JPH06256351A - ピノレジノールの製造方法 - Google Patents
ピノレジノールの製造方法Info
- Publication number
- JPH06256351A JPH06256351A JP5039833A JP3983393A JPH06256351A JP H06256351 A JPH06256351 A JP H06256351A JP 5039833 A JP5039833 A JP 5039833A JP 3983393 A JP3983393 A JP 3983393A JP H06256351 A JPH06256351 A JP H06256351A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pinoresinol
- extracted
- hydroxyphenyl
- methoxy
- leaves
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
- Anti-Oxidant Or Stabilizer Compositions (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】国内で容易に多量に入手できる天然物を分離濃
縮して、容易に多量にピノレジノールを得られる方法を
提供することにある。 【構成】エゴノキ(Styrax japonica Sieb. et Zucc.)
の葉から極性物質を抽出し、これから弱酸性物質を抽出
して、さらにはこれのエタノール溶解液をメタノールを
溶離液として分取高速液体クロマトグラフィーにより5
0〜60%のメタノール濃度を用いて保持時間16〜2
4分の成分を取って得られることを特徴とする。
縮して、容易に多量にピノレジノールを得られる方法を
提供することにある。 【構成】エゴノキ(Styrax japonica Sieb. et Zucc.)
の葉から極性物質を抽出し、これから弱酸性物質を抽出
して、さらにはこれのエタノール溶解液をメタノールを
溶離液として分取高速液体クロマトグラフィーにより5
0〜60%のメタノール濃度を用いて保持時間16〜2
4分の成分を取って得られることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工業製品のなかで用い
る熱可塑性樹脂、食品、医薬品、化粧品などに添加する
抗酸化剤として、また、顕著な血圧降下作用を有するこ
とから生理活性物質等として利用されるピノレジノール
の製造方法に関する。
る熱可塑性樹脂、食品、医薬品、化粧品などに添加する
抗酸化剤として、また、顕著な血圧降下作用を有するこ
とから生理活性物質等として利用されるピノレジノール
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ピノレジノールはリグナン誘導体の一種
で最初にマツ科植物で発見された。主に天然物からピノ
レジノールを工業上有利に取り出す方法としては、特開
昭62−581号公報にあるように、ゴマ種子処理物か
ら得る方法があった。しかし前記方法は主にセサミン類
縁体構造物又はセサモリン類縁体構造物を含む幾つかの
物質を含有するものであって、その含有率も十分なもの
ではなかった。
で最初にマツ科植物で発見された。主に天然物からピノ
レジノールを工業上有利に取り出す方法としては、特開
昭62−581号公報にあるように、ゴマ種子処理物か
ら得る方法があった。しかし前記方法は主にセサミン類
縁体構造物又はセサモリン類縁体構造物を含む幾つかの
物質を含有するものであって、その含有率も十分なもの
ではなかった。
【0003】また、特開平3−65180号公報、特開
平3−81226号公報に杜仲、又はその種子から得る
方法が示されている。しかし杜仲は前記明細書中にもあ
るように、中国大陸その他で自生、栽培されているもの
で、その成分を樹齢20年程度の成木から得るものであ
り、国内では殆ど入手できないものであった。
平3−81226号公報に杜仲、又はその種子から得る
方法が示されている。しかし杜仲は前記明細書中にもあ
るように、中国大陸その他で自生、栽培されているもの
で、その成分を樹齢20年程度の成木から得るものであ
り、国内では殆ど入手できないものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
問題点を解決するためになされたものであり、その課題
とするところは、国内で容易に多量に入手できる天然物
を分離濃縮して、容易に多量にピノレジノールを得られ
る方法を提供することにある。
問題点を解決するためになされたものであり、その課題
とするところは、国内で容易に多量に入手できる天然物
を分離濃縮して、容易に多量にピノレジノールを得られ
る方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこの課題を解決
