に行える方法ではなかった。一
方、有機リン系やカルバメイト系化合物を使用した殺ダ
ニ剤は、人体に対する毒性が高いとともに、一般に低濃
度で有効なものが少なく、また刺激臭の強いものもある
ため、乳幼児などがいる一般家庭では安心して使用でき
ず、噴霧場所が制限されてしまうといった課題が存在し
た。従って、業界では一般家庭において手軽に使用で
き、しかも人体に対して安全で、ダニ類の繁殖を効果的
に防止することのできるダニ抑制剤の創出が望まれてい
た。
たダニの防除方法には以下に述べる課題が存在した。す
なわち、フトン乾燥などの除湿乾燥法では、相対湿度60
%以下で50℃以上の温度で乾燥を行わないとダニ防除と
しての効果が現れず、また天候に左右されてしまうとい
った課題があり、しかもカーペット等の敷物をそのよう
な条件下で乾燥を行うには大変な手間がかかり、頻繁に
そのような作業が行えないといった課題が存在した。ま
たダニ用電気掃除機、空気清浄機を用いた清掃防塵法や
寝具の丸洗いなどの洗濯洗浄法では、いずれも専用の器
具や洗濯機を用意しなければならず、一般家庭で手軽に
行える防除作業ではなかった。さらに、床を板間に改装
する「フローリング」と呼ばれる作業も、ダニの住みに
くい環境を造るという点で効果は得られるものの、費用
や手間がかかり、簡便に行える方法ではなかった。一
方、有機リン系やカルバメイト系化合物を使用した殺ダ
ニ剤は、人体に対する毒性が高いとともに、一般に低濃
度で有効なものが少なく、また刺激臭の強いものもある
ため、乳幼児などがいる一般家庭では安心して使用でき
ず、噴霧場所が制限されてしまうといった課題が存在し
た。従って、業界では一般家庭において手軽に使用で
き、しかも人体に対して安全で、ダニ類の繁殖を効果的
に防止することのできるダニ抑制剤の創出が望まれてい
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明では多孔性吸着
剤にローズマリー(Rosemarinus officinalis) 又はその
近縁種から選択された少なくとも一種以上の植物の地上
部、地下部或いは種子のうち少なくともいずれか一つの
部位の抽出物が含浸されてなることを特徴とするダニ抑
制剤を提供することにより上記従来の課題を悉く解消す
る。
剤にローズマリー(Rosemarinus officinalis) 又はその
近縁種から選択された少なくとも一種以上の植物の地上
部、地下部或いは種子のうち少なくともいずれか一つの
部位の抽出物が含浸されてなることを特徴とするダニ抑
制剤を提供することにより上記従来の課題を悉く解消す
る。
【0006】
【作用】ローズマリー(Rosemarinus officinalis) 又は
その近縁種の抽出物が、室内塵中のヒョウダニ属(Derm
atophagoides) やケナガコナダニ (Tyrophagus putresc
entiae) 等に有効に作用し、その増殖を抑制させる。従
ってこの有効成分を含浸させた多孔性吸着剤を、家庭の
カーペットや畳に散布し、一定時間放置した後、通常の
家庭用掃除機により吸引すると、手軽に室内塵性のダニ
の増殖を抑制することができるとともに、天然物からの
抽出物を有効成分としているため人体に対する安全性が
高く、乳幼児がいる家庭でも安心して作業を行うことが
できる。
その近縁種の抽出物が、室内塵中のヒョウダニ属(Derm
atophagoides) やケナガコナダニ (Tyrophagus putresc
entiae) 等に有効に作用し、その増殖を抑制させる。従
ってこの有効成分を含浸させた多孔性吸着剤を、家庭の
カーペットや畳に散布し、一定時間放置した後、通常の
家庭用掃除機により吸引すると、手軽に室内塵性のダニ
の増殖を抑制することができるとともに、天然物からの
抽出物を有効成分としているため人体に対する安全性が
高く、乳幼児がいる家庭でも安心して作業を行うことが
できる。
【0007】
【発明の構成】以下、この発明に係るダニ抑制剤の構成
について詳述する。この発明において使用されるローズ
マリー(Rosemarinus officinalis) は、「マンネンロ
ウ」とも呼ばれ、地中海沿岸地方原産の芳香性のあるシ
ソ科の多年生常緑低木で、葉はハーブとして肉料理、野
菜料理に使用されたり、また入浴剤や芳香性調整品にも
使用されている。また、ローズマリー(Rosemarinus off
icinalis) の葉からは、ピネン、シネオール、カンフェ
ン、カンフォールといった精油を主成分とするローズマ
リー油(Oleum Rosemarini)が採取され、香料やセッケン
などの化粧品材料としても使用されている。一方、中国
では「迷迭香」と呼ばれ、全草が鎮痛、発汗、健胃など
の薬効植物として使用されている。このローズマリー(R
