JPH06266595A - データ辞書構成方法 - Google Patents

データ辞書構成方法

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JPH06266595A
JPH06266595A JP5055454A JP5545493A JPH06266595A JP H06266595 A JPH06266595 A JP H06266595A JP 5055454 A JP5055454 A JP 5055454A JP 5545493 A JP5545493 A JP 5545493A JP H06266595 A JPH06266595 A JP H06266595A
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JP
Japan
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dictionary
data
data item
name
program
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JP5055454A
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Tetsuya Ushio
哲也 潮
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大規模なコンピュータシステムの開発や保守
において、データ辞書を用いたデータ分析やプログラミ
ングを合理化する。 【構成】 データ辞書は、サブシステム10、20ごと
に分割し、さらに予備コンパイル前の情報(辞書ソー
ス)と後の情報(辞書ロード)とに分け、各々、辞書ソ
ース格納ファイル111と辞書ロード格納ファイル11
2に保持される。辞書ソースの登録・修正はエディタ1
13を用いて行う。辞書ソースの内容には、自サブシス
テムや他サブシステムの辞書に登録されたデータ項目へ
の参照が含まれている。プログラム114は辞書ソース
を予備コンパイルし、辞書ロードを生成する。この時、
他のサブシステムの辞書への参照があれば、その辞書ロ
ードを参照する。プログラム115は、辞書を使用する
時、辞書ロードのみを参照する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理システムの開
発および保守において、システムで使用するデータ項
目、その属性・意味内容などを保持するためのデータ辞
書の構成方法に関し、特に、システムをいくつかのサブ
システムに分割して別々に開発するような大規模システ
ムの開発および保守に好適なデータ辞書の構成方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】システムで使用するデータ項目を予め分
析し、管理することの重要性は、従来から認識されてい
る。例えば山田進著「情報資源管理概論」(オーム社、
昭和62年)の2.3節においてもその重要性が述べら
れ、同6章においては、データ辞書(データ項目データ
ベース)を構築した具体例が述べられている。
【0003】ところが、上記文献を含め、従来の考え方
は、システムで使用する全データを項目単位に予め一元
的に分析することが前提であり、これらに統一的な名称
を与えることにより、システムで使用するデータ項目を
識別しょうとするものである。つまり、プログラム内で
アクセスする同一意味内容のデータ項目は、システム全
体に亘って同一体系の名称で指定されるべき(以下、
「名称の一意性」という)であると考える。データ項目
に対して本名の他に別名を登録する機能は多くのデータ
辞書でサポートされているが、これは単に取扱上の便利
のためであって、名称の一意性に反するものではない。
このように、従来は、統一的に定義されたデータ項目に
対して属性、意味内容などを辞書に登録し、検索してい
た。
【0004】一方、辞書を使うときには、このようにシ
ステムの全デーテ項目にユニークな名称を与えるため
に、さまざまな工夫を施しており、そのために、名称の
与え方にも規約を設けるのが普通である。この規約の与
え方にはいくつかのやり方があるが、例えば、主要語、
修飾語、分類語の3分類で名称を与えるのが最も一般的
であり、データ辞書にもこの3分類に基づく命名を前提
としているものもある。
【0005】データ項目をどのように並べて一個の集合
体やレコードを構成するかについての情報は、辞書には
