JPH06256419A - エチレン系重合体の製造方法 - Google Patents

エチレン系重合体の製造方法

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JPH06256419A
JPH06256419A JP4826993A JP4826993A JPH06256419A JP H06256419 A JPH06256419 A JP H06256419A JP 4826993 A JP4826993 A JP 4826993A JP 4826993 A JP4826993 A JP 4826993A JP H06256419 A JPH06256419 A JP H06256419A
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JP
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cyclopentadienyl
bis
ethylene
yttrium
samarium
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Application number
JP4826993A
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English (en)
Inventor
Hajime Yasuda
源 安田
Eiji Ihara
栄治 井原
Shigenobu Miyake
重信 三宅
Nobuyuki Kibino
信幸 黍野
Shintaro Inasawa
伸太郎 稲沢
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 シクロペンタジエニル配位子を有し、その特
定された位置に置換基を有する有機ランタニドメタロセ
ン化合物を触媒成分として用いることを特徴とするエチ
レン系重合体の製造方法。 【効果】 本発明によれば、アルミノキサンを併用しな
くても高活性にエチレン系重合体を得ることができ、特
に数平均分子量が10万以上で且つ分子量分布(Mw/
Mn)が2以下であるエチレン重合体または共重合体を
製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、かさ高い配位子を有す
る新規なメタロセン化合物を用いたエチレン単独重合体
並びにエチレンとα−オレフィンの共重合体の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】オレフィン重合用均一系触媒としてカミ
ンスキー触媒(4属メタロセン/メチルアルモキサン)
が広く知られている。この触媒系は、エチレン並びにエ
チレンとα−オレフィンの重合に対して、遷移金属あた
りの活性が著しく高いという特徴を有し多くの報告があ
る。例えば、Kaminskyらは、ジルコノセンジクロリドと
メチルアルミノキサンの組合せでエチレンの重合を報告
しており(W.Kaminsky,M. Schlobohm, Makromol. Che
m.,Macromol. Symp., 4, 103, (1986))、この他にも多
くの文献を例示することが出来る(J. C. W. Chien, B.
P. Wang, J. Polym. Sci.,Part A, 26, 3089(1988) ;
E. Giannetti, G. M. Nicoletti, J.Polym.Sci.,Polym.
Chem. Ed.,23, 2117, (1985); N. Herfert, G. Fink,
Makromol.Chem.,193,1359, (1992) )。しかしながら、
これらいわゆるカミンスキー触媒の使用に際しては、高
価なメチルアルミノキサンが多量に必要であるという短
所があり、加えて、分子量分布がZiegler 触媒よりは狭
いもののMw/Mnで2より狭くすることは不可能であ
る。
【0003】また、近年メチルアルミノキサンを使用し
ない新しい触媒系として4属遷移金属メタロセンカチオ
ンとテトラアリルホウ素アニオンを用いたエチレンの重