osemarinus officinalis) の近縁種としては葡萄性のも
のロスマリヌス・プロストラツス(R. prostratus
HORT. ) が有用植物として例示されるが特に限定はされ
ない。
について詳述する。この発明において使用されるローズ
マリー(Rosemarinus officinalis) は、「マンネンロ
ウ」とも呼ばれ、地中海沿岸地方原産の芳香性のあるシ
ソ科の多年生常緑低木で、葉はハーブとして肉料理、野
菜料理に使用されたり、また入浴剤や芳香性調整品にも
使用されている。また、ローズマリー(Rosemarinus off
icinalis) の葉からは、ピネン、シネオール、カンフェ
ン、カンフォールといった精油を主成分とするローズマ
リー油(Oleum Rosemarini)が採取され、香料やセッケン
などの化粧品材料としても使用されている。一方、中国
では「迷迭香」と呼ばれ、全草が鎮痛、発汗、健胃など
の薬効植物として使用されている。このローズマリー(R
osemarinus officinalis) の近縁種としては葡萄性のも
のロスマリヌス・プロストラツス(R. prostratus
HORT. ) が有用植物として例示されるが特に限定はされ
ない。
【0008】このようなローズマリー(Rosemarinus off
icinalis) 又はこの近縁種の地上部、地下部或いは種子
のうちのいずれか一つの部位がそれぞれ単独で、或いは
複数の部位のものを混合して、生のまま、或いは乾燥し
て、粉砕して、或いは粉砕せずに極性溶媒及び非極性溶
媒、又はその混合溶媒で抽出され、必要に応じて濃縮さ
れて、或いは濃縮せずに、ダニ抑制剤の必須成分として
限定されることなく使用される。抽出溶媒としては、
水、及びメタノール、エタノールなどのアルコール類、
アセトン、酢酸エチル、ジエチルエーテル等の低分子量
で、炭素数の少ないケトン、エステル、エーテル等の極
性溶媒の一種又は2種以上の混合物、若しくはn−ヘキ
サン、石油エーテル、リグロイン、シキロヘキサン、四
塩化炭素、クロロホルム、ジクロルメタン、トルエン、
ベンゼン等の非極性溶媒の一種又は2種以上の混合物、
或いはこれら極性溶媒及び非極性溶媒の混合溶媒が限定
されることなく好適に使用される。
icinalis) 又はこの近縁種の地上部、地下部或いは種子
のうちのいずれか一つの部位がそれぞれ単独で、或いは
複数の部位のものを混合して、生のまま、或いは乾燥し
て、粉砕して、或いは粉砕せずに極性溶媒及び非極性溶
媒、又はその混合溶媒で抽出され、必要に応じて濃縮さ
れて、或いは濃縮せずに、ダニ抑制剤の必須成分として
限定されることなく使用される。抽出溶媒としては、
水、及びメタノール、エタノールなどのアルコール類、
アセトン、酢酸エチル、ジエチルエーテル等の低分子量
で、炭素数の少ないケトン、エステル、エーテル等の極
性溶媒の一種又は2種以上の混合物、若しくはn−ヘキ
サン、石油エーテル、リグロイン、シキロヘキサン、四
塩化炭素、クロロホルム、ジクロルメタン、トルエン、
ベンゼン等の非極性溶媒の一種又は2種以上の混合物、
或いはこれら極性溶媒及び非極性溶媒の混合溶媒が限定
されることなく好適に使用される。
【0009】以上のようなローズマリー(Rosemarinus o
fficinalis) 又はこの近縁種の任意の部位の抽出物が多
孔性吸着剤に含浸されてダニ抑制剤とされる。多孔性吸
着剤としては、屋内のカーペットや畳などに散布する際
に、あまり粉っぽくならず、カーペット等表面の埃やダ
ニを容易に吸着し、且つ電気掃除機等により容易に吸引
され、しかも人体に対して安全性の高い粉体状のもので
あればいずれのものでも好適に使用することができ、具
体的には多孔性シリカ(二酸化ケイ素)や硅酸ナトリウ
ム、硅酸カルシウム、活性白土、活性アルミナ、炭酸カ
ルシウム等の0.1 〜0.2 μm 程度の細孔を有するものが
好適に例示されるが特に限定はされない。このような多
孔性吸着剤に対して、ローズマリー(Rosemarinus offic
inalis)又はその近縁種の任意の部位の抽出物が1〜2
50重量%含浸されるが、より望ましくは100重量%
含浸される。この理由はローズマリー(Rosemarinus off
icinalis) 又はその近縁植物の抽出物の含浸量が1重量
%未満であると、この発明の目的とする室内塵性のダニ
類の増殖を有効に抑制することができず、一方、250
重量%を超えると含浸量が多くなりすぎて、カーペット
や畳への散布や電気掃除機による吸引作業が困難となる
ためいずれの場合も好ましくないからである。
fficinalis) 又はこの近縁種の任意の部位の抽出物が多
孔性吸着剤に含浸されてダニ抑制剤とされる。多孔性吸
着剤としては、屋内のカーペットや畳などに散布する際
