JPH06267187A - カード状記録媒体の駆動装置 - Google Patents

カード状記録媒体の駆動装置

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JPH06267187A
JPH06267187A JP5733693A JP5733693A JPH06267187A JP H06267187 A JPH06267187 A JP H06267187A JP 5733693 A JP5733693 A JP 5733693A JP 5733693 A JP5733693 A JP 5733693A JP H06267187 A JPH06267187 A JP H06267187A
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JP
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card
roller
drive
recording medium
shaped recording
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JP5733693A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Kitahara
俊弘 北原
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カード状記録媒体を長辺方向に搬送する際
に、媒体に変動のない安定した搬送を行う。 【構成】 カード1を往復搬送する駆動装置11は、フ
レーム12上に、カードの面方向の基準となる基準ロー
ラ23と短辺方向の基準となる基準部材22とが設けら
れている。そして、基準ローラ23方向へカード1の表
面を付勢しながら駆動軸15を中心に回転してカード1
を搬送する駆動ローラ24A,24Bが設けられてい
る。この駆動ローラ24A,24Bは、基準部材22よ
り遠い位置の駆動ローラ24Aの幅が、基準部材22に
近い位置の駆動ローラ24Bの幅の約半分に設定されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カード状記録媒体に対
して記録、再生等を行ったり、あるいは印刷等の処理を
行う際にこのカード状記録媒体を駆動して搬送するカー
ド状記録媒体の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カード状の記録媒体としては、例えば、
記録された情報を光学的に読み取ったり、あるいは情報
を光学的に記録したりする光カード、カード媒体上に設
けられたICチップに記録再生を行うICカード、磁気
的に記録再生を行う磁気カード等が挙げられる。
【0003】このようなカード状記録媒体を用いる記録
再生装置等には、装填した媒体を駆動する駆動装置が設
けられており、この駆動装置によって例えば媒体を往復
搬送することによってカード状記録媒体を記録再生ヘッ
ド等に対して往復移動させ、記録、再生等の処理を行う
ようにしている。
【0004】カード状記録媒体の駆動装置としては、例
えば特開昭63−14365号公報には、カード状記録
媒体の搬送方向と直交する方向に配置された駆動ローラ
軸と、駆動ローラ軸に取り付けられ媒体に当接するゴム
等からなる駆動ローラとを備え、駆動機構を小型にする
ため、駆動モータからの動力をウォームギア、ウォーム
ホイールを介して駆動ローラ軸及び駆動ローラに伝達
し、カード状記録媒体を直接搬送するようにしたものが
開示されている。このような駆動装置を備えた記録再生
装置においては、駆動ローラはカード状記録媒体の短辺
方向に2箇所設けられ、この2つの駆動ローラによって
媒体を長辺方向に往復搬送するようになっている。
【0005】また、実開昭63−72746号公報に
は、媒体の短辺方向において複数に分割されていない細
長の駆動ローラによってカードを搬送する駆動装置が開
