JPH06269896A - バルブスリーブの製造方法 - Google Patents
バルブスリーブの製造方法Info
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- JPH06269896A JPH06269896A JP8512993A JP8512993A JPH06269896A JP H06269896 A JPH06269896 A JP H06269896A JP 8512993 A JP8512993 A JP 8512993A JP 8512993 A JP8512993 A JP 8512993A JP H06269896 A JPH06269896 A JP H06269896A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高精度であるだけでなく精度のバラツキが小
さく高品質のバルブスリーブを低コストで製造するため
のバルブスリーブの製造方法を提供すること。 【構成】 軸心方向に沿って両端を閉じた複数の溝を内
面に形成した一片型のバルブスリ―ブの製造方法におい
て、素材片の一端側の所定の部分の外周面に圧力を加え
て内方に傾斜するように塑性変形させてテーパ部を形成
する工程と、素材片の一端に圧力を加えてテーパ部を塑
性変形させて内向き隆起部を形成して、その内向き隆起
部により複数の溝の一端側の開放端部を閉じる工程を含
むことを特徴とするバルブスリーブの製造方法。
さく高品質のバルブスリーブを低コストで製造するため
のバルブスリーブの製造方法を提供すること。 【構成】 軸心方向に沿って両端を閉じた複数の溝を内
面に形成した一片型のバルブスリ―ブの製造方法におい
て、素材片の一端側の所定の部分の外周面に圧力を加え
て内方に傾斜するように塑性変形させてテーパ部を形成
する工程と、素材片の一端に圧力を加えてテーパ部を塑
性変形させて内向き隆起部を形成して、その内向き隆起
部により複数の溝の一端側の開放端部を閉じる工程を含
むことを特徴とするバルブスリーブの製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバルブスリーブの製造方
法に関するものであり、特に一片形のバルブスリーブの
製造方法に関するものである。
法に関するものであり、特に一片形のバルブスリーブの
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車操縦機構のラック・ピニオン式パ
ワーステアリング装置において、その主要部に動力操舵
用回転バルブが使われる。この回転バルブに円筒状のバ
ルブスリーブが用いられる。バルブスリーブのコスト
は、操縦機構の7〜15%を占めるのが普通である。
ワーステアリング装置において、その主要部に動力操舵
用回転バルブが使われる。この回転バルブに円筒状のバ
ルブスリーブが用いられる。バルブスリーブのコスト
は、操縦機構の7〜15%を占めるのが普通である。
【0003】バルブスリーブの内面には、油圧用の分流
溝が複数配置されている。分流溝の両端は閉じられてい
て、分流溝の分割配置精度、溝両端の閉鎖精度及び溝幅
精度は高い水準でかつバラツキが少ないことが要求され
る。しかも、こういった高精度のバルブスリーブをより
低コストで製造することが求められている。
溝が複数配置されている。分流溝の両端は閉じられてい
て、分流溝の分割配置精度、溝両端の閉鎖精度及び溝幅
精度は高い水準でかつバラツキが少ないことが要求され
る。しかも、こういった高精度のバルブスリーブをより
低コストで製造することが求められている。
【0004】バルブスリーブの形態としては、一片形バ
ルブスリーブ、二片形バルブスリーブ、三片形バルブス
リーブが挙げられる。
ルブスリーブ、二片形バルブスリーブ、三片形バルブス
リーブが挙げられる。
【0005】二片形バルブスリーブは、片側から塑性加
工又はエンドミルによる切削加工によって一方側のみ閉
じた溝を成形し、その後、圧入リングを圧入して溝の他
端を閉じたものである。三片形バルブスリーブは、ブロ
ーチ切削により両端が開いた溝を形成し、その後、両端
に圧入リングを圧入したものである。二片形及び三片形
バルブスリーブは、いずれの場合にも圧入リングをはめ
込むための凹所の切削が必要であり、その嵌合精度が不
充分な場合にはリングが緩んで動作不良となったり、リ
