JPH06270044A - 研削方法 - Google Patents
研削方法Info
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- JPH06270044A JPH06270044A JP6216893A JP6216893A JPH06270044A JP H06270044 A JPH06270044 A JP H06270044A JP 6216893 A JP6216893 A JP 6216893A JP 6216893 A JP6216893 A JP 6216893A JP H06270044 A JPH06270044 A JP H06270044A
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- 238000004513 sizing Methods 0.000 claims description 26
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 13
- 238000005259 measurement Methods 0.000 abstract description 9
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 239000000523 sample Substances 0.000 description 2
- 239000006061 abrasive grain Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 239000004575 stone Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
[目的]研削時におけるプランジ研削による加工時間を
極力減少させ、ワークを高速に研削することができる研
削方法を提供することを目的とする。 [構成]従来プランジ研削のみで行っていたワークの加
工開始側の研削加工部分を、定寸装置を用いで精度良く
研削するための研削代を残して大部分を第1のトラバー
ス研削によって加工し、この後、残された加工開始側の
研削代をプランジ研削と定寸装置を組み合わせて目標と
する径の大きさまで精度良く研削した後、残りの部分は
第2のトラバース研削によって加工を完了するようにし
たために、研削抵抗が大きく時間のかかるプランジ研削
を極力減少させることができ、高速かつ精度の良い研削
加工を実現することができる。
極力減少させ、ワークを高速に研削することができる研
削方法を提供することを目的とする。 [構成]従来プランジ研削のみで行っていたワークの加
工開始側の研削加工部分を、定寸装置を用いで精度良く
研削するための研削代を残して大部分を第1のトラバー
ス研削によって加工し、この後、残された加工開始側の
研削代をプランジ研削と定寸装置を組み合わせて目標と
する径の大きさまで精度良く研削した後、残りの部分は
第2のトラバース研削によって加工を完了するようにし
たために、研削抵抗が大きく時間のかかるプランジ研削
を極力減少させることができ、高速かつ精度の良い研削
加工を実現することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークと砥石をそれぞ
れ回転させながら、砥石をワークに対して相対移動させ
ることにより円筒研削を行う研削方法に関する。
れ回転させながら、砥石をワークに対して相対移動させ
ることにより円筒研削を行う研削方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、円筒形状のワークを高速に研削す
る方法として、図7に示されるようなものがある。これ
はワークWの回転軸線と平行なストレート部Gsと、ワ
ークの回転軸線に対して傾斜したテーパ部Gtが設けら
れた砥石Gを用い、まず砥石GをワークWの一端で位置
決めし(位置a)、ワークWと砥石Gをそれぞれ回転さ
せながら、砥石GをワークWに対して接近移動、即ちワ
ークWの回転軸線に直交する方向に移動させ、粗研削、
精研削、微研削と順次研削を行い(以下、このようなワ
ークの回転軸線に直交する方向にワークと砥石を相対移
動させて研削加工を行う方法をプランジ研削と呼
ぶ。)、ワークWの一端のみを所望の仕上げ寸法まで加
工する(位置b)。この後、ワークWをワークWの回転
軸線方向に沿ってワークWの他端まで移動させながらワ
ークW全体の研削加工を行う(以下、このようなワーク
の回転軸線方向に沿ってワークと砥石を相対移動させて
研削加工を行う方法をトラバース研削と呼ぶ。)(位置