するために、エゴノキ(Styrax japonica Sieb. et Zuc
c.)から濃縮分離して得られることを特徴とする(+)
−ピノレジノール(学術名:テトラヒドロ−1−〔3−
メトキシ−4−ヒドロキシフェニル〕−4−〔3−メト
キシ−4−ヒドロキシフェニル〕−1H,3H−フロ
〔3,4−C〕フラン)の製造方法を提供するものであ
る。
するために、エゴノキ(Styrax japonica Sieb. et Zuc
c.)から濃縮分離して得られることを特徴とする(+)
−ピノレジノール(学術名:テトラヒドロ−1−〔3−
メトキシ−4−ヒドロキシフェニル〕−4−〔3−メト
キシ−4−ヒドロキシフェニル〕−1H,3H−フロ
〔3,4−C〕フラン)の製造方法を提供するものであ
る。
【0006】また、さらにその具体的な方法としては、
エゴノキ(Styrax japonica Sieb.et Zucc.)の葉から
極性物質を抽出し、これから弱酸性物質を抽出して得ら
れる、またはさらにこれのエタノール溶解液をメタノー
ルを溶離液として分取高速液体クロマトグラフィーによ
り50〜60%のメタノール濃度を用いて保持時間16
〜24分の成分を取って得られることを特徴とする。
エゴノキ(Styrax japonica Sieb.et Zucc.)の葉から
極性物質を抽出し、これから弱酸性物質を抽出して得ら
れる、またはさらにこれのエタノール溶解液をメタノー
ルを溶離液として分取高速液体クロマトグラフィーによ
り50〜60%のメタノール濃度を用いて保持時間16
〜24分の成分を取って得られることを特徴とする。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
用いるエゴノキについては、本発明者等が約300種類
の植物材料について、ピノレジノールにみられる抗酸化
活性の検定を行い、鋭意検討の結果、抗酸化活性の高い
材料として選定したものである。エゴノキは、わが国で
は北海道から沖縄の温帯から亜熱帯に広く分布する落葉
小高木で、造園にも利用されており、入手は容易であ
る。
用いるエゴノキについては、本発明者等が約300種類
の植物材料について、ピノレジノールにみられる抗酸化
活性の検定を行い、鋭意検討の結果、抗酸化活性の高い
材料として選定したものである。エゴノキは、わが国で
は北海道から沖縄の温帯から亜熱帯に広く分布する落葉
小高木で、造園にも利用されており、入手は容易であ
る。
【0008】また、本発明のもう一つの項目して、エゴ
ノキの部分の中では、その葉部が特に抗酸化活性が高い
ことから、これを使用する。エゴノキの葉は生葉または
乾燥葉を用いる。生葉の場合はそのまま溶媒とともに磨
砕し、乾燥葉の場合は日陰下で自然乾燥するかまたは温
風(50℃以下)で乾燥し、粉砕後使用する。
ノキの部分の中では、その葉部が特に抗酸化活性が高い
ことから、これを使用する。エゴノキの葉は生葉または
乾燥葉を用いる。生葉の場合はそのまま溶媒とともに磨
砕し、乾燥葉の場合は日陰下で自然乾燥するかまたは温
風(50℃以下)で乾燥し、粉砕後使用する。
【0009】ついで、エゴノキの葉から極性物質を抽出
する。抽出を効率よく進めるため、予めヘキサン、ジク
ロロメタンなどの無極性有機溶媒で非極性物質を除去
し、その残渣にエタノール、メタノール、アセトンなど
の極性有機溶媒の単独あるいは2種以上の混合溶媒で抗
酸化物質を含む極性物質を抽出することが好ましく行な
われる。
する。抽出を効率よく進めるため、予めヘキサン、ジク
ロロメタンなどの無極性有機溶媒で非極性物質を除去
し、その残渣にエタノール、メタノール、アセトンなど
の極性有機溶媒の単独あるいは2種以上の混合溶媒で抗
酸化物質を含む極性物質を抽出することが好ましく行な
われる。
【0010】この極性物質から弱酸性物質を抽出する。
抽出を効率よく進めるためには、以下のように分画して
いくのが好ましい。つまり、まず前記抽出物を酸性に調
整して水可溶部となる塩基性物質を除去する。次にこの
有機溶媒可溶部を弱塩基性に調整して水可溶部となる酸
性物質を除去し、この有機溶媒可溶部を塩基性に調整し
て有機溶媒可溶部を除去することによって中性物質を除
去する。最後にこの水可溶部を中性〜弱酸性に調整して
水可溶部を除去し、弱酸性物質を抽出するのである。こ
のようにして得た成分は大部分がピノレジノールであ
り、そのまま、又はさらにこれのエタノール溶解液をメ
タノールを溶離液として分取高速液体クロマトグラフィ
ーにより50〜60%のメタノール濃度を用いて保持時
間16〜24分の成分を取って、単独または他の助材と
混合して利用する。
抽出を効率よく進めるためには、以下のように分画して
いくのが好ましい。つまり、まず前記抽出物を酸性に調
整して水可溶部となる塩基性物質を除去する。次にこの
有機溶媒可溶部を弱塩基性に調整して水可溶部となる酸