示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した特開昭63−
14365号公報に開示されているカード状記録媒体
(以下、単にカードと記す)の送り機構にあっては、2
つの駆動ローラの幅については特に考慮されておらず、
同一の幅の駆動ローラが設けられている。また、前記2
つの従来例の駆動装置においては、特に駆動ローラのカ
ード面に対する押圧力についても考慮されていない。
【0007】このため、図13に示すように、カード5
1の短辺方向に2箇所設けられた駆動ローラ52A,5
2Bのカード面に対する押圧力量PA とPB との差や駆
動軸53のガタつきSなどによって、カード51の短辺
方向(矢印Q方向)の変動、すなわちカード51のデー
タトラックと直交する方向への変動が発生する恐れがあ
る。
【0008】カード51の側面を案内する基準部材54
に対して最も近い位置にある駆動ローラ52Bに起因す
る変動は、基準部材54との距離が短いため、それほど
モーメントが加わらず、カード51の矢印Q方向への変
動に対して影響が少ないが、カード51の側面を案内す
る基準部材54に対して最も遠い位置にある駆動ローラ
52Aの押圧力量の変動や駆動軸のガタつきSは、モー
メントが加わり、拡大されてカード51に伝達されるの
で、矢印Q方向への変動に対して影響が大きい。
【0009】よって、この駆動ローラ52Aの位置(基
準部材54に対して遠い位置)からカード51に伝達さ
れる力を低減すれば、前記のような変動も低減されるこ
とになる。
【0010】そこで、例えば図14に示すように、基準
部材54の近傍にのみ駆動ローラ52Bを配置したり、
図15に示すように、悪影響を与える位置の駆動ローラ
52Aを駆動軸53に対して回動自在とし、駆動ローラ
52Aが空転するようにして搬送力を低減させたりな
ど、カード51の矢印Q方向への変動要因をなくすよう
にすることが考えられる。
【0011】しかしながら、図14のようにカード51
の短辺方向への変動がないように駆動ローラ52Bのみ
を配設した場合は、十分なカードの搬送力が得られない
問題点がある。また、駆動ローラが設けられていない地
点でのカード51の面方向の抑え部材がないため、面方
向への変動が生じてしまう恐れがある。一方、図15の
ように基準部材54に対して遠い位置の駆動ローラ52
Aが空転するようにした場合は、図14のものと同様
に、十分なカードの搬送力が得られない問題点がある。
また、部品構造が複雑になるため部品コストが上昇して
しまう問題点も生じる。
【0012】また、前記駆動ローラの付勢力に対してカ
ードを面方向に支持する面方向支持部材は、図13及び
図16に示すように、一般的には回転ローラ55が用い
られる。しかし、回転ローラを使用した場合、回転ロー
ラ55は回転軸の両端が支持された構造となっているた
め、この回転ローラ55の配置によって、カード51に
対して記録、再生を行う光学ヘッド56の駆動領域Hに
制限が生じてしまう。回転ローラを使用しつつ光学ヘッ
ド56の駆動領域Hを広げるためには、図17に示すよ
うな片持ちの回転ローラ57を用いることが考えられ
る。
【0013】図17のような片持ちの回転ローラ57を
使用した場合、駆動ローラの押圧力によってローラ部に
モーメントが掛かり、安定した回転が得られない問題点
がある。また、装置を小型にしようとすると回転ローラ
の径を小さくしなくてはならないが、そうした場合、ロ
ーラの外径と回転軸の径との比が大きく取れず、ローラ
本来の転がり抵抗の軽減効果が十分得られず、部品を小
型にしたことによる組立性の悪化と言う問題点だけが露
呈してしまう。
【0014】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、簡単な構造により、カード状記録媒体の長辺方
向の搬送において、媒体に変動のない安定した搬送を行
うことが可能なカード状記録媒体の駆動装置を提供する
ことを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によるカード状記
録媒体の駆動装置は、搬送するカード状記録媒体の一方
