JPH06269603A - 真空蒸留装置 - Google Patents

真空蒸留装置

Info

Publication number
JPH06269603A
JPH06269603A JP8556593A JP8556593A JPH06269603A JP H06269603 A JPH06269603 A JP H06269603A JP 8556593 A JP8556593 A JP 8556593A JP 8556593 A JP8556593 A JP 8556593A JP H06269603 A JPH06269603 A JP H06269603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
distillation
vacuum
solvent
distilled
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8556593A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Tsukada
哲夫 塚田
Isao Tsukada
功 塚田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TSUKADA FUAINESU KK
Original Assignee
TSUKADA FUAINESU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TSUKADA FUAINESU KK filed Critical TSUKADA FUAINESU KK
Priority to JP8556593A priority Critical patent/JPH06269603A/ja
Publication of JPH06269603A publication Critical patent/JPH06269603A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 蒸留釜の構成を改良して、その被蒸留液から
の蒸発量を増大させることによって、蒸留効率を向上可
能な真空蒸留装置を実現すること。 【構成】 真空蒸留装置の蒸留釜1に接続された溶剤流
入管3の開口方向は、蒸留釜1の内周面に沿う方向に設
定されているため、蒸留釜1内の石油系溶剤2に矢印A
で示す大きな渦流が発生する。さらに、溶剤流入管3の
開口部には、ノズル41が設けられており、このノズル
41から石油系溶剤2が噴出する状態で蒸留釜1の内部
に流入するようになっているため、蒸留釜1内では石油
系溶剤2に大きな渦流が発生し、液面からの蒸発量が増
大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークの洗浄に用いた
可燃性溶剤などを被蒸留液として真空蒸留するための真
空蒸留装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、環境汚染等を防止するために、石
油系溶剤等の可燃性溶剤を用いて行う洗浄方法および装
置が提案されている。このような洗浄方法および装置に
おいては、ワーク洗浄後の石油系溶剤を再生して使用す
ることが溶剤節約等の観点から好ましい。この石油系溶
剤の再生方法としては真空蒸留方法が考えられ、それに
使用する真空蒸留装置の蒸留釜には、溶剤蒸気を外部に
導出するための溶剤蒸気管が接続し、この溶剤蒸気管に
蒸留釜内を真空引きする吸引源が接続されている。ま
た、真空蒸留装置では、図7に蒸留釜の横断面を模式的
に示すように、蒸留釜90の内周側面の下方側位置に、
ワーク洗浄済みの石油系溶剤の溶剤流入管91を接続し
てある。ここで、溶剤流入管91の溶剤流入口92は、
それに対向する蒸留釜90の内周面に向いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】真空蒸留装置に対して
は、石油系溶剤を用いた洗浄の経済性の面から、石油系
溶剤の回収率が高いことに加えて、回収に要する時間も
短いこと、すなわち、蒸留効率が高いことも要求されて
