JPH06258449A - 中性子測定装置 - Google Patents
中性子測定装置Info
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- JPH06258449A JPH06258449A JP5046295A JP4629593A JPH06258449A JP H06258449 A JPH06258449 A JP H06258449A JP 5046295 A JP5046295 A JP 5046295A JP 4629593 A JP4629593 A JP 4629593A JP H06258449 A JPH06258449 A JP H06258449A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J47/00—Tubes for determining the presence, intensity, density or energy of radiation or particles
- H01J47/12—Neutron detector tubes, e.g. BF3 tubes
- H01J47/125—Helium ionisation detectors
- H01J47/1255—Ionisation chambers
Landscapes
- Measurement Of Radiation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 広いエネルギー範囲にわたって高感度で中性
子を測定する。 【構成】 熱中性子用電離箱16,速中性子用電離箱1
8及び中速中性子用電離箱20は直列に連結して構成さ
れ、それらを共通集電極21が挿通している。電源部1
2は、各電離箱に対して時分割で電圧の印加を行い、信
号処理部はこれに対応して時分割で信号の処理を実行す
る。
子を測定する。 【構成】 熱中性子用電離箱16,速中性子用電離箱1
8及び中速中性子用電離箱20は直列に連結して構成さ
れ、それらを共通集電極21が挿通している。電源部1
2は、各電離箱に対して時分割で電圧の印加を行い、信
号処理部はこれに対応して時分割で信号の処理を実行す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は中性子測定装置、特に広
いエネルギー範囲にわたって中性子の測定が行える装置
に関する。
いエネルギー範囲にわたって中性子の測定が行える装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】中性子は、荷電粒子でないため、他の放
射線のように、そのままでは電気的に直接測定すること
は困難である。そこで、中性子を間接的に測定する方法
として、核反応を利用する方法がある。
射線のように、そのままでは電気的に直接測定すること
は困難である。そこで、中性子を間接的に測定する方法
として、核反応を利用する方法がある。
【0003】速中性子(高エネルギー中性子)の測定法
には、速中性子による軽原子核(例えば、水素原子核)
の反跳粒子を利用する方法がある。反跳粒子は荷電粒子
であるので物質中を飛遊する間に、反跳で得たエネルギ
ーに相当する量の電離を生ずる。電離で生じたイオンや
電子を電気的に測定したり、光に変換したりして、間接
的に速中性子を測定する方法である。
には、速中性子による軽原子核(例えば、水素原子核)
の反跳粒子を利用する方法がある。反跳粒子は荷電粒子
であるので物質中を飛遊する間に、反跳で得たエネルギ
ーに相当する量の電離を生ずる。電離で生じたイオンや
電子を電気的に測定したり、光に変換したりして、間接
的に速中性子を測定する方法である。
【0004】熱中性子(約0.0025eV)の測定法
としては、(n,α)反応などの核反応が利用される。
この場合には、 3He、 6Li、10Bなどが用いられ、
核反応で生じたα線や陽子などが電離作用により引き起
こした電子などが上述同様に検出される。
としては、(n,α)反応などの核反応が利用される。
この場合には、 3He、 6Li、10Bなどが用いられ、
核反応で生じたα線や陽子などが電離作用により引き起
こした電子などが上述同様に検出される。
【0005】また、中速中性子の測定法には、水素原子
を多く含む物質を通過させて熱中性子化し、その際生じ
た熱中性子を検出する方法がある。
を多く含む物質を通過させて熱中性子化し、その際生じ
た熱中性子を検出する方法がある。
【0006】そのような測定法を実現する装置として
は、比例計数管、シンチレーションカウンタ、TLD
(熱ルミネセンス線量計)などがある。
は、比例計数管、シンチレーションカウンタ、TLD
(熱ルミネセンス線量計)などがある。
【0007】しかし、上記の測定装置では、熱中性子か
ら速中性子までの広いエネルギー範囲(9デカード程
度)にわたって中性子を検出することができない。
ら速中性子までの広いエネルギー範囲(9デカード程
