JPH06269652A - 水性エマルジョン用分散剤 - Google Patents

水性エマルジョン用分散剤

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JPH06269652A
JPH06269652A JP5060225A JP6022593A JPH06269652A JP H06269652 A JPH06269652 A JP H06269652A JP 5060225 A JP5060225 A JP 5060225A JP 6022593 A JP6022593 A JP 6022593A JP H06269652 A JPH06269652 A JP H06269652A
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JP
Japan
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group
substituent
aqueous emulsion
dispersant
rosin
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JP5060225A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Sakamoto
昭良 坂本
Shigeru Suzuki
繁 鈴木
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Kindai Kagaku Kogyo KK
Original Assignee
Kindai Kagaku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 得られる水性エマルジョンに非常に優れた保
存安定性を与え且つ当該水性エマルジョンを製紙用サイ
ズ剤に用いた場合、顕著にすぐれたサイズ性能を付与す
る水性エマルジョン用分散剤を提供する。 【構成】 一般式(I): を有するカチオン型界面活性剤を含有するか、又は、当
該カチオン型界面活性剤並びに水溶性カチオン系樹脂及
び一般式(II) を有するノニオン型界面活性剤のいずれか一方又は双方
を含有する水性エマルジョン用分散剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水性エマルジョン用分
散剤に関し、更に詳細には、製紙用サイズ剤、建材関係
耐水剤等として使用する水性エマルジョン用の分散剤に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、世界的に資源のリサイクルがさけ
ばれ、製紙業界においても故紙の再利用がさけばれ、そ
れに伴って故紙の再利用に関して色々弊害が起こってい
る。
【0003】紙の填料及びカラーコート紙のピグメント
として炭酸カルシウムが使用されているが、紙の再利用
が進むにつれ、原料中の炭酸カルシウムの含有率が高く
なっている。
【0004】一方、現在、製紙業界では、主としてアニ
オン型ロジンエマルジョンサイズ剤が使用されており、
定着剤として、一般に、硫酸バンドが使用されている。
しかし、再利用された原料中に炭酸カルシウム含有量が
高くなっているために、硫酸バンドを添加しても、pH
値が低下しにくく、従って、硫酸バンドの凝集力も低下
し、目的のサイズ効果が得られない。そのため硫酸バン
ドの増量を行って克服しているのが現状である。
【0005】しかし、かかる場合には、サイズ性能が得
難く、発泡が多くなり、副生される石膏の析出や白水中
の硫酸根の蓄積などが原因となって機器に腐食をもたら
すなど、製紙業界で非常に深刻な問題となっている。
【0006】このような状況下、製紙業界では、少量の
硫酸バンドの添加で充分なサイズ度の得られるサイズ剤
の出現が待望されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、少
量の硫酸バンドの添加で充分なサイズ効果の得られるサ
イズ剤を得るのに使用される分散剤を提供することを目
的とする。
【0008】更に、本発明は、pH値の高い領域でも良
好な分散を与える水性エマルジョン用分散剤を提供する
ことも目的とする。
【0009】更に、本発明は、長期間にわたって安定な
水性エマルジョンを与える水性エマルジョン用分散剤を
提供することも目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、以下の構成を有する発明に到達した。
【0011】即ち、第一の発明は、一般式(I): [式中、Aは、少なくとも1個の置換基を有するフェニ
ル基(置換基は、フェニル基、ベンジル基、スチリル基
及びC1〜12アルキル基からなる群から選択される少な
くとも1の基である。)、少なくとも1個の置換基を有
するか又は未置換のα−若しくはβ−ナフチル基(置換
基はベンジル基及びスチリル基からなる群から選択され
る少なくとも1の基である。)、C12〜22アルキル基若
しくはアルケニル基又はC12〜22アルキルカルボニル基
であり、n個のR基は各々同一若しくは異なることので
きる、エチレン基又はプロピレン基であり、nは20〜
40の整数であり、R′、R″及びR″′は各々同一若
しくは異なることができる、C1〜3アルキル基又はヒド
ロキシC2〜4アルキル基であり、Xはハロゲンを表
す。]を有するカチオン型界面活性剤を含有する水性エ
マルジョン用分散剤である。
【0012】更に、第二の発明は、水性エマルジョンの
固形分の重量基準で、 a)一般式(I): [式中、Aは、少なくとも1個の置換基を有するフェニ
ル基(置換基は、フェニル基、ベンジル基、スチリル基
及びC1〜12アルキル基からなる群から選択される少な
くとも1の基である。)、少なくとも1個の置換基を有
するか又は未置換のα−若しくはβ−ナフチル(置換基
はベンジル基及びスチリル基からなる群から選択される
少なくとも1の基である。)、C12〜22アルキル基若し
くはアルケニル基又はC12〜22アルキルカルボニル基で
あり、n個のR基は各々同一若しくは異なることのでき
る、エチレン基又はプロピレン基であり、nは20〜4
0の整数であり、R′、R″及びR″′は各々同一若し
くは異なることができる、C1〜3アルキル基又はヒドロ
キシC2〜4アルキル基であり、Xはハロゲンを表す。]
を有するカチオン型界面活性剤を1〜10重量%;並び
に b)ロジン又は石油樹脂にα,β不飽和多塩基性酸を付
加した後ポリアルキレンポリアミン又はN,N−ジアル
キルポリアルキレンアミンを反応させ、次いで四級化
剤、無機酸又は有機酸を反応させてなる水溶性カチオン
系樹脂を5〜40重量%、及び一般式(II): [式中、Bは、少なくとも1個の置換基を有するフェニ
ル基(置換基は、フェニル基、ベンジル基、スチリル基
及びC1〜12アルキル基からなる群から選択される少な
くとも1の基である。)、少なくとも1個の置換基を有
するか又は未置換のα−若しくはβ−ナフチル(置換基
はベンジル基及びスチリル基からなる群から選択される
少なくとも1の基である。)、C12〜22アルキル基若し
くはアルケニル基、C12〜22アルキルカルボニル基又は
Oと一緒になってロジンエステルを形成し、R及びnは
前記の定義の通りである。]を有するノニオン型界面活
性剤を0.5〜5重量%のいずれか一方又は双方、を含
有する水性エマルジョン用分散剤である。
【0013】更に、第三の発明は、ロジンにα,β不飽
和多塩基性酸を付加した後ポリアルキレンポリアミン又
はN,N−ジアルキルポリアルキレンアミンを反応さ
せ、次いで四級化剤、無機酸又は有機酸を反応させてな
る水溶性カチオン系樹脂を含有する水性エマルジョン用
分散剤である。
【0014】上記の本発明の各水性エマルジョン用分散
剤には、必要に応じて、ポリビニルアルコール、メチル
セルロース、カチオン澱粉、プロティン、CMC、M
C、ポリアクリルアマイド、ポリビニルピロリドン等の
保護コロイドを加えることができる。
【0015】本発明で使用される一般式(I)のカチオ
ン型界面活性剤には、ポリオキシエチレンノニルフェニ
ルエーテルヒドロキシトリメチルアンモニウムクロライ
ド、ポリオキシエチレンジスチリル化フェニルエーテル
ヒドロキシトリメチルアンモニウムクロライド、ポリオ
キシエチレントリスチリル化フェニルエーテルヒドロキ
シトリメチルアンモニウムクロライド、ポリオキシエチ
レンセチルエーテルヒドロキシジメチルエチルアンモニ
ウムクロライド、ポリオキシエチレンステアリルエステ
ルヒドロキシプロピレントリメチルアンモニウムクロラ
イド等がある。前記本発明の第一の発明において、一般
式(I)のカチオン型界面活性剤の使用量は、得られる