c)。このような研削方法では、トラバース研削時に砥
石Gのテーパ部Gtによって粗研削を行い、続いてスト
レート部Gsによって仕上げ研削を行うことができるの
で、1回のトラバース研削によってワークW全体の研削
加工を行うことができる。
る方法として、図7に示されるようなものがある。これ
はワークWの回転軸線と平行なストレート部Gsと、ワ
ークの回転軸線に対して傾斜したテーパ部Gtが設けら
れた砥石Gを用い、まず砥石GをワークWの一端で位置
決めし(位置a)、ワークWと砥石Gをそれぞれ回転さ
せながら、砥石GをワークWに対して接近移動、即ちワ
ークWの回転軸線に直交する方向に移動させ、粗研削、
精研削、微研削と順次研削を行い(以下、このようなワ
ークの回転軸線に直交する方向にワークと砥石を相対移
動させて研削加工を行う方法をプランジ研削と呼
ぶ。)、ワークWの一端のみを所望の仕上げ寸法まで加
工する(位置b)。この後、ワークWをワークWの回転
軸線方向に沿ってワークWの他端まで移動させながらワ
ークW全体の研削加工を行う(以下、このようなワーク
の回転軸線方向に沿ってワークと砥石を相対移動させて
研削加工を行う方法をトラバース研削と呼ぶ。)(位置
c)。このような研削方法では、トラバース研削時に砥
石Gのテーパ部Gtによって粗研削を行い、続いてスト
レート部Gsによって仕上げ研削を行うことができるの
で、1回のトラバース研削によってワークW全体の研削
加工を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような研削方
法によると、最初に加工するワークWの一端部分のプラ
ンジ研削加工において、砥石Gの前進移動によって、粗
研削、精研削、微研削を順次行っている。しかし、プラ
ンジ研削は、通常砥石GとワークWの接触面積が大きい
ため、研削抵抗が大きくなってしまい、砥石Gの送り速
度をあまり速くできず、研削時間が長くなるという問題
があった。
法によると、最初に加工するワークWの一端部分のプラ
ンジ研削加工において、砥石Gの前進移動によって、粗
研削、精研削、微研削を順次行っている。しかし、プラ
ンジ研削は、通常砥石GとワークWの接触面積が大きい
ため、研削抵抗が大きくなってしまい、砥石Gの送り速
度をあまり速くできず、研削時間が長くなるという問題
があった。
【0004】また、このプランジ送り時には、研削によ
ってワークWにたわみが発生するため、粗研削、精研削
が終了した時に送りを停止させて、たわんだワークWの
弾性的な反力によって研削を行うことにより、ワークW
のたわみを除去する場合がある。従って、プランジ研削
はこのような砥石Gの送りが停止する時間を必要とする
場合があるため、この分だけ研削時間が長くなってしま
う問題があった。
ってワークWにたわみが発生するため、粗研削、精研削
が終了した時に送りを停止させて、たわんだワークWの
弾性的な反力によって研削を行うことにより、ワークW
のたわみを除去する場合がある。従って、プランジ研削
はこのような砥石Gの送りが停止する時間を必要とする
場合があるため、この分だけ研削時間が長くなってしま
う問題があった。
【0005】本発明は以上のような問題点を解決するた
めになされたものであり、研削時におけるプランジ研削
による加工時間を極力減少させ、ワークを高速に研削す
ることができる研削方法を提供することを目的とする。
めになされたものであり、研削時におけるプランジ研削
による加工時間を極力減少させ、ワークを高速に研削す
ることができる研削方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した目的を
達成する手段として、加工されるワークの円筒面の径を
測定する定寸装置を設け、砥石を前記ワークの回転軸線
方向に相対移動させて前記円筒面の一端より前記定寸装
置によって測定される位置を含む位置まで第1のトラバ
ース研削を行い、その後、前記砥石を前記円筒面の径方
向に相対移動させプランジ研削を行い、前記定寸装置に
よって前記円筒面の径が目標値に達したことを示す信号
が出力されると、前記砥石を前記第1のトラバース研削
と同じ方向に相対移動させて第2のトラバース研削を行
うようにしたものである。
達成する手段として、加工されるワークの円筒面の径を
測定する定寸装置を設け、砥石を前記ワークの回転軸線
方向に相対移動させて前記円筒面の一端より前記定寸装
置によって測定される位置を含む位置まで第1のトラバ
ース研削を行い、その後、前記砥石を前記円筒面の径方
向に相対移動させプランジ研削を行い、前記定寸装置に
よって前記円筒面の径が目標値に達したことを示す信号
