JPH06261708A - ステビオシド誘導体糖付加物の製造方法 - Google Patents
ステビオシド誘導体糖付加物の製造方法Info
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- JPH06261708A JPH06261708A JP5177910A JP17791093A JPH06261708A JP H06261708 A JPH06261708 A JP H06261708A JP 5177910 A JP5177910 A JP 5177910A JP 17791093 A JP17791093 A JP 17791093A JP H06261708 A JPH06261708 A JP H06261708A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ステビオシド誘導体に1個または2個のグル
コース分子が結合しているステビオシド誘導体糖付加物
を効率的に製造する方法を提供すること。 【構成】 澱粉または澱粉分解物にデキストリンデキス
トラナーゼを作用させてステビオシド誘導体にグルコー
スを付加することを包含する、ステビオシド誘導体糖付
加物混合物の製造方法であって、枝切り酵素を併用する
ことを包含する。得られたステビオシド誘導体糖付加物
混合物は、グルコース分子を1個または2個有するステ
ビオシド誘導体糖付加物を主成分として含有する。
コース分子が結合しているステビオシド誘導体糖付加物
を効率的に製造する方法を提供すること。 【構成】 澱粉または澱粉分解物にデキストリンデキス
トラナーゼを作用させてステビオシド誘導体にグルコー
スを付加することを包含する、ステビオシド誘導体糖付
加物混合物の製造方法であって、枝切り酵素を併用する
ことを包含する。得られたステビオシド誘導体糖付加物
混合物は、グルコース分子を1個または2個有するステ
ビオシド誘導体糖付加物を主成分として含有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は甘味料として利用されて
いるステビオシド誘導体糖付加物を効果的に製造する方
法に関する。
いるステビオシド誘導体糖付加物を効果的に製造する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】ステビオシド誘導体は、キク科の植物で
あるステビア・レバウディアナ・ベルトーニ(Stevia r
ebaudiana BERTONI)の葉または茎などから抽出するこ
とにより得られる天然の配糖体であり、例えば、ステビ
オシド、レバウディオシドA、レバウディオシドCなど
が挙げられる。ステビオシドは、非常に強い甘味を呈す
ることから、低カロリー甘味料として飲食物に使用され
ている。レバウディオシドAは、ステビオシドより甘味
度が高く、味質も優れている。しかし、これらのステビ
オシド誘導体は、甘味以外に強い苦味などの嫌味を呈す
ること、甘味の切れが悪く残味として尾を引くことなど
の欠点を有する。そこで、これらの欠点を改良する目的
で、ステビオシド誘導体に糖を付加したステビオシド誘
導体糖付加物が多く開発され、使用されている。具体的
には、グルコース供与体とステビオシド誘導体とを混合
し、ステビオシド誘導体にグルコース転移能を有する種
々の酵素を作用させることにより、種々の長さの糖が付
加したステビオシド誘導体糖付加物を含有する混合物
(以下、ステビオシド誘導体糖付加物混合物という)が
製造され、使用されている。ここで、グルコース供与体
としては、マルトオリゴ糖、澱粉または澱粉分解物など
が挙げられる。
あるステビア・レバウディアナ・ベルトーニ(Stevia r
ebaudiana BERTONI)の葉または茎などから抽出するこ
とにより得られる天然の配糖体であり、例えば、ステビ
オシド、レバウディオシドA、レバウディオシドCなど
が挙げられる。ステビオシドは、非常に強い甘味を呈す
ることから、低カロリー甘味料として飲食物に使用され
ている。レバウディオシドAは、ステビオシドより甘味
度が高く、味質も優れている。しかし、これらのステビ
オシド誘導体は、甘味以外に強い苦味などの嫌味を呈す
ること、甘味の切れが悪く残味として尾を引くことなど
の欠点を有する。そこで、これらの欠点を改良する目的
で、ステビオシド誘導体に糖を付加したステビオシド誘
導体糖付加物が多く開発され、使用されている。具体的
には、グルコース供与体とステビオシド誘導体とを混合
し、ステビオシド誘導体にグルコース転移能を有する種
々の酵素を作用させることにより、種々の長さの糖が付
加したステビオシド誘導体糖付加物を含有する混合物
(以下、ステビオシド誘導体糖付加物混合物という)が
製造され、使用されている。ここで、グルコース供与体
としては、マルトオリゴ糖、澱粉または澱粉分解物など
が挙げられる。
【0003】このうち最も多く製造され、使用されてい
るステビオシド糖付加物混合物は、澱粉にシクロマルト
デキストリングルカノトランスフェラーゼ(以下、CGTa
seという)を作用させて、ステビオシドにグルコースを
転移することにより製造されるステビオシド糖付加物混
合物である。このステビオシド糖付加物混合物は、ステ
ビオシドに約1個〜15個のグルコース分子がα-1,4結
合した構造のステビオシド糖付加物の混合物である。こ
のステビオシド糖付加物混合物は、未反応のステビオシ
ドを10%以上含有している。ステビオシドに付加され
ているグルコース鎖は、長ければ長いほど味質は良好と
なるが、甘味度は急激に減退することが知られており、
ステビオシドにグルコース分子が1個または2個結合し