の表面を支持して面方向の位置決めを行う面方向支持手
段と、前記カード状記録媒体の他方の表面を媒体の面方
向に付勢すると共に、駆動軸を中心として回転可能な駆
動ローラとを有し、前記駆動ローラを回転させることに
よってカード状記録媒体を搬送する駆動装置であって、
前記駆動ローラは、前記駆動軸上に搬送力の異なる複数
のローラを離間して配設したものである。
【0016】
【作用】面方向支持手段により、カード状記録媒体の一
方の表面を面方向に支持すると共に、駆動軸上に離間し
て配設された複数のローラを持った駆動ローラにより、
前記媒体の他方の表面を付勢すると共に駆動軸上で搬送
力を異ならせてカード状記録媒体を搬送する。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図3は本発明の第1実施例に係り、図
1はカード状記録媒体の駆動装置の全体構成を示す斜視
図、図2は本実施例に用いられるカード状記録媒体の構
成を示す説明図、図3は駆動ローラの配置を示す平面図
である。
【0018】本実施例の駆動装置は、カード状記録媒体
として、例えば図2に示すような光カード等からなるカ
ード1を搬送するものである。
【0019】カード1は、表面部に情報を記録するデー
タ領域2を有しており、このデータ領域2には、例えば
図示しない複数のデータトラックがカード1の長辺に対
して平行に配設され、このデータトラックに光学ヘッド
等の記録再生ヘッドを追従させることによって情報の記
録、再生等を行うようになっている。このとき、駆動装
置によってカード1を長辺方向に往復移動させることに
より、記録再生ヘッドをカード1に対して相対的に移動
させ、前記データトラック上を光ビーム等で走査するよ
うになっている。
【0020】このようなカード1を搬送する駆動装置の
全体構成を図1に示す。駆動装置11は、記録再生装置
内に設けられた土台となるフレーム12上に各部材が配
設されている。フレーム12には、ガイド部材13及び
板バネ14が、挿入されるカード1の長辺方向に対して
互いに垂直となるようにそれぞれ2つ配置され、ネジ止
め等によって固定されている。また、駆動軸15が設け
られ、前記ガイド部材13に係入し、板バネ14によっ
てフレーム12方向へ付勢されている。この駆動軸15
の一端は、フレーム12上にネジ止め等によって固定さ
れた基準板16に当接しており、他端はフレーム12上
にネジ止め等によって固定された板バネ17によって基
準板16方向へ付勢されている。これらのガイド部材1
3,板バネ14,基準板16,板バネ17によって、駆
動軸15は回動自在に保持されている。
【0021】駆動軸15の板バネ17側の端部には、ギ
ア18が設けられている。このギア18の近傍には、フ
レーム12上にモータ取付け部材19が配設され、この
モータ取付け部材19にモータ20が取付けられてい
る。モータ20の回転軸には、ウォームギア21が取付
けられており、前記ギア18に噛合している。このウォ
ームギア21とギア18とによって、モータ20の回転
駆動力を駆動軸15に伝達し、駆動軸15を回転させる
ようになっている。
【0022】また、フレーム12には、カード1の一方
の長辺の側端面が当接し、カード1を搬送する際の短辺
方向の基準となる基準部材22が固定されている。前記
駆動軸15下方近傍のフレーム12上には、カード1の
一方の表面が当接し、カード1を搬送する際の面方向の
基準となる面方向支持手段としての複数の基準ローラ2
3が回転自在に取付けられている。
【0023】駆動軸15には、基準ローラ23にほぼ対
向するように幅の異なる駆動ローラ24A,24Bが設
けられており、この駆動ローラ24A,24Bは、挿入
されたカード1を基準ローラ23方向へ付勢すると共
に、駆動軸15と共に回転することによってカード1を
長辺方向に搬送するようになっている。ここで、駆動軸
15は、ステンレス等の金属で形成されている。駆動ロ
ーラ24A,24Bは、カード1を搬送するために摩擦
力が大きく耐摩耗性に優れたウレタン、ネオプレン等の
材質で構成されており、駆動軸15に接着または溶着さ
