JPH0626679B2 - 湿式ミルの運転制御方法 - Google Patents
湿式ミルの運転制御方法Info
- Publication number
- JPH0626679B2 JPH0626679B2 JP802085A JP802085A JPH0626679B2 JP H0626679 B2 JPH0626679 B2 JP H0626679B2 JP 802085 A JP802085 A JP 802085A JP 802085 A JP802085 A JP 802085A JP H0626679 B2 JPH0626679 B2 JP H0626679B2
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- JP
- Japan
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- coal
- wet mill
- slurry
- amount
- water
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、石炭・水スラリを製造する湿式ミルの運転制
御方法に係り、特にその起動時の運転に好適な湿式ミル
の運転制御方法に関する。
御方法に係り、特にその起動時の運転に好適な湿式ミル
の運転制御方法に関する。
ボイラ等の燃焼装置で使用する燃料には、重油やLNG
等の液体燃料および石炭等の固体燃料がある。近年、石
炭を界面活性剤等の添加剤と水で懸濁してスラリ化した
石炭・水スラリが、輸送や貯蔵のハンドリングが容易と
なるために、ボイラ燃料として注目されている。
等の液体燃料および石炭等の固体燃料がある。近年、石
炭を界面活性剤等の添加剤と水で懸濁してスラリ化した
石炭・水スラリが、輸送や貯蔵のハンドリングが容易と
なるために、ボイラ燃料として注目されている。
この石炭・水スラリ(以後、CWMと称する)をボイラ
のバーナに供給して直接燃焼する場合、石炭濃度は約6
0%(重量%)以上の高濃度とされ、又、その粒度は2
00メツシユ通過量が約70〜80%に調整される。さら
に、この場合、CWMはポンプ輸送が可能なように安定
な低粘度液でなければならない。このように、スラリ濃
度が高く、低粘度で、かつ、安定なCWMを製造するた
めには、幅広い粒度分布の誤差により粒子の充填密度を
増して高濃度化を計り、又、分散剤の添加により粒子表
面に水膜を形成して帯電させ粒子同志を分散させて低粘
度化する必要がある。そして、このようなCWMの製造
には、通常、連続湿式ボールミルが使用される。
のバーナに供給して直接燃焼する場合、石炭濃度は約6
0%(重量%)以上の高濃度とされ、又、その粒度は2
00メツシユ通過量が約70〜80%に調整される。さら
に、この場合、CWMはポンプ輸送が可能なように安定
な低粘度液でなければならない。このように、スラリ濃
度が高く、低粘度で、かつ、安定なCWMを製造するた
めには、幅広い粒度分布の誤差により粒子の充填密度を
増して高濃度化を計り、又、分散剤の添加により粒子表
面に水膜を形成して帯電させ粒子同志を分散させて低粘
度化する必要がある。そして、このようなCWMの製造
には、通常、連続湿式ボールミルが使用される。
第4図は連続湿式ボールミルを用いたCWM製造設備の
系統図である。図で、Aは石炭、Bは水、Cは添加剤液
を示す。1は石炭Aを貯溜するバンカ、2はバンカ1か
らの石炭を給送する給炭機、3は湿式ミルである。4は
水Bを貯溜するタンク、Sは添加剤液Cを貯溜するタン
ク、6はタンク4の水を湿式ミル3内に供給するポン
プ、7はタンク5の添加剤液Cを湿式ミル3内に供給す
るポンプである。8は湿式ミル3で製造されたスラリを
受けるスラリ調整槽、9はスラリ調整槽8のスラリを送
出するポンプ、10はポンプ9から供給されたスラリ中
の粗粒を分離する粗粒分離機である。11は粗粒分離機
10におけるスクリーン、12はスクリーン11を通過
したスラリDをCWMとして排出する排出口、13はス
クリーン11を通過しない粗粒を排出する排出口、14
は排出口13から排出された粗粒を湿式ミル3内に戻す粗
粒スラリ回収管である。粗粒スラリ回収管14を経て回