たステビオシド糖付加物を多く含有するステビオシド糖
付加物混合物が好ましい。そのため、ステビオシドへの
糖転移数の調節が行われている。CGTaseの反応を制御す
ることによってグルコースの付加数を調節することは困
難であるため、上記ステビオシド糖付加物混合物に、β
-アミラーゼを適当な条件で反応させ、主に1個〜4個
と比較的少数のグルコース分子鎖を有するステビオシド
糖付加物の混合物を得る。未反応のステビオシドは樹脂
処理を行うことにより分離除去する。樹脂処理によって
除去される未反応のステビオシドは、ステビオシド糖付
加物の製造の原料として再使用される。このようにして
製造されたステビオシド糖付加物混合物は、甘味度およ
び味質ともに良好であり、残存するステビオシドは3〜
4%である。しかし、上記の方法でステビオシド糖付加
物混合物を製造するには工程が多く、コストがかかる。
しかも、一回の製造で得られるステビオシド糖付加物の
収率は少ない。
るステビオシド糖付加物混合物は、澱粉にシクロマルト
デキストリングルカノトランスフェラーゼ(以下、CGTa
seという)を作用させて、ステビオシドにグルコースを
転移することにより製造されるステビオシド糖付加物混
合物である。このステビオシド糖付加物混合物は、ステ
ビオシドに約1個〜15個のグルコース分子がα-1,4結
合した構造のステビオシド糖付加物の混合物である。こ
のステビオシド糖付加物混合物は、未反応のステビオシ
ドを10%以上含有している。ステビオシドに付加され
ているグルコース鎖は、長ければ長いほど味質は良好と
なるが、甘味度は急激に減退することが知られており、
ステビオシドにグルコース分子が1個または2個結合し
たステビオシド糖付加物を多く含有するステビオシド糖
付加物混合物が好ましい。そのため、ステビオシドへの
糖転移数の調節が行われている。CGTaseの反応を制御す
ることによってグルコースの付加数を調節することは困
難であるため、上記ステビオシド糖付加物混合物に、β
-アミラーゼを適当な条件で反応させ、主に1個〜4個
と比較的少数のグルコース分子鎖を有するステビオシド
糖付加物の混合物を得る。未反応のステビオシドは樹脂
処理を行うことにより分離除去する。樹脂処理によって
除去される未反応のステビオシドは、ステビオシド糖付
加物の製造の原料として再使用される。このようにして
製造されたステビオシド糖付加物混合物は、甘味度およ
び味質ともに良好であり、残存するステビオシドは3〜
4%である。しかし、上記の方法でステビオシド糖付加
物混合物を製造するには工程が多く、コストがかかる。
しかも、一回の製造で得られるステビオシド糖付加物の
収率は少ない。
【0004】一方、ステビオシドにグルコース分子が1
個以上α-1,6結合した構造を有するステビオシド糖付加
物(以下、α-1,6結合ステビオシド糖付加物という)も
また知られており、これはグルコースがα-1,4結合した
ステビオシド糖付加物(以下、α-1,4結合糖付加物とい
う)に比べて味質が良好であると言われている。このよ
うなα-1,6結合ステビオシド糖付加物は、ステビオシド
と蔗糖との混合物にデキストランスクラーゼを作用させ
ることにより製造できる。しかし、この方法は工業化さ
れるに至っていない。
個以上α-1,6結合した構造を有するステビオシド糖付加
物(以下、α-1,6結合ステビオシド糖付加物という)も
また知られており、これはグルコースがα-1,4結合した
ステビオシド糖付加物(以下、α-1,4結合糖付加物とい
う)に比べて味質が良好であると言われている。このよ
うなα-1,6結合ステビオシド糖付加物は、ステビオシド
と蔗糖との混合物にデキストランスクラーゼを作用させ
ることにより製造できる。しかし、この方法は工業化さ
れるに至っていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来の問題点
を解決するものであり、その目的とするところは、ステ
ビオシド誘導体に1個または2個のグルコース分子が結
合しているステビオシド誘導体糖付加物を効率的に製造
する方法を提供することにある。
を解決するものであり、その目的とするところは、ステ
ビオシド誘導体に1個または2個のグルコース分子が結
合しているステビオシド誘導体糖付加物を効率的に製造
する方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、澱粉または澱
粉分解物にデキストリンデキストラナーゼを作用させて
ステビオシド誘導体にグルコースを付加することを包含
するステビオシド誘導体糖付加物混合物の製造方法であ
って、枝切り酵素を併用することを包含し、かつ、この
ステビオシド誘導体糖付加物混合物は、グルコース分子
を1個または2個有するステビオシド誘導体糖付加物を
主成分として含有する。
粉分解物にデキストリンデキストラナーゼを作用させて
ステビオシド誘導体にグルコースを付加することを包含
するステビオシド誘導体糖付加物混合物の製造方法であ
って、枝切り酵素を併用することを包含し、かつ、この
ステビオシド誘導体糖付加物混合物は、グルコース分子
を1個または2個有するステビオシド誘導体糖付加物を
主成分として含有する。
【0007】好適な実施態様においては、上記デキスト
リンデキストラナーゼ、上記枝切り酵素および上記ステ
ビオシド誘導体は、任意の順序で混合される。
リンデキストラナーゼ、上記枝切り酵素および上記ステ
ビオシド誘導体は、任意の順序で混合される。
【0008】本明細書において、「ステビオシド誘導
体」とは、ステビオシドおよびその類似体の天然物をさ
していう。それには例えば、ステビオシド、ステビオシ
ドにグルコースがβ-1,3結合で1個付加したレバウディ