れている。そして、駆動ローラ24Aの幅は、駆動ロー
ラ24Bの幅の約半分となっている。
【0024】さらに、フレーム12上には、板バネ25
に回転自在に取付けられた付勢ローラ26が配設されて
おり、カード1の基準部材22と当接する面と反対側の
側端面に当接してこのカード1の側端面を基準部材22
方向へ付勢するようになっている。基準部材22の両端
部には、カード1を検出する検出器27a,27bが設
けられている。
【0025】また、フレーム12上のカード1が反転す
るために一旦停止する位置には、板バネ30に回転自在
に取付けられた規制ローラ31が配設されている。この
規制ローラ31は、反転位置まで搬送されたカード1の
角部の側端面に当接してこのカード1の側端面を基準部
材22方向へ付勢するようになっている。
【0026】そして、フレーム12の下部中央付近に
は、光学ヘッド28が設けられ、挿入されたカード1に
向かって記録、再生を行うための光ビームを照射するよ
うになっている。
【0027】次に、本実施例の要部の構成及び作用につ
いて、装置内へのカードの挿入からカードの搬送におけ
る一連の動作に関連づけて説明する。
【0028】図1において、矢印R方向に進入したカー
ド1が、駆動軸15とフレーム12に取り付けられた図
示していない挿入口との間に位置している検出器27a
に達して検知されると、モータ取付け部材19に取り付
けられたモータ20が回転し、モータ20の回転軸のウ
ォームギア21とギア18とを介して駆動力が伝達さ
れ、駆動軸15がカード1の挿入方向へ回転する。
【0029】この状態からカード1をさらに装置内に挿
入して行くと、カード1は駆動ローラ24A,24Bと
基準ローラ23との間に案内される。この位置からカー
ド1がモータ20によって搬送されて行くと、検出器2
7bによってカード1が検出される。以降は同様にして
駆動ローラ24A,24Bによってカード1を駆動し、
検出器27aと検出器27bとの間でカード1を往復搬
送させることができる。
【0030】ここで、検出器27a,27bは、図1に
おいては、検出用光源からの光を対向した光検出器で受
光し、この検出光が遮光されることによってカード1を
検出するような透過式のものを示しているが、これに限
定されるものではなく、カード1からの反射光を検出す
る反射式のものを用いても良い。
【0031】前記駆動軸15は、板バネ14によって基
準ローラ23方向へ付勢されると共に、カード1の鉛直
方向においてはガイド部材13によって案内されてお
り、この状態で回転して駆動ローラ24A,24Bを回
転させ、これと共に対向した基準ローラ23を回転させ
ながらカード1を搬送する。なお、駆動軸15は、軸方
向においては板バネ17によって基準板16方向へ付勢
されている。
【0032】このようにカード1を搬送する際に、カー
ド1は、基準部材22に一方の長辺の側端面が当接し、
他方の長辺の側端面は付勢ローラ26によって基準部材
22方向へ付勢され、短辺方向においては基準部材22
の位置を基準として位置決めがされた状態で基準部材2
2に対して摺動するように搬送される。また、面方向に
おいては、一方の表面が基準ローラ23に当接し、駆動
ローラ24A,24Bによって基準ローラ23方向へ付
勢されることにより駆動ローラ24A,24Bと基準ロ
ーラ23とによって挟持され、基準ローラ23の位置で
表面が位置決めされた状態で搬送される。
【0033】ここで、駆動ローラ24A,24B、付勢
ローラ26及び基準ローラ23は、図3に示すように、
カード搬送路中のカード長辺方向においてカード1が搬
送されるときに常に存在する領域L1 の中に配置されて
いる。また、カード1に対して記録、再生を行う光学ヘ
ッド28は、カード1を挟んで駆動軸15の軸線上近傍
に位置している。
【0034】図2に示すようなデータ領域を有するカー
ド1に対して記録、再生を行うためには、少なくともカ
ード1のデータ領域と同等または長い距離をカード1の
長辺方向に搬送する必要がある。一方、図1に示した本
実施例の駆動装置では、カード1を搬送する駆動ローラ
