JPH0626573B2 - 喫煙用物品 - Google Patents

喫煙用物品

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JPH0626573B2
JPH0626573B2 JP2193209A JP19320990A JPH0626573B2 JP H0626573 B2 JPH0626573 B2 JP H0626573B2 JP 2193209 A JP2193209 A JP 2193209A JP 19320990 A JP19320990 A JP 19320990A JP H0626573 B2 JPH0626573 B2 JP H0626573B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、タバコの煙に似たエアロゾルを発生しかつ最
少量以下の不完全燃焼もしくは熱分解生成物を含有する
喫煙用物品に使用する炭素質燃料とその製造法に関する
ものである。
〔従来の技術〕
永年にわたり、特にこの20〜30年間にわたり、多く
の喫煙用物品が提案されているが、これら製品のいずれ
も産業上の成功を収めていない。
数10年にわたる関心および努力にもかかわらず、著量
の不完全燃焼および熱分解生成物を供給せずに通常のタ
バコ喫煙に関連する作用及び利点を与えるような喫煙用
物品はまだ市販されていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、エアロゾル形成材の顕著な熱分離なしにかつ
著量の熱分解若しくは不完全燃焼生成物の存在なしに、
好ましくは著量の副流煙を伴わずに、製品の初期及び使
用寿命の両者にわたり著量のエアロゾルを発生しうるよ
うな喫煙用物品を提供する炭素質燃料部材に関する。本
発明による喫煙用物品は、タバコを燃焼させることなく
タバコ喫煙の感覚を作用とを使用者に与えることができ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
これら及びその他の利点は本発明によれば、少なくとも
80重量%の炭素含有量を有し、長さが30mm未満
で、少なくとも一本の長手方向通路を有する炭素質燃料
部材により達成され、又(a)少なくとも80重量%の
炭素含有量を有する、炭素及び有機結合剤の混合物を成
形して所定形状の成形体とし、次いで(b)前記成形体
をを熱分解して前記結合剤を炭素に転化することよりな
る、喫煙用物品のための炭素質燃料部材の製造方法によ
り達成される。
着火すると、燃料部材は熱を発生してこれをエアロゾル
発生手段におけるエアロゾル形成物質を気化させるのに
使用される。次いで、これらの揮発性物質を、特に吸う
(paffing )際に口側端部の方向へ吸引しかつ慣用のタ
バコの煙と同様に利用者の口内へ吸入する。本発明によ
ると、燃料部材は熱分解が少なく、副流煙を生じること
がなく、灰分の生成も少ない。しかも、燃料は全喫煙時
間の吸引期にエアロゾル形成材の気化に必要な熱を供給
する。好ましくは、燃料部材は長さ30mm未満、より好
ましくは長さ15mm未満であり、少なくとも0.5g/cc
の密度を有し、かつ1個若しくはそれ以上の長手通路が
設けられている。有利には、エアロゾル発生手段は1種
若しくはそれ以上のエアロゾル形成物質を含む、熱安定
性の支持体を有する。好ましくは、燃料部材とエアロゾ
ル発生手段との間の熱交換関係は、燃焼している燃料部
材からエアロゾル発生手段へ効率的に伝熱するたとえば
金属箔のような伝熱部材を設けることにより達成され
る。この伝熱部材は好ましくは燃料部材とエアロゾル発
生手段とに対しその周面の少なくとも1部の周りで接触
する。さらに、燃料部材の少なくとも1部には好ましく
はたとえば断熱性繊維のジャケットのような外周断熱部
材を設け、このジャケットは好ましくは弾力性であって
少なくとも0.5mmの厚さを有し、半径方向の熱損失を
減少させると共に、熱を保持しかつこの熱を燃料部材か
らエアロゾル発生手段の方向へ指向させるのに役立つ。
断熱部材は、好ましくは燃料部材の少なくとも1部かつ
有利にはエアロゾル発生手段の少なくとも1部を覆う。
好適な燃料部材は比較的短いので、熱い燃焼している火
錐部(fire cone )は常にエアロゾル発生手段に近接し
てこれに対する伝熱を最大にすると共に、特に伝熱部材
を設けた実施例においては得られるエアロゾルの発生を
最大にする。短い燃料部材の極めて近傍にエアロゾル発
生手段として比較的短い小質量の支持体若しくはキャリ
ヤを好適に使用すれば、さらに支持体の熱降下( heat
sink)を最小にすることによりエアロゾル発生が増大す
る。エアロゾル形成物質は燃料部材から物理的に分離し
ているので、これは燃焼している火錐部に存在するより
も相当低い温度に露呈され、それによりエアロゾル形成
材の熱分解の可能性を最小化させる。さらに特に好まし
くは、揮発性有機物質を実質的に含まない炭素質燃料部
材を使用すれば、著量の熱分解もしくは不完全燃焼生成
物の存在が排除されると共に、著量の副流煙の発生が排
除される。
本発明の喫煙用物品には一般に、エアロゾル発生手段に
より発生した揮発性物質を使用者に供給するための、た
とえば長手通路のような手段を備えた吸い口を設ける。
有利には、この物品は従来のタバコと同じ全体的寸法を
有し、その結果、吸い口とエアロゾル供給手段とは、一
般に物品の長さの半分以上にわたって延在する。或い
は、燃料部材とエアロゾル発生手段とは、別途の使い捨
て若しくは再使用しうる吸い口を付けて使用するよう、
組み込みの吸い口若しくはエアロゾル供給手段なしに作
成することもできる。
さらに本発明の喫煙用物品は、タバコ香料をエアロゾル
に添加するために使用しうるタバコの充填物又はプラグ
を含むこともできる。好ましくは、タバコはエアロゾル
発生手段の口側端部に設置し、或いはエアロゾル形成物
質用のキャリヤと混合することもできる。さらに、着香
剤を物品中に配合して、使用者に供給されるエアロゾル
を着香することもできる。
本発明の好適具体例は、湿潤な全粒状物質として測定し
てFIC喫煙条件下で喫煙した場合、最初の3服(puf
f)において少なくとも0.6mgのエアロゾルを供給す
ることができる。〔FTC喫煙条件は、58秒間のくす
ぶり時間により分離された2秒の吸い込み(全容量35
ml)よりなっている〕。より好適な本発明の具体例は、
最初の3服において15mg若しくはそれ以上のエアロゾ
ルを供給することができる。特に好ましくは本発明の具
体例は、FTC喫煙条件下で喫煙した場合、最初の3服
において3mg若しくはそれ以上のエアロゾルを供給する
ことができる。さらに本発明の好適具体例は、FTC喫
煙条件下において少なくとも約6服、好ましくは少なく
とも約10服につき1服あたり平均して少なくとも約
0.8mgの湿潤な全粒状物質を供給する。
さらに本発明の喫煙用物品は、実質的に炭素の酸化物と
空気と水と所望の香料又はその他の所望の揮発性物質を
有するエアロゾルと微量のその他の物質とよりなる化学
的に簡単なエアロゾルを供給することができる。好まし
くは、このエアロゾルは後記するエイムズ試験により顕
著な突然変異誘発活性を持たない。さらに、この物品は
使用に際し使用者が灰を除去する必要がないように実質
的に無灰分とすることができる。