が出力されると、前記砥石を前記第1のトラバース研削
と同じ方向に相対移動させて第2のトラバース研削を行
うようにしたものである。
【0007】
【作用】砥石をワークの回転軸線方向に相対移動させて
ワークの円筒面の一端より定寸装置によって測定される
位置を含む位置までの部分を第1のトラバース研削によ
って研削加工する。そして、砥石を円筒面の径方向に相
対移動させプランジ研削を行い、第1のトラバース研削
によって研削された部分を目標とする径の大きさまで研
削加工する。この後、円筒面の径が目標値に達したこと
を示す信号が定寸装置より出力されると、砥石をワーク
の第1のトラバース研削と同じ方向に相対移動させて第
2のトラバース研削を行うことによって、円筒面を目標
とする径の大きさに研削加工する。
ワークの円筒面の一端より定寸装置によって測定される
位置を含む位置までの部分を第1のトラバース研削によ
って研削加工する。そして、砥石を円筒面の径方向に相
対移動させプランジ研削を行い、第1のトラバース研削
によって研削された部分を目標とする径の大きさまで研
削加工する。この後、円筒面の径が目標値に達したこと
を示す信号が定寸装置より出力されると、砥石をワーク
の第1のトラバース研削と同じ方向に相対移動させて第
2のトラバース研削を行うことによって、円筒面を目標
とする径の大きさに研削加工する。
【0008】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。図1において、10はベッドであり、このベッド
10にテーブル11が水平方向(Y方向)に移動可能に
案内支持されている。テーブル11上には主軸台13と
心押台14が対向して設置され、主軸台13にはワーク
Wの一端を把持するチャック13aが設けられていると
ともに心押台14にはワークWの他端をセンタ支持する
センタ14aが設けられている。主軸台13と心押台1
4によってワークWの回転軸線がテーブル11の水平移
動方向と平行になるようにワークWが両端支持され、主
軸台13によってワークWが回転駆動されるようになっ
ている。また、このテーブル11上には、ワークWの直
径寸法を測定し、その測定信号を出力する定寸装置24
が取り付けられている。この定寸装置24は一対の接触
子24aを有し、テーブル11上に固定されたブラケッ
ト24b上にワークWの方向に前進後退可能に支持され
ている。そして、定寸装置24は、後述するように接触
子24aがワークWのプランジ加工開始端、即ちワーク
Wの左端近傍に位置するように、テーブル11の長手方
向にその取り付け位置を変位させられるようになってい
る。定寸装置24から出力された測定信号は、アンプ2
0に入力され、アンプ20で増幅された信号は、A/D
変換器21を介して数値制御措置40に出力される。
する。図1において、10はベッドであり、このベッド
10にテーブル11が水平方向(Y方向)に移動可能に
案内支持されている。テーブル11上には主軸台13と
心押台14が対向して設置され、主軸台13にはワーク
Wの一端を把持するチャック13aが設けられていると
ともに心押台14にはワークWの他端をセンタ支持する
センタ14aが設けられている。主軸台13と心押台1
4によってワークWの回転軸線がテーブル11の水平移
動方向と平行になるようにワークWが両端支持され、主
軸台13によってワークWが回転駆動されるようになっ
ている。また、このテーブル11上には、ワークWの直
径寸法を測定し、その測定信号を出力する定寸装置24
が取り付けられている。この定寸装置24は一対の接触
子24aを有し、テーブル11上に固定されたブラケッ
ト24b上にワークWの方向に前進後退可能に支持され
ている。そして、定寸装置24は、後述するように接触
子24aがワークWのプランジ加工開始端、即ちワーク
Wの左端近傍に位置するように、テーブル11の長手方
向にその取り付け位置を変位させられるようになってい
る。定寸装置24から出力された測定信号は、アンプ2
0に入力され、アンプ20で増幅された信号は、A/D
変換器21を介して数値制御措置40に出力される。
【0009】ベッド10上には、砥石台15がテーブル
10の移動方向と直交する水平方向(X方向)に案内支
持され、この砥石台15に薄幅の砥石16がテーブル1
1の移動方向と平行な軸線回りに回転可能に軸承されて
いる。この砥石16は砥石駆動モータ17によって図略
のプーリ、ベルトを介して回転駆動されるようになって
いる。上述したテーブル11の移動は、ベッド10に設
けられたサーボモータ21によってなされ、砥石台15
の移動はベッド10に設けられたサーボモータ22によ
ってなされるようになっている。