オシドA、ステビオシドにラムノースがβ-1,3結合で1
個付加したレバウディオシドCなどが包含される。いず
れもステビア乾燥葉中の甘味成分である。
体」とは、ステビオシドおよびその類似体の天然物をさ
していう。それには例えば、ステビオシド、ステビオシ
ドにグルコースがβ-1,3結合で1個付加したレバウディ
オシドA、ステビオシドにラムノースがβ-1,3結合で1
個付加したレバウディオシドCなどが包含される。いず
れもステビア乾燥葉中の甘味成分である。
【0009】本発明に用いる澱粉とは、アミラーゼなど
の澱粉分解酵素や酸などによる分解処理をしていない未
分解の澱粉をいう。澱粉の分解物とは、ここでは澱粉の
酸加水分解物、またはアミラーゼなどの酵素処理による
分解物をいい、澱粉分解物の分解限度は特に限定されな
い。本発明において、澱粉および澱粉分解物はグルコー
ス供与体として用いられる。
の澱粉分解酵素や酸などによる分解処理をしていない未
分解の澱粉をいう。澱粉の分解物とは、ここでは澱粉の
酸加水分解物、またはアミラーゼなどの酵素処理による
分解物をいい、澱粉分解物の分解限度は特に限定されな
い。本発明において、澱粉および澱粉分解物はグルコー
ス供与体として用いられる。
【0010】本発明に用いられるデキストリンデキスト
ラナーゼ(DDase)は、グルコノバクターオキシダンスA
TCC11894株(Gluconobacter oxydans; American
Type Culture Collection strain No.11894)、グルコ
ノバクターオキシダンスATCC11895株(Glucono
bacter oxydans; American Type Culture Collectionst
rain No.11895)などの酢酸菌に存在する酵素として従来
から知られている。これら酢酸菌においては、病原性な
どは知られておらず、従ってこれらの菌由来のDDaseを
食品原料加工に用いても安全である。本発明においては
好ましくは、上記DDaseは、本発明者らによる精製法
(特願平3-69590号において詳細に記載されている)精
製されたものが用いられる。
ラナーゼ(DDase)は、グルコノバクターオキシダンスA
TCC11894株(Gluconobacter oxydans; American
Type Culture Collection strain No.11894)、グルコ
ノバクターオキシダンスATCC11895株(Glucono
bacter oxydans; American Type Culture Collectionst
rain No.11895)などの酢酸菌に存在する酵素として従来
から知られている。これら酢酸菌においては、病原性な
どは知られておらず、従ってこれらの菌由来のDDaseを
食品原料加工に用いても安全である。本発明においては
好ましくは、上記DDaseは、本発明者らによる精製法
(特願平3-69590号において詳細に記載されている)精
製されたものが用いられる。
【0011】本発明に用いられるDDaseの製造および精
製法は例えば次のとおりである。
製法は例えば次のとおりである。
【0012】まず、グルコノバクターオキシダンスAT
CC11894株(Gluconobacter oxydans; American T
ype Culture Collection strain No.11894)、グルコノ
バクターオキシダンスATCC11895株(Gluconoba
cter oxydans; American Type Culture Collection str
ain No.11895)、またはグルコノバクターに属するその
他のDDase生産菌を、常法により培養する。培養後、採
取した菌体をそのままあるいは細胞破壊した後、緩衝液
に懸濁する。緩衝液としては、酢酸緩衝液などDDaseが
安定に存在できるpHの水溶液を用いることが望まし
い。必要に応じて菌体を除去することにより、粗酵素液
が得られる。
CC11894株(Gluconobacter oxydans; American T
ype Culture Collection strain No.11894)、グルコノ
バクターオキシダンスATCC11895株(Gluconoba
cter oxydans; American Type Culture Collection str
ain No.11895)、またはグルコノバクターに属するその
他のDDase生産菌を、常法により培養する。培養後、採
取した菌体をそのままあるいは細胞破壊した後、緩衝液
に懸濁する。緩衝液としては、酢酸緩衝液などDDaseが
安定に存在できるpHの水溶液を用いることが望まし
い。必要に応じて菌体を除去することにより、粗酵素液
が得られる。
【0013】この粗酵素液は、次のようにして精製され
る。まず、上記粗酵素液(菌体を含んでいてもよい)
を、極性の低い有機溶媒で抽出し、これを除去する。水
層を集め、透析した後、疎水クロマトグラフィーに供す
る。次に、吸着したタンパク質を、水と容易に混合し得
るアルコール類(例えば、エチレングリコール)などを
含有する緩衝液で溶出した後、これを濃縮し、同じく緩
衝液で平衡化したゲル濾過カラムに供し回収する。上記
低い極性の有機溶媒とは、ヘキサンの極性を0、水の極
性を9としたときに5より低いものをさしていう。例え
ば、n-ブタノール、クロロホルムなどが好適に用いられ
る。上記疎水クロマトグラフィーに吸着した酵素を溶出
する際には、例えば、極性が5以上の有機溶媒が好適に
用いられる。このような有機溶媒としては、アルコール
類(例えば、n-ブタノール、エチレングリコールな
ど)、アセトンなどが挙げられる。