本明細書に使用する場合、単に説明の目的で「エアロゾ
ル」という用語は、目に見えるもの及び目に見えないも
の両者を含め、蒸気、気体、粒子など、特に燃焼してい
る燃料部材からの熱がエアロゾル発生手段内又はその他
の物品中に含有される物質に対し作用して発生する「煙
状物質」として使用者に感知されるような成分を包含す
るよう定義される。このように定義される「エアロゾ
ル」という用語は、さらにそれらが目に見えるエアロゾ
ルを発生するか否かに関係なく、揮発性着香剤及び(又
は)医薬若しくは生理活性剤をも包含する。
本明細書に使用する「伝熱交換関係」という用語は、燃
料部材のほぼ全燃焼期間にわたり、燃焼している燃焼部
材からエアロゾル発生手段へ熱を伝達するようなエアロ
ゾル発生手段と燃料部材との物理的配置として定義され
る。伝熱交換関係は、エアロゾル発生手段を燃料部材と
接触配置させかつ燃料部材の燃焼部分に対し極めて近傍
に配置することにより、かつ(又は)燃焼する燃料部材
からエアロゾル発生手段まで熱を運ぶ伝熱部材を使用す
ることにより達成される。好ましくは、これら両者の伝
熱方法が使用される。
本明細書において、「炭素質」という用語は、主として
炭素からなることを意味する。
本明細書において、「断熱手段」という用語は、主とし
て断熱材として作用する全ての材料を意味する。好まし
くは、これらの材料は使用に際し燃焼しないが、燃焼の
遅い炭素などの材料、並びに使用に際し融合するたとえ
ば低温度級のガラス繊維を包含する。これら断熱材はg/
cal(sec)(cm)(℃/cm)において約0.05未満、好まし
くは約0.02未満、特に好ましくは約0.005未満
の伝熱性を有する〔ハックス・ケミカル・ディクショナ
リー、第34頁(第4版、1969)及びランゲス・ハ
ンドブック・オブ・ケミストリー、第10巻、第272
〜274頁(第11版、1973)参照〕。
〔発明の実施例〕
以下、添付図面を参照して本発明の喫煙用物品を実施例
につきより詳細に説明する。
第1図に示した好ましくは慣用のタバコの直径を有する
本発明の具体例は、短い燃焼性の炭素質燃料部材10
と、隣接するエアロゾル発生手段12と、箔ライニング
した紙チューブ14とを備え、この紙チューブは物品の
吸い口15を形成する。この具体例において、燃料部材
10は「ブローパイプ」木炭、すなわち炭素化した木材
であって、これに5本の長手方向に延在する穴部16を
設ける(第1A図参照)。燃料部材10は長さ約20mm
であって、必要に応じタバコ巻き紙により包んで木炭燃
料の着火を改善することができる。この紙は、公知の燃
焼添加物で処理することができる。
エアロゾル発生手段12は、たとえばグリセリンのよう
なエアロゾル形成物質で被覆した複数のガラス玉20を
備える。これらガラス玉は多孔質円盤22により所定位
置に保持され、この円盤は酢酸セルロースで作成するこ
とができる。この円盤いは、一連の周溝部24を設け
て、円盤と箔ライニングチューブ14との間に通路を形
成することができる。
物品の吸い口を形成する箔ライニングされた紙チューブ
14は、エアロゾル発生手段12と燃料部材10の非着
火後端部とを包囲する。さらにチューブは、物品のエア
ロゾル発生手段12と口側端部15との間にエアロゾル
供給通路26を形成する。
箔ライニングされたチューブ14の存在は、燃料部材1
0の非着火端部をエアロゾル発生手段12へ連結すると
共に、エアロゾル発生手段に対する熱伝導を増大させ
る。箔はさらに火錐部を消火するのに役立つ。極く少量
の未燃焼燃料が残存する場合、箔を介する熱損失は熱降
下として作用し、火錐部を消火するのに役立つ。
この物品に使用する箔は典型的には厚さ0.35ミル
(0.0089mm)のアルミニウム箔であるが、使用す
る金属の厚さ及び(又は)種類は所望程度の熱伝導を達
成するよう変化させることができる。たとえばユニオン
・カーバイド社から入手しうるグラホイルのような他の
種類の伝熱性部材も使用することができる。
さらに第1図に示した物品は、エアロゾルに対し香料を
付与するためのタバコ28の塊若しくはプラグを所望に
応じて含む。このタバコ充填物28は第1図に示すよう
に円盤22の口側端部に設置することができ、或いはガ
ラス玉20と円盤22との間に設置することもできる。
さらに、これは通路26内にエアロゾル発生手段12か
ら離間した位置にて設置することもできる。
第2図に示した具体例において、短い燃料部材10は長
さ約20mmの圧縮した炭素棒若しくはプラグであり、こ
れに軸方向穴部16を設ける。代案として、燃料は炭素
化した繊維から形成することもでき、好ましくは穴16
に対応する軸方向通路を設ける。この具体例において、
エアロゾル発生手段12はたとえば多孔質炭素のプラグ
のような熱安定性の伝熱性炭素質支持体30を備え、こ
れにエアロゾル形成物質を含浸させる。この支持体に
は、第2図に示したように軸方向通路32を必要に応じ
設ける。さらに、この具体例はタバコ28の塊を含み、
これを好ましくは支持体30の口側端部に設置する。外
観上の目的で、この物品はさらに必要に応じ高多孔度の
酢酸セルロースフィルタ34を備え、これに周溝部36
を設けてフィルタ34と箔チューブ14との間にエアロ
ゾル形成物質用の通路を形成することができる。第2A
図に示したように、必要に応じ燃料部材の着火用端部1
1にテーパをつけて着火性を改善することもできる。
第3図に示した本発明の具体例は、伝熱棒99及び箔ラ
イニングされた紙チューブ14によりエアロゾル発生手
段12に接続された短い燃焼性炭素質燃料部材10を備
え、この紙チューブも物品の口側端部15に達する。こ
の具体例において、燃料部材10は、ブローパイプ木炭
又は圧縮若しくは押し出し炭素棒若しくはプラグ又はそ
の他の炭素質燃料源とすることができる。
エアロゾル発生手段12はたとえば多孔質炭素プラグの
ような熱安定性炭素質支持体30を備え、これにエアロ
ゾル形成物質を含浸させる。この具体例は、燃料部材1
0と支持体30との間にボイド空間97を有する。この
ボイド空間を包囲する箔ライニングチューブ14の部分
は、複数の周穴部100を備えて充分な圧力低下を生ぜ
しめるのに足る空気をボイド空間に流入させる。
第3図及び第3A図に示したように、伝熱手段は伝熱棒
99と箔ライニングされたチューブ14とを備える。伝
熱棒99は好ましくはアルミニウムで形成され、少なく
とも1個、好ましくは2〜5個の周溝部96を備えて空
気を支持体に通過させる。第3図の物品は、ボイド空間
97中へ導入された空気が燃焼している燃料を通して吸
引されないため、より少ない炭素酸化生成物を含有する
という利点を有する。
第4図に示した具体例は、たとえば炭素化した木綿又は
レーヨンのような繊維質の炭素燃料部材10を備える。
この燃料部材は単一の軸方向孔部16を備える、エアロ
ゾル発生手段の支持体38は熱安定性の粒状炭素であ
る。タバコ28の塊を支持体の直ぐ背後に配置する。こ
の物品には、前記具体例における箔ライニングされたチ
ューブの代りに酢酸セルロースチューブ40を設ける。
このチューブ40は、任意のプラスチック(たとえばポ
リプロピレン)チューブ44を包囲した酢酸セルロース
束の環状セクション42を備える。この部材の口側端部
15には低効率の酢酸セルロースフィルタプラグ45が
存在する。この物品の長さ全体をタバコ巻き紙46に包
