JPH0626429A - エンジンの制御方法 - Google Patents

エンジンの制御方法

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Publication number
JPH0626429A
JPH0626429A JP18125292A JP18125292A JPH0626429A JP H0626429 A JPH0626429 A JP H0626429A JP 18125292 A JP18125292 A JP 18125292A JP 18125292 A JP18125292 A JP 18125292A JP H0626429 A JPH0626429 A JP H0626429A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
air conditioner
auxiliary
driving loss
time
Prior art date
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Pending
Application number
JP18125292A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroya Ookumo
浩哉 大雲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP18125292A priority Critical patent/JPH0626429A/ja
Publication of JPH0626429A publication Critical patent/JPH0626429A/ja
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  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行中の補機駆動時、あるいは補機駆動解除
時の車輌駆動力の急激な変化を緩和し、滑らかな走行性
能を得る。 【構成】 エアコン駆動前に点火時期を徐々に遅角補正
してエンジン発生トルクをエアコン駆動損失に相応する
領域まで低下させ、その後、エアコンを駆動させると同
時に点火時期を通常時制御へ移行させる。また、エアコ
ン駆動解除時は点火時期を一旦エンジン発生トルクがエ
アコン駆動損失に相応する領域に達するまで遅角させ、
その後、徐々に進角補正して通常時制御へ移行させる。
エアコン駆動時の損失あるいはエアコン駆動解除時の利
得がエンジン発生トルクを制御することで相殺されるの
で、車輌駆動力の急激な変化が緩和される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン負荷となる補
機の駆動損失に対応してエンジン発生トルクを制御し、
滑らかな走行性能を得るエンジンの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジン負荷となる補機類には、車輌走
行中の環境条件、運転条件によって自動的にON/OF
Fするものがある。例えば、エアコンディショナ(以下
「エアコン」と略称)では車室内の温度、エバポレータ
の温度条件などによってエアコン用コンプレッサのマグ
ネットクラッチが自動的にON/OFFする。
【0003】マグネットクラッチがONするとエンジン
に上記エアコン用コンプレッサの負荷トルクがかかるた
め、走行中にはいわゆる減速性ショックを感じる。ま
た、逆にマグネットクラッチがOFFするとエンジンに
かかる負荷トルクが急に解除されるため、いわゆる加速
性ショックを感じることがある。この加減速ショックを
和らげる手段として、例えば特開昭60−36778号
公報ではエアコンスイッチがONされアイドルアップ動
作が行われたとき、点火時期を一旦、遅角制御させた
後、徐々に要求点火時期まで進角させて、出力トルクの
急変を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この先行技術はエアコ
ンON時のアイドルアップによる加速性ショックを防止
しようとするものが、実際のアイドルアップ制御では、