る。まず、上記粗酵素液(菌体を含んでいてもよい)
を、極性の低い有機溶媒で抽出し、これを除去する。水
層を集め、透析した後、疎水クロマトグラフィーに供す
る。次に、吸着したタンパク質を、水と容易に混合し得
るアルコール類(例えば、エチレングリコール)などを
含有する緩衝液で溶出した後、これを濃縮し、同じく緩
衝液で平衡化したゲル濾過カラムに供し回収する。上記
低い極性の有機溶媒とは、ヘキサンの極性を0、水の極
性を9としたときに5より低いものをさしていう。例え
ば、n-ブタノール、クロロホルムなどが好適に用いられ
る。上記疎水クロマトグラフィーに吸着した酵素を溶出
する際には、例えば、極性が5以上の有機溶媒が好適に
用いられる。このような有機溶媒としては、アルコール
類(例えば、n-ブタノール、エチレングリコールな
ど)、アセトンなどが挙げられる。
【0014】本発明に用いられ得る精製DDaseは以下の
特徴を有する。
特徴を有する。
【0015】1)作用 本酵素はグルコース供与体となる化合物の構造中の非還
元末端にα-1,4結合あるいはα-1,6結合しているグルコ
ース残基を、α-1,6結合の様式で受容体へ転移させる。
このDDaseの作用はグルコース供与体の還元末端に位置
するグルコースが水素添加などの修飾を受けていても同
様である。
元末端にα-1,4結合あるいはα-1,6結合しているグルコ
ース残基を、α-1,6結合の様式で受容体へ転移させる。
このDDaseの作用はグルコース供与体の還元末端に位置
するグルコースが水素添加などの修飾を受けていても同
様である。
【0016】2)最適pHおよび安定pH DDaseの最適作用pHは4.0〜4.5であり、各種pH条件
下で30分置いた時にpH2.5〜6.0で安定である。
下で30分置いた時にpH2.5〜6.0で安定である。
【0017】3)最適温度および安定温度 DDaseの最適作用温度は37〜45℃であり、各種温度条件
下で30分置いた時に45℃以下で安定である。本酵素は55
℃まで活性を有する。
下で30分置いた時に45℃以下で安定である。本酵素は55
℃まで活性を有する。
【0018】4)分子量 電気泳動によるDDaseの分子量は約30万である。
【0019】5)力価測定法 酵素反応基質には還元低加水分解澱粉を用い、反応によ
って生成したデキストランをデキストラナーゼを用いて
分解後、この時生じる還元力を測定することによりデキ
ストラン生成量を求める。力価は、1分間に1μmolの
グルコース単位がデキストランとなる時の酵素量を1U
とする。
って生成したデキストランをデキストラナーゼを用いて
分解後、この時生じる還元力を測定することによりデキ
ストラン生成量を求める。力価は、1分間に1μmolの
グルコース単位がデキストランとなる時の酵素量を1U
とする。
【0020】本発明に用いられる枝切り酵素とは、澱粉
の構造中に存在するα-1,6グルコシル結合している分枝
部分に作用し、これを切断する酵素であり、例えば、イ
ソアミラーゼまたはプルラナーゼが挙げられる。イソア
ミラーゼを澱粉またはα-1,6結合を有する澱粉分解物に
作用させることにより、非還元末端にα-1,4結合を有す
るアミロース様多糖を生成する。プルラナーゼは澱粉分
子の外側に存在する分枝部分のみに作用し、内部の分枝
部分には作用しない。しかし、澱粉の外側の直鎖部分が
DDaseにより分解されて短くなるにつれて、澱粉の内部
に存在する分枝部分が露出するため、その分枝部分にプ
ルラナーゼが作用し、同様にしてアミロース様多糖が生
成する。従って、プルラナーゼとDDaseとを併用する
と、澱粉分子の外側に存在するα-1,6結合に対してプル
ラナーゼが作用してα-1,4結合を有するアミロース様多
糖が有効なグルコース供与体として生成する。
の構造中に存在するα-1,6グルコシル結合している分枝
部分に作用し、これを切断する酵素であり、例えば、イ
ソアミラーゼまたはプルラナーゼが挙げられる。イソア
ミラーゼを澱粉またはα-1,6結合を有する澱粉分解物に
作用させることにより、非還元末端にα-1,4結合を有す
るアミロース様多糖を生成する。プルラナーゼは澱粉分
子の外側に存在する分枝部分のみに作用し、内部の分枝
部分には作用しない。しかし、澱粉の外側の直鎖部分が
DDaseにより分解されて短くなるにつれて、澱粉の内部
に存在する分枝部分が露出するため、その分枝部分にプ
ルラナーゼが作用し、同様にしてアミロース様多糖が生
成する。従って、プルラナーゼとDDaseとを併用する
と、澱粉分子の外側に存在するα-1,6結合に対してプル
ラナーゼが作用してα-1,4結合を有するアミロース様多
糖が有効なグルコース供与体として生成する。
【0021】グルコース供与体として澱粉または澱粉分
解物を用い、それにDDaseを作用させることによって、
ステビオシド誘導体糖付加物を製造する際に、イソアミ
ラーゼまたはプルラナーゼのような枝切り酵素を併用す
ることにより、グルコース分子が1個または2個結合し
た糖付加物を多く含有するステビオシド誘導体糖付加物
混合物を製造することができる。枝切り酵素を添加しな
い場合には、糖付加物はあまり生成されないが、枝切り
酵素を添加すると、DDaseのみの場合よりも未反応のス
テビオシド誘導体が減少し、グルコース分子が1個また
は2個結合した糖付加物を含有するステビオシド誘導体
糖付加物混合物を効率よく製造することができる。
解物を用い、それにDDaseを作用させることによって、
ステビオシド誘導体糖付加物を製造する際に、イソアミ
ラーゼまたはプルラナーゼのような枝切り酵素を併用す
ることにより、グルコース分子が1個または2個結合し
た糖付加物を多く含有するステビオシド誘導体糖付加物