ングの脱落事故の恐れがある。また、二片形及び三片形
バルブスリーブの製造コストは一片形バルブスリーブに
比べ一般に1.2〜2倍と高くなってしまう。このた
め、近年は一片形バルブスリーブが主流になりつつあ
る。
工又はエンドミルによる切削加工によって一方側のみ閉
じた溝を成形し、その後、圧入リングを圧入して溝の他
端を閉じたものである。三片形バルブスリーブは、ブロ
ーチ切削により両端が開いた溝を形成し、その後、両端
に圧入リングを圧入したものである。二片形及び三片形
バルブスリーブは、いずれの場合にも圧入リングをはめ
込むための凹所の切削が必要であり、その嵌合精度が不
充分な場合にはリングが緩んで動作不良となったり、リ
ングの脱落事故の恐れがある。また、二片形及び三片形
バルブスリーブの製造コストは一片形バルブスリーブに
比べ一般に1.2〜2倍と高くなってしまう。このた
め、近年は一片形バルブスリーブが主流になりつつあ
る。
【0006】一片形バルブスリーブの製造方法として
は、エンドミルで一溝づつ切削する方法、バイトで一溝
づつスロッチング切削する方法、塑性加工による方法の
3つがある。
は、エンドミルで一溝づつ切削する方法、バイトで一溝
づつスロッチング切削する方法、塑性加工による方法の
3つがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】エンドミルによる切削
加工では、エンドミルの直径が6〜7mm、長さが10
0〜120mmであるため、刃物としての剛性が不充分
となり、切削時間が長くなる。また、刃先の摩耗や欠け
等により切削面粗さが変化し易く、加工溝の真直度が狂
い易い。さらに、分割精度も良くない等の欠点がある。
加工では、エンドミルの直径が6〜7mm、長さが10
0〜120mmであるため、刃物としての剛性が不充分
となり、切削時間が長くなる。また、刃先の摩耗や欠け
等により切削面粗さが変化し易く、加工溝の真直度が狂
い易い。さらに、分割精度も良くない等の欠点がある。
【0008】バイトでスロッチング加工する方法では、
刃物剛性が不充分な場合に刃先の摩耗や欠け等によって
刃物寿命が短くなり、またバラツキ精度も良くない等の
欠点がある。
刃物剛性が不充分な場合に刃先の摩耗や欠け等によって
刃物寿命が短くなり、またバラツキ精度も良くない等の
欠点がある。
【0009】塑性加工によって溝を形成する従来の方法
では、まず一端が閉じた溝を円筒の内面に形成し、溝の
他端の側から軸方向(溝の長手方向)にパンチを挿入し
て円筒内側の部分を盛り上げるように塑性変形させて溝
の他端を閉じるようにしている。端部に圧縮力を加えて
内方に変形移動させて溝の開放端を閉じるのである。こ
の場合、精度の必要な部分に圧力が加わるため、溝の
幅、形状、真直精度がそこなわれる等の精度的な問題が
発生する。
では、まず一端が閉じた溝を円筒の内面に形成し、溝の
他端の側から軸方向(溝の長手方向)にパンチを挿入し
て円筒内側の部分を盛り上げるように塑性変形させて溝
の他端を閉じるようにしている。端部に圧縮力を加えて
内方に変形移動させて溝の開放端を閉じるのである。こ
の場合、精度の必要な部分に圧力が加わるため、溝の
幅、形状、真直精度がそこなわれる等の精度的な問題が
発生する。
【0010】また、初めに塑性加工によって有底の筒状
体を成形し、別の塑性加工により溝を加工し、次に底面
に成形力を加えて溝を閉じ込むための成形を行う方法も
あるが、この方法でも次のような問題点が生じる。それ
は、溝加工と下穴加工(有底の筒状体を作る工程)が分
離しているため、溝形状の良好な精度が得にくいことで
ある。つまり、溝の中心と穴の中心とが一致しない欠点
がある。
体を成形し、別の塑性加工により溝を加工し、次に底面
に成形力を加えて溝を閉じ込むための成形を行う方法も
あるが、この方法でも次のような問題点が生じる。それ
は、溝加工と下穴加工(有底の筒状体を作る工程)が分
離しているため、溝形状の良好な精度が得にくいことで
ある。つまり、溝の中心と穴の中心とが一致しない欠点
がある。
【0011】また、底面を加圧するため、溝部断面に引
張り力が掛り、引張りを受ける断面積が小さい場合は伸
びが生じて溝の精度が悪くなる。このため、溝部断面積
を大きくするか、閉じ込み加工力を低く抑えるための寸
法制限が必要になり、底厚も加工力に耐え得る厚さにし
なければならない。
張り力が掛り、引張りを受ける断面積が小さい場合は伸