む。コルク又は白色インキ被覆48を口側端部に使用し
てチップを模倣することができる。帯状箔50を、紙の
内側に物品の燃料端部方向へ位置せしめる。この帯は、
好ましくは燃料部材の後部からタバコ充填物28の口側
端部まで延在する。これを紙と一体化させ、或いは紙で
包む前に施こした別途のピースとすることができる。
第5図の具体例は第4図の具体例と同様である。この具
体例においては、エアロゾル発生手段12をアルミニウ
ムマクロカプセル52により形成し、これに粒状支持体
或いは図示したように粒状支持体54とタバコ56との
混合物を充填する。マクロカプセル52を端部58、6
0にて捲縮させて、材料を包封すると共にエアロゾル形
成材の移動を阻止する。燃料端部における捲縮端部58
は、好ましくは燃料部材の後端部に接触して伝熱性を付
与する。さらに、端部58により形成されたボイド空間
62も、燃料部材へのエアロゾル形成材の移動を阻止す
るのに役立つ。長手通路59および61を設けて空気及
びエアロゾル形成物質の通過を可能にする。マクロカプ
セル52と燃料部材10とを図示したように慣用のタバ
コ巻紙47により又は穴あきセラミック紙により又は帯
状箔により一体化させる。タバコ巻紙を使用する場合、
燃料の後端部近くの帯64は、紙を消火させる珪酸ナト
リウム若しくはその他の公知物質でプリントし又は処理
せねばならない。この物品の長さ全体を慣用のタバコ巻
紙46で包む。
第6図は圧縮された炭素燃料プラグ10を備えた他の具
体例を示している。この具体例において、燃料部材は着
火を容易にさせるためのテーパ付き着火用端部11と、
チューブ状の包み箔66中への装着を容易にするための
テーバ付き後端部9とを備える。燃料部材の後端部に接
して、中央穴部70を有するアルミニウム円盤68が存
在する。必要に応じ穴部74を備えた第2のアルミニウ
ム円盤72をエアロゾル発生手段12の内側端部に設け
る。それらの間には粒状物質の帯域76とタバコの帯域
78とが存在する。燃料部材を装着する包み箔66は第
2のアルミニウム円盤72を越えて延在する。この実施
例も、内部ポリプロピレンチューブ44を備えた中空の
酢酸セルロース棒42と酢酸セルロースフィルタプラグ
45とを備える。物品の長さ全体は、好ましくはタバコ
巻紙46により包まれる。
第7図に示した具体例は、燃料部材10における大きい
空胴部82内に埋設された支持体80の使用を例示して
いる。この具体例において、燃料部材は好ましくは押し
出し炭素から形成され、支持体80は一般に比較的剛性
の多孔質材料である。物品の長さ全体を慣用のタバコ巻
紙46で包む。この具体例はさらに帯状箔84を備え
て、燃料部材10を酢酸セルロースチューブ40に連結
すると共に燃料を消火するよう作用させることができ
る。
第8図及び第9図に示した具体例は燃料部材70の周囲
に非燃焼性の断熱ジャケット86を備えて、断熱すると
共に熱を燃料部材に集中させる。これらの具体例も、燃
料火錐部の発火能力を減少させるよう作用する。
第8図に示した具体例において、燃料部材10と支持体
30との両者は、たとえばセラミック(たとえばガラ
ス)繊維のような断熱繊維の環状ジャケット又はチュー
ブ86を内部に配置される。セラミック繊維の代りに、
非燃焼性炭素又は黒鉛繊維を使用することもできる。好
ましくは、燃料部材10は穴部16を有する押し出し炭
素プラグである。図示した具体例において、着火用端部
11は着火を容易にさせるためにジャケット86の端部
を僅かに越えて延在する。支持体30は固体の多孔質炭
素材料であるが、他の種類の支持体も使用することがで
きる。支持体と燃料部材の後部とはアルミ箔87の片に
より包囲される。図示したように、このジャケット付き
燃料部材/支持体単位は、たとえば図示したような細長
い酢酸セルロースチューブ40のような吸い口へ慣用の
タバコ巻紙46に包んで連結する。ジャケット86は支
持体30の口側端部まで延在するが、酢酸セルロース棒
42で代用することもできる。
第9図に示した具体例においては、第5図に示した種類
のアルミニウムマクロカプセル52を使用して粒状支持
体52とタバコ56とを包封する。このマクロカプセル
は、好ましくは、断熱ジャケット86内の全体に配置さ
れる。さらに、燃料部材10の着火用端部11は、ジャ
ケット86の前端部から突出しない。好ましくは、マク
ロカプセルと燃料部材の後部とを、第8図におけると同
様な方法でアルミニウム箔の片により包囲する。
代案として、支持体を包囲するアルミニウム箔52は口
側端部においてのみ捲縮される。この具体例において
は、燃料部材の後端部を箔の1端部に挿入することがで
き、かつポリプロピレンチューブを箔の口側端部の周り
に装着し、或いはこれに接触して配置することができ
る。アセンブリ全体は、ガラス繊維により慣用のタバコ
の直径となるよう包まれる。
上気具体例のいずれにおいても着火すると、燃料部材は
燃焼して熱を発生し、この熱を使用してエアロゾル発生
手段に存在するエアロゾル形成物質を気化させる。次い
で、これら揮発性物質は特に吸い込みに際し口側端部の
方向に吸引され、かつ慣用のタバコの煙と同様に使用者
の口内に吸入される。
燃料部材は好ましくは比較的短いので、燃焼する熱い火
錐部が常にエアロゾル発生体に近接して、エアロゾル発
生手段に対する伝熱を最大化させ、特に好適な伝熱部材
を使用する場合にはエアロゾルの発生を最大化させる。
さらに、好適断熱部材は熱を直接遮断すると共に、この
熱を物品の中心コアの方向に集中することによりエアロ
ゾル形成物質に伝達される熱量を増大させる傾向を有す
る。
エアロゾル形成物質は燃料部材から物理的に分離してい
るので、燃焼火錐部におけるよりも相当低い温度に露出
される。これは、エアロゾル形成体の熱分解の可能性を
最小にする。さらにこれは、吸い込みに際しエアロゾル
の発生をもたらすが、くすぶりに際し殆んど又は全くエ
アロゾルを発生させない。さらに、好適な炭素質燃料部
材および物理的に分離したエアロゾル発生手段の使用に
より、著量の熱分解若しくは不完全燃焼生成物の存在が
排除されると共に、著量の副流煙の発生が防止される。
本発明に使用される好適炭素質燃料部材の小寸法と燃焼
特性とにより、一般に燃料部材はその露出長さの全体に
わたり数服内で燃焼を開始する。かくして、エアロゾル
発生手段に隣接する燃料部材の部分は急速に熱くなっ
て、特に初期及び中間の吸い込みに対しエアロゾル発生
手段に対する伝熱を著しく増大させる。好適燃料部材が
短いため、従来の熱エアロゾル物品に共通していた熱降
下として作用する非燃焼性燃料の長いセクションが決し
て存在しない。伝熱及びそれによるエアロゾル供給も、
燃料部材を貫通する穴部の使用により高められ、特に吸
い込みに際しエアロゾル発生体に対し熱空気を吸収す
る。
本発明の好適具体例において、短い炭素質燃料部材と伝
熱部材と断熱手段と燃料部材における通路とはエアロゾ
ル発生手段と連携して、ほぼ毎回の吸い込みに際し著量
のエアロゾルを発生しうる系を形成する。非錐部がエア
ロゾル発生体に極めて近接しているため、数服の後に断
熱手段と一緒になって、吸い込みの際及び各吸い込み間
の比較的長いくすぶり期間の際に高い熱供給をもたら
す。
理論により拘束されるものでないが、エアロゾル発生手
段は各吸い込み間で比較的高温度に維持され、かつ各吸