合が報告されているが(R.F.Jordan, C.S.Bajgur, R.Wi
llet, B.Scott, J. Am. Chem. Soc.,108, 7410(1986);
R.F.Jordan, R.E.LaPointe, C.S.Bajgur, S.F.Echols,
R.Willet, J.Am.Chem.Soc.,109, 4111,(1987).; R.F.J
ordan et.al., Organometallics, 8, 2898, (1989). ;
US 5153157)、使用するホウ素アニオンが高価であると
ともに衛生上問題がある。
【0004】更に、近年助触媒を全く使用しないメタロ
セン触媒として有機ランタニド化合物を例示することが
できる。例えば、単純なシクロペンタジエニル配位子を
有する3価ランタニド化合物([Cp2 MR]2 M=E
r、Y;Cp*2M(OEt2)M=Lu、Yb;[Cp*
2LaH]2 、[Cp*2NdH]2 )は、この化合物の
みでエチレンを重合することが可能である(D.G.H.Ball
ard, A.Courtis, J.Holton, J.McMeeking, R.Pearce,
J.Chem.Soc., Chem.Comunn., 994. (1978) ; P.L.Watso
n, T.Herskovitz, Am.Chem.Soc.Symp.Sers., 459, (198
3) ; G.Jeske, H.Lauke, H.Mauermann, P.N.Swepston,
H.Schumann, T.J.Marks, J.Am.Chem.Soc., 107, 8091,
(1985). ; US 4801666 ; WO 86/05788 )。しかしな
がら、これら単純な配位子を持つランタニド系メタロセ
ン触媒では、極端に狭い分子量分布(Mw/Mn<2)
を保ちながら十分に高分子量の重合体を得ることが出来
ないばかりか、α−オレフィンとの共重合が出来ないと
いう欠点がある。
【0005】また、従来十分に分子量が大きく(Mnで
10万以上)極度に分子量分布の狭い(Mw/Mn<
2)エチレン系(共)重合体は、分別以外に製法がな
い。例えば、Ziegler触媒によって重合されるポ
リエチレンの分子量分布は通常広く、改良されたもので
もMw/Mn>3程度のレベルである。ところで、アル
キルリチウムやリチウムアミドを触媒とするエチレンの
アニオン重合を行なった場合Mw/Mn<2のポリエチ
レンが得られる報告はあるが、比較的低分子量の領域で
のみであり、高分子量(Mn>10万)領域では困難で
ある。またこの方法では、α−オレフィンとの共重合が
困難である。(Adv. in Organometallic. Chem., 55,
(1980) )
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、新規
かつ有用なメタロセン化合物を用いることにより上記重
合体の製造上の問題点を解決するとともに、α−オレフ
ィンとエチレンの共重合体まで含めた巾広い製品群を製
造する方法と特定のエチレン系重合体を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、新規なメタロ
セン化合物を合成し、これら一連のメタロセン化合物群
がオレフィンの重合に極めて有用であることを見いだし
本発明に到達した。
【0008】すなわち本発明の構成は、エチレン単独重
合体または、α−オレフィンとエチレンの共重合体の製
造に於て、その触媒成分として実質的に一般式(1)か
ら(4)で表わされるメタロセン化合物から選ばれる少
なくとも1種の化合物を用いることを特徴とするエチレ
ン系重合体の製造方法である。
【化5】
【化6】 [式(1)、(2)中Mは、Y,La,Ce,Pr,N
d,Pm,Sm,Eu、Gd,Tb,Dy,Ho,E
r,Tm,Yb,Luのいずれかの遷移金属を意味す
る。R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 ,R6 は、同じでも
異なっていてもよく、水素原子、炭素原子数1から10
の炭化水素基、アルキルシリル基を意味し、また、R
