JPH06256723A - 積層体製造用接着基剤 - Google Patents

積層体製造用接着基剤

Info

Publication number
JPH06256723A
JPH06256723A JP7533793A JP7533793A JPH06256723A JP H06256723 A JPH06256723 A JP H06256723A JP 7533793 A JP7533793 A JP 7533793A JP 7533793 A JP7533793 A JP 7533793A JP H06256723 A JPH06256723 A JP H06256723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
adhesive
laminate
adhesive base
monomer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7533793A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3159563B2 (ja
Inventor
Yoshio Kanzaki
吉夫 神崎
Katsuhiko Nakamae
勝彦 中前
Tsutomu Minami
努 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UNIE CHEM KK
Original Assignee
UNIE CHEM KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UNIE CHEM KK filed Critical UNIE CHEM KK
Priority to JP07533793A priority Critical patent/JP3159563B2/ja
Publication of JPH06256723A publication Critical patent/JPH06256723A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3159563B2 publication Critical patent/JP3159563B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 一般式 (nは3以上8以下の整数。R1はHまたはCH3基、R
2はHまたはCH3基、R3はHまたはCH3基またはC2
5基)で表される液状ジアクリル環状燐酸エステル単
量体より構成される積層体製造用接着基剤。 【効果】 硬化において光感受性が敏感である本接着基
剤は、硬化後生成する樹脂が柔軟性に富み、且つ急激な
温度変化に対しても優秀な接着力を保持するため、積層
体構成層の各接着面において乖離や損壊が生じにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラスおよび透明プラ
スチック等の積層体を製造するときに使用される接着基
剤に関する。
【0002】ここに云う積層体とは、少なくとも2枚の
ガラス板ないしプラスチック板の面と面を接着剤を用い
て接合した、いわゆる合わせガラス、或いは板状に近い
ガラス、プラスチックを面接合したものを典型とする。
積層体透明板状成形物は概して衝撃に強く、破損が生じ
た場合にも破片の飛散が少ない。また積層体の接着剤層
に種々の物質、たとえば紫外線遮断剤或いは熱線遮断剤
を混入させることにより、所定の効果を持たせることが
できる。
【0003】積層体の構成部材はガラスに限らず、硬質
透明な材料素材であれば積層体構成部材となる潜在可能
性を有する。材料相互或いは異種材料素材もしくは、透
明材料素材と不透明材料素材、例えば金属に透明素材を
貼着したものによる積層体も存在し、構成材料素材の種
類に応じた種々の接着剤が従来より開発されている。
【従来の技術】産業上多頻度で使用されるガラス積層
体、いわゆる合わせガラスには、従来よりポリビニール
ブチラール、ウレタンオリゴマー、エポキシオリゴマ
ー、不飽和ポリエステルオリゴマーなどがガラス層接着
基剤として用いられている。ポリビニールブチラールは
光耐久性、耐寒性に富むため、上記4種類の接着基剤用
物質の中で、最も多頻度で使用されている。
【0004】ポリビニールブチラールにくらべ、使用頻
度は少ないが、ウレタンオリゴマー、エポキシオリゴマ
ー、不飽和ポリエステルオリゴマーをもちいた積層体の
製造方法は、ガラス間にこれらの液状オリゴマーを注入
し、加熱ないしは光硬化させるのみでよく、後述のポリ
ビニールブチラール使用による積層体製造方法にくらべ
て簡便であるため従前より種々の方法が具体化、提案さ
れている。
【0005】
【解決すべき課題】使用頻度は多いものの、ポリビニー
ルブチラールを用いたガラス積層体の製造方法は、下記
の如く非常に煩瑣である、という課題が存在する。
【0006】まず高度な技術を要する高分子化学反応に
より製造されたポリビニールブチラールに、さらに可塑
剤を多量に加えて可塑化し、これから均一厚のエンボス
フイルム(厚さ0.5mm前後)を成形する。このフイル
ムには炭酸水素ナトリウム等の粘着防止剤を付着させて
おく必要があり、積層体製造工程ではその使用に当た
り、この粘着防止剤を水洗除去しなければならない。こ
の粘着防止剤水洗除去工程の後このフイルムを乾燥さ
せ、さらに恒温恒湿に近い環境でバッチ式にてガラス間
に挟置し、最後に空気泡を完全除去すべく長時間の加熱
加圧を経て、ようやく合わせガラスが完成する。
【0007】この方法は、上記の如く製法上の難点に加
え、気温が高いところでは可塑化したポリビニールブチ
ラールが軟化し、貼合のずれや気泡の発生が生じがちで
ある、という製品品質上の課題も存在する。
【0008】また上記ポリビニールブチラールに添加さ
れた大量の可塑剤は、長期使用のうちにガラス周辺より
滲出し、接着力が劣化するばかりでなく、可塑剤の種類
によっては毒性をしめすものもあり、製造時および廃棄
後も望ましいものではない。一方上記オリゴマー、即ち
ウレタンオリゴマー、エポキシオリゴマー、不飽和ポリ
エステルオリゴマーを完全硬化させるには、加熱処理な
いしは光エネルギーの供与が不可欠であるが、長時間の
加熱ないし光照射は、上記オリゴマー硬化中に着色ない
し不透明化などの副反応をも生じさせやすい。これらの
副反応はおしなべて酸化反応である。
【0009】従来の技術範囲では加熱ないし光照射時間
の短縮、ないしは光増感剤の添加、あるいは酸化防止剤
の添加により着色防止をはかるより他はない。従って大
型のガラス板積層体の製造においては、加熱時間ないし
光照射時間の短縮をはかるべく大規模な製造装置を完備
しなければならず、設備上多大のコストを要する、とい
う課題があった。
【0010】また着色ないし不透明化などの副反応を防
止するためには、酸化防止剤を添加しなくてはならな
い。しかしながら酸化防止剤を適量に添加しなかった場
合、オリゴマーそのものに目的に沿わない物性の変化を
生じさせやすく、オリゴマーとの非親和性、未分解酸化
防止剤の残存による副次変化、酸化防止剤が原因となる
接着阻害等の副作用が生じることが多い。このような物
性の変化を許容限度内に抑えるためには、酸化防止剤の
使用を許容限度内におさえなくてはならず、その使用限
度量の割り出しには、反応温度をも考慮にいれた綿密な
実験の膨大な蓄積が必要となるため、酸化防止剤を使用
する必要のない接着材料の開発が望まれていた。
【0011】これらウレタンオリゴマー、エポキシオリ
ゴマー、不飽和ポリエステルオリゴマー等のオリゴマー
硬化樹脂は、分子構造上芳香核を含む場合が多いため、
概して着色しやすく、また透明度も劣る、という品質上
の難点がある。
【0012】また上記オリゴマーに添加されることの多
い、光増感剤ないし光重合開始剤もやはり分子構造上芳
香核を含む場合が多く、それ自身着色ないし不透明化を
惹起しやすい、という課題がある。
【0013】またこのような過程で製造された積層体
は、急激な温度変化があった場合、上記硬化樹脂と積層
体構成素材との熱膨張差により接着面に乖離が生じ、接
着面に気泡が多数現出してしまう。また層間に介在する
接着剤に可撓性が乏しく且つ接着強度が強い場合には、
積層体構成素材ないし接着剤層に亀裂が生じてしまう、
という課題があった。
【0014】本発明はこのような課題にかんがみ、簡便
な方法で積層体が製造可能であり、温度の急激な変化に
も十分な耐久性を有し、有害物質の滲出や着色ないし不
透明化等の副作用も少なく、また可塑剤もしくは酸化防
止剤等の添加剤も不要である積層体製造用接着基剤を提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明においては、積層
体製造用接着基剤が一般式
【化1】(nは3以上8以下の整数。R1はHまたはC
3基、R2はHまたはCH3基、R3はHまたはCH3
またはC25基)で表される液状ジアクリル環状燐酸エ
ステル単量体により構成され、積層体の構成部材のすく
なくとも一つが硬質透明素材であり、上記硬質透明素材
がガラスないし合成樹脂であれば、上記課題を解決する
手段となりうるものである。
【0016】本発明に利用される液状単量体は新規物質
であり、特許願平4−233055号に示されている一
般式のうち、
【化1】(nは3以上8以下の整数。R1はHまたはC
3基、R2はHまたはCH3基、R3はHまたはCH3
またはC25基)で示されるアクリル系酸性燐酸エステ
ル単量体とアミン基を有するアクリル系単量体とを反応
させて製造される。
【0017】
【作用】上記の構成による積層体製造用接着基剤の構成
物質である液状ジアクリル環状燐酸エステル単量体は、
紫外線により硬化するという特性を有する。該単量体は
嫌気性単量体であるため、空気中では硬化が遅く、紫外
線照射時には光重合開始剤が必要となるが、空気を絶つ
と重合開始剤がなくても光重合する。
【0018】上記紫外線による硬化は、光重合反応によ
るものである。本発明に係る接着基剤そのものもかなり
鋭敏な紫外線感受性を有するため、上記光重合反応時に
おいては光重合開始剤ないし光増感剤は特段必要ではな
い。しかし本発明接着基剤と併用した場合、使用量が少
量であっても光感受性は著しく増大する。
【0019】本発明接着基剤の構成成分の単量体をその
一形態とするジアクリル環状燐酸エステル単量体は、ビ