収された粗粒は湿式ミル3内で再粉砕される。
系統図である。図で、Aは石炭、Bは水、Cは添加剤液
を示す。1は石炭Aを貯溜するバンカ、2はバンカ1か
らの石炭を給送する給炭機、3は湿式ミルである。4は
水Bを貯溜するタンク、Sは添加剤液Cを貯溜するタン
ク、6はタンク4の水を湿式ミル3内に供給するポン
プ、7はタンク5の添加剤液Cを湿式ミル3内に供給す
るポンプである。8は湿式ミル3で製造されたスラリを
受けるスラリ調整槽、9はスラリ調整槽8のスラリを送
出するポンプ、10はポンプ9から供給されたスラリ中
の粗粒を分離する粗粒分離機である。11は粗粒分離機
10におけるスクリーン、12はスクリーン11を通過
したスラリDをCWMとして排出する排出口、13はス
クリーン11を通過しない粗粒を排出する排出口、14
は排出口13から排出された粗粒を湿式ミル3内に戻す粗
粒スラリ回収管である。粗粒スラリ回収管14を経て回
収された粗粒は湿式ミル3内で再粉砕される。
上記の設備により、CWMが連続的に製造されるが、前
述のように所定の粒度を有し、高濃度かつ低粘度で安定
なCWMを製造するためには、湿式ミル3内を適切なス
ラリ濃度に維持するとともに、石炭粒子の湿式ミル3内
における滞留時間を適切に粉砕する必要がある。しかし
ながら、従来湿式ミル3の起動時には低濃度かつ低粘度
のスラリ(廃スラリ)が多量に製造される方法が採用さ
れており、この廃スラリの量は湿式ミル3内のボール空
間率の2〜3倍の容積に相当する量となる。これを図に
より説明する。
述のように所定の粒度を有し、高濃度かつ低粘度で安定
なCWMを製造するためには、湿式ミル3内を適切なス
ラリ濃度に維持するとともに、石炭粒子の湿式ミル3内
における滞留時間を適切に粉砕する必要がある。しかし
ながら、従来湿式ミル3の起動時には低濃度かつ低粘度
のスラリ(廃スラリ)が多量に製造される方法が採用さ
れており、この廃スラリの量は湿式ミル3内のボール空
間率の2〜3倍の容積に相当する量となる。これを図に
より説明する。
第5図(a),(b)は従来の起動方法を用いた場合の各値の
特性図である。第5図(a)は湿式ミル3に供給する石炭
および水の量を示し、横軸に時間、縦軸に各量がとつて
ある。又、第5図(b)は湿式ミル3で製造されるスラリ
の流量、粘度、石炭濃度および石炭粒子の200メツシ
ユ通過量を示し、横軸に第5図(a)と同じスケールで時
間がとつてあり、縦軸に各値がとつてある。この場合の
起動方法は、予め湿式ミル3内に水および添加剤を充填
し、湿式ミル3の起動開始とともに所定量の石炭、水、
および添加剤を供給してゆく方法である。この方法によ
れば、起動時既に湿式ミル3内に水が充満されているた
め、石炭を供給しても製造されるスラリが所定の石炭濃
度に達するまでには、第5図(b)から判るように約8時
間を要する。そして、この8時間の時間経過の間、湿式
ミル3からは第5図(b)に示すように、石炭濃度が極め
て低い低濃度スラリが排出され、このスラリは即座に水
と石炭に分離され、石炭粒子は沈降する。このため、廃
スラリの取扱いが困難となるばかりでなく、スラリ製造
にも支承を来たすことは避けられない。
特性図である。第5図(a)は湿式ミル3に供給する石炭
および水の量を示し、横軸に時間、縦軸に各量がとつて
ある。又、第5図(b)は湿式ミル3で製造されるスラリ
の流量、粘度、石炭濃度および石炭粒子の200メツシ
ユ通過量を示し、横軸に第5図(a)と同じスケールで時
間がとつてあり、縦軸に各値がとつてある。この場合の
起動方法は、予め湿式ミル3内に水および添加剤を充填
し、湿式ミル3の起動開始とともに所定量の石炭、水、
および添加剤を供給してゆく方法である。この方法によ
れば、起動時既に湿式ミル3内に水が充満されているた
め、石炭を供給しても製造されるスラリが所定の石炭濃
度に達するまでには、第5図(b)から判るように約8時
間を要する。そして、この8時間の時間経過の間、湿式
ミル3からは第5図(b)に示すように、石炭濃度が極め
て低い低濃度スラリが排出され、このスラリは即座に水
と石炭に分離され、石炭粒子は沈降する。このため、廃
スラリの取扱いが困難となるばかりでなく、スラリ製造