に、あまり粉っぽくならず、カーペット等表面の埃やダ
ニを容易に吸着し、且つ電気掃除機等により容易に吸引
され、しかも人体に対して安全性の高い粉体状のもので
あればいずれのものでも好適に使用することができ、具
体的には多孔性シリカ(二酸化ケイ素)や硅酸ナトリウ
ム、硅酸カルシウム、活性白土、活性アルミナ、炭酸カ
ルシウム等の0.1 〜0.2 μm 程度の細孔を有するものが
好適に例示されるが特に限定はされない。このような多
孔性吸着剤に対して、ローズマリー(Rosemarinus offic
inalis)又はその近縁種の任意の部位の抽出物が1〜2
50重量%含浸されるが、より望ましくは100重量%
含浸される。この理由はローズマリー(Rosemarinus off
icinalis) 又はその近縁植物の抽出物の含浸量が1重量
%未満であると、この発明の目的とする室内塵性のダニ
類の増殖を有効に抑制することができず、一方、250
重量%を超えると含浸量が多くなりすぎて、カーペット
や畳への散布や電気掃除機による吸引作業が困難となる
ためいずれの場合も好ましくないからである。
【0010】以上のような構成からなるこの発明に係る
ダニ抑制剤は、室内塵の優先種で、その死骸や糞が粉塵
となって喘息や皮膚炎といったアレルギー性疾患の原因
となるコナヒョウヒダニ(Dermatophagoides farinae)、
ヤケヒョウヒダニ(Dermatophagoides pteronyssinus)な
どのチリダニ類、及び家具や敷物など家の資材に発生し
やすく、人に不快感を起こさせるケナガコナダニ (Tyro
phagus putrescentiae) 或いはこれらダニ類の捕食者で
あるイエダニ(Ornithonyssus bacoti)などのトゲダニ
類、ツメダニ類(Cheyletidae) など人間の住居環境中に
見出されるダニ類に対してすべて有効に作用し、これら
ダニ類の増殖を効果的に防止させることができる。また
このダニ抑制剤を使用する場合は、例えばカーペット、
畳などへ適量を散布し5〜30分程度放置した後、電気
掃除機により吸引、清掃すればよく、一般家庭におい
て、手軽に且つ効果的にダニ抑制作業を行うことができ
る。さらにこの発明に係るダニ抑制剤においては、所望
により任意の着色剤、香料などが適宜配合されてもよ
い。
ダニ抑制剤は、室内塵の優先種で、その死骸や糞が粉塵
となって喘息や皮膚炎といったアレルギー性疾患の原因
となるコナヒョウヒダニ(Dermatophagoides farinae)、
ヤケヒョウヒダニ(Dermatophagoides pteronyssinus)な
どのチリダニ類、及び家具や敷物など家の資材に発生し
やすく、人に不快感を起こさせるケナガコナダニ (Tyro
phagus putrescentiae) 或いはこれらダニ類の捕食者で
あるイエダニ(Ornithonyssus bacoti)などのトゲダニ
類、ツメダニ類(Cheyletidae) など人間の住居環境中に
見出されるダニ類に対してすべて有効に作用し、これら
ダニ類の増殖を効果的に防止させることができる。また
このダニ抑制剤を使用する場合は、例えばカーペット、
畳などへ適量を散布し5〜30分程度放置した後、電気
掃除機により吸引、清掃すればよく、一般家庭におい
て、手軽に且つ効果的にダニ抑制作業を行うことができ
る。さらにこの発明に係るダニ抑制剤においては、所望
により任意の着色剤、香料などが適宜配合されてもよ
い。
【0011】さらにこの発明のダニ抑制剤の使用方法に
ついても前記したカーペット等への散布、吸引に限定さ
れず、ダニ抑制剤を通気性を有する袋体内に充填し、こ
の袋体を例えば布団や枕等の寝具類やぬいぐるみ等のダ
ニ類が繁殖しやすい身回り品の内側に配設しておいた
り、或いは有効成分を含浸させた多孔性吸着剤をペレッ
ト状や球状など任意の形状に成型して、家庭内の任意箇
所に設置して使用してもよく、いずれの方法もダニ類の
繁殖を抑制する方法として好適に採用できる。
ついても前記したカーペット等への散布、吸引に限定さ
れず、ダニ抑制剤を通気性を有する袋体内に充填し、こ
の袋体を例えば布団や枕等の寝具類やぬいぐるみ等のダ
ニ類が繁殖しやすい身回り品の内側に配設しておいた
り、或いは有効成分を含浸させた多孔性吸着剤をペレッ
ト状や球状など任意の形状に成型して、家庭内の任意箇
所に設置して使用してもよく、いずれの方法もダニ類の
繁殖を抑制する方法として好適に採用できる。
【0012】
【実施例】以下、この発明に係るダニ抑制剤の効果を実
施例、試験例を挙げてより一層明確なものとする。
施例、試験例を挙げてより一層明確なものとする。
【0013】(実施例1)ローズマリー(Rosemarinus o
fficinalis) の乾燥葉部から水蒸気蒸留により精油を得