い込みの際に供給される燃料部材の穴部により著しく増
大される追加熱量は主としてエアロゾル形成物質を気化
させるために利用されると思われる。この増大した熱移
動は可使燃料エネルギの使用をより効果的にすると共
に、必要とされる燃料の量を減少させ、かつ速くエアロ
ゾルを供給するのに役立つ。さらに、本発明で使用され
る熱伝導は炭素燃料の燃焼温度を低下させると思われ、
これはさらに燃料により生成される燃焼生成物のCO/
CO比を減少させると思われる。〔例えば、ジー・ハ
グ、ゼネラル・インオーガニック・ケミストリー、第5
92頁(ジョン・ウィリー・アンド・サンズ社、196
9)〕。
さらに、燃料部材と断熱ジャケットと巻紙と伝熱手段と
を適切に選択することにより、燃料源の燃焼特性を調節
することができる。これは、エアロゾル発生体に対する
伝熱を調節する可能性を与え、吸い込み回数及び(又
は)使用者に供給されるエアロゾルの量を変化させる。
一般に、本発明を実施するのに使用しうる燃焼性燃料部
材は長さ約30mm未満である。有利には、燃料部材は長
さ約20mm若しくはそれ以下、好ましくは約15mm若し
くはそれ以下である。有利には、燃料部材の直径は約3
〜8mm、好ましくは約4〜5mmである。ここに使用され
る燃料部材の密度は約0.5〜約1.5g/ccの範囲であ
る。好ましくは、密度は0.7g/ccより大、より好まし
くは0.8g/ccより大である。好ましくは、燃料部材に
は、たとえば第1図〜第5図に示した穴部11のような
1つ若しくはそれ以上の長手方向に延在する穴部を設け
る。これら穴部は多孔性を与え、かつ支持体に達する熱
ガスの量を増大させることにより支持体に対する早朝の
熱移動を増大させる。
ここに使用する好適な燃料部材は主として炭素質材料で
形成される。炭素質燃料部材は好ましくは長さ約5〜1
5mm、より好ましくは約8〜12mmである。これらの特
性を有する炭素質燃料部材は、燃料を少なくとも約7〜
10服にわたり供給するのに充分であり、通常の服数は
一般にFTC条件下で慣用のタバコを吸って得られる。
好ましくは、この種の燃料部材の炭素含有量は60〜7
0重量%でも使用できるが、好ましい結果は少なくとも
約80重量%若しくはそれ以上であるので本発明は約8
0重量%以上を要件とする。約85重量%以上の炭素含
有量を有する燃料部材により優秀な結果が得られてい
る。高炭素含有量の燃料は、最少の熱分解及び不完全燃
焼生成物を形成し、殆んど又は全く目に見える副流煙を
発生せず、かつ最少量の灰を生成すると共に、高い熱容
量を有するので好適である。
好適燃料中に或いは好適燃料として使用する炭素質材料
は、当業者に知られた多数の実質上任意の炭素源から得
ることができる。好ましくは、炭素質材料は、たとえば
木材、綿、レーヨン、タバコ、柳子、紙などのセルロー
ス材料の熱分解又は炭化により得られるが、他の原料か
らの炭素質材料も使用することができる。
大抵の場合、炭素質燃料部材は酸化剤の使用なしに慣用
のタバコライターによって着火されうるものとすべきで
ある。この種の燃焼特性は一般に、不活性雰囲気中で又
は減圧下で約400〜約1000℃、好ましくは約50
0〜約950℃の温度で予め、熱分解されたセルロース
材料から得ることができる。熱分解時間は熱分解物質の
中心温度が少なくとも数分間にわたり上気温度範囲に達
するものであれば、臨界的でないと思われる。しかしな
がら、数時間にわたり徐々に温度を上昇させる遅い熱分
解は、炭素収率の高いより均一な材料を生成すると思わ
れる。
大抵の場合望ましくないが、タバコライターにより着火
可能にするために酸化剤の添加を必要とするような炭素
質燃料部材も本発明の範囲内であり、同様に、赤熱阻止
剤又はその他の種類の燃焼改質剤の使用を必要とするよ
うな炭素質材料も含まれる。この種の燃焼改質剤は多く
の特許及び文献に開示されており、当業者に公知であ
る。
本発明を実施するのに使用される特に好適な炭素質燃料
部材は実質的に揮発性有機物質を含有しない。このこと
は、燃料部材には燃焼している燃料において分解しうる
ような、たとえば揮発性エアロゾル形成剤又は着香剤の
ような揮発性有機物質の著量を含浸させ、或いは混合す
ることを目的としないことを意味する。しかしながら、
燃料により自然に吸着されるような少量の水は存在して
もよい。同様に、少量のエアロゾル形成物質はエアロゾ
ル発生手段から移動し、その結果燃料部材中に存在して
もよい。
好適な炭素質燃料部材は、慣用の圧縮成形又は押し出し
技術により炭素と結合剤とから作成された圧縮若しくは
押し出し炭素材料である。この種の燃料部材のための好
適な活性炭はPCB−Gであり、かつ好適な非活性炭は
PXCであり、これらの両者はペンシルベニア州・フイ
ツバーグ在、カルゴン・カーボン・コーポレーション社
から入手できる。圧縮成形及び(又は)押し出し用のそ
の他の好適炭素は、熱分解された木綿又は熱分解された
紙から作成される。
この種の燃料部材を作成するのに使用しうる結合剤は当
業界で周知されている。好適結合剤は、好ましくは単独
で使用しうる、或いはたとえば塩化ナトリウム、バーミ
キュライト、ベントナイト、炭酸カルシウムなどの材料
と組み合せて使用しうるナトリウム カルボキシメチル
セルロース(SCMC)である。その他の有用な結合剤
は、たとえばグアヤガムのようなガム類並びにたとえば
メチルセルロース及びカルボキシメチルセルロース(C
MC)のようなその他のセルロース誘導体を包含する。
広範囲の結合剤濃度を使用することができる。好ましく
は、結合剤の量を制限して、結合剤が望ましくない燃焼
性成分になるのを最小化する。他方、充分量の結合剤を
含ませて、製造及び使用の際に燃料部材を保持せねばな
らない。したがって、使用量は燃料部材における炭素の
凝着性に依存する。
所望ならば、上記燃料部材を形成後にたとえば約650
℃にて2時間熱分解させて、結合剤を炭素に変換させ、
これによりほぼ100%の炭素燃料部材を形成すること
ができる。
さらに本発明に使用する燃料部材は、燃焼を改善する1
種若しくはそれ以上の添加物を含有することもでき、た
とえばくすぶり特性を改善するため約5重量%までの塩
化ナトリウムや赤熱阻止剤を含有することもできる。さ
らに、5重量%まで、好ましくは1〜2重量%の炭酸カ
リウムを含ませて着火性を改善することもできる。たと
えば、粘度状カオリン、セルペンチン、アタパルジャイ
トなどの物理特性を改善する添加物も使用することがで
きる。
他の炭素質燃料部材は炭素繊維燃料であって、これはた
とえば木綿、レーヨン、紙、ポリアクリロニトリルなど
の繊維先駆体を炭化して作成することができる。一般
に、不活性雰囲気又は減圧下において約650〜100
0℃、好ましくは約950℃にて約30分間の熱分解
が、良好な燃焼特性を有する適する炭素繊維を形成する
のに充分である。さらに燃焼改質添加物をこれら繊維質
燃料に添加することもできる。
本発明を実施する際に使用するエアロゾル発生手段は燃
料部材から物理的に分離している。物理的に分離すると
いう用語は、エアロゾル形成物質を含有する支持体、容
器若しくはチャンバが燃焼燃料部材又はその1部と混合
されていないことを意味する。上記したように、この配
置はエアロゾル形成物質の熱分解及び副流煙の存在を減
少させ又は排除するのに役立つ。燃料の1部でないが、
