JPH06265930A - 空間光変調装置 - Google Patents
空間光変調装置Info
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- JPH06265930A JPH06265930A JP7907893A JP7907893A JPH06265930A JP H06265930 A JPH06265930 A JP H06265930A JP 7907893 A JP7907893 A JP 7907893A JP 7907893 A JP7907893 A JP 7907893A JP H06265930 A JPH06265930 A JP H06265930A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 様々な入力光の入力に対し常に高い回折効率
にて読みだし光を変調することが可能な空間光変調装置
をを提供することを目的とする。 【構成】光アドレス型空間光変調器1では、光導電層1
3からなる光アドレス部とネマチック液晶分子が平行か
つ捻れなく並んだ液晶層16からなる光変調部が、一対
の透明電極12、18の間に積層されている。駆動電源
2がこの透明電極間に駆動電圧を印加する。空間光変調
器1の光アドレス部には入力光が照射され、光変調部に
は読みだし光が照射される。光変調部は照射された読み
だし光を入力光に応じて変調する。回折光強度検出器3
が、変調された読みだし光が形成する回折光の強度を検
出する。フィードバック制御器4が、回折光強度検出器
3の出力に応じて、入力光の強度と駆動電圧の少なくと
も一方を制御する。
にて読みだし光を変調することが可能な空間光変調装置
をを提供することを目的とする。 【構成】光アドレス型空間光変調器1では、光導電層1
3からなる光アドレス部とネマチック液晶分子が平行か
つ捻れなく並んだ液晶層16からなる光変調部が、一対
の透明電極12、18の間に積層されている。駆動電源
2がこの透明電極間に駆動電圧を印加する。空間光変調
器1の光アドレス部には入力光が照射され、光変調部に
は読みだし光が照射される。光変調部は照射された読み
だし光を入力光に応じて変調する。回折光強度検出器3
が、変調された読みだし光が形成する回折光の強度を検
出する。フィードバック制御器4が、回折光強度検出器
3の出力に応じて、入力光の強度と駆動電圧の少なくと
も一方を制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光アドレス型の空間光
変調装置、より詳しくは、回折効率が高く、相関器やホ
ログラム再生装置に好適な光アドレス型の空間光変調装
置に係わる。
変調装置、より詳しくは、回折効率が高く、相関器やホ
ログラム再生装置に好適な光アドレス型の空間光変調装
置に係わる。
【0002】
【従来の技術】光アドレス型の空間光変調器(以下、
「空間光変調器」という)としては、光変調部にツイス
トネマチック液晶を用いた強度変調型の空間光変調器
(TNLC−SLM)や、強誘電性液晶を用いた強誘電
性液晶空間光変調器(FLC−SLM)等が従来より提
案されている。
「空間光変調器」という)としては、光変調部にツイス
トネマチック液晶を用いた強度変調型の空間光変調器
(TNLC−SLM)や、強誘電性液晶を用いた強誘電
性液晶空間光変調器(FLC−SLM)等が従来より提
案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら従来のTNLC
−SLMやFLC−SLMには、その回折効率が低いと
いう問題があった。このため、これらを相関器に応用し
た場合、強い相関ピークが得られずS/N比が低くなる
といった問題が生じていた。特にTNLC−SLMで
は、読みだし光が必ず強度変調を受けてしまうため、相
関器の効率が非常に低くなってしまうといった問題も生
じていた。同様の理由から、TNLC−SLMやFLC
−SLMをホログラム再生装置に応用する場合にも、そ
の効率が低いという問題が生じていた。
−SLMやFLC−SLMには、その回折効率が低いと
いう問題があった。このため、これらを相関器に応用し
た場合、強い相関ピークが得られずS/N比が低くなる
といった問題が生じていた。特にTNLC−SLMで
は、読みだし光が必ず強度変調を受けてしまうため、相
関器の効率が非常に低くなってしまうといった問題も生
じていた。同様の理由から、TNLC−SLMやFLC
−SLMをホログラム再生装置に応用する場合にも、そ
の効率が低いという問題が生じていた。
【0004】一方、本出願人は、既に、特願平4−20
3505号に、ダイナミックレンジの大きい位相変調を
得ることができる光アドレス型の空間光変調器を提案し
ている。
3505号に、ダイナミックレンジの大きい位相変調を
得ることができる光アドレス型の空間光変調器を提案し
ている。
【0005】図7に示すように、この空間光変調器1で
は、光変調部としての平行配向ネマチック液晶層16
が、一対の配向層15と17の間に設けられている。配
向層15の液晶層16と反対の側には、ミラー14と、
光アドレス部としての光導電層13と、透明導電膜12
と、入力側ガラス基板11が、この順に設けられてい
る。また、該配向層17のネマチック液晶層16と反対
の側には、透明導電膜18と、読みだし側ガラス基板1
9とが設けられている。ここで、配向層15と17のラ
ビングの向きは同方向にしてあり、ネマチック液晶層1
6の液晶分子は図8(A)に示すように、捻れることな
く基板11、19に対し平行に並んだ構造になっている
(平行配向またはホモジニアス配向)。なお、比較のた
め、図8(B)に、TNLC−SLMの光変調層で採用
されているツイストネマチック配向構造を示す。光導電
層13は、例えば、アモルファスシリコン(a−S
i)、CdS、Bi12SiO20、有機光導電体(PV
K)等からなる。また、ミラー層14は、例えば、誘電
体ミラーからなる。配向層15と17は、PVAまたは
ポリイミドをミラー14及び透明導電膜18にコーティ
ングした後ラビングを施して作製しても良いし、SiO
の斜め蒸着やLB膜の形成等で作製しても良い。空間光
変調器1の一対の導電膜12と18との間には、駆動電
源2から交流の駆動電圧(振幅V)が印加されている。
は、光変調部としての平行配向ネマチック液晶層16
が、一対の配向層15と17の間に設けられている。配
向層15の液晶層16と反対の側には、ミラー14と、
光アドレス部としての光導電層13と、透明導電膜12
と、入力側ガラス基板11が、この順に設けられてい
る。また、該配向層17のネマチック液晶層16と反対
の側には、透明導電膜18と、読みだし側ガラス基板1
9とが設けられている。ここで、配向層15と17のラ
ビングの向きは同方向にしてあり、ネマチック液晶層1
6の液晶分子は図8(A)に示すように、捻れることな
く基板11、19に対し平行に並んだ構造になっている
(平行配向またはホモジニアス配向)。なお、比較のた
め、図8(B)に、TNLC−SLMの光変調層で採用
されているツイストネマチック配向構造を示す。光導電
層13は、例えば、アモルファスシリコン(a−S
i)、CdS、Bi12SiO20、有機光導電体(PV
K)等からなる。また、ミラー層14は、例えば、誘電
体ミラーからなる。配向層15と17は、PVAまたは
ポリイミドをミラー14及び透明導電膜18にコーティ
ングした後ラビングを施して作製しても良いし、SiO
の斜め蒸着やLB膜の形成等で作製しても良い。空間光
変調器1の一対の導電膜12と18との間には、駆動電
源2から交流の駆動電圧(振幅V)が印加されている。
【0006】かかる構成の平行配向型ネマチック液晶空
間光変調器1の動作を以下説明する。入力側ガラス基板
11を介して光導電層13に入力光が入射するとその部
分の抵抗が入力光強度に応じて低くなり、液晶層16に
入力光強度に応じた電圧がかかる。液晶分子がその電圧
に応じた度合いで導電膜12・18に対して立ち上がる
ように動く。この結果、液晶分子の長さ方向に偏光した
光(図8(A)の矢印aで示す偏波面を有する光)に対
する屈折率が変化する。ただし、液晶分子の長さ方向に
対し垂直に偏光した光(図8(A)の矢印bで示す偏波
面を有する光)に対しては屈折率は何等変化しない。し
たがって、液晶分子の長さ方向に偏光したコヒーレント
な読みだし光を読みだし側ガラス基板19を介して液晶
層16に入射すると、この光は屈折率変化に応じた位相
変調を受ける。一方、液晶分子の長さ方向に垂直に偏光
した読みだし光を入射しても、これは何の影響も受けな
い。
間光変調器1の動作を以下説明する。入力側ガラス基板
11を介して光導電層13に入力光が入射するとその部
分の抵抗が入力光強度に応じて低くなり、液晶層16に
入力光強度に応じた電圧がかかる。液晶分子がその電圧
に応じた度合いで導電膜12・18に対して立ち上がる
ように動く。この結果、液晶分子の長さ方向に偏光した
光(図8(A)の矢印aで示す偏波面を有する光)に対
する屈折率が変化する。ただし、液晶分子の長さ方向に
対し垂直に偏光した光(図8(A)の矢印bで示す偏波
面を有する光)に対しては屈折率は何等変化しない。し
たがって、液晶分子の長さ方向に偏光したコヒーレント
な読みだし光を読みだし側ガラス基板19を介して液晶
層16に入射すると、この光は屈折率変化に応じた位相
変調を受ける。一方、液晶分子の長さ方向に垂直に偏光
した読みだし光を入射しても、これは何の影響も受けな
い。
【0007】このように、空間光変調器1は液晶分子の
長さ方向に偏光した読みだし光に対し、その位相のみを
変調することができるため、TNLC−SLMやFLC
−SLM等に比べ大きな回折効率を得ることができると
考えられる。
長さ方向に偏光した読みだし光に対し、その位相のみを
変調することができるため、TNLC−SLMやFLC
−SLM等に比べ大きな回折効率を得ることができると
考えられる。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記位相変調型
の空間光変調器1を利用して、様々な入力光の入力に対
し常に高い回折効率にて読みだし光を変調することが可
能な空間光変調装置を提供することにある。
の空間光変調器1を利用して、様々な入力光の入力に対
し常に高い回折効率にて読みだし光を変調することが可
能な空間光変調装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記空間
光変調装置1について鋭意研究・検討を重ねた結果、か
かる空間光変調器1が以下の図9及び図10に示す特性
を有していることを発見した。
光変調装置1について鋭意研究・検討を重ねた結果、か
かる空間光変調器1が以下の図9及び図10に示す特性
を有していることを発見した。
【0010】図9は、空間光変調器1に一定の空間周波
数を有する縞状入力パターンを入力した場合において、
その入力パターンの光強度(光強度平均)を変化させる
と液晶層16が読みだし光に対し与える位相変化量がお
よそどのように変化するかを、複数の駆動電圧値(より
詳しくは交流駆動電圧の振幅値)Vに対してそれぞれ示
したものである。この図から明らかなように、駆動電圧
を変化させると、ある所望の位相変化量(△Φ0)が得
られる入力パターン光強度が変化することがわかる。つ
まり、駆動電圧Vまたは/及び入力パターン光強度を制
御すれば、一定の位相変化量△Φ0を常に得ることがで
きることがわかる。
数を有する縞状入力パターンを入力した場合において、
その入力パターンの光強度(光強度平均)を変化させる
と液晶層16が読みだし光に対し与える位相変化量がお
よそどのように変化するかを、複数の駆動電圧値(より
詳しくは交流駆動電圧の振幅値)Vに対してそれぞれ示
したものである。この図から明らかなように、駆動電圧
を変化させると、ある所望の位相変化量(△Φ0)が得
られる入力パターン光強度が変化することがわかる。つ
まり、駆動電圧Vまたは/及び入力パターン光強度を制
御すれば、一定の位相変化量△Φ0を常に得ることがで
きることがわかる。
【0011】また、図10は、一定の空間周波数の縞状
入力パターンを入力した場合において、空間光変調器1
が読みだし光に与える位相変化量(△Φ)を変化させる
と、1次回折光についての回折効率がおよそどのように
変化するかを示したものである。この図から明かなよう
に、位相変化量が1.18πの時に回折効率が最大(約
33.9%)となることがわかる。
入力パターンを入力した場合において、空間光変調器1
が読みだし光に与える位相変化量(△Φ)を変化させる
と、1次回折光についての回折効率がおよそどのように
変化するかを示したものである。この図から明かなよう
に、位相変化量が1.18πの時に回折効率が最大(約
33.9%)となることがわかる。
【0012】したがって、図10より、ある値の空間周
波数の入力パターンに対し最大の回折効率が得られる位
相変化量が存在することが明かとなった。さらに図9よ
り、駆動電圧及び/又は入力光強度を制御することによ
り任意の位相変化量が得られることが明かとなった。し
たがって、駆動電圧及び/または入力光強度を制御する
ことにより、任意の入力パターンに対し常に最大の回折
効率が得られるように空間光変調器1を駆動させること
が可能であることがわかった。
波数の入力パターンに対し最大の回折効率が得られる位
相変化量が存在することが明かとなった。さらに図9よ
り、駆動電圧及び/又は入力光強度を制御することによ
り任意の位相変化量が得られることが明かとなった。し
たがって、駆動電圧及び/または入力光強度を制御する
ことにより、任意の入力パターンに対し常に最大の回折
効率が得られるように空間光変調器1を駆動させること
が可能であることがわかった。
【0013】以上の発見に基づき、本発明は、空間光変
調器1の入力光強度及び/または駆動電圧を制御するこ
とにより、様々な入力パターン光に対し、常に高い回折
効率にて読みだし光を変調することができるようにして
上記目的を達成したものである。
調器1の入力光強度及び/または駆動電圧を制御するこ
とにより、様々な入力パターン光に対し、常に高い回折
効率にて読みだし光を変調することができるようにして
上記目的を達成したものである。
【0014】すなわち、上記目的を達成するため、本発
明の空間光変調装置は、光導電層からなる光アドレス部
とネマチック液晶分子が平行かつ捻れなく並んだ液晶層
からなる光変調部が一対の透明電極の間に積層された光
アドレス型空間光変調器と、該一対の透明電極の間に駆
動電圧を印加するための駆動電圧印加手段と、該光アド
レス部に入力光が照射されている状態において該光変調
部に照射された読みだし光が該光変調部において変調さ
れることにより形成する回折光の強度を検出するための
光強度検出手段と、該光強度検出手段の出力に応じて、
該空間光変調器の光アドレス部に照射される入力光の強
度と該駆動電圧の少なくとも一方を制御するための制御
手段とを備えている。
明の空間光変調装置は、光導電層からなる光アドレス部
とネマチック液晶分子が平行かつ捻れなく並んだ液晶層
からなる光変調部が一対の透明電極の間に積層された光
アドレス型空間光変調器と、該一対の透明電極の間に駆
動電圧を印加するための駆動電圧印加手段と、該光アド
レス部に入力光が照射されている状態において該光変調
部に照射された読みだし光が該光変調部において変調さ
れることにより形成する回折光の強度を検出するための
光強度検出手段と、該光強度検出手段の出力に応じて、
該空間光変調器の光アドレス部に照射される入力光の強
度と該駆動電圧の少なくとも一方を制御するための制御
手段とを備えている。
【0015】
【作用】上記構成を有する本発明の空間光変調装置にお
いては、駆動電圧印加手段が、光アドレス型空間光変調
器に駆動電圧を印加する。光アドレス型空間光変調器の
光アドレス部には入力光が照射され、光変調部には読み
だし光が照射される。光変調部は照射された読みだし光
を入力光に応じて変調する。光強度検出手段が、変調さ
れた読みだし光が形成する回折光の強度を検出する。制
御手段が、光強度検出手段の出力に応じて、入力光の強
度と駆動電圧の少なくとも一方を制御する。
いては、駆動電圧印加手段が、光アドレス型空間光変調
器に駆動電圧を印加する。光アドレス型空間光変調器の
光アドレス部には入力光が照射され、光変調部には読み
だし光が照射される。光変調部は照射された読みだし光
を入力光に応じて変調する。光強度検出手段が、変調さ
れた読みだし光が形成する回折光の強度を検出する。制
御手段が、光強度検出手段の出力に応じて、入力光の強
度と駆動電圧の少なくとも一方を制御する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
説明する。
【0017】本発明者らは、以下に記載するような材料
及び方法にて空間光変調器1を作製した。ガラス基板1
1にITO(Indium-Tin-Oxide)膜をコーティングして
透明導電膜12を形成した。その上に、水素化アモルフ
ァスシリコン(a−Si:H)を5[μm]の厚さに形
成し光導電層13とした。その上に、SiO2とTiO2
からなる誘電体多層膜を形成して、ミラー層14とし
た。このミラー層14の上にSiOを斜め蒸着して配向
層15を形成した。一方、ガラス基板19にもITO膜
をコーティングして透明導電膜18を形成した。その上
にSiOを斜め蒸着して配向層17を形成した。ここ
で、配向層17のラビングの向きは、配向層15のラビ
ングの向きと同方向になるように形成した。このように
してできた配向層15と17の間に、間隔を8[μm]
程度として周囲を囲むようにセルを形成し、これにネマ
チック液晶(ここでは、メルク社製の「E44」を用い
た)を注入した。この結果、液晶分子が捻れることなく
ガラス基板11・19に対し平行に並んだ構造の液晶層
16が形成された。
及び方法にて空間光変調器1を作製した。ガラス基板1
1にITO(Indium-Tin-Oxide)膜をコーティングして
透明導電膜12を形成した。その上に、水素化アモルフ
ァスシリコン(a−Si:H)を5[μm]の厚さに形
成し光導電層13とした。その上に、SiO2とTiO2
からなる誘電体多層膜を形成して、ミラー層14とし
た。このミラー層14の上にSiOを斜め蒸着して配向
層15を形成した。一方、ガラス基板19にもITO膜
をコーティングして透明導電膜18を形成した。その上
にSiOを斜め蒸着して配向層17を形成した。ここ
で、配向層17のラビングの向きは、配向層15のラビ
ングの向きと同方向になるように形成した。このように
してできた配向層15と17の間に、間隔を8[μm]
程度として周囲を囲むようにセルを形成し、これにネマ
チック液晶(ここでは、メルク社製の「E44」を用い
た)を注入した。この結果、液晶分子が捻れることなく
ガラス基板11・19に対し平行に並んだ構造の液晶層
16が形成された。
【0018】本発明者らは、このように作製した空間光
変調器1の特性を調べるべく以下の実験を行った。ま
ず、水素化アモルファスシリコン層13に縞状の入力パ
ターン光を入力し、液晶層16に屈折率のグレーティン
グを記録した。液晶層16に一様な読み出し光を入射
し、これが液晶層内で位相変調を受けることにより得ら
れる+1次回折光の光強度を測定し回折効率を求めた。
種々の値の空間周波数の縞状入力パターン光を繰り返し
記録し、その度に、得られた+1次回折光の光強度を測
定し回折効率を求めた。図11にこの測定結果を示す。
この図より明らかなように、空間光変調器1により理論
限界33.9%に近い最大31%の回折効率が得られ
た。
変調器1の特性を調べるべく以下の実験を行った。ま
ず、水素化アモルファスシリコン層13に縞状の入力パ
ターン光を入力し、液晶層16に屈折率のグレーティン
グを記録した。液晶層16に一様な読み出し光を入射
し、これが液晶層内で位相変調を受けることにより得ら
れる+1次回折光の光強度を測定し回折効率を求めた。
種々の値の空間周波数の縞状入力パターン光を繰り返し
記録し、その度に、得られた+1次回折光の光強度を測
定し回折効率を求めた。図11にこの測定結果を示す。
この図より明らかなように、空間光変調器1により理論
限界33.9%に近い最大31%の回折効率が得られ
た。
【0019】次に、一定の空間周波数の縞状入力パター
ン光を光導電層13に入射させたまま、交流駆動電圧の
振幅V及び/または入力パターン光強度を変化させるこ
とにより液晶層16の読みだし光に与える位相変化量
(液晶層の屈折率グレーティングの深さに対応)を種々
の値に変化させて、そのつど、得られた0次、+1次、
+2次、及び、+3次の回折光の光強度を測定しそれぞ
れの回折効率を求めた。図12にこの測定結果を示す。
なお、ラマン・ナス回折と仮定して計算した理論値も合
わせて示してある。このグラフより明かなように、測定
結果は、理論値とよく一致している。なお、この測定結
果は図10に対応している。
ン光を光導電層13に入射させたまま、交流駆動電圧の
振幅V及び/または入力パターン光強度を変化させるこ
とにより液晶層16の読みだし光に与える位相変化量
(液晶層の屈折率グレーティングの深さに対応)を種々
の値に変化させて、そのつど、得られた0次、+1次、
+2次、及び、+3次の回折光の光強度を測定しそれぞ
れの回折効率を求めた。図12にこの測定結果を示す。
なお、ラマン・ナス回折と仮定して計算した理論値も合
わせて示してある。このグラフより明かなように、測定
結果は、理論値とよく一致している。なお、この測定結
果は図10に対応している。
【0020】次に、空間光変調器1に一定の振幅の交流
駆動電圧を印加した状態で、これに一定の空間周波数を
有する縞状入力パターンを入力させ、その光強度(光強
度平均)を変化させた。この場合に、液晶層16が読み
だし光に対し与える位相変化量がどのように変化するか
を測定した。かかる測定を、駆動電圧振幅値Vを様々な
値に変化させて実施した。なお、読みだし光としては、
液晶分子の長さ方向に偏光した光の他、液晶分子の長さ
方向に対して垂直に偏光した光をも使用した。図13に
この測定結果を示す。なお、この測定結果は図9に対応
している。また、この図より、液晶分子の長さ方向に対
して垂直に偏光した読みだし光に対しては位相変調が行
われないことがわかる。
駆動電圧を印加した状態で、これに一定の空間周波数を
有する縞状入力パターンを入力させ、その光強度(光強
度平均)を変化させた。この場合に、液晶層16が読み
だし光に対し与える位相変化量がどのように変化するか
を測定した。かかる測定を、駆動電圧振幅値Vを様々な
値に変化させて実施した。なお、読みだし光としては、
液晶分子の長さ方向に偏光した光の他、液晶分子の長さ
方向に対して垂直に偏光した光をも使用した。図13に
この測定結果を示す。なお、この測定結果は図9に対応
している。また、この図より、液晶分子の長さ方向に対
して垂直に偏光した読みだし光に対しては位相変調が行
われないことがわかる。
【0021】図11乃至図13より明かなように、駆動
電圧Vや入力光強度を調整することにより、回折効率を
最大になるように制御できることがわかった。
電圧Vや入力光強度を調整することにより、回折効率を
最大になるように制御できることがわかった。
【0022】さらに、空間光変調器1に一定の振幅の交
流駆動電圧を印加した状態で、これに一定の光強度(光
強度平均)でかつ一定の空間周波数を有する縞状入力パ
ターンを入力させた。この状態で、読みだし光の光強度
を様々の値に変化させて、得られる+1次回折光の光強
度を測定し回折効率を求めた。なお、比較のため、液晶
層16を平行配向させる代わりにツイストネマチック配
向させた空間光変調器(すなわち、TNLC−SLM:
図8(B))についても同様の実験を行った。図14
(A)に本発明の空間光変調器に対して得られた+1次
回折光強度と回折効率を示し、図14(B)にTNLC
−SLMに対して得られた+1次回折光強度と回折効率
を示す。この結果から明らかなように、本発明の平行配
向型の空間光変調器では、TNLC型と異なり、読み出
し光強度を大きくしても回折効率がほとんど下がらない
ことがわかった。換言すれば、本発明の空間光変調器1
は、読み出し光がミラー層14を通過して光導電層13
に入射しても、特性に与える影響が小さいという利点が
あることがわかった。ミラー層14の反射率は通常9
9.9%以上であるが、読み出し光が強くなるともれ光
の量が無視できなくなる。したがって、TNLC−SL
Mなどでは、光導電層13とミラー層14の間にCdT
eなどからなる遮光層を設けている。しかしながら、平
行配向型の本発明の空間光変調器1では、この測定結果
より明かなように読み出し光の影響をあまり受けないた
めかかる遮光層を設ける必要がない。したがって、本発
明の空間光変調器1は、その作製が容易となる他、動作
安定性が良い、解像度劣化がないなどの利点がある。な
お、FLC−SLMには遮光層を設けないタイプもある
が、その駆動に際しては、読み出し光をスィッチング制
御し書き込み動作中に読みだし光が入射しないようにす
る必要がある。これに対し、本発明の空間光変調器1で
はこのような複雑なシステムも不用となる。
流駆動電圧を印加した状態で、これに一定の光強度(光
強度平均)でかつ一定の空間周波数を有する縞状入力パ
ターンを入力させた。この状態で、読みだし光の光強度
を様々の値に変化させて、得られる+1次回折光の光強
度を測定し回折効率を求めた。なお、比較のため、液晶
層16を平行配向させる代わりにツイストネマチック配
向させた空間光変調器(すなわち、TNLC−SLM:
図8(B))についても同様の実験を行った。図14
(A)に本発明の空間光変調器に対して得られた+1次
回折光強度と回折効率を示し、図14(B)にTNLC
−SLMに対して得られた+1次回折光強度と回折効率
を示す。この結果から明らかなように、本発明の平行配
向型の空間光変調器では、TNLC型と異なり、読み出
し光強度を大きくしても回折効率がほとんど下がらない
ことがわかった。換言すれば、本発明の空間光変調器1
は、読み出し光がミラー層14を通過して光導電層13
に入射しても、特性に与える影響が小さいという利点が
あることがわかった。ミラー層14の反射率は通常9
9.9%以上であるが、読み出し光が強くなるともれ光
の量が無視できなくなる。したがって、TNLC−SL
Mなどでは、光導電層13とミラー層14の間にCdT
eなどからなる遮光層を設けている。しかしながら、平
行配向型の本発明の空間光変調器1では、この測定結果
より明かなように読み出し光の影響をあまり受けないた
めかかる遮光層を設ける必要がない。したがって、本発
明の空間光変調器1は、その作製が容易となる他、動作
安定性が良い、解像度劣化がないなどの利点がある。な
お、FLC−SLMには遮光層を設けないタイプもある
が、その駆動に際しては、読み出し光をスィッチング制
御し書き込み動作中に読みだし光が入射しないようにす
る必要がある。これに対し、本発明の空間光変調器1で
はこのような複雑なシステムも不用となる。
【0023】以上詳述した実験結果より、図7に示す平
行配向型のネマチック液晶空間光変調器1は、一般に、
およそ図9及び10の特性を有していると考えられる。
行配向型のネマチック液晶空間光変調器1は、一般に、
およそ図9及び10の特性を有していると考えられる。
【0024】そこで、本発明では、上述の特性を有する
空間光変調器1を利用して、略最大の回折効率を常に得
ることができる空間光変調装置100を図1に示すよう
に構成した。
空間光変調器1を利用して、略最大の回折効率を常に得
ることができる空間光変調装置100を図1に示すよう
に構成した。
【0025】本発明の空間光変調装置100は、空間光
変調器1と駆動電源2と回折光強度検出器3とフィード
バック制御器4とを備えている。ここで、駆動電源2
は、例えば周波数が1[kHz]で振幅が5[V]の矩
形波状電圧(交流電圧)を発生させるための矩形波発生
器21と、矩形波発生器21からの矩形波状電圧の振幅
を減衰させるための減衰器22とからなる。回折光強度
検出器3は、液晶層16内で位相変調された読みだし光
が形成する回折光の光強度を検出するように配置されて
いる。具体的には、回折光強度検出器3は、位相変調さ
れた読みだし光が形成する+1次または−1次の回折光
の光強度(以下、「一次回折光強度I」という)を検出
するように配置されている。かかる回折光強度検出器3
は、例えばフォトダイオードからなる。フィードバック
制御器4は、回折光強度検出器3と駆動電源2の減衰器
22に接続されており、検出された回折光強度値に基づ
き減衰器22をフィードバック制御する。より詳しく
は、フィードバック制御器4は、検出された回折光強度
値に基づき減衰器22の減衰率をフィードバック調整し
て、空間光変調器1に印加される矩形波状電圧の振幅を
調整する。
変調器1と駆動電源2と回折光強度検出器3とフィード
バック制御器4とを備えている。ここで、駆動電源2
は、例えば周波数が1[kHz]で振幅が5[V]の矩
形波状電圧(交流電圧)を発生させるための矩形波発生
器21と、矩形波発生器21からの矩形波状電圧の振幅
を減衰させるための減衰器22とからなる。回折光強度
検出器3は、液晶層16内で位相変調された読みだし光
が形成する回折光の光強度を検出するように配置されて
いる。具体的には、回折光強度検出器3は、位相変調さ
れた読みだし光が形成する+1次または−1次の回折光
の光強度(以下、「一次回折光強度I」という)を検出
するように配置されている。かかる回折光強度検出器3
は、例えばフォトダイオードからなる。フィードバック
制御器4は、回折光強度検出器3と駆動電源2の減衰器
22に接続されており、検出された回折光強度値に基づ
き減衰器22をフィードバック制御する。より詳しく
は、フィードバック制御器4は、検出された回折光強度
値に基づき減衰器22の減衰率をフィードバック調整し
て、空間光変調器1に印加される矩形波状電圧の振幅を
調整する。
【0026】かかる構成の空間光変調装置100では、
フィードバック制御器4は、いわゆる山登り法により駆
動電源2をフィードバック制御して、一次回折光強度I
がその最大値付近を振動するようにしている。以下、こ
の空間光変調装置100の動作について、図1及び図2
のフローチャートを参照して詳細に説明する。空間光変
調器1の光導電層13には入力側ガラス基板11を介し
て入力パターン光が入射している。また、液晶層16に
は読みだし側ガラス基板19を介して読みだし光が入射
している。なお、この読みだし光は、液晶層16の液晶
分子の長さ方向に偏光した直線偏光状態にあるコヒーレ
ント光である。この状態において、フィードバック制御
器4はまず初期設定を行い、後述する第1回目の駆動の
矩形波の振幅V1として所定の値Vを設定すると共に、
やはり後述する第1回目の調整値ΔV1として所定の値
ΔVを設定する(ステップS1)。次に、フィードバッ
ク制御器4は、減衰器22の減衰率を調整し空間光変調
器1に振幅V1(=V)の矩形波状電圧が印加されるよ
うにする。すなわち、第1回目の空間光変調器1の駆動
を実行する(ステップS2)。この結果、液晶層16の
液晶分子が入力パターンの強度分布に対応して立ち上が
り、液晶分子の長さ方向に偏光した光に対する屈折率が
変化する。すなわち、液晶層16に入力パターンが書き
込まれる。液晶層16に入射した読みだし光は入力パタ
ーンに応じた位相変調を受け、ミラー層14で反射され
て再び読みだし側ガラス基板19から出射する。出射し
た読みだし光は、入力パターンに応じた一次回折光を結
像する。回折光強度検出器3が、この一次回折光の光強
度I1を検出し、検出結果を示す信号をフィードバック
制御器4に出力する。フィードバック制御器4は、検出
値I1を格納する(ステップS3)。次いで、フィード
バック制御器4は減衰器22の減衰率を再調整し、空間
光変調器1にV2=V1+ΔV1(=V+ΔV)の振幅の
矩形波状電圧が印加されるようにして第2回目の駆動を
実行する(ステップS4、S5)。上述と同様に、得ら
れた一次回折光の光強度I2を回折光強度検出器3が検
出し、フィードバック制御器4が検出値I2を格納する
(ステップS6)。フィードバック制御器4は、格納さ
れている検出値I1とI2を比較する(ステップS7)。
I1<I2ならば、フィードバック制御器4は、ステップ
S8にてm=2を設定し、第2回目の調整値ΔV2とし
てΔV2=(−1)m(ΔV1)=(−1)2(ΔV1)=
ΔV1(=ΔV)を設定する(ステップS10、S1
1)。すなわち、ΔV2をΔV1と等しく設定する。その
後、フィードバック制御器4は、減衰器22の減衰率を
再調整し、空間光変調器1にV3=V2+ΔV2(=V2+
ΔV1=V2+ΔV)の振幅の矩形波状電圧が印加される
ようにして、第3回目の駆動を実行する(ステップS
5)。一方、I1>I2ならば、フィードバック制御器4
は、ステップS9にてm=1を設定し、第2回目の調整
値ΔV2としてΔV2=(−1)m(ΔV1)=(−1)1
(ΔV1)=−ΔV1=−ΔVを設定する(ステップS1
0、11)。すなわち、ΔV2をΔV1と絶対値が等しく
符号が逆になるように設定する。その後、フィードバッ
ク制御器4は、減衰器22の減衰率を再設定し、空間光
変調器1にV3=V2+ΔV2(=V2−(ΔV1)=V2−
ΔV)の振幅の矩形波状電圧が印加されるようにして、
第3回目の駆動を実行する(ステップS5)。
フィードバック制御器4は、いわゆる山登り法により駆
動電源2をフィードバック制御して、一次回折光強度I
がその最大値付近を振動するようにしている。以下、こ
の空間光変調装置100の動作について、図1及び図2
のフローチャートを参照して詳細に説明する。空間光変
調器1の光導電層13には入力側ガラス基板11を介し
て入力パターン光が入射している。また、液晶層16に
は読みだし側ガラス基板19を介して読みだし光が入射
している。なお、この読みだし光は、液晶層16の液晶
分子の長さ方向に偏光した直線偏光状態にあるコヒーレ
ント光である。この状態において、フィードバック制御
器4はまず初期設定を行い、後述する第1回目の駆動の
矩形波の振幅V1として所定の値Vを設定すると共に、
やはり後述する第1回目の調整値ΔV1として所定の値
ΔVを設定する(ステップS1)。次に、フィードバッ
ク制御器4は、減衰器22の減衰率を調整し空間光変調
器1に振幅V1(=V)の矩形波状電圧が印加されるよ
うにする。すなわち、第1回目の空間光変調器1の駆動
を実行する(ステップS2)。この結果、液晶層16の
液晶分子が入力パターンの強度分布に対応して立ち上が
り、液晶分子の長さ方向に偏光した光に対する屈折率が
変化する。すなわち、液晶層16に入力パターンが書き
込まれる。液晶層16に入射した読みだし光は入力パタ
ーンに応じた位相変調を受け、ミラー層14で反射され
て再び読みだし側ガラス基板19から出射する。出射し
た読みだし光は、入力パターンに応じた一次回折光を結
像する。回折光強度検出器3が、この一次回折光の光強
度I1を検出し、検出結果を示す信号をフィードバック
制御器4に出力する。フィードバック制御器4は、検出
値I1を格納する(ステップS3)。次いで、フィード
バック制御器4は減衰器22の減衰率を再調整し、空間
光変調器1にV2=V1+ΔV1(=V+ΔV)の振幅の
矩形波状電圧が印加されるようにして第2回目の駆動を
実行する(ステップS4、S5)。上述と同様に、得ら
れた一次回折光の光強度I2を回折光強度検出器3が検
出し、フィードバック制御器4が検出値I2を格納する
(ステップS6)。フィードバック制御器4は、格納さ
れている検出値I1とI2を比較する(ステップS7)。
I1<I2ならば、フィードバック制御器4は、ステップ
S8にてm=2を設定し、第2回目の調整値ΔV2とし
てΔV2=(−1)m(ΔV1)=(−1)2(ΔV1)=
ΔV1(=ΔV)を設定する(ステップS10、S1
1)。すなわち、ΔV2をΔV1と等しく設定する。その
後、フィードバック制御器4は、減衰器22の減衰率を
再調整し、空間光変調器1にV3=V2+ΔV2(=V2+
ΔV1=V2+ΔV)の振幅の矩形波状電圧が印加される
ようにして、第3回目の駆動を実行する(ステップS
5)。一方、I1>I2ならば、フィードバック制御器4
は、ステップS9にてm=1を設定し、第2回目の調整
値ΔV2としてΔV2=(−1)m(ΔV1)=(−1)1
(ΔV1)=−ΔV1=−ΔVを設定する(ステップS1
0、11)。すなわち、ΔV2をΔV1と絶対値が等しく
符号が逆になるように設定する。その後、フィードバッ
ク制御器4は、減衰器22の減衰率を再設定し、空間光
変調器1にV3=V2+ΔV2(=V2−(ΔV1)=V2−
ΔV)の振幅の矩形波状電圧が印加されるようにして、
第3回目の駆動を実行する(ステップS5)。
【0027】このようにして、フィードバック制御器4
は、振幅Vi-1の矩形波を採用した(i−1)回目の駆
動により得られたIi-1と、振幅Vi(=Vi-1+Δ
Vi-1)の矩形波を採用したi回目の駆動で得られたIi
とを比較して(ステップS7)、Iiの方がIi-1より大
きくなったならば、(i+1)回目の駆動で採用する振
幅Vi +1(=Vi+ΔVi)を決定するΔViをΔVi-1と
同符号に設定し(ステップS8、S10、S11)、I
iの方がIi-1より小さくなってしまったならばΔViを
ΔVi-1とは逆符号に設定する(ステップS9、S1
0、S11)。矩形波の振幅をかかる山登り法によりフ
ィードバック制御しながら空間光変調器1を繰り返し駆
動していくと、一次回折光強度値Iはその最大値付近で
振動するようになる。したがって、空間光変調器1をそ
の回折効率が略最大になるようにフィードバック制御す
ることができる。
は、振幅Vi-1の矩形波を採用した(i−1)回目の駆
動により得られたIi-1と、振幅Vi(=Vi-1+Δ
Vi-1)の矩形波を採用したi回目の駆動で得られたIi
とを比較して(ステップS7)、Iiの方がIi-1より大
きくなったならば、(i+1)回目の駆動で採用する振
幅Vi +1(=Vi+ΔVi)を決定するΔViをΔVi-1と
同符号に設定し(ステップS8、S10、S11)、I
iの方がIi-1より小さくなってしまったならばΔViを
ΔVi-1とは逆符号に設定する(ステップS9、S1
0、S11)。矩形波の振幅をかかる山登り法によりフ
ィードバック制御しながら空間光変調器1を繰り返し駆
動していくと、一次回折光強度値Iはその最大値付近で
振動するようになる。したがって、空間光変調器1をそ
の回折効率が略最大になるようにフィードバック制御す
ることができる。
【0028】なお、調整値ΔViの絶対値ΔVは小さい
ほど良い。一次回折光強度Iをより最大値に近づけさせ
ることができるからである。一次回折光強度Iをさらに
最大値に近づけるためには、調整値ΔViの絶対値を一
定値ΔVとせず以下のように設定することが好ましい。
すなわち、ステップS7にて検出値IiとIi-1の差の絶
対値|Ii−Ii-1|を求め、ステップS11で、調整値
ΔViの絶対値を絶対値|Ii−Ii-1|に比例した値に
設定すれば良い。すなわち、ΔVi=(−1)m・α・|
Ii−Ii-1|となるように設定すれば良い。(なお、α
は比例定数である。)
ほど良い。一次回折光強度Iをより最大値に近づけさせ
ることができるからである。一次回折光強度Iをさらに
最大値に近づけるためには、調整値ΔViの絶対値を一
定値ΔVとせず以下のように設定することが好ましい。
すなわち、ステップS7にて検出値IiとIi-1の差の絶
対値|Ii−Ii-1|を求め、ステップS11で、調整値
ΔViの絶対値を絶対値|Ii−Ii-1|に比例した値に
設定すれば良い。すなわち、ΔVi=(−1)m・α・|
Ii−Ii-1|となるように設定すれば良い。(なお、α
は比例定数である。)
【0029】上記実施例においては、回折光強度検出器
3を一次回折光強度を検出するように配置しているが、
0次回折光強度(以下、「0次回折光強度I’」とい
う)を検出するように配置しても良い。この場合には、
フィードバック制御器4は、0次回折光強度I’がその
最小値付近を振動するように山登り法により駆動電源2
を制御すれば良い。その動作を図3のフローチャートに
示す。図3より明かなように、この場合には、フィード
バック制御器4は、振幅Vi-1の矩形波を採用した(i
−1)回目の駆動により得られたI’i-1と、振幅V
i(=Vi-1+ΔVi-1)の矩形波を採用したi回目の駆
動で得られたI’iとを比較して(ステップS7)、
I’iの方がI’i-1より小さくなったならば、(i+
1)回目の駆動で採用する振幅Vi+1(=Vi+ΔVi)
を決定するΔViをΔVi-1と同符号とし(ステップS
8、S10、S11)、I’iの方がI’i-1より大きく
なってしまったならばΔViをΔVi-1とは逆符号にすれ
ば良い(ステップS9、S10、S11)。かかる調整
により、空間光変調器1をその回折効率が略最大になる
ように制御することができる。
3を一次回折光強度を検出するように配置しているが、
0次回折光強度(以下、「0次回折光強度I’」とい
う)を検出するように配置しても良い。この場合には、
フィードバック制御器4は、0次回折光強度I’がその
最小値付近を振動するように山登り法により駆動電源2
を制御すれば良い。その動作を図3のフローチャートに
示す。図3より明かなように、この場合には、フィード
バック制御器4は、振幅Vi-1の矩形波を採用した(i
−1)回目の駆動により得られたI’i-1と、振幅V
i(=Vi-1+ΔVi-1)の矩形波を採用したi回目の駆
動で得られたI’iとを比較して(ステップS7)、
I’iの方がI’i-1より小さくなったならば、(i+
1)回目の駆動で採用する振幅Vi+1(=Vi+ΔVi)
を決定するΔViをΔVi-1と同符号とし(ステップS
8、S10、S11)、I’iの方がI’i-1より大きく
なってしまったならばΔViをΔVi-1とは逆符号にすれ
ば良い(ステップS9、S10、S11)。かかる調整
により、空間光変調器1をその回折効率が略最大になる
ように制御することができる。
【0030】なお、上記空間光変調装置100では、フ
ィードバック制御器4が空間光変調器1の駆動電圧をフ
ィードバック制御している。しかしながら、図1に点線
にて示したように、フィードバック制御器4を入力パタ
ーン光源5に接続させ、入力パターン光強度をフィード
バック制御するようにしても良い。この場合において
も、図2及び11に示すいわゆる山登り法により入力パ
ターン光強度を調整すれば良い。さらに、かかる入力パ
ターン光強度のフィードバック制御を、駆動電圧のフィ
ードバック制御と併せて行うようにしても良い。
ィードバック制御器4が空間光変調器1の駆動電圧をフ
ィードバック制御している。しかしながら、図1に点線
にて示したように、フィードバック制御器4を入力パタ
ーン光源5に接続させ、入力パターン光強度をフィード
バック制御するようにしても良い。この場合において
も、図2及び11に示すいわゆる山登り法により入力パ
ターン光強度を調整すれば良い。さらに、かかる入力パ
ターン光強度のフィードバック制御を、駆動電圧のフィ
ードバック制御と併せて行うようにしても良い。
【0031】以上のように本発明の空間光変調装置10
0によれば、様々な入力パターン光に対し、空間光変調
器1の回折効率を常に略最大に維持することができる。
0によれば、様々な入力パターン光に対し、空間光変調
器1の回折効率を常に略最大に維持することができる。
【0032】上記本発明の空間光変調装置100の応用
例を以下、説明する。
例を以下、説明する。
【0033】図4に、空間光変調装置100を応用した
合同変換型相関器(Joint Transform Correlation:JT
C)200を示す。合同変換型相関器とは、二つの入力
パターン間の相関値を求めるためのものである。この合
同変換型相関器200では、上記本発明の空間光変調装
置100を二つ採用している(以下、「空間光変調装置
100A、100B」という)。ここで、空間光変調装
置100Aは、0次回折光強度I’を検出しこれを略最
小とするようフィードバック制御するタイプ(図3のタ
イプ)であり、空間光変調装置100Bは、一次回折光
強度Iを検出しこれを略最大とするようフィードバック
制御するタイプ(図2のタイプ)である。
合同変換型相関器(Joint Transform Correlation:JT
C)200を示す。合同変換型相関器とは、二つの入力
パターン間の相関値を求めるためのものである。この合
同変換型相関器200では、上記本発明の空間光変調装
置100を二つ採用している(以下、「空間光変調装置
100A、100B」という)。ここで、空間光変調装
置100Aは、0次回折光強度I’を検出しこれを略最
小とするようフィードバック制御するタイプ(図3のタ
イプ)であり、空間光変調装置100Bは、一次回折光
強度Iを検出しこれを略最大とするようフィードバック
制御するタイプ(図2のタイプ)である。
【0034】かかる合同変換型相関器200について、
以下、詳細に説明する。合同変換型相関器200では、
空間光変調装置100Aの空間光変調器1(以下、「空
間光変調器1A」という)の光導電層13に、入力側ガ
ラス基板11を介して二つの入力パターンP1・P2を同
時に入射させ、液晶層16内にパターンP1とP2(詳し
くはその強度分布)を書き込む。液晶層16の液晶分子
の長さ方向に偏光した直線偏光状態の読みだし光(コヒ
ーレント光)を、ハーフミラー201を介して、空間光
変調器1Aの読みだし側ガラス基板19に照射する。液
晶層16内でパターンP1・P2に応じた位相変調を受け
出射した読みだし光は、ハーフミラー201を透過した
のちフーリエ変換レンズ202で空間的にフーリエ変換
され、そのフーリエ変換面上にパターンP 1・P2のフー
リエパターン(以下、「第一のフーリエパターン」とい
う)Pfを結像する。フーリエ変換面上には空間光変調
装置100Bの空間光変調器1(以下、「空間光変調器
1B」という)が配置されている。したがって、第一の
フーリエパターンPfが空間光変調器1Bの入力側ガラ
ス基板11を介して光導電層13に結像される。この結
果、液晶層16に第一のフーリエパターンPf(より詳
しくはその強度分布、つまり、パターンP1、P2のパワ
ースペクトル)が書き込まれる。フーリエ変換レンズ2
02と空間光変調器1Bの間にはハーフミラー203が
設けられており、第一のフーリエパターンPfの0次光
成分が空間光変調装置100Aの回折光強度検出器3
(以下、「回折光強度検出器3A」という)に結像され
る。フィードバック制御器4(以下、「フィードバック
制御器4A」という)が、回折光強度検出器3Aで検出
された第一のフーリエパターンPfの0次光成分I’が
略最小となるよう、すなわち、空間光変調器1Aの回折
効率が略最大になるよう、駆動電源2(以下、「駆動電
源2A」という)をフィードバック制御する。
以下、詳細に説明する。合同変換型相関器200では、
空間光変調装置100Aの空間光変調器1(以下、「空
間光変調器1A」という)の光導電層13に、入力側ガ
ラス基板11を介して二つの入力パターンP1・P2を同
時に入射させ、液晶層16内にパターンP1とP2(詳し
くはその強度分布)を書き込む。液晶層16の液晶分子
の長さ方向に偏光した直線偏光状態の読みだし光(コヒ
ーレント光)を、ハーフミラー201を介して、空間光
変調器1Aの読みだし側ガラス基板19に照射する。液
晶層16内でパターンP1・P2に応じた位相変調を受け
出射した読みだし光は、ハーフミラー201を透過した
のちフーリエ変換レンズ202で空間的にフーリエ変換
され、そのフーリエ変換面上にパターンP 1・P2のフー
リエパターン(以下、「第一のフーリエパターン」とい
う)Pfを結像する。フーリエ変換面上には空間光変調
装置100Bの空間光変調器1(以下、「空間光変調器
1B」という)が配置されている。したがって、第一の
フーリエパターンPfが空間光変調器1Bの入力側ガラ
ス基板11を介して光導電層13に結像される。この結
果、液晶層16に第一のフーリエパターンPf(より詳
しくはその強度分布、つまり、パターンP1、P2のパワ
ースペクトル)が書き込まれる。フーリエ変換レンズ2
02と空間光変調器1Bの間にはハーフミラー203が
設けられており、第一のフーリエパターンPfの0次光
成分が空間光変調装置100Aの回折光強度検出器3
(以下、「回折光強度検出器3A」という)に結像され
る。フィードバック制御器4(以下、「フィードバック
制御器4A」という)が、回折光強度検出器3Aで検出
された第一のフーリエパターンPfの0次光成分I’が
略最小となるよう、すなわち、空間光変調器1Aの回折
効率が略最大になるよう、駆動電源2(以下、「駆動電
源2A」という)をフィードバック制御する。
【0035】液晶層16の液晶分子の長さ方向に偏光し
た直線偏光状態の読みだし光(コヒーレント光)を、ハ
ーフミラー204を介して、空間光変調器1Bの読みだ
し側ガラス基板19に照射する。この読みだし光は、液
晶層16内で第一のフーリエパターンPfに応じた位相
変調を受けたのち出射し、ハーフミラー204を透過し
フーリエ変換レンズ205で空間的にフーリエ変換され
て、そのフーリエ変換面上に第一のフーリエパターンP
fのフーリエパターン(以下、第二のフーリエパター
ン」という)Pf’を結像する。ここで、第二のフーリ
エパターンPf’は、パターンP1、P2の強度に対応し
た0次光と、これを中心として点対称上に並んだ+1次
及び−1次光からなる。+1次及び−1次光の結像位置
はパターンP1、P2の相対的位置に対応しており、その
光強度はパターンP1、P2の相関に対応している。フー
リエ変換面上の−1次光が結像される位置には、空間光
変調装置100Bの回折光強度検出器3(以下、「回折
光強度検出器3B」という)が配置されている。フィー
ドバック制御器4(以下、「フィードバック制御器4
B」という)が、回折光強度検出器3Bで検出された第
二のフーリエパターンPf’の−1次光成分Iが略最大
となるよう、すなわち、空間光変調器1Bの回折効率が
略最大になるよう、駆動電源2(以下、「駆動電源2
B」という)をフィードバック制御する。一方、フーリ
エ変換面上の+1次光が結像される位置には、他の回折
光強度検出器206が配置されている。検出器206
は、例えばフォトダイオードからなり、+1次光強度を
検出しパターンP1、P2の相関を示す相関信号を出力す
る。
た直線偏光状態の読みだし光(コヒーレント光)を、ハ
ーフミラー204を介して、空間光変調器1Bの読みだ
し側ガラス基板19に照射する。この読みだし光は、液
晶層16内で第一のフーリエパターンPfに応じた位相
変調を受けたのち出射し、ハーフミラー204を透過し
フーリエ変換レンズ205で空間的にフーリエ変換され
て、そのフーリエ変換面上に第一のフーリエパターンP
fのフーリエパターン(以下、第二のフーリエパター
ン」という)Pf’を結像する。ここで、第二のフーリ
エパターンPf’は、パターンP1、P2の強度に対応し
た0次光と、これを中心として点対称上に並んだ+1次
及び−1次光からなる。+1次及び−1次光の結像位置
はパターンP1、P2の相対的位置に対応しており、その
光強度はパターンP1、P2の相関に対応している。フー
リエ変換面上の−1次光が結像される位置には、空間光
変調装置100Bの回折光強度検出器3(以下、「回折
光強度検出器3B」という)が配置されている。フィー
ドバック制御器4(以下、「フィードバック制御器4
B」という)が、回折光強度検出器3Bで検出された第
二のフーリエパターンPf’の−1次光成分Iが略最大
となるよう、すなわち、空間光変調器1Bの回折効率が
略最大になるよう、駆動電源2(以下、「駆動電源2
B」という)をフィードバック制御する。一方、フーリ
エ変換面上の+1次光が結像される位置には、他の回折
光強度検出器206が配置されている。検出器206
は、例えばフォトダイオードからなり、+1次光強度を
検出しパターンP1、P2の相関を示す相関信号を出力す
る。
【0036】以上の構成を有する合同変換型相関器20
0によれば、採用した二つの空間光変調器1A、1Bの
回折効率を常に略最大に制御しているため、強い相関ピ
ークを得ることができる。したがって、回折光強度検出
器206はS/N比の高い相関信号を得ることができ
る。また、様々なパターンP1、P2に対して、空間光変
調器の回折効率を常に最大にすることができるため、ノ
イズの少ない安定した測定を行うことができる。
0によれば、採用した二つの空間光変調器1A、1Bの
回折効率を常に略最大に制御しているため、強い相関ピ
ークを得ることができる。したがって、回折光強度検出
器206はS/N比の高い相関信号を得ることができ
る。また、様々なパターンP1、P2に対して、空間光変
調器の回折効率を常に最大にすることができるため、ノ
イズの少ない安定した測定を行うことができる。
【0037】なお、上記の合同変換型相関器200の空
間光変調装置100A、Bでは、検出された回折光強度
に基づいて、空間光変調器1A、Bの駆動電圧をフィー
ドバック制御している。しかしながら、図4に点線で示
したように、回折光強度に基づき入力パターンP1、P2
の光強度をフィードバック調整するようにしても良い。
本発明者らは、既述のように作製した空間光変調器1を
利用して合同変換型相関器200を構成し、これに様々
な光強度のパターンP1、P2を照射して、その際に回折
光強度検出器206にて得られる+1次光強度(相関信
号)を検出した。その実験結果を図5に示す。(なお、
図の縦軸は、検出された+1次回折光強度値を、その最
大値を1.0として規格化したものである。)この図よ
り、照射する入力パターンの強度に応じて+1次光強度
(相関信号)の大きさが変化することがわかる。したが
って、入力パターンの光強度をフィードバック調整する
ことも極めて有効であることがわかる。
間光変調装置100A、Bでは、検出された回折光強度
に基づいて、空間光変調器1A、Bの駆動電圧をフィー
ドバック制御している。しかしながら、図4に点線で示
したように、回折光強度に基づき入力パターンP1、P2
の光強度をフィードバック調整するようにしても良い。
本発明者らは、既述のように作製した空間光変調器1を
利用して合同変換型相関器200を構成し、これに様々
な光強度のパターンP1、P2を照射して、その際に回折
光強度検出器206にて得られる+1次光強度(相関信
号)を検出した。その実験結果を図5に示す。(なお、
図の縦軸は、検出された+1次回折光強度値を、その最
大値を1.0として規格化したものである。)この図よ
り、照射する入力パターンの強度に応じて+1次光強度
(相関信号)の大きさが変化することがわかる。したが
って、入力パターンの光強度をフィードバック調整する
ことも極めて有効であることがわかる。
【0038】図6は、本発明の空間光変調装置100
(図1)の他の応用例としてのホログラム再生装置30
0を示したものである。このホログラム再生装置300
は、コンピュータ301内で作成されたCGH(Comput
er Generated Hologram)パターンを再生するための装
置である。CRT302がコンピュータ301に接続さ
れており、CGHパターンを表示する。レンズ303が
このCGHパターンを空間光変調器1の入力側ガラス基
板11を介してその光導電層13上に結像する。その結
果、CGHパターンが液晶層16に書き込まれ、CGH
パターンに対応した位相ホログラムが形成される。液晶
層16の液晶分子の長さ方向に偏光した直線偏光状態の
コヒーレントな読みだし光が、ハーフミラー304で反
射され空間光変調器1の読みだし側ガラス基板19に導
かれている。この読みだし光は、液晶層16内でCGH
パターンに応じた位相変調を受けたのち出射し、ハーフ
ミラー304を透過しフーリエ変換レンズ305で空間
的にフーリエ変換される。この結果、そのフーリエ変換
面上に、CGHパターンのフーリエパターンである0次
光とホログラム再生像が得られる。空間光変調装置10
0の回折光強度検出器3が、0次光が結像する位置に配
置されている。フィードバック制御器4が、検出器3の
検出結果に基づき図3に示す制御を行い、空間光変調器
1の回折効率が略最大となるようにしている。
(図1)の他の応用例としてのホログラム再生装置30
0を示したものである。このホログラム再生装置300
は、コンピュータ301内で作成されたCGH(Comput
er Generated Hologram)パターンを再生するための装
置である。CRT302がコンピュータ301に接続さ
れており、CGHパターンを表示する。レンズ303が
このCGHパターンを空間光変調器1の入力側ガラス基
板11を介してその光導電層13上に結像する。その結
果、CGHパターンが液晶層16に書き込まれ、CGH
パターンに対応した位相ホログラムが形成される。液晶
層16の液晶分子の長さ方向に偏光した直線偏光状態の
コヒーレントな読みだし光が、ハーフミラー304で反
射され空間光変調器1の読みだし側ガラス基板19に導
かれている。この読みだし光は、液晶層16内でCGH
パターンに応じた位相変調を受けたのち出射し、ハーフ
ミラー304を透過しフーリエ変換レンズ305で空間
的にフーリエ変換される。この結果、そのフーリエ変換
面上に、CGHパターンのフーリエパターンである0次
光とホログラム再生像が得られる。空間光変調装置10
0の回折光強度検出器3が、0次光が結像する位置に配
置されている。フィードバック制御器4が、検出器3の
検出結果に基づき図3に示す制御を行い、空間光変調器
1の回折効率が略最大となるようにしている。
【0039】かかる構成のホログラム再生装置300に
よれば、空間光変調器1が常にその回折効率が最大にな
るように制御されているため、効率よくホログラムを再
生することができる。
よれば、空間光変調器1が常にその回折効率が最大にな
るように制御されているため、効率よくホログラムを再
生することができる。
【0040】なお、図6に示すように、空間光変調器1
に書き込まれるCGHパターンの空間周波数は一定と考
えられる。したがって、図12及び図13の実験結果に
そのまま対応した制御を行うことができる。
に書き込まれるCGHパターンの空間周波数は一定と考
えられる。したがって、図12及び図13の実験結果に
そのまま対応した制御を行うことができる。
【0041】また、上記のホログラム再生装置300の
空間光変調装置100では、検出された回折光強度に基
づいて、空間光変調器1の駆動電圧をフィードバック制
御している。しかしながら、図6に点線で示したよう
に、回折光強度に基づきCGHパターンの光強度をフィ
ードバック調整するようにしても良い。
空間光変調装置100では、検出された回折光強度に基
づいて、空間光変調器1の駆動電圧をフィードバック制
御している。しかしながら、図6に点線で示したよう
に、回折光強度に基づきCGHパターンの光強度をフィ
ードバック調整するようにしても良い。
【0042】本発明は、上述した実施例の空間光変調装
置に限定されることなく、本発明の主旨から逸脱するこ
となく、種々の変更が可能となる。なお、本発明の空間
光変調装置には、本発明者らが実験にて作製した空間光
変調器に限らず、平行配向型のネマチック液晶空間光変
調器を一般に適用することができるのは勿論である。
置に限定されることなく、本発明の主旨から逸脱するこ
となく、種々の変更が可能となる。なお、本発明の空間
光変調装置には、本発明者らが実験にて作製した空間光
変調器に限らず、平行配向型のネマチック液晶空間光変
調器を一般に適用することができるのは勿論である。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したことから明かなように、本
発明の空間光変調装置においては、光導電層からなる光
アドレス部とネマチック液晶分子が平行かつ捻れなく並
んだ液晶層からなる光変調部が一対の透明電極の間に積
層されて構成された光アドレス型空間光変調器の該一対
の透明電極の間に、駆動電圧印加手段が駆動電圧を印加
する。光アドレス型空間光変調器の光アドレス部には入
力光が照射され、光変調部には読みだし光が照射され
る。光変調部は照射された読みだし光を入力光に応じて
変調する。光強度検出手段が、変調された読みだし光が
形成する回折光の強度を検出する。制御手段が、光強度
検出手段の出力に応じて、入力光の強度と駆動電圧の少
なくとも一方を制御する。したがって、本発明の空間光
変調装置によれば、様々な入力光に対し、常に高い回折
効率にて読みだし光を変調することができる。
発明の空間光変調装置においては、光導電層からなる光
アドレス部とネマチック液晶分子が平行かつ捻れなく並
んだ液晶層からなる光変調部が一対の透明電極の間に積
層されて構成された光アドレス型空間光変調器の該一対
の透明電極の間に、駆動電圧印加手段が駆動電圧を印加
する。光アドレス型空間光変調器の光アドレス部には入
力光が照射され、光変調部には読みだし光が照射され
る。光変調部は照射された読みだし光を入力光に応じて
変調する。光強度検出手段が、変調された読みだし光が
形成する回折光の強度を検出する。制御手段が、光強度
検出手段の出力に応じて、入力光の強度と駆動電圧の少
なくとも一方を制御する。したがって、本発明の空間光
変調装置によれば、様々な入力光に対し、常に高い回折
効率にて読みだし光を変調することができる。
【図1】図7の位相変調型空間光変調器を利用した本発
明の空間光変調装置を示す光学系統平面図である。
明の空間光変調装置を示す光学系統平面図である。
【図2】図1の空間光変調装置のフィードバック制御器
4が一次回折光強度が略最大となるようにフィードバッ
ク制御する制御動作を示すフローチャートである。
4が一次回折光強度が略最大となるようにフィードバッ
ク制御する制御動作を示すフローチャートである。
【図3】図1の空間光変調装置のフィードバック制御器
4が0次回折光強度が略最小となるようにフィードバッ
ク制御する制御動作を示すフローチャートである。
4が0次回折光強度が略最小となるようにフィードバッ
ク制御する制御動作を示すフローチャートである。
【図4】図1の空間光変調装置を応用した合同変換型相
関器を示す光学系統平面図である。
関器を示す光学系統平面図である。
【図5】本発明者らが作製した図4の合同変換型相関器
におけるパターン光強度と相関信号値との関係を示すグ
ラフである。
におけるパターン光強度と相関信号値との関係を示すグ
ラフである。
【図6】図1の空間光変調装置を応用したホログラム再
生装置を示す光学系統平面図である。
生装置を示す光学系統平面図である。
【図7】本発明の空間光変調装置が採用する、光変調部
として平行配向ネマチック液晶層を有する位相変調型の
空間光変調器の構造を示す模式断面図である。
として平行配向ネマチック液晶層を有する位相変調型の
空間光変調器の構造を示す模式断面図である。
【図8】(A)は平行配向ネマチック液晶層内の液晶の
配向の状態を示す説明図であり、(B)は、ツイストネ
マチック液晶層内の液晶の配向の状態を示す説明図であ
る。
配向の状態を示す説明図であり、(B)は、ツイストネ
マチック液晶層内の液晶の配向の状態を示す説明図であ
る。
【図9】図7の位相変調型空間光変調器の入出力特性、
すなわち、光アドレス部に一定の空間周波数の縞状入力
パターン光を入射した場合における、入力光強度と駆動
印加電圧及び光変調部が読みだし光に対し与える位相変
化量の関係を示すグラフである。
すなわち、光アドレス部に一定の空間周波数の縞状入力
パターン光を入射した場合における、入力光強度と駆動
印加電圧及び光変調部が読みだし光に対し与える位相変
化量の関係を示すグラフである。
【図10】図7の位相変調型空間光変調器の光アドレス
部に一定の空間周波数の縞状入力パターン光を入射した
場合における、光変調部が読みだし光に対し与える位相
変化量と、得られる回折効率との関係を示すグラフであ
る。
部に一定の空間周波数の縞状入力パターン光を入射した
場合における、光変調部が読みだし光に対し与える位相
変化量と、得られる回折効率との関係を示すグラフであ
る。
【図11】本発明者らが作製した図7の位相変調型空間
光変調器の回折効率の空間周波数依存性を示すグラフで
ある。
光変調器の回折効率の空間周波数依存性を示すグラフで
ある。
【図12】本発明者らが作製した図7の位相変調型空間
光変調器の光変調部が読みだし光に与える位相変化量と
回折効率との関係を示すグラフである。
光変調器の光変調部が読みだし光に与える位相変化量と
回折効率との関係を示すグラフである。
【図13】本発明者らが作製した図7の位相変調型空間
光変調器の入出力特性、すなわち、光アドレス部に一定
の空間周波数の縞状入力パターン光を入射した場合にお
ける、入力光強度と駆動印加電圧及び光変調部が読みだ
し光に対し与える位相変化量の関係を示すグラフであ
る。
光変調器の入出力特性、すなわち、光アドレス部に一定
の空間周波数の縞状入力パターン光を入射した場合にお
ける、入力光強度と駆動印加電圧及び光変調部が読みだ
し光に対し与える位相変化量の関係を示すグラフであ
る。
【図14】(A)は、本発明者らが作製した図7の位相
変調型空間光変調器の読みだし光強度に対する回折効率
と+1次回折光強度を示すグラフであり、(B)は、ツ
イストネマチック型空間光変調器の読みだし光強度に対
する回折効率と+1次回折光強度を示すグラフである。
変調型空間光変調器の読みだし光強度に対する回折効率
と+1次回折光強度を示すグラフであり、(B)は、ツ
イストネマチック型空間光変調器の読みだし光強度に対
する回折効率と+1次回折光強度を示すグラフである。
1 空間光変調器 2 駆動電源 3 回折光強度検出器 4 フィードバック制御器 100 空間光変調装置 100A、100B 空間光変調装置 200 合同変換型相関器 202、205 フーリエ変換レンズ 300 ホログラム再生装置 305 フーリエ変換レンズ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【図11】
【図1】
【図2】
【図3】
【図9】
【図4】
【図6】
【図10】
【図12】
【図7】
【図8】
【図13】
【図14】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀 輝成 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松ホ トニクス株式会社内 (72)発明者 小林 祐二 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松ホ トニクス株式会社内 (72)発明者 原 勉 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松ホ トニクス株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 光導電層からなる光アドレス部とネマチ
ック液晶分子が平行かつ捻れなく並んだ液晶層からなる
光変調部が、一対の透明電極の間に積層された光アドレ
ス型空間光変調器と、 該一対の透明電極の間に駆動電圧を印加するための駆動
電圧印加手段と、 該光アドレス部に入力光が照射されている状態において
該光変調部に照射された読みだし光が該光変調部におい
て変調されることにより形成する回折光の強度を検出す
るための光強度検出手段と、 該光強度検出手段の出力に応じて、該空間光変調器の光
アドレス部に照射される入力光の強度と該駆動電圧の少
なくとも一方を制御するための制御手段とを備えたこと
を特徴とする空間光変調装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7907893A JP2670960B2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 空間光変調装置 |
| DE69330735T DE69330735T2 (de) | 1992-07-30 | 1993-07-29 | Optisch adressierter räumlicher Lichtmodulator |
| EP93306014A EP0583114B1 (en) | 1992-07-30 | 1993-07-29 | Optically-addressed type spatial light modulator |
| US08/099,548 US5841489A (en) | 1992-07-30 | 1993-07-30 | Phase-only optically-addressed type spatial light modulator |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7907893A JP2670960B2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 空間光変調装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06265930A true JPH06265930A (ja) | 1994-09-22 |
| JP2670960B2 JP2670960B2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=13679864
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7907893A Expired - Fee Related JP2670960B2 (ja) | 1992-07-30 | 1993-03-12 | 空間光変調装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2670960B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021196553A (ja) * | 2020-06-17 | 2021-12-27 | 浜松ホトニクス株式会社 | 画像出力装置 |
-
1993
- 1993-03-12 JP JP7907893A patent/JP2670960B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021196553A (ja) * | 2020-06-17 | 2021-12-27 | 浜松ホトニクス株式会社 | 画像出力装置 |
| US12124215B2 (en) | 2020-06-17 | 2024-10-22 | Hamamatsu Photonics K.K. | Image output device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2670960B2 (ja) | 1997-10-29 |
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