混合物を製造することができる。枝切り酵素を添加しな
い場合には、糖付加物はあまり生成されないが、枝切り
酵素を添加すると、DDaseのみの場合よりも未反応のス
テビオシド誘導体が減少し、グルコース分子が1個また
は2個結合した糖付加物を含有するステビオシド誘導体
糖付加物混合物を効率よく製造することができる。
【0022】本発明においてもっとも有効なグルコース
供与体は、アミロース(枝切り酵素により澱粉の構造中
に存在するα-1,6結合している分枝部分が切断されたグ
ルコースがα-1,4結合した直鎖化合物)であり、分枝構
造を有する化合物は、優れたグルコース供与体とはなら
ない。しかし、アミロースは、きわめてすみやかに老化
を起こし、反応系外へでてしまい効率よく反応させるこ
とは容易ではない。そこで、澱粉または澱粉分解物(こ
れらは、構造中にα-1,6結合している分枝部分を有す
る)をグルコース供与体として用いる際に、枝切り酵素
を併用すれば、連続的にアミロースを反応系に供給する
ことができる。アミロースは、DDaseによりグルコース
供与体として効率よく消費されるので、アミロースの老
化を引き起こすことなく、グルコース分子が1個または
2個結合した糖付加物を含有するステビオシド誘導体糖
付加物を効率よく製造することができる。このようにし
て製造されたステビオシド誘導体糖付加物混合物は、グ
ルコース分子が1個または2個結合した糖付加物を多く
含有する。すなわち、本発明によれば、β-アミラーゼ
処理または樹脂処理の工程を経なくても、グルコース分
子が1個または2個結合したステビオシド誘導体糖付加
物を大量に効率よく製造することができる。
供与体は、アミロース(枝切り酵素により澱粉の構造中
に存在するα-1,6結合している分枝部分が切断されたグ
ルコースがα-1,4結合した直鎖化合物)であり、分枝構
造を有する化合物は、優れたグルコース供与体とはなら
ない。しかし、アミロースは、きわめてすみやかに老化
を起こし、反応系外へでてしまい効率よく反応させるこ
とは容易ではない。そこで、澱粉または澱粉分解物(こ
れらは、構造中にα-1,6結合している分枝部分を有す
る)をグルコース供与体として用いる際に、枝切り酵素
を併用すれば、連続的にアミロースを反応系に供給する
ことができる。アミロースは、DDaseによりグルコース
供与体として効率よく消費されるので、アミロースの老
化を引き起こすことなく、グルコース分子が1個または
2個結合した糖付加物を含有するステビオシド誘導体糖
付加物を効率よく製造することができる。このようにし
て製造されたステビオシド誘導体糖付加物混合物は、グ
ルコース分子が1個または2個結合した糖付加物を多く
含有する。すなわち、本発明によれば、β-アミラーゼ
処理または樹脂処理の工程を経なくても、グルコース分
子が1個または2個結合したステビオシド誘導体糖付加
物を大量に効率よく製造することができる。
【0023】上記DDaseをグルコース供与体に酵素化学
的に作用させるには通常の酵素反応の条件が採用され得
る。例えば、本発明で用いる酵素反応の条件は、好まし
くはpH3.0〜5.5、温度20〜45℃、そして反応時間
1〜72時間である。この反応系に、さらに上記枝切り
酵素が加えられる。このときに用いるDDaseおよび枝切
り酵素は粗精製のものでも良く、その精製の度合は特に
限定されない。DDaseに加えてさらに枝切り酵素を併用
することにより、味質が優れている、1個または2個の
グルコース分子が結合したα-1,6結合ステビオシド誘導
体糖付加物を非常に効率よく製造することができる。α
-1,6結合ステビオシド誘導体糖付加物は、α-1,4結合ス
テビオシド誘導体糖付加物に比べて味質が優れている。
的に作用させるには通常の酵素反応の条件が採用され得
る。例えば、本発明で用いる酵素反応の条件は、好まし
くはpH3.0〜5.5、温度20〜45℃、そして反応時間
1〜72時間である。この反応系に、さらに上記枝切り
酵素が加えられる。このときに用いるDDaseおよび枝切
り酵素は粗精製のものでも良く、その精製の度合は特に
限定されない。DDaseに加えてさらに枝切り酵素を併用
することにより、味質が優れている、1個または2個の
グルコース分子が結合したα-1,6結合ステビオシド誘導
体糖付加物を非常に効率よく製造することができる。α
-1,6結合ステビオシド誘導体糖付加物は、α-1,4結合ス
テビオシド誘導体糖付加物に比べて味質が優れている。
【0024】
【作用】DDaseは、グルコース供与体となる化合物の構
造中の非還元末端にα-1,4結合あるいはα-1,6結合して
いるグルコース残基を、α-1,6結合の様式で受容体へ転
移させる。従来においてはDDaseはα-1,4結合にのみ作
用すると考えられてきたが、本発明者らによってDDase
がα-1,6結合にも作用して、α-1,6結合の様式で受容体
へ転移することが明らかになった。すなわち、DDaseが
ステビオシド誘導体にグルコースを付加する際、グルコ
ース供与体としてα-1,4結合を非還元末端に有する化合
物だけでなく、デキストランまたはイソマルトオリゴ糖
などのα-1,6グリコシル基を非還元末端に有する化合物
も利用できることがわかった。一方、この転移反応にお
いて受容体としては、ステビオシド誘導体(その構造中
に1個から数個のグルコース残基および/またはラムノ
ース残基を非還元末端に有する)が用いられるが、上記
DDaseの酵素反応においては、グルコースが非還元末端
に結合した構造の化合物のいずれも(オリゴ糖、配糖
体、多糖類など)が受容体となり得る。
造中の非還元末端にα-1,4結合あるいはα-1,6結合して
いるグルコース残基を、α-1,6結合の様式で受容体へ転