にも支承を来たすことは避けられない。
このような不良スラリ(廃スラリ)を低減する起動方法
が別途提案されている。第6図(a)、(b)はこの起動方法
を用いた場合の各値の特性図であり、第5図(a)、(b)と
同様の手法で示されている。この場合の起動方法は、起
動時、湿式ミル3内を予め空にした状態(ボールのみ充
填された状態)で石炭および水を所定量供給してゆく方
法である。この方法によれば、第6図(b)に示すよう
に、起動して約2.5時間後に湿式ミル3からスラリが
排出されはじめ、約4時間後に所定のスラリ流量の95
%に達する。この場合、石炭濃度はスラリ流出時に図示
のように所定濃度(約66%)に達しているが、石炭粒
度(200メツシユ通過量)は82%と高い。これは、
石炭粒子の湿式ミル3内における滞溜時間が起動時に増
加するためである。即ち、高濃度石炭・水スラリにおけ
る石炭粒子の湿式ミル3内における平均滞溜時間は定常
時で約1.5〜2.0時間(石炭の性質による異なる)で
あるが、上記方法においては、起動前に湿式ミル3内が
空の状態のため、これをスラリで充満するのに約1.5〜
2.0時間必要とする。かくして、起動当初に湿式ミル
3内に供給した石炭粒子の滞溜時間は定常状態のほぼ2
倍となり、この結果、石炭は過粉砕されて石炭粒度が高
くなり、スラリ粘度も上昇するものと考えられる。
が別途提案されている。第6図(a)、(b)はこの起動方法
を用いた場合の各値の特性図であり、第5図(a)、(b)と
同様の手法で示されている。この場合の起動方法は、起
動時、湿式ミル3内を予め空にした状態(ボールのみ充
填された状態)で石炭および水を所定量供給してゆく方
法である。この方法によれば、第6図(b)に示すよう
に、起動して約2.5時間後に湿式ミル3からスラリが
排出されはじめ、約4時間後に所定のスラリ流量の95
%に達する。この場合、石炭濃度はスラリ流出時に図示
のように所定濃度(約66%)に達しているが、石炭粒
度(200メツシユ通過量)は82%と高い。これは、
石炭粒子の湿式ミル3内における滞溜時間が起動時に増
加するためである。即ち、高濃度石炭・水スラリにおけ
る石炭粒子の湿式ミル3内における平均滞溜時間は定常
時で約1.5〜2.0時間(石炭の性質による異なる)で
あるが、上記方法においては、起動前に湿式ミル3内が
空の状態のため、これをスラリで充満するのに約1.5〜
2.0時間必要とする。かくして、起動当初に湿式ミル
3内に供給した石炭粒子の滞溜時間は定常状態のほぼ2
倍となり、この結果、石炭は過粉砕されて石炭粒度が高
くなり、スラリ粘度も上昇するものと考えられる。
結局、上記従来のいずれの方法によつても、所定の粒
度、粘度から外れたスラリ(廃スラリ)が多量に発生す
ることは避けられず、又、起動後定常状態に達するまで
4〜8時間という長時間を必要とする欠点をも有する。
度、粘度から外れたスラリ(廃スラリ)が多量に発生す
ることは避けられず、又、起動後定常状態に達するまで
4〜8時間という長時間を必要とする欠点をも有する。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決し、湿式
ミル起動時における廃スラリの生成を防止することがで
き、かつ、短時間で定常状態に到達することができる湿
式ミルの運転制御方法を提供するにある。
ミル起動時における廃スラリの生成を防止することがで
き、かつ、短時間で定常状態に到達することができる湿
式ミルの運転制御方法を提供するにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、湿式ミルの起動
時に石炭の供給量を定常運転状態における石炭の設定供
給量の2倍乃至3倍とし、湿式ミル内における石炭粒子
の平均滞溜時間後に所定の石炭供給量に達するように徐
々に石炭供給量を低減してゆくことを特徴とする。
時に石炭の供給量を定常運転状態における石炭の設定供
給量の2倍乃至3倍とし、湿式ミル内における石炭粒子
の平均滞溜時間後に所定の石炭供給量に達するように徐
々に石炭供給量を低減してゆくことを特徴とする。
以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図(a)は本発明の実施例に係る運転制御方法におけ
る石炭および水の供給を示す特性図、第1図(b)は第1
図(a)に示す供給方法を実施した場合の各値の特性図で
ある。第1図(a)、(b)とも横軸に同一スケールで時間が
とつてあり、縦軸に各値がとつてある。前述のように、
従来の方法では、湿式ミル3の起動時に、湿式ミル3内
に予め水を充満しておき、これに所定量の石炭、水を供
給する方法、又は、予め湿式ミル3内を空にしておき、
これに所定量の石炭、水を供給する方法がとられていた
が、本実施例の方法においては、第1図(a)に示すよう
に、湿式ミル3の起動時石炭および水の量を所定量の約
3倍供給している。即ち、所定のスラリ粘度(約1000c
P)、所定の粒度(200メツシユ通過量72%)を得
るためには石炭供給量(所定量)を約33kg/hにする
必要があるが、本実施例では湿式ミル3の起動時にその
約3倍の石炭量を供給するものである。そして、湿式ミ
ル3内の石炭濃度を一定にするため、水量も所定の水量
の約3倍供給している。本実施例では、その後第1図
(a)に示すように、石炭量および水量を徐々に低減して
ゆき、起動後約1時間30分後に石炭供給量および水量
が所定量となるように設定するものである。このような
方法を採用することにより、第1図(b)に示すように、
湿式ミル3からは起動後約1時間30分でスラリが流出
しはじめ、しかもそのスラリは、スラリ粘度、石炭濃
度、200メツシユ通過量とも所定の値を満足するもの
である。即ち、スラリ粘度は約1000cP、石炭濃度
約65%、粒度200メツシユ通過量71%のスラリが
得られ、これらの値はスラリ流出後常に安定している。
そして、このようなスラリのスラリ流量は起動後約2時
間で定常状態に達する。これは、本実施例の方法が湿式
ミル3内の石炭粒子の滞溜時間を平均化して過粉砕の状
態の発生を防止できるためであり、湿式ミル3から流出
したスラリは全て所定の品質を満足するものであり、廃
スラリの生成はない。又、従来方法では定常状態に達す
るのに起動後約4時間以上を要したのに対して、本実施
例の方法では起動後約2時間で定常状態に達し、所要時
間が大幅に短縮される。
る石炭および水の供給を示す特性図、第1図(b)は第1
図(a)に示す供給方法を実施した場合の各値の特性図で
ある。第1図(a)、(b)とも横軸に同一スケールで時間が
とつてあり、縦軸に各値がとつてある。前述のように、
従来の方法では、湿式ミル3の起動時に、湿式ミル3内
に予め水を充満しておき、これに所定量の石炭、水を供
給する方法、又は、予め湿式ミル3内を空にしておき、
これに所定量の石炭、水を供給する方法がとられていた
が、本実施例の方法においては、第1図(a)に示すよう
に、湿式ミル3の起動時石炭および水の量を所定量の約
3倍供給している。即ち、所定のスラリ粘度(約1000c
P)、所定の粒度(200メツシユ通過量72%)を得
るためには石炭供給量(所定量)を約33kg/hにする
必要があるが、本実施例では湿式ミル3の起動時にその
約3倍の石炭量を供給するものである。そして、湿式ミ
ル3内の石炭濃度を一定にするため、水量も所定の水量
の約3倍供給している。本実施例では、その後第1図
(a)に示すように、石炭量および水量を徐々に低減して
ゆき、起動後約1時間30分後に石炭供給量および水量
が所定量となるように設定するものである。このような
方法を採用することにより、第1図(b)に示すように、
湿式ミル3からは起動後約1時間30分でスラリが流出
しはじめ、しかもそのスラリは、スラリ粘度、石炭濃
度、200メツシユ通過量とも所定の値を満足するもの
である。即ち、スラリ粘度は約1000cP、石炭濃度
約65%、粒度200メツシユ通過量71%のスラリが
得られ、これらの値はスラリ流出後常に安定している。
そして、このようなスラリのスラリ流量は起動後約2時
間で定常状態に達する。これは、本実施例の方法が湿式
ミル3内の石炭粒子の滞溜時間を平均化して過粉砕の状
態の発生を防止できるためであり、湿式ミル3から流出
したスラリは全て所定の品質を満足するものであり、廃
スラリの生成はない。又、従来方法では定常状態に達す
るのに起動後約4時間以上を要したのに対して、本実施
例の方法では起動後約2時間で定常状態に達し、所要時
間が大幅に短縮される。
第2図に本実施例をモデル化したグラフを示す。図で、
横軸には時間が、又、縦軸には石炭供給量がとつてあ
る。θは平均滞溜時間、F1は所定の石炭供給量を示
す。上記実施例の場合、時間0の起動時における石炭供
給量は3F1であるが、この図においては当該石炭供給
量が必ずしも値3F1に限ることはなく、値2F1と値3
F1との間にあればよいことが示されている。起動時、
値2F1〜3F1の範囲内で選定された石炭供給量は、平
均滞溜時間θで所定の石炭供給量F1となるように徐々
に低減され、以後所定の石炭供給量が供給され続ける。
前記石炭供給量の低減を示す線は図のハツチングで示さ
れる範囲内にある。
横軸には時間が、又、縦軸には石炭供給量がとつてあ
る。θは平均滞溜時間、F1は所定の石炭供給量を示
す。上記実施例の場合、時間0の起動時における石炭供
給量は3F1であるが、この図においては当該石炭供給
量が必ずしも値3F1に限ることはなく、値2F1と値3
F1との間にあればよいことが示されている。起動時、
値2F1〜3F1の範囲内で選定された石炭供給量は、平
均滞溜時間θで所定の石炭供給量F1となるように徐々
に低減され、以後所定の石炭供給量が供給され続ける。
前記石炭供給量の低減を示す線は図のハツチングで示さ
れる範囲内にある。
ここで、湿式ミル3内の平均滞留時間の算出根拠につい
て説明する。今、各値を次のように表わす。
て説明する。今、各値を次のように表わす。
V:湿式ミル内の容積 J:ボール充填率 ρs:スラリ密度 :石炭濃度 W:石炭量 このとき、石炭量Wは次式のようになる。
W=0.4×(1.5〜2.0)ρs・・V・J ただし、0.4はボールの空間率を示し、又、1.5〜
2.0は運転状態下でのスラリのホールドアツプ量を示
す値であり実験結果より算出された値である。そして、
石炭供給量をFとすると、湿式ミル内の石炭粒子の平均
滞溜時間θは θ=W/F で表わすことができる。
2.0は運転状態下でのスラリのホールドアツプ量を示
す値であり実験結果より算出された値である。そして、
石炭供給量をFとすると、湿式ミル内の石炭粒子の平均
滞溜時間θは θ=W/F で表わすことができる。
第3図(a)は本発明の他の実施例に係る運転制御方法に
おける石炭および水の供給を示す特性図、第3図(b)は
第3図(a)に示す供給方法を実施した場合の各値の特性
図である。本実施例の方法がさきの実施例の方法と異な
るのは、さきの実施例の方法が、起動後に石炭供給量お
よび水量を直線的に低減してゆくのに対して、本実施例
の方法は、これらを段階的に低減してゆく点で異なり、
他の点は同じである。そして、第3図(b)を第1図(b)と
比較すれば明らかなように、この場合、湿式ミル3から
流出するスラリの特性、流出開始時間および定常状態到
達時間はさきの実施例の場合と同じである。したがつ
て、本実施例の効果も、さきの実施例の効果と同じであ
る。
おける石炭および水の供給を示す特性図、第3図(b)は
第3図(a)に示す供給方法を実施した場合の各値の特性
図である。本実施例の方法がさきの実施例の方法と異な
るのは、さきの実施例の方法が、起動後に石炭供給量お
よび水量を直線的に低減してゆくのに対して、本実施例
の方法は、これらを段階的に低減してゆく点で異なり、
他の点は同じである。そして、第3図(b)を第1図(b)と
比較すれば明らかなように、この場合、湿式ミル3から
流出するスラリの特性、流出開始時間および定常状態到
達時間はさきの実施例の場合と同じである。したがつ
て、本実施例の効果も、さきの実施例の効果と同じであ
る。
なお、上記各実施例においては、起動時の石炭供給量を
定常時の石炭供給量の約3倍とする例を示したが、これ
は第2図の説明でも述べたように、3倍とは限らず、約
2倍乃至約3倍に選定することができる。
定常時の石炭供給量の約3倍とする例を示したが、これ
は第2図の説明でも述べたように、3倍とは限らず、約
2倍乃至約3倍に選定することができる。
以上述べたように、本発明では、湿式ミル起動時、定常
時の石炭供給量の2倍乃至3倍の石炭量を供給し、これ
を石炭粒子の平均滞溜時間後に前記石炭供給量に達する
ように徐々に低減してゆくようにしたので、湿式ミル起
動時における廃スラリの生成を防止することができ、
又、短時間で定常状態に到達することができる。
時の石炭供給量の2倍乃至3倍の石炭量を供給し、これ
を石炭粒子の平均滞溜時間後に前記石炭供給量に達する
ように徐々に低減してゆくようにしたので、湿式ミル起
動時における廃スラリの生成を防止することができ、
又、短時間で定常状態に到達することができる。
第1図(a)、(b)は本発明の実施例に係る方法およびそれ
により生成されるスラリの特性を示す図、第2図は本発
明の実施例に係る石炭供給方法をモデル化して示す図、
第3図(a)、(b)は本発明の他の実施例に係る方法および
それにより生成されるスラリの特性を示す図、第4図は
湿式ミルを用いたCWM製造設備の系統図、第5図
(a)、(b)は従来の起動方法を用いた場合の各値の特性を
示す図、第6図(a)、(b)は従来の他の起動方法を用いた
場合の各値の特性を示す図である。 1……バンカ、2……給炭機、3……湿式ミル、8……
スラリ調整槽、10……粗粒分離機。
により生成されるスラリの特性を示す図、第2図は本発
明の実施例に係る石炭供給方法をモデル化して示す図、
第3図(a)、(b)は本発明の他の実施例に係る方法および
それにより生成されるスラリの特性を示す図、第4図は
湿式ミルを用いたCWM製造設備の系統図、第5図
(a)、(b)は従来の起動方法を用いた場合の各値の特性を
示す図、第6図(a)、(b)は従来の他の起動方法を用いた
場合の各値の特性を示す図である。 1……バンカ、2……給炭機、3……湿式ミル、8……
スラリ調整槽、10……粗粒分離機。
Claims (1)
- 【請求項1】石炭および水を供給し、当該石炭を砕いて
石炭・水スラリを製造する湿式ミルにおいて、この湿式
ミルの起動時に石炭の供給量を定常運転状態における石
炭の設定供給量の2倍乃至3倍とし、前記湿式ミル内に
おける石炭粒子の平均滞溜時間後に所定の石炭供給量に
達するように石炭供給量を徐々に低減してゆくことを特
徴とする湿式ミルの運転制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP802085A JPH0626679B2 (ja) | 1985-01-19 | 1985-01-19 | 湿式ミルの運転制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP802085A JPH0626679B2 (ja) | 1985-01-19 | 1985-01-19 | 湿式ミルの運転制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61167459A JPS61167459A (ja) | 1986-07-29 |
| JPH0626679B2 true JPH0626679B2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=11681650
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP802085A Expired - Lifetime JPH0626679B2 (ja) | 1985-01-19 | 1985-01-19 | 湿式ミルの運転制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0626679B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000185236A (ja) * | 1998-12-22 | 2000-07-04 | Unitika Ltd | 汚泥の破砕方法及びその装置 |
-
1985
- 1985-01-19 JP JP802085A patent/JPH0626679B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61167459A (ja) | 1986-07-29 |
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