10の移動方向と直交する水平方向(X方向)に案内支
持され、この砥石台15に薄幅の砥石16がテーブル1
1の移動方向と平行な軸線回りに回転可能に軸承されて
いる。この砥石16は砥石駆動モータ17によって図略
のプーリ、ベルトを介して回転駆動されるようになって
いる。上述したテーブル11の移動は、ベッド10に設
けられたサーボモータ21によってなされ、砥石台15
の移動はベッド10に設けられたサーボモータ22によ
ってなされるようになっている。
【0010】砥石16は、円板状の砥石コアの外周に砥
石層を設けたものであり、この砥石層はCBN砥粒をビ
トリファイドボンドで結合したものが用いられている。
砥石16の外周には、ワークWの回転軸線と平行なスト
レート部16aと、ワークWの回転軸線に対して傾斜し
たテーパ部16bが設けられている。このテーパ部16
bの傾斜角度はワークWの回転軸線に対して5°に設定
され、図2に示すようにテーパ部16bの砥石16の半
径方向の長さLは、ワークWの加工開始時の外径からワ
ーク仕上げ径までの距離dよりも長くなるように設定さ
れている。
石層を設けたものであり、この砥石層はCBN砥粒をビ
トリファイドボンドで結合したものが用いられている。
砥石16の外周には、ワークWの回転軸線と平行なスト
レート部16aと、ワークWの回転軸線に対して傾斜し
たテーパ部16bが設けられている。このテーパ部16
bの傾斜角度はワークWの回転軸線に対して5°に設定
され、図2に示すようにテーパ部16bの砥石16の半
径方向の長さLは、ワークWの加工開始時の外径からワ
ーク仕上げ径までの距離dよりも長くなるように設定さ
れている。
【0011】次に数値制御装置40について説明する。
数値制御装置40は、中央処理装置(CPU)45、メ
モリ44、およびインタフェース46,47より構成さ
れている。インタフェース46にはNC制御に必要な制
御パラメータや、NCプログラムを入力する操作盤50
と、上述した定寸装置24のA/D変換器21とが接続
されている。また、インタフェース47にはサーボモー
タ駆動回路(DU)41,42が接続されている。この
サーボモータ駆動回路41,42は中央処理装置45か
らの指令を入力してサーボモータ21,22を駆動する
回路である。メモリ44には操作盤50から入力された
制御パラメータとNCプログラムがそれぞれ記憶された
パラメータエリアとNCプログラムエリアが設けられて
いる。
数値制御装置40は、中央処理装置(CPU)45、メ
モリ44、およびインタフェース46,47より構成さ
れている。インタフェース46にはNC制御に必要な制
御パラメータや、NCプログラムを入力する操作盤50
と、上述した定寸装置24のA/D変換器21とが接続
されている。また、インタフェース47にはサーボモー
タ駆動回路(DU)41,42が接続されている。この
サーボモータ駆動回路41,42は中央処理装置45か
らの指令を入力してサーボモータ21,22を駆動する
回路である。メモリ44には操作盤50から入力された
制御パラメータとNCプログラムがそれぞれ記憶された
パラメータエリアとNCプログラムエリアが設けられて
いる。
【0012】以上の構成に基づいて本実施例の作用を説
明する。以下の本実施例の説明においては、図2に示さ
れるような1つの円筒面を有するワークWを研削する場
合、図4に示されるような多段の円筒面を有するワーク
Wを研削する場合にわけて説明する。なお、これらの図
2,4は、説明をわかり易くするために誇張して表現し
てあり、各図において砥石16の移動軌跡を示す矢印
は、ワークWを固定して砥石16の相対移動軌跡を表現
したものである。
明する。以下の本実施例の説明においては、図2に示さ
れるような1つの円筒面を有するワークWを研削する場
合、図4に示されるような多段の円筒面を有するワーク
Wを研削する場合にわけて説明する。なお、これらの図
2,4は、説明をわかり易くするために誇張して表現し
てあり、各図において砥石16の移動軌跡を示す矢印
は、ワークWを固定して砥石16の相対移動軌跡を表現
したものである。
【0013】次に1つの円筒面を有するワークWを研削
する場合について、図2および図3のフローチャートを
基に説明する。最初にテーブル11と砥石台15を移動
させ、砥石16とワークWの相対位置関係が加工開始位
置となるように位置決めする。この加工開始位置は位置
Aで示されるように、Y方向においては、テーブル11
を移動させ、砥石16をワークWの左端、即ち加工開始
端より外側に若干量外れた位置に位置決めする(ステッ
プ100)。また、X方向においては、砥石台15を早
送り速度で前進させて、砥石16の外径端がワークWの