1 ,R2 或はR5 ,R6 は、互いに結合して環を形成し
てもよい。Dは、エーテル、THFなどの電子供与性分
子を意味し、nは1〜3の整数である。Xは、水素原
子、炭素数1から5の炭化水素基または、アルキルシリ
ル基を意味する。]
【化7】
【化8】 [式(3)、(4)中Mは、Y,La,Ce,Pr,N
d,Pm,Sm,Eu、Gd,Tb,Dy,Ho,E
r,Tm,Yb,Luのいずれかの遷移金属を意味す
る。R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 ,R6 ,R7 ,R8
は、同じでも異なっていてもよく、水素原子、炭素原子
数1から10の炭化水素基、アルキルシリル基を意味
し、また、R1 ,R2 或はR4 ,R5 或はR6 ,R7
は、互いに結合して環を形成してもよい。Yは、炭素原
子、ケイ素原子、ゲルマニウム原子を意味する。Dは、
エーテル、THFなどの電子供与性分子を意味し、nは
1〜3の整数である。Xは、水素原子、炭素数1から5
の炭化水素基または、アルキルシリル基を意味する。]
【0009】本発明で用いられるメタロセン化合物に於
て、シクロペンタジエニル環上の式(1)から(4)中
に特定された位置の置換基は、炭素数1から10の炭化
水素基(アルキル、アリ−ル、アルキルアリ−ル、アリ
−ルアルキルなど)かまたは、アルキルシリル基(トリ
アルキルシリル基、トリアリ−ルシリル基など)である
が、好ましくは、メチル基以上の嵩高さを持つtert
−ブチル基、トリメチルシリル基等の嵩高い置換基であ
る。
【0010】本発明のメタロセン化合物の代表的な合成
経路は、以下スキームの様に略記されるが、これにより
限定されるものではない。
【化9】 架橋構造を持つビス置換シクロペンタジエニルブリッジ
型2座配位子の製法は、公知である。即ちJ.Am.C
hem.Soc.,110,976ー978(198
8)、J.Am.Chem.Soc.,107,810
3ー8110(191985)等に記載がある。
【0011】上記メタロセン化合物の具体例を以下に示
す。式(1)に相当するイットリウム(Y)化合物とし
ては、ビス(メチル−シクロペンタジエニル)イットリ
ウム(テトラヒドロフラネート)、ビス(トリメチルシ
リル−シクロペンタジエニル)イットリウム(エーテラ
ート)、ビス(tブチル−シクロペンタジエニル)イッ
トリウム(テトラヒドロフラネート)、ビス(トリメチ
ルシリル−,tブチル−シクロペンタジエニル)イット
リウム(エーテラート)、ビス(ビストリメチルシリル
−シクロペンタジエニル)イットリウム(テトラヒドロ
フラネート)、ビス(トリストリメチルシリル−シクロ
ペンタジエニル)イットリウム(エーテラート)、ビス
(トリスtブチル−シクロペンタジエニル)イットリウ
ム(テトラヒドロフラネート)などを例示することがで
きる。
【0012】式(2)に相当するイットリウム化合物と
しては、ビス(メチル−シクロペンタジエニル)イット
リウムメチル、ビス(トリメチルシリル−シクロペンタ
ジエニル)イットリウムメチル、ビス(tブチル−シク
ロペンタジエニル)イットリウムメチル、ビス(トリメ
チルシリル−,tブチル−シクロペンタジエニル)イッ
トリウムメチル、ビス(ビストリメチルシリル−シクロ
ペンタジエニル)イットリウムメチル、ビス(トリスト
リメチルシリル−シクロペンタジエニル)イットリウム
メチル、ビス(トリスtブチル−シクロペンタジエニ
ル)イットリウムメチル、ビス(トリメチルシリル−シ
クロペンタジエニル)イットリウムハイドライド、ビス
(tブチル−シクロペンタジエニル)イットリウムハイ
ドライド、ビス(トリメチルシリル−,tブチル−シク
ロペンタジエニル)イットリウム−ビストリメチルシリ
ルメチル、ビス(ビストリメチルシリル−シクロペンタ
ジエニル)イットリウムビストリメチルシリルメチル、
ビス(トリストリメチルシリル−シクロペンタジエニ
ル)イットリウムtブチル、ビス(トリスtブチル−シ
クロペンタジエニル)イットリウムハイドライドなどを
例示することができる。
【0013】式(3)に相当するイットリウム化合物と
しては、ジメチルシリレンビス(メチル−シクロペンタ