度)にわたって中性子を検出することができない。
【0008】そこで、従来においては、広エネルギー中
性子測定装置として、いわゆるレムカウンタが知られて
いる。このレムカウンタは、比例計数管を中心にして、
その周囲に各種の減速材や遮蔽材などを多層に配設し、
熱中性子から速中性子までを一緒に1つの比例計数管で
計測し、実効線量当量を演算するものである。
性子測定装置として、いわゆるレムカウンタが知られて
いる。このレムカウンタは、比例計数管を中心にして、
その周囲に各種の減速材や遮蔽材などを多層に配設し、
熱中性子から速中性子までを一緒に1つの比例計数管で
計測し、実効線量当量を演算するものである。
【0009】ここで、図3に示すように、実効線量当量
を求めるための換算係数は、中性子のエネルギーによっ
て大きく異なる。なお、図3において(A)は1cm線
量当量であり、(B)は3mm線量当量であり、(C)
は70μm線量当量である。上記レムカウンタにおいて
は、この図3に示す特性にしたがって各減速層の厚みや
遮蔽領域の大きさを調整することによって、熱中性子、
中速中性子及び高速中性子の検出感度に対して重み付け
を行っていた。
を求めるための換算係数は、中性子のエネルギーによっ
て大きく異なる。なお、図3において(A)は1cm線
量当量であり、(B)は3mm線量当量であり、(C)
は70μm線量当量である。上記レムカウンタにおいて
は、この図3に示す特性にしたがって各減速層の厚みや
遮蔽領域の大きさを調整することによって、熱中性子、
中速中性子及び高速中性子の検出感度に対して重み付け
を行っていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の放
射線測定装置は、6〜16kg程度の重量があり、大型
でかつ重いという問題があった。また、熱中性子、中速
中性子、及び速中性子を一台の比例計数管で測定するこ
とから、上記重み付けのために、各エネルギーの中性子
に対する感度を犠牲にしなければならないという問題が
あった。
射線測定装置は、6〜16kg程度の重量があり、大型
でかつ重いという問題があった。また、熱中性子、中速
中性子、及び速中性子を一台の比例計数管で測定するこ
とから、上記重み付けのために、各エネルギーの中性子
に対する感度を犠牲にしなければならないという問題が
あった。
【0011】なお、上記従来の放射線測定装置では、各
エネルギーの中性子を一緒に測定することから、各エネ
ルギーの中性子の検出信号を個々に抽出できないという
問題もあった。
エネルギーの中性子を一緒に測定することから、各エネ
ルギーの中性子の検出信号を個々に抽出できないという
問題もあった。
【0012】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、広いエネルギーにわたって高
感度で中性子を測定でき、小型化及び軽量化が可能な中
性子測定装置を提供することにある。
ものであり、その目的は、広いエネルギーにわたって高
感度で中性子を測定でき、小型化及び軽量化が可能な中
性子測定装置を提供することにある。
【0013】また、本発明は、各エネルギーの中性子に
ついての検出信号をそれぞれ独立して処理できる中性子
測定装置を提供することにある。
ついての検出信号をそれぞれ独立して処理できる中性子
測定装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、集電極を共通にして相互に
連結された複数の電離箱で構成され、互いに中性子エネ
ルギー感度が異なる電離箱集合体と、前記各電離箱に対
して電圧を印加する電源部と、前記電離箱集合体からの
信号を処理する信号処理部と、を含むことを特徴とす
る。
に、請求項1記載の発明は、集電極を共通にして相互に
連結された複数の電離箱で構成され、互いに中性子エネ
ルギー感度が異なる電離箱集合体と、前記各電離箱に対
して電圧を印加する電源部と、前記電離箱集合体からの
信号を処理する信号処理部と、を含むことを特徴とす
る。
【0015】また、請求項2記載の発明は、前記電源部
は、前記各電離箱に対して所定の順序で時分割的で電圧
を印加し、前記信号処理部は、前記電離箱集合体からの
信号を時分割で処理することを特徴とする。
は、前記各電離箱に対して所定の順序で時分割的で電圧
を印加し、前記信号処理部は、前記電離箱集合体からの
信号を時分割で処理することを特徴とする。
【0016】
【作用】上記請求項1記載の構成によれば、互いにエネ
ルギー感度の異なる複数の電離箱が設けられているの
で、各エネルギー範囲毎に専用の電離箱で中性子を高感
度に測定できる。よって、線量当量の演算のための換算
係数に合わせた感度調整なども容易であり、それぞれ独
立して感度調整できるという利点がある。ここで、各電
離箱は、互いにその集電極が共通にされつつ、連結され
ているため、電離箱を密集させて小型化・軽量化が可能
である(例えば、隣接する電離箱間の隔壁を1枚にでき
るなどの共用メリットがある)。