仕上げ径よりも若干量の研削代を残した位置、本実施例
の場合では従来の技術における微研削開始位置となるよ
うに位置決めされる(ステップ102)。この砥石台1
5の移動とともに、図略の油圧シリンダを作動させ、定
寸装置24をワークW側に前進させる。これにより定寸
装置24の測定子24aがワークWの円筒面に係合し、
ワークWの寸法測定が開始される。この時の測定子24
aの位置は、以下に説明するワークWの左端におけるプ
ランジ研削によって研削される幅S内の前記ストレート
部16aによって研削される部分に位置するように設定
されている(ステップ104)。
する場合について、図2および図3のフローチャートを
基に説明する。最初にテーブル11と砥石台15を移動
させ、砥石16とワークWの相対位置関係が加工開始位
置となるように位置決めする。この加工開始位置は位置
Aで示されるように、Y方向においては、テーブル11
を移動させ、砥石16をワークWの左端、即ち加工開始
端より外側に若干量外れた位置に位置決めする(ステッ
プ100)。また、X方向においては、砥石台15を早
送り速度で前進させて、砥石16の外径端がワークWの
仕上げ径よりも若干量の研削代を残した位置、本実施例
の場合では従来の技術における微研削開始位置となるよ
うに位置決めされる(ステップ102)。この砥石台1
5の移動とともに、図略の油圧シリンダを作動させ、定
寸装置24をワークW側に前進させる。これにより定寸
装置24の測定子24aがワークWの円筒面に係合し、
ワークWの寸法測定が開始される。この時の測定子24
aの位置は、以下に説明するワークWの左端におけるプ
ランジ研削によって研削される幅S内の前記ストレート
部16aによって研削される部分に位置するように設定
されている(ステップ104)。
【0014】この後、砥石16を回転させながらテーブ
ル11を移動させることにより所定のトラバース速度に
よってワークWを移動させ、砥石16をBの位置となる
までトラバース研削する(ステップ106)。この位置
Bは、このトラバース研削による切り込み量Sが砥石1
6の幅P以下になるように設定されており、通常、図2
に示すように微小量k(k=P−S)だけストレート部
16aをワークWの外側に残した位置に設定されてい
る。この位置Bまでのトラバース研削が完了すると(ス
テップ108)、砥石台15を微研削送り速度で、あら
かじめ決められた微少量だけ前進させ(ステップ11
0)、定寸装置24から微研削完了したことを示す測定
値が出力されたか否かを判定する(ステップ112)。
この微研削完了を示す測定値が出力されるまでステップ
110とステップ112の処理が繰り返される。即ち、
上述したトラバース研削によって切り込んだ幅Sだけプ
ランジ研削による微研削送りが行われる。そして、ワー
クWの左端部分が仕上げ寸法にプランジ研削され、定寸
装置24から微研削完了を示す測定値が出力されると、
砥石16の切り込み、即ち砥石台15の送りを完了し、
ステップ114に移行する。この時、砥石16は図中の
Cの位置に位置決めされる。
ル11を移動させることにより所定のトラバース速度に
よってワークWを移動させ、砥石16をBの位置となる
までトラバース研削する(ステップ106)。この位置
Bは、このトラバース研削による切り込み量Sが砥石1
6の幅P以下になるように設定されており、通常、図2
に示すように微小量k(k=P−S)だけストレート部
16aをワークWの外側に残した位置に設定されてい
る。この位置Bまでのトラバース研削が完了すると(ス
テップ108)、砥石台15を微研削送り速度で、あら
かじめ決められた微少量だけ前進させ(ステップ11
0)、定寸装置24から微研削完了したことを示す測定
値が出力されたか否かを判定する(ステップ112)。
この微研削完了を示す測定値が出力されるまでステップ
110とステップ112の処理が繰り返される。即ち、
上述したトラバース研削によって切り込んだ幅Sだけプ
ランジ研削による微研削送りが行われる。そして、ワー
クWの左端部分が仕上げ寸法にプランジ研削され、定寸
装置24から微研削完了を示す測定値が出力されると、
砥石16の切り込み、即ち砥石台15の送りを完了し、
ステップ114に移行する。この時、砥石16は図中の
Cの位置に位置決めされる。
【0015】ステップ114ではテーブル11を移動さ
せ、ワークWの円筒面全体を仕上げ寸法に加工する(ス
テップ114,116)。即ち、砥石16を位置Cか
ら、円筒面の長さに基づいて設定された右進端Dまで移
動させる。以上のようにワークWの全体が仕上げ加工さ
れると、砥石16を後退させ(ステップ118)、加工
を終了する。
せ、ワークWの円筒面全体を仕上げ寸法に加工する(ス
テップ114,116)。即ち、砥石16を位置Cか
ら、円筒面の長さに基づいて設定された右進端Dまで移
動させる。以上のようにワークWの全体が仕上げ加工さ
れると、砥石16を後退させ(ステップ118)、加工
を終了する。
【0016】なお、上記実施例においては、ワークWの
左端におけるトラバース研削を終了した後は、微研削送
り速度によってプランジ研削を行っているが、必要によ
っては、精研削送り速度によってプランジ研削を開始し
て一定量研削した後、定寸装置24からの測定信号に基
づいて送り速度を微研削送り速度に切り換える方式とし
ても良い。また、上記実施例においては、微研削開始位
置まで砥石台15を前進させた状態でワーク左端のトラ
バース研削を行い、この後、微研削のプランジ研削を行
った後、トラバース研削によってワーク全体の加工を完
了する1サイクルの加工工程を行っているが、複数の加
工サイクルを用いても良い。即ち、精研削開始位置まで
砥石台15を前進させた状態でワーク左端のトラバース
研削を行い、この後、精研削のプランジ研削を行った
後、トラバース研削によってワーク右端まで加工を行
う。そしてこの後、再びワーク左端にて微研削開始位置
まで砥石台15を前進さてワーク左端のトラバース研削
を行い、同様に、微研削のプランジ研削を行った後、ト
ラバース研削によって加工を完了する2サイクルの加工
工程を行うこともできる。以上述べた事柄は、下記に示
す実施例についても同様である。
左端におけるトラバース研削を終了した後は、微研削送
り速度によってプランジ研削を行っているが、必要によ
っては、精研削送り速度によってプランジ研削を開始し
て一定量研削した後、定寸装置24からの測定信号に基
づいて送り速度を微研削送り速度に切り換える方式とし
ても良い。また、上記実施例においては、微研削開始位
置まで砥石台15を前進させた状態でワーク左端のトラ
バース研削を行い、この後、微研削のプランジ研削を行
った後、トラバース研削によってワーク全体の加工を完
了する1サイクルの加工工程を行っているが、複数の加
工サイクルを用いても良い。即ち、精研削開始位置まで
砥石台15を前進させた状態でワーク左端のトラバース
研削を行い、この後、精研削のプランジ研削を行った
後、トラバース研削によってワーク右端まで加工を行
う。そしてこの後、再びワーク左端にて微研削開始位置
まで砥石台15を前進さてワーク左端のトラバース研削
を行い、同様に、微研削のプランジ研削を行った後、ト
ラバース研削によって加工を完了する2サイクルの加工
工程を行うこともできる。以上述べた事柄は、下記に示
す実施例についても同様である。
【0017】次に図4に示されるような多段のワークW
を加工する場合について説明する。本実施例の場合、ワ
ークWはWa部とWb部の2つの円筒研削面を有し、左
側のWa部は、定寸装置24からの信号を利用したトラ
バース研削によっで加工され、右側のWb部はいわゆる
間接定寸研削によってトラバース研削される。図5,6
は、このような2つの研削箇所を有するワーク研削する
場合の処理を示すフローチャートであり、ステップ20
0からステップ218までがWa部を加工する処理であ
り、ステップ220からステップ230までがWb部を
加工する処理である。ステップ200からステップ21
8までは図3で示される上述したステップ100からス
テップ116までの処理とほぼ同様であり、Wa部の微
研削開始位置まで砥石台15を前進させた状態(位置
A)でワーク左端のトラバース研削を行い(位置B)、
この後、微研削のプランジ研削を行う(位置C)。ここ
までの加工でステップ212までの処理が完了し、Wa
部の左端部が仕上げ寸法に研削加工される。この時、砥
石台15の現在位置を表す現在位置カウンタの計数値を
Wa部の仕上げ寸法(微研削完了寸法)に対応した値に
設定し、これ以後の砥石台15の送りは、この再設定さ
れた現在位置カウンタの内容に基づいて制御される。こ
れによって、Wb部が定寸装置24の信号に基づいた間
接定寸研削を行うことができる(ステップ214)。こ
の後、ステップ216,218において上記したステッ
プ114,116と同様にトラバース研削によってWa
部の右端までの加工が完了される(位置D)。このトラ
バース研削の完了位置である位置Dは、砥石16のスト
レート部16aをmの量だけWa部の端面であるWc面
よりWa部側に残した位置に設定される。この値mはワ
ークW全体の仕上げ寸法、即ち加工完了時のWa部およ
びWb部の長さに基づいて設定された値である。
を加工する場合について説明する。本実施例の場合、ワ
ークWはWa部とWb部の2つの円筒研削面を有し、左