た。この精油100gを多孔性シリカ(徳山曹達(株)
製:商品名、トクシール)100gに含浸させて実施例
1のダニ抑制剤を調整した。 (実施例2)ローズマリー(Rosemarinus officinalis)
の乾燥葉部100gを50%(W/W)エタノール500gに
て80℃で3時間還流抽出した後、濾過して有効抽出物
を得た。この抽出物100gを多孔性シリカ(徳山曹達
(株)製:商品名、トクシール)100gに含浸させて
実施例2のダニ抑制剤を調整した。 (実施例3)抽出溶媒として水を用いた以外は実施例2
と同様に調整して実施例3のダニ抑制剤を調整した。
fficinalis) の乾燥葉部から水蒸気蒸留により精油を得
た。この精油100gを多孔性シリカ(徳山曹達(株)
製:商品名、トクシール)100gに含浸させて実施例
1のダニ抑制剤を調整した。 (実施例2)ローズマリー(Rosemarinus officinalis)
の乾燥葉部100gを50%(W/W)エタノール500gに
て80℃で3時間還流抽出した後、濾過して有効抽出物
を得た。この抽出物100gを多孔性シリカ(徳山曹達
(株)製:商品名、トクシール)100gに含浸させて
実施例2のダニ抑制剤を調整した。 (実施例3)抽出溶媒として水を用いた以外は実施例2
と同様に調整して実施例3のダニ抑制剤を調整した。
【0014】(比較例1)ダニ不在の培地(オリエンタ
ル酵母工業製;動物飼料MF)0.2g を調整し、比較例
1のダニ抑制剤とした。
ル酵母工業製;動物飼料MF)0.2g を調整し、比較例
1のダニ抑制剤とした。
【0015】
(ダニ増殖抑制試験)試験対象ダニとしてチリダニ科コ
ナヒョウヒダニ (Dermatophagoides farinae)を使用し
た。MF培地(オリエンタル酵母工業製;動物飼料M
F)内に試験対象ダニ 200頭を混入させて、直径50cmの
シャーレ内に注入した。筒状の容器を用意し、この容器
内に試験対象ダニ 200頭を含む培地(シャーレ)を設置
し、この培地上に羊毛布、実施例1〜3で調整したダニ
抑制剤 0.2gずつを順に積み重ね、容器の開口部をラッ
プで封入して試験区を、また実施例にて調整したダニ抑
制剤に代えて比較例1のダニ不在の培地を用いた対照区
を図1に示すように作成して試験容器とした。この試験
容器をそれぞれ温度28℃、湿度80%の条件下で保存し、
7日後の各試験容器内のシャーレの生ダニ数及び死ダニ
数をそれぞれ測定した。この操作を2回繰り返し、その
平均値を表1に示す。また、次式(数1)に従ってダニ
増殖抑制率を算出し、この結果も表1に示した。
ナヒョウヒダニ (Dermatophagoides farinae)を使用し
た。MF培地(オリエンタル酵母工業製;動物飼料M
F)内に試験対象ダニ 200頭を混入させて、直径50cmの
シャーレ内に注入した。筒状の容器を用意し、この容器
内に試験対象ダニ 200頭を含む培地(シャーレ)を設置
し、この培地上に羊毛布、実施例1〜3で調整したダニ
抑制剤 0.2gずつを順に積み重ね、容器の開口部をラッ
プで封入して試験区を、また実施例にて調整したダニ抑
制剤に代えて比較例1のダニ不在の培地を用いた対照区
を図1に示すように作成して試験容器とした。この試験
容器をそれぞれ温度28℃、湿度80%の条件下で保存し、
7日後の各試験容器内のシャーレの生ダニ数及び死ダニ
数をそれぞれ測定した。この操作を2回繰り返し、その
平均値を表1に示す。また、次式(数1)に従ってダニ
増殖抑制率を算出し、この結果も表1に示した。
【表1】
【0016】
【数1】
【0017】
【発明の効果】以上詳述した如く、この発明は多孔性吸
着剤にローズマリー(Rosemarinus officinalis) 又はそ
の近縁種から選択された少なくとも一種以上の植物の地
上部、地下部或いは種子のうち少なくともいずれか一つ
の部位の抽出物が含浸されてなることを特徴とするダニ
抑制剤であるから、前記試験例の結果からも明らかな如
く、アレルギー性疾患の原因となるチリダニ類や畳など
に大発生しやすいコナダニ類など室内塵中のダニ類の増
殖を極めて効果的に抑制することができるとともに、天
然抽出物を必須成分としているから人体に対する安全性
も高く、乳幼児のいる家庭であっても安心して簡便に使
用することができるという優れた効果を奏する。
着剤にローズマリー(Rosemarinus officinalis) 又はそ
の近縁種から選択された少なくとも一種以上の植物の地
上部、地下部或いは種子のうち少なくともいずれか一つ
の部位の抽出物が含浸されてなることを特徴とするダニ
抑制剤であるから、前記試験例の結果からも明らかな如
く、アレルギー性疾患の原因となるチリダニ類や畳など
に大発生しやすいコナダニ類など室内塵中のダニ類の増
