JPH0627164A - メッキ槽ゴムライニング絶縁劣化診断方法 - Google Patents

メッキ槽ゴムライニング絶縁劣化診断方法

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JPH0627164A
JPH0627164A JP17846792A JP17846792A JPH0627164A JP H0627164 A JPH0627164 A JP H0627164A JP 17846792 A JP17846792 A JP 17846792A JP 17846792 A JP17846792 A JP 17846792A JP H0627164 A JPH0627164 A JP H0627164A
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JP
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rubber lining
insulation deterioration
resistance value
plating
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JP17846792A
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Koichi Kamimura
浩一 上村
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電気メッキ槽のリーク電流及び電源電流に対す
るリーク電流の比率を正確に求めてゴムライニング層の
絶縁劣化診断を正確に行う。 【構成】内周面にゴムライニング層1aを形成した電気
メッキ槽1内のメッキ液3にコンダクターロール2及び
これに対向するアノード電極4a,4b を浸漬し、整流器5
のアノード側にアノード電極4a,4b を、カソード側に可
変抵抗器10を介してコンダクターロール2を夫々接続
し、且つメッキ槽1、整流器5のカソード側及びアース
ロール7を接地した状態で可変抵抗器10の抵抗値RK
を零としたときの整流器5の端子電圧V1 、出力電流i
T1を測定すると共に、可変抵抗器10の抵抗値RK を増加
させたときの端子電圧V2 及び出力電流iT2を測定し、
これらに基づいて抵抗値RK が零のときのリーク電流i
R1及びリーク電流比率ηを算出し、このリーク電流比率
ηでゴムライニング層1aの絶縁劣化診断を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気メッキ設備におけ
るメッキ槽内のゴムライニングの絶縁劣化を診断するメ
ッキ槽ゴムライニング絶縁劣化診断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のメッキ槽ゴムライニング絶縁劣化
診断方法としては、例えば本出願人が先に提案した特開
昭60−143785号公報(以下、第1従来例と称
す)に記載されているものがある。この従来例は、鋼帯
をメッキする表裏両面が絶縁体で覆われた連続電気メッ
キ槽の芯金に設けた端子と、メッキ電源のプラス側及び
マイナス側との間の電圧、電流を測定し、これ等の測定
値から電気メッキ槽の絶縁体の絶縁抵抗値を演算し、初
期の絶縁抵抗値とそれ以後の絶縁抵抗値とを比較して、
電気メッキ槽の絶縁体の劣化の程度を検出するようにし
ている。
【0003】また、内面のみにゴムライニングを施した
メッキ槽については、図4に示すアース電流を管理する
絶縁劣化診断方法(以下、第2従来例と称す)が提案さ
れている。すなわち、腐食防止及びメッキ電流iC の漏
れを防止するために内周面にゴムライニング層1aを形
成したメッキ槽1を設け、このメッキ槽1内にコンダク
ターロール2をメッキ液3内に約半周分を浸漬させて回
転自在に配設すると共に、このコンダクターロール2に
所定間隔を保って断面弧状のアノード電極4a,4bを
対向配設し、これらアノード電極4a,4bを交流を直
流に変換して出力する整流器5のアノード側に、コンダ
クターロール2を整流器5のカソード側に夫々接続され
ている。さらに、コダクターロール2の左右上方部にデ
フレクターロール6a,6bが配設され、デフレクター
ロール6bの出側にアースロール7が配設され、鋼帯8