いる。しかしながら、真空蒸留装置においては、蒸留効
率を高めるには、そのサイズを大型化せざるを得ず、洗
浄装置に回収装置を組み込んだものなどを構成できない
という問題点がある。
【0004】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
蒸留釜の構成を改良して、被蒸留液からの蒸発量を増大
させることによって、蒸留釜などを大型化せずに蒸留効
率を向上可能な真空蒸留装置を実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る第1のタイプの真空蒸留装置において
講じた手段は、被蒸留液を真空蒸留するための蒸留釜
に、その内部の下方側位置で被蒸留液を蒸留釜内に内周
面に沿う一方向に向かって流入させる被蒸留液流入部を
設けることである。ここで、被蒸留液流入部としては、
前記の一方向に向かって開口する液流入管を備えるも
の、この液流入管の開口にノズルを有するものなどを採
用することが好ましい。
【0006】本発明に係る第2のタイプの真空蒸留装置
において講じた手段は、被蒸留液を真空蒸留するための
蒸留釜に、そこから溶剤蒸気が流出するための溶剤蒸気
流出部の開口付近に溶剤蒸気流によって回転するタービ
ン羽根を設ける一方、蒸留釜内の下方側には、タービン
羽根の回転駆動力が伝達されて蒸留釜内の被蒸留液を攪
拌する攪拌部材を設けることである。
【0007】本発明に係る第3のタイプの真空蒸留装置
において講じた手段は、被蒸留液を真空蒸留するための
蒸留釜の内部に、その上方側位置で被蒸留液を蒸留釜内
に霧状またはシャワー状に吹き出す被蒸留液流入部を設
けることである。
【0008】本発明に係る第4のタイプの真空蒸留装置
において講じた手段は、被蒸留液を真空蒸留するための
蒸留釜に、その内部を高さ方向に区画するともに、被蒸
留液が通過可能な複数の液通過孔が形成された仕切り板
を設ける一方、仕切り板の上方位置には、被蒸留液を蒸
留釜内に流入するため被蒸留液流入部を設けることであ
る。ここで、被蒸留液流入部は、被蒸留液を蒸留釜内に
霧状またはシャワー状に吹き出すことが好ましい。
【0009】本発明に係る第5のタイプの真空蒸留装置
において講じた手段は、被蒸留液を真空蒸留するための
蒸留釜に、その内部の被蒸留液の一部を液面より上方位
置で保持する多孔性部材を設けることであり、この多孔
性部材としては、たとえば、網目シートまたは網目シー
トに細片が包まれたものを採用できる。
【0010】
【作用】本発明に係る第1のタイプの真空蒸留装置にお
いては、蒸留釜の内部で、被蒸留液流入部が被蒸留液を
蒸留釜内に内周面に沿う一方向に向かって流入するた
め、蒸留釜の内部の被蒸留液に渦流が発生し、被蒸留液
が効率よく攪拌される。また、本発明に係る第2のタイ
プの真空蒸留装置において、タービン羽根は、溶剤蒸気
が蒸留釜内から流出する限り、回転し続け、被蒸留液が
効率よく攪拌される。その結果、溶剤の蒸発量が増大す
る。また、攪拌によって、蒸留釜内の被蒸留液の液面が
拡大されると、蒸発量は増大する。
【0011】本発明に係る第3、第4または第5のタイ
プの真空蒸留装置においては、被蒸留液が蒸留釜内の被
蒸留液の液面よりも上方位置でも蒸発可能である。従っ
て、蒸留釜内の被蒸留液の液面(蒸発面積)が拡大した
のと実質的には同様な状態になって、蒸発量が増大す
る。
【0012】
【実施例】
〔実施例1〕図1には、本発明の実施例1に係る真空蒸
留装置の全体構成の概要を示してある。この図におい
て、1はワーク洗浄後の石油系溶剤2(被蒸留液)を真
空蒸留するための蒸留釜である。この蒸留釜1の内周側
面の下方側の位置には、ワーク洗浄済みの石油系溶剤の
溶剤流入口31が開いている。この溶剤流入口31に
は、溶剤流入管3が接続されている。溶剤流入管3は、
溶剤流入弁4を介して液位調整器5に接続されており、
この液位調整器5の内部空間は蒸留釜1の内部空間10
0に連通して、蒸留釜1内の溶剤液面が液位調整器5に
よって常に一定の位置に保持される。この液位調整器5
の天井側は溶剤供給管6に連通しており、この溶剤供給
管6を介して、洗浄機よりワーク洗浄済みの石油系溶剤