殖を極めて効果的に抑制することができるとともに、天
然抽出物を必須成分としているから人体に対する安全性
も高く、乳幼児のいる家庭であっても安心して簡便に使
用することができるという優れた効果を奏する。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月27日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】ダニ増殖抑制試験において使用した容器を示す
説明図である。 ─────────────────────────────────────────────────────
説明図である。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】(比較例1)ダニ不在の倍地(オリエンタ
ル酵母工業製;動物飼料MF)0.2gを調整し、比較
例1のダニ抑制剤とした。
ル酵母工業製;動物飼料MF)0.2gを調整し、比較
例1のダニ抑制剤とした。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【試験例】 (ダニ増殖抑制試験)試験対象ダニとしてチリダニ科コ
ナヒョウヒダニ(Dermatophagoides
farinae)を使用した。MF倍地(オリエンタル
酵母工業製;動物飼料MF)内に試験対象ダニ200頭
を混入させて、直径50cmのシャーレ内に注入した。
筒状の容器を用意し、この容器内に試験対象ダニ200
頭を含む倍地(シャーレ)を設置し、この倍地上に羊毛
布、実施例1〜3で調整したダニ抑制剤0.2gずつを
順に積み重ね、容器の開口部をラップで封入して試験区
を、また実施例にて調整したダニ抑制剤に代えて比較例
1のダニ不在の倍地を用いた対象区を図1に示すように
作成して試験容器とした。この試験容器をそれぞれ温度
28℃、湿度80%の条件下で保存し、7日後の各試験
容器内のシャレーの生ダニ数及び死ダニ数をそれぞれ測
定した。この操作を2回繰り返し、その平均値を表1に
示す。また、次式(数1)に従ってダニ増殖抑制率を算
出し、この結果も表1に示した。
ナヒョウヒダニ(Dermatophagoides
farinae)を使用した。MF倍地(オリエンタル
酵母工業製;動物飼料MF)内に試験対象ダニ200頭
を混入させて、直径50cmのシャーレ内に注入した。
筒状の容器を用意し、この容器内に試験対象ダニ200
頭を含む倍地(シャーレ)を設置し、この倍地上に羊毛
布、実施例1〜3で調整したダニ抑制剤0.2gずつを
順に積み重ね、容器の開口部をラップで封入して試験区
を、また実施例にて調整したダニ抑制剤に代えて比較例
1のダニ不在の倍地を用いた対象区を図1に示すように
作成して試験容器とした。この試験容器をそれぞれ温度
28℃、湿度80%の条件下で保存し、7日後の各試験
容器内のシャレーの生ダニ数及び死ダニ数をそれぞれ測
定した。この操作を2回繰り返し、その平均値を表1に
示す。また、次式(数1)に従ってダニ増殖抑制率を算
出し、この結果も表1に示した。
【表1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【数1】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】
【発明の効果】以上詳述した如く、この発明は多孔性吸
着剤にローズマリー(Rosemarinus off
icinalis)又は近縁種から選択された少なく
とも一種以上の植物の地上部、地下部或いは種子のうち
少なくともいずれか一つの部位の抽出物が含浸されてな
るとを特徴とするダニ抑制剤であるから、前記試験例の
結果からも明らかな如く、アレルギー性疾患の原因とな
るチリダニ類や畳などに大発生しやすいコナダニ類など
の室内塵中のダニ類の増殖を極めて効果的に抑制するこ
とができるとともに、天然抽出物を必須成分としている
から人体に対する安全性も高く、乳幼児のいる家庭であ
っても安心して簡便に使用するこができるという優れた
効果を奏する。
着剤にローズマリー(Rosemarinus off
icinalis)又は近縁種から選択された少なく
とも一種以上の植物の地上部、地下部或いは種子のうち
少なくともいずれか一つの部位の抽出物が含浸されてな
るとを特徴とするダニ抑制剤であるから、前記試験例の
結果からも明らかな如く、アレルギー性疾患の原因とな
るチリダニ類や畳などに大発生しやすいコナダニ類など
の室内塵中のダニ類の増殖を極めて効果的に抑制するこ
とができるとともに、天然抽出物を必須成分としている
から人体に対する安全性も高く、乳幼児のいる家庭であ
っても安心して簡便に使用するこができるという優れた