がデフレクターロール6a、コンダクターロール2、デ
フレクターロール6b及びアースロール7に案内されて
メッキ液3に浸漬されながら移送される。
【0004】そして、メッキ槽1及びアースロール7が
接地され、メッキ槽1のゴムライニング1aの損傷等に
起因するリーク電流IR は、アース電流iE としてメッ
キ槽1近傍に配設されたアースロール7及び鋼帯8の内
部を通って整流器5に戻るので、このアース電流iE を
測定することで、メッキ槽1のゴムライニング絶縁劣化
を診断するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1従来例にあっては、表裏両面が絶縁体で覆われたメッ
キ槽については絶縁体の絶縁劣化を診断することができ
るが、内面のみゴムライニングを施したメッキ槽では、
メッキ槽1と整流器5間にゴムライニングの絶縁抵抗と
無関係に電流が流れるので、絶縁劣化を診断することが
できないという未解決の課題がある。
【0006】また、第2従来例において、アースロール
7を流れるアース電流iE を測定することにより、メッ
キ槽1内のゴムライニング1aの絶縁劣化を診断するよ
うにしているが、整流器5の陰極側の接地抵抗RR が低
下すると、リーク電流iR の大半がメッキ槽1から直接
整流器5の陰極に流れる短絡電流iS となるため、アー
スロール7を通るアース電流iE は少ない状態を維持す
ることになり、ゴムライニング1aの絶縁劣化を正確に
把握することができず、このためアース電流i E は設定
レベル以下に管理されているにもかかわらず、短絡電流
iS に起因するメッキ槽4の焼損トラブルがしばしば発
生するという未解決の課題がある。
【0007】そこで、本発明は、上記従来例の未解決の
課題に着目してなされたものであり、内面のみにゴムラ
イニングを施したメッキ装置において、メッキ槽のリー
ク電流及び電源電流に対するリーク電流の比率を正確に
算出することができるメッキ槽ゴムライニング絶縁劣化
診断方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係るメッキ槽ゴムライニング絶縁劣化診
断方法は、電気メッキ設備のメッキ槽内ゴムライニング
の絶縁劣化を診断するメッキ槽ゴムライニング絶縁劣化
診断方法において、メッキ電流通電回路に抵抗値を少な
くとも2段階に変更可能な抵抗回路を直列に介挿し、該
抵抗回路の抵抗値を変化させたときの各抵抗値r1,r2
における電源電圧V1,V2 及び電源電流iT1, iT2を測
定し、これらに基づいてリーク電流iR1を、
【0009】
【数3】
【0010】に従って算出し、算出したリーク電流iR1
に基づいてゴムライニングの絶縁劣化を診断することを
特徴としている。また、請求項2に係るメッキ槽ゴムラ
イニング絶縁劣化診断方法は、電気メッキ設備のメッキ
槽内ゴムライニングの絶縁劣化を診断するメッキ槽ゴム
ライニング絶縁劣化診断方法において、メッキ電流通電
回路に抵抗値を少なくとも2段階に変更可能な抵抗回路
を直列に介挿し、該抵抗回路の抵抗値を変化させたとき
の各抵抗値r1,r2 における電源電圧V1,V2 及び電源
電流iT1, iT2を測定し、これらに基づいてリーク電流
iR1及びリーク電流比率ηを、
【0011】
【数4】
【0012】に従って算出し、算出したリーク電流iR1
及びリーク電流比率ηに基づいてゴムライニングの絶縁
劣化を診断することを特徴としている。
【0013】
【作用】請求項1に係る絶縁劣化診断方法においては、
メッキ電流通電回路(コンダクターロール及び直流電源
のカソード間)に少なくとも抵抗値を2段階に変更可能
な抵抗回路を直列に接続しているので、直流電源から出
力されるトータル電流i T は、メッキ電流iC とリーク
電流iR とに分流され、これらが夫々の通電路のリーク
抵抗RT 及びメッキ抵抗RC に対応して下記(1) 式及び
(2) 式で表すことができることに着目している。
【0014】 iR =V/RT …………(1) iC =iT −iR =V/RC …………(2) 次に、通電回路側のみに既知の抵抗値rを接続すると、
上記(1) 式及び(2) 式は、 iR ′=V′/RT …………(3) iC ′=iT ′−iR ′=V′/(RC +r) …………(4) で表すことができる。