2が液位調整器5内に供給される。
【0013】蒸留釜1の内周側面の上方側の位置には、
蒸留釜内を大気開放するための管7が接続されている。
この管7は、手動式の真空解除弁8および自動式の真空
解除弁9を介して大気側に連通している。また、これら
の弁8、9の間の位置に、蒸留釜1内の真空度を測定す
るための真空計10が取付けられている。本例において
は、この真空計10は接点付きのものであるため、蒸留
釜1内の真空度が予め設定した圧力以下に低下したとき
を蒸留終点として検出可能になっており、この検出結果
に基づいて、蒸留終点に達した以降の操作が行われる。
【0014】次に、蒸留釜1の天井には、蒸留釜1内で
発生した溶剤蒸気2aを外部に導出するための溶剤蒸気
管12が接続されている。この溶剤蒸気管12は、熱交
換器であるエコノマイザー13に連通している。エコノ
マイザー13の内部空間には前述した溶剤供給管6が通
っており、そこを通過した溶剤蒸気2bは、溶剤蒸気回
収管14内に排出される。この回収管14は凝縮器15
に接続されている。回収管14によって凝縮器15内に
導かれた溶剤蒸気2bは、ここで冷却・凝縮されて液体
に戻される。さらに、回収管14から延設された溶剤回
収管17には、蒸留釜1を真空引きするための真空ポン
プ18(トロコイド、液封式など)が介挿されており、
凝縮器15内で液体に戻された溶剤2cは、逆止弁16
が介挿された溶剤回収管17を介して真空ポンプ18の
吸入ポート18aからポンプ内に吸引される。この真空
ポンプ18の吐出ポート18bの側は、水分分離器19
に接続されている。真空ポンプ18から吐出された溶剤
2cは、水分分離器19において水分が分離された後
に、出口管20を介して回収される。ここで、本例の真
空蒸留装置を洗浄装置に組み込む場合には、出口管20
から回収溶剤2dを洗浄装置の側に還流する構造とす
る。
【0015】一方、蒸留釜1の底には、ここに溜まった
蒸留残留物を排出するための排出管21が接続されてい
る。また、蒸留釜1の内部には、そこに貯留された石油
系溶剤2を加熱するための熱媒が循環するコイル27が
取付けられている。
【0016】このように構成した真空蒸留装置におい
て、真空ポンプ18を駆動して、蒸留釜1内の真空引き
を行うと、蒸留釜1内の真空度は約40Torr程度ま
で高まり、比較的低い加熱温度で蒸留釜1内の石油系溶
剤2の蒸発が始まり、溶剤蒸気2aが発生する。発生し
た溶剤蒸気2aは、溶剤蒸気管12を通ってエコノマイ
ザー13に供給され、ここで、石油系溶剤2との間で熱
交換が行われて冷却される。冷却された後の溶剤蒸気2
bは、回収管14を通って凝縮器15に供給され、ここ
で冷却・凝縮されて液化する。液化した石油系溶剤2c
は真空ポンプ18に吸引されて、その吐出側から水分分
離器19に供給される。この水分分離器19において水
分が分離された後の石油系溶剤、すなわち、蒸留再生さ
れた石油系溶剤2dは、溶剤出口管20を通って洗浄機
に還流として供給される。
【0017】本例の真空蒸留装置においては、蒸留釜1
と溶剤流入管3との接続部分である溶剤流入部11a
(被蒸留液流入部)の横断面を、図2に模式的に示すよ
うに、溶剤流入管3の開口方向は、蒸留釜1の内周面に
沿う方向に設定されている。このため、溶剤流入管3か
ら蒸留釜1内に石油系溶剤2を供給すると、蒸留釜1内
に貯留されている石油系溶剤2に矢印A方向の渦流が発
生し、石油系溶剤2が攪拌される。さらに、溶剤流入管
3の開口部には、ノズル41が設けられており、石油系
溶剤2は、ノズル41から噴出する状態で蒸留釜1の内
部に流入するようになっている。
【0018】このため、本例の真空蒸留装置において
は、蒸留釜1内の石油系溶剤2に大きな渦流が発生し、
充分に攪拌されるとともに、石油系溶剤2の液面が拡大
された状態になる。ここで、図7に示す蒸留釜90の場
合には、溶剤流入管91の溶剤流入口92が、それに対
向する蒸留釜90の内周面に向き、矢印Dで示すよう
に、石油系溶剤が分散された状態に供給されるため、攪
拌の効果が小さいのに対し、本例の蒸留釜1の場合に
は、大きな渦流を発生させるため、攪拌作用が均一で、
その効果が大きい。従って、真空蒸留中に蒸留釜1内に