ルギー感度の異なる複数の電離箱が設けられているの
で、各エネルギー範囲毎に専用の電離箱で中性子を高感
度に測定できる。よって、線量当量の演算のための換算
係数に合わせた感度調整なども容易であり、それぞれ独
立して感度調整できるという利点がある。ここで、各電
離箱は、互いにその集電極が共通にされつつ、連結され
ているため、電離箱を密集させて小型化・軽量化が可能
である(例えば、隣接する電離箱間の隔壁を1枚にでき
るなどの共用メリットがある)。
【0017】請求項2記載の構成によれば、電源部が各
電離箱に対して時分割で電圧の印加を行うので、共通集
電極からの信号中に時分割で各電離箱からの信号を挿入
でき、1つの信号系統で複数の電離箱からの信号を伝送
できる。信号処理部は、これに合わせて時分割で信号の
処理を行う。
電離箱に対して時分割で電圧の印加を行うので、共通集
電極からの信号中に時分割で各電離箱からの信号を挿入
でき、1つの信号系統で複数の電離箱からの信号を伝送
できる。信号処理部は、これに合わせて時分割で信号の
処理を行う。
【0018】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0019】図1には、本発明に係る放射線測定装置に
おける電離箱集合体10と電源部12とが示されてい
る。電離箱集合体10から出力される信号100は後述
するように図2に示される信号処理部14で処理され
る。
おける電離箱集合体10と電源部12とが示されてい
る。電離箱集合体10から出力される信号100は後述
するように図2に示される信号処理部14で処理され
る。
【0020】図1において、電離箱集合体10は、直列
的に連結された複数の電離箱で構成され、本実施例では
3つの電離箱16,18,20で構成されている。ここ
で、電離箱16は、熱中性子検出用の電離箱であり、電
離箱18は速中性子検出用の電離箱であり、電離箱20
は中速中性子用電離箱である。なお、電離箱の数を増や
すことによって、広いエネルギー範囲に渡って検出精度
向上を図ることができる。
的に連結された複数の電離箱で構成され、本実施例では
3つの電離箱16,18,20で構成されている。ここ
で、電離箱16は、熱中性子検出用の電離箱であり、電
離箱18は速中性子検出用の電離箱であり、電離箱20
は中速中性子用電離箱である。なお、電離箱の数を増や
すことによって、広いエネルギー範囲に渡って検出精度
向上を図ることができる。
【0021】図1に示されるように、3つの電離箱1
6,18,20に対して共通集電極21が挿通されてい
る。この共通集電極21は、具体的には、各電離箱用の
集電極22,24,26で区分される。
6,18,20に対して共通集電極21が挿通されてい
る。この共通集電極21は、具体的には、各電離箱用の
集電極22,24,26で区分される。
【0022】電離箱16において、電極として用いられ
る容器28内には、例えば10BF3や3 Heなどの電離
用ガスが封入されている。すなわち、外部から中性子が
電離箱16内に入射した際にα線や陽子線などを生じさ
せ、これによって電離箱16内部で電離を起させること
により中性子を間接的に検出するものである。なお、容
器28は例えば円筒形のアルミニウム壁などで構成さ
れ、その内部寸法の直径を例えば10cm,長さを例え
ば10cmとしている。
る容器28内には、例えば10BF3や3 Heなどの電離
用ガスが封入されている。すなわち、外部から中性子が
電離箱16内に入射した際にα線や陽子線などを生じさ
せ、これによって電離箱16内部で電離を起させること
により中性子を間接的に検出するものである。なお、容
器28は例えば円筒形のアルミニウム壁などで構成さ
れ、その内部寸法の直径を例えば10cm,長さを例え
ば10cmとしている。
【0023】電源部12は、この電離箱16における集
電極22と容器28との間に直流電圧を印加しており、
具体的には容器28が負極性になるように電圧を印加し
ている。
電極22と容器28との間に直流電圧を印加しており、
具体的には容器28が負極性になるように電圧を印加し
ている。
【0024】電離箱18において、アルミニウムの容器
30内には例えば2mmの厚さをもった減速材であるポ
リエチレン材32が配置されている。そして、容器30
内部には電離用としての不活性ガスであるアルゴンガス
やネオンガスなどが封入されている。
30内には例えば2mmの厚さをもった減速材であるポ
リエチレン材32が配置されている。そして、容器30
内部には電離用としての不活性ガスであるアルゴンガス
やネオンガスなどが封入されている。
【0025】また、電離箱18と電離箱16との間には
絶縁部材34が配置され、その絶縁部材34によって隔
壁36が支持されている。これによって相互の気密が保
たれている。なお38は共通集電極21を支持するため
の絶縁部材である。また、隔壁36は接地されている。
絶縁部材34が配置され、その絶縁部材34によって隔
壁36が支持されている。これによって相互の気密が保
たれている。なお38は共通集電極21を支持するため