持たず、別にcopyライブラリなどで管理される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のデータ辞書で
は、システムで使用する全データを項目単位に予め一元
的に分析し、これらに統一的な名称を与えるため、次の
ような問題が生じる。
【0007】(1)データ分析の困難 大規模システムでは、辞書に登録されるデータ項目は数
万に及び、一人の辞書担当者の管理の限界を超える。ま
た、大規模システムでは、システムをいくつかのサブシ
ステムに分割して別々に発開するのが普通であって、各
サブシステムには、それぞれ固有の目的があり、それぞ
れの業務要件に起因するデータ構造の体系や、ネーミン
グ上の慣習がある。このような状況のもとでシステムで
使用する全データ項目を予め一元的に分析し、これにユ
ニークな名称を与えることには、大きな困難を伴う。
【0008】(2)分散開発への対応の困難 近年、ワークステーションの進歩が目覚ましく、今後
は、システム開発もワークステーションを活用して複数
の開発場所に分散して行われるようになると考えられ
る。ところが、従来のデータ辞書はシステムで使用する
全データを一元的に管理するから、辞書を各開発場所に
分散することが困難である。そのため、辞書を中央のホ
ストコンピュータに一括して持つこととするなら、結局
ホストコンピュータ依存の開発環境となってしまい、分
散開発環境のメリットが減殺されてしまう。
【0009】(3)データ名称の冗長化 システム全体を通してユニークな名称を与えるため、デ
ータ名称が冗長になる。主要語、修飾語、分類語による
名称の規約は、データ名のユニーク化のためには有効で
あるが、データ名称は長くなり、コーディングは繁雑で
見づらくなる。さらに、日本語のデータ名称は多くのコ
ンパイラが許していないから、このような冗長な名称を
日本語の助けを借りずに理解しなければならず、データ
項目の理解も困難になる。
【0010】(4)複数作業領域の確保の制約 プログラミングでは、同一の属性・意味内容を持つデー
タにするために、入力用・出力用・ワーク用などで複数
個の領域を確保することが多い。ところが、従来のデー
タ辞書では、同一意味内容のデータ項目は全て同一の名
称で指定されること(名称の一意性)を前提としている
が、複数の領域を確保しょうとすると、名称が重複して
しまう。そのため、例えば、ワーク用の領域を辞書の管
理対象外とするとか、あるいはワーク用に別項目を辞書
に登録するといったような、好ましくない対処を迫られ
る。
【0011】(5)集合体との対応関係の表現能力欠如 従来の辞書では、各々のデータ項目に注目してそれをシ
ステム全体でユニークにしょうとするため、集合体(C
OBOL言語で言う集合項目)の考え方に乏しい。その
ため、集合体に取り込まれて初めて決まる意味内容は辞
書に登録できない。例えば、SHAIN−SHIMEI
−KANJIというデータ項目の意味内容は、「漢字で
表示した社員の氏名」としか登録できない。これがUR
IAGEレコードの中に取り込まれていれば、実際は
「この売り上げを担当した社員」という意味になるが、
このような意味内容は登録できない。また、データ辞書
には、そのデータ項目に対するチエック条件を登録する
ことも多いが、従来の辞書では、その項目に閉じたチエ
ック条件しか登録できず、集合体に取り込まれて初めて
決まるデータ項目間の関連に関するチエック条件は登録
できない。例えば、納品日付が年月日として妥当(例え
ば月は01から12)であるべきこと、1990年以降
であるべきこと、は登録できるが、それが受注日付より
も後であるべきことは登録できない。また、データ項目
単独でユニークな名称とするため、データ項目の名称の
一部が集合体の名称と重複することが多い。例えば、S
HAIN−SHIMEI−KANJIというデータ項目
が、SHAINレコードの中にあると、集合体修飾を合
わせた全体の名称はSHAIN−SHIMEI−KAN
JIとなり、SHAINという表記が重複する。
【0012】(6)COPYライブラリとの別管理 多くのコンパイラは、テキストの一部を別ライブラリか
らコピーすることを指定できる。COBOL言語のCO
PY機能、PL/I言語の%INCLUDE機能、アセ
ンブラ言語のマクロ機能がこれに当る。この機能も、通
常、データに関する情報をプログラムの外に一元的に持
つために用いられ、その意味で、データ辞書と近い目的
を持つ。ところが、従来のデータ辞書は、各々のデータ
項目に注目しているため、データ項目の並びに関する情
報を持つことができない。そのため、データ項目の中に
閉じた情報はデータ辞書にもち、データの並びに関する
情報は、これとは別にCOPYメンバに持つ、という二