24A,24Bは常にカード1と接触していなければカ
ード1の往復搬送はできない。すなわちカード1の長辺
方向寸法以上にカード1を搬送することはできない。よ
って、前記カード1のデータ領域とカード1の長辺方向
寸法から、図3に示すようにカード1がその長辺方向の
搬送路中に常に存在する領域L1 が存在する。
【0035】また、カード1の搬送途中に付勢ローラ2
6とカード1の側端面とが離間する領域があると、付勢
ローラ26とカード1との離間、衝突時にカード1が面
方向及び短辺方向に変動する恐れがあるため、カード1
に対して記録、再生を行うときに常にカード1と付勢ロ
ーラ26とが接触していることが望ましい。
【0036】本実施例では、前記カード1の存在領域L
1 内に基準ローラ23を配置することによって、カード
1の往復搬送中、常にカード1と基準ローラ23とが接
触し、カード1の面方向の基準となるようにしている。
また、前記領域L1 内に付勢ローラ26を配置すること
によって、カード1を搬送する際に常に付勢ローラ26
がカード1に接触し、カード1の側端面が付勢されるよ
うにしている。
【0037】また、本実施例では駆動ローラ24Aの幅
は、駆動ローラ24Bの幅の約半分に設定されている。
【0038】例えば、前述の図13に示したように、同
様の幅を有する駆動ローラ52A,52Bを用いてカー
ドを搬送する場合、カードを基準ローラの方向に付勢す
る押圧力量PA ,PB が全く同じに管理されていれば良
いが、PA >PB となった場合には、駆動ローラ52A
側の搬送抵抗力が増し、駆動ローラ52A側のカードの
側端面が、駆動ローラ52B側の側端面よりも遅れて搬
送され、結果的にカードを短辺方向(図13で矢印Q方
向)に傾かせることになる。
【0039】このとき、カードを搬送する際の基準部材
から距離があると、その分搬送抵抗力にモーメントが働
き、カードの短辺方向の変動量が拡大される。この短辺
方向の傾きは、例えばカードが光カードとするとそのデ
ータトラックに対して直交する方向の変動となり、図示
していないアクチュエータによる対物レンズの精密な位
置決めによってデータの記録、再生を行う光カード記録
再生装置にとって、記録、再生等に係る装置性能に悪影
響を与えることになる。
【0040】一方、付勢する押圧力量がPA <PB とな
った場合は、駆動ローラ52Bが基準部材の近傍に位置
しているため、その搬送抵抗力にはそれほど大きなモー
メントは加わらず、カード1は基準部材22の摺動面に
沿って搬送されることになる。
【0041】よって、駆動ローラ24A,24Bによる
カード1の付勢力量PA 及びPB をPA <PB となるよ
うに設定すれば良いが、そのために駆動軸15及び駆動
ローラ24A,24Bを基準ローラ23方向へ付勢する
押圧バネ部材(図1においては板バネ14)はそれぞれ
の位置で異なる付勢力が必要であり、付勢力の異なる板
バネを2種類用意して力量を管理する必要がある。この
場合、管理コスト、部品コスト等が増加してしまう問題
点がある。
【0042】また、駆動軸15のガタつきによるカード
1の変動についても同様である。基準部材22に近い位
置でのガタつきSによる搬送抵抗力はそれほど拡大され
ないため、カード1は基準部材22の摺動面に沿って搬
送されることになる。一方、基準部材22から離れた位
置での駆動軸15のガタつきSによる搬送抵抗力は拡大
されてカード1に伝達され、カード1の変動要因とな
る。
【0043】駆動軸15が回転するためには、軸受(こ
こではガイド部材13)との間に必ずスキマ(公差)が
必要であり、スキマをゼロにすることはできない。一
方、このスキマは駆動軸15のガタつきSとなる。この
駆動軸15のガタつきは、基準部材22に近いところで
発生するガタつきよりも基準部材22から離れたところ
で発生するガタつきの方がカード1の変動に対して影響
が大きいため、このガタつき(駆動軸と軸受との公差)
を管理して、基準部材22に近いところでの公差よりも
離れたところでの公差を小さくすることによって、カー
ド1の変動を抑えることが考えられる。
【0044】しかしながら、実際には駆動軸と軸受との