性物質を除去し、この有機溶媒可溶部を塩基性に調整し
て有機溶媒可溶部を除去することによって中性物質を除
去する。最後にこの水可溶部を中性〜弱酸性に調整して
水可溶部を除去し、弱酸性物質を抽出するのである。こ
のようにして得た成分は大部分がピノレジノールであ
り、そのまま、又はさらにこれのエタノール溶解液をメ
タノールを溶離液として分取高速液体クロマトグラフィ
ーにより50〜60%のメタノール濃度を用いて保持時
間16〜24分の成分を取って、単独または他の助材と
混合して利用する。
【0011】
【実施例】エゴノキの葉の温風乾燥粉末1.4kgにヘ
キサン2.0l 、ジクロルメタン2.0l でこの順序に
それぞれ3回抽出する。この残渣に2.0l の99.5
%エタノールを加えて3回抽出し、抽出液をロータリエ
バポレーターを用いて減圧乾固(以下減圧乾固は全て同
様)し、338.8gの固形物(極性物質)を得た。
キサン2.0l 、ジクロルメタン2.0l でこの順序に
それぞれ3回抽出する。この残渣に2.0l の99.5
%エタノールを加えて3回抽出し、抽出液をロータリエ
バポレーターを用いて減圧乾固(以下減圧乾固は全て同
様)し、338.8gの固形物(極性物質)を得た。
【0012】これを1.0l の蒸留水に溶解し、1規定
塩酸でpH3に調整した後、分液ロートを用い、約20
0ml のクロロホルムにより数回抽出し、(以下抽出操
作は全て同様)クロロホルム可溶部を合わせる。これに
炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液を加えてpH9に調整
して抽出し、クロロホルム可溶部を合わせる。これに1
規定の水酸化ナトリウム水溶液を加えpH12に調整し
て抽出し、クロロホルム可溶部を除去して水可溶部を採
る。これをpH6に調整して抽出し、クロロホルム可溶
部を合わせ、減圧乾固する。以上の操作によって46.
9gの弱酸性物質を得た。
塩酸でpH3に調整した後、分液ロートを用い、約20
0ml のクロロホルムにより数回抽出し、(以下抽出操
作は全て同様)クロロホルム可溶部を合わせる。これに
炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液を加えてpH9に調整
して抽出し、クロロホルム可溶部を合わせる。これに1
規定の水酸化ナトリウム水溶液を加えpH12に調整し
て抽出し、クロロホルム可溶部を除去して水可溶部を採
る。これをpH6に調整して抽出し、クロロホルム可溶
部を合わせ、減圧乾固する。以上の操作によって46.
9gの弱酸性物質を得た。
【0013】この弱酸性物質をピノレジノールとして同
定する。前記抽出物を99.5%エタノールに溶かし、
メタノールを溶離液として分取高速液体クロマトグラフ
ィ(日本分光(株)製:「クロマトグラフLC800シ
リーズ」)(使用カラム:Inertsill prep-ODS、3
0×250mm(GLサイセンス(株)製))、流速1
0ml /minにより、50%〜60%のメタノール濃
度(メタノール/水、V/V)を用いて、保持時間16
〜24分の成分を採る。これを減圧乾固し約44.6g
の固形物を得た。高速液体クロマトグラフィーによる分
離を以下の図1に示す。
定する。前記抽出物を99.5%エタノールに溶かし、
メタノールを溶離液として分取高速液体クロマトグラフ
ィ(日本分光(株)製:「クロマトグラフLC800シ
リーズ」)(使用カラム:Inertsill prep-ODS、3
0×250mm(GLサイセンス(株)製))、流速1
0ml /minにより、50%〜60%のメタノール濃
度(メタノール/水、V/V)を用いて、保持時間16
〜24分の成分を採る。これを減圧乾固し約44.6g
の固形物を得た。高速液体クロマトグラフィーによる分
離を以下の図1に示す。
【0014】こうして得られた物質のNMR、MS、F
T−IR、元素分析などの測定と解析を行い、構造を決
定した。以下にその内容を示す。
T−IR、元素分析などの測定と解析を行い、構造を決
定した。以下にその内容を示す。
【0015】<分子式> 元素分析とFAB−MSにより分子式を決定した。 分子式:C20H22O6
【0016】<13Cの帰属>化学シフトを13C−NMR
にて測定し、結合する原子団をDEPT(Distortionle
ss Enhancement Polarization Transfer) の解析により
決定し、またCとHの結合を13C− 1HCOSY(13C
− 1H Correlation Spectroscopy)の解析により決定し
た。結果を表1に示す。
にて測定し、結合する原子団をDEPT(Distortionle
ss Enhancement Polarization Transfer) の解析により
決定し、またCとHの結合を13C− 1HCOSY(13C
− 1H Correlation Spectroscopy)の解析により決定し