重管理を余儀なくされる。
【0013】本発明の目的は、上記の各課題を解決する
ことにあり、意味内容の把握に支障がない範囲において
名称の一意性の制約を緩和する、すなわち、同一意味内
容のデータ項目であっても、一定の条件のもとで、プロ
グラム内で異なる名称で呼ばれることを許すデータ辞書
構成方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、データ項目の属性について、そ
のデータ項目で直接指定する代わりに、辞書内に登録さ
れた他のデータ項目の属性を参照すべきことを指定でき
るようにしたことである。当該データ辞書が属性以外の
登録内容(意味内容、チエック条件など)もサポートす
る場合は、それについても同様とする。必要な情報を得
るためには、指定された他のデータ項目を追跡する。他
のデータ項目からさらに別のデータ項目が参照されるこ
とも当然あり得るから、そのときは最終的に参照されて
いるデータ項目まで順に追跡を行うことになる。このと
き、属性は、最終的に参照されているデータ項目でのみ
指定するが、意味内容やチエック条件は、追跡の各段階
のデータ項目でそれぞれ指定できるようにする。
【0015】請求項2の発明は、独立して管理される複
数の辞書を設け、他のデータ項目の属性への参照とし
て、他の辞書に登録されたデータ項目の属性への参照を
指定することもできるようにしたことである。大規模シ
ステムでは、システムをいくつかのサブシステムに分割
して別々に開発するのが普通であるから、辞書もサブシ
ステムごとに独立して管理できれで便利である。ここで
いう独立して管理される複数の辞書とは、このような状
況において各サブシステムで管理している辞書を念頭に
置いている。
【0016】請求項3の発明は、他の辞書に登録された
データ項目への参照が指定されているとき、データ項目
の予備コンパイルによって他の辞書から必要な情報を取
り込み、プログラムのコンパイル時には他の辞書への参
照を抑止するようにしたことである。予備コンパイル
は、単に必要な情報を集めるだけのものであっても良い
し、ある程度の構文解析を伴うものであってもよい。
【0017】請求項4の発明は、プログラム内でデータ
項目にアクセスするとき、該当プログラムの手続き部で
は、辞書検索名を直接使う代わりに、これと異なるプロ
グラムアクセス名を使用できるようにしたことである。
これは、辞書の構築とプログラムの作成が別の人によっ
て別の目的意味のもとに行われることを考慮したもので
ある。すなわち、辞書の構築はシステムズエンジニアま
たは上級プログラマによって行われるから、辞書検索名
はシステムまたはサブシステム全体の見地から与えられ
るが、プログラムの作成は一般プログラマによって行わ
れるから、プログラムアクセス名はプログラムの作成容
易性や読譜容易性の見地から与えられる、ということで
ある。プログラムアクセス名と辞書検索名との対応に関
する情報は、プログラムのデータ宣言部で与えられる。
この情報を手続き部でも使うためには、コンパイラにそ
の機能を持たせてもよいし、プレコンパイラを用いても
よい。
【0018】請求項5の発明は、集合体に関する情報も
登録することができるようにしたことである。すなわ
ち、データ辞書に登録されるデータ項目は、単独の項目
でなく、集合体であってもよい。このとき、当該データ
項目に対する登録内容は、COPYメンバと似た機能を
持つことになる。本発明では、当該データ項目を構成す
る構成要素の並びの順序が登録されるとともに、各構成
要素の名称、属性、さらに、意味内容やチエック条件な
どが登録される。ここで登録される名称は、辞書検索名
でなく、プログラムアクセス名である。すなわち、プロ
グラマは、当該集合体の中の特定の構成要素を参照する
には、ここで登録された名称を使う。また、ここで登録
される属性には、属性を直接指定することもできるが、
多くの場合は他のデータ項目への参照が指定される。こ
のとき、指定された他のデータ項目が集合体ならば、集
合体の入れ子を指定したことになる。
【0019】
【作用】本発明により、先の問題がどのように解決され
るかを以下に説明する。
【0020】(1)データ分析 請求項1の発明で、データ項目の属性や意味内容などに
ついて辞書内に登録された他のデータ項目を参照するよ
うにしたことにより、名称の一意性が緩和され、同一意
味内容のデータを異なる名称で参照することができる。
例えば、Aというデータ項目からBというデータ項目が
参照されたとすれば、同一意味内容のデータがAという
名称でもBという名称でも参照され得ることになり、名
称の一意性が緩和されることになる。このようにして