【0015】ここで、V,iT,V′及びiT ′は測定可
能で且つrは既知であり、未知数i R,RT,iR ′及びR
C に対して(1) 式〜(4) 式の4つの関係式が与えられ、
この連立方程式を解くことにより、
【0016】
【数5】
【0017】が得られ、リーク電流iR を正確に算出す
ることができる。また、請求項2に係る絶縁劣化診断方
法においては、上記と同様にして算出したリーク電流i
R と直流電源のトータル電流iT との比率η(=iR /
iT )を算出することができ、この比率を予め設定した
設定値に維持することにより、メッキ槽の焼損トラブル
を確実に防止する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の一実施例を示す構成図である。
図中、1は内周面にゴムライニング層1aを形成した電
気メッキ槽であって、従来例を示す図5と同様に、コン
ダクターロール2がメッキ液3内に半円周程度浸漬され
て回転自在に配設されていると共に、このコンダクター
ロール2にメッキ液3内で所定間隔を保って対向する位
置に断面弧状のアノード電極4a,4bが配設され、こ
れらアノード電極4a,4bが交流電源を直流電源に変
換して出力する整流器5のアノード側に接続され、コン
ダクターロール2が抵抗回路としての可変抵抗器10を
介して整流器5のカソード側に接続されている。
【0019】そして、電気メッキ槽1内に鋼帯8を案内
するために、コンダクターロール2の斜め上方位置に夫
々デフレクターロール6a,6bが回転自在に支持され
ていると共に、デフレクターロール6bの出側にアース
ロール7が回転自在に支持され、且つ電気メッキ槽1の
外周面、整流器5のカソード側及びアースロール7が接
地されている。
【0020】次に、上記構成を利用した本発明による電
気メッキ槽1におけるゴムライニング層1aの絶縁劣化
診断方法を説明する。整流器5のアノード側から出力さ
れるトータル電流iT は、図1の実線矢示aで示す、ア
ノード電極4a,4b、メッキ液3、鋼帯8、コンダク
ターロール2及び可変抵抗器10を経て整流器5のカソ
ード側に流れ、アノード電極4a,4b及びコンダクタ
ーロール2間のメッキ電流iC に比例してアノード電極
4a,4bの金属が溶け出し、これがイオン化して鋼帯
8の負電子を帯び、溶け出した金属が鋼帯8にメッキさ
れる。
【0021】このとき、整流器5から出力されるトータ
ル電流iT は、アノード電極4a,4bとコンダクター
ロール2との間を流れるメッキ電流iC と、メッキ槽1
の内面ゴムライニング槽1aの絶縁不良に起因するリー
ク電流iR との和で表される。このうち、リーク電流i
R は、図1の鎖線矢示cで示す電気メッキ槽1の接地点
から整流器5の接地点に直接流れる短絡電流iS と、図
1の破線矢示bで示す電気メッキ槽1の接地点からアー
スロール7、鋼帯8、コンダクターロール2及び可変抵
抗器10を介して整流器5のカソード側へ流れるアース
電流iE との和で表される。
【0022】したがって、これら電流ルートの等価回路
は、図2に示すようになり、整流器5のアノード側から
出力されるトータル電流iT がメッキ電流iC とリーク
電流iR とに分流され、メッキ電流iC はアノード電極
4a,4b及びコンダクターロール2間の抵抗RC 及び
可変抵抗器10による抵抗RK を経て整流器5のカソー
ド側に戻り、リーク電流iR はゴムライニング層1aの
絶縁抵抗RT を通ってから短絡電流iS とアース電流i
E とに分流され、短絡電流iS が整流器接地抵抗RR を
通って整流器5のカソード側に戻り、アース電流iE が
アースロール接地抵抗RE を通って整流器5のカソード
側に戻る。
【0023】そして、可変抵抗器10の抵抗値を低抵抗
値r1 (r1 ≧0)及び高抵抗値r 2 (r1 <r2 )の
2段階に切換えたときの整流器5のアノード及びカソー
ド間の整流器電圧V1 及びV2 とアース電流iE1及びi
E2とを夫々電圧計11及び電流計12で測定、トータル
電流iT1及びiT2については設定値を適用する。そし
て、設定されたトータル電流iT1及びiT2と検出された
整流器電圧V1 及びV2 とから下記(5) 式及び(6) 式に
従ってリーク電流iR 及びリーク電流比率ηを算出す
る。
【0024】
【数6】
【0025】は、可変抵抗器10の抵抗値を低抵抗値r