た。結果を表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】< 1Hの帰属>化学シフトを 1H−NMR
にて測定し、 1H− 1Hのスピン結合を 1H− 1HDQ
F−COSY( 1H− 1H Double Quantum Filtered C
orrelation Spectroscopy)の解析により決定し、ロング
レンジの 1H−13Cの結合をHMBC(Proton-Detecte
d Heteronuclear Multiple-Bond Correlation Spectros
copy) の解析により決定した。結果を表2に示す。
にて測定し、 1H− 1Hのスピン結合を 1H− 1HDQ
F−COSY( 1H− 1H Double Quantum Filtered C
orrelation Spectroscopy)の解析により決定し、ロング
レンジの 1H−13Cの結合をHMBC(Proton-Detecte
d Heteronuclear Multiple-Bond Correlation Spectros
copy) の解析により決定した。結果を表2に示す。
【0019】
【表2】
【0020】以上によりこの物質の構造が(+)−ピノ
レジノール(学術名:テトラヒドロ−1−〔3−メトキ
シ−4−ヒドロキシフェニル〕−4−〔3−メトキシ−
4−ヒドロキシフェニル〕−1H,3H−フロ〔3,4
−C〕フラン)と決定された。表1、2の記号の示す
C、Hの位置と構造を図2に示す。
レジノール(学術名:テトラヒドロ−1−〔3−メトキ
シ−4−ヒドロキシフェニル〕−4−〔3−メトキシ−
4−ヒドロキシフェニル〕−1H,3H−フロ〔3,4
−C〕フラン)と決定された。表1、2の記号の示す
C、Hの位置と構造を図2に示す。
【0021】<抗酸化活性検定>以上のようにして得ら
れたピノレジノールをエタノールに溶解し、市販のBH
T、α−トコフェロール及びδ−トコフェノールと比較
しながら、抗酸化活性を以下の二つの方法により検定し
た。
れたピノレジノールをエタノールに溶解し、市販のBH
T、α−トコフェロール及びδ−トコフェノールと比較
しながら、抗酸化活性を以下の二つの方法により検定し
た。
【0022】<重量法>蒸留して精製したリノール酸5
00mgをバイアルビン(32.4ml 容量)にとり、
抽出液0.1ml を加え、よく攪拌後、減圧下で溶剤を
除去してから40℃,RH50%の恒温湿器内に置き、
以後一日ごとに4〜5日間、重量を測定した。結果を図
3に示す。
00mgをバイアルビン(32.4ml 容量)にとり、
抽出液0.1ml を加え、よく攪拌後、減圧下で溶剤を
除去してから40℃,RH50%の恒温湿器内に置き、
以後一日ごとに4〜5日間、重量を測定した。結果を図
3に示す。
【0023】<チオシアン化法>50ml 容量の三角フ
ラスコに、下記組成の処理液を調整し、40℃、RH5
0%の恒温湿器内に置き、処理日から適宜0.1ml ず
つ取り出し、75%エタノール9.7ml を入れた広口
バイアルビン(32.7ml 容器)に入れ、さらにチオ
シアン化アンモニウム水溶液(30%)0.1と塩化第
一鉄(12×12 -2M、3.5%塩酸水溶液)0.1m
l を加えて発色させ、3分後、500nmの吸光度で測
定した。
ラスコに、下記組成の処理液を調整し、40℃、RH5
0%の恒温湿器内に置き、処理日から適宜0.1ml ず
つ取り出し、75%エタノール9.7ml を入れた広口
バイアルビン(32.7ml 容器)に入れ、さらにチオ
シアン化アンモニウム水溶液(30%)0.1と塩化第
一鉄(12×12 -2M、3.5%塩酸水溶液)0.1m
l を加えて発色させ、3分後、500nmの吸光度で測
定した。
【0024】 <処理液の組成> エタノール(95.5%) 1.90ml リノール酸エタノール液(2.5%) 2.05ml リン酸緩衝液(0.05M、pH7.0) 4.00ml 蒸留水 1.95ml 検定液(エタノール抽出液) 0.10ml 計 10.00ml 結果を図4に示す。
【0025】これにより本発明により得られたピノレジ
ノールはα−トコフェロールよりははるかに抗酸化活性
が強力で、トコフェロール類の中で最も強いδ−トコフ
ェロールよりも強く、さらにBHTよりも優れているこ
とが分かった。
ノールはα−トコフェロールよりははるかに抗酸化活性
が強力で、トコフェロール類の中で最も強いδ−トコフ
ェロールよりも強く、さらにBHTよりも優れているこ
とが分かった。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、今日まで利用が試みら
れたことのないエゴノキから、容易に多量のピノレジノ
ールを得ることが可能となった。また、本発明によるピ
ノレジノールは抗酸化活性がトコフェロール類やBHT
よりも優れていることが分かったので、BHTの代替と