公差は元々小さいため、基準部材22に近いところでの
公差よりも離れたところでの公差が小さくなるように寸
法を設定して組み立てることは容易でなく、駆動軸と軸
受との公差を管理してカード1の変動を抑えることは困
難であり、管理コスト、組立てコスト等が増加してしま
う。
【0045】したがって、本実施例では、駆動ローラ2
4Aの幅を駆動ローラ24Bの幅の約半分に設定するこ
とにより、駆動ローラの押圧力量や駆動軸のガタつきな
どを管理することなく、駆動ローラの押圧力の差や駆動
軸のガタつきによるカード1の短辺方向の変動を防止
し、装置性能に悪影響を与えないようにしている。
【0046】このように、2つの駆動ローラ24A,2
4Bの幅を異ならせることによって、駆動ローラ24
A,24Bのそれぞれの搬送力が異なるようになるた
め、基準部材22に近い位置に配置されている駆動ロー
ラ24Bをカード1の搬送の主にして、基準部材22か
ら離れた位置に配置されている駆動ローラ24Aを補助
的に使用することになる。よって、駆動ローラ24A,
24B及び基準ローラ23によってカード1の面方向の
支持を行いながら、駆動ローラ24Aの変動をカード1
に伝達しないように構成でき、カード1は、搬送時には
その長辺方向の側端面が基準部材22に沿って搬送され
る。
【0047】一方、カード1の下方に位置して設けられ
た光学ヘッド28は、図示しない駆動機構(例えばリー
ドスクリュー、VCM、ベルト等)によってカード1の
短辺方向(トラックと直交する方向)に駆動され、カー
ド1の所定のトラックに位置決めされる。
【0048】このように光学ヘッド28をカード1の所
定のトラックに位置決めした状態で、前述のようにカー
ド1を長辺方向に往復搬送し、光学ヘッド28から記録
・再生用の光ビームをカード1のトラックに照射するこ
とによって、カード1に対する記録、再生が行われる。
【0049】本実施例によれば、簡単な構造により、カ
ードを長辺方向に往復搬送する際にカードが短辺方向に
急峻に変動することを防止でき、これにより、媒体に変
動のない安定した搬送を行うことが可能となり、装置の
記録、再生性能の低下要因を排除することができる。
【0050】以下に駆動ローラの構成を変更した変形例
を示す。
【0051】図4は第1実施例の第1の変形例を示した
ものである。この第1の変形例では、駆動軸15に固着
された駆動ローラ32Aと32Bは、同じ幅であるが、
それぞれ異なる材質で構成されている。
【0052】駆動ローラ32A,32Bの材質は、駆動
ローラ32Aをウレタン等の比較的滑り易い材質で構成
し、駆動ローラ32BをEPDR(エチレンプロピレン
ジエンゴム),ネオプレン等の摩擦係数が大きく、滑り
難い材質で構成している。
【0053】図5は第1実施例の第2の変形例を示した
ものである。この第2の変形例では、駆動軸15に固着
された駆動ローラ33A,33Bは、第1の変形例と同
様にそれぞれ異なる材質、すなわち駆動ローラ33Aが
比較的滑り易い材質で、駆動ローラ33Bが摩擦係数が
大きく滑り難い材質で構成されている。さらに、駆動ロ
ーラ33A,33Bは、駆動ローラ33Aの幅が駆動ロ
ーラ33Bの幅よりも狭くなっており、2つの駆動ロー
ラにおける搬送力を異ならせる効果がより高まるように
なっている。
【0054】このような変形例においても、第1実施例
と同様にカードの短辺方向に複数設けられた駆動ローラ
の搬送力を異ならせることができ、基準部材22に近い
位置の駆動ローラを搬送の主とし、基準部材22に遠い
位置の駆動ローラを補助的に使用して、カードの短辺方
向の変動を防止でき、安定した搬送を行うことが可能と
なる。
【0055】図6ないし図9は本発明の第2実施例に係
り、図6はカード状記録媒体の駆動装置の全体構成を示
す斜視図、図7は駆動ローラ及び基準ピンの配置を示す
カードの長辺側の側方から見た矢視図、図8は光学ヘッ
ドの駆動範囲を示すカードの短辺側の側方から見た矢視
図、図9は基準ピンの配置の他の例を示すカードの長辺
側の側方から見た矢視図である。
【0056】第2実施例は、駆動ローラにほぼ対向して