移させる。従来においてはDDaseはα-1,4結合にのみ作
用すると考えられてきたが、本発明者らによってDDase
がα-1,6結合にも作用して、α-1,6結合の様式で受容体
へ転移することが明らかになった。すなわち、DDaseが
ステビオシド誘導体にグルコースを付加する際、グルコ
ース供与体としてα-1,4結合を非還元末端に有する化合
物だけでなく、デキストランまたはイソマルトオリゴ糖
などのα-1,6グリコシル基を非還元末端に有する化合物
も利用できることがわかった。一方、この転移反応にお
いて受容体としては、ステビオシド誘導体(その構造中
に1個から数個のグルコース残基および/またはラムノ
ース残基を非還元末端に有する)が用いられるが、上記
DDaseの酵素反応においては、グルコースが非還元末端
に結合した構造の化合物のいずれも(オリゴ糖、配糖
体、多糖類など)が受容体となり得る。
【0025】このように、デキストランのようなα-1,6
結合を有するグルコース供与体とステビオシド誘導体と
の混合物にDDaseを作用させることによっても、ステビ
オシド誘導体糖付加物混合物を製造することができるこ
とが明らかとなった。デキストランは、澱粉または澱粉
分解物に枝切り酵素およびDDaseを作用させることによ
り効率的に製造することができるため、安価にステビオ
シド誘導体糖付加物が製造され得る。一方、ステビオシ
ド誘導体糖付加物混合物は、澱粉または澱粉分解物に枝
切り酵素およびDDaseを適当な時間作用させた後、これ
にステビオシド誘導体を添加することによっても製造さ
れ得る。それぞれの酵素およびステビオシド誘導体の添
加の順序および時期は限定されない。
結合を有するグルコース供与体とステビオシド誘導体と
の混合物にDDaseを作用させることによっても、ステビ
オシド誘導体糖付加物混合物を製造することができるこ
とが明らかとなった。デキストランは、澱粉または澱粉
分解物に枝切り酵素およびDDaseを作用させることによ
り効率的に製造することができるため、安価にステビオ
シド誘導体糖付加物が製造され得る。一方、ステビオシ
ド誘導体糖付加物混合物は、澱粉または澱粉分解物に枝
切り酵素およびDDaseを適当な時間作用させた後、これ
にステビオシド誘導体を添加することによっても製造さ
れ得る。それぞれの酵素およびステビオシド誘導体の添
加の順序および時期は限定されない。
【0026】以下に実施例を挙げ本発明を説明する。特
に指示のない限り、本実施例において、%は重量%を示
す。
に指示のない限り、本実施例において、%は重量%を示
す。
【0027】
(実施例1)2%ステビオシド25μlおよび2%とうも
ろこし澱粉25μlに特願平3-69590号の方法で得られた1
0U/mlDDase50μlを加え、pH4.8で40℃にて2時間
反応させた後、これに全容量と等容のエタノールを加え
て4℃で2時間放置した。これを遠心分離して得られた
上清を分析したところ、反応に用いたステビオシドの重
量に対して、それぞれ残存ステビオシド27.9%、G-α-
1,6-ステビオシド42.2%、G-α-1,6-G-α-1,6-ステビ
オシド23.0%が含有されていた。
ろこし澱粉25μlに特願平3-69590号の方法で得られた1
0U/mlDDase50μlを加え、pH4.8で40℃にて2時間
反応させた後、これに全容量と等容のエタノールを加え
て4℃で2時間放置した。これを遠心分離して得られた
上清を分析したところ、反応に用いたステビオシドの重
量に対して、それぞれ残存ステビオシド27.9%、G-α-
1,6-ステビオシド42.2%、G-α-1,6-G-α-1,6-ステビ
オシド23.0%が含有されていた。
【0028】(実施例2)10%ステビオシドおよび10%
低糖化水飴を含む溶液2mlに、実施例1と同様の23U/ml
DDase0.5mlおよび1,250,000U/mlイソアミラーゼ(天野
製薬製、商品名「イソアミラーゼ「アマノ」」)を加
え、pH4.8で40℃にて2時間反応させた後、これに
全容量の3倍容のエタノールを加え、4℃で2時間放置
した。これを遠心分離して得られた上清を濃縮し、ステ
ビオシド糖付加物混合物を得た。得られた糖付加物混合
物を分析したところ、反応に用いたステビオシド重量に
対して、それぞれ残存ステビオシド3.3%、G-α-1,6-
ステビオシド36.1%、G-α-1,6-G-α-1,6-ステビオシ
ド51.7%が含有されていた。この結果を表1に示す。
低糖化水飴を含む溶液2mlに、実施例1と同様の23U/ml
DDase0.5mlおよび1,250,000U/mlイソアミラーゼ(天野
製薬製、商品名「イソアミラーゼ「アマノ」」)を加
え、pH4.8で40℃にて2時間反応させた後、これに
全容量の3倍容のエタノールを加え、4℃で2時間放置
した。これを遠心分離して得られた上清を濃縮し、ステ
ビオシド糖付加物混合物を得た。得られた糖付加物混合
物を分析したところ、反応に用いたステビオシド重量に
対して、それぞれ残存ステビオシド3.3%、G-α-1,6-
ステビオシド36.1%、G-α-1,6-G-α-1,6-ステビオシ
ド51.7%が含有されていた。この結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】(実施例3)10%ステビオシドおよび10%
とうもろこし澱粉を含む溶液2mlに、実施例1と同様の
23U/mlDDase0.5mlおよび400U/mlプルラナーゼ(林原生
物化学研究所製、商品名「プルラナーゼ」)を加え、p
H4.8で40℃にて2時間反応させた後、これに全容量
の3倍容のエタノールを加えて4℃で2時間放置した。
