JPH06264162A - 分散強化型金属基複合材の製造方法 - Google Patents
分散強化型金属基複合材の製造方法Info
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- JPH06264162A JPH06264162A JP5584493A JP5584493A JPH06264162A JP H06264162 A JPH06264162 A JP H06264162A JP 5584493 A JP5584493 A JP 5584493A JP 5584493 A JP5584493 A JP 5584493A JP H06264162 A JPH06264162 A JP H06264162A
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- Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複合材の分散媒とする合金の固相線−液相線
間の温度幅がたとえないものであっても、品質の良好な
分散強化型金属基複合材を安価でかつ容易に製造できる
ものとする。 【構成】 複合材の分散媒とする合金の目標成分組成
を、その固相線−液相線間の温度幅に比しより広い温度
幅となる成分組成と残りの成分組成とにわけ、温度幅が
より広い成分組成に調整した液固混相スラリ中へ分散強
化材を混入して予複合材とし、残りの成分組成に調整し
た攪拌溶湯に対して上記予複合材を混入して目標合金成
分に調製する。
間の温度幅がたとえないものであっても、品質の良好な
分散強化型金属基複合材を安価でかつ容易に製造できる
ものとする。 【構成】 複合材の分散媒とする合金の目標成分組成
を、その固相線−液相線間の温度幅に比しより広い温度
幅となる成分組成と残りの成分組成とにわけ、温度幅が
より広い成分組成に調整した液固混相スラリ中へ分散強
化材を混入して予複合材とし、残りの成分組成に調整し
た攪拌溶湯に対して上記予複合材を混入して目標合金成
分に調製する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金属、金属化合物又
はセラミックス粒子あるいはウィスカー等の分散強化材
が金属分散媒(マトリックス)中に均一に分散してなる
分散強化型金属基複合材(以下単に複合材という)の好
適な製造方法を提案するものである。
はセラミックス粒子あるいはウィスカー等の分散強化材
が金属分散媒(マトリックス)中に均一に分散してなる
分散強化型金属基複合材(以下単に複合材という)の好
適な製造方法を提案するものである。
【0002】近年、部材の強度などその品質特性の向上
がはかれる複合材が注目され、実用化が進められてい
る。この複合材の製造にあったっては、安価であること
のほか、良好な品質を得るために、分散媒中に分散強化
材をいかに均一に分散させるかが重要になる。
がはかれる複合材が注目され、実用化が進められてい
る。この複合材の製造にあったっては、安価であること
のほか、良好な品質を得るために、分散媒中に分散強化
材をいかに均一に分散させるかが重要になる。
【0003】
【従来の技術】これまでに複合材の製造法としては、そ
れぞれ以下に述べる高圧鋳造法、粉末冶金法、メカニカ
ルアロイング法、内部酸化法、溶湯攪拌法及び半凝固攪
拌法等が知られている。
れぞれ以下に述べる高圧鋳造法、粉末冶金法、メカニカ
ルアロイング法、内部酸化法、溶湯攪拌法及び半凝固攪
拌法等が知られている。
【0004】高圧鋳造法:分散強化材のプリフォームを
作り、これに分散媒とする合金溶湯を加圧含浸凝固させ
る。 粉末冶金法:分散媒とする合金を粉末化し、この合金粉
末と分散強化材とを混合し、加圧、押出し等により合金
粉末同士を接合させる。 メカニカルアロイング法:分散媒とする合金を粉末化
し、この合金粉末と分散強化材とを混合して機械的に練
り合せる。 内部酸化法:分散媒とする合金中に含有させた特定の成
分を内部酸化させる。 溶湯攪拌法:分散媒とする合金溶湯に分散強化材を添加
・攪拌して混入する。 半凝固攪拌法(半溶融の場合も含む):分散媒とする合
金を液固混相状態にし、これに分散強化材を添加・攪拌
して混入する。
作り、これに分散媒とする合金溶湯を加圧含浸凝固させ
る。 粉末冶金法:分散媒とする合金を粉末化し、この合金粉
