JPH06270702A - 車両の動力伝達装置 - Google Patents

車両の動力伝達装置

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JPH06270702A
JPH06270702A JP6208593A JP6208593A JPH06270702A JP H06270702 A JPH06270702 A JP H06270702A JP 6208593 A JP6208593 A JP 6208593A JP 6208593 A JP6208593 A JP 6208593A JP H06270702 A JPH06270702 A JP H06270702A
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JP
Japan
Prior art keywords
shaft
gear
collar
transmission
driven
Prior art date
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Pending
Application number
JP6208593A
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English (en)
Inventor
Toru Ichiki
亨 市来
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベベルピニオン軸下方の前輪動力取出軸上
に、ベベルピニオン軸からの動力を前輪動力取出軸に伝
達するヘリカルギヤからなる被伝動ギヤと、これと相対
回転するクリープギヤ軸とを備えたものにおいて、被伝
動ギヤからクリープギヤ軸に向けて作用するスラストに
よる焼付きを防止すると共に、組立の容易化を図った動
力伝達装置を提供する。 【構成】 被伝動ギヤ14とクリープギヤ軸7との間の
前輪動力取出軸3上に周溝22を形成し、この周溝22
に被伝動ギヤ14からのスラストを受ける半割りカラー
23を嵌合し、前輪動力取出軸3上に、半割りカラー2
3の外周に嵌脱自在に嵌合して半割りカラー23の周溝
22からの離脱を阻止する離脱防止カラー26を外嵌す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタの走行系動力
伝達装置等の車両の動力伝達装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トラクタのミッションケースに内蔵され
る走行系動力伝達装置には、後輪差動装置にエンジンか
らの動力を入力するベベルピニオン軸を備え、このベベ
ルピニオン軸の下方に、前輪へ動力を伝達する前輪動力
取出軸が設けられ、ベベルピニオン軸上に、前後一対の
伝動ギヤが固定され、前輪動力取出軸上には前記前後伝
動ギヤに常時咬合する前後一対の被伝動ギヤが遊嵌さ
れ、前側の伝動ギヤ及び被伝動ギヤを介して前輪が後輪
より速い速度で走行するように、また、後側の伝動ギヤ
及び被伝動ギヤを介して前輪と後輪とが同速度で走行す
るように油圧クラッチを介して択一的に動力を伝達させ
るようにすると共に、ベベルピニオン軸に動力を伝達す
る伝動軸からクリープ変速機構を介して動力が伝達され
るようにしたものがある。
【0003】前記クリープ変速機構は、伝動軸上の第1
小径ギヤに常時咬合される第1大径ギヤを備えた筒軸状
のクリープギヤ軸を前輪動力取出軸に回転自在に外嵌
し、ベベルピニオン軸上に、クリープギヤ軸に設けた第
2小径ギヤと伝動軸とに選択的に係合する第2大径ギヤ
とを備えて構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のものにあっ
ては、前側の被伝動ギヤは比較的速い速度で回転するた
めスパーギヤでは騒音が発生し、このため、前側の被伝
動ギヤ及び伝動ギヤをヘリカルギヤで構成することが考
えられている。しかし、ヘリカルギヤで構成すると、被
伝動ギヤの前方或いは後方にスラストが作用し、従っ
て、後進或いは前進のどちらか一方で被伝動ギヤからク
リープギヤ軸に向けてスラストが作用することとなり、