発生する溶剤の蒸発量が増大するので、石油系溶剤2の
再生が短時間で行われる。また、蒸留釜1内の石油系溶
剤2がコイル27によって局部的な過熱を受けないの
で、目的成分以外の蒸発および溶剤の熱変質を防止でき
る。
【0019】〔実施例2〕図3は、本発明の実施例2に
係る真空蒸留装置に用いた蒸留釜の構造を模式的に示す
縦断面図である。図3に示す蒸留釜を備える本例の真空
蒸留装置および以下に後述する実施例3ないし5に係る
真空蒸留装置の全体構成については、実施例1に係る真
空蒸留装置と同様であるため、以下の説明においては蒸
留釜の構成のみを説明し、その他の部分については同符
号を付して説明を省略する。
【0020】本例の真空蒸留装置において、その蒸留釜
1aの内部には回転体50を有し、この回転体50は、
その上端側にタービン羽根51を有する一方、その下端
側に攪拌羽根52を有する。ここで、回転体50のター
ビン羽根51は、蒸留釜1から溶剤蒸気2bが流出する
ための溶剤蒸気流出部12aにおいて、溶剤蒸気管12
の溶剤蒸気流出口121付近で回転可能な状態に支持さ
れている。
【0021】このように構成した蒸留釜1aの内部で
は、真空蒸留中に石油系溶剤2から発生した溶剤蒸気2
aが、溶剤蒸気流出口121を介して溶剤蒸気管12に
流出しようとすると、その蒸気流によって、タービン羽
根51が矢印Bの方向に回転する。従って、タービン羽
根51と一体の攪拌羽根52もタービン羽根51の回転
駆動力によって回転し、石油系溶剤2を攪拌する。
【0022】このため、蒸留釜1a内では石油系溶剤2
が充分に攪拌されるとともに、石油系溶剤2の液面Lが
拡大された状態になる。しかも、蒸留操作を継続する限
りにおいて、攪拌羽根52は、石油系溶剤2を攪拌す
る。それ故、真空蒸留中に石油系溶剤2から発生する溶
剤蒸気2aの蒸発量が増大するため、石油系溶剤2の再
生が短時間で行われる。また、蒸留釜1aの内部に石油
系溶剤2を加熱するコイル27を設けても、石油系溶剤
2が局部的な過熱を受けないので、目的成分以外の蒸発
および溶剤の熱変質を防止できる。
【0023】〔実施例3〕図4は、本発明の実施例3に
係る真空蒸留装置に用いた蒸留釜の構造を模式的に示す
説明図である。
【0024】本例の真空蒸留装置において、その蒸留釜
1bの側方位置には、石油系溶剤2を循環するための循
環経路60が形成され、それには循環ポンプ61が介挿
されている。この循環経路60の溶剤流入口62(被蒸
留液流入部)は、蒸留釜1bの内周側面の上方側位置に
設けられ、溶剤流出口63は、蒸留釜1bの内周側面の
下方側位置に設けられている。また、溶剤流入口62に
は、石油系溶剤2を霧状またはシャワー状に吹き出すノ
ズル64が設けられている。さらに、蒸留釜1bの内部
には、そこを高さ方向に仕切る2枚の仕切り板65が配
置されており、いずれの仕切り板65にも、石油系溶剤
2が通過可能な大きさの複数の液通過孔66が形成され
ている。
【0025】このような構成の蒸留釜1bの内部では、
循環ポンプ61の駆動によって、溶剤流出口63から吸
い込まれた石油系溶剤2は、溶剤流入口62からノズル
64によって霧状またはシャワー状に吹き出され、吹き
出された石油系溶剤2は、仕切り板65上に滞留しなが
ら、液通過孔66を通って下方に落下していく。従っ
て、蒸留釜1bの内部では、石油系溶剤2の液面Lより
上方位置、すなわち、気相中でも、石油系溶剤2から溶
剤蒸気2aが蒸発する。このため、石油系溶剤2の液面
L(蒸発面積)が拡大されたのと実質的に同様な効果が
得られ、溶剤蒸気2aの蒸発量が増大するので、石油系
溶剤2の再生が短時間で行われる。
【0026】〔実施例4〕図5は、本発明の実施例4に
係る真空蒸留装置に用いた蒸留釜の構造を模式的に示す
説明図である。
【0027】本例の真空蒸留装置において、その蒸留釜
1cの内部には、図1にも示すように蒸留釜1c内の石
油系溶剤2を加熱するための熱媒油や蒸気が循環するコ
イル27が配置されており、その外周囲には金網70
(多孔性部材、網目シート)が巻き付けられている。
【0028】このような構成の蒸留釜1cの内部では、
矢印Cで示すように、石油系溶剤2が金網70を毛細管
現象によって液面Lから引き上げられる。また、石油系
溶剤2が攪拌されたときに、石油系溶剤2の液面から上
方位置において、金網70に付着した石油系溶剤2は、
そのまま金網70に保持される。従って、蒸留釜1cの
内部では、石油系溶剤2の液面Lより上方位置でも、石
油系溶剤2から溶剤蒸気2aが蒸発する。このため、石
油系溶剤2の液面L(蒸発面積)が拡大されたのと実質
的に同様な効果が得られ、溶剤蒸気2aの蒸発量が増大
するため、石油系溶剤2の再生が短時間で行われる。
【0029】〔実施例5〕図6は、本発明の実施例5に
係る真空蒸留装置に用いた蒸留釜の構造を模式的に示す
説明図である。
【0030】本例の真空蒸留装置において、蒸留釜1d
の内部には、石油系溶剤2を加熱するためのコイル27
が配置されており、その外周囲には袋状に丸められた金
網80(多孔性部材、網目シート)が巻き付けられてお
り、この金網80の内部には、切削片などの細片81が
詰め込まれている。
【0031】このような構成の蒸留釜1dの内部では、
石油系溶剤2が金網80および細片81の隙間を毛細管
現象によって液面Lから引き上げられる。また、石油系
溶剤2が攪拌されたときに、石油系溶剤2の液面Lから
上方位置において、金網80および細片81に付着した
石油系溶剤2が、そのまま金網80および細片81に保
持される。従って、石油系溶剤2の液面Lより上方位置
でも、石油系溶剤2から溶剤蒸気2aが蒸発する。この
ため、石油系溶剤2の液面L(蒸発面積)が拡大された
のと実質的に同様な効果が得られ、溶剤蒸気2aの蒸発
量が増大するため、石油系溶剤2の再生が短時間で行わ
れる。
【0032】
【発明の効果】以上のとおり、本発明に係る真空蒸留装
置においては、蒸留釜の内部で、被蒸留液流入部が蒸留
釜内の被蒸留液に渦流を発生可能にしてあることに特徴
を有する。従って、本発明によれば、被蒸留液が効率よ
く攪拌されるので、溶剤の蒸発量が増大し、再生が短時
間で済む。ここで、被蒸留液流入口にノズルを設けた場
合には、攪拌作用がさらに高まる。また、溶剤蒸気の蒸
気流によってタービン羽根を回転させ、その回転駆動力
によって、被蒸留液を攪拌する場合にも、溶剤蒸気が蒸
留釜から流出する限り、被蒸留液が攪拌され、蒸発量が
増大する。さらに、攪拌によって、被蒸留液の液面が拡
大されるので、蒸発量が拡大する。しかも、被蒸留液が
充分に攪拌されるため、蒸留釜に加熱用のコイルを設け
ても、被蒸留液が局部的な過熱を受けないので、目的成
分以外の蒸発および溶剤の熱変質を防止できる。
【0033】さらに、被蒸留液を蒸留釜内の気相中に霧
状またはシャワー状に供給する場合、仕切り板や多孔性
部材によって、被蒸留液の液面よりも上方位置でも蒸発
可能にした場合には、被蒸留液の蒸発面積を拡大したの
と実質的に同様な効果が得られ、溶剤の蒸発量が増大す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る真空蒸留装置の全体構
成を示す概略構成図である。
【図2】図1に示す真空蒸留装置の蒸留釜と溶剤流入管
との接続部を模式的に示す横断面図である。
【図3】本発明の実施例2に係る真空蒸留装置の蒸留釜
の構造を模式的に示す縦断面図である。
【図4】本発明の実施例3に係る真空蒸留装置の蒸留釜
の構造を模式的に示す説明図である。
【図5】本発明の実施例4に係る真空蒸留装置の蒸留釜
の構造を模式的に示す説明図である。
【図6】本発明の実施例5に係る真空蒸留装置の蒸留釜
の構造を模式的に示す説明図である。
【図7】従来の真空蒸留装置の蒸留釜の構造を模式的に
示す横断面図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c,1d・・・蒸留釜 2・・・石油系溶剤 3・・・溶剤流入管 11a・・・溶剤流入部(被蒸留液流入部) 12・・・溶剤蒸気管 12a・・・溶剤蒸気流出部 13・・・エコノマイザー 14・・・回収管 17・・・溶剤回収管 18・・・真空ポンプ 27・・・コイル 31,62・・・溶剤流入口 41,64・・・ノズル 50・・・回転体 51・・・タービン羽根 52・・・攪拌羽根 63・・・溶剤流出口 65・・・仕切り板 66・・・液通過孔 70,80・・・金網(多孔部材、網目シート) 81・・・細片 121・・・溶剤蒸気流出口