カードを面方向に支持する面方向支持部材として、第1
実施例において設けられた基準ローラに代えて、固定部
材である小径の基準ピンを配設した例である。
【0057】図6に示すように、駆動軸15下方近傍の
フレーム12上には、カード1の一方の表面が当接し、
カード1を搬送する際の面方向の基準となる複数の基準
ピン34が配設され固定されている。この基準ピン34
は、駆動ローラ24A,24Bにほぼ対向しており、駆
動ローラ24A,24Bとの間でカード1を挟持して搬
送するようになっている。また、基準ピン34は、図7
に示すように、第1実施例の基準ローラ23と同様にカ
ード1が搬送されるときに常に存在する領域L1 内に配
置されている。
【0058】基準ピン34のカード1の短辺方向に対す
る配置は図8に示すようになっている。ここで、Hは光
学ヘッド28の駆動範囲(カード1の短辺方向のデータ
領域の長さ)であり、Dは2つの基準ピン34の先端の
間隔である。基準ピン34の先端からデータ領域の端部
までの距離L2 が設けられており、基準ピン34は、カ
ード1の側端面からデータ領域に達しない領域に配置さ
れ、H<Dとなるように配置されている。
【0059】その他は第1実施例と同様に構成されてお
り、説明を省略する。
【0060】このように基準ピン34によってカード1
を面方向に保持することによって、図16に示したよう
な両軸方式の回転ローラ55と比べて、カード1の短辺
方向への部材の突出量が少なくなる。ここで、基準ピン
34のカード1の短辺方向の突出量は、図8に示す通り
光学ヘッド28が駆動範囲Hの全域に渡って動作したと
きに干渉しない範囲内となっており、また、基準ピン3
4の直径は、光学ヘッド28とカード1との距離より小
さく設定され、光学ヘッド28とカード1との間に配置
されており、光学ヘッド28が駆動範囲Hの範囲で移動
した場合に干渉しない程度の直径となっている。
【0061】これにより、光学ヘッド28の駆動範囲H
が広がるだけでなく、面方向支持部材にかかる部品コス
ト、組立コスト等が大幅に削減できる。またこのとき、
駆動ローラ24A,24Bをカード1を挟んで基準ピン
34と対向する位置近傍に配置することによって、カー
ド1をより安定に挟持して搬送できるようになる。
【0062】基準ピン34の材質は、駆動ローラ24
A,24Bのカード1に対する付勢力に抗することので
きる強度を有するものであれば良い。例えばステンレス
や鉄等の金属で形成した場合は、表面には摩擦係数の低
いコーティングを施す必要がある。コーティングとして
はPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッソ
樹脂などの固体潤滑性のものが考えられ、このコーティ
ングの潤滑性によって、搬送されるカード1と基準ピン
34との摺動抵抗力を低減させ、良好なカード搬送を行
うことが可能となる。また、駆動ローラ24A,24B
のカード1に対する付勢力に抗する強度の自己潤滑性の
ある樹脂で構成しても良い。
【0063】また、基準ピン34の本数は、摺動抵抗を
できるだけ低減するため、少ない方が望ましいので、図
7のようにカード1の短辺方向の両側にそれぞれ1本ず
つ設けるようにしても良い。一方で図7においてカード
1の傾きTの問題がある場合は、カード1の一方の端面
を支持する基準ピン34を図7のように1本とし、他方
の端面を支持する基準ピン34を図9に示すように2本
設けるようにしても良い。このとき、図6のように2本
の基準ピン34を基準部材22側に配置すると、カード
1に対して摺動抵抗の大きい側が基準部材22に近くな
るので、摺動抵抗によるカードの短辺方向への変動に対
して影響が少なくなる。
【0064】本実施例によれば、カードの搬送に影響す
ることなく、カードを付勢、保持する部材の省スペース
化が計られ、これにより、記録、再生等を行う光学ヘッ
ドの駆動領域を広げると共に装置のコストを低減させる
ことが可能となる。
【0065】また、図10に示すように、カード1が反
った場合に基準ピン34の先端でカード1の表面を傷つ