両者の間に設けたカラーがクリープギヤ軸に押付けられ
ることとなる。また、クリープギヤ軸は比較的低速で回
転するのに対し、クリープギヤ軸を介さずにベベルピニ
オン軸に動力が伝達された場合に被伝動ギヤは速い速度
で回転し、両者の相対回転が大であることから、クリー
プギヤ軸とこれに接触するカラーとの接触面に焼付きが
発生する。
【0005】そこで本発明は、前記スラストによる焼付
きを防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が、前記目的を達
成するために講じた技術的手段は、エンジンからの動力
が伝達される伝動軸2上に伝動ギヤ12を設け、この伝
動ギヤ12に咬合する被伝動ギヤ14を被伝動軸3上に
回転自在に外嵌し、この被伝動ギヤ14を介して伝動軸
2から被伝動軸3へ動力が伝動されるようにし、前記伝
動ギヤ12と被伝動ギヤ14とをヘリカルギヤにて構成
すると共に、被伝動軸3上の被伝動ギヤ14からのスラ
ストが作用する側に、被伝動ギヤ14と相対回転する他
の伝動ギヤ体7を備えた車両の動力伝達装置において、
前記被伝動ギヤ14と他の伝動ギヤ体7との間の被伝動
軸3上に周溝22を形成し、この周溝22に被伝動ギヤ
14からのスラストを受ける半割りカラー23を嵌合
し、被伝動軸3上に、半割りカラー23の外周に嵌脱自
在に嵌合して半割りカラー23の周溝22からの離脱を
阻止する離脱防止カラー26を外嵌した点にある。
【0007】
【作用】被伝動ギヤから被伝動軸上の他の伝動ギヤ体に
向けて作用するスラストは、被伝動軸上に形成した周溝
に嵌合する半割りカラーによって受け止められ、ここか
ら前記他の伝動ギヤ体には作用せず、該他の伝動ギヤ体
とこれに接触するカラーとの接触面の焼付きが防止され
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1はトラクタの車体を構成するミッションケー
ス1後部の側面断面を示し、上下中途部に、ベベルピニ
オン軸(伝動軸)2が前後方向に配置され、このベベル
ピニオン軸2の下方には、該ベベルピニオン軸2と平行
に前輪動力取出軸(被伝動軸)3が配置されており、こ
れらベベルピニオン軸2と前輪動力取出軸3とは、ミッ
ションケース1内の隔壁1A,1B,1Cに軸受を介し
て回転自在に支持されている。
【0009】ベベルピニオン軸2の前方には、副変速機
構の副変速軸4が配置され、副変速機構には、クラッ
チ、主変速機構等を介してエンジンからの回転動力が伝
達されるようになっている。なお、主変速機構(或いは
副変速機構等)は、トラクタを前後進自在とすべく回転
動力を正逆転させ得るように構成されている。前記副変
速軸4からベベルピニオン軸2へは、クリープ変速機構
5を介して動力が伝達されるようになっている。クリー
プ変速機構5は、副変速軸4の後端側にスプライン嵌合
された第1小径ギヤ6と、この第1小径ギヤ6に常時咬
合されると共に前輪動力取出軸3前部に回転自在に外嵌
されたクリープギヤ軸(伝動ギヤ体)7前部にスプライ
ン嵌合された第1大径ギヤ8と、クリープギヤ軸7後部
に一体形成された第2小径ギヤ9と、ベベルピニオン軸
2の前部に軸心方向摺動自在にスプライン嵌合されて第
2小径ギヤ9に係脱自在に咬合すると共に副変速軸4後
端部にスプライン嵌合する嵌合部10を備えた第2大径
ギヤ11とから構成されている。
【0010】従って、クリープギヤ軸7は常時低速で回
転している。また、図1に示すように、嵌合部10を副
変速軸4後端部にスプライン嵌合させると、同速でベベ
ルピニオン軸2に動力が伝達され、第2大径ギヤを第2
小径ギヤ9に咬合させると、第1小径ギヤ6、第1大径
ギヤ8、第2小径ギヤ9、第2大径ギヤを経て減速され
てベベルピニオン軸2に動力が伝達される。そして、ベ
ベルピニオン軸2から後輪差動装置を介して後輪に動力
が伝達される。
【0011】ベベルピニオン軸2上の後部には、前後一
対の伝動ギヤ12,13がスプライン嵌合されて固定さ
れ、前輪動力取出軸3上の後部には、前記前後伝動ギヤ
12,13に常時咬合する前後一対の被伝動ギヤ14,
15が遊嵌され、これら前後被伝動ギヤ14,15間に
は油圧クラッチ16が配置されている。この油圧クラッ
チ16は、前輪動力取出軸3にキー結合されたクラッチ