効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉川 明代 大阪市淀川区田川3丁目5番20号 稲畑香 料株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 多孔性吸着剤にローズマリー(Rosemarin
us officinalis) 又はその近縁種から選択された少なく
とも一種以上の植物の地上部、地下部或いは種子のうち
少なくともいずれか一つの部位の抽出物が含浸されてな
ることを特徴とするダニ抑制剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20736092A JPH06256128A (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | ダニ抑制剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20736092A JPH06256128A (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | ダニ抑制剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06256128A true JPH06256128A (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=16538447
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20736092A Pending JPH06256128A (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | ダニ抑制剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06256128A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002308715A (ja) * | 2001-04-11 | 2002-10-23 | Takasago Internatl Corp | 殺ダニ用精油混合物、殺ダニ剤及び殺ダニスプレー |
| EP1216617A3 (en) * | 2000-12-23 | 2002-11-27 | Naturobiotech Co., Ltd. | Composition with acaricidal activity derived from plants |
| JP2007505911A (ja) * | 2003-09-17 | 2007-03-15 | ベイビー・ブースト,インコーポレイテッド | アレルギーを予防する方法および装置 |
| KR100821926B1 (ko) * | 2005-09-21 | 2008-04-15 | 재단법인서울대학교산학협력재단 | 식물 추출물을 포함하는 진드기 알레르기원 중화제 및 이를포함하는 조성물 |
| CN115491268A (zh) * | 2022-07-29 | 2022-12-20 | 南通明昇生物科技有限公司 | 一种抑菌除螨洗衣液及其制备方法 |
-
1992
- 1992-07-09 JP JP20736092A patent/JPH06256128A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1216617A3 (en) * | 2000-12-23 | 2002-11-27 | Naturobiotech Co., Ltd. | Composition with acaricidal activity derived from plants |
| JP2002308715A (ja) * | 2001-04-11 | 2002-10-23 | Takasago Internatl Corp | 殺ダニ用精油混合物、殺ダニ剤及び殺ダニスプレー |
| JP2007505911A (ja) * | 2003-09-17 | 2007-03-15 | ベイビー・ブースト,インコーポレイテッド | アレルギーを予防する方法および装置 |
| KR100821926B1 (ko) * | 2005-09-21 | 2008-04-15 | 재단법인서울대학교산학협력재단 | 식물 추출물을 포함하는 진드기 알레르기원 중화제 및 이를포함하는 조성물 |
| CN115491268A (zh) * | 2022-07-29 | 2022-12-20 | 南通明昇生物科技有限公司 | 一种抑菌除螨洗衣液及其制备方法 |
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