エアコン用コンプレッサの負荷に対しアイドリング回転
数が、それよりもやや高い回転数で均衡が保たれるよう
に制御するため、走行中にエアコンがONしても車輌が
加速する運転領域は極めて狭い。すなわち、実走行時の
エンジン回転数はアイドル回転数よりも高くアイドルア
ップ制御による加速ショック等の影響はほとんどないと
考えられ、むしろ実走行においては走行負荷にエアコン
用コンプレッサの負荷(駆動損失)が加えられることに
より全体としてエンジン負荷の増大を招き、アイドルア
ップ制御によるトルク増加分では上記負荷損失を充分に
補償することができず減速性ショックを感じる場合のほ
うが多い。また、実走行中にエアコン用コンプレッサが
OFFした場合には急激な負荷解除により加速性ショッ
クを感じる。
【0005】このように、従来はエアコンが自動的にO
N/OFFする都度に運転フィーリングが悪化するとい
う課題があった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、補機駆動損失の発生あるいは補機駆動損失の解除に
よる走行中の車輌駆動力の変動を和らげ、減速性ショッ
クあるいは加速性ショックの発生を防止して滑らかな走
行性能を得ることのできるエンジンの制御方法を提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明による第一のエンジンの制御方法は、補機駆動損
失発生前にエンジン発生トルクを演算周期毎に補機駆動
損失に相応する領域まで減少させる手順と、上記エンジ
ン発生トルクが補機駆動損失に相応する領域まで減少し
たときエンジンに対し補機を接続する手順と、上記エン
ジンに上記補機が接続されたとき上記エンジン発生トル
クを通常時のエンジン発生トルクに復帰させる手順とを
備えるものである。
【0008】上記目的を達成するため本発明による第二
のエンジンの制御方法は、補機駆動損失が解除されたと
きエンジン発生トルクを補機駆動損失に相応する領域ま
で減少させる手順と、上記エンジン発生トルクが補機駆
動損失に相応する領域まで減少した後、このエンジン発
生トルクを通常時のエンジン発生トルクまで演算周期毎
に増加させる手順とを備えるものである。
【0009】
【作 用】本発明による第一のエンジンの制御方法によ
れば、補機駆動損失発生前にエンジン発生トルクを徐々
に減少させ、この出力トルクが補機駆動損失に相応する
領域まで減少したときに補機を駆動させ、かつ、補機駆
動時に上記エンジン発生トルクを通常時のエンジン発生
トルクに復帰させるようにしたので、補機駆動損失発生
時の急激な車輌駆動力の変化(減速性ショック)が緩和
され、滑らかな走行性能を得ることができる。
【0010】本発明による第二のエンジンの制御方法に
よれば、補機駆動損失が解除されたときエンジン発生ト
ルクを補機駆動損失に相応する領域まで減少させ、次い
で、このエンジン発生トルクを通常時のエンジン発生ト
ルクまで徐々に増加させるようにしたので、補機駆動損
失解除時の急激な車輌駆動力の変化(加速性ショック)
が緩和され、滑らかな走行性能を得ることができる。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0012】図面は本発明の一実施例を示し、図1,図
2は制御ルーチンを示すフローチャート、図3は気筒判
別およびエンジン回転数算出ルーチンを示すフローチャ
ート、図4は通電開始タイミングと点火タイミングのタ
イマセットルーチンを示すフローチャート、図5はドエ
ル開始ルーチンを示すフローチャート、図6はドエルカ
ットルーチンを示すフローチャート、図7はエンジン制
御系の概略図、図8はシグナルロータとクランク角セン
サの正面図、図9は制御装置の回路図、図10は車速と
点火時期遅角量との関係を示す概念図、図11はエンジ
ン回転数と点火時期遅角量との関係を示す概念図、図1
2はスロットル開度と点火時期遅角量との関係を示す概
念図、図13はクランクパルスと点火信号とのタイムチ
ャート、図14はエアコンスイッチのON/OFFとエ
アコン用コンプレッサ、マグネットクラッチのON/O
FFと遅角補正量とエンジン発生トルクと車輌駆動力と
の関係を示すタイムチャートである。
【0013】(構成)図7において、符号1はエンジン
(図においては、直列4気筒型エンジン)であり、この
エンジン1のシリンダヘッド2に形成された吸気ポート
2aにインテークマニホルド3が連通され、このインテ
ークマニホルド3にインジェクタ4が取付けられてい
る。
【0014】さらに、上記インテークマニホルド3にエ
アチャンバ5が連通されており、このエアチャンバ5上
流側に、スロットルバルブ6を経てエアクリーナ7が取
付けられている。
【0015】上記エアチャンバ5には、吸気温センサ8
が臨まされているとともに、吸気管圧力センサ9が取付
けられており、上記スロットルバルブ6にはスロットル
センサ10が連設されている。さらに、上記スロットル
バルブ6の上流と下流をバイパスするエアバイパス通路
11にアイドルスピードコントロールバルブ(ISC
V)12が介装されている。
【0016】また、上記エンジン1のシリンダヘッダ2
に形成された冷却水通路13に冷却水温センサ14が臨
まされ、さらに、上記シリンダヘッド2の排気ポート2
bに連通するエグゾーストマニホルド15の集合部に、
O2 センサ16が臨まされている。尚、符号17は触媒
コンバータ、18はマフラである。
【0017】また、上記エンジン1の燃焼室に点火プラ
グ19が臨まされており、この点火プラグ19がデスト
リビュータ20を介して図9に示すように、点火コイル
21の二次側に接続され、この点火コイル21の一次側
は、例えば一体的に併設されたイグナイタ22に接続さ
れている。
【0018】上記ディストリビュータ20には、電磁ピ
ックアップなどからなりクランク角検出と気筒判別とを
兼用するクランク角センサ23が内蔵されており、上記
エンジン1のカムシャフトにディストリビュータシャフ
ト20aを介して連設されて回動するシグナルロータ2
4の外周に対向して配置されている。なお、上記クラン
ク角センサ23は、電磁ピックアップなどの磁気センサ
に限らず、光センサでも良い。
【0019】図8に示すように、上記シグナルロータ2
4は、その外周に各気筒(図においては4気筒)の圧縮
上死点前(BTDC)θ1 (例えば10℃A)の位置に
基準クランク角検出用突起24aが形成され、さらに、
気筒#1の圧縮上死点後(ATDC)θ2 (例えば20
℃A)の位置に気筒判別用突起24bが形成されてい
る。4気筒であれば、上記突起24aは90°(クラン
ク角に換算すれば180℃A)ごとに形成されており、
この各突起24aを検出する間隔時間(周期)からエン
ジン回転数NE を算出する。なお、上記突起24a,2
4bはスリットでも良い。
【0020】一方、符号31はマイクロコンピュータな
どからなる制御装置(ECU)でありCPU32、RO
M33、RAM34、バックアップRAM35、及びI
/Oインタフェイス36がバスライン37を介して互い
に接続され、定電圧回路38から所定の安定化電圧が各
部に供給される。この定電圧回路38はECUリレー3
9のリレー接点を介してバッテリ40に接続され、上記
ECUリレー39のリレーコイルがイグニッションスイ
ッチ41を介して上記バッテリ40に接続されている。
また、上記バッテリ40に燃料ポンプリレー42のリレ
ー接点を介して燃料ポンプ43が接続されている。さら
に、上記バックアップRAM35には上記定電圧回路3
8を介してバッテリ40からのバックアップ電圧が常時
印加されている。
【0021】上記I/Oインタフェイス36の入力ポー
トには、エアコンをON/OFFするエアコンスイッチ
44、エアコンのエバポレータに併設するエバポレータ
温度センサ45、スロットルセンサ10、吸気管圧力セ
ンサ9、吸気温センサ8、水温センサ14、クランク角
センサ23、O2 センサ16、車速センサ46が接続さ
れているとともに、バッテリ40が接続されてバッテリ
電圧がモニタされる。また、上記I/Oインタフェイス
36の出力ポートには、イグナイタ22が接続されてい
るとともに、駆動回路47を介してISCV12、イン
ジェクタ4、燃料ポンプリレー42のリレーコイル、お
よび、エアコン用コンプレッサ48のマグネットクラッ
チ48aの接/断を操作するエアコンクラッチリレー4
9のリレーコイルが接続されている。
【0022】上記ROM33には制御プログラム、各種
固定データが記憶されている。また、上記RAM34に
は上記各センサ類の出力信号を処理した後のデータ、お
よび、CPU32で演算処理したデータが格納される。
このCPU32では上記ROM33に記憶されている制
御プログラムに従い、上記RAM34に格納した各種デ
ータに基づいて、燃料噴射量、点火時期などの各種制御
量を始動時、あるいは完爆後の通常時に応じて設定し、
対応する信号をインジェクタ4、イグナイタ22などに
出力して燃料噴射制御、点火時期制御などを行なう。ま
た、エアコンクラッチリレー49をON/OFF操作し
てエアコン用コンプレッサ48の駆動制御を行う。
【0023】(作 用)次に、上記ECU31の制御動
作について、図1〜図6のフローチャートに従って説明
する。
【0024】図3はクランク角センサ23からシグナル
ロータ24の各突起24a,24bを検出したときに出
力されるクランクパルスで割り込み実行される気筒判別
および、エンジン回転数算出のルーチンであり、まず、
ステップ(以下「S」と略称)101で、上記クランク
角センサ23で検出したクランクパルスを識別する。す
なわち、図13(a)に示すように、ロータ24の各基
準クランク角検出用突起24a(BTDCθ1 )を検出
した時にクランク角センサ23からECU31に入力さ
れるθ1 パルスの時間間隔は略等しく、また、θ1 パル
スが入力されてからシグナルロータ24の気筒判別用突
起24b(ATDCθ2 )を検出した時のθ2 パルスが
入力されるまでの時間間隔、および、θ2 パルスが入力
されてから次のθ1 パルスが入力されるまでの時間間隔
は、θ1 パルス入力毎の時間間隔よりも短い。従って、
ECU31では、これらのクランクパルスの入力時間間
隔の相対関係によりθ1 パルスとθ2 パルスとを識別す
る。そして、燃焼気筒順序を#1→#3→#4→#2と
した場合、θ1 パルスを検出した直後にθ2 パルスを検
出することで、次のクランクパルスが気筒#3のBTD
Cθ1 を検出する信号であることを識別し、さらに次の
クランクパルスが気筒#4のBTCDθ1 を検出する信
号、…であることを識別する。
【0025】次いで、S102で上記クランク角センサ
23から出力されるθ1 パルスに基づき、このθ1 パル
スの入力間隔時間(周期)Tθ1 を計時し、S103
で、この入力間隔時間Tθ1 に基づきエンジン回転数N
E を算出し、RAM34の所定アドレスに回転数データ
としてストアしてルーチンを抜ける。
【0026】一方、所定時間毎に実行される図1、図2
の制御ルーチンにて、エアコンクラッチリレー49のO
N/OFFが制御されるとともに、点火コイル21の一
次側に対する通電時間DWL、および、θ1 パルスを基準
とする通電開始タイミングTDWL が算出される。
【0027】まず、S201〜S203でエアコン用コ
ンプレッサ48を駆動すべきかを判断する。すなわち、
S201ではエアコンスイッチ44がONかを判断し、
S202ではエバポレータ温度センサ45で検出したエ
バポレータ温度TE が設定値TEs以上かを判断し、S2
03ではスロットルセンサ10で検出したスロットル開
度Th が全開状態を示す設定値Ths以下かを判断する。
【0028】そして、エアコンスイッチ44がON、T
E >TEs、かつTh ≦Thsの場合、エアコンを駆動すべ
きと判断してS204へ進む。一方、エアコンスイッチ
44がOFF、TE ≦TEs、あるいは、Th >Thsの場
合エアコンを停止すべきと判断してS205へ進む。
【0029】S204では、エアコン用コンプレッサ4
8が作動状態かを、このエアコン用コンプレッサ48の
マグネットクラッチ48aの接/断を操作するエアコン
クラッチリレー49のリレーコイルに対するI/Oポー
ト出力値Gを参照して判断し、G=1(エアコンON)
の場合、そのままS214へジャンプし、G=0(エア
コンOFF)の場合、S206へ進む。
【0030】S206へ進むとRAM34の所定アドレ
スに格納されている遅角補正量(角度)RETを、第1
の設定量(角度)SET1 を加算した値で更新し(RE
T←RET+SET1 )、S207へ進む。なお、上記
遅角補正量RETのイニシャル値は0である。
【0031】そして、S207へ進むと現在の遅角補正
量RET1 と、上記エンジン回転数NE 、車速センサ4
6で検出した車速V、および、上記スロットル開度Th
の関数f1 で設定される最終的な遅角補正量f1 (NE
,V,Th )とを比較し、RET<f1 (NE ,V,
Th )の場合S214へジャンプし、また、RET≧f
1 (NE ,V,Th )の場合、遅角補正量RETが最終
遅角量に達したと判断してS208へ進み、上記遅角補
正量RETをクリアし(RET←0)、さらにS209
でエアコン用コンプレッサ48のマグネットクラッチ4
8aを操作するエアコンクラッチリレー49に対するI
/Oポート出力値Gを1とし、エアコンクラッチリレー
49をONさせることで上記マグネットクラッチ48a
に通電させてマグネットクラッチ49を接続状態とし、
上記エアコン用コンプレッサ48を作動させた後、S2
14へ進む。
【0032】一方、S201,S202,あるいは、S
203からエアコンを停止すべきと判断してS205へ
進むと、現在のエアコン用コンプレッサ48の作動状態
を、上記エアコンクラッチリレー49に対するI/Oポ
ート出力値Gを参照して判断し、G=1(エアコンO
N)の場合S210へ進み、遅角補正量RETをエンジ
ン回転数NE 、車速V、スロットル開度Th の関数f2
で設定する最適な遅角補正量f2 (NE ,V,Th )で
初期値設定し(RET←f2 (NE ,V, Th ))、さ
らに、S211でエアコンクラッチリレー49に対する
I/Oポート出力値Gを0とし、エアコンクラッチリレ
ー49をOFFすることで上記マグネットクラッチ48
aに対する通電を停止させてマグネットクラッチ48a
を解放状態とし上記エアコン用コンプレッサ48の作動
を停止させた後S214へ進む。
【0033】図10〜図12に車速V、エンジン回転数
NE 、スロットル開度Th と遅角量との特性関係を示
す。車速Vとの関係では、車速Vが高い程、車体の慣性
エネルギが大きいためコンプレッサ48のフリクション
変化の車体に与える影響が小さくなるので、車速Vが高
くなる程遅角量が小さく設定される(図10)。また、
エンジン回転数NE との関係では、コンプレッサ48の
フリクションがコンプレッサ48の回転数に比例して大
きくなる場合が多く、このコンプレッサ48の回転数を
決定するエンジン回転数NE が高い程、コンプレッサO
N/OFF切換り時のフリクション変化が大きくなるた
め遅角量が大きく設定される(図11)。また、スロッ
トル開度Th との関係では、スロットル開度Th に対
し、遅角量に対するエンジントルクの変化がスロットル
全開側では大きく、スロットル全閉側では小さいので、
スロットル開度Th が大きい程遅角量が小さく設定され
る(図12)。
【0034】このような特性に基づき、上記遅角補正量
f1 (NE ,V,Th )、f2 (NE ,V,Th )はエ
アコン用コンプレッサ48の駆動損失に相応する最適な
値に設定される。
【0035】また、上記S205でG=0(エアコンO
FF)と判断した場合、S212へ進み、遅角補正量R
ETが0かを判断し、RET=0の場合S214へジャ
ンプし、RET≠0の場合S213へ進み遅角補正量R
ETを第2の設定値SET2で減算した値で更新した
後、S214へ進む。
【0036】そして、S204、S207、S209、
S211、S212、あるいは、S213からS214
へ進むと、エンジン回転数NE と吸気管圧力センサ9で
検出した吸気管圧力Pに基づき、点火対象気筒の圧縮上
死点TDCを基準とした基本制御進角である基本点火時
期ADVBASEを設定し、S215で上記基本点火時期A
DVBASEから上記遅角補正量RETを減算して点火時期
(角度)ADVを算出する(ADV←ADVBASE−RE
T)。
【0037】次いで、S216で上記点火時期(角度)
ADVをθ1 パルス(図13参照)を基準とした点火タ
イミング(時間データ)TADV に、次式に基づき変換す
る。 TADV ←(Tθ1 /θ1-1 )×(180℃A+θ1 −A
DV) Tθ1 :θ1 パルス入力間隔時間 θ1-1 :θ1 −θ1 間クランク角度(図13では180
℃A) θ1 :図13では10℃A その後、S217へ進みバッテリ電圧VB に基づきテー
ブルを参照して基本通電時間DWLB を設定する。この基
本通電時間DWLB はバッテリ電圧VB が高い程短く設定
される。そして、S218でエンジン回転数NE に基づ
きテーブルを参照して回転補正KDWLNを設定する。この
回転補正KDWLNはエンジン回転数NE が高い程小さい値
に設定される。
【0038】次いで、S219で上記基本通電時間DWL
B に上記回転補正KDWLNを乗算して通電時間DWLを算出
し(DWL←DWLB ×KDWLN)、S220で上記点火タイ
ミング(時刻)TADV から上記通電時間DWLを減算して
θ1 パルスを基準とする通電開始タイミング(時刻)T
DWL を算出して(TDWL ←TADV −DWL)、ルーチンを
抜ける。
【0039】上記制御ルーチンのS216で算出した点
火タイミングTADV とS220で算出した通電開始タイ
ミングTDWL とが、図4に示すθ1 パルス割込みルーチ
ンにてタイマセットされる。このθ1 パルス割込みルー
チンはθ1 パルスの入力により起動され、S301で通
電開始タイミングTDWL と点火タイミングTADV とをタ
イマセットしてカウントを開始した後、ルーチンを抜け
る。
【0040】そして、上記通電開始タイミングTDWL に
達すると、図5に示すTDWL 割込みルーチンが起動さ
れ、S401でドエルを開始した後、ルーチンを抜け
る。
【0041】また、上記点火タイミングTADV に達する
と図6に示すTADV 割込みルーチンが起動され、S50
1でドエルカット(点火)を行った後、ルーチンを抜け
る。その結果、デストリビュータ20にて選択された点
火対象気筒の点火プラグ19に点火信号が出力される
(図13参照)。なお、点火時期を進角させればエンジ
ン発生トルクが増加し、遅角させればエンジン発生トル
クが減小する。
【0042】上記ECU31による点火時期制御の代表
例を図14のタイムチャートに従って説明する。
【0043】走行中にエアコンスイッチ44をONする
と、エバポレータ温度TE 、スロットル開度Th がエア
コン駆動条件を満足している場合、遅角補正量RETを
エンジン回転数NE 、車速V、スロットル開度Th に基
づいて設定した遅角補正量f1 (NE ,V,Th )に達
するまで所定周期毎に設定値SET1ずつ加算する(経
過時間t1 〜t2 )。
【0044】その結果、経過時間t1 〜t2 の間では点
火時期が次第に遅角側へ制御され同図(d)に示すよう
にエンジン発生トルクが低下し、従って同図(e)に示
すように車輌駆動力も低下する。
【0045】そして、上記遅角補正量RETが、設定し
た遅角補正量f1 (NE ,V,Th)に達したときエア
コン用コンプレッサ48のマグネットクラッチ48aを
ONさせるとともに、遅角補正量RETを0にして点火
時期を通常時制御状態に復帰させる(経過時間t2 )。
【0046】その結果、エアコン駆動と同時にエンジン
発生トルクが回復し、この回復したエンジン発生トルク
によりエアコン用コンプレッサ48の駆動損失が相殺さ
れ、減速性ショックを和らげることができる。
【0047】これに対し、従来はエアコンON/OFF
に拘わりなく点火時期がほぼMBT制御されているた
め、図の破線で示すように、エアコンスイッチ44がO
Nすると同時にエアコン用コンプレッサ48がONする
ためエアコン用コンプレッサ48の駆動力分だけ車輌駆
動力が急激に小さくなるため減速性ショックを感じてし
まう。
【0048】一方、エアコン用コンプレッサ48の駆動
中に、エアコンスイッチ44をOFFした場合、あるい
はエアコンスイッチ44がONでかつエバポレータ温度
TEが設定温度以下の場合またはスロットル開度Th が
全開状態の場合、上記エアコン用コンプレッサ48のマ
グネットクラッチ48aをOFFしてエアコン用コンプ
レッサ48の駆動を停止すると同時に、遅角補正量RE
Tを設定した遅角補正量f2 (NE ,V,Th )で設定
する(経過時間t3 )。
【0049】その結果、エアコン用コンプレッサ48の
駆動停止と同時にエンジン発生トルクが低下し、一方、
車輌駆動力はエアコン用コンプレッサ48の駆動停止に
より増加される(同図(d),(e))。
【0050】その後、点火時期を通常時制御へ徐々に移
行すべく、上記遅角補正量RETを0になるまで所定周