しての天然物由来の抗酸化性物質として、工業製品のな
かの熱可塑性樹脂、又は食品、医薬品、化粧品などに添
加、利用が可能である。また、ピノレジノール単体とし
て、顕著な血圧降下作用を有することから生理活性物質
等として医薬品そのものとしての利用も可能である。
れたことのないエゴノキから、容易に多量のピノレジノ
ールを得ることが可能となった。また、本発明によるピ
ノレジノールは抗酸化活性がトコフェロール類やBHT
よりも優れていることが分かったので、BHTの代替と
しての天然物由来の抗酸化性物質として、工業製品のな
かの熱可塑性樹脂、又は食品、医薬品、化粧品などに添
加、利用が可能である。また、ピノレジノール単体とし
て、顕著な血圧降下作用を有することから生理活性物質
等として医薬品そのものとしての利用も可能である。
【0027】
【図1】本発明の一実施例による、エゴノキの葉の極性
物質の弱酸性物質画分の分取液体クロマトグラフィーに
よるピノレノールの分取結果を示す図である。
物質の弱酸性物質画分の分取液体クロマトグラフィーに
よるピノレノールの分取結果を示す図である。
【図2】本発明の製造方法により得たピノレジノールの
構造を示す説明図である。
構造を示す説明図である。
【図3】本発明の製造方法により得たピノレジノールの
抗酸化性を重量法により検定した結果のグラフである。
抗酸化性を重量法により検定した結果のグラフである。
【図4】本発明の製造方法により得たピノレジノールの
抗酸化性をチオシアン化法により検定した結果のグラフ
である。
抗酸化性をチオシアン化法により検定した結果のグラフ
である。
A〜J…13C a〜h… 1H
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 15/08
Claims (3)
- 【請求項1】エゴノキ(Styrax japonica Sieb. et Zuc
c.)から濃縮分離して得られることを特徴とする(+)
−ピノレジノール(学術名:テトラヒドロ−1−〔3−
メトキシ−4−ヒドロキシフェニル〕−4−〔3−メト
キシ−4−ヒドロキシフェニル〕−1H,3H−フロ
〔3,4−C〕フラン)の製造方法。 - 【請求項2】エゴノキ(Styrax japonica Sieb. et Zuc
c.)の葉から極性物質を抽出し、これから弱酸性物質を
抽出して得られることを特徴とする(+)−ピノレジノ
ール(学術名:テトラヒドロ−1−〔3−メトキシ−4
−ヒドロキシフェニル〕−4−〔3−メトキシ−4−ヒ
ドロキシフェニル〕−1H,3H−フロ〔3,4−C〕
フラン)の製造方法。 - 【請求項3】エゴノキ(Styrax japonica Sieb. et Zuc
c.)の葉から極性物質を抽出し、これから弱酸性物質を
抽出し、これのエタノール溶解液をメタノールを溶離液
として分取高速液体クロマトグラフィーにより50〜6
0%のメタノール濃度を用いて保持時間16〜24分の
成分を取って得られることを特徴とする(+)−ピノレ
ジノール(学術名:テトラヒドロ−1−〔3−メトキシ
−4−ヒドロキシフェニル〕−4−〔3−メトキシ−4
−ヒドロキシフェニル〕−1H,3H−フロ〔3,4−
C〕フラン)の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5039833A JPH06256351A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | ピノレジノールの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5039833A JPH06256351A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | ピノレジノールの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06256351A true JPH06256351A (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=12563977
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5039833A Pending JPH06256351A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | ピノレジノールの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06256351A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100243974B1 (ko) * | 1997-09-18 | 2000-02-01 | 한성수 | 아세르탄닌의분리정제방법및천연항산화제로서의용도 |
| JP2008031230A (ja) * | 2006-07-27 | 2008-02-14 | Soda Aromatic Co Ltd | シトラール劣化臭抑制剤 |
| KR20230143767A (ko) * | 2022-04-06 | 2023-10-13 | 강릉원주대학교산학협력단 | 때죽나무 잎 추출물을 포함하는 근력강화용 조성물 |
-
1993
- 1993-03-01 JP JP5039833A patent/JPH06256351A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100243974B1 (ko) * | 1997-09-18 | 2000-02-01 | 한성수 | 아세르탄닌의분리정제방법및천연항산화제로서의용도 |
| JP2008031230A (ja) * | 2006-07-27 | 2008-02-14 | Soda Aromatic Co Ltd | シトラール劣化臭抑制剤 |
| KR20230143767A (ko) * | 2022-04-06 | 2023-10-13 | 강릉원주대학교산학협력단 | 때죽나무 잎 추출물을 포함하는 근력강화용 조성물 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US10160780B2 (en) | Compound extracted from husk and fruit stem of Xanthoceras sobifolia and its extracting method and use thereof | |
| CN109369344A (zh) | 一种从工业大麻植物中分离提取大麻二酚的方法 | |
| EA016246B1 (ru) | Способ выделения секоизоларицирезинола и дигидрокверцетина из древесины | |
| KR101404286B1 (ko) | 신선초 녹즙 부산물로부터 칼콘 고함유 추출물 제조방법 | |
| KR20150057084A (ko) | 옥수수수염 유래 메이신을 포함하는 유효물질의 고수율 추출방법 | |
| CN106551960A (zh) | 一种金花葵总黄酮提取物的制备方法 | |
| CN109096232B (zh) | 一种联苄基二聚体类化合物及其从金钗石斛中提取分离的方法与应用 | |
| CN109287665B (zh) | 一种银杏酚酸-阿维菌素复合杀虫剂及其制备方法 | |
| WO2020087687A1 (zh) | 一种异戊烯基查尔酮类化合物及其制备方法 | |
| KR20160136867A (ko) | 법제 하수오 추출물을 유효성분으로 포함하는 산화적 스트레스 개선용 조성물 | |
| KR20090041083A (ko) | 녹차식초의 제조방법 | |
| US7132450B2 (en) | Hepatic disorder suppressant | |
| CN106083874B (zh) | 一种异黄酮类化合物的制备和用途 | |
| CN112321664B (zh) | 提取分离纯化桦褐孔菌醇的方法 | |
| US7318940B2 (en) | Method for isolation of silymarin from Sylibum marianum seeds | |
| KR101431868B1 (ko) | 신선초 뿌리로부터 칼콘 고함유 추출물 제조방법 | |
| JP3146677B2 (ja) | 天然抗酸化物質の製造方法 | |
| CN110041166B (zh) | 一种具有抑菌功能的剑叶龙血树提取物及其制备和应用 | |
| CN114031517B (zh) | 马齿苋中一种含氮有机酸及其提取分离方法 | |
| CN103980196A (zh) | 一种海南暗罗根提取物的制备方法 | |
| CN115448827B (zh) | 一种含末端双键的松香烷型二萜化合物及其制备方法和应用 | |
| KR100341798B1 (ko) | 방아잎으로부터 로즈마린산을 분리하는 방법 | |
| Suzuki et al. | Polyphenol Components in the Leaves of Amacha (Hydrangea macrophylla Seringe var. Thunbergii Makino) | |
| CN101967122A (zh) | 一种从蓖麻中提取蓖麻碱的工艺 | |
| Díaz Díaz et al. | A new pyrrole alkaloid from capsicum annuum L. var. palmera grown in La Palma (Canary Islands, Spain) |