これを遠心分離して得られた上清を濃縮し、ステビオシ
ド糖付加物混合物を得た。得られたステビオシド糖付加
物混合物を分析したところ、反応に用いたステビオシド
重量に対して、それぞれ残存ステビオシド2.8%、G-α
-1,6-ステビオシド36.7%、G-α-1,6-G-α-1,6-ステ
ビオシド51.6%が含有されていた。
とうもろこし澱粉を含む溶液2mlに、実施例1と同様の
23U/mlDDase0.5mlおよび400U/mlプルラナーゼ(林原生
物化学研究所製、商品名「プルラナーゼ」)を加え、p
H4.8で40℃にて2時間反応させた後、これに全容量
の3倍容のエタノールを加えて4℃で2時間放置した。
これを遠心分離して得られた上清を濃縮し、ステビオシ
ド糖付加物混合物を得た。得られたステビオシド糖付加
物混合物を分析したところ、反応に用いたステビオシド
重量に対して、それぞれ残存ステビオシド2.8%、G-α
-1,6-ステビオシド36.7%、G-α-1,6-G-α-1,6-ステ
ビオシド51.6%が含有されていた。
【0031】(実施例4)10%とうもろこし澱粉を含む
溶液2mlに、実施例1と同様の23U/mlDDase0.5mlおよび
400U/mlプルラナーゼ(林原生物化学研究所製、商品名
「プルラナーゼ」)を加え、pH4.8で40℃にて2時
間反応させた後、最終濃度が10%となるようにステビオ
シドを加え、さらにpH4.8で40℃にて130時間反
応させた。これに全容量の3倍容のエタノールを加えて
4℃で2時間放置した。これを遠心分離して得られた上
清を濃縮し、ステビオシド糖付加物混合物を得た。得ら
れたステビオシド糖付加物混合物を分析したところ、反
応に用いたステビオシド重量に対して、それぞれ残存ス
テビオシド7.3%、G-α-1,6-ステビオシド35.8%、G-
α-1,6-G-α-1,6-ステビオシド48.4%が含有されてい
た。
溶液2mlに、実施例1と同様の23U/mlDDase0.5mlおよび
400U/mlプルラナーゼ(林原生物化学研究所製、商品名
「プルラナーゼ」)を加え、pH4.8で40℃にて2時
間反応させた後、最終濃度が10%となるようにステビオ
シドを加え、さらにpH4.8で40℃にて130時間反
応させた。これに全容量の3倍容のエタノールを加えて
4℃で2時間放置した。これを遠心分離して得られた上
清を濃縮し、ステビオシド糖付加物混合物を得た。得ら
れたステビオシド糖付加物混合物を分析したところ、反
応に用いたステビオシド重量に対して、それぞれ残存ス
テビオシド7.3%、G-α-1,6-ステビオシド35.8%、G-
α-1,6-G-α-1,6-ステビオシド48.4%が含有されてい
た。
【0032】(実施例5)10%ステビオシドおよび5、
10、または25%の低糖化水飴を含む溶液0.4mlの各々
に、10U/mlDDase0.1mlおよび125,000U/mlイソアミラー
ゼ(天野製薬製、商品名「イソアミラーゼ「アマ
ノ」」)を加え、pH4.8で40℃にて4時間反応させ
た。これとは別に、10%ステビオシドおよび10%低糖化
水飴を含む溶液0.4mlに、10U/mlCGTase(天野製薬製、
商品名「コンチザイム」)を加え、pH6.0で40℃に
て4時間反応させた。これらの条件において反応は全て
ほぼ定常状態になっている。これらそれぞれに全容量と
等容のエタノールを加え、4℃で1時間放置した後、こ
れらを遠心分離して得られた上清を分析した。その結果
を表2に示す。
10、または25%の低糖化水飴を含む溶液0.4mlの各々
に、10U/mlDDase0.1mlおよび125,000U/mlイソアミラー
ゼ(天野製薬製、商品名「イソアミラーゼ「アマ
ノ」」)を加え、pH4.8で40℃にて4時間反応させ
た。これとは別に、10%ステビオシドおよび10%低糖化
水飴を含む溶液0.4mlに、10U/mlCGTase(天野製薬製、
商品名「コンチザイム」)を加え、pH6.0で40℃に
て4時間反応させた。これらの条件において反応は全て
ほぼ定常状態になっている。これらそれぞれに全容量と
等容のエタノールを加え、4℃で1時間放置した後、こ
れらを遠心分離して得られた上清を分析した。その結果
を表2に示す。
【0033】
【表2】
【0034】(実施例6)1%レバウディオシドAおよ
び2%の低糖化水飴を含む溶液1mlに、1U/mlDDase2
00μlを加え、pH4.8で40℃にて7時間反応させ
た。これに、全容量の3倍容のエタノールを加え、2時
間放置した後、これを遠心分離して得られた上清を濃縮
し、レバウディオシドA糖付加物混合物を得た。得られ
たレバウディオシドA糖付加物混合物を分析したとこ
ろ、反応に用いたレバウディオシドA重量に対して、そ
れぞれ残存レバウディオシドA13.8%、G-α-1,6-レバ
ウディオシドA52.7%、G-α-1,6-G-α-1,6-レバウデ
ィオシドA27.3%が、含有されていた。
び2%の低糖化水飴を含む溶液1mlに、1U/mlDDase2
00μlを加え、pH4.8で40℃にて7時間反応させ
た。これに、全容量の3倍容のエタノールを加え、2時
間放置した後、これを遠心分離して得られた上清を濃縮
し、レバウディオシドA糖付加物混合物を得た。得られ
たレバウディオシドA糖付加物混合物を分析したとこ
ろ、反応に用いたレバウディオシドA重量に対して、そ
れぞれ残存レバウディオシドA13.8%、G-α-1,6-レバ
ウディオシドA52.7%、G-α-1,6-G-α-1,6-レバウデ
ィオシドA27.3%が、含有されていた。
【0035】(実施例7)10%レバウディオシドAおよ
び10%の低糖化水飴を含む溶液8mlに、5U/mlDDase2
8mlおよび125,000U/mlイソアミラーゼ(天野製薬製、商