も、それらのデータ項目の相互関係は辞書に保持されて
いるから、属性や意味内容の関係が不明確になることは
ない。また、請求項2の発明により、他のデータ項目へ
の参照としては他の辞書(すなわち、他のサブシステシ
ムで管理している辞書)に登録されたデータ項目を指定
できるから、データ分析は各サブシステムで独自に行
い、そのうえで共用化が必要なデータ項目(通常、全辞
書項目の1〜3割)についてだけ他のサブシステムの辞
書を参照するようにできる。こうすれば、一人の辞書担
当者が管理する範囲を限定でき、また、サブシステム固
有の業務要件に起因するデータ構造の体系やネーミング
上の習慣があればそれを尊重することができる。これに
より、大規模システム固有のデータ分析の困難さが軽減
される。
【0021】(2)分散開発への対応 他の辞書に登録されたデータ項目の属性への参照が指定
されていれば、辞書を使用するとき(例えばプログラム
のコンパイル時)には、本来ならば指定された他の辞書
も必要になる。ところが、請求項3の発明では、データ
項目の予備コンパイルによって他の辞書から必要な情報
を取り込むから、辞書を使用するときには自サブシステ
ムの辞書さえあればよい。自サブシステムのデータ項目
が他のどのサブシステムのどのデータ項目を参照すべき
かは分かっているから、予め該当する他のサブシステム
の辞書担当者に当該データ項目の内容を送るように依頼
し、その内容を使って予備コンパイルを行っておく。自
サブシステムの辞書は、自サブシステムの辞書担当者が
送られた内容を使って予備コンパイルを行うことによ
り、初めて更新される。これにより、各サブシステムの
独立性を高めることができる。
【0022】(3)データ名称の簡潔化 請求項4の発明により、プログラムの手続き部において
辞書検索名を直接使う代わりにこれと異なるプログラム
アクセス名を使うことにより、プログラムは、冗長にな
りがちな辞書検索名から開放される。このようにして
も、プログラムアクセス名と辞書検索名との対応に関す
る情報はプログラムのデータ宣言部に与えられているか
ら、属性や意味内容の関係が不明確になることがない。
これにより、プログラムアクセス名には、自由に簡潔な
名称を与えることができる。また、辞書検索名は、プロ
グラムで直接使われないから、コンパイラによるネーミ
ング上の制約を受けない。そこで、理解を助けるため、
日本語等を使った名称を与えることができる。
【0023】(4)複数作業領域の確保 さらに、プログラムの手続き部において辞書検索名を直
接使う代わりにこれと異なるプログラムアクセス名を使
うことにより、プログラムアクセス名はデータ項目の意
味内容と1対1に対応する必要がなくなる。すなわち、
プログラムのデータ宣言部では、複数のプログラムアク
セス名に対して同一の辞書参照名を対応させても差し支
えない。プログラムアクセス名は、プログラム中で領域
をユニークに指定する役目を持ち、辞書参照名は、その
領域のデータの属性や意味内容を指定する役目を持つ。
こうすれば、属性や意味内容を同じくする複数の領域を
確保しても、名称は重複しない。
【0024】(5)集合体との対応関係の表現能力 請求項5の発明により、集合体に関する情報も辞書に登
録できることにより、集合体の表現が的確に行える。例
えば、先に挙げた例では、図7のように登録する。同図
において、属性が[ ]で囲まれているのは、当該デー
タ項目の属性について他のデータ項目を参照すべきこと
を表す。これにより、「この売り上げを担当した社員」
という意味内容が登録できる。また、データ項目が集合
体の場合、チエック条件は各構成要素に対するだけでな
く当該データ項目全体に対しても指定できるから、納品
日付が受注日付より後であるべきことが登録できる。さ
らに、SHAIN−KANJIデータがSHAINレコ
ードに取り込まれても、プログラムからみた全体の名称
はSHAIN.SHIMEIとなるだけだから、SHA
INという表記の重複も生じない。なお、URIAGE
レコード内に取り込まれたSHAINデータの意味内容
を全て的確に把握するには、「この売り上げを担当した
社員」と、「漢字で表示した社員の氏名」の両方が必要
である。このためには、意味内容などについては、同図
のように、各段階のデータ項目でそれぞれ指定でき、そ
れらを併せて参照できるようにすればよい。
【0025】(6)COPYライブラリとの別管理 さらに、集合体に関する情報も辞書に登録できることに
より、本発明による辞書は、COPYライブラリの機能
を併せ持つ事ができる。これにより、辞書とCOPYラ