ボディ17の前後両側に、クラッチボディ17と一体回
動するドライブプレート,前後被伝動ギヤ14,15と
一体回動するクラッチディスク,これらを圧接させる油
圧ピストン等からなる油圧パック18,19を備えてな
り、前後被伝動ギヤ14,15と択一的に結合させるこ
とで、ベベルピニオン軸2の回転動力が前伝動ギヤ12
或いは後伝動ギヤ13から、前輪動力取出軸3に伝達さ
れ、前輪動力取出軸3から推進軸、前輪差動装置等を介
して前輪に動力が伝達されるようになっている。
【0012】そして、後伝動ギヤ13から動力を伝達さ
せると前後輪が略同速で走行され、また、前伝動ギヤ1
2は後伝動ギヤ13より大径とされていて、トラクタを
旋回させるときに、前輪を後輪より速い速度で走行させ
得るようになっている。このため、スパーギヤでは振動
音が大であるので、前伝動ギヤ12及び前被伝動ギヤ1
4はともにヘリカルギヤによって構成されている。ま
た、これによって、前被伝動ギヤ14の前後の前輪動力
取出軸3上にはスラストが作用する。ここでは、前進側
に動力伝達した時には、後方に作用し、後進側に動力伝
達した時には、前方に作用するようになっている。さら
に、クリープギヤ軸7を介さずにベベルピニオン軸2に
動力を伝達させる場合、前被伝動ギヤ14(及びこれと
同行回転する部品)とクリープギヤ軸7とは大きな相対
回転を生じる。
【0013】一方前記後被伝動ギヤ15はインナーレー
ス20及びニードルベアリング21を介して前輪動力取
出軸3に外嵌され、インナーレース20の前後方向の長
さは後被伝動ギヤ15の嵌合部分の前後幅より若干大と
されると共に、インナーレース20は前輪動力取出軸3
に締まりばめされていて、前被伝動ギヤ14からのスラ
ストによって、クラッチボディ17と後被伝動ギヤ15
との間の摩擦係数が大とならないようになっている。
【0014】また、図2に詳細に示すように、前被伝動
ギヤ14とクリープギヤ軸7との間の前輪動力取出軸3
外周部には、周溝22が形成され、この周溝22には半
割りカラー23(カラーを径方向2分割したもの)が外
嵌されている。この半割りカラー23と前被伝動ギヤ1
4との間にはカラー24及びリングカラー25が設けら
れ、前被伝動ギヤ14からのスラストをカラー24及び
リングカラー25を介して半割りカラー23で受け得る
ようになっており、ここから前方へはスラストが作用し
ないようになっている。
【0015】半割りカラー23とクリープギヤ軸7との
間には、半割りカラー23の周溝22からの離脱を阻止
する離脱防止カラー26が外嵌されている。この離脱防
止カラー26の後端部外周側には、半割りカラー23に
外嵌する筒状嵌合部27が後方突出状に設けられ、離脱
防止カラー26後端部内周側と半割りカラー23前端面
との間には若干の隙間28(0.5ミリ程度)が設けら
れていて、半割りカラー23で確実にスラストを受ける
ことができるよう考慮されている。また、離脱防止カラ
ー26はリングカラー29を介してクリープギヤ軸7に
接当している。
【0016】前記半割りカラー23と前被伝動ギヤ14
との間のカラー24上には、ラジアルボールベアリング
30が固定されている。このベアリング30はミッショ
ンケース1の隔壁1Bに形成した挿通孔31に挿入され
ると共に、挿通孔31内面とベアリング30外周面との
間には若干の隙間が設けられていて、前輪動力取出軸3
が撓んだ時にのみ、ベアリング30で前輪動力取出軸3
を支持するようになっている。これにより、前輪動力取
出軸3が撓んでも、周溝22を形成した部分から該前輪
動力取出軸3が折損するようなことはないと云う効果を
奏する。
【0017】前記構成において、前輪動力取出軸3上に
部品を組付ける際には、前輪動力取出軸3を軸方向一端
側からミッションケース1内に挿入しながら、軸方向一
端側から各部品を外嵌していく。この際、半割りカラー
23はクリープギヤ軸7から後被伝動ギヤ15までの間
の部品を外嵌した後に、離脱防止カラー26を周溝22
より前方側に位置ずれさせておき、その状態で半割りカ
ラー23を周溝22に外嵌し、次いで、離脱防止カラー
26を後方移動させて半割りカラー23に嵌合部27を
嵌合し、その後軸受を介して隔壁1A,1Cに支持す
る。