水性エマルジョンの所望の分散度や被分散物の性状等に
依存するが、一般に、当該水性エマルジョンの固形分の
重量基準で、2〜15重量%、好ましくは、2〜5重量
%の範囲である。
【0016】本発明で使用されるロジンには、ガムロジ
ン、ウッドロジン、トールロジン、水添ロジン等があ
る。
【0017】本発明で使用される石油樹脂は、ナフサ分
解時に副生されるC5留分とC9留分をフリーデルクラフ
ツ型触媒を用いて重合された軟化点30〜120℃、臭
素価20〜100のものであり、好ましくは、軟化点5
0〜80℃、臭素価40〜60のものである。
【0018】本発明で使用されるα、β不飽和多塩基性
酸には、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタ
コン酸等がある。
【0019】本発明で使用されるポリアルキレンポリア
ミンには、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
ミン、テトラエチレンペンタミン等がある。
【0020】本発明で使用されるN,N−ジアルキルア
ルキレンジアミンには、1,1−ジメチルジアミン、
1,1−ジメチルプロピレンジアミン、1,1−ジエチ
ルプロピレンジアミン、1−メチル−1−エチルプロピ
レンジアミン等がある。
【0021】本発明で使用される四級化剤には、ベンジ
ルクロライド、エチレンクロルヒドリン、エピクロルヒ
ドリン等がある。無機酸は塩酸、硫酸等が使用される。
有機酸はギ酸、酢酸等が使用される。
【0022】本発明で使用される一般式(II)のノニ
オン型界面活性剤には、ポリオキシエチレンステアリル
エーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオ
キシエチレンノニルフェノール、ポリオキシエチレンプ
ロピレンジスチリル化フェニルエーテル、ポリオキシエ
チレントリスチリル化フェノール、ポリオキシエチレン
ロジンエステル等がある。
【0023】前記本発明の第二の発明において、一般式
(I)のカチオン型界面活性剤並びに水溶性カチオン系
樹脂及び/又は一般式(II)のノニオン型界面活性剤
の使用量は、得られる水性エマルジョンの所望の分散度
や被分散物の性状等に依存するが、一般に、当該水性エ
マルジョンの固形分の重量基準で、各々1〜10重量
%、5〜40重量%及び0.5〜5重量%であり、好ま
しくは、各々1〜3重量%、10〜30重量%及び0.
5〜2重量%の範囲である。
【0024】前記本発明の第三の発明において、一般式
(II)のノニオン型界面活性剤の使用量は、得られる
水性エマルジョンの所望の分散度や被分散物の性状等に
依存するが、一般に、当該水性エマルジョンの固形分の
重量基準で、0.5〜5重量%、好ましくは、0.5〜
2重量%の範囲である。
【0025】本発明の分散剤により分散される被分散物
には、ロジン、変性ロジン等がある。本明細書中、変性
ロジンとは、前記ロジンにα,β不飽和多塩基性酸を付
加、ホルマル化、多価アルコールのエステル化をさせた
ものをいう。
【0026】本発明の分散剤により得られる水性エマル
ジョンは、例えば、ロジン又は変性ロジンを、加圧下
で、本発明の分散剤を使用して分散させることにより製
造することができる。
【0027】本発明の分散剤により得られる水性エマル
ジョンは、製紙用サイズ剤、建材関係耐水剤等に使用で
きる。
【0028】
【実施例】以下に本発明を好適な実施例により例証する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0029】石油樹脂を使用した場合の水溶性カチオン系樹脂の製造 軟化点64℃、臭素価55の石油樹脂93部を反応釜に
仕込み、加熱溶融させ、系内の温度が180℃に達した
時点で無水マレイン酸7部を加え、200〜220℃で
4時間反応させた。反応終了後、系内の温度を160〜
170℃にし、1,1−ジエチルプロピレンジアミンを
9.3部加え、180〜190℃で3時間反応させた。
次いで、系内の温度を160〜170℃に調整し、エチ
レンクロルヒドリン5.7部を加え、160〜170℃
で4時間反応させた後、系内温度110〜120℃に低
下させ、60℃の温水を加え、固形分40%のカチオン
系樹脂の液を得た。得られた樹脂液をA液と称する。
【0030】ロジンを使用した場合の水溶性カチオン系樹脂の製造 7%マレイン化ロジン(93部のロジンと7部の無水マ
レイン酸との付加物)100部を反応釜に仕込み、加熱
溶融し、系内の温度を150〜160℃に調整し、1,
1−ジメチルプロピレンジアミン7.2部を加え、16
0℃〜170℃で3時間反応させた。反応終了後、系内
の温度を150〜160℃に調整し、エチレンクロルヒ
ドリン5.7部を加え、150〜160℃で3時間反応
させた。反応終了後、系内の温度を110〜120℃に
冷却した後、60℃の温水を加えて固形分40%のカチ
オン系樹脂の液を得た。得られた樹脂液をB液と称す
る。
【0031】
【実施例1】加圧乳化釜に7%フマル化ロジン(93部
のロジンと7部のフマル酸との付加物)93部を仕込
み、150℃〜155℃に温度調整した後、液温70℃
に調製したポリオキシエチレン(EO12)ジスチリル化
フェニルエーテル−2−ヒドロキシ−1,1,1−トリ
メチルアンモニウムクロライド(20%水溶液)35部
を撹拌下に圧入し、続いて、60℃の温水115部を加
え乳化分散した後、系内の温度を40℃まで冷却する。
冷却後、ポリビニルアルコールを0.1重量%(得られ
る水性エマルジョンの固形分の重量を基準)を添加し、
固形分35.3%のロジン水性エマルジョンを得た。
【0032】このロジン水性エマルジョンは、製紙用サ
イズ剤として使用できる。
【0033】
【実施例2】加圧乳化釜に10%フマル化ロジン(90
部のロジンと10部のフマル酸との付加物)90部を仕
込み、150〜160℃に温度調整をした後、液温60
℃に調整したポリオキシエチレン(EO13)ジスチレン
化フェニルエーテル−2−ヒドロキシ−1,1−ジメチ
ルエタノールアンモニウムクロライド(20%水溶液)
15部を撹拌下で圧入し、続いて、60℃に調整したA
液17.5部を加えた後、60℃の温水127部を加
え、乳化分散させた。乳化分散終了後、系内の温度を4
0℃に冷却し、固形分40.5%のロジン水性エマルジ
ョンを得た。
【0034】
【実施例3】加圧乳化釜に7%フマル化ロジン(93部
のロジンと7部のフマル酸との付加物)95部を仕込
み、150〜160℃に温度調整をした後、70℃に温
度調整したポリオキシエチレン(EO14)ノニルフェニ
ルエーテル−2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエタノ
ールアンモニウムクロライド(20%水溶液)15部と
ポリオキシエチレンジスチレン化フェノールエーテル
(EO14)2部を撹拌下で圧入し、続いて、70℃の温
水138部を加え、乳化分散させた。乳化分散終了後、
系内の温度を40℃に冷却し、固形分40.3%のロジ
ン水性エマルジョンを得た。
【0035】このロジン水性エマルジョンは、製紙用サ
イズ剤として使用できる。
【0036】
【実施例4】加圧乳化釜に5%マレイン化ロジン(95
部のロジンと5部のマレイン酸との付加物)90部を仕
込み、加熱溶融して系内の温度を140℃に温度調整を
した後、撹拌下、60℃に温度調整したB液15部とポ
リオキシエチレン(EO12)トリスチレン化フェニルエ
ーテル−2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエタノール
アンモニウムクロライド(20%水溶液)20部を圧入
した後、60℃の温水125部を加え、乳化分散させ
た。乳化分散終了後、系内の温度を40℃に冷却し、固
形分40.5%のロジン水性エマルジョンを得た。
【0037】このロジン水性エマルジョンは、製紙用サ
イズ剤として使用できる。
【0038】
【実施例5】加圧乳化釜に7%フマル化ロジン(93部
のロジンと7部のフマル酸との付加物)を90部仕込み
150〜160℃に温度調整した後、液温70℃に調整
したB液25部を、撹拌下、圧入し、続いて、70℃の
温水135部を圧入し、乳化分散した後、系内温度40
℃まで冷却し、固形分40.5%のロジン水性エマルジ
ョンを得た。
【0039】このロジン水性エマルジョンは、サイズ剤
として使用できる。
【0040】
【実施例6】本実施例は、前記実施例1〜5で得られた
水性エマルジョンの製紙用サイズ剤としての性能を示
す。性能はサイズ度の測定値を指標にして表す。比較例
として、次のようにして製した従来技術のアニオン型ロ
ジンエマルジョンサイズ剤を使用した。
【0041】反応釜にガムロジン90部を仕込み加熱溶
融する。次いで、系内の温度を160℃に調整し、フマ