ニルモノマーなどとの熱共重合反応、懸濁共重合反応、
溶液共重合反応により、トルエン等の溶剤に可溶性のポ
リマーとなるが、本発明接着基剤構成成分の単量体は、
光単独重合反応により、弾性及び可撓性に富むトルエン
不溶ポリマー樹脂となる。このポリマー樹脂は、熱およ
び薬品変化性に乏しい。
【0020】本発明接着基剤の構成成分である単量体
は、比較的低分子量であり、また環状構造が分子構造中
に存在しているため、重合反応の結果、単独重合物に移
行したときの分子構造は、架橋構造を殆どとらず、ほぼ
巨大高分子の環状連結構造となっているものと考えられ
る。
【0021】本発明接着基剤の構成成分である単量体の
ポリマーは上記分子構造による特性、すなわちゴム状の
弾性を示し可撓性も良好であるという特性と共に、分子
構造上適当量の燐酸の極性基を含むことにより、接着面
における接着力は頗る良好である、という特性を併せ持
つ。これら2特性により、急激な温度変化があった場合
にも、積層体構成部材と硬化した接着剤層との膨張係数
の差による内部応力は接着面全面に容易に分散し、従っ
て各層間の乖離や損壊は生じにくい。
【0022】本発明は、上記のような特性を持つ液状ジ
アクリル環状燐酸エステル単量体を積層体製造用接着基
剤として新規に有効利用したものである。
【0023】積層体構成部材となる硬質透明素材のう
ち、典型例であるガラスは、表面に付着物のいない清浄
なものならば曹達灰ガラス、パイレックスガラス、硼珪
酸ガラスなどで、種類は問わない。もし特に接着力を必
要とする場合には、シランカプリング剤で予めガラス表
面を処理しておくことは必要である。
【0024】また同じく上記典型例であるプラスチック
は、特に透明性に優れ、また経時着色のないものが望ま
しく、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチルなど
があげられる。
【0025】本単量体には、全系の50%以下で、或い
はまた少量で単量体に溶解する次のような添加物が用途
に応じて添加され、接着剤組成物として利用されること
が望ましい。
【0026】例えば接着剤としての特性そのものを増進
する溶解性ないし分散性添加物として、硬化後の収縮を
減少させる単官能(メタ)アクリレートとその誘導体な
どのプレポリマー、分子構造上の架橋化を促進し耐熱、
耐薬品性を向上させる多官能(メタ)アクリレートとそ
の誘導体等のプレポリマー、粘度低下や屈折率の調節に
有用な諸種モノマー、相溶する各種有機化合物などで主
に粘度低下のために有用な非重合性希釈剤、シラン系な
いしチタン系などでガラス面への接着性向上のために接
着剤添加物として有用なカップリング剤、接着力を多少
低下させて安全ガラスの耐貫通性をあげるために有用な
塩類やシリコーン油、フォトクロミックス色素を含め各
種特殊機能をもつ合わせガラスに有用な各種色素などが
想起される。
【0027】また上記例の他に特殊な機能を持たせるた
め、種々の微小物が接着層に介設ないし混設されること
もありうる。例えば、微小小孔のある金属フィルムは、
電磁波シールド合わせガラスにおいて有用性を持つ。こ
の金属フィルム以外にも、各種形状のフィルム状、布状
物は装飾、防音、断熱のための建材用合わせガラス構成
部材となりうる。ほかにも液晶の微小分散粒子は、液晶
散乱型調光ガラスに利用可能である。
【0028】ガラスおよび透明プラスチック等の硬質透
明素材を構成部材とする積層体は、本発明の液状単量体
を使用して次のように製造できる。
【0029】1)2枚の硬質透明素材の周囲を一部残し
てシールしてから、液状単量体をその隙間に流し込み、
光照射して硬化させ、合わせガラスとする。シールする
方法としてはスペーサーなどで一定間隔とした硬質透明
素材端部を粘着テープなどで固定する方法や、予めスペ
ーサーを含む液状単量体を硬質透明素材周辺にのみ一部
を残して幅狭く塗布し、もう一枚の硬質透明素材を重ね
て押さえ、光硬化させる方法もある。
【0030】2)水平に置いた硬質透明素材に、一定厚
の弾性フィルムスペーサーで周囲を全面的に縁どりし、
縁内に液状単量体を注いでからもう一方の硬質透明素材
をかぶせて、少し押さえて過剰の液を溢出させてから光
硬化させる。この方法は、接着面のほぼ全面にフィルム
状物を挿入する建材用合わせガラスや電磁波シールド用
合わせガラスの製造に利用できる。
【0031】3)厚さを厳密にコントロールする必要の
ない場合には、適当量の単量体を硬質透明素材にキャス
チングし、もう一枚の硬質透明素材をかぶせて押さえ、
多少の単量体を周囲より滲み出させてから光硬化させて
よい。
【0032】4)また厚さが厳密でなく、フィルム状物
を接着層全面に近く挿入する場合には、ふたつのフィル
ム両面に単量体を付着させてから、スペーサーを使用す
ることなく、2枚の硬質透明素材のうちに挟んで光硬化
させるのが簡便である。
【0033】硬化光線としては、汎用される高圧水銀ラ
ンプ(365nm付近の有効な紫外線を出すもの)でよ
い。他にも多少スペクトルの異なる超高圧、低圧水銀ラ
ンプやキセノンランプ、メタハライドランプでも差は殆
どないが、光硬化反応を生じさせるには、一般に100
〜1000mJ/cm2の紫外線照射エネルギーが必要で
ある。
【0034】上記液状ジアクリル環状燐酸エステル単量