末と分散強化材とを混合し、加圧、押出し等により合金
粉末同士を接合させる。 メカニカルアロイング法:分散媒とする合金を粉末化
し、この合金粉末と分散強化材とを混合して機械的に練
り合せる。 内部酸化法:分散媒とする合金中に含有させた特定の成
分を内部酸化させる。 溶湯攪拌法:分散媒とする合金溶湯に分散強化材を添加
・攪拌して混入する。 半凝固攪拌法(半溶融の場合も含む):分散媒とする合
金を液固混相状態にし、これに分散強化材を添加・攪拌
して混入する。
【0005】これらの製造法のうち、分散強化材のプリ
フォームを作る高圧鋳造法や、合金粉末を使用する粉末
冶金法及びメカニカルアロイング法、さらには内部酸化
法などでは、その製造工程が複雑でかつ多く好ましくな
い。また、これらの製造法では大型の複合材を製造する
ことは困難である。
フォームを作る高圧鋳造法や、合金粉末を使用する粉末
冶金法及びメカニカルアロイング法、さらには内部酸化
法などでは、その製造工程が複雑でかつ多く好ましくな
い。また、これらの製造法では大型の複合材を製造する
ことは困難である。
【0006】一方、溶湯攪拌法や半凝固攪拌法では工程
が単純でかつ少なく、しかも大型の複合材を造り易いと
いう利点を有している。しかしながら、溶湯攪拌法では
分散強化材を均一に混入分散させること、すなわち良好
な複合化を得ることは困難であり、品質的に劣った複合
材となる。また半凝固攪拌法では、良好な複合化は得ら
れるが、この方法においては分散媒とする合金を良好な
液固混相状態に維持しておくことが重要であるために、
固相線−液相線間の温度幅が狭い合金では複合材の製造
が困難になるなど、それぞれに問題を有している。
が単純でかつ少なく、しかも大型の複合材を造り易いと
いう利点を有している。しかしながら、溶湯攪拌法では
分散強化材を均一に混入分散させること、すなわち良好
な複合化を得ることは困難であり、品質的に劣った複合
材となる。また半凝固攪拌法では、良好な複合化は得ら
れるが、この方法においては分散媒とする合金を良好な
液固混相状態に維持しておくことが重要であるために、
固相線−液相線間の温度幅が狭い合金では複合材の製造
が困難になるなど、それぞれに問題を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記の事情
に鑑み、たとえ製造しようとする複合材の分散媒とする
合金の固相線−液相線間の温度幅がないものであって
も、品質の良好な複合材が安価でかつ容易に得られる製
造方法を提案することを目的とする。
に鑑み、たとえ製造しようとする複合材の分散媒とする
合金の固相線−液相線間の温度幅がないものであって
も、品質の良好な複合材が安価でかつ容易に得られる製
造方法を提案することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の要旨は、分散
強化型金属基複合材の分散媒とする合金の目標成分組成
を、その固相線−液相線間の温度幅に比しより広い温度
幅となる成分組成と残りの成分組成とにわけ、上記温度
幅がより広い成分組成に調整した液固混相スラリ中へ分
散強化材を添加・混入して予複合材となし、上記残りの
成分組成に調整した攪拌溶湯に対し該予複合材を混入し
て目標成分組成に調製することを特徴とする分散強化型
金属基複合材の製造方法であり、
強化型金属基複合材の分散媒とする合金の目標成分組成
を、その固相線−液相線間の温度幅に比しより広い温度
幅となる成分組成と残りの成分組成とにわけ、上記温度
幅がより広い成分組成に調整した液固混相スラリ中へ分
散強化材を添加・混入して予複合材となし、上記残りの
成分組成に調整した攪拌溶湯に対し該予複合材を混入し
て目標成分組成に調製することを特徴とする分散強化型
金属基複合材の製造方法であり、
【0009】上記において、攪拌溶湯が純金属ないしは
これを基とする極低合金であるものであり、さらに、分
散強化材がセラミックス粒子、攪拌溶湯が純銅ないしは
希薄銅合金であり、得られる複合材が高強度高導電材料
であるものである。
これを基とする極低合金であるものであり、さらに、分
散強化材がセラミックス粒子、攪拌溶湯が純銅ないしは
希薄銅合金であり、得られる複合材が高強度高導電材料
であるものである。
【0010】
【作用】この発明の作用をさらに詳しく以下に述べる。
溶湯攪拌法では溶湯を造ることはいとも簡単であるが、