1 としたときの直流電源から出力されるトータル電流i
T1は、メッキ電流iC1とリーク電流iR1とに分流され、
これらが夫々の通電路のリーク抵抗RT1及びメッキ抵抗
(RC1+r1 )に対応して下記(7) 式及び(8) 式で表す
ことができることに着目している。 iR1=V1 /RT …………(7) iC1=iT1−iR1=V1 /(RC +r1 ) …………(8) 次に、可変抵抗器10の抵抗値を高抵抗値r2 に変更す
ると、上記(7) 式及び(8) 式は、 iR2=V2 /RT …………(9) iC2=iT2−iR2=V2 /(RC +r2 ) …………(10) で表すことができる。
【0026】ここで、V1,iT1, V2 ,iT2は測定され
ており、r1,r2 は既知であるので、未知数iR1, RT,
iR2及びRC に対して(7) 式〜(10)式の4つの関係式が
与えられ、この連立方程式を解くことにより、上記(5)
式及び(6) を得ることができる。上記絶縁劣化診断方法
を実際に電気メッキ装置に適用した場合の具体例を以下
に述べる。
【0027】電気メッキ装置の設備仕様は、ラジアルセ
ル型方式とし、コンダクターロール2の外径は2440
mm、デフレクターロール6a,6bの外径は1067mm
とし、鋼帯8のユニットテンションは10kg/mm2とし
た。そして、アースロール7はメッキ槽1の出側に配置
し、外径は1067mmで表面はNi−Crメッキ(0.
03〜0.08mmt )を施してある。なお、メッキ液3
は塩化物浴とし、メッキ槽1内面ゴムライニング層1a
の材質は、天然硬質ゴムで厚みは8mmとした。
【0028】また、整流器5の通電容量は最大で100
0kVAとし、メッキ電流通電路のコンダクターロール
2及び整流器5のカソード側との間に設定値0≦RK ≦
0.1Ωの可変抵抗器10を接続した。この装置を使用
して、ゴムライニング層1aの絶縁劣化を視認できるメ
ッキ槽の単独通電を実施し、先ず通電条件を整流器5か
ら出力されるトータル電流iT1を15000Aに設定す
ると共に、可変抵抗器10の抵抗値r1 を0Ωに設定し
て、整流器5の両端間電圧V1 及びアースロール7を流
れるアース電流iE1を夫々電圧計11及び電流計12で
測定したところ、測定結果としてV1 =10.44V、
iE1=29.00Aが得られた。
【0029】次に、通電条件を整流器5から出力される
トータル電流iT2を上記トータル電流iT1と同一値の1
5000Aに設定すると共に、可変抵抗器10の抵抗値
r2を2.0×10-3Ωに設定して、上記と同様に電圧
計11及び電流計12で整流器5の両端間電圧V2 及び
アースロール7を流れるアース電流iE2を夫々測定した
ところ、測定結果としてV2 =39.60V、iE2=1
10.00Aが得られた。
【0030】そして、上記測定結果を前記(5) 式及び
(6) 式に代入して、リーク電流iR1及びリーク電流比η
を算出した結果、 iR1=87A η=0.0058 となり、可変抵抗器10の抵抗値を“0”としたときの
通常状態におけるアース電流iE1=29Aに対して約3
倍のリーク電流iR1が流れていることを確認することが
できた。したがって、メッキ槽1のリーク電流iR を高
精度で算出することができると共に、リーク電流の比率
ηも管理することができる。
【0031】すなわち、図3に示すように、リーク電流
比率ηが0.01を越えたとき又は越えそうになったと
きに、ゴムライニング槽1aの絶縁劣化を生じているも
のと判断してゴムライニング槽1aの補修を行うように
して、リーク電流比率ηがη<0.01となるように管
理したところ、メッキ槽1の焼損トラブルを皆無とする
ことができた。
【0032】また、電流計12で検出したアース電流i
E と算出したリーク電流iR とを比較することにより、
整流器5の接地抵抗RR の劣化状況を判断することがで
き、この接地抵抗の劣化に対して速やかな補修を行うこ
とが可能となり、短絡電流i S による焼損トラブルも防
止することができる。なお、上記実施例においては、メ
ッキ電流通路に抵抗回路としての可変抵抗器10を常時
介挿する場合について説明したが、これに限定されるも
のではなく、絶縁劣化診断時のみ可変抵抗器10を介挿
するようにしてもよく、さらにはメッキ電流通路に切換
スイッチを配設し、この切換スイッチによってメッキ電