側のWa部は、定寸装置24からの信号を利用したトラ
バース研削によっで加工され、右側のWb部はいわゆる
間接定寸研削によってトラバース研削される。図5,6
は、このような2つの研削箇所を有するワーク研削する
場合の処理を示すフローチャートであり、ステップ20
0からステップ218までがWa部を加工する処理であ
り、ステップ220からステップ230までがWb部を
加工する処理である。ステップ200からステップ21
8までは図3で示される上述したステップ100からス
テップ116までの処理とほぼ同様であり、Wa部の微
研削開始位置まで砥石台15を前進させた状態(位置
A)でワーク左端のトラバース研削を行い(位置B)、
この後、微研削のプランジ研削を行う(位置C)。ここ
までの加工でステップ212までの処理が完了し、Wa
部の左端部が仕上げ寸法に研削加工される。この時、砥
石台15の現在位置を表す現在位置カウンタの計数値を
Wa部の仕上げ寸法(微研削完了寸法)に対応した値に
設定し、これ以後の砥石台15の送りは、この再設定さ
れた現在位置カウンタの内容に基づいて制御される。こ
れによって、Wb部が定寸装置24の信号に基づいた間
接定寸研削を行うことができる(ステップ214)。こ
の後、ステップ216,218において上記したステッ
プ114,116と同様にトラバース研削によってWa
部の右端までの加工が完了される(位置D)。このトラ
バース研削の完了位置である位置Dは、砥石16のスト
レート部16aをmの量だけWa部の端面であるWc面
よりWa部側に残した位置に設定される。この値mはワ
ークW全体の仕上げ寸法、即ち加工完了時のWa部およ
びWb部の長さに基づいて設定された値である。
【0018】ステップ218でWa部のトラバース研削
が完了すると、図6のフローチャートに基づいて、位置
DよりWb部の研削加工が開始される。即ち、ステップ
220において砥石台15を粗研削送り速度で粗研削完
了位置(精研削開始位置)まで前進させ、Wb部の左端
部を粗研削送り速度でプランジ研削する。これに続いて
ステップ222,224において砥石台15を精研削送
り速度および微研削送り速度でそれぞれ精研削完了位置
(微研削開始位置)および微研削完了位置まで前進さ
せ、Wb部の左端部のプランジ研削を完了する(位置
E)。なお、ステップ220,222,224における
砥石台15の送りは、上記した現在位置カウンタの計数
値に基づいて行われる。
が完了すると、図6のフローチャートに基づいて、位置
DよりWb部の研削加工が開始される。即ち、ステップ
220において砥石台15を粗研削送り速度で粗研削完
了位置(精研削開始位置)まで前進させ、Wb部の左端
部を粗研削送り速度でプランジ研削する。これに続いて
ステップ222,224において砥石台15を精研削送
り速度および微研削送り速度でそれぞれ精研削完了位置
(微研削開始位置)および微研削完了位置まで前進さ
せ、Wb部の左端部のプランジ研削を完了する(位置
E)。なお、ステップ220,222,224における
砥石台15の送りは、上記した現在位置カウンタの計数
値に基づいて行われる。
【0019】この後、テーブル11を移動させることに
より、トラバース研削を行い、砥石16をWb部の右端
まで移動させることによりWb部の全体を仕上げ寸法に
研削する(ステップ226,228)(位置F)。そし
て、砥石台15を後退させることによりワークWの加工
を完了する(ステップ230)。以上述べたように本実
施例の研削盤は、従来プランジ研削のみで行っていたワ
ークの左端の加工において、最終研削過程である微研削
による加工部分を残して、粗研削および精研削のプラン
ジ研削していた部分をトラバース研削によって一度に加
工できるため、高速な研削加工が実現できる。また、最
終研削過程である微研削による加工部分を残しているた
めに、定寸装置を用いた精度の良い研削加工を実現する
ことができる。
より、トラバース研削を行い、砥石16をWb部の右端
まで移動させることによりWb部の全体を仕上げ寸法に
研削する(ステップ226,228)(位置F)。そし
て、砥石台15を後退させることによりワークWの加工
を完了する(ステップ230)。以上述べたように本実
施例の研削盤は、従来プランジ研削のみで行っていたワ
ークの左端の加工において、最終研削過程である微研削
による加工部分を残して、粗研削および精研削のプラン
ジ研削していた部分をトラバース研削によって一度に加
工できるため、高速な研削加工が実現できる。また、最
終研削過程である微研削による加工部分を残しているた
めに、定寸装置を用いた精度の良い研削加工を実現する