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被蒸留液を真空蒸留するための蒸留釜に
    は、その内部の下方側位置で被蒸留液を前記蒸留釜の内
    周面に沿う一方向に向かって流入する被蒸留液流入部を
    有することを特徴とする真空蒸留装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記被蒸留液流入部
    は、前記一方向に向かって開口する液流入管を備えるこ
    とを特徴とする真空蒸留装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記液流入管の開口
    にノズルを有することを特徴とする真空蒸留装置。
  4. 【請求項4】 被蒸留液を真空蒸留するための蒸留釜に
    は、そこから溶剤蒸気が流出するための溶剤蒸気流出部
    の開口付近に溶剤蒸気流によって回転するタービン羽根
    を有する一方、前記蒸留釜内の下方側位置には、前記タ
    ービン羽根の回転駆動力が伝達されて前記蒸留釜内の被
    蒸留液を攪拌する攪拌部材を有することを特徴とする真
    空蒸留装置。
  5. 【請求項5】 被蒸留液を真空蒸留するための蒸留釜の
    内部には、その上方側位置で被蒸留液を前記蒸留釜内に
    霧状またはシャワー状のいずれかの状態で吹き出す被蒸
    留液流入部を有することを特徴とする真空蒸留装置。
  6. 【請求項6】 被蒸留液を真空蒸留するための蒸留釜に
    は、その内部を高さ方向に区画するともに、被蒸留液が
    通過可能な複数の液通過孔が形成された仕切り板を有
    し、前記仕切り板の上方側位置には、被蒸留液を前記蒸
    留釜内に流入するための被蒸留液流入部を有することを
    特徴とする真空蒸留装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記被蒸留液流入部
    は、被蒸留液を前記蒸留釜内に霧状またはシャワー状の
    いずれかの状態で吹き出すことを特徴とする真空蒸留装
    置。
  8. 【請求項8】 被蒸留液を真空蒸留するための蒸留釜に
    は、その内部の被蒸留液の一部を液面より上方位置で保
    持する多孔性部材を有することを特徴とする真空蒸留装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記多孔性部材は、
    網目シートであることを特徴とする真空蒸留装置。
  10. 【請求項10】 請求項8において、前記多孔性部材
    は、網目シートに細片が包まれたものであることを特徴
    とする真空蒸留装置。
JP8556593A 1993-03-19 1993-03-19 真空蒸留装置 Pending JPH06269603A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8556593A JPH06269603A (ja) 1993-03-19 1993-03-19 真空蒸留装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8556593A JPH06269603A (ja) 1993-03-19 1993-03-19 真空蒸留装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06269603A true JPH06269603A (ja) 1994-09-27

Family