ル酸10部を加え、200℃で2時間反応させた。得ら
れた変性ロジン95部を乳化釜に仕込み、系内の温度を
160℃に調整する。次いで、密閉下、60℃に加温し
たポリオキシエチレン(EO14)トリスチル化フェノー
ルスルホコハク酸ナトリウムの20%水溶液25部を圧
入し、続いて、60℃の温水80部を圧入乳化分散させ
た後、40℃まで冷却し、固形分50.0%のアニオン
型ロジンエマルジョンを得た。
【0042】[性能試験]−1 パルプ:L/N(7/3)BKP 叩解度:CSF=450ミリリットル 坪量:70g/m2 填料::軽質炭酸カルシウム10重量%(パルプ重量基
準) サイズ剤添加量:固形分換算で0.3重量%及び0.5
重量%(パルプ重量基準) 硫酸バンド添加量:1.0重量%(パルプ重量基準)
(pHは7.5であった。) 乾燥条件:90℃で2分間 抄紙工程:解離(5分)→バンド(5分)→サイズ(5
分)→填料(2分)→抄 抄温:40℃ サイズ度測定法:JIS P 8122(ステキヒト法) [試験結果] 検体\サイズ剤添加量 0.3wt% 0.5wt% 実施例1 15″2 20″8 実施例2 16″8 22″0 実施例3 15″0 19″4 実施例4 14″8 19″8 実施例5 14″1 19″2 比較例 0″ 0″ [性能試験]−2 パルプ:雑誌故紙(CaCO3 6%含有) 叩解度:CSF=360ミリリットル 坪量:100g/m2 サイズ剤添加量:固形分換算で0.3重量%及び0.5
重量%(パルプ重量基準) 硫酸バンド添加量:1.0重量%(パルプ重量基準)
(pHは7.0であった。) 乾燥条件:90℃で2分間 抄紙工程:解離(5分)→バンド(5分)→サイズ(2
分)→抄 抄温:40℃ サイズ度測定法:JIS P 8122(ステキヒト法) [試験結果] 検体\サイズ剤添加量 0.3wt% 0.5wt% 実施例1 19″8 37″3 実施例2 21″2 39″0 実施例3 20″1 38″4 実施例4 19″4 37″6 実施例5 18″3 35″8 比較例 1″5 5″1 上記の結果からわかるように、本発明の分散剤により得
られたロジンエマルジョンサイズ剤は、比較例のサイズ
剤と比較して顕著にすぐれたサイズ性能を示すことがわ
かる。
【0043】
【実施例7】本実施例は、本発明の分散剤により製した
水性エマルジョンが、長期間にわたって安定であること
を示す実施例である。
【0044】前記実施例1〜5で得られた水性エマルジ
ョン及び比較例1及び2の水性エマルジョンをそのまま
(原液)、並びに当該原液を希釈して固形分5%となる
ように調製した希釈水溶液を検体とした。比較例1とし
て、実施例6で比較例として用いた水性エマルジョンを
使用し、比較例2として、次のようにして製した水性エ
マルジョンを使用した。
【0045】軟化点65℃、臭素価50の石油樹脂92
部を反応釜に仕込み、加熱溶融し系内の温度が190℃
に達した時点で無水マレイン酸8部を加え、200℃〜
220℃で5時間反応を行った。反応終了後系内の温度
を180℃〜190℃に調製し、1,1−ジエチルプロ
ピレンジアミン10.6部を加え180℃〜190℃で
3時間反応を行った。次いで、系内の温度を160℃〜
170℃に下げ、エチレンクロルヒドリン6.6部を加
え、160℃〜170℃で3時間反応を行った後、系内
の温度を120℃〜130℃に低下させ、60℃の温水
を加えて固形分40%のカチオン型樹脂からなる分散剤
を得た。
【0046】次に5%マレイン化ロジン(95部のロジ
ンと5部の無水マレイン酸との付加物)80部を乳化釜
に仕込み、温度160℃に調整し、密閉条件下で上記分
散剤50部を撹拌下で加えた後、続いて、90℃の温水
120部を徐々に加え乳化分散させた後、40℃に冷却
し、固形分40.5%のロジン水性エマルジョンを得
た。
【0047】各検体を、上下に採取口を備えた250ミ
リリットルシリンダーに入れ、40℃の恒温槽中に静置
して7日間保存し、上下より適量サンプリングして固形
分を測定し、その含有率を求めた。
【0048】結果を、下表に示す。
【0049】 上記の結果より、比較例1とはほとんど差がないが、比
較例2と比較して、安定性が顕著にすぐれていることが
わかる。
【0050】
【発明の効果】本発明の水性エマルジョン用分散剤は、
以上に述べた構成を採用することにより、得られる水性
エマルジョンに非常に優れた保存安定性を与えるばかり