エアロゾル発生手段は燃料部材に対し伝熱交換関係にあ
り、好ましくは燃料部材に接触し又は隣接する。
好ましくは、エアロゾル発生手段は1種若しくはそれ以
上のエアロゾル形成物質を有する1種若しくはそれ以上
の熱安定性材料を包含する。ここに使用する熱安定性物
質は、分解又は燃焼せずに燃料の近くに存在するたとえ
ば400〜600℃の高温度に耐えうるものである。こ
の種の材料の使用は、好適具体例におけるエイムズ活性
の欠如により証明されるように、エアロゾルの簡単な
「発煙」化学を維持するよう作用すると思われる。好適
ではないが、たとえば熱破壊性のマイクロカプセル又は
固体エアロゾル形成物質のような他のエアロゾル発生手
段も本発明の範囲内であるが、ただしこれらはタバコの
煙に充分に近似するのに充分なエアロゾル形成蒸気を放
出しうるものである。
エアロゾル形成物質用の支持体若しくはキャリヤとして
使用しうる熱安定性材料は当業者に周知されている。有
用な支持体は多孔質とすべきであり、使用していない
際、エアロゾル形成化合物を保持することができ、かつ
燃料部材による加熱に際し強力にエアロゾル形成蒸気を
放出しうるものでなければならない。
有用な熱安定性材料は、たとえば多孔質炭素、黒煙、活
性炭又は非活性炭などの熱安定性の吸着炭素を包含す
る。他の適する材料は、たとえばセラミック、ガラス、
アルミナ、バーミキュライト、粘土(たとえば、ベント
ナイト)などの無機固体を包含する。現在好適な支持体
材料は炭素フェルト、繊維及びマット、活性炭並びに多
孔質炭素、たとえばユニオン・カーバイド社から入手し
うるPC−25及びPG−60並びにカルゴン社から入
手しうるSGL炭素である。
ここに使用される粒状エアロゾル活性手段に応じて、そ
の組成及び形状は一般に粒状、繊維状、多孔質のブロッ
ク、1個若しくはそれ以上の軸方向に貫通する通路を備
えた固体ブロックなどから選択することができる。支持
体、特に粒状支持体は、好ましくは金属箔から形成され
た容器内に入れることができる。
本発明に使用するエアロゾル発生手段は一般に、燃料部
材の着火用端部から約60mm以下、好ましくは約30mm
以下、特に好ましくは15mmの位置に配置される。エア
ロゾル発生手段は長さ約2〜約60mm、好ましくは約5
〜40mm、特に好ましくは約20〜35mmの範囲で変化
することができる。非粒状支持体を使用する場合、これ
には1個もしくはそれ以上の穴部を設けて支持体の表面
積を増大させると共に、空気流及び熱移動を増大させる
ことができる。
本発明に使用するエアロゾル形成物質は、燃焼する燃料
部材により加熱された際、エアロゾル発生手段に存在す
る温度にてエアロゾルを形成できねばならない。好まし
くは、この種の物質は炭素と水素と酸素とで構成される
が、他の物質を含むこともある。エアロゾル形成物質は
固体、半固体又は液状とすることができる。この物質及
び(又は)物質の混合物の沸点は約500℃までの範囲
である。これらの特性を有する物質は多価アルコール、
たとえばグリセリン及びプロピレングリコール並びにモ
ノ−、ジ−若しくはポリ−カルボン酸の脂肪族エステ
ル、たとえばメチルステアレート、ドデカンジオエー
ト、ジメチルテトラドデカンジオエートなどを包含す
る。
好ましくは、エアロゾル形成物質は高沸点の低蒸気圧物
質と低沸点の高蒸気圧物質との混合物を包含する。すな
わち、初めの何服かにおいて低沸点の物質が最初のエア
ロゾルの殆んど供給する一方、エアロゾル発生手段にお
ける温度が上昇すると高沸点物質が殆んどのエアロゾル
を供給する。
好適なエアロゾル形成物質は多価アルコール又は多価ア
ルコールの混合物である。特に好適なエアロゾル形成物
質はグリセリン、プロピレングリコール、トリエチレン
グリコール又はその混合物から選択される。
エアロゾル形成物質はエアロゾル発生手段の上に又はそ
の内部に支持体、キャリヤ若しくは容器に浸透し又はこ
れらを被覆するのに充分な濃度で分散させることができ
る。たとえば、エアロゾル形成物質は浸漬、噴霧、蒸着
などの技術によって充分な濃度で或いは希釈溶液として
施こすことができる。固体のエアロゾル形成成分は支持
体と混合して全体的に均一に分配した後に形成すること
ができる。
エアロゾル形成物質の充填はキャリヤ毎及びエアロゾル
形成物質毎に変化するが、液体のエアロゾル形成物質の
量は一般に約20〜約120mg、好ましくは約35〜約
85mg、特に好ましくは約45〜約65mgの範囲で変化
することができる。エアロゾル発生手段に担持されたで
きるだけ多量のエアロゾル形成物質をWTPMとして使
用者へ供給すべきである。好ましくは、エアロゾル発生
手段に担持された約2重量%以上、より好ましくは15
重量%以上、特に好ましくは約20重量%以上のエアロ
ゾル形成物質をWTPMとして使用者に供給する。
さらに、エアロゾル発生手段は1種若しくはそれ以上の
揮発性着香剤、たとえばメントール、バニリン、人造コ
ーヒ、タバコ抽出物、ニコチン、カフェイン、リカーな
どの着香剤を含んで、香料をエアロゾルに付与すること
もできる。さらに、その他任意の所望の揮発性固体若し
くは液体物質を含むこともできる。
上記したように、本発明の喫煙用物品は、さらにエアロ
ゾルに対しタバコ香料を加えるために使用しうるタバコ
充填物若しくはプラグを含むこともできる。好ましく
は、タバコはエアロゾル発生手段の口側端部に設置し、
或いはエアロゾル形成物質用のキャリヤと混合すること
もできる。さらに着香剤を物品中に配合して、使用者に
供給されるエアロゾルを着香することもできる。
タバコ充填物を使用する場合、熱蒸気がタバコの床を通
過して、タバコ燃焼の必要なしにタバコ中の揮発成分を
抽出しかつ気化させる。かくして、この喫煙用物品の使
用者は、慣用のタバコにより発生する燃焼生成物なしに
天然タバコの品質及び香料を含んだエアロゾルを吸い込
む。
代案として、これらの任意成分はエアロゾル発生手段と
口側端部との間、たとえばエアロゾル発生手段から口側
端部に到る通路内の別途の支持体若しくはチャンバ、或
いは任意のタバコ充填物に設置することもできる。所望
ならば、エアロゾル形成物質の1部若しくは全部の代り
にこれら揮発物質を使用して、物品が非エアロゾル香料
などの物質を使用者などへ供給することもできる。
本明細書に開示した種類の物品は、薬剤供給物品として
使用し又は改変して、たとえばエフェドリン、メタプロ
テレノール、テルブタリンなどの薬理学上又は生理学上
活性な揮発物質を供給することもできる。
本発明を実施する際に好適に使用される伝熱部材は典型
的にはたとえばアルミニウム箔のような金属箔であっ
て、約0.01mm以下から約0.1mm以上までの厚さで
変化する。伝熱材料の厚さ及び(又は)種類は、ほぼ任
意の所望程度の伝熱を得るように変化させることができ
る。図示した具体例に示されるように、伝熱部材は好ま
しくは燃料部材及びエアロゾル発生手段の1部と接触し
又は重なり合って、エアロゾル形成物質を包封する容器
を形成することができる。
本発明により使用しうる断熱部材は一般に、無機若しく
は有機の繊維、たとえばガラス、アルミニウム、シリ
カ、ガラス質材料、鉱物繊維、炭素、珪素、硼素、有機
重合体、セルロース質など、或いはこれら物質の混合物
から作成されたものからなっている。たとえばシリカエ
アロゲル、パーライト、ガラスなどのようなマット状、
帯状又はその他の形状に形成された非繊維質断熱材料も
使用することができる。好適な断熱部材は弾力性であっ
て、慣用のシガレットの感じを模倣するのに役立つ。こ
れら材料は主として断熱ジャケットとして作用し、燃焼
する燃料部材により発生した相当部分の熱を保持すると
共に、これをエアロゾル発生手段へ指向させる。断熱ジ
ャケットは燃焼する燃料部材の近傍で或る程度熱くなる
ので、この熱をさらにエアロゾル発生手段の方向へ移動
することもできる。
現在好適な断熱材料は、たとえばガラス繊維のようなセ
ラミック繊維を包含する。2種の特に好適なガラス繊維
は、マニグラス1000及びマニグラス1200の名称
でマニング・ペーパー・カンパニー・オブ・トロイ社
(ニューヨーク)から入手できる。一般に、断熱用繊維
は燃料部材の少なくとも1部及びその他任意の所望の物
品部分を最終直径約7〜8mmまで包む。たとえば、断熱
層の好適厚さは約0.5〜2.5mm、好ましくは約1〜
2mmである。可能であれば、たとえば約650℃以下の
低軟化点を有するガラス繊維材料が好適である。
断熱手段が繊維質である場合、好ましくは物品の口側端
部にバリヤ手段を使用する。この種の1種のバリヤ手段
は高密度の酢酸セルロース束の環状部材からなり、繊維
質断熱手段と接触すると共に、好ましくは口側端部にて
たとえば接着剤によりシールされて束を通過する空気流
を阻止する。
本発明の殆んどの具体例において、燃料/エアロゾル発
生手段の組合せ体は図示したたとえば箔ライニング紙又
は酢酸セルロース/プラスチックチューブのような吸い
口に取り付けられるが、吸い口をたとえばシガレットホ
ルダーの形態で別途に設けることもできる。本物品のこ
の部材は、気化したエアロゾル形成物質を使用者の口内
に運ぶ通路を形成する。その長さ(好ましくは約50〜
60mm若しくはそれ以上)のため、これは熱い火錐部を
使用者の口及び指からも離間させる。
適する吸い口はエアロゾル形成物質に対し不活性とすべ
きであり、耐水性若しくは耐液性内部層を有し、凝縮若
しくは過によるエアロゾル損失を最少にすべきであ
り、さらに物品の他の部材との境界面における温度に耐
えうるものとすべきである。好適な吸い口は第1〜3図
に示した箔ライニングされたチューブおよび第4〜9図
の具体例に使用した酢酸セルロースチューブを包含す
る。他の適する吸い口は当業者に明らかである。
本発明における吸い口は、慣用のフィルタ付きタバコの
外観を物品に与えるよう使用される「フィルタ」チップ
を必要に応じ含むこともできる。この種のフィルタは低
密度酢酸セルロースフィルタ及び中空若しくはバフル
(baffled )プラスチックフィルタ、たとえばポリプロ
ピレンから作成したものを包含する。さらに、物品の全
長さ或はその1部をタバコ巻紙で包むこともできる。
本発明の好適物品により発生するエアロゾルは化学的に
単純であって、実質的に空気と炭素の酸化物と所望の香
料若しくはその他の所望の揮発性物質を担持するエアロ
ゾルと水と微量の他の物質とからなっている。本発明の
好適物品により発生する湿潤な全粒状物質(WTPM)
はエイムズ試験により測定して突然変異誘発活性を持た
ない。すなわち、本発明のWTPMとこれら物質に露呈
された標準試験微生物に生ずる復帰突然変異体の個数と
の間には、有意な投与応答関係が存在しない。エイムズ
試験の提案者によれば、有意の投与依存性反応は、試験
した物品における突然変異誘発物質の存在を示す〔エイ
ムズ等、ムタゲネシス・リサーチ、第31巻、第347
〜364頁(1975);ナガス等、ムタゲネシス・リ
サーチ、第42巻、第335頁(1977)〕。
〔発明の効果〕
本発明による喫煙用物品は、その使用初期及び使用寿命
の全体にわたり著量のエアロゾルを発生することがで
き、エアロゾル形成物質の顕著な熱分析を伴わずかつ著
量の熱分解若しくは不完全燃焼生成物或いは著量の副流
煙を伴わず、しかもタバコを燃焼させることなく使用者
に対しタバコ喫煙の感覚と作用とを与えることができ
る。
さらに本発明から得られる他の利点は、慣用のタバコか
ら生ずる灰分と比較して使用の際に生ずる灰が殆んど無
いことである。好適炭素燃料源を燃焼させれば、これは
殆んど灰を生じない炭素の酸化物まで実質的に変化する
ので、この物品を使用しながら灰を処分する必要がな
い。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の理解を助けるため実施例により本発明の
喫煙用物品を実施例につき説明するが、これらのみに限
定されない。ここに示す%は全て特記しない限り重量%
である。温度は全て摂氏として表わし、未修正である。
全ての場合、喫煙用物品は約7〜8mmの直径、すなわち
慣用のタバコ直径を有する。
実施例 1 第1図の具体例にしたがって喫煙用物品を作成した。燃
料部材は長さ25mmのブローパイプ木炭片とし、これに
No.60番のドリルビットで作成した0.040インチ
(1.02mm)の5本の長手通路を設けた。この木炭は
0.375gの重量とした。燃料部材を慣用の処理タバ
コ巻紙で包んだ。支持体は500mgのガラス玉(平均直
径0.64インチ(1.63mm))であり、その表面を
2滴(約50mg)のグリセリンで被覆した。チューブ内
へ充填した際、この支持体は長さ約6.5mmであった。
箔ライニングしたチューブは白色の螺旋状に巻回した紙
の4.25ミル(0.108mm)の層の内側に0.35
ミル(0.0089mm)のアルミニウム箔の層として構
成した。このチューブにより燃料部材の後部5mmを包囲
した。周囲に4本の溝を有する短い(8mm)の酢酸セル
ロース片を使用して、ガラス玉を燃料源に当接させた。
さらに、長さ8mmの溝付き酢酸セルロースフィルタ片を
チューブの口側端部に追加挿入して、慣用のタバコの外
観を与えた。物品の全長は約70mmであった。
この種のモデルは着火して吸う際に著量のエアロゾルを
供給し、2〜3服でエアロゾルの量が減少すると共に、
4〜9服でエアロゾルを良好に供給した。この種のモデ
ルは一般に、35mmの吸い込み容量、2秒の吸い込み時
間及び60秒の吸い込み頻度を有するFTC喫煙条件下
で機械喫煙した場合、約5〜7mgの湿潤な全粒状物質
(WTPM)を生じた。
実施例 2 A.長さ10mmの圧縮炭素燃料部材とガラス玉支持体と
を有する4個の喫煙用物品を作成した。燃料部材は、約
500ポンド(2273kg)の荷重を与えて90%のP
CB−Gと10%のSCMCとから形成し、これに第2
A図に示したテーパー付き着火用端部を設けた。各部材
の中心には1個の0.040インチ(1.02mm)の穴
を形成した。4個の燃料源のうち3個を8mm幅の慣用の
タバコ巻紙で包んだ。これら燃料部材を、実施例1に記
載した箔ライニングされたチューブの長さ70mmのセク
ション中へ約2mm挿入した。下記表に示した量のグリセ
リンで被覆したガラス玉を、箔ライニングしたチューブ
の開放端部に挿入し、これを一連の長手方向に延在する
周溝部を備えた長さ5mmの発泡ポリプロピレンフィルタ
により燃料部材に当接させた。長さ5mmの低効率の酢酸
セルロースフィルタ片を各物品の口側端部に挿入した。
これら物品をFTC喫煙条件下で機械喫煙し、一連のケ
ンブリッジパッドの上に湿潤な全粒状物質(WTPM)
を集めた。これら実験の結果を第I表に示す。
B.実施例2Aに記載したと同様な3個の喫煙用物品を
作成したが、この場合実施例1に記載した種類の長さ2
0mmのブローパイプ木炭燃料部材を設けた。これら物品
をFTC喫煙条件下で機械喫煙し、そしてWTPMを一
連のケンブリッジパッド上に集めた。これら試験の結果
を第II表に示す。
実施例 3 A.第2図に示したように4個の喫煙用物品を作成し、
これらに第2A図に示したテーパ付き着火用端部を備え
る10mmの圧縮炭素燃料部材を設けた。燃料部材は、約
5000ポンド(2273kg)の荷重を加えて90%の
PCB−G炭素と10%のSCMCとから作成した。部
材の中心には0.040インチ(1.02mm)の穴を穿
設した。エアロゾル形成物質用の支持体をユニオン・カ
ーバイド・コーポレーション社(コネクチカット州、ダ
ンベリー在)により販売されるPC−25、すなわち多
孔質炭素から切り取り、機械加工して成形した。各物品
における支持体は長さ約2.5mmかつ直径約8mmとし
た。これに平均約27mgの1:1プロピレングリコール
−グリセリン混合物を充填した。実施例1に使用したと
同じ種類の箔ライニングされたチューブ吸い口により、
燃料部材及び支持体の後部2mmを包封した。約100mg
のバーレイ・タバコプラグを支持体の口側端部に当接さ
せた。短い長さ約5〜9mmのバッフルポリプロピレンフ
ィルタ片を、箔ライニングされたチューブの口側端部に
設置した。芯部に中空ポリプロピレンチューブを備えた
長さ32mmの酢酸セルロースフィルタをタバコとフィル
タ片との間に設置した。各物品の全長は約78mmであっ
た。
B.追加6個の物品を実施例3Aにおけるとほぼ同様に
作成したが、この場合支持体長さを5mmまで増大させ、
かつ支持体中に0.040インチ(1.02mm)の穴を
穿設した。さらに、これらの物品は酢酸セルロース/ポ
リプロピレンのチューブを含まなかった。約42mgのプ
ロピレングリコール−グリセリン混合物を支持体に施こ
した。さらに、それぞれ約100〜150mgの2個のバ
レーイタバコプラグを使用した。第1のものは支持体の
口側端部に当接させ、また第2のものはフィルタ片に当
接させた。
C.追加4個の物品を実施例3Aにおけるとほぼ同様に
作成したが、ただし約6重量%の燐酸二アンモニウムを
含有する火力乾燥したタバコの約100mgのプラグをバ
ーレイタバコプラグの代りに使用した。
D.標準エイムズ試験を用いて実施例3A−Cからの喫
煙用物品を試験した〔エイムズ社等、ムタゲネシス・リ
サーチ、第31巻、第347〜364頁(1975)、
ナガス等、ムタゲネシス・リサーチ、第42巻、第33
5頁(1977)及び第113巻、第173〜215頁
(1983)により改変〕。これら試料3A及び3C
を、35mmの吸い込み容量、2秒の吸い込み時間及び3
0秒の吸い込み頻度の条件を使用して慣用のタバコ喫煙
装置により10服喫煙した。実施例3Bの喫煙用物品も
同様に喫煙したが、ただし60秒の吸い込み頻度を使用
した。各群の物品には1個のみのフィルタパッドを使用
した。これにより、下記に示した群の物品につき下記す
る湿潤な全粒状物質(WTPM)が生じた。
集めたWTPMを含有する上記各実施例のフィルタバッ
ドをDMSO中で30分間振動とうして、WTPMを溶
解させた。次いで、各試料を1mg/mlの濃度まで希釈
し、そのままでエイムズ試験に使用した。ナガス等、ム
タゲネシス・リサーチ、第42巻、第335〜342頁
(1977)の手法を使用して、1mg/ml濃度のWTP
MをS−9活性化系及び標準エイムズ−バクテリヤ菌体
と混合し、37℃にて20分間培養した。このエイムズ
試験に使用したバクテリヤ菌株はサルモネラ・チフィム
リウム(Salmonella typhimurium、TA98とした〔パ
ーチャス等、ネィチャー、第264巻、第624〜62
7頁(1976)〕。次いで、寒天を混合物に添加し、
プレートを作成した。寒天プレートを37℃で2日間培
養し、そして得られた培養物を計数した。各希釈物につ
き4枚のプレートを試験し、コロニーの標準偏差を純粋
なDMSO比較培養物と対比した。第III表に示すよう
に、試験した全ての喫煙用物品から得られたWTPMに
より突然変異誘発活性は生じなかった。これは、1プレ
ート当りの復帰突然変異体の平均数と、対照(0μgW
TPM/プレート)から得られた復帰突然変異体の平均
数との比較により確認することができる。突然変異誘発
性試料の場合、1プレート当りの復帰突然変異体の平均
数は、投与量の増加と共に増大する。
実施例 4 第2図に示したような5個の喫煙用物品を作成した。各
物品は、実施例3Aに記載したような10mmの圧縮炭素
燃料源を有した。この燃料部材を、実施例1に記載した
種類のアルミニウム箔ライニングされた長さ70mmのチ
ューブの1端部に3mm挿入した。ファイバー・マテリア
ルス・インコーポレーション社により販売されるレーヨ
ン炭素フェルトから切り取った長さ5mmの炭素フェルト
支持体を燃料源に当接させた。この支持体に平均約97
mgのグリセリンとプロピレングリコールとの1:1混合
物、約3mgのニコチン及び約0.1mgの香料混合物を充
填した。配合タバコの長さ5mmセクションを支持体の口
側端部に当接させた。長さ5mmの酢酸セルロースフィル
タ片を、箔ライニングされたチューブの口側端部に設置
した。
これら物品をFTC条件下で機械喫煙した。これら物品
から発生したエアロゾルを単一のケンブリッジ・バッド
に集め(133.3mgWTPM)、DMSO中に1mgW
TPMの最終濃度まで希釈し、そして次の各菌株を使用
して実施例3Dに記載したようにエイムズ活性につき試
験した: サルモネラ・チフィムリウムTA1535、1537、
1538、98及び100。第IV表に示したように、試
験した物品から集められたWTPMにより突然変異誘発
活性は生じなかった。
実施例 5 第2図に示したような喫煙用物品を作成し、これに第2
A図に示したような形状を有するがタバコを含まない長
さ10mmの圧縮炭素燃料プラグを設けた。燃料部材は、
約5000ポンド(2273kg)の荷重を加えて90%
のPCB−G活性炭と結合剤としての10%のSCMC
との混合物から作成した。燃料部材には0.040イン
チ(1.02mm)の長手通路を設けた。支持体は、ユニ
オン・カーバイトPC−25から作成した長さ10mmの
多孔質炭素プラグとした。これに0.029インチ
(0.74mm)の軸方向穿設穴部を設け、40mgのプロ
ピレングリコールとグリセリンとの(1:1)混合物を
充填した。実施例1におけると同様な箔ライニングされ
たチューブにより燃料部材の後部2mmを囲んで、吸い口
片を形成した。この物品はフィルタチップを備えなかっ
たが、慣用のタバコ巻紙を包んだ。物品の全長は80mm
であった。
この物品の平均ピーク温度を、第10図における「吸い
込み」及び「くすぶり」の両者につき示す。図示したよ
うに、温度は燃料部材の後端部と口側端部との間で確実
に低下した。これは、本発明の物品を使用する際、使用
者に対し不快な燃焼感覚を与えないことを保証する。
実施例 6 第3図の具体例にしたがって喫煙用物品を作成した。燃
料部材は長手通路を持たない長さ19mmのブローパイプ
木炭片とした。この燃料部材中へ直径1/8 インチ(3.