ID=13862341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8556593A Pending JPH06269603A (ja) 1993-03-19 1993-03-19 真空蒸留装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06269603A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003022389A1 (fr) * 2001-09-10 2003-03-20 Kansai Chemical Engineering Co., Ltd. Dispositif de distillation et procede de distillation mettant en oeuvre ledit dispositif
CN101918097A (zh) * 2007-11-09 2010-12-15 冠军化学(巴巴多斯)公司 溶剂回收器
WO2020071367A1 (ja) * 2018-10-02 2020-04-09 前田 和幸 液体中の混合物分離装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003022389A1 (fr) * 2001-09-10 2003-03-20 Kansai Chemical Engineering Co., Ltd. Dispositif de distillation et procede de distillation mettant en oeuvre ledit dispositif
CN101918097A (zh) * 2007-11-09 2010-12-15 冠军化学(巴巴多斯)公司 溶剂回收器
JP2011502768A (ja) * 2007-11-09 2011-01-27 ケムチャンプ(バルバドス)インコーポレイテッド 溶媒リサイクラ
CN109569001A (zh) * 2007-11-09 2019-04-05 冠军化学(巴巴多斯)公司 溶剂回收器
WO2020071367A1 (ja) * 2018-10-02 2020-04-09 前田 和幸 液体中の混合物分離装置
JP2020054959A (ja) * 2018-10-02 2020-04-09 前田 和幸 液体中の混合物分離装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003517560A (ja) 蒸気圧縮冷却方式冷却装置のための流下液膜式蒸発器
WO2011110053A1 (zh) 离心真空脱气装置和方法
JPH06269603A (ja) 真空蒸留装置
EP1985743A2 (en) Dry-cleaning-machine
US3304741A (en) Oil separator arrangement for a refrigeration system
US5529080A (en) Parts washer
US9868085B2 (en) Absorption tower having absorption separator
US7371343B2 (en) Nano-powder extraction apparatus using a hollow impeller
KR200267293Y1 (ko) 물방울 비산이 없는 냉각탑
JP2002081752A (ja) 熱回収式蓄熱装置
JP4330308B2 (ja) 高速旋回式蒸発装置
JPS62162868A (ja) 蒸発器
US5722443A (en) Parts washer cabinet sealing system
JP2012112612A (ja) 液体微細化装置とそれを用いたサウナ装置
CN214276570U (zh) 一种智能冷却塔喷淋装置
US2117411A (en) Evaporative condenser
US2117410A (en) Portable air conditioner
CN223823537U (zh) 一种香料精油油水分离装置
CN106705500A (zh) 蒸发器
JP4215584B2 (ja) 油水分離装置
JP4326200B2 (ja) ブローダウンタンク
US676665A (en) Vapor-absorber.
US2542041A (en) Fluid treatment apparatus
CN215947229U (zh) 一种脱臭塔结构装置
JPH075861Y2 (ja) 有害気体の回収装置