の絶縁部材である。また、隔壁36は接地されている。
【0026】前述した減速材でありかつ絶縁部材である
ポリエチレン材32の内面には、導電性物質のコーティ
ング40が施されており、電源部12はこのコーティン
グ材40を他方電極としてそれと集電極24との間に直
流電圧を印加する。なお、その極性は、集電極24が正
極性、コーティング材が負極性となるように電圧の印加
を行っている。
ポリエチレン材32の内面には、導電性物質のコーティ
ング40が施されており、電源部12はこのコーティン
グ材40を他方電極としてそれと集電極24との間に直
流電圧を印加する。なお、その極性は、集電極24が正
極性、コーティング材が負極性となるように電圧の印加
を行っている。
【0027】従って、このような電離箱18の構成によ
れば、速中性子が電離箱18内に入射すると、ポリエチ
レン32においていわゆる反跳現象が生じこの反跳によ
って飛ばされた水素原子核である陽子が電離箱18内に
封入された不活性ガスに電離を生じさせる。これによっ
て、間接的に速中性子を検出することが可能となる。電
離箱20において、容器42の外側には減速材としての
ポリエチレンが例えば3cmの厚さで設けられている。
そして、容器40の内部には、電離箱16同様に10BF
3 や3 Heなどの気体が封入されている。また、電離箱
20と電離箱18との間には絶縁部材44が設けられ、
この絶縁部材44によって隔壁46が支持されている。
なお48は共通集電極21を支持するための絶縁部材で
あり、隔壁46は接地されている。
れば、速中性子が電離箱18内に入射すると、ポリエチ
レン32においていわゆる反跳現象が生じこの反跳によ
って飛ばされた水素原子核である陽子が電離箱18内に
封入された不活性ガスに電離を生じさせる。これによっ
て、間接的に速中性子を検出することが可能となる。電
離箱20において、容器42の外側には減速材としての
ポリエチレンが例えば3cmの厚さで設けられている。
そして、容器40の内部には、電離箱16同様に10BF
3 や3 Heなどの気体が封入されている。また、電離箱
20と電離箱18との間には絶縁部材44が設けられ、
この絶縁部材44によって隔壁46が支持されている。
なお48は共通集電極21を支持するための絶縁部材で
あり、隔壁46は接地されている。
【0028】一方、図1における50はいわゆるガード
リングであり、このガードリング50と容器42との間
が絶縁されかつガードリング50と集電極26とが絶縁
されることによって、電流漏洩などを防止している。
リングであり、このガードリング50と容器42との間
が絶縁されかつガードリング50と集電極26とが絶縁
されることによって、電流漏洩などを防止している。
【0029】従って、電離箱20においては、中速中性
子は、比較的厚めに形成されたポリエチレン材43にお
いて減速され、熱中性子化された後に容器40内に侵入
し、これによって上述同様に電離が生じ、この結果、中
速中性子が検出されることになる。なお、電源部12
は、容器42と集電極26との間に直流電圧を印加して
おり、容器42を負極にし集電極26を正極にしてい
る。このように、集電極26を正極性にすることによ
り、電離により生じた電子及びイオンのうち極めて移動
性の良い電子を集電極で迅速に捕獲することが可能とな
る。
子は、比較的厚めに形成されたポリエチレン材43にお
いて減速され、熱中性子化された後に容器40内に侵入
し、これによって上述同様に電離が生じ、この結果、中
速中性子が検出されることになる。なお、電源部12
は、容器42と集電極26との間に直流電圧を印加して
おり、容器42を負極にし集電極26を正極にしてい
る。このように、集電極26を正極性にすることによ
り、電離により生じた電子及びイオンのうち極めて移動
性の良い電子を集電極で迅速に捕獲することが可能とな
る。
【0030】ちなみに、電離箱16同様に、電離箱18
及び電離箱20も円筒形に形成されている。これは、集
電極26の軸方向と直交する方向について指向性を一定
にするためである。
及び電離箱20も円筒形に形成されている。これは、集
電極26の軸方向と直交する方向について指向性を一定
にするためである。
【0031】本実施例の電離箱集合体10においては、
後に詳述するように実効線量を求めるため、各電離箱毎
に感度調整が行われており、具体的には、印加電圧や減
速材の厚みなどを調整することによって適宜に感度の調
整が行われている。なお、電源部12によって各電離箱
に対して同時に電圧を印加する場合にはそのような線量
当量演算に従う感度調整は重要であるが、以下に述べる
時分割による電圧印加の場合には各電離箱相互において
必しも感度調整のバランスが完全にとれている必要はな
い。すなわち、後の演算において重み付けなどを容易に
行うことができるからである。
後に詳述するように実効線量を求めるため、各電離箱毎
に感度調整が行われており、具体的には、印加電圧や減
速材の厚みなどを調整することによって適宜に感度の調