イブラリとを一元化できる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面により
詳述する。
【0027】図1は本発明の第1の実施例の構成図で、
本発明をホストコンピュータ管理下のデータ辞書に適用
した実施例を示す構成図である。
【0028】図1において、10,20はサブシステム
であり、辞書の実体は、該サブシステムごとに分割し、
さらに、予備コンパイル前の情報(以後、「辞書ソー
ス」という)と予備コンパイル後の情報(以後、「辞書
ロード」という)と分けて保持する。各サブシステム1
0,20の辞書ソース格納ファイル111および辞書ロ
ード格納ファイル112が、これを示している。本実施
例では該辞書ロード格納ファイル111および辞書ロー
ド格納ファイル112は、いずれも区分データセットと
し、それぞれディレクトリ111a,112aとボディ
111b,112bから成る。辞書検索名には、本名
(例えば「売上伝票」)のほかに漢字8桁以内の略称
(例えば、「URADPY」)を与えることとし、この
略称を区分データセットのメンバ名として使う。検索キ
ー(辞書検索名の本名)は、当該区分データセットのデ
ィレクトリのユーザエリアに保持し、検索に際してはデ
ィレクトリを一旦全部読み込んで、検索キーの順にソー
トしておく。このように、辞書データの検索のために複
雑な構造を持たせる代わりに単純な区分データセットを
用い、構造を単純にすることで、辞書参照のオーバヘッ
ド減を期待できる。なお、通常の区分データセットの代
わりに、区分データセットアクセスと同等の機能を提供
するライブラリ管理システムを用いるものであってもよ
い。
【0029】辞書ソース格納ファイル111の辞書ソー
スは、従来の辞書と違って複数行になる。そこで、本実
施例では、辞書ソースの登録・修正は、専用の登録・修
正プログラムを用意する代わりに、各サブシステム1
0,20毎にフルスクリーンエディタ113の機能を活
用して、容易に行えるようにしている。このことによ
り、辞書ソース内の定義内容がある程度自由な書式とな
るので、当該定義内容を使用するには構文解析を行う必
要が生じるが、これは各サブシステム10,20の予備
コンパイル処理プログラム114が行う。
【0030】予備コンパイル処理プログラム114は、
予備コンパイル時に他のサブシステムの辞書の情報を取
り込むとき、辞書ソース格納ファイル111の辞書ソー
ス(予備コンパイル前の情報)でなく、辞書ロード格納
ファイル112の辞書ロード(予備コンパイル後の情
報)を参照する。また、取り込んだ他の辞書の情報か
ら、さらに別のデータ項目への参照があれば、その情報
も辞書ロードから取り込む。なお、辞書コンパイル処理
プログラム114が他のサブシステムの辞書を取り込む
時、他のサブシステム名を使って(いわゆるdd名とし
て)アクセスする。従って、サブシステム名は、英数字
8桁以内とする。辞書を使用する他のプログラム115
は、辞書ロード格納ファイル112の辞書ロードのみを
参照する。結局、辞書ソース格納ファイル111の辞書
ソースを参照するのは、当該メンバを予備コンパイルす
る時のみとなる。
【0031】図2は、本実施例のデータ辞書のもとで、
辞書ソース格納ファイル111に辞書ソースとして登録
する内容の一例を示す。これは、本発明の特徴である、
辞書内に登録された他のデータ項目への参照、他の辞書
に登録されたデータ項目への参照、および、集合体のデ
ータ項目の登録の各例を含んでいる。
【0032】図2において、例えば営業サブシステムの
辞書には、売上伝票(略称URADPY)、売上明細
(略称URAMSI)、商品数量(略称SHOSU
R)、受注番号(略称JCHNO)、顧客コード(略称
KKYCD)、品名コード(略称HINCD)の6個の
データ項目が登録されており、そのうち、前の3個(図
中の201)は集合体のデータ項目であり、他(図中の
202)は、集合体でないデータ項目である。売上伝票
のデータ項目には、JUCHU−NO,NOUNYUU
−SAKI,JUCHUBI,NOKI,TANTO,
MEISAIの6個の構成要素があり、この順に並んで
いる。これらの構成要素の属性は、当データ項目の中で
は直接指定されず、辞書内に登録された他のデータ項目
を参照するように指定されている。すなわち、「%受注
番号」、「%顧客コード」、「%売上明細」は、自サブ
システムの辞書の、それぞれ「受注番号」、「顧客コー
ド」、「売上明細」というデータ項目を参照すべきこと
を表し、「KYOTSU%日付」、「JINJI%社員
コード」は、それぞれ、共通辞書の「日付」、人事サブ
システム辞書の「社員コード」というデータ項目を参照