その粘度が低いために分散強化材を均一に混入させるこ
と、いわゆる良好な複合化は得られない。一方、半凝固
攪拌法では分散強化材の混入には好適であるが、分散媒
とする合金の固相線−液相線間の温度幅が狭いと良好な
液固混相状態を分散強化材の添加時も含めて安定して維
持することが困難であり、良好な複合化は得られなくな
る。
溶湯攪拌法では溶湯を造ることはいとも簡単であるが、
その粘度が低いために分散強化材を均一に混入させるこ
と、いわゆる良好な複合化は得られない。一方、半凝固
攪拌法では分散強化材の混入には好適であるが、分散媒
とする合金の固相線−液相線間の温度幅が狭いと良好な
液固混相状態を分散強化材の添加時も含めて安定して維
持することが困難であり、良好な複合化は得られなくな
る。
【0011】したがって、この発明では、上記の特性を
考慮して、液固混相状態の安定して維持できる成分組成
の液固混相スラリ中へ分散強化材を混入してあらかじめ
分散強化材を均一に分散させた予複合材を造ること、そ
の後、この予複合材を攪拌溶湯へ混入することによって
結果的に複合材の分散媒とする合金の目標成分組成に調
製された複合材を製造するようにしたものである。
考慮して、液固混相状態の安定して維持できる成分組成
の液固混相スラリ中へ分散強化材を混入してあらかじめ
分散強化材を均一に分散させた予複合材を造ること、そ
の後、この予複合材を攪拌溶湯へ混入することによって
結果的に複合材の分散媒とする合金の目標成分組成に調
製された複合材を製造するようにしたものである。
【0012】上記についてさらに具体的に以下に述べ
る。製造しようとする複合材の分散媒とする合金の目標
成分組成を2つの成分組成A及びBにわける。すなわ
ち、Aは目標成分組成より固相線−液相線間の温度幅が
より広い成分組成を選択し、Bは残りの成分組成とし
て、AとBとを合金化することによって目標成分組成に
なるようにする。
る。製造しようとする複合材の分散媒とする合金の目標
成分組成を2つの成分組成A及びBにわける。すなわ
ち、Aは目標成分組成より固相線−液相線間の温度幅が
より広い成分組成を選択し、Bは残りの成分組成とし
て、AとBとを合金化することによって目標成分組成に
なるようにする。
【0013】ここで成分組成Aの固相線−液相線間の温
度幅は30℃以上とすることが好ましい。
度幅は30℃以上とすることが好ましい。
【0014】そして、成分組成Aに調整した液固混相ス
ラリに分散強化材を混入してあらかじめ複合化した予複
合材を造り、成分組成Bに調整した攪拌溶湯に対して上
記予複合材を混入させAとBとが合金化することによっ
て分散媒とする合金が目標成分組成に調製された複合材
となる。
ラリに分散強化材を混入してあらかじめ複合化した予複
合材を造り、成分組成Bに調整した攪拌溶湯に対して上
記予複合材を混入させAとBとが合金化することによっ
て分散媒とする合金が目標成分組成に調製された複合材
となる。
【0015】なお、上記予複合材の攪拌溶湯への混入に
際しては、スラリ状で装入してもよく、一度塊状にした
のちこれを装入することもよい。ただし、塊状にしたの
ち装入する場合にはその媒体が容易に溶解するように小
片に切断したものを用いることが好ましい。
際しては、スラリ状で装入してもよく、一度塊状にした
のちこれを装入することもよい。ただし、塊状にしたの
ち装入する場合にはその媒体が容易に溶解するように小
片に切断したものを用いることが好ましい。
【0016】このように、分散強化材を添加・混入する
液固混相スラリの成分組成を、複合材の分散媒とする合
金の目標成分組成より固相線−液相線間の温度幅がより
広い成分組成Aとするので、安定して良好な液固混相状
態を容易に造りだすことができ、この良好な液固混相状
態のスラリ中へ分散強化材を添加・混入するので複合状
態の良好な予複合材が得られる。
液固混相スラリの成分組成を、複合材の分散媒とする合
金の目標成分組成より固相線−液相線間の温度幅がより
広い成分組成Aとするので、安定して良好な液固混相状
態を容易に造りだすことができ、この良好な液固混相状
態のスラリ中へ分散強化材を添加・混入するので複合状
態の良好な予複合材が得られる。
【0017】ついで、この予複合材を成分組成Bの攪拌
溶湯へ装入するので、予複合材の媒体は溶解してAとB
とが容易に合金化し、得られる複合材の分散媒とする合
金の目標成分組成に調製されたものとなり、分散強化材