整が行われている。なお、電源部12によって各電離箱
に対して同時に電圧を印加する場合にはそのような線量
当量演算に従う感度調整は重要であるが、以下に述べる
時分割による電圧印加の場合には各電離箱相互において
必しも感度調整のバランスが完全にとれている必要はな
い。すなわち、後の演算において重み付けなどを容易に
行うことができるからである。
【0032】上述したように、本実施例の電源部12
は、各電離箱に対して所定の順序で交互に一定のローテ
ーションで交互に電圧を印加している。例えば、図1に
示されるように、#1,#2,#3,#1,…のように
一定の順序で順次電圧を印加し、時分割で各エネルギー
の中性子の測定を行っている。これは、集電極がそれぞ
れの電離箱で共通であり同時測定を行うと各中性子の寄
与分を分離できないことに基づく。従って、上記したよ
うに感度の調整が十分なされていれば、電源部12によ
って同時に電圧を印加し同時測定を行っても一向にさし
つかえない。
は、各電離箱に対して所定の順序で交互に一定のローテ
ーションで交互に電圧を印加している。例えば、図1に
示されるように、#1,#2,#3,#1,…のように
一定の順序で順次電圧を印加し、時分割で各エネルギー
の中性子の測定を行っている。これは、集電極がそれぞ
れの電離箱で共通であり同時測定を行うと各中性子の寄
与分を分離できないことに基づく。従って、上記したよ
うに感度の調整が十分なされていれば、電源部12によ
って同時に電圧を印加し同時測定を行っても一向にさし
つかえない。
【0033】図2には、信号処理部14の具体的な構成
が示されている。電離箱集合体10から出力された信号
100はコンデンサを介してアンプ52に入力されて増
幅された後、波高弁別回路54に入力される。この波高
弁別回路54は、一定レベル以上のパルスのみを通過さ
せて、ノイズを排除する。
が示されている。電離箱集合体10から出力された信号
100はコンデンサを介してアンプ52に入力されて増
幅された後、波高弁別回路54に入力される。この波高
弁別回路54は、一定レベル以上のパルスのみを通過さ
せて、ノイズを排除する。
【0034】切替器56は、電源部12の時分割による
電圧印加に同期して各電離箱の信号をそれぞれの対応す
るカウンタへ入力させるものである。第1のカウンタ5
8は、熱中性子用のカウンタであり、電源部10におい
て#1の順番で電離箱16に対して電圧が印加されてい
る場合には、切替器56により信号がカウンタ58に供
給され、熱中性子のカウントが行われる。これと同様
に、カウンタ60は速中性子用のカウンタであり、カウ
ンタ62は、中速中性子用のカウンタである。このよう
な構成により、熱中性子,速中性子,中速中性子のそれ
ぞれの量が求まり、そのカウント結果が演算器64に出
力されている。
電圧印加に同期して各電離箱の信号をそれぞれの対応す
るカウンタへ入力させるものである。第1のカウンタ5
8は、熱中性子用のカウンタであり、電源部10におい
て#1の順番で電離箱16に対して電圧が印加されてい
る場合には、切替器56により信号がカウンタ58に供
給され、熱中性子のカウントが行われる。これと同様
に、カウンタ60は速中性子用のカウンタであり、カウ
ンタ62は、中速中性子用のカウンタである。このよう
な構成により、熱中性子,速中性子,中速中性子のそれ
ぞれの量が求まり、そのカウント結果が演算器64に出
力されている。
【0035】演算器64は、図3に示した中性子エネル
ギーと換算係数との関係をテーブルとして保持してお
り、図1に示した3つの電離箱の感度が一定の場合、各
中性子に対して図3に示す特性に従う換算係数を乗算し
て線量当量を求め演算するものである。この場合、1c
m線量当量が必要であれば、図におけるAの特性が用い
られ、以下同様に、3mm線量当量が必要な場合には
(Bの特性)が用いられ、70μm線量当量が必要な場
合には(Cの特性)が用いられる。これらの特性の切替
は、操作者による入力によって行われる。そして、演算
器64で演算された線量当量は表示器66に表示される
ことになる。
ギーと換算係数との関係をテーブルとして保持してお
り、図1に示した3つの電離箱の感度が一定の場合、各
中性子に対して図3に示す特性に従う換算係数を乗算し
て線量当量を求め演算するものである。この場合、1c
m線量当量が必要であれば、図におけるAの特性が用い
られ、以下同様に、3mm線量当量が必要な場合には
(Bの特性)が用いられ、70μm線量当量が必要な場
合には(Cの特性)が用いられる。これらの特性の切替
は、操作者による入力によって行われる。そして、演算
器64で演算された線量当量は表示器66に表示される
ことになる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本実施例の中性子測定装
置によれば、各エネルギーの中性子に対する専用の電離
箱によって高感度でそれぞれの中性子を測定できるの
で、精度の良い中性子の検出が行われるという効果があ
る。また、複数の電離箱を連結させたので、小形化及び