でなく、当該水性エマルジョンを製紙用サイズ剤に用い
た場合、顕著にすぐれたサイズ性能をも付与する。従っ
て、本発明の分散剤は、これらの両利点を兼ね備えた顕
著に優れた分散剤である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I): [式中、Aは、少なくとも1個の置換基を有するフェニ
    ル基(置換基は、フェニル基、ベンジル基、スチリル基
    及びC1〜12アルキル基からなる群から選択される少な
    くとも1の基である。)、少なくとも1個の置換基を有
    するか又は未置換のα−若しくはβ−ナフチル基(置換
    基はベンジル基及びスチリル基からなる群から選択され
    る少なくとも1の基である。)、C12〜22アルキル基若
    しくはアルケニル基又はC12〜22アルキルカルボニル基
    であり、n個のR基は各々同一若しくは異なることので
    きる、エチレン基又はプロピレン基であり、nは20〜
    40の整数であり、R′、R″及びR″′は各々同一若
    しくは異なることができる、C1〜3アルキル基又はヒド
    ロキシC2〜4アルキル基であり、Xはハロゲンを表
    す。]を有するカチオン型界面活性剤を含有する水性エ
    マルジョン用分散剤。
  2. 【請求項2】 水性エマルジョンの固形分の重量基準
    で、 a)一般式(I): [式中、Aは、少なくとも1個の置換基を有するフェニ
    ル基(置換基は、フェニル基、ベンジル基、スチリル基
    及びC1〜12アルキル基からなる群から選択される少な
    くとも1の基である。)、少なくとも1個の置換基を有
    するか又は未置換のα−若しくはβ−ナフチル基(置換
    基はベンジル基及びスチリル基からなる群から選択され
    る少なくとも1の基である。)、C12〜22アルキル基若
    しくはアルケニル基又はC12〜22アルキルカルボニル基
    (置換基は、フェニル基、ベンジル基、スチリル基又は
    アルキル基である。)であり、n個のR基は各々
    同一若しくは異なることのできる、エチレン基又はプロ
    ピレン基であり、nは20〜40の整数であり、R′、
    R″及びR″′は各々同一若しくは異なることができ
    る、C1〜3アルキル基又はヒドロキシC2〜4アルキル基
    であり、Xはハロゲンを表す。]を有するカチオン型界
    面活性剤を1〜10重量%;並びに b)ロジン又は石油樹脂にα,β不飽和多塩基性酸を付
    加した後ポリアルキレンポリアミン又はN,N−ジアル
    キルポリアルキレンアミンを反応させ、次いで四級化
    剤、無機酸又は有機酸を反応させてなる水溶性カチオン
    系樹脂を5〜40重量%、及び一般式(II): [式中、Bは、少なくとも1個の置換基を有するフェニ
    ル基(置換基は、フェニル基、ベンジル基、スチリル基
    及びC1〜12アルキル基からなる群から選択される少な
    くとも1の基である。)、少なくとも1個の置換基を有
    するか又は未置換のα−若しくはβ−ナフチル基(置換
    基はベンジル基及びスチリル基からなる群から選択され
    る少なくとも1の基である。)、C12〜22アルキル基若
    しくはアルケニル基、C12〜22アルキルカルボニル基又
    はOと一緒になってロジンエステルを形成し、R及びn
    は前記の定義の通りである。]を有するノニオン型界面
    活性剤を0.5〜5重量%のいずれか一方又は双方、を
    含有する水性エマルジョン用分散剤。
  3. 【請求項3】ロジンにα,β不飽和多塩基性酸を付加し
    た後ポリアルキレンポリアミン又はN,N−ジアルキル
    ポリアルキレンアミンを反応させ、次いで四級化剤、無
    機酸又は有機酸を反応させてなる水溶性カチオン系樹脂
    を含有する水性エマルジョン用分散剤。
  4. 【請求項4】更に、保護コロイドを含有させる、請求項
    1〜3のいずれかに記載の水性エマルジョン用分散剤。
  5. 【請求項5】前記水性エマルジョンは製紙用サイズ剤又
    は建材関係耐水剤である請求項1〜4のいずれかに記載
    の水性エマルジョン用分散剤。
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