も分散媒中に均一に分散した複合材が得られる。
溶湯へ装入するので、予複合材の媒体は溶解してAとB
とが容易に合金化し、得られる複合材の分散媒とする合
金の目標成分組成に調製されたものとなり、分散強化材
も分散媒中に均一に分散した複合材が得られる。
【0018】なお、上記において、攪拌溶湯に予複合材
を装入して完全に溶解させるまでは、予複合材中に分散
している分散強化材の均一分散及びAとBとの完全な合
金化をはかるため溶湯の攪拌を続けることが肝要であ
る。
を装入して完全に溶解させるまでは、予複合材中に分散
している分散強化材の均一分散及びAとBとの完全な合
金化をはかるため溶湯の攪拌を続けることが肝要であ
る。
【0019】また、高導電性が要求される銅合金のよう
に分散媒の目標成分組成が低合金の場合、成分組成Aを
液固混相スラリを造り易い成分組成にするため、成分組
成Bは純金属ないしはこれに近い極低合金となる。ただ
し、分散媒が高合金や共晶合金組成あるいはこれに近い
成分組成のものにあってはこの限りではない。
に分散媒の目標成分組成が低合金の場合、成分組成Aを
液固混相スラリを造り易い成分組成にするため、成分組
成Bは純金属ないしはこれに近い極低合金となる。ただ
し、分散媒が高合金や共晶合金組成あるいはこれに近い
成分組成のものにあってはこの限りではない。
【0020】さらに、この発明は、Al 系合金、Cu 系
合金及び他の合金系に有利に適用できるが、特に高導電
性を維持して、強度向上がはかれることから、分散強化
材にセラミックス、攪拌溶湯に純銅ないしは希薄銅合金
を用いた高強度導電材料の製造に用いて好適である。
合金及び他の合金系に有利に適用できるが、特に高導電
性を維持して、強度向上がはかれることから、分散強化
材にセラミックス、攪拌溶湯に純銅ないしは希薄銅合金
を用いた高強度導電材料の製造に用いて好適である。
【0021】
【実施例】まず、この発明の実施例に用いた複合材製造
装置を図面にもとづいて説明する。図1は複合材製造装
置の説明図である。この図において、1はるつぼ、2は
攪拌用回転子、3は分散強化材添加装置、4は追加成分
装入装置、5は鋳型であり、これらは真空タンク6で形
成する密閉構造の空間内に設置され、真空タンク6には
排気口7及び雰囲気ガス導入口8が設けられている。
装置を図面にもとづいて説明する。図1は複合材製造装
置の説明図である。この図において、1はるつぼ、2は
攪拌用回転子、3は分散強化材添加装置、4は追加成分
装入装置、5は鋳型であり、これらは真空タンク6で形
成する密閉構造の空間内に設置され、真空タンク6には
排気口7及び雰囲気ガス導入口8が設けられている。
【0022】この発明の適合例として、上記複合材製造
装置を用い、分散媒の目標成分組成がCu −0.19mass%
Sn 合金 (固相線−液相線温度幅:6℃)で分散強化材
(Al2O3)が1wt%分散した複合材の製造を下記により
行った。
装置を用い、分散媒の目標成分組成がCu −0.19mass%
Sn 合金 (固相線−液相線温度幅:6℃)で分散強化材
(Al2O3)が1wt%分散した複合材の製造を下記により
行った。
【0023】分散媒の目標成分組成より固相線−液相線
間の温度幅が広い成分組成として選択したCu −1mass
%Sn 合金 (固相線−液相線温度幅:33℃)2500gをる
つぼ1内で、温度:1067℃、固相率:0.3 の液固混相ス
ラリとし、攪拌用回転子2で攪拌を加えながら分散強化
材添加装置3から粒径:1μm のAl2O3粒子を、上記液
固混相スラリ中へ 1.0g/min の添加速度で 132分間に
わたって合計 132g添加し、その後攪拌用回転子2によ
る攪拌を続けながら 1125 ℃に昇温したのち、鋳型5へ
移注し予複合材鋳塊(Cu −1mass%Sn 合金:95wt
%、Al2O3粒子:5wt%)を鋳造し、この鋳塊を20×20
×20mmの寸法に切断した。
間の温度幅が広い成分組成として選択したCu −1mass
%Sn 合金 (固相線−液相線温度幅:33℃)2500gをる
つぼ1内で、温度:1067℃、固相率:0.3 の液固混相ス
ラリとし、攪拌用回転子2で攪拌を加えながら分散強化
材添加装置3から粒径:1μm のAl2O3粒子を、上記液
固混相スラリ中へ 1.0g/min の添加速度で 132分間に
わたって合計 132g添加し、その後攪拌用回転子2によ