軽量化が可能であるという効果がある。
置によれば、各エネルギーの中性子に対する専用の電離
箱によって高感度でそれぞれの中性子を測定できるの
で、精度の良い中性子の検出が行われるという効果があ
る。また、複数の電離箱を連結させたので、小形化及び
軽量化が可能であるという効果がある。
【図1】本発明に係る中性子測定装置における電離箱集
合体を示す断面図である。
合体を示す断面図である。
【図2】信号処理部の構成を示すブロック図である。
【図3】線量当量を求めるための換算係数特性を示す特
性図である。
性図である。
10 電離箱集合体 12 電源部 14 信号処理部 16 熱中性子用電離箱 18 速中性子用電離箱 20 中速中性子用電離箱
Claims (2)
- 【請求項1】 集電極を共通にして相互に連結された複
数の電離箱で構成され、互いに中性子エネルギー感度が
異なる電離箱集合体と、 前記各電離箱に対して電圧を印加する電源部と、 前記電離箱集合体からの信号を処理する信号処理部と、 を含むことを特徴とする中性子測定装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の中性子測定装置におい
て、 前記電源部は、前記各電離箱に対して所定の順序で時分
割で電圧を印加し、 前記信号処理部は、前記電離箱集合体からの信号を時分
割で前記各電離箱毎に処理することを特徴とする中性子
測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5046295A JPH06258449A (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 中性子測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5046295A JPH06258449A (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 中性子測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06258449A true JPH06258449A (ja) | 1994-09-16 |
Family
ID=12743227
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5046295A Pending JPH06258449A (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 中性子測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06258449A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004239762A (ja) * | 2003-02-06 | 2004-08-26 | Toshiba Corp | 放射線測定装置および放射線測定方法 |
| JP2005257524A (ja) * | 2004-03-12 | 2005-09-22 | Japan Nuclear Cycle Development Inst States Of Projects | 中性子測定システム |
| JP2017009393A (ja) * | 2015-06-19 | 2017-01-12 | 株式会社東芝 | 中性子測定装置、中性子測定方法、及びホウ素中性子捕捉療法用治療装置 |
-
1993
- 1993-03-08 JP JP5046295A patent/JPH06258449A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004239762A (ja) * | 2003-02-06 | 2004-08-26 | Toshiba Corp | 放射線測定装置および放射線測定方法 |
| JP2005257524A (ja) * | 2004-03-12 | 2005-09-22 | Japan Nuclear Cycle Development Inst States Of Projects | 中性子測定システム |
| JP2017009393A (ja) * | 2015-06-19 | 2017-01-12 | 株式会社東芝 | 中性子測定装置、中性子測定方法、及びホウ素中性子捕捉療法用治療装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081220 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 7 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091220 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |