JPH06266365A - ケーシングライニング - Google Patents

ケーシングライニング

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JPH06266365A
JPH06266365A JP6018365A JP1836594A JPH06266365A JP H06266365 A JPH06266365 A JP H06266365A JP 6018365 A JP6018365 A JP 6018365A JP 1836594 A JP1836594 A JP 1836594A JP H06266365 A JPH06266365 A JP H06266365A
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ヨースト トーマス
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マトゥタート マンフレート
Klaus-Dieter Schmitt
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 繊維(2)から成る、空気伝送音を吸収す
る、自己支持作用を有する層(1)を有するケーシング
ライニングにおいて、必要な面積が等しい場合に吸収面
積の拡大を行うことができ、かつ特に低周波音の音波吸
収の改善を実現することができるようにする。 【構成】 そのために繊維(1)が少なくとも前記層を
外側で取囲む縁(3)の領域でほぼ気泡のない支持フレ
ーム(4)に圧縮されて接着されており、前記層(1)
が少なくとも1個所に鉢形の湾曲部(5)を備え、該湾
曲部(5)が20〜200のRaylの流れ抵抗を有す
る吸収面(6)で制限されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維から成る、空気伝
送音を吸収する、自己支持作用を有する層を有するケー
シングライニングに関する。
【0002】
【従来の技術】このようなケーシングライニングは、ド
イツ国特許出願公開公報第3621658号明細書によ
って公知である。このケーシングライニングはバインダ
媒体で混合された錯雑繊維材料から成り、該材料は、圧
力及び熱を利用することにより格子状に押圧されて、自
己支持作用を有するユニットを形成している。ケーシン
グライニングは枕形の個別部材を有し、該個別部材は、
中心部からその制限部に向って増加している夫々1つの
圧縮部を有している。しかしケーシングライニングの形
状の安定化を行うと、主に高周波音波を吸収する傾向が
生ずる。それは、圧縮後の低い繊維の範囲が比較的小さ
いからである。この欠点を排除するため、公知のケーシ
ングライニングの複数の層を上下に配置することが提案
されている。しかしそのために必要なスペースが比較的
大きくなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、公知
の形式のケーシングライニングを改良して、必要な面積
が等しい場合に吸収面積の拡大を行うことができ、かつ
特に低周波音の音波吸収の改善を実現することができる
ようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、繊維が少な
くとも前記層を外側で取囲む縁の領域でほぼ気泡のない
支持フレームに圧縮されて接着されており、前記層が少
なくとも1個所に鉢形の湾曲部を備え、該湾曲部が20
〜200のRaylの流れ抵抗を有する吸収面で制限さ
れていることによって、上記課題を解決することができ
た。またその他の有利な構成が請求項2以下に述べられ
ている。
【0005】
【発明の効果】本発明の枠内では、繊維が少くとも層を
外側で取り囲む縁部の領域においてほぼ気泡のない支持
フレームに圧縮されて接着されており、かつ層が少くと
も1つの第1位置において鉢形の湾曲部を有しており、
また湾曲部が20Raylから200Raylの流れ抵
抗を有する吸収面によって制限されている。繊維から成
る圧縮されて接着された支持フレームによって、ケーシ
ングライニングの形状の安定化された自己支持性の構造
体が形成されうるようになり、かつ例へばカバーフード
のような、保持体への固定装置がこの構成によって簡素
化せしめられる。支持フレームは、例へば保持体の第2
固定部材に係合可能である第1固定部材を有している。
ケーシングライニングと保持体との間の特に簡単な結合
は、スナップ結合装置によって達成可能である。湾曲部
によって、吸収面積の拡大が必然的に実現され、その際
20Raylと200Raylとの間、有利には50R
aylと150Raylとの間の流れ抵抗によって、騒
音源の周波数スペクトルに対して達成されうるように規
定された吸収率を達成することができる。1Raylは
10Ns/m3に相当する。
【0006】繊維は例へば木綿から成っている。
【0007】支持フレームの内方に配置されている層の
部分領域には、別の繊維がほぼ気泡のない支持フレーム
に圧縮されて接着されている。支持フレームの内方に配
置された支持部材は、機能的な曲線部を備えかつ支持フ
レームを例へばX状に支持している支持ウエブとして形
成されている。更に支持フレームの内方でほぼ気泡のな
い支持部材が使用されている場合には、ケーシングライ
ニングの大部分が比較的少ない圧縮度の繊維から成って
おり、それによって800Hzよりも高い周波数の音波
の吸収が良好に行われるようになっている。
【0008】互いに交差する支持部材がケーシングライ
ニングの形状の剛性を強化している。
【0009】形状剛性の別の強化は、湾曲部が支持フレ
ーム及び又は支持部材に配置されかつそのプロフィール
の長手方向に対して平行に延びていることによって達成
されている。支持フレーム及び又は支持部材がほぼU字
状に形成されていることによって、曲げ強度及び捩り強
度が必然的に高くなっている。
【0010】本発明の有利な構成によれば、層が空気伝
送音とは反対側における少なくとも1個所に少なくとも
部分的に空気非透過性の、シート状の被膜を備え、被膜
を備えた湾曲部が、空気伝送音に向いた側にヘルムホル
ツ共振器を形成するためにそれぞれ1つの通過開口によ
って貫かれている。ケーシングライニングを備えたヘル
ムホルツ共振器の1体状の構成によって、有利には80
0Hzよりも小さな種々の周波数の音波吸収を実現する
ことができる。ヘルムホルツ共振器は、その容積、その
出口開口の直径及びその首部長さを変更することができ
る。これによって、有利には50Raylと150Ra
ylとの間の流れ抵抗を有する湾曲部との結合部におい
て、使用例の夫々の所与条件に適合可能である極めて良
好な音波吸収が、広い周波数領域に亘って実現可能であ
る。ケーシングライニングを簡単に製造するという観点
から、ヘルムホルツ共振器が繊維層と1体状に形成され
ていると極めて有利である。
【0011】可能な限り広域の音波吸収を行わしめるた
め、湾曲部が層の総面積の10〜90%を覆っており、
湾曲部の10〜90%がヘルムホルツ共振器として構成
されている。
【0012】湾曲部は、支持フレーム内及び又は支持部
材内に配置されかつ連続して密に配置されており、その
際連続する湾曲部がその端面領域で互いにオーバラップ
している。この構成によって、支持フレーム及び又は支
持部材の外側に位置する高周波の音波吸収のための圧縮
度の少ない繊維の領域と、湾曲部として形成されたより
高い周波の振動を吸収するための領域とを形成すること
ができる。
【0013】密に連続する湾曲部とその配置とによっ
て、大きな吸収面積が形成される。
【0014】湾曲部はオーバラップ部を形成するために
ほぼV字形に構成された基本輪郭を有している。これに
よって互いに隣接する湾曲部がケーシングライニングの
成形の際互いに係合可能となり、これによって付加的な
補強を実現することができる。ほぼV字形の基本輪郭の
外に、湾曲部はU字形に形成されていても宜い。支持フ
レーム及び又は支持部材は、保持部材の方向に開放され
たU字状の輪郭を有していても宜く、これにより鉢形の
湾曲部と結合して音波吸収のために利用される室を形成
することができる。本発明のケーシングライニングは、
各任意のベースプレートに接着されていても又はベース
プレート上にクリップ止めされていても乃至は螺着され
ていても宜い。保持部材は、例へば自動車のモータフー
ドによって形成されており、その際ケーシングライニン
グは、モータに向い合うモータフードの側に固定されて
いる。
【0015】本発明のケーシングライニングは、例へば
自動車内室のカバーライニングとして使用可能である
が、ケーシングライニングを音波源側でポーラスな開放
孔の材料から成る表面カバーによって被覆することがで
きるという可能性も存在している。特に高周波領域にお
いては、これによって音波吸収の更なる改善を達成する
ことができる。
【0016】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に図示し、次にこ
れを詳細に説明する。
【0017】図1及び図2にはケーシングライニングの
第1実施例が図示されており、該ケーシングライニング
はエンジンフードの内側に固定されている。ケーシング
ライニングは繊維からなる、空気伝送音を吸収する層1
から成っており、その際ケーシングライニングの縁3は
支持フレーム4に圧縮されて接着されている。接着剤と
して例へばフェノール樹脂又は熱可塑性のバインダ媒体
が使用される。ケーシングライニングを支持フレーム4
に対し付加的に補強するため、支持フレーム4の内側に
位置する別の繊維2が、ほぼX状の支持部材7に圧縮さ
れて接着されている。広域に亘り音波吸収を行うための
可能な限り大きな表面になることを考慮して、本実施例
の枠内で、支持フレーム4と支持部材7の両者が多数の
湾曲部5を有するように構成されており、該湾曲部5
は、図1、図2及び図4に基く実施例にあっては少くと
も部分的にヘルムホルツ共振器10として形成されてい
る。このヘルムホルツ共振器10は、空気のための、音
波源の方向に配置された少くとも1つの通過開口12を
有しかつ吸収されるべき空気伝送音の周波数が規定され
ており、また種々の容積及び又は通過開口12の種々の
開口横断面を有している。ヘルムホルツ共振器として形
成されている湾曲部は、空気伝送音の反対側8に空気を
通さないシート状の被覆9が設けられており、該被覆9
はこれを例へば接着することができる。通過開口12の
領域では被覆9も貫通されている。ヘルムホルツ共振器
として形成されていない湾曲部5は、圧縮されて接着さ
れた繊維から成っており、その際その吸収面6は、有利
には50Raylと150Raylとの間の領域に位置
する流れ抵抗を有している。可能な限り広域の音波吸収
を達成するため、湾曲部は例へば種々の壁厚及びそれか
ら合成される種々の流れ抵抗を有している。
【0018】湾曲部5は支持フレーム4の領域でほぼ方
形に形成されて互いに密に接続している。ケーシングラ
イニングの付加的な補強は、図1に基く実施例にあって
は、支持部材7に沿って配置された連続する湾曲部がそ
れらの端面の領域で互いにV字状にオーバラップしてい
ることによって達成されている。
【0019】図2から判るように、空気伝送音に向い合
うケーシングライニングのほぼ全表面が空気伝送音の吸
収のために利用されている。全ケーシングライニング
は、1体状に製造されていて、支持フレーム4及び支持
部材7の領域では湾曲部5の形成のために圧縮されて接
着されている繊維2から成っており、一方接着されてい
ない領域では、繊維から成る、空気伝送音を吸収する層
1から成っている。
【0020】図1に基く第1実施例とは異なる第2実施
例が図3に図示されている。湾曲部5は種々の壁厚を有
し、その際湾曲部5の流れ抵抗は50Raylから15
0Raylまでに達している。湾曲部5の大部分の吸収
面6は、50Hzから10000Hzまでの周波数領域
における空気伝送音の吸収を可能にしている。
【0021】図4には図3の横断面に類似した横断面が
図示されており、その際空気伝送音とは反対側のヘルム
ホルツ共振器10の側8には空気を通さないシート状の
被覆9が配置されており、該被覆9はヘルムホルツ共振
器10の通過開口12の領域で貫通されている。被覆9
はヘルムホルツ共振器10の領域だけを延びているた
め、空気伝送音に向い合う側11で閉ぢている鉢状の湾
曲部5が所望の流れ抵抗を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気伝送音源に向い合う側の第1実施例の平面
図である。
【図2】保持体上に組み立てられた図1に基くケーシン
グライニングの横断面図である。
【図3】第2実施例の横断面図である。
【図4】第3実施例の横断面図であって、湾曲部が部分
的にホルムヘルツ共振器として形成されている
【符号の説明】
1 層 2 繊維 3 縁 4 支持フレーム 5 湾曲部 6 吸収面 7 支持部材 8 側 9 被覆 10 ヘルムホルツ共振器 11 側 12 通過開口 13 エンジンフード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス ヨースト ドイツ連邦共和国 ヴァインハイム ハウ プトシュトラーセ 44 (72)発明者 マンフレート マトゥタート ドイツ連邦共和国 ラーデンブルク シュ リースハイマーシュトラーセ 19 (72)発明者 クラウス−ディーター シュミット ドイツ連邦共和国 ゴルクスハイマーター ル ツム イェーエン ライン 1

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維(2)から成る、空気伝送音を吸収
    する、自己支持作用を有する層(1)を有するケーシン
    グライニングにおいて、繊維(1)が少なくとも前記層
    を外側で取囲む縁(3)の領域でほぼ気泡のない支持フ
    レーム(4)に圧縮されて接着されており、前記層
    (1)が少なくとも1個所に鉢形の湾曲部(5)を備
    え、該湾曲部(5)が20〜200のRaylの流れ抵
    抗を有する吸収面(6)で制限されていることを特徴と
    する、ケーシングライニング。
  2. 【請求項2】 流れ抵抗が50〜150Raylであ
    る、請求項1記載のケーシングライニング。
  3. 【請求項3】 支持フレーム(4)の内側に配置された
    層(1)の部分範囲において、別の繊維(1)がほぼ気
    泡のない支持部材(7)に圧縮されて接着されている、
    請求項1又は2記載のケーシングライニング。
  4. 【請求項4】 互いに交差する支持部材(7)が設けら
    れている、請求項3記載のケーシングライニング。
  5. 【請求項5】 支持フレーム(4)及び又は支持部材
    (7)に湾曲部(5)が配置されかつそのプロフィール
    の長手方向に対して平行に延びている、請求項1か4ま
    でのいずれか1項記載のケーシングライニング。
  6. 【請求項6】 層(1)が空気伝送音とは反対側(8)
    における少なくとも1個所に少なくとも部分的に空気非
    透過性の、シート状の被膜(9)を備え、被膜(9)を
    備えた湾曲部(5)が空気伝送音に向いた側にヘルムホ
    ルツ共振器(10)を形成するためにそれぞれ1つの通
    過開口(12)により貫かれている、請求項1から6ま
    でのいずれか1項記載のケーシングライニング。
  7. 【請求項7】 湾曲部(5)が層(1)の総面積の10
    〜90%を覆っており、湾曲部(5)の10〜90%が
    ヘルムホルツ共振器として構成されている、請求項1か
    ら6までのいずれか1項記載のケーシングライニング。
  8. 【請求項8】 支持フレーム(4)及び又は支持部材
    (7)に配置された湾曲部(5)が密に連続して配置さ
    れており、連続する湾曲部(5)が端面の範囲で互いに
    オーバラップしている、請求項1から7までのいずれか
    1項記載のケーシングライニング。
  9. 【請求項9】 湾曲部(5)がオーバラップを形成する
    ためにほぼV字形に構成された基本輪郭を有している、
    請求項8記載のケーシングライニング。
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