体を本発明のごとく積層体製造用接着基剤として使用
し、上記手順で積層体を製造した場合、従来のオリゴマ
ー樹脂使用の際に不可欠とされていた重合反応時に着色
を惹起しやすい光重合開始剤ないし光増感剤も特段添加
の必要なく、また使用される場合でも格段に少量で済
み、製造工程時の着色ないし不透明化も避止されるとと
もに、組成中の着色ないし不透明化因子が少量であるた
め、長期間の日光暴露にも着色ないし不透明化すること
も少ない。
【0035】但し、上記着色ないし不透明化の可能性
も、逆に着色積層体ないし不透明積層体の製造を企図す
る場合、光重合開始剤ないし光増感剤による着色色彩を
予め実験の上確認しておき、この確認結果を積極的に産
業上利用することは、大いに可能である。
【0036】上記光重合開始剤ないし光増感剤を例示す
ると、アントラキノン類としては、アントラキノン、2
−エチルアントラキノン、1−クロロアントラキノン、
2−第3ブチルアントラキノン等があり、カルボニール
化合物類としては、ベンゾフェノン、ベンゾインエチル
エーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾイ
ンブチルエーテルなどが挙げられ、硫黄化合物として
は、ジフェニールモノおよびジサルファイド、ジベンゾ
イルジサルファイド、ジベンゾチアゾイルジサルファイ
ドなどがある。その他アゾビスイソブチロニトリルなど
が挙げられる。
【0037】また本発明接着基剤を用いて製造される積
層体は、製造方法が簡便であるばかりでなく、耐熱性、
耐薬品性の点において従前のものに比べ格段の進歩が見
られるとともに、上記ポリビニールブチラール使用時の
ように、毒性を有しがちな可塑剤ないし軟化剤を特段添
加する必要も生じない。従って長期にわたって使用して
も、有毒物質滲出の懸念も生じない。
【0038】なお上記接着面における良好な接着力は、
ガラスや透明合成樹脂等の硬質透明素材に限らず、硬質
不透明材料、例えば金属、セラミック、ゴム、岩石鉱
物、布ないし繊維素材等の積層体構成素材であればすべ
て良好である。
【0039】
【実施例】
[実施例1]平均分子量440のアシッドホスホオキシ
ポリオキシプロピレングリコールモノメタクリレート4
40部と、ジメチルアミノエチルメタクリレート157
部との酸塩基反応によりえられるジアクリル環状燐酸エ
ステル単量体(以下PPDMと略)を感光性接着基剤と
して用いる。
【0040】清浄なガラス板(30×30×3mm)上に
PPDMを厚さ約0.01mmにキャスチングして、もう
一枚のガラス板を重ね押さえた後、400W高圧水銀灯
(東芝電材株式会社トスキュア400型式HC−041
1)の光源より10cmの距離から15分照射してPPD
Mの光硬化による合わせガラスが得られた。これは瑕疵
斑濁のない無色透明な合わせガラスであって、全光線透
過率80%(JISK7105にて測定)でウェザオメ
ーター70℃で200時間(1年間の屋外暴露)処理後
の全光線透過率は75%程度であった。またこの合わせ
ガラスは、−10℃より徐々に100℃にまで加温し、
さらに常温に放置冷却後、−10℃に冷却する温度変化
を与えても、ガラスの膨張収縮による接着面の乖離は見
られなかった。 [実施例2]実施例1で用いたPPDM99部に対して
アゾイソブチロニトリル(AIBN)10%のシクロヘ
キサノン溶液を1部を均質となるように混合したPPD
M組成物を感光性接着基剤として用いる。
【0041】清浄なガラス板(30×30×3mm)上に
上記PPDM組成物を厚さ約0.01mmにキャスチング
して、もう一枚のガラス板を重ね押さえた後、実施例1
で使用の400W高圧水銀灯(東芝電材株式会社トスキ
ュア400型式HC−0411)の光源より10cmの
距離から3分照射しただけでPPDM組成物の光硬化に
よる合わせガラスが得られた。本実施例は、従来例と同
様、光増感剤を併用するものであるが、この現象は、光
増感剤の併用により卓越した光感受性が実現されたこと
を示している。
【0042】この光硬化の合わせガラスは、瑕疵斑濁の
ない無色透明な合わせガラスで、全光線透過率80%
(JIS K7105にて測定)でウェザオメーター7
0℃で200時間(1年間の屋外暴露)処理後の全光線
透過率は75%程度であった。またこの合わせガラス
は、−10℃より徐々に100℃にまで加温し、さらに
常温に放置冷却後、−10℃に冷却する温度変化を与え
ても、ガラスの膨張収縮による接着面の乖離は見られな
かった。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明新規物質に
より構成される積層体製造用接着基剤によれば、硬化に
おいて光感受性が敏感であるため、特段の光重合開始剤
ないし光増感剤を必要としないが、これを併用した場合
には卓越した光感受性が実現される。また硬化後生成す
る樹脂は柔軟性に富み、且つガラスや透明プラスチック
等透明硬質素材に限らず、金属や岩石鉱物等不透明硬質
諸素材とも優秀な接着力を有するため、接着面において
強力な接着を保持しつつ、温度変化による膨張収縮率の
差により生じる急激な歪に対しても、接着面の乖離や損
壊が生じないだけの十分な耐久性を有するとともに、特