すべきことを表している。意味内容は、[ ]に囲んで
指定されており、チエック条件は、CK[ ]に囲んで
指定されている。これらは、各構成要素に対しても与え
られるし、集合体であるデータ項目全体に対しても与え
られる。人事サブシステムの辞書や共通辞書の登録内容
についても同様である。なお、本例において、プログラ
ムアクセス名はローマ字で、辞書検索名は日本語で、そ
れぞれ表現している。
【0033】図3は、辞書ロード格納ファイル112に
おける辞書ロードのレコード形式の一例を示す。本辞書
ロードは、図2の形式の辞書ソースに対して、予備コン
パイル処理プログラムが構文解析を行い、必要に応じて
他の辞書(他のサブシステムの辞書ロード)から情報を
取り込むことにより生成される。辞書ロードは、辞書ソ
ースとは別の区分データセットであり、メンバ名は辞書
ソースのメンバ名と同じである。
【0034】本実施例では、辞書ロードは、図3の形式
の6種類のレコードから成り、各レコードは先頭の識別
子で区別される。図3において、301はヘッダレコー
ド、302は取り込みレコード、303はデータ項目レ
コード、304は構成要素レコード、305はチェック
条件レコード、306はメンバ終了レコードである。こ
れらのレコードは可変長であり、実際にはレコードの先
頭に長さを示すフィールド(いわゆるレコード記述語)
があるが、ここでは省略してある。ヘッダレコード30
1は、辞書ロードの先頭に一個だけ生成され、予備コン
パイル対象となった元の辞書ソースメンバに関する情報
を持つ。取り込みレコード302は、他のサブシステム
の辞書からの情報の取り込みの度に生成され、取り込ん
だメンバに関する情報を持つ。データ項目レコード30
3は、一つのデータ項目(すなわち、辞書ソースの一つ
のメンバ)ごとに生成され、そのデータ項目の属性(直
接指定でも他項目参照でもよい)や意味内容などを持
つ。ただし、当該データ項目が集合体の場合は、属性は
各構成要素に対して与えられるから、属性フィールドに
はダミーとして例えば‘%@’という値をセットする。
構成要素レコード304は、集合体の各構成要素に対し
て生成される。チエック条件レコード305は、集合体
内のデータ項目間の関連に関するチエック条件にそれぞ
れ対応して生成される。メンバ終了レコード306は、
データ項目レコードに対応し、辞書ソースの一つのメン
バの終わりを示す。
【0035】図4は、図2に示した辞書ソース登録例の
うち、「売上伝票」のデータ項目を予備コンパイルした
ときに生成される辞書ロードの内容である。ここで、3
01〜306の意味は、図3で説明した通りである。図
2により、「売上伝票」に6個の構成要素があるのに対
応して、6個の構成要素レコード304が生成される。
さらに、これらの構成要素のうち、“JUCHUB
I”、“NOKI”、“TANTO”については、その
属性に共通辞書および人事サブシステム辞書のデータ項
目への参照が指定されているから、該当する構成要素レ
コード304に続いて、共通辞書(KYOTSU)から
の取り込み内容401、および、人事サブシステム辞書
(JINJI)からの取り込み内容402が、それぞれ
挿入される。この中の“TANTO”については、指定
された他の辞書のデータ項目(人事サブシステム辞書の
「社員コード」)からさらに別の辞書のデータ項目(共
通辞書の「数字コード」)が入れ子で参照されている。
このように、入れ子されたデータ項目が別の(第三の)
辞書に属する場合は、人事サブシステム辞書ロードの
「社員コード」には既に共通辞書の「数字コード」が取
り込まれているから、これをそのまま「売上伝票」の辞
書ロードにも取り込む。入れ子されたデータ項目が人事
サブシステム辞書に属する場合は、人事サブシステム辞
書内でその入れ子されたデータ項目を追跡し、それを併
せて「売上伝票」の辞書ロードに取り込む。入れ子され
たデータ項目が自辞書、つまり営業サブシステム辞書に
属する場合は、当該入れ子データ項目の情報は「売上伝
票」の辞書ロードには不要であるから、エラーチエック
の後、削除する。
【0036】図5は、プログラムの手続き部において辞
書検索名と異なるプログラムアクセス名を用いるのため
に、当該プログラムのデータ宣言部に対して行う、プレ
コンパイルの例であって、図2に示した辞書ソース登録
例のうち、「売上伝票」のデータ項目をプログラムで用
いた場合の例である。ここで、「プレコンパイル」と
は、コンパイルに先立ってプログラムに辞書の情報を取
り込むためのプログラムの事前変換操作を指し、辞書内
の操作である「予備コンパイル」とは異なる。本例にお
いて、プレコンパイル前のプログラムのデータ宣言部で
は、「URIAGE1」というプログラムアクセス名を
「売上伝票」という辞書検索名に対応させている。プレ
コンパイルにより、辞書の情報が取り込まれ、構造体と
して展開される。追跡の各段階のデータ項目で指定され
た意味内容やチエック条件は、コメントとして表示され
ている。なお、本例は、PL/I言語の場合の例であ
る。
【0037】第1の実施例は、区分データセット、フル
スクリーンエディタなど、既存のツールを活用している
ため、データ辞書が比較的単純に構築できる。また、予
備コンパイル時の取り込み対象を他の辞書の辞書ソース
でなく、辞書ロードとしているため、次の効果がある。 (1)予備コンパイル時の構文解析の対象は一メンバの
みなので、予備コンパイルの効率が良い。また、予備コ
ンパイルに際して用意すべき他のサブシステムの辞書と
しては、対象メンバが直接参照している辞書だけあれば
よく、入れ子によりさらに別の辞書への参照があっても
それは用意しなくてよい。 (2)辞書ソースを参照するのは、当該メンバを予備コ
ンパイルする時のみとなる。予備コンパイルはそのサブ
システムの辞書担当者が行うから、辞書の修正中に誤っ
てその内容が参照されてしまうことを妨げる。
【0038】図6は本発明の第2の実施例で、本発明を
ワークステーションを中心とした分散開発環境に適用し
た実施例を示す構成図である。
【0039】本実施例を適用する環境は分散開発環境で
あり、サブシステムごとに別の開発場所で開発を行う。
各開発場所にはローカルエリアネットワーク601が設
けられ、これらは、広域ネットワーク602で結ばれ
る。各開発場所のローカルエリアネットワーク601に
は、辞書担当者用のワークステーション603と、プロ
グラム担当者用のワークステーション604とが設けら
れる。そして、辞書担当者の管理下に、サブシステムご
とに辞書ソース格納ファイル111、辞書ロード格納フ
ァイル112、および、転送情報格納ファイル605を
置く。辞書ソース格納ファイル111および辞書ロード
格納ファイル112の登録内容は第1の実施例と同様で
ある。転送情報格納ファイル605には、他のサブシス
テムから転送された情報(辞書ロード)が一時格納され
る。予備コンパイル処理プログラムは辞書担当者用のワ
ークステーション603上に用意される。
【0040】自サブシステムの辞書へのデータ項目の登
録は、610に示すように、辞書担当者が辞書ソース格
納ファイル111に対して行う。他のサブシステムの辞
書のデータ項目への参照を行うときは、該当する他のサ
ブシステムの辞書担当者に当該データ項目の内容を送る
ように依頼し、これを受けて該当サブシステムの辞書担
当者が、611に示すように、必要な辞書ロードを転送
し、これが転送情報格納ファイル605に格納される。
予備コンパイルは、612に示すように、自システムの
辞書ソース格納ファイル111および他のサブシステム
からの転送情報格納ファイル605の両者を用いて行
う。プログラム担当者は、620に示すように、辞書ロ
ード格納ファイル112を用いて、辞書を使用する。
【0041】本実施例によれば、分散開発環境におい
て、辞書を中央のホストコンピュータに一括して持たな
くても、各開発場所ごとの辞書だけで整合性のとれたシ
ステム開発が行える。
【0042】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、名称の一意性
が緩和され、同一意味内容のデータを異なる名称で参照
することができる。
【0043】請求項2の発明によれば、データ分析をサ
ブシステム単位に行うことができ、大規模システム固有
のデータ分析の困難さが軽減される。
【0044】請求項3の発明によれば、各サブシステム
の独立性を高めることができ、分散開発への対応が容易
になる。
【0045】請求項4の発明によれば、プログラムアク
セス名には自由に簡単な名称を与えることができ、辞書
検索名には日本語等を使った名称を与えることができ、
これによってデータ名称がわかりやすいものになる。さ
らに、属性や意味内容を同じくする複数の領域を確保し
ても名称の重複を避けられる。
【0046】請求項5の発明によれば、集合体の表現を
的確に行うことができ、集合体に取り込まれて初めて決
まる意味内容や、データ項目間の関連に関するチエック
条件を登録できる。また、データ項目の名称と集合体名
称との表記の重複も生じない。さらには、データ辞書が
COPYライブラリの機能も併せ持つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をホストコンピュータ管理下のデータ辞
書に適用した第1の実施例(実施例1)を示す構成図で
ある。
【図2】辞書ソースに登録する内容例を示す図である。
【図3】辞書ロードのレコード形式を示すレイアウト図
である。
【図4】辞書ロードの内容例を示す図である。
【図5】プレコンパイルの一例を示すコーディングイメ
ージ図である。
【図6】本発明をワークステーションを中心とした分散
開発環境に適用した第2の実施例を示す構成図である。
【図7】データ項目と集合体との対応関係の表現例を示
す図である。
【符号の説明】
10、20 サブシステム 111 辞書ソース格納ファイル 112 辞書ロード格納ファイル 113 フルスクリーンエディタ 114 予備コンパイル処理プログラム 115 辞書を使用するプログラム 601 ローカルエリアネットワーク 602 広域ネットワーク 603 辞書担当者のワークステーション 604 プログラム担当者のワークステーション 605 転送情報格納ファイル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理システムにおいて、プログラム
    でアクセスするデータ項目に対して少なくともその属性
    を登録し、検索に用いるデータ辞書の構成方法であっ
    て、 データ項目の登録に際し、当該データ項目の属性につい
    ては辞書内に登録された他のデータ項目の属性を参照す
    べきことを指定し、当該指定がなされている時は、当該
    データ項目の検索に際して、指定された他のデータ項目
    を追跡して必要な属性を検索することを特徴とするデー
    タ辞書構成方法。
  2. 【請求項2】 独立して管理される複数の辞書を持ち、
    辞書内に登録された他のデータ項目の属性への参照とし
    て、互いに他の辞書に登録されたデータ項目の属性への
    参照を指定することを特徴とする請求項1記載のデータ
    辞書構成方法。
  3. 【請求項3】 辞書にデータ項目を登録した後、当該デ
    ータ項目の情報を予備コンパイラルし、その時に他の辞
    書に登録されたデータ項目への参照があれば当該情報を
    当該他の辞書から取り込むことを特徴とする請求項2記
    載のデータ辞書構成方法。
  4. 【請求項4】 プログラムでデータ項目にアクセスする
    とき、当該プログラムのデータ宣言部において、当該プ
    ログラム内で当該データ項目にアクセスする時に用いる
    名称(以下、プログラムアクセス名という)と辞書検索
    のキーとして辞書に登録された名称(以下、辞書検索名
    という)とを併せて指定し、当該プログラムの手続き部
    において、辞書検索名と異なるプログラムアクセス名を
    用いて当該データ項目にアクセス可能とすることを特徴
    とする請求項1、2もしくは3記載のデータ辞書構成方
    法。
  5. 【請求項5】 あるデータ項目が、複数の他のデータ項
    目(以下、構成要素という)を並べた集合体であると
    き、当該データ項目に対して、その並びの順序、ならび
    に、当該データ項目を構成する各構成要素のプログラム
    アクセス名および属性を登録することを特徴とする請求
    項4記載のデータ辞書構成方法。
JP5055454A 1993-03-16 1993-03-16 データ辞書構成方法 Pending JPH06266595A (ja)

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JP5055454A JPH06266595A (ja) 1993-03-16 1993-03-16 データ辞書構成方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8217323B2 (en) 2004-04-07 2012-07-10 Panasonic Corporation High-frequency heating device
CN111951488A (zh) * 2020-08-17 2020-11-17 深圳市丰巢网络技术有限公司 智能柜的结构配置方法、装置、计算机设备及存储介质

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US8217323B2 (en) 2004-04-07 2012-07-10 Panasonic Corporation High-frequency heating device
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