流通路に所定抵抗値の抵抗器を介挿するか否かを選択す
るようにしてもよい。
【0033】また、上記実施例においては、可変抵抗器
10の低抵抗値r1 を“0”に設定する場合について説
明したが、これに限定されるものではなく、任意の抵抗
値を選択することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係るメ
ッキ槽ゴムライニング絶縁劣化診断方法によれば、メッ
キ電流通路に抵抗回路を介挿し、この抵抗回路の抵抗値
を2段階以上に変更して、夫々の直流電源の端子間電圧
及び出力電流を測定することにより、リーク電流を算出
するようにしたので、メッキ槽のリーク電流を正確に検
出することができ、内周面のみにゴムライニング層を形
成したメッキ槽でも、ゴムライニング層の絶縁劣化診断
を正確に行うことができると共に、アース電流とリーク
電流とを比較することにより、直流電源のカソード側の
接地抵抗の劣化状況も判定することができ、これに対し
て速やかな補修対策を施すことが可能となり、短絡電流
による焼損トラブルも防止することができるという効果
が得られる。
【0035】また、請求項2に係るメッキ槽ゴムライニ
ング絶縁劣化診断方法によれば、メッキ槽のリーク電流
を算出し、このリーク電流と直流電源から出力されるメ
ッキ電流との比率ηを算出し、このリーク電流比率ηに
基づいてゴムライニング層の絶縁劣化診断を行うように
しているので、ゴムライニング層の絶縁劣化状態を適確
に診断することができ、このリーク電流比率ηを管理す
ることにより、メッキ槽の焼損トラブル確実に防止する
ことができ、焼損トラブルによる長時間にわたる補修時
間を削減することができ、大幅に生産性を向上させるこ
とができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略構成図である。
【図2】図1の電気的等価回路を示す回路図である。
【図3】メッキ槽のリーク電流比率の推移を示す特性線
図である。
【図4】従来例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 電気メッキ槽 1a ゴムライニング層 2 コンダクターロール 3 メッキ液 4a,4b アノード電極 5 整流器 6a,6b デフレクターロール 7 アースロール 8 鋼帯 10 可変抵抗器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気メッキ設備のメッキ槽内ゴムライニ
    ングの絶縁劣化を診断するメッキ槽ゴムライニング絶縁
    劣化診断方法において、メッキ電流通電回路に抵抗値を
    少なくとも2段階に変更可能な抵抗回路を直列に介挿
    し、該抵抗回路の抵抗値を変化させたときの各抵抗値r
    1,r2 における電源電圧V1,V2 及び電源電流iT1, i
    T2を測定し、これらに基づいてリーク電流iR1を、 【数1】 に従って算出し、算出したリーク電流iR に基づいてゴ
    ムライニングの絶縁劣化を診断することを特徴とするメ
    ッキ槽ゴムライニング絶縁劣化診断方法。
  2. 【請求項2】 電気メッキ設備のメッキ槽内ゴムライニ
    ングの絶縁劣化を診断するメッキ槽ゴムライニング絶縁
    劣化診断方法において、メッキ電流通電回路に抵抗値を
    少なくとも2段階に変更可能な抵抗回路を直列に介挿
    し、該抵抗回路の抵抗値を変化させたときの各抵抗値r
    1,r2 における電源電圧V1,V2 及び電源電流iT1, i
    T2を測定し、これらに基づいてリーク電流iR1及びリー
    ク電流比率ηを、 【数2】 に従って算出し、算出したリーク電流iR1及びリーク電
    流比率ηに基づいてゴムライニングの絶縁劣化を診断す
    ることを特徴とするメッキ槽ゴムライニング絶縁劣化診
    断方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011153351A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Nitto Denko Corp めっき装置およびめっき装置の配線検査方法

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