ジエニル)イットリウム(テトラヒドロフラネート)、
ジメチルシリレンビス(トリメチルシリル−シクロペン
タジエニル)イットリウム(エーテラート)、ジメチル
シリレンビス(tブチル−シクロペンタジエニル)イッ
トリウム(テトラヒドロフラネート)、ジメチルシリレ
ンビス(トリメチルシリル−,tブチル−シクロペンタ
ジエニル)イットリウム(エーテラート)、ジメチルシ
リレンビス(ビストリメチルシリル−シクロペンタジエ
ニル)イットリウム(テトラヒドロフラネート)、ジメ
チルシリレンビス(トリストリメチルシリル−シクロペ
ンタジエニル)イットリウム(エーテラート)、ジメチ
ルシリレンビス(トリスtブチル−シクロペンタジエニ
ル)イットリウム(テトラヒドロフラネート)、イソプ
ロピリデンビス(トリメチルシリル−シクロペンタジエ
ニル)イットリウム(エーテラート)、イソプロピリデ
ンビス(tブチル−シクロペンタジエニル)イットリウ
ム(テトラヒドロフラネート)、イソプロピリデンビス
(トリメチルシリル−,tブチル−シクロペンタジエニ
ル)イットリウム(エーテラート)、ミメチルガリレン
ビス(ビストリメチルシリル−シクロペンタジエニル)
イットリウム(テトラヒドロフラネート)、ジメチルガ
リレンビス(トリストリメチルシリル−シクロペンタジ
エニル)イットリウム(エーテラート)などを例示する
ことができる。
【0014】式(4)に相当するイットリウム化合物と
しては、ジメチルシリレンビス(メチル−シクロペンタ
ジエニル)イットリウムメチル、ジメチルシリレンビス
(トリメチルシリル−シクロペンタジエニル)イットリ
ウムハイドライド、ジメチルシリレンビス(tブチル−
シクロペンタジエニル)イットリウムビストリメチルシ
リスメチル、ジメチルシリレンビス(トリメチルシリル
−,tブチル−シクロペンタジエニル)イットリウムビ
ストリメチルシリルメチル、ジメチルシリレンビス(ビ
ストリメチルシリル−シクロペンタジエニル)イットリ
ウムメチル、ジメチルシリレンビス(トリストリメチル
シリル−シクロペンタジエニル)イットリウムメチル、
ジメチルシリレンビス(トリスtブチル−シクロペンタ
ジエニル)イットリウムハイドライド、イソプロピリデ
ンビス(トリメチルシリル−シクロペンタジエニル)イ
ットリウムメチル、イソプロピリデンビス(tブチル−
シクロペンタジエニル)イットリウムビストリメチルシ
リルメチル、イソプロピリデンビス(トリメチルシリル
−,tブチル−シクロペンタジエニル)イットリウムハ
イドライド、ジメチルガリレンビス(ビストリメチルシ
リル−シクロペンタジエニル)イットリウムビストリメ
チルシリルメチル、ジメチルガリレンビス(トリストリ
メチルシリル−シクロペンタジエニル)イットリウムメ
チルなどを例示することができる。
【0015】式(1)に相当するサマリウム(Sm)化
合物としては、ビス(メチル−シクロペンタジエニル)
サマリウム(テトラヒドロフラネート)、ビス(トリメ
チルシリル−シクロペンタジエニル)サマリウム(エー
テラート)、ビス(tブチル−シクロペンタジエニル)
イットリウム(テトラヒドロフラネート)、ビス(トリ
メチルシリル−,tブチル−シクロペンタジエニル)サ
マリウム(エーテラート)、ビス(ビストリメチルシリ
ル−シクロペンタジエニル)サマリウム(テトラヒドロ
フラネート)、ビス(トリストリメチルシリル−シクロ
ペンタジエニル)サマリウム(エーテラート)、ビス
(トリスtブチル−シクロペンタジエニル)サマリウム
(テトラヒドロフラネート)などを例示することができ
る。
【0016】式(2)に相当する(Sm)化合物として
は、ビス(メチル−シクロペンタジエニル)サマリウム
メチル、ビス(トリメチルシリル−シクロペンタジエニ
ル)サマリウムメチル、ビス(tブチル−シクロペンタ
ジエニル)サマリウムメチル、ビス(トリメチルシリル
−,tブチル−シクロペンタジエニル)サマリウムメチ
ル、ビス(ビストリメチルシリル−シクロペンタジエニ
ル)サマリウムメチル、ビス(トリストリメチルシリル
−シクロペンタジエニル)サマリウムメチル、ビス(ト
リスtブチル−シクロペンタジエニル)サマリウムメチ