ことができる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明の研削方法は、
従来プランジ研削のみで行っていたワークの加工開始側
の研削加工部分を、定寸装置を用いて精度良く研削する
ための研削代を残して大部分を第1のトラバース研削に
よって加工し、この後、残された加工開始側の研削代を
プランジ研削と定寸装置を組み合わせて目標とする径の
大きさまで精度良く研削した後、残りの部分は第2のト
ラバース研削によって加工を完了するようにしたため
に、研削抵抗が大きく時間のかかるプランジ研削を極力
減少させることができ、高速かつ精度の良い研削加工を
実現することができる。
従来プランジ研削のみで行っていたワークの加工開始側
の研削加工部分を、定寸装置を用いて精度良く研削する
ための研削代を残して大部分を第1のトラバース研削に
よって加工し、この後、残された加工開始側の研削代を
プランジ研削と定寸装置を組み合わせて目標とする径の
大きさまで精度良く研削した後、残りの部分は第2のト
ラバース研削によって加工を完了するようにしたため
に、研削抵抗が大きく時間のかかるプランジ研削を極力
減少させることができ、高速かつ精度の良い研削加工を
実現することができる。
【図1】本実施例の全体構成図である。
【図2】第1実施例の作用を説明するための図である。
【図3】第1実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図4】第2実施例の作用を説明するための図である。
【図5】第2実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図6】図5の続きを示すフローチャートである。
【図7】従来技術を説明するための図である。
11 テーブル 13 主軸台 14 心押台 15 砥石台 16 砥石 21 サーボモータ 22 サーボモータ 24 定寸装置 40 数値制御装置 44 メモリ W ワーク
フロントページの続き (72)発明者 向井 良平 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 納谷 敏明 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 ワークと砥石をそれぞれ回転させながら
前記砥石を前記ワークに対して前記ワークの回転軸線方
向に相対移動させることにより前記ワークの外周を研削
するようにした研削方法において、加工される前記ワー
クの円筒面の径を測定する定寸装置を設け、前記砥石を
前記ワークの回転軸線方向に相対移動させて前記円筒面
の一端より前記定寸装置によって測定される位置を含む
位置まで第1のトラバース研削を行い、その後、前記砥
石を前記円筒面の径方向に相対移動させプランジ研削を
行い、前記定寸装置によって前記円筒面の径が目標値に
達したことを示す信号が出力されると、前記砥石を前記
第1のトラバース研削と同じ方向に相対移動させて第2
のトラバース研削を行うようにしたことを特徴とする研
削方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6216893A JPH06270044A (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | 研削方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6216893A JPH06270044A (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | 研削方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06270044A true JPH06270044A (ja) | 1994-09-27 |
Family
ID=13192332
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6216893A Pending JPH06270044A (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | 研削方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06270044A (ja) |
-
1993
- 1993-03-22 JP JP6216893A patent/JPH06270044A/ja active Pending
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