びが生じて溝の精度が悪くなる。このため、溝部断面積
を大きくするか、閉じ込み加工力を低く抑えるための寸
法制限が必要になり、底厚も加工力に耐え得る厚さにし
なければならない。
【0012】さらに、従来の塑性加工による製造方法で
はスリーブ内面の溝の境界部分や閉鎖部付近にヘこみが
残ったり、ファイバーフローの不連続境界が発生し、強
度が低下する等の不都合も生じる。
はスリーブ内面の溝の境界部分や閉鎖部付近にヘこみが
残ったり、ファイバーフローの不連続境界が発生し、強
度が低下する等の不都合も生じる。
【0013】本発明の目的は、高精度であり、しかも精
度のバラツキが小さく、高品質のバルブスリーブを低コ
ストで製造できる一片型のバルブスリーブの製造方法を
提供することである。
度のバラツキが小さく、高品質のバルブスリーブを低コ
ストで製造できる一片型のバルブスリーブの製造方法を
提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸心方向に沿
って両端を閉じた複数の溝を内面に形成した一片型のバ
ルブスリ―ブの製造方法において、素材片の一端側の所
定の部分の外周面に圧力を加えて内方に傾斜するように
塑性変形させてテーパ部を形成する工程と、素材片の一
端に圧力を加えてテーパ部を塑性変形させて内向き隆起
部を形成して、その内向き隆起部により複数の溝の一端
側の開放端部を閉じる工程を含むことを特徴とするバル
ブスリーブの製造方法を要旨としている。
って両端を閉じた複数の溝を内面に形成した一片型のバ
ルブスリ―ブの製造方法において、素材片の一端側の所
定の部分の外周面に圧力を加えて内方に傾斜するように
塑性変形させてテーパ部を形成する工程と、素材片の一
端に圧力を加えてテーパ部を塑性変形させて内向き隆起
部を形成して、その内向き隆起部により複数の溝の一端
側の開放端部を閉じる工程を含むことを特徴とするバル
ブスリーブの製造方法を要旨としている。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の好適な実施
例を説明する。
例を説明する。
【0016】まず、長尺の丸棒材を所定の長さに切断し
て、短かい丸棒状の素材片(図示せず)とする。
て、短かい丸棒状の素材片(図示せず)とする。
【0017】この素材片に第1の予備成形を行い、図1
に示すように、第1成形体10を得る。第1成形体10
の一端(図では下端)には極めて浅い予備穴13を形成
しておくのが好ましい。さらに好ましくは、第1成形体
10の他端(図では上端)にも極めて浅い予備穴(図示
せず)を形成しておく。
に示すように、第1成形体10を得る。第1成形体10
の一端(図では下端)には極めて浅い予備穴13を形成
しておくのが好ましい。さらに好ましくは、第1成形体
10の他端(図では上端)にも極めて浅い予備穴(図示
せず)を形成しておく。
【0018】第1成形体10を反転してその上下を逆に
し、第1成形体10の他端の予備穴に第2の予備成形を
行い、図2に示すように、好ましくは浅い大径の丸穴1
4を形成して、第2成形体20を得る。図2もパンチや
ダイは図示を省略している。
し、第1成形体10の他端の予備穴に第2の予備成形を
行い、図2に示すように、好ましくは浅い大径の丸穴1
4を形成して、第2成形体20を得る。図2もパンチや
ダイは図示を省略している。
【0019】次に、第2成形体20を反転してその上下
を逆にし、第2成形体20の一端の予備穴13側からス
プライン状穴あけパンチ31を圧入して、図3に示すよ
うに、深い小径の丸穴32と一端側の端部33aのみが
開放している複数の溝33を同時に形成して、第3成形
体30を得る。この成形のとき、第2成形体20はダイ
34に設定され、第2成形体20の成形力は、ノックア
ウトピン35の端面と、ノックアウトスリーブ37の端
面によって分散した形で支承される。大径の丸穴14に
はノックアウトピン35が配置される。そのノックアウ
トピン35の下端には丸穴35aが設けられていて、そ
こに中間壁36が少し入る形になる。
を逆にし、第2成形体20の一端の予備穴13側からス
プライン状穴あけパンチ31を圧入して、図3に示すよ
うに、深い小径の丸穴32と一端側の端部33aのみが
開放している複数の溝33を同時に形成して、第3成形
体30を得る。この成形のとき、第2成形体20はダイ
34に設定され、第2成形体20の成形力は、ノックア
ウトピン35の端面と、ノックアウトスリーブ37の端
面によって分散した形で支承される。大径の丸穴14に
はノックアウトピン35が配置される。そのノックアウ
トピン35の下端には丸穴35aが設けられていて、そ
こに中間壁36が少し入る形になる。
【0020】丸穴32は、図4に示すように、その周面
に8本の溝33を有している。これらの溝33は全て軸
方向に互いに平行に配置されている。また、8本の溝3
3は穴32の周面に等間隔に配置されている。図3に示
すように、溝33の一端33a(図では下端)は開いて
いて、他端(図では上端)は閉じている。
に8本の溝33を有している。これらの溝33は全て軸
方向に互いに平行に配置されている。また、8本の溝3
3は穴32の周面に等間隔に配置されている。図3に示
すように、溝33の一端33a(図では下端)は開いて
いて、他端(図では上端)は閉じている。
【0021】次に、図5に示すように、ダイ64とノッ
クアウトスリ―ブ67を設け、それらによって形成され
た凹所に第3成形体30を設定し、第3成形体30の中
間壁36を穴貫通パンチ61によって軸方向に打ち抜い
て、中間壁36を貫通させる。62は打ち抜かれたスク
ラップを示す。パンチ61の有効打ち抜き径は、溝付き
穴32の最終仕上径よりもやや小さめに設定する。そう
すれば、その後の仕上げ加工が容易かつ正確に行える。
クアウトスリ―ブ67を設け、それらによって形成され
た凹所に第3成形体30を設定し、第3成形体30の中
間壁36を穴貫通パンチ61によって軸方向に打ち抜い
て、中間壁36を貫通させる。62は打ち抜かれたスク
ラップを示す。パンチ61の有効打ち抜き径は、溝付き
穴32の最終仕上径よりもやや小さめに設定する。そう
すれば、その後の仕上げ加工が容易かつ正確に行える。
【0022】次に、図6に示すように、ダイ71とノッ
クアウトピン72を設け、ダイ71に第4成形体40を
設ける。この時、第4成形体40の下端の外周縁とダイ
71のテ―パ面71aの上端は接しており、ノックアウ
トピン72の上端はダイ71のテ―パ面71aの下端か
ら下方に所定の間隔で離れている。好ましくはテ―パ面
71aのテ―パ角度は、約90度である。
クアウトピン72を設け、ダイ71に第4成形体40を
設ける。この時、第4成形体40の下端の外周縁とダイ
71のテ―パ面71aの上端は接しており、ノックアウ
トピン72の上端はダイ71のテ―パ面71aの下端か
ら下方に所定の間隔で離れている。好ましくはテ―パ面
71aのテ―パ角度は、約90度である。
【0023】さらに、第4成形体40の穴32にインサ
―トピン73を挿入する。インサ―トピン73の下端
は、テ―パ面71aの上端に対して上方に所定間隔で離
れている。
―トピン73を挿入する。インサ―トピン73の下端
は、テ―パ面71aの上端に対して上方に所定間隔で離
れている。
【0024】このように、第4成形体40、ダイ71、
ノックアウトピン72およびインサ―トピン73を設定
し、パンチスリ―ブ74を用いて第3の予備成形を行
い、テ―パ部11を形成して第5成形体50を得る。パ
ンチスリ―ブ74は、図6の矢印A方向に所定の位置ま
で移動させる。
ノックアウトピン72およびインサ―トピン73を設定
し、パンチスリ―ブ74を用いて第3の予備成形を行
い、テ―パ部11を形成して第5成形体50を得る。パ
ンチスリ―ブ74は、図6の矢印A方向に所定の位置ま
で移動させる。
【0025】図6は、パンチスリ―ブ74が第4成形体
40を変形させて第5成形体50を形成した直後の状態
を示している。この第3予備成形によってテ―パ部11
が形成されて、第5成形体50が得られる。パンチスリ
―ブ74を矢印Aの方向に移動させて、第4成形体40
の下端部をテ―パ面71aに沿って内方に塑性変形させ
る。その結果、テ―パ部11が形成される。前述のイン
サ―トピン73の上下方向の位置を適当に設定すること
によって、テ―パ部11をほぼテ―パ面71aに対応し
た形状にすることができる。
40を変形させて第5成形体50を形成した直後の状態
を示している。この第3予備成形によってテ―パ部11
が形成されて、第5成形体50が得られる。パンチスリ
―ブ74を矢印Aの方向に移動させて、第4成形体40
の下端部をテ―パ面71aに沿って内方に塑性変形させ
る。その結果、テ―パ部11が形成される。前述のイン
サ―トピン73の上下方向の位置を適当に設定すること
によって、テ―パ部11をほぼテ―パ面71aに対応し
た形状にすることができる。
【0026】パンチスリ―ブ74の移動距離は、テ―パ
部11が形成されて、溝33の下端が閉じられる程度に
設定する。ただし、テーパ部11を除いて、ノックアウ
トピン72によって第5成形体50に永久変形が生じな
いように、寸法を設定する。この図示例ではテ―パ部1
1の一部(最内方部分)が余肉として残る。
部11が形成されて、溝33の下端が閉じられる程度に
設定する。ただし、テーパ部11を除いて、ノックアウ
トピン72によって第5成形体50に永久変形が生じな
いように、寸法を設定する。この図示例ではテ―パ部1
1の一部(最内方部分)が余肉として残る。
【0027】次に、図7に示すように、第5成形体50
を反転してその上下を逆にし、ダイ81とノックアウト
スリ―ブ82を設け、それらによって形成された凹所に
第5成形体50を設定する。この時、第5成形体50の
下端とノックアウトスリ―ブ82の上端は接している。
さらに、第5成形体50の穴32にインサ―トピン85
を挿入する。インサ―トピン85の上端は、第5成形体
50のテ―パ部11の内面の下端付近に位置している。
このように第5成形体50をダイ81とノックアウトス
リ―ブ82による凹所に設定し、穴32にインサ―トピ
ン85を挿入し、刃面83をもったパンチ84を用いて
成形する。パンチ84は図7の矢印A方向に所定位置ま
で移動させる。
を反転してその上下を逆にし、ダイ81とノックアウト
スリ―ブ82を設け、それらによって形成された凹所に
第5成形体50を設定する。この時、第5成形体50の
下端とノックアウトスリ―ブ82の上端は接している。
さらに、第5成形体50の穴32にインサ―トピン85
を挿入する。インサ―トピン85の上端は、第5成形体
50のテ―パ部11の内面の下端付近に位置している。
このように第5成形体50をダイ81とノックアウトス
リ―ブ82による凹所に設定し、穴32にインサ―トピ
ン85を挿入し、刃面83をもったパンチ84を用いて
成形する。パンチ84は図7の矢印A方向に所定位置ま
で移動させる。
【0028】刃面83は、円形の平面83aとその平面
83aの周縁に連続して設けられたテ―パ面83bから
構成されていて、円錐台状である。好ましくは、テ―パ
面83bのテ―パ角度を90度に設定する。
83aの周縁に連続して設けられたテ―パ面83bから
構成されていて、円錐台状である。好ましくは、テ―パ
面83bのテ―パ角度を90度に設定する。
【0029】パンチ84を矢印A方向に移動させて、パ
ンチ84の刃面83とインサートピン85の上端によっ
て第5成形体50のテ―パ部11をプレスして塑性変形
させ、内向き隆起部89を形成して、第6成形体60を
得る。この成形のとき、第5成形体50の成形力は、ノ
ックアウトスリ―ブ82の端面と、インサ―トピン85
の上端によって分散した形で支承される。
ンチ84の刃面83とインサートピン85の上端によっ
て第5成形体50のテ―パ部11をプレスして塑性変形
させ、内向き隆起部89を形成して、第6成形体60を
得る。この成形のとき、第5成形体50の成形力は、ノ
ックアウトスリ―ブ82の端面と、インサ―トピン85
の上端によって分散した形で支承される。
【0030】パンチ84の移動距離は、テ―パ部11が
塑性変形されて、それと同時に適当な大きさの内向き隆
起部89が形成されて、溝33の上端が適切に閉じられ
る程度に設定する。この内向き隆起部89は、軸線に対
してほぼ直角に内向きに隆起するように形成される。た
だし、内向き隆起部89を除いて、ノックアウトスリ―
ブ82によって第5成形体50に永久変形が生じないよ
うに寸法を設定する。この図示例では内向き隆起部89
の一部(最内方部分)が余肉として残る。
塑性変形されて、それと同時に適当な大きさの内向き隆
起部89が形成されて、溝33の上端が適切に閉じられ
る程度に設定する。この内向き隆起部89は、軸線に対
してほぼ直角に内向きに隆起するように形成される。た
だし、内向き隆起部89を除いて、ノックアウトスリ―
ブ82によって第5成形体50に永久変形が生じないよ
うに寸法を設定する。この図示例では内向き隆起部89
の一部(最内方部分)が余肉として残る。
【0031】この成形のあと、溝33の両端は閉じられ
たまま残る。
たまま残る。
【0032】第6成形体60の内向き隆起部89の最内
方部の余肉を除去すると、大径の丸穴14と小径の丸穴
32によりなる貫通穴が形成され、そこには両端が閉じ
られた8本の溝33が配置されている。この溝33の両
端は、それぞれ軸線とほぼ直交するように形成されてい
て、互いにほぼ同一の形状になっている。
方部の余肉を除去すると、大径の丸穴14と小径の丸穴
32によりなる貫通穴が形成され、そこには両端が閉じ
られた8本の溝33が配置されている。この溝33の両
端は、それぞれ軸線とほぼ直交するように形成されてい
て、互いにほぼ同一の形状になっている。
【0033】図には示していないが、第6成形体60の
内外周面を仕上げ加工する。特に外周面には環状溝を設
け、そこから溝33に通じる分流穴を設ける。このよう
にして最終製品としての一片型バルブスリーブ(図示せ
ず)を製造する。
内外周面を仕上げ加工する。特に外周面には環状溝を設
け、そこから溝33に通じる分流穴を設ける。このよう
にして最終製品としての一片型バルブスリーブ(図示せ
ず)を製造する。
【0034】なお、第1〜第6成形体10〜60は、説
明の便宜上用いたものであり、成形体とよばずに最終製
品に対比して素材片と呼んでもよい。
明の便宜上用いたものであり、成形体とよばずに最終製
品に対比して素材片と呼んでもよい。
【0035】本発明は前述の実施例に限定されない。た
とえば、パンチ84の刃面83は、円錐台状(円形の平
面83aとテ―パ面83bの組合せ)に限らず、他の種
々の形状に構成できる。
とえば、パンチ84の刃面83は、円錐台状(円形の平
面83aとテ―パ面83bの組合せ)に限らず、他の種
々の形状に構成できる。
【0036】なお、図には、成形体(素材片)の軸心が
上下(縦)方向になるように示したが、成形時の成形体
(素材片)の軸心の向きはこれに限るものではなく、横
方向であっても、逆さ方向であってもよい。また、一連
の塑性成形は冷間で行っても熱間で行ってもよい。
上下(縦)方向になるように示したが、成形時の成形体
(素材片)の軸心の向きはこれに限るものではなく、横
方向であっても、逆さ方向であってもよい。また、一連
の塑性成形は冷間で行っても熱間で行ってもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、内方に傾斜
させたテ―パ部を形成し、そのテ―パ部を塑性変形させ
て内向き隆起部を形成する構成になっているため、無理
な塑性変形が行われないので、溝の閉じ込みに必要な部
分の精度をそこなうことなく、溝を閉鎖できるので、高
い溝精度を得るだけでなく精度のバラツキが少ない一片
型バルブスリーブを製造できる。そして、精度の向上に
よって歩留まりも向上できるので、例えば20〜50%
のコスト低減が可能となる。また、従来の塑性加工によ
る一片型バルブスリーブの製造方法に比べて材質、寸法
等の変化に対し適応範囲が広くなる。
させたテ―パ部を形成し、そのテ―パ部を塑性変形させ
て内向き隆起部を形成する構成になっているため、無理
な塑性変形が行われないので、溝の閉じ込みに必要な部
分の精度をそこなうことなく、溝を閉鎖できるので、高
い溝精度を得るだけでなく精度のバラツキが少ない一片
型バルブスリーブを製造できる。そして、精度の向上に
よって歩留まりも向上できるので、例えば20〜50%
のコスト低減が可能となる。また、従来の塑性加工によ
る一片型バルブスリーブの製造方法に比べて材質、寸法
等の変化に対し適応範囲が広くなる。
【0038】しかも、内向き隆起部を所定の大きさに形
成することが容易である。例えば、切削仕上代が少なく
なるように内向き隆起部を形成することによって、バル
ブスリーブ1個あたりの材料の量を減らすことができ
る。
成することが容易である。例えば、切削仕上代が少なく
なるように内向き隆起部を形成することによって、バル
ブスリーブ1個あたりの材料の量を減らすことができ
る。
【図1】本発明の好適な実施例における第1の予備成形
によって成形した第1成形体を一部断面で示す側面図。
によって成形した第1成形体を一部断面で示す側面図。
【図2】本発明の好適な実施例における第2の予備成形
によって成形した第2成形体を示す断面図。
によって成形した第2成形体を示す断面図。
【図3】本発明の好適な実施例における溝を成形した第
3成形体を示す断面図。
3成形体を示す断面図。
【図4】第3成形体を示す図3のX−X線に沿った断面
図。
図。
【図5】本発明の実施例における穴貫通成形を行った直
後の状態を示す断面図。
後の状態を示す断面図。
【図6】本発明の好適な実施例における第3の予備成形
を行った直後の状態を示す断面図。
を行った直後の状態を示す断面図。
【図7】本発明の好適な実施例における溝閉じ成形を行
った直後の状態を示す断面図。
った直後の状態を示す断面図。
10,20,30,40、50,60 成形体(素材
片) 11 テーパ部 13 予備穴 14 大径の丸穴 32 小径の丸穴 33 溝 36 中間壁 34,81 ダイ 31,84 パンチ 35 ノックアウトピ
ン 89 内向き隆起部 62 スクラップ
片) 11 テーパ部 13 予備穴 14 大径の丸穴 32 小径の丸穴 33 溝 36 中間壁 34,81 ダイ 31,84 パンチ 35 ノックアウトピ
ン 89 内向き隆起部 62 スクラップ
Claims (1)
- 【請求項1】 軸心方向に沿って両端を閉じた複数の溝
を内面に形成した一片型のバルブスリ―ブの製造方法に
おいて、素材片の一端側の所定の部分の外周面に圧力を
加えて内方に傾斜するように塑性変形させてテーパ部を
形成する工程と、素材片の一端に圧力を加えてテーパ部
を塑性変形させて内向き隆起部を形成して、その内向き
隆起部により複数の溝の一端側の開放端部を閉じる工程
を含むことを特徴とするバルブスリーブの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8512993A JPH06269896A (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | バルブスリーブの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8512993A JPH06269896A (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | バルブスリーブの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06269896A true JPH06269896A (ja) | 1994-09-27 |
Family
ID=13850048
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8512993A Pending JPH06269896A (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | バルブスリーブの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06269896A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106001340A (zh) * | 2016-06-08 | 2016-10-12 | 杨恒国 | 不锈钢壳体及其加工工艺 |
| CN106077417A (zh) * | 2016-06-08 | 2016-11-09 | 杨恒国 | 小壳体及其加工工艺 |
| JP2021115602A (ja) * | 2020-01-27 | 2021-08-10 | 日本製鉄株式会社 | 鍛造素材および円形材の製造方法 |
-
1993
- 1993-03-22 JP JP8512993A patent/JPH06269896A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106001340A (zh) * | 2016-06-08 | 2016-10-12 | 杨恒国 | 不锈钢壳体及其加工工艺 |
| CN106077417A (zh) * | 2016-06-08 | 2016-11-09 | 杨恒国 | 小壳体及其加工工艺 |
| CN106077417B (zh) * | 2016-06-08 | 2018-10-19 | 杨恒国 | 小壳体加工工艺 |
| CN106001340B (zh) * | 2016-06-08 | 2019-01-22 | 杨恒国 | 不锈钢壳体及其加工工艺 |
| JP2021115602A (ja) * | 2020-01-27 | 2021-08-10 | 日本製鉄株式会社 | 鍛造素材および円形材の製造方法 |
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