【0018】図3及び図4において、ミッションケース
1の後部上には作業機昇降用の油圧装置32が搭載され
ている。この油圧装置32のケース後面にはトーション
バー取付台33が固定され、この取付台33にトーショ
ンバー34が両持ち支持され、トーションバー34の一
端側は取付台33とトーションバー34とに貫通された
ピン35を介して回転不能に固定されている。また、ト
ーションバー34の支持部間にはトップリンク取付台3
6の前上部が外嵌され、この取付台36にトーションバ
ー34の他端側が、両者を貫通するピン37を介して固
定されている。前記ピン35,37は高周波焼入れさ
れ、各取付台33,36のピン挿通孔38,39には焼
入れカラー40,41が締まりばめされている。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、被伝動軸上に周溝を形
成すると共にこの周溝に嵌合する半割りカラーを設けた
ことによって、被伝動ギヤから被伝動軸上の他の伝動ギ
ヤ体に向けて作用するスラストが受け止められ、ここか
ら前記他の伝動ギヤ体には作用せず、したがって、他の
伝動ギヤ体とこれに接触するカラーとの接触面の焼付き
を防止できる。
【0020】また、前記周溝に半割りカラーではなく、
C字状のサークリップを嵌合させるようにしてもスラス
トを受け止めることは可能であるが、組立上カラーを最
後に入れないと被伝動軸上に組み込まれる部品の組込み
が困難なものとなる。即ち、組立の際、被伝動軸をミッ
ションケースに一端側から挿入しながらギヤ,カラー等
の部品を外嵌させていくのであるが、途中でサークリッ
プを被伝動軸に外嵌させると、後の部品を外嵌させるの
にサークリップをいちいち挿入方向後方へ移動させなけ
ればならず、組立が困難で手間がかかるものである。こ
れに対して本発明では、特に、スラストを受けるストッ
パーを半割りカラーによって構成し、半割りカラーの外
周に嵌脱自在に嵌合して半割りカラーの周溝からの離脱
を阻止する離脱防止カラーを被伝動軸に外嵌すると云う
構成を採ることによって、スラストを受けるストッパー
を最後に組込むことができ、組立が容易であると云う利
点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ミッションケース後部の側面断面図である。
【図2】要部の側面断面図である。
【図3】ミッションケース後部上部の側面図である。
【図4】図3のA−A線矢示断面図である。
【符号の説明】
2 ベベルピニオン軸(伝動軸) 3 前輪動力取出軸(被伝動軸) 7 クリープギヤ軸(他の伝動ギヤ体) 12 伝動ギヤ 14 被伝動ギヤ 22 周溝 23 半割りカラー 26 離脱防止カラー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンからの動力が伝達される伝動軸
    (2)上に伝動ギヤ(12)を設け、この伝動ギヤ(1
    2)に咬合する被伝動ギヤ(14)を被伝動軸(3)上
    に回転自在に外嵌し、この被伝動ギヤ(14)を介して
    伝動軸(2)から被伝動軸(3)へ動力が伝動されるよ
    うにし、前記伝動ギヤ(12)と被伝動ギヤ(14)と
    をヘリカルギヤにて構成すると共に、被伝動軸(3)上
    の被伝動ギヤ(14)からのスラストが作用する側に、
    被伝動ギヤ(14)と相対回転する他の伝動ギヤ体
    (7)を備えた車両の動力伝達装置において、 前記被伝動ギヤ(14)と他の伝動ギヤ体(7)との間
    の被伝動軸(3)上に周溝(22)を形成し、この周溝
    (22)に被伝動ギヤ(14)からのスラストを受ける
    半割りカラー(23)を嵌合し、被伝動軸(3)上に、
    半割りカラー(23)の外周に嵌脱自在に嵌合して半割
    りカラー(23)の周溝(22)からの離脱を阻止する
    離脱防止カラー(26)を外嵌したことを特徴とする車
    両の動力伝達装置。
JP6208593A 1993-03-22 1993-03-22 車両の動力伝達装置 Pending JPH06270702A (ja)

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