る攪拌を続けながら 1125 ℃に昇温したのち、鋳型5へ
移注し予複合材鋳塊(Cu −1mass%Sn 合金:95wt
%、Al2O3粒子:5wt%)を鋳造し、この鋳塊を20×20
×20mmの寸法に切断した。
【0024】つぎに、純銅 3000 gをるつぼ2内で温
度:1133℃ (液相線温度+50℃) へ昇温した溶湯を攪拌
用回転子2で攪拌を加えながら30分間保持したのち、こ
の攪拌溶湯へ上記の切断した予複合材 750gを追加成分
装入装置4から装入してその媒体を溶解し、純銅と合金
化させると共に分散強化材の均一分散化をはかり、分散
媒とする合金の目標成分組成に調製したのち、鋳型5へ
移注して複合材鋳塊(Cu −0.19 mass %Sn 合金:99
wt%、Al2O3粒子:1wt%)とした。
度:1133℃ (液相線温度+50℃) へ昇温した溶湯を攪拌
用回転子2で攪拌を加えながら30分間保持したのち、こ
の攪拌溶湯へ上記の切断した予複合材 750gを追加成分
装入装置4から装入してその媒体を溶解し、純銅と合金
化させると共に分散強化材の均一分散化をはかり、分散
媒とする合金の目標成分組成に調製したのち、鋳型5へ
移注して複合材鋳塊(Cu −0.19 mass %Sn 合金:99
wt%、Al2O3粒子:1wt%)とした。
【0025】かくして得られた複合材鋳塊について、分
散強化材の分散状況、導電率、硬さなどを調査した。こ
の結果分散強化材は均一に分散していて、導電率:75
%、硬さ:70 (HRF )の高強度高導電率の材料が得ら
れた。
散強化材の分散状況、導電率、硬さなどを調査した。こ
の結果分散強化材は均一に分散していて、導電率:75
%、硬さ:70 (HRF )の高強度高導電率の材料が得ら
れた。
【0026】一方比較例として、分散媒の目標成分であ
るCu −0.19mass%Sn 合金2400gをるつぼ1内で液固
混相スラリを造るべく試みたが、攪拌浴にて液相線温度
近く(1082℃) に下げるとシェルの発生が著しくなり、
これ以上温度を下げることは不可能であった。そこで、
攪拌浴の状態が安定な 1132 ℃の温度に保持して粒径:
1μm のAl2O3粒子の添加を試みたが、Al2O3粒子はほ
とんど浴面上に浮いたままで浴中へ混入されなかった。
るCu −0.19mass%Sn 合金2400gをるつぼ1内で液固
混相スラリを造るべく試みたが、攪拌浴にて液相線温度
近く(1082℃) に下げるとシェルの発生が著しくなり、
これ以上温度を下げることは不可能であった。そこで、
攪拌浴の状態が安定な 1132 ℃の温度に保持して粒径:
1μm のAl2O3粒子の添加を試みたが、Al2O3粒子はほ
とんど浴面上に浮いたままで浴中へ混入されなかった。
【0027】
【発明の効果】この発明は、複合材の分散媒とする合金
の目標成分組成を、その固相線−液相線間の温度幅に比
しより広い温度幅となる成分組成と残りの成分組成とに
わけ、前者の成分組成に調整した液固混相スラリに分散
強化材を添加・混入して予複合材とし、後者の成分組成
に調整した攪拌溶湯に対して上記予複合材を混入して目
標成分組成に調整する複合材の製造方法であって、この
発明によれば、従来の半凝固法にくらべ適用できる分散
媒とする合金の種類が飛躍的に拡大し、かつ品質の良好
な複合材を安価に製造することができる。
の目標成分組成を、その固相線−液相線間の温度幅に比
しより広い温度幅となる成分組成と残りの成分組成とに
わけ、前者の成分組成に調整した液固混相スラリに分散
強化材を添加・混入して予複合材とし、後者の成分組成
に調整した攪拌溶湯に対して上記予複合材を混入して目
標成分組成に調整する複合材の製造方法であって、この
発明によれば、従来の半凝固法にくらべ適用できる分散
媒とする合金の種類が飛躍的に拡大し、かつ品質の良好
な複合材を安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に用いた複合材製造装置の説明図であ
る。
る。
1 るつぼ 2 攪拌用回転子 3 分散強化材添加装置 4 追加成分装入装置 5 鋳型 6 真空タンク 7 排気口 8 不活性ガス導入口
Claims (3)
- 【請求項1】 分散強化型金属基複合材の分散媒とする
合金の目標成分組成を、その固相線−液相線間の温度幅
に比しより広い温度幅となる成分組成と残りの成分組成
とにわけ、 上記温度幅がより広い成分組成に調整した液固混相スラ