段の可塑剤ないし軟化剤の添加を必要としない。
【0044】さらに、接着剤としての特性そのものを増
進する溶解性ないし分散性添加物、および特殊機能を持
たせるための種々の介設ないし混設微小物に対しても優
れた親和性を示すため、頗る多種類の上質かつ耐久性に
富む積層体が簡便な方法で製造可能となる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 (nは3以上8以下の整数。R1はHまたはCH3基、R
    2はHまたはCH3基、R3はHまたはCH3基またはC2
    5基)で表される液状ジアクリル環状燐酸エステル単
    量体により構成されたことを特徴とする積層体製造用接
    着基剤。
  2. 【請求項2】 積層体の構成部材のすくなくとも一つが
    硬質透明素材であることを特徴とする請求項1記載の積
    層体製造用接着基剤
  3. 【請求項3】 上記硬質透明素材がガラスないし合成樹
    脂であることを特徴とする請求項2記載の積層体製造用
    接着基剤
JP07533793A 1993-03-08 1993-03-08 積層体製造用接着基剤 Expired - Fee Related JP3159563B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07533793A JP3159563B2 (ja) 1993-03-08 1993-03-08 積層体製造用接着基剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07533793A JP3159563B2 (ja) 1993-03-08 1993-03-08 積層体製造用接着基剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06256723A true JPH06256723A (ja) 1994-09-13
JP3159563B2 JP3159563B2 (ja) 2001-04-23

Family

ID=13573349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07533793A Expired - Fee Related JP3159563B2 (ja) 1993-03-08 1993-03-08 積層体製造用接着基剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3159563B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09183951A (ja) * 1995-12-28 1997-07-15 Tosoh Corp メタルハブ用接着剤
WO2009139318A1 (ja) * 2008-05-13 2009-11-19 三菱瓦斯化学株式会社 曲げ加工可能なポリカーボネート樹脂積層体および光透過型電磁波シールド積層体並びにそれらの製造方法
JP2009277763A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Mitsubishi Gas Chem Co Inc 曲げ加工可能な光透過型電磁波シールド積層体およびその製造方法
JP2009274255A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Mitsubishi Gas Chem Co Inc 曲げ加工可能な高耐久性ポリカーボネート樹脂積層体の製造方法
JP2015151532A (ja) * 2014-02-19 2015-08-24 株式会社オートネットワーク技術研究所 粘着性組成物およびこれを用いた複合材料
JP2015151527A (ja) * 2014-02-19 2015-08-24 株式会社オートネットワーク技術研究所 粘着性組成物およびこれを用いた複合材料
WO2015125578A1 (ja) * 2014-02-19 2015-08-27 株式会社オートネットワーク技術研究所 粘着性組成物およびこれを用いた複合材料

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5607985A (en) 1992-12-21 1997-03-04 Adell Co., Ltd. Photopolymerization initiator for visible light-polymerizing adhesive

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09183951A (ja) * 1995-12-28 1997-07-15 Tosoh Corp メタルハブ用接着剤
WO2009139318A1 (ja) * 2008-05-13 2009-11-19 三菱瓦斯化学株式会社 曲げ加工可能なポリカーボネート樹脂積層体および光透過型電磁波シールド積層体並びにそれらの製造方法
JP2009277763A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Mitsubishi Gas Chem Co Inc 曲げ加工可能な光透過型電磁波シールド積層体およびその製造方法
JP2009274255A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Mitsubishi Gas Chem Co Inc 曲げ加工可能な高耐久性ポリカーボネート樹脂積層体の製造方法
US8585860B2 (en) 2008-05-13 2013-11-19 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Bendable polycarbonate resin laminate, optically transparent electromagnetic wave shield laminate, and manufacturing method thereof
US8815373B2 (en) 2008-05-13 2014-08-26 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Bendable polycarbonate resin laminate, optically transparent electromagnetic wave shield laminate, and manufacturing method thereof
JP2015151532A (ja) * 2014-02-19 2015-08-24 株式会社オートネットワーク技術研究所 粘着性組成物およびこれを用いた複合材料
JP2015151527A (ja) * 2014-02-19 2015-08-24 株式会社オートネットワーク技術研究所 粘着性組成物およびこれを用いた複合材料
WO2015125578A1 (ja) * 2014-02-19 2015-08-27 株式会社オートネットワーク技術研究所 粘着性組成物およびこれを用いた複合材料

Also Published As

Publication number Publication date
JP3159563B2 (ja) 2001-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101652804B (zh) 图像显示装置、树脂组合物、树脂固化物层和图像显示装置的制备方法
US7910033B2 (en) Method for manufacturing image display device
US5506051A (en) Transparent sheet composites for use as bullet-proof windows
US4518756A (en) Biphenyloxy mono- and dimethacrylate polymerizable compositions
EP0119525B1 (en) Photo-curable adhesive composition for glass lamination and laminated glass and process for its production
KR101917266B1 (ko) 화상 표시 장치용 양면 점착 시트의 제조 방법
CN101542363A (zh) 图像显示装置及其制造方法
CN109799555B (zh) 一种耐弯折的防窥膜
CN1543397A (zh) 光致变色制品及其制造方法
KR0173110B1 (ko) 렌즈 시이트
KR20100103502A (ko) 액정 디스플레이에 투명 기판을 접합하는 방법 및 관련 장치
JP3159563B2 (ja) 積層体製造用接着基剤
CN113900170B (zh) 一种高辉度抗吸附耐刮伤棱镜膜及其制备方法
US4494825A (en) Fill port seal with first and second photosensitizers
US5479555A (en) Photopolymerizable compositions for making optical materials and process making them
JPS63167301A (ja) 透過型スクリ−ン
JP2005280261A (ja) 樹脂成形体の製造方法
CN113514963B (zh) 一种双光膜层变色镜片及其制备方法
JP2002052552A (ja) 光硬化樹脂シートの製造方法
JP3674236B2 (ja) 液晶表示素子
JPH091716A (ja) フォトクロミック積層体およびその製造方法
JPH0729313B2 (ja) 透明プラスチツク板の成形方法
KR20150031534A (ko) 광경화형 접착제 조성물, 및 이를 이용한 광학 필름 및 광학 기기
JP3297086B2 (ja) 樹脂成型物の製造方法
Okubo et al. Preparation of Fresnel lens film by mold polymerization using electron beam irradiation

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees