JPH06264332A - 織機の緯入れ装置 - Google Patents

織機の緯入れ装置

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JPH06264332A
JPH06264332A JP4505493A JP4505493A JPH06264332A JP H06264332 A JPH06264332 A JP H06264332A JP 4505493 A JP4505493 A JP 4505493A JP 4505493 A JP4505493 A JP 4505493A JP H06264332 A JPH06264332 A JP H06264332A
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JP
Japan
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weft
rollers
pulling
nozzle
loom
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JP4505493A
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English (en)
Inventor
Akio Shindo
昭夫 新藤
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Nissan Texsys Co Ltd
Original Assignee
Nissan Texsys Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ローラによる牽引(送出し)と噴射流体によ
る牽引(姿勢制御)とにより緯糸を緯入れする際に、反
緯入れ側での緯糸先端部の姿勢を良好に保つ。 【構成】 常時回転する一対の牽引用ローラ33,35に対
し、その直前でトラバースレバー52により緯糸Yの経路
を切換えて、前記ローラ33,35による緯糸Yの牽引を行
わせると共に、姿勢制御ノズル71の空気噴射により緯糸
Yを緯入れする。また、緯入れ経路の途中に、補助ノズ
ル群72を設け、少なくとも前記ローラ33,35による牽引
中で前記姿勢制御ノズル72の噴射終了後に、適当な補助
ノズル群72から空気を噴射させる。また、前記ローラ3
3,35による牽引終了後も、適当な補助ノズル群72から
空気を噴射させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織機において、緯糸を
ローラによる牽引(送出し)と噴射流体による牽引(姿
勢制御)とにより緯入れする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置としては、特開平4−
136237号公報に示されるように、緯糸の測長貯留
装置と緯入れ用のノズル(以下姿勢制御ノズルと称す)
との間に、ローラ式牽引装置を設けて、ローラによる牽
引と、姿勢制御ノズルの噴射流体による牽引とにより、
緯入れを行うようにしたものがある。
【0003】具体的には、このローラ式牽引装置は、接
離可能な一対のローラを備え、これらのローラ間に緯糸
を挟持した状態でのローラの回転により緯糸を牽引する
ものである。緯入れにあたっては、測長貯留装置の係止
爪の抜き出しと共に姿勢制御ノズルの流体噴射を開始
し、これと同時又はやや遅れて一対のローラを圧接して
緯糸を挟持すると共にローラの回転を開始して、緯糸を
牽引することにより緯入れする。そして、緯入れの途中
で一対のローラを離間し、以降は姿勢制御ノズルの噴射
流体のみで緯糸を牽引して緯入れを終了させる。
【0004】以上のように、ローラによって緯糸を直接
牽引する場合、噴射流体のみによる緯糸牽引、すなわち
流体と緯糸との摩擦により緯糸を牽引するものに比し
て、エネルギー損失が少ない。また、姿勢制御ノズルは
ローラにより牽引され送出される緯糸の姿勢を制御する
だけでよいので、流量を大幅に削減でき、トータル的に
大幅なエネルギー消費量の低減が図れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の緯入れ装置にあっては、ローラによる牽引
中、緯入れ側に設けられた姿勢制御ノズルにより緯糸の
姿勢を制御するものの、緯糸先端部が反緯入れ側へかな
り飛走した後は、姿勢制御ノズルからの噴射流体が反緯
入れ側で拡散する結果、緯糸先端部の速度が低下し、ま
た姿勢が保ちにくくなっている。にもかかわらず、ロー
ラにより緯糸が経糸開口内に送出されてくるので、緯糸
が経糸開口内でたるんだ状態となり、緯糸がもつれた
り、経糸に引っ掛かったりして、緯入れ不良となる恐れ
があった。
【0006】また、ローラによる牽引終了後は、姿勢制
御ノズルから流体を噴射し続けたとしても、姿勢制御ノ
ズルからの噴射流体が反緯入れ側で拡散し、前記のよう
に緯糸が経糸開口内でたるんだ状態となり、緯入れ不良
を生じたり、緯糸の張力が消失して布品位の低下を招く
恐れがあった。また、姿勢制御ノズルの噴射圧力を高く
して緯糸の姿勢を制御するだけでなく、反緯入れ側まで
緯糸を確実に到達させることも考えられるが、測長貯留
装置の係止爪に緯糸が係止されたときの張力が過大とな
り、緯糸切れの恐れがあるので採用し難い。
【0007】本発明は、このような実情に鑑み、反緯入
れ側での緯糸先端部の姿勢を良好に保ちつつ、ローラに
よる牽引と姿勢制御ノズルの噴射流体による牽引とによ
り好適に緯入れを行うことのできる装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、ロ
ーラによる牽引と、姿勢制御ノズルの噴射流体による牽
引とにより、緯糸を経糸開口内に緯入れする織機の緯入
れ装置において、下記(1)又は(2)の構成としたも
のである。 (1) 緯入れ経路の途中に、緯糸に対しほぼ緯入れ方
向に噴射流体を作用させる補助ノズルを設けると共に、
少なくとも前記ローラによる牽引中で前記姿勢制御ノズ
ルの噴射終了後に、所定期間、前記補助ノズルから流体
を噴射させる制御装置を設ける。
【0009】(2) 緯入れ経路の途中に、緯糸に対し
ほぼ緯入れ方向に噴射流体を作用させる補助ノズルを設
けると共に、少なくとも前記ローラによる牽引終了後
に、所定期間、前記補助ノズルから流体を噴射させる制
御装置を設ける。
【0010】
【作用】上記(1)の構成においては、ローラによる牽
引中に姿勢制御ノズルの流体噴射を停止させ、以降は緯
入れ経路の途中の補助ノズルの流体噴射により緯糸先端
部の姿勢を制御して、好適に緯入れを行わせる上記
(2)の構成においては、ローラによる牽引終了後に、
補助ノズルの流体噴射により緯糸先端部の姿勢を保持し
て、好適に緯入れを行わせると共に、緯糸を緊張状態に
保持する。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。図1は本
発明の一実施例を示す緯入れ装置のシステム図である。
尚、この実施例はA色とB色の緯入れ装置を備えている
が、両緯入れ装置は同様の構成であるので、対応する部
分に同一符号を付して、主としてA色の緯入れ装置につ
いて説明する。
【0012】本緯入れ装置は、給糸体1からテンサー2
を介して供給される緯糸Yを測長して貯留する測長貯留
装置10と、ここからの緯糸Yを案内するヤーンガイド2
1,23と、ヤーンガイド21と23との間で緯糸Yを挟持し
て牽引することのできる一対の牽引用ローラ33,35と、
ヤーンガイド21と牽引用ローラ33,35との間に設けられ
て緯糸Yの経路を切換える切換装置50と、ヤーンガイド
23からの緯糸Yに接離自在で緯糸Yに走行抵抗を付与す
ることのできるブレーキ装置60と、このブレーキ装置60
からの緯糸Yを空気噴射により緯糸Yの姿勢を制御しつ
つ飛走させる姿勢制御ノズル(主ノズル)71と、この姿
勢制御ノズル71からの緯糸の先端部を空気噴射により次
々と吹き送る補助ノズル群72と、姿勢制御ノズル71の先
端部に近接して設けられたカッター装置80と、これらの
装置の作動を制御する制御装置100とから構成されてい
る。
【0013】各装置につき詳述すると、測長貯留装置10
は、ドラム11を有する本体12を備えている。この本体12
には巻付けアーム13が回転自在に支持されており、本体
12内のモータにより回転駆動される。緯糸Yは、この巻
付けアーム13中を通り、巻付けアーム13の回転により、
静止状態に保持されているドラム11の周面に巻付けられ
て貯留される。この貯留された緯糸Yはドラム11の周面
の穴に突入した係止爪14に係止されつつ、ヤーンガイド
21の方に延在している。係止爪14は電磁駆動自己復帰型
のソレノイド15により駆動されるようになっていて、ソ
レノイド15への通電により係止爪14が抜き出されて緯糸
Yに対する係止が解除され、緯入れが行われる。ここ
で、ソレノイド15は制御装置100 からの信号により制御
される。
【0014】ヤーンガイド21,23は、いずれも測長貯留
装置10側が大径で緯糸Yの走行する下流に向かって次第
に小径になるように形成されており、下流側に設けた装
置の所定位置に緯糸Yを案内するようになっている。一
対の牽引用ローラ33,35のうち、大径のローラ33は、図
2に示すように、固定ベース26の縦壁27に固定されたモ
ータ31の縦壁27を貫通して突出する駆動軸32に取付けら
れており、制御装置100 からの信号によりモータ31で回
転駆動されて織機運転中ほぼ一定速度で回転するように
なっている。そして、この大径のローラ33の上方に対を
なす小径のローラ35が配置されている。この小径のロー
ラ35は、縦壁27に揺動可能に取付けられてスプリング39
により付勢されたアーム36の自由端に回転自在に取付け
られていて、大径のローラ33側に押付けられている。そ
して、両ローラ33,35間に挟持されることにより緯糸Y
が牽引されるようになっている。
【0015】図3は一対の牽引用ローラ33,35の動力伝
達を示している。これらのローラ33,35は、大径のロー
ラ33の周面と小径のローラ35の周面とが緯糸Yを介して
圧接することにより、モータ31で回転駆動されるローラ
33の駆動力がローラ35に伝達され、同一周速度で互いに
逆方向に回転されるようになっている。尚、大径のロー
ラ33は金属製であるが、小径のローラ35の少なくとも緯
糸Yと接触する部分の表面は、例えばウレタンゴムのよ
うな軟質ゴムで緯糸Yとの摩擦力を高めるように構成し
てある。また、後述する切換装置50によりローラ33,35
間に緯糸Yが出し入れしやすいように、出し入れ側には
テーパを形成してある。更に、本実施例では、A色とB
色の2個のローラ33,33を1個のモータ31で駆動するよ
うに構成したが、図1に鎖線で示すように、2個のモー
タを用いて別個に回転駆動するように構成してもよい。
【0016】切換装置50は、ロータリーソレノイド51を
備えている。ロータリーソレノイド51は、これへの通電
により出力軸を一方向に回転駆動し、通電停止されると
ばねにより出力軸を逆方向に回動して自己復帰する電磁
駆動自己復帰型になっており、図2に示すように、固定
ベース26の底壁28に取付けられている。そして、ロータ
リーソレノイド51の上方に位置する出力軸にトラバース
レバー52の基端部を固定的に取付けてある。トラバース
レバー52の先端部は一対の牽引用ローラ33,35の接触面
近傍に延設されており、この延長端部は上方に折曲げら
れていて、ここに緯糸Yが挿通される導糸孔53が形成さ
れている。
【0017】図4には、切換装置50のトラバースレバー
52の動作により、緯糸Yが一対の牽引用ローラ33,35間
に引き込まれたり、一対の牽引用ローラ33,35間から引
き抜かれたりする様子を示している。すなわち、切換装
置50のトラバースレバー52がロータリーソレノイド51の
ばねによる自己復帰により、実線示の位置に停止してい
る場合には、緯糸Yは、ローラ33,35間の経路Y1から
変位した経路Y2にあって、ローラ33,35間から引き抜
かれている。ここで、ロータリーソレノイド51は制御装
置100 からの信号により制御される。
【0018】ブレーキ装置60は、図5に示すように、ヤ
ーンガイド23の下流側に近接して設けられており、固定
ベース26上に取付けられているブラケット62と、このブ
ラケット62に取付けられた電磁駆動自己復帰型のロータ
リーソレノイド63と、このロータリーソレノイド63の出
力軸に取付けられた棒状の作動子64とから構成されてい
る。ここにおいて、制御装置100 からの信号を受けない
とき、すなわちロータリーソレノイド63が電磁駆動され
ないときに、自己復帰により、作動子64が緯糸Yを下方
へ押圧して緯糸Yをヤーンガイド23の端縁に圧接し、緯
糸Yに走行抵抗を付与するようになっている(図6のY
2参照)。そして、制御装置100 からの信号を受ける
と、ロータリーソレノイド63の出力軸が回動し、これに
より作動子64が緯糸Yから離間して、ブレーキ作用を解
除するようになっている(図6のY1参照)。尚、ブレ
ーキ装置60はヤーンガイド23の上流側に近接して設けて
もよい。
【0019】姿勢制御ノズル(主ノズル)71は、筬3を
保持して揺動運動する筬保持体(図示せず)の緯入れ側
端部に取付けられていて、経糸開口を指向している。こ
の姿勢制御ノズル71への空気供給経路について説明すれ
ば、加圧空気供給源74に調圧弁75を介して接続された圧
力タンク76を備えている。そして、圧力タンク76の吐出
側は、電磁駆動自己復帰型の開閉弁77を介して、姿勢制
御ノズル71に接続されている。そして、制御装置100 か
らの信号により開閉弁77が開閉し、空気の噴射、停止が
行われる。この噴射により、牽引用ローラ33,35により
牽引された緯糸Yが姿勢を制御されながら反緯入れ側に
飛走する。
【0020】補助ノズル群72は、補助ノズルを例えば3
本ずつブロック化したもので、筬3に沿って複数設けら
れている。各補助ノズルは緯糸Yに対し緯入れ方向に斜
めに噴射空気を作用させるようになっている。補助ノズ
ル群72への空気供給経路については、図示は省略する
が、各空気供給経路に電磁駆動自己復帰型の開閉弁をそ
れぞれ設けてある。これらの開閉弁は、制御装置100 か
らの信号により、緯入れ側から反緯入れ側へと所定の開
期間をもって順次開弁する。これにより、複数の補助ノ
ズル群72が、緯糸Yの飛走先端部を追いかけるように加
圧空気をリレー噴射し、このリレー噴射によって緯糸Y
が筬3に形成された緯糸案内溝を通って経糸開口内を飛
走し、緯入れされる。
【0021】カッター装置80は、織前側に固定して設け
られて前後方向に延在して取付けられたカッター81と、
このカッター81の下刃を回転駆動するロータリーソレノ
イド82とからなっており、緯入れ後に筬打された緯糸Y
を姿勢制御ノズル71の先端部にて切断する。一方、経糸
列(図示せず)の反緯入れ側には、緯入れされた緯糸Y
の到達タイミングを検出するために、緯糸到達センサ90
を設けてある。そして、緯糸到達センサ90の出力信号
と、織機主軸5の回転角度を検出するアングルセンサ6
の出力信号とが、制御装置100 に入力されている。
【0022】制御装置100 は、織機本体制御装置101
と、緯糸選択指令装置102 と、アクチュエータ駆動指令
発生装置103 と、インバータ104 とから構成されてい
る。織機本体制御装置101 と、緯糸選択指令装置102
と、アクチュエータ駆動指令発生装置103 とは、相互に
電気的に接続されており、織機主軸5に取付けられたア
ングルセンサ6の信号が直接、各装置101 〜103 に入力
されるようになっているので、これら各装置101 〜103
は、アングルセンサ6により検出される織機主軸5の回
転角度に従って独立して順次作動を行う。
【0023】織機本体制御装置101 は、緯糸到達センサ
90やアングルセンサ6からの信号の他、準備ボタン121
、起動ボタン122 、停止ボタン123 からの信号、更に
は織機回転数、織り幅、糸種等の製織条件の入力器124
からの信号が入力されるようになっており、織機運転信
号を発して織機メインモータ7の起動、停止を制御し、
また、ローラ回転指令信号を発して牽引用ローラ33駆動
用モータ31の起動、停止をインバータ104 を介して制御
する他、各種アクチュエータの作動タイミングを定めて
アクチュエータ駆動指令発生装置123 へ設定信号を出力
する。尚、準備ボタン121 は織機運転に際し最初に押す
もので、これにより例えば正規の回転数に達するまでに
時間を要するモータ31のインバータ104 の起動を指示す
る。起動ボタン122 は、織機運転の準備完了の信号が出
てから押すボタンで、これにより織機メインモータ7を
起動する。停止ボタン123 は、織機停止用で、必要に応
じて適時押すことができる。
【0024】緯糸選択指令装置102 は、多色織りの際に
予めプログラムされた順序に従って、次の緯入れに用い
る緯糸(A色又はB色)をアクチュエータ駆動指令発生
装置103 に指示するものである。この指示は主軸角度で
前のサイクルの約 300度あたりから出力される。アクチ
ュエータ駆動指令発生装置103 は、アングルセンサ6の
信号に従って、順次各アクチュエータをドライバを介し
て作動させるものである。主なドライバを示すと、ドラ
イバ15aはA色側の係止爪14のソレノイド15作動用であ
り、ドライバ15bはB色側の係止爪15のソレノイド15作
動用である。以下同様にして、ドライバ51aはA色側の
ロータリーソレノイド51作動用、ドライバ51bはB色側
のロータリーソレノイド51作動用、ドライバ77aはA色
側の開閉弁77作動用、ドライバ77bはB色側の開閉弁77
作動用、ドライバ82aはカッター装置80のロータリーソ
レノイド82作動用である。
【0025】次に、本実施例の作動につき、図7のタイ
ムチャートを参照して説明する。図7は、織機が定常運
転を行っている場合の各アクチュエータの作動状態を示
すもので、A色とB色の緯糸を交互に緯入れする場合に
ついて示してある。但し、A色とB色の作動は同様なの
で、A色についてのみ説明する。織機主軸5の回転角度
が0度の筬打時点に達するわずか手前の状態では、緯糸
Yの先端部はすでに反緯入れ側に到達しており、この状
態では、測長貯留装置10において係止爪14が緯糸Yを係
止しており、また姿勢制御ノズル71は噴射していない。
また、牽引用ローラ33,35は回転しているが、切換装置
50のトラバースレバー52により緯糸Yは変位経路Y2に
あって牽引用ローラ33,35間から引き出されている。一
方、ブレーキ装置60は作動している。そして、回転角度
が0度を過ぎたところで、カッター装置80が作動して姿
勢制御ノズル71の先端部近傍にて緯糸Yを切断する。
【0026】織機主軸5の回転角度が60度になると、姿
勢制御ノズル71が空気噴射を始めるが、このときは未だ
緯糸Yは係止爪14に係止されていて飛走しない。織機主
軸5の回転角度が80度になると、測長貯留装置10におい
てドラム11から係止爪14が抜き出されて、緯糸Yに対す
る係止が解除される結果、姿勢制御ノズル71の噴射空気
による牽引作用で緯糸Yがゆるやかに飛走を始める。こ
れと同時にブレーキ装置60にてブレーキ作用が解除され
る。また、補助ノズル群72も緯入れ側のものからリレー
噴射を開始する。
【0027】織機主軸5の回転角度が 100度になると、
切換装置50のトラバースレバー52が作動して、緯糸Yは
飛走経路Y1に移動され、回転している一対の牽引用ロ
ーラ33,35間に挟持されて牽引され、所定の飛走速度で
反緯入れ側に飛走する。そして、緯糸Yは姿勢制御ノズ
ル71及び補助ノズル72の空気噴射により姿勢を制御され
ながら反緯入れ側に送られる。
【0028】このように、姿勢制御ノズル71の噴射開始
後に測長貯留装置10の係止爪14を抜き出し、これによっ
て緯糸Yが助走した後に、切換装置50を作動させて一対
の牽引用ローラ33,35による緯糸牽引を開始させるの
で、緯糸が常時回転するローラ33,35に挟持されて大き
な牽引速度を受けるときには、すでに緯糸Yがある程度
助走していて、相対速度差がさほど大きくないので、ス
ムーズな牽引が可能となる。
【0029】そして、緯入れの途中(例えば 140度)で
姿勢制御ノズル71の空気噴射を停止させ、以降は補助ノ
ズル群72のリレー噴射のみにより緯糸Yの姿勢を制御す
る。すなわち、一対の牽引用ローラ33,35による牽引中
に姿勢制御ノズル71の空気噴射を停止させ、以降は補助
ノズル群72の空気噴射により緯糸Yの先端部の姿勢を制
御する。尚、図7ではローラ33,35による牽引中で姿勢
制御ノズル71の噴射終了後に空気噴射を行う補助ノズル
群は、第3群と第4群である。これにより、空気消費量
を低減しつつ、反緯入れ側での緯糸Yの先端部の姿勢を
良好に保つことができる。また、後述する係止爪14によ
る緯糸Yの係止時にはすでに姿勢制御ノズル71の噴射は
停止しており、補助ノズル群72だけで緯糸Yの先端部の
姿勢が保たれているので、緯糸Yの張力が低くなり、緯
糸切れが防止できる。
【0030】そして、緯入れ中に係止爪14の近傍に設け
られた解舒センサ(図示せず)がドラム11からの緯糸Y
の所定の解舒巻数を検出すると、直ちに係止爪14がドラ
ム11の周面の穴に突入する。この突入からほぼ1巻解舒
後に、緯糸Yが実際に係止爪14に係止され緯入れが終了
する(約 220度)。また、実際に緯糸Yが係止される前
に、切換装置50のトラバースレバー52が緯糸Yを変位経
路Y2に切換えて、牽引用ローラ33,35間から緯糸Yを
引き出して、牽引作用を実質的に停止させ、同時にブレ
ーキ装置60が作動状態に入る。
【0031】そして、緯糸Yが実際に係止されると、ピ
ーク張力が発生するが、所定の飛走速度に対して最適に
調整されたブレーキ装置60の作動により、このピーク張
力は大幅に低い張力に抑えられ、緯糸Yの係止時に緯糸
切れ防止効果が更に高まる。ここで、切換装置50のトラ
バースレバー52が牽引用ローラ33,35間から緯糸Yを引
き出すタイミングは、緯糸到達センサ90により検出され
る緯糸Yの到達タイミングに基づいて制御される。
【0032】すなわち、緯糸Yの到達が緯糸到達センサ
90により検出されると、検出信号が制御装置100 の織機
本体制御装置101 に入力される。この織機本体制御装置
101においては、緯糸到達センサ90の検出信号入力時刻
をアングルセンサ6により検出される回転角度に変換
し、この変換した回転角度なる検出到達タイミングと、
予め基準値として記憶された設定到達タイミングとの差
を演算し、その差に基づいて、織機運転の準備作業で作
業者から入力された織機回転数と織り幅とにより求めら
れたトラバースレバー52の揺動タイミングを補正するの
である。
【0033】また、一対の牽引用ローラ33,35による牽
引終了後も、補助ノズル群72の空気噴射により緯糸Yの
先端部の姿勢を保持する。尚、図7ではローラ33,35に
よる牽引終了後に空気噴射を行う補助ノズル群は、第4
群と第5群である。これにより、反緯入れ側での緯糸Y
の先端部の姿勢を良好にすると共に、緊張状態に保つこ
とができる。
【0034】尚、本実施例では、切換装置50が緯糸Yの
経路を切換えることにより牽引用ローラ33への圧接状態
を切換えるものであったが、常時回転する一対のローラ
を回転状態で圧接・離間するように切換えるものであっ
てもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ロ
ーラによる牽引中あるいは牽引終了後に経糸開口内にあ
る緯糸先端部の姿勢を制御するようにしたので、好適な
緯入れを行い得るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す緯入れ装置のシステ
ム図
【図2】 同上実施例の要部斜視図
【図3】 同上実施例の要部側面図
【図4】 同上実施例の要部平面図
【図5】 同上実施例のブレーキ装置の斜視図
【図6】 同上実施例のブレーキ装置の作用説明図
【図7】 同上実施例の織機運転中の各アクチュエータ
の作動タイムチャート
【符号の説明】
1 給糸体 10 測長貯留装置 11 ドラム 14 係止爪 21,23 ヤーンガイド 31 モータ 33,35 牽引用ローラ 50 切換装置 52 トラバースレバー 60 ブレーキ装置 71 姿勢制御ノズル 72 補助ノズル群 100 制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ローラによる牽引と、姿勢制御ノズルの噴
    射流体による牽引とにより、緯糸を経糸開口内に緯入れ
    する織機の緯入れ装置において、 緯入れ経路の途中に、緯糸に対しほぼ緯入れ方向に噴射
    流体を作用させる補助ノズルを設けると共に、少なくと
    も前記ローラによる牽引中で前記姿勢制御ノズルの噴射
    終了後に、所定期間、前記補助ノズルから流体を噴射さ
    せる制御装置を設けたことを特徴とする織機の緯入れ装
    置。
  2. 【請求項2】ローラによる牽引と、姿勢制御ノズルの噴
    射流体による牽引とにより、緯糸を経糸開口内に緯入れ
    する織機の緯入れ装置において、 緯入れ経路の途中に、緯糸に対しほぼ緯入れ方向に噴射
    流体を作用させる補助ノズルを設けると共に、少なくと
    も前記ローラによる牽引終了後に、所定期間、前記補助
    ノズルから流体を噴射させる制御装置を設けたことを特
    徴とする織機の緯入れ装置。
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