けることが考えられるので、基準ピンの先端部をテーパ
形状にしても良い。
【0066】基準ピンの先端部をテーパ形状とした変形
例の構成を図11及び図12に示す。図11は基準ピン
とカードとの配置を示し、図12は基準ピンの先端部の
詳細構成を示している。
【0067】この変形例では、先端部にテーパ部35を
有した基準ピン36が第2実施例と同様にフレーム12
上に配設されている。この基準ピン36の先端部に形成
されたテーパ部35は、テーパ角度がθ1 <θ2 となる
ように設定されている。ここで、θ1 は基準ピン36の
軸とカード1の端部表面接線とのなす角度であり、θ2
は基準ピン36の軸に対するテーパ部35の傾き角であ
る。
【0068】このように先端部がテーパ形状の基準ピン
を設けることにより、図11に示すようにカード1が反
った場合においてもカード1の表面を傷つけることを防
止できる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
単な構造により、カード状記録媒体の長辺方向の搬送に
おいて、媒体に変動のない安定した搬送を行うことが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図3は本発明の第1実施例に係り、
図1はカード状記録媒体の駆動装置の全体構成を示す斜
視図
【図2】本実施例に用いられるカード状記録媒体の構成
を示す説明図
【図3】駆動ローラの配置を示す平面図
【図4】第1実施例の第1の変形例を示す説明図
【図5】第1実施例の第2の変形例を示す説明図
【図6】図6ないし図9は本発明の第2実施例に係り、
図6はカード状記録媒体の駆動装置の全体構成を示す斜
視図
【図7】駆動ローラ及び基準ピンの配置を示すカードの
長辺側の側方から見た矢視図
【図8】光学ヘッドの駆動範囲を示すカードの短辺側の
側方から見た矢視図
【図9】基準ピンの配置の他の例を示すカードの長辺側
の側方から見た矢視図
【図10】カードが反った場合の基準ピンとカードとの
位置関係を示す断面説明図
【図11】図11及び図12は第2実施例の変形例に係
り、図11は基準ピンとカードとの配置を示す断面説明
【図12】基準ピンの先端部の詳細構成を示す説明図
【図13】従来の駆動装置における駆動ローラのカード
面に対する押圧力量、駆動軸のガタつき、カードの短辺
方向の変動を説明する説明図
【図14】カードの側面を案内する基準部材の近傍にの
み駆動ローラを設けた例を示す説明図
【図15】カードの側面を案内する基準部材に対して遠
い位置の駆動ローラを空転可能に設けた例を示す説明図
【図16】駆動ローラの付勢力に対してカードを面方向
に支持する位置決め用支持部材を両軸方式の回転ローラ
で構成した例を示す断面説明図
【図17】駆動ローラの付勢力に対してカードを面方向
に支持する位置決め用支持部材を片持ち方式の回転ロー
ラで構成した例を示す断面説明図
【符号の説明】
1…カード 2…データ領域 12…フレーム 15…駆動軸 20…モータ 22…基準部材 23…基準ローラ 24A,24B…駆動ローラ 26…付勢ローラ 28…光学ヘッド 31…規制ローラ 34…基準ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送するカード状記録媒体の一方の表面
    を支持して面方向の位置決めを行う面方向支持手段と、
    前記カード状記録媒体の他方の表面を媒体の面方向に付
    勢すると共に、駆動軸を中心として回転可能な駆動ロー
    ラとを有し、前記駆動ローラを回転させることによって
    カード状記録媒体を搬送するカード状記録媒体の駆動装
    置であって、 前記駆動ローラは、前記駆動軸上に搬送力の異なる複数
    のローラを離間して配設したことを特徴とするカード状
    記録媒体の駆動装置。
JP5733693A 1993-03-17 1993-03-17 カード状記録媒体の駆動装置 Withdrawn JPH06267187A (ja)

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