リ中へ分散強化材を添加・混入して予複合材となし、 上記残りの成分組成に調整した攪拌溶湯に対し該予複合
材を混入して目標成分組成に調製することを特徴とする
分散強化型金属基複合材の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1において、攪拌溶湯が純金属な
いしはこれ基とする極低合金であることを特徴とする分
散強化型金属基複合材の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1において、分散強化材がセラミ
ックス粒子、攪拌溶湯が純銅ないしは希薄銅合金であ
り、得られる分散強化型金属基複合材が高強度高導電材
料である分散強化型金属基複合材の製造方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5584493A JPH06264162A (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 分散強化型金属基複合材の製造方法 |
| US08/124,933 US5513688A (en) | 1992-12-07 | 1993-09-21 | Method for the production of dispersion strengthened metal matrix composites |
| EP93307538A EP0601694A3 (en) | 1992-12-07 | 1993-09-23 | Method for the production of dispersion strengthened metal matrix composites. |
| CA002106803A CA2106803A1 (en) | 1992-12-07 | 1993-09-23 | Method for the production of dispersion strengthened metal matrix composites |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5584493A JPH06264162A (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 分散強化型金属基複合材の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06264162A true JPH06264162A (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=13010333
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5584493A Pending JPH06264162A (ja) | 1992-12-07 | 1993-03-16 | 分散強化型金属基複合材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06264162A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005056856A1 (ja) * | 2003-12-12 | 2005-06-23 | Jfe Steel Corporation | 自動車構造部材用鋼材およびその製造方法 |
-
1993
- 1993-03-16 JP JP5584493A patent/JPH06264162A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005056856A1 (ja) * | 2003-12-12 | 2005-06-23 | Jfe Steel Corporation | 自動車構造部材用鋼材およびその製造方法 |
| US8747578B2 (en) | 2003-12-12 | 2014-06-10 | Jfe Steel Corporation | Steel for structural part of automobile and method for producing the same |
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