品名「イソアミラーゼ「アマノ」」)を加え、pH4.8
で40℃にて22時間反応させた。これに全容量の3倍容
のエタノールを加え、2時間放置した後、これを遠心分
離して得られた上清を濃縮し、レバウディオシドA糖付
加物混合物を得た。得られたレバウディオシドA糖付加
物混合物を分析したところ、反応に用いたレバウディオ
シドA重量に対して、それぞれ残存レバウディオシドA
12.4%、G-α-1,6-レバウディオシドA49.0%、G-α-
1,6-G-α-1,6-レバウディオシドA25.3%が含有されて
いた。
び10%の低糖化水飴を含む溶液8mlに、5U/mlDDase2
8mlおよび125,000U/mlイソアミラーゼ(天野製薬製、商
品名「イソアミラーゼ「アマノ」」)を加え、pH4.8
で40℃にて22時間反応させた。これに全容量の3倍容
のエタノールを加え、2時間放置した後、これを遠心分
離して得られた上清を濃縮し、レバウディオシドA糖付
加物混合物を得た。得られたレバウディオシドA糖付加
物混合物を分析したところ、反応に用いたレバウディオ
シドA重量に対して、それぞれ残存レバウディオシドA
12.4%、G-α-1,6-レバウディオシドA49.0%、G-α-
1,6-G-α-1,6-レバウディオシドA25.3%が含有されて
いた。
【0036】
【発明の効果】本発明により、味質が優れている、1個
または2個のグルコース分子が結合しているステビオシ
ド誘導体糖付加物を効率的に製造することができる。
または2個のグルコース分子が結合しているステビオシ
ド誘導体糖付加物を効率的に製造することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】澱粉または澱粉分解物にデキストリンデキ
ストラナーゼを作用させてステビオシド誘導体にグルコ
ースを付加することを包含する、ステビオシド誘導体糖
付加物混合物の製造方法であって、 枝切り酵素を併用することを包含し、かつ、 該ステビオシド誘導体糖付加物混合物が、グルコース分
子を1個または2個有するステビオシド誘導体糖付加物
を主成分として含有する、 方法。 - 【請求項2】前記デキストリンデキストラナーゼ、前記
枝切り酵素および前記ステビオシド誘導体が任意の順序
で混合される、請求項1に記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5177910A JPH06261708A (ja) | 1993-01-13 | 1993-07-19 | ステビオシド誘導体糖付加物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5-4311 | 1993-01-13 | ||
| JP431193 | 1993-01-13 | ||
| JP5177910A JPH06261708A (ja) | 1993-01-13 | 1993-07-19 | ステビオシド誘導体糖付加物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06261708A true JPH06261708A (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=26338059
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5177910A Withdrawn JPH06261708A (ja) | 1993-01-13 | 1993-07-19 | ステビオシド誘導体糖付加物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06261708A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007181452A (ja) * | 2005-12-06 | 2007-07-19 | Hokkaido Univ | デキストラン生成酵素遺伝子、デキストラン生成酵素およびその製造方法、デキストランの製造方法 |
| WO2020184994A1 (ko) * | 2019-03-14 | 2020-09-17 | 씨제이제일제당 (주) | 당전이 스테비오사이드 및 당전이 리바우디오사이드 a를 포함하는 조성물 |
-
1993
- 1993-07-19 JP JP5177910A patent/JPH06261708A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007181452A (ja) * | 2005-12-06 | 2007-07-19 | Hokkaido Univ | デキストラン生成酵素遺伝子、デキストラン生成酵素およびその製造方法、デキストランの製造方法 |
| WO2020184994A1 (ko) * | 2019-03-14 | 2020-09-17 | 씨제이제일제당 (주) | 당전이 스테비오사이드 및 당전이 리바우디오사이드 a를 포함하는 조성물 |
| CN113507842A (zh) * | 2019-03-14 | 2021-10-15 | Cj第一制糖株式会社 | 包含转糖基化甜菊苷和转糖基化瑞鲍迪甙a的组合物 |
| JP2022521920A (ja) * | 2019-03-14 | 2022-04-13 | シージェイ チェイルジェダング コーポレイション | 糖転移ステビオシド及び糖転移レバウジオシドaを含む組成物 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001003 |