ル、ビス(トリメチルシリル−シクロペンタジエニル)
サマリウムハイドライド、ビス(tブチル−シクロペン
タジエニル)サマリウムハイドライド、ビス(トリメチ
ルシリル−,tブチル−シクロペンタジエニル)サマリ
ウム−ビストリメチルシリルメチル、ビス(ビストリメ
チルシリル−シクロペンタジエニル)サマリウムビスト
リメチルシリルメチル、ビス(トリストリメチルシリル
−シクロペンタジエニル)サマリウムtブチル、ビス
(トリスtブチル−シクロペンタジエニル)サマリウム
ハイドライドなどを例示することができる。
【0017】式(3)に相当する(Sm)化合物として
は、ジメチルシリレンビス(メチル−シクロペンタジエ
ニル)サマリウム(テトラヒドロフラネート)、ジメチ
ルシリレンビス(トリメチルシリル−シクロペンタジエ
ニル)サマリウム(エーテラート)、ジメチルシリレン
ビス(tブチル−シクロペンタジエニル)サマリウム
(テトラヒドロフラネート)、ジメチルシリレンビス
(トリメチルシリル−,tブチル−シクロペンタジエニ
ル)サマリウム(エーテラート)、ジメチルシリレンビ
ス(ビストリメチルシリル−シクロペンタジエニル)サ
マリウム(テトラヒドロフラネート)、ジメチルシリレ
ンビス(トリストリメチルシリル−シクロペンタジエニ
ル)サマリウム(エーテラート)、ジメチルシリレンビ
ス(トリスtブチル−シクロペンタジエニル)サマリウ
ム(テトラヒドロフラネート)、イソプロピリデンビス
(トリメチルシリル−シクロペンタジエニル)サマリウ
ム(エーテラート)、イソプロピリデンビス(tブチル
−シクロペンタジエニル)サマリウム(テトラヒドロフ
ラネート)、イソプロピリデンビス(トリメチルシリル
−,tブチル−シクロペンタジエニル)サマリウム(エ
ーテラート)、ミメチルガリレンビス(ビストリメチル
シリル−シクロペンタジエニル)サマリウム(テトラヒ
ドロフラネート)、ジメチルガリレンビス(トリストリ
メチルシリル−シクロペンタジエニル)サマリウム(エ
ーテラート)などを例示することができる。
【0018】式(4)に相当する(Sm)化合物として
は、ジメチルシリレンビス(メチル−シクロペンタジエ
ニル)サマリウムメチル、ジメチルシリレンビス(トリ
メチルシリル−シクロペンタジエニル)サマリウムハイ
ドライド、ジメチルシリレンビス(tブチル−シクロペ
ンタジエニル)サマリウムビストリメチルシリスメチ
ル、ジメチルシリレンビス(トリメチルシリル−,tブ
チル−シクロペンタジエニル)サマリウムビストリメチ
ルシリルメチル、ジメチルシリレンビス(ビストリメチ
ルシリル−シクロペンタジエニル)サマリウムメチル、
ジメチルシリレンビス(トリストリメチルシリル−シク
ロペンタジエニル)サマリウムメチル、ジメチルシリレ
ンビス(トリスtブチル−シクロペンタジエニル)サマ
リウムハイドライド、イソプロピリデンビス(トリメチ
ルシリル−シクロペンタジエニル)サマリウムメチル、
イソプロピリデンビス(tブチル−シクロペンタジエニ
ル)サマリウムビストリメチルシリルメチル、イソプロ
ピリデンビス(トリメチルシリル−,tブチル−シクロ
ペンタジエニル)サマリウムハイドライド、ジメチルガ
リレンビス(ビストリメチルシリル−シクロペンタジエ
ニル)サマリウムビストリメチルシリルメチル、ジメチ
ルガリレンビス(トリストリメチルシリル−シクロペン
タジエニル)サマリウムメチルなどを挙げることができ
る。
【0019】ランタン(La)、ネオジウム(Nd)、
イッテルビウム(Yb)、ルテチウム(Lu)化合物の
例としては、ビス(トリメチルシリル−シクロペンタジ
エニル)ランタン(エーテラート)、ビス(tブチル−
シクロペンタジエニル)ネオジウム(テトラヒドロフラ
ネート)、ビス(トリメチルシリル−,tブチル−シク
ロペンタジエニル)イッテルビウム(エーテラート)、
ビス(ビストリメチルシリル−シクロペンタジエニル)
ルテチウム(テトラヒドロフラネート)などを挙げるこ
とが出来る。
【0020】これらのメタロセン化合物には、メソ、ラ
セミ2つの立体異性体が存在するがそのどちらを用いて
もよい。
【0021】該重合に用いられる他の触媒成分には限定
はない。他の有機金属成分、例えば一般式(5)、
(6)に示される様なアルミノキサンまたは一般式
(7)で示されるような有機アルミニウム化合物と共に
使用することもできる。
【0022】
【化10】
【化11】 20は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、
イソブチル基などの炭化水素基であり、同じでも異なっ
ていてもよく好ましくは、メチル基である。mは、4か
ら100の整数であり、好ましくは6以上とりわけ10
以上である。この種の化合物の製法は、公知であり例え
ば結晶水を有する塩類を(硫酸銅水和物、硫酸アルミ水
和物)の炭化水素溶媒懸濁液にトリアルキルアルミを添
加して得る方法を例示することが出来るが製造法に限定
されるものではない。 一般式(7) R30n AlX3-n30は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、
イソブチル基などの炭化水素基であり、同じでも異なっ
ていてもよい。Xは、塩素、臭素、沃素などのハロゲン
原子を意味し、nは1から3の整数である。
【0023】本発明のメタロセン化合物は、無機担体例
えばシリカ、アルミナ、塩化マグネシウムなどの担体に
担持することによっても重合することができる。あるい
は、オレフィンを予重合することにより、メタロセン化
合物およびアルミノキサン両成分を溶解し得ない溶媒や
モノマ−中でも用いることが出来る。
【0024】エチレンの単独重合を行なうにあたり、重
合方法にとくに限定はない。使用するエチレン分圧は、
0.01から50kg/cm2 であり、重合温度は好ま
しくは、0℃から140℃である。更に好ましくは、2
0℃から90℃である。
【0025】本発明の方法において、共重合に供される
α−オレフィン類は、プロピレン、1−ブテン、1−ペ
ンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1
−デセン、ブタジエン、1,5−ヘキサジエン、1,4
−ヘキサジエンなどを例示することが出来る。これら2
種以上の混合成分を重合することも可能である。また、
得られるエチレン/α−オレフィン共重合体中のα−オ
レフィンコモノマーのモル分率は、0から20モル%で
あり更に好ましくは、5から15モル%である。
【0026】本発明に於て用いられる重合方法は、液相
重合、スラリー重合、気相重合のいずれも可能である。
液相重合の溶媒としては特に限定はないが、メタロセン
化合物およびアルミノキサン両成分を溶解しうる炭化水
素化合物が好ましい、例えばベンゼン、トルエン,o−
キシレン、m−キシレン、p−キシレン、エチルベンゼ
ン、ブチルベンゼン、メシチレン、クロロベンゼン、な
どの芳香族炭化水素が例示される、更に好ましくは、ト
ルエン、キシレンである。但し、本発明のメタロセン成
分を担持あるいは、固体触媒として使用する場合は、イ
ソブタン、ブタン、ヘキサン、オクタン等の脂肪属炭化
水素を溶媒として使用することが出来る。メタロセン化
合物以外の触媒成分としてアルミノキサンあるいは有機
アルミを用いる場合、メタロセン化合物およびアルミノ
キサンあるいは有機アルミを予め混合したものを反応系
に供給してもよく、反応系に両成分をそれぞれ供給して
もよい。この場合、メタロセン化合物とアルミのモル比
は、0.01から1000が好ましい。
【0027】重合系中に於けるメタロセン化合物の濃度
は、オレフィン濃度が一定の場合、得られる重合体の分
子量に影響を与えるために重要であり、メタロセン化合
物濃度で10から10-10 mol/lの範囲で自由に選
択してオレフィン濃度に見合ったメタロセン化合物の濃
度を選ぶことが可能である。重合に際しての分子量調節
は、公知の手段、例えば温度の選定、オレフィンモノマ
ー濃度の制御あるいは水素の導入により行なうことがで
きる。
【0028】
【実施例】次に本発明を実施例によって具体的に説明す
る。なお物性測定に使用した分析機器は下記のとおり。 NMR 日本電子製EX−400 なお、得られた重合体の分析は、13C−NMRにより行
なわれ、また、分子量並びに分子量分布(Mw/Mn)
は、Waters-150C (GPCカラムShodex) により見積ら
れた。
【0029】実施例 1 Me2 Si(2−SiMe3 −4−SiMe35
22 YCl2 -Li+ の合成 無水三塩化イットリウム2.33g(11.9mmo
l)を40mlのTHFに懸濁し、これにMe2 Si
(2−SiMe3 −4−SiMe352 Li) 2
(14.7mmol)のTHF溶液40mlを加えた。
反応混合物を6時間還流後0℃に冷やした。溶媒を減圧
留去した後、残査をエーテル40mlで3回抽出した。
抽出したエーテルをまとめて20mlに濃縮し、−20
℃に冷却して、Me2 Si(2−SiMe3 −4−Si
Me3522 YCl2 -Li+ の白色結晶を得
た。: 1H−NMR(C66 ,25℃)δ0.46
(s,9H,SiMe3 )、0.56(s,9H,Si
Me3 )、0.58(s,9H,SiMe3 )、0.6
1(s,9H,SiMe3 )、1.00(d,6H,S
iMe2)、1.39(m,8H,βTHF)、3.5
5(m,8H,αTHF),6.77、6.82、6.
93、6.96(d,4H,C52 )。
【0030】Me2 Si(2−SiMe3 −4−SiM
3522 YCH(SiMe32 の合成 Me2 Si(2−SiMe3 −4−SiMe35
22 YCl2 -Li+ 1.67gの80mlのトルエン
溶液にビストリメチルシリルメチルリチウムのエーテル
溶液(3ml,0.86mol/l)を−78℃で加え
た。反応温度を除々に室温まで昇温し36時間反応させ
た。溶媒を減圧で留去した後、黄色残査を40mlのヘ
キサンで抽出した。抽出したヘキサンをまとめて濃縮し
−20℃に冷却して目的物の結晶(0.80g)を得
た。: 1H−NMR(C66 ,25℃)δ0.23
(s,9H,SiMe3 )、0.33(s,9H,Si
Me3 )、0.39(s,9H,SiMe3 )、0.4
7(s,9H,SiMe3 ),0.80、0.85
(d,6H,SiMe2 )、6.49、6.55、6.
60、7.64(d,4H,C52 )。
【0031】エチレンの重合 上で合成されたMe2 Si(2−SiMe3 −4−Si
Me3522 YCH(SiMe32 (7.2m
g,0.01mmol)をシュレンクチューブ中、不活
性ガス下で10mlのトルエンに溶解させ、常圧でエチ
レンガスを導入することにより重合させた。重合反応終
了後メタノールで反応を停止させポリエチレンを濾別し
た。得られたポリエチレンは、分子量が12万と十分に
高分子量化しており、分子量分布Mw/Mn=1.65
と極度に狭いものであった。結果を表1に示した。なお
重合時間を1分、3分、3分30秒と変えて重合実験を
行い、得られたポリエチレンの分子量分布を図1に示し
た(実線:1分、点線:3分、破線:3分30秒)。い
ずれの場合も分子量(Mn)は、10万以上且つ分子量
分布Mw/Mnは、2以下であり従来になく極度に狭い
ことが分かる。
【0032】実施例 2〜5 実施例1に於て、メタロセン化合物を表1に記載のメタ
ロセン化合物に変更した以外は、実施例1と同様に行っ
た。また、化合物の合成は、基本的には、実施例1の方
法に準じておこなった。合成方法の基本は、公知の方法
(P.L.Watson,A.C.S.Symp.,4
95,1983.等)に従った。結果を表1にまとめ
た。
【0033】比較例 1 実施例1に於てメタロセン化合物として、ビス(ペンタ
メチルシクロペンタジエニル)サマリウムメチルを用い
た以外は、実施例1と同様に行った。分子量が低くMw
/Mn=2.1と比較的広いポリエチレンが得られた。
【0034】実施例 6〜8 実施例1に於て、メタロセン化合物を表1に記載のメタ
ロセン化合物に変更した以外は、実施例1と同様に行っ
た。また、化合物の合成は、基本的には、実施例1の方
法に準じておこなった。結果を表1にまとめた。
【0035】比較例 2 実施例1に於てメタロセン化合物として、ビス(ペンタ
メチルシクロペンタジエニル)サマリウム(テトラヒド
ロフラネート)(2価)を用いた以外は、実施例1と同
様に行った。分子量が低くMw/Mn=2.3と比較的
広いポリエチレンが得られた。
【0036】実施例 9 実施例1のエチレン重合の操作に於てトルエン中に予め
1mlの1−ヘキセンを共存させた以外は、実施例1と
同様に行った。重合時間1時間で、エチレンとヘキセン
の共重合体が12mg得られた。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、有機ランタニドメタロ
セン触媒成分をエチレンの重合又は共重合に用いれば、
十分に分子量が大きく、且つ分子量分布が極度に狭い重
合体が得られる。このような重合体は、ポリオレフィン
にブレンドすることにより、成形性(メルトテンショ
ン)の向上に有用であり工業的に極めて価値がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で得られたエチレン重合体のGPCチャ
ート図の一例である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黍野 信幸 大分県大分市大字中の洲2番地 昭和電工 株式会社大分研究所内 (72)発明者 稲沢 伸太郎 大分県大分市大字中の洲2番地 昭和電工 株式会社大分研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン単独重合体または、α−オレフ
    ィンとエチレンの共重合体の製造に於て、その触媒成分
    として実質的に一般式(1)から(4)で表わされるメ
    タロセン化合物から選ばれる少なくとも1種の化合物を
    用いることを特徴とするエチレン系重合体の製造方法。 【化1】 【化2】 [式(1)、(2)中Mは、Y,La,Ce,Pr,N
    d,Pm,Sm,Eu、Ga,Tb,Dy,Ho,E
    r,Tm,Yb,Luのいずれかの遷移金属を意味す
    る。R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 ,R6 は、同じでも
    異なっていてもよく、水素原子、炭素原子数1から10
    の炭化水素基、アルキルシリル基を意味し、また、R
    1 ,R2 或はR5 ,R6 は、互いに結合して環を形成し
    てもよい。Dは、エーテル、THFなどの電子供与性分
    子を意味し、nは1〜3の整数である。Xは、水素原
    子、炭素数1から5の炭化水素基または、アルキルシリ
    ル基を意味する。] 【化3】 【化4】 [式(3)、(4)中Mは、Y,La,Ce,Pr,N
    d,Pm,Sm,Eu、Ga,Tb,Dy,Ho,E
    r,Tm,Yb,Luのいずれかの遷移金属を意味す
    る。R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 ,R6 ,R7 ,R8
    は、同じでも異なっていてもよく、水素原子、炭素原子
    数1から10の炭化水素基、アルキルシリル基を意味
    し、また、R1 ,R2 或はR4 ,R5 或はR6 ,R7
    は、互いに結合して環を形成してもよい。Yは、炭素原
    子、ケイ素原子、ゲルマニウム原子を意味する。Dは、
    エーテル、THFなどの電子供与性分子を意味し、nは
    1〜3の整数である。Xは、水素原子、炭素数1から5
    の炭化水素基または、アルキルシリル基を意味する。]
  2. 【請求項2】 エチレン系重合体の重合体主鎖中の繰り
    返し単位が、式(a)、(b)に示すようなエチレン単
    独或は、エチレンとα−オレフィンのランダムな配列に
    なっており、数平均分子量(Mn)が10万以上であり
    且つゲルパーミエーションクロマトグラフで見積られた
    その分子量分布(Mw/Mn)が2以下である請求項1
    記載のエチレン系重合体の製造方法。 −(CH2 −CH2 )n− 式(a) −(CH2 −CH2 )x−(CH2 −CH(R10))y− 式(b) ここで、nは3000以上の整数、(x+y)は300
    0以上の整数であり、(y/(x+y))が0から20
    となる条件を満たす。R10は、炭素数1から10の炭化
    水素基。
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