期毎に設定値SET2 ずつ減量する(経過時間t3 〜t
4 )。
【0051】その結果、エアコン用コンプレッサ48の
駆動停止による車輌駆動力の増加がエンジン発生トルク
の低下によって相殺され、しかも、その後はエンジン発
生トルクを徐々に増加させるようにしたためエアコンO
FFによる加速性ショックを和らげることができる。こ
れに対し、従来は点火時期をほぼMBT制御しているた
め、エアコン用コンプレッサ48のOFF時は同図に破
線で示すように車輌駆動力が急激に大きくなり加速性シ
ョックを感じる。
【0052】なお、本発明は上記実施例に限るものでは
なく、例えばエンジン発生トルクを抑制する手段として
点火時期制御以外に空燃比、あるいは、吸入空気量など
を制御するようにしてもよい。また、補機はエアコン以
外のものであってもよい。
【0053】
【発明の効果】以上、発明したように本発明によれば以
下に列記する効果が奏される。
【0054】請求項1記載のエンジンの制御方法によれ
ば、補機駆動損失発生時の急激な車輌駆動力の変化(減
速性ショック)が緩和され、滑らかな走行性能を得るこ
とができる。
【0055】請求項2記載のエンジンの制御方法によれ
ば、補機駆動損失解除時の急激な車輌駆動力の変化(加
速性ショック)が防止され、滑らかな走行性能を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御ルーチンを示すフローチャート
【図2】同上
【図3】気筒判別およびエンジン回転数算出ルーチンを
示すフローチャート
【図4】通電開始タイミングと点火タイミングのタイマ
セットルーチンを示すフローチャート
【図5】ドエル開始ルーチンを示すフローチャート
【図6】ドエルカットルーチンを示すフローチャート
【図7】エンジン制御系の概略図
【図8】シグナルロータとクランク角センサの正面図
【図9】制御装置の回路図
【図10】車速と点火時期遅角量との関係を示す概念図
【図11】エンジン回転数と点火時期遅角量との関係を
示す概念図
【図12】スロットル開度と点火時期遅角量との関係を
示す概念図
【図13】クランクパルスと点火信号とのタイムチャー
【図14】エアコンスイッチのON/OFFとエアコン
用コンプレッサ、マグネットクラッチのON/OFFと
遅角補正量とエンジン発生トルクと車輌駆動力との関係
を示すタイムチャート
【符号の説明】
48…補機(エアコン用コンプレッサ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補機駆動損失発生前にエンジン発生トル
    クを演算周期毎に補機駆動損失に相応する領域まで減少
    させる手順と、 上記エンジン発生トルクが補機駆動損失に相応する領域
    まで減少したときエンジンに対し補機を接続する手順
    と、 上記エンジンに上記補機が接続されたとき上記エンジン
    発生トルクを通常時のエンジン発生トルクに復帰させる
    手順とを備えることを特徴とするエンジンの制御方法。
  2. 【請求項2】 補機駆動損失が解除されたときエンジン
    発生トルクを補機駆動損失に相応する領域まで減少させ
    る手順と、 上記エンジン発生トルクが補機駆動損失に相応する領域
    まで減少した後、このエンジン発生トルクを通常時のエ
    ンジン発生トルクまで演算周期毎に増加させる手順とを
    備えることを特徴とするエンジンの制御方法。
JP18125292A 1992-07-08 1992-07-08 エンジンの制御方法 Pending JPH0626429A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007231786A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Toyota Motor Corp 内燃機関の自動停止装置及びこの自動停止装置を備えた自動車用内燃機関
JP2010174632A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の制御装置及び制御方法

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