2mm)かつ長さ28mmのアルミニウム棒を15mm挿入し
た。90゜間隔で離間させた4つの9mm×0.025イ
ンチ(0.64mm)の周溝部を、支持体に貫通するアル
ミニウム棒の部分に切り込んだ。支持体は長さ8mmのユ
ニオン・カーバイドPC−25炭素とした。アルミニウ
ム棒における溝部は支持体の端部を越えて燃料の方向へ
約0.5mm延在した。支持体には150mgのグリセリン
を充填した。実施例1におけると同じ箔ライニングされ
たチューブにより、燃料部材における後部の1部を封入
した。燃料部材の非燃焼端部と支持体との間に空隙部を
残した。この空隙領域において箔ライニングされたチュ
ーブに一連の穴部を穿設した、空気流を生ぜしめた。同
様な喫煙用物品を圧縮炭素燃料プラグを用いて作成し
た。
実施例 7 炭化した木綿繊維の燃料源を有する第4図に示したよう
な喫煙用物品を作成した。4本の木綿スライバーを木綿
糸と一緒にしっかり編んで、直径約0.4インチ(1
0.2mm)のローブを作成した。この材料を窒素雰囲気
の炉内に入れて950℃まで加熱した。この温度に達す
るには約1.5時間を要し、次いでこの温度に0.5時
間保った。この熱分解した材料から燃料部材として使用
するための16mm片を切り取った。試料を有するこの部
材に2mmの軸方向穴部16を貫通させた。燃料部材を、
実施例1に記載した種類の箔ライニングされた長さ20
mmのチューブに2mm挿入した。60mgの1:1プロピレ
ングリコール−グリセリン混合物を含有する粒状のユニ
オンカーバイドPC−25の100mgを箔ライニングさ
れたチューブ中に挿入した。長さ5mmのタバコプラグ約
60mgを箔ライニングされたチューブにおける粒状支持
体の直後に位置せしめた。内径4.5mmのポリプロピレ
ンチューブを備えた長さ48mmの環状酢酸セルロースチ
ューブを、箔ライニングされたチューブ中へ約3mm挿入
した。第2の長さ50mmの箔ライニングされたチューブ
を、長さ20mmの箔ライニングチューブに当接するまで
酢酸セルロースチューブに被嵌させた。長さ5mmの酢酸
セルロースフィルタプラグを、この第2の箔ライニング
されたチューブの端部に挿入した。全長は84mmであっ
た。着火すると、この物品は最初の6服にわたりタバコ
香料を有する著量のエアロゾルを発生した。
実施例 8 実施例7に記載したとほぼ同様な長さ15mmの繊維質燃
料部材を有する喫煙用物品を第5図に示したように作成
した。マクロカプセル52を厚さ4ミル(0.10mm)
のアルミニウム箔の長さ15mm片から形成し、これを捲
縮して長さ12mmのカプセルを作成した。このマクロカ
プセルに、ユニオン・カーバイド社から入手した100
mgの粒状PC−60炭素と50mgの配合タバコとをゆる
く充填した。粒状炭素には60mgのプロピレングリコー
ルとグリセリンとの1:1混合物を含浸させた。マクロ
カプセルと燃料部材と吸い口とを慣用のタバコ巻紙の長
さ85mm片で一体化させた。
実施例 9 90%のPXC炭素と10%のSCMCとを含有する長
さ7mmの圧縮炭素燃料部材を有する喫煙用物品を第6図
の具体例にしたがって作成した。長手通路は直径0.0
40インチ(1.02mm)とした。この燃料プラグを長
さ17mmのアルミニウム箔ライニングされたチューブ中
へ、燃料部材の3mmがチューブ内側に来るように挿入し
た。厚さ3.5ミル(0.089mm)のアルミニウム箔
よりなり直径0.049インチ(1.24mm)の中心穴
部を有する直径8mmの円盤を、チューブの他端部に挿入
して、これを燃料源の端部に当接させた。
ユニオン・カーバイドPG−60炭素を粒状化させかつ
−6〜+10メッシュの粒子寸法まで篩分けした。80
mgのこの材料を支持体として使用し、かつグリセリンと
プロピレングリコールとの1:1混合物80mgとをこの
支持体に充填した。含浸された粒状物を箔チューブ中へ
挿入し、燃料源の端部における箔円盤に当接させた。5
0mgの配合タバコを粒状支持体にゆるく当接させた。さ
らに、0.049インチ(1.24mm)の中心穴部を有
する箔円盤を、タバコの口側端部における箔チューブ中
へ追加挿入した。実施例7に記載したような中空ポリプ
ロピレンチューブを有する長い中空酢酸セルロース棒
を、箔ライニングされたチューブ中へ3mm挿入した。第
2の箔ライニングされたチューブを酢酸セルロース棒に
被嵌させて、長さ17mmの箔ライニングされたチューブ
の末端に当接させた。
このモデルは、FTC条件下で喫煙した場合、最初の3
服で11.0mgのエアロゾルを供給した。9服に対する
全エアロゾル供給量は24.9mgであった。
実施例 10 第7図の燃料部材及び支持体の形状を有する喫煙用物品
を、内径約4mmかつ外径約8mmである長さ15mmの環状
圧縮炭素燃料部材を用いて作成した。燃料は90%のP
CB−G活性炭と10%のSCMCとから作成した。支
持体はユニオン・カーバイドPC−25炭素で作成され
た外径約4mmを有する長さ10mmの片とした。55mmの
1:1グリセリン/プロピレングリコール混合物が充填
された支持体を、物品の口側端部に近い燃料の端部に挿
入した。この燃料/支持体の組み合せ物を、口側端部に
短い酢酸セルロースフィルタを有する70mmの箔ライニ
ングされたチューブ中へ7mm挿入した。物品の長さは約
77mmであった。
この物品は最初の3服及び燃料部材の使用寿命にわたり
著量のエアロゾルを供給した。
実施例 11 第9図の改変した種類の喫煙用物品を次のようにして作
成した:直径1mmの長手通路を有する直径4.5mmかつ
長さ9.5mmの炭素燃料源を、10%のSCMCと5%
の炭酸カリウムと85%の炭化した紙とを10%の水と
混合して得た混合物から押し出した。この混合物はドウ
状のコンシステンシーを有し、これを押出機に供給し
た。押し出された材料を80℃で1晩乾燥した後に所定
長さに切断した。マイクロカプセルを、内径4.5mmの
円筒体に形成した厚さ0.0089mmのアルミニウムよ
りなる長さ22mm片から作成した。このマクロカプセル
に、(a) 50mgのプロピレングリコールとグリセリンと
の1:1混合物を含有する70mgのバーミキュライト、
及び(b) 6%のグリセリンと6%のプロピレングリコー
ルとが添加されている30mgのバーレイタバコを充填し
た。燃料源とマクロカプセルとを、マクロカプセルの端
部中へ燃料源を約2mm挿入することにより結合させた。
内径4.5mmかつ長さ35mmのポリプロピレンチューブ
をマクロカプセルの他端部に挿入した。かくして、燃料
源とマクロカプセルとポリプロピレンチューブとを結合
させて、長さ65mmかつ直径4.5mmの断片を形成し
た。この断片をマニング・ペーパー・カンパニー社から
のマニグラス1000の数層により外周24.7mmに達
するまで包んだ。次いで、このユニットを長さ5mmの酢
酸セルロースフィルタと組み合せ、タバコ巻紙で包ん
だ。FTC条件下で喫煙すると、この物品は最初の3服
で8mgのWTPMを供給し、4〜6服で7mgのWTPM
を供給し、かつ7〜9服で5mgのWTPMを供給した。
9服にわたる全エアロゾル供給量は20mgであった。テ
ィシュー紙の上に水平設置すると、この物品はティシュ
紙に着火せず、こがしもなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第9図は本発明による各種の実施例の縦断面図
であり、 第1A図は第1図の1A−1A線断面図であり、 第2A図は第2図のテーパ付き改変燃料部材の縦断面図
であり、 第3A図は第3図の3A−3A線断面図であり、 第10図は使用時における後記実施例5の喫煙用物品の
平均ピーク温度特性曲線図である。 10……燃料部材 12……エアロゾル発生手段 14……チューブ 15……吸い口 20……ガラス玉 22……円盤 28……タバコ充填物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・ヒューズ・レノルズ・ザ・フォー ス 米国ノースカロライナ州ウィンストン・セ イレム、ピュリタン・レイン5901 (72)発明者 マイケル・デイビッド・シャノン 米国ノースカロライナ州ウィンストン・セ イレム、アシュローン・コート3735ビー (72)発明者 チャンドラ・クマル・バネルジェー 米国ノースカロライナ州プファフタウン、 キーバー・ドライブ4430 (72)発明者 アーネスト・ギルバート・ファリアー 米国ノースカロライナ州ウィンストン・セ イレム、ペルハム・プレイス2820ビー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも80重量%の炭素含有量を有
    し、長さが30mm未満で、少なくとも一本の長手方向
    通路を有する、喫煙用物品のための炭素質燃料部材。
  2. 【請求項2】(a)少なくとも80重量%の炭素含有量
    を有する、炭素及び有機結合剤の混合物を成形して所定
    形状の成形体とし、次いで(b)前記成形体をを熱分解
    して前記結合剤を炭素に転化することよりなる、喫煙用
    物品のための炭素質燃料部材の製造方法。
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