JPH06273B2 - 溶接機制御装置 - Google Patents
溶接機制御装置Info
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- JPH06273B2 JPH06273B2 JP11480984A JP11480984A JPH06273B2 JP H06273 B2 JPH06273 B2 JP H06273B2 JP 11480984 A JP11480984 A JP 11480984A JP 11480984 A JP11480984 A JP 11480984A JP H06273 B2 JPH06273 B2 JP H06273B2
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- unit
- welding
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K9/00—Arc welding or cutting
- B23K9/10—Other electric circuits therefor; Protective circuits; Remote controls
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arc Welding Control (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、設定値に対して常に正しい出力値が得られる
ようにした溶接機用制御装置に関するものである。
ようにした溶接機用制御装置に関するものである。
従来技術 一般に溶接装置においては出力電流値、電圧値、溶接速
度などを設定し、設定値に対して出力値をフイードバッ
クしてクローズドループを構成して所要の値を得るよう
に構成されている。しかし、このようなフイードバック
制御系においては適用する溶接法や溶接機器、材料など
がかわると出力設定器の同一の設定位置に対して実際の
出力値が種々変化し、同一の値を得ることができず、こ
のために出力設定器には正しい直読目盛を付すことがで
きなかった。例えば定電圧特性の電源を用いる消耗電極
式アーク溶接法においては、電極ワイヤを略一定速度で
送給し、溶接電流がこのワイヤ送給速度に比例すること
から溶接電流を設定する信号としてワイヤ送給速度を指
定する。このワイヤ送給速度を設定値に保つことによっ
て、「ワイヤ送給量=ワイヤ溶融量」となる値の溶接電
流が流れることになる。このように溶接電流はワイヤ送
給量によって定まるから、もしワイヤの材質や直径が変
更されると同じ溶融量に必要な電流は当然変化するから
同一送給量に対しても全く別の電流が流れることにな
る。さらにシールドガスが変更となつてその電位傾度が
変ったために、同じアーク電圧に対してアーク長が変化
したときや溶接トーチからのワイヤの突き出し長さが変
化したためにアーク発生点までの間にワイヤを流れる電
流によって発生する抵抗発熱量が増減し、溶接電流に対
するワイヤの溶融量が増減したときにもワイヤの送給速
度とそのときの溶接電流との比率は変化することにな
る。さらにこれらの外的要因が同じであっても溶接電源
やワイヤ送給速度はその出力値の大小によって出力変動
率が一定でないために出力電圧値が異なれば同じワイヤ
送給速度に対しても溶接電流は異った値となってしま
う。
度などを設定し、設定値に対して出力値をフイードバッ
クしてクローズドループを構成して所要の値を得るよう
に構成されている。しかし、このようなフイードバック
制御系においては適用する溶接法や溶接機器、材料など
がかわると出力設定器の同一の設定位置に対して実際の
出力値が種々変化し、同一の値を得ることができず、こ
のために出力設定器には正しい直読目盛を付すことがで
きなかった。例えば定電圧特性の電源を用いる消耗電極
式アーク溶接法においては、電極ワイヤを略一定速度で
送給し、溶接電流がこのワイヤ送給速度に比例すること
から溶接電流を設定する信号としてワイヤ送給速度を指
定する。このワイヤ送給速度を設定値に保つことによっ
て、「ワイヤ送給量=ワイヤ溶融量」となる値の溶接電
流が流れることになる。このように溶接電流はワイヤ送
給量によって定まるから、もしワイヤの材質や直径が変
更されると同じ溶融量に必要な電流は当然変化するから
同一送給量に対しても全く別の電流が流れることにな
る。さらにシールドガスが変更となつてその電位傾度が
変ったために、同じアーク電圧に対してアーク長が変化
したときや溶接トーチからのワイヤの突き出し長さが変
化したためにアーク発生点までの間にワイヤを流れる電
流によって発生する抵抗発熱量が増減し、溶接電流に対
するワイヤの溶融量が増減したときにもワイヤの送給速
度とそのときの溶接電流との比率は変化することにな
る。さらにこれらの外的要因が同じであっても溶接電源
やワイヤ送給速度はその出力値の大小によって出力変動
率が一定でないために出力電圧値が異なれば同じワイヤ
送給速度に対しても溶接電流は異った値となってしま
う。
上記の現象はワイヤ送給速度を一定に保つのではなく、
出力電流値と設定値との差によってワイヤ送給速度を定
めるようにフイードバック制御系を構成すればよいが、
アーク溶接においては溶接電流は極めて変化が大きくこ
れを検出してワイヤ送給速度にフイードバックして安定
に制御することは非常に難しい。これを安定させるため
にはフイードバック信号系の応答速度を遅くして平均値
によって制御系が動作するようにすればよいがその分だ
け必要な応答速度が得られないことになり、結果的には
満足できないものとなる。これに対して、出力を全くフ
イードバックしないでオープンループ制御を行うときに
は、応答速度と安定性は十分に確保できるが出力設定値
と実際出力値とは全く別物となり、設定器に目盛を設け
ても単なる目安にすぎないものとなる。
出力電流値と設定値との差によってワイヤ送給速度を定
めるようにフイードバック制御系を構成すればよいが、
アーク溶接においては溶接電流は極めて変化が大きくこ
れを検出してワイヤ送給速度にフイードバックして安定
に制御することは非常に難しい。これを安定させるため
にはフイードバック信号系の応答速度を遅くして平均値
によって制御系が動作するようにすればよいがその分だ
け必要な応答速度が得られないことになり、結果的には
満足できないものとなる。これに対して、出力を全くフ
イードバックしないでオープンループ制御を行うときに
は、応答速度と安定性は十分に確保できるが出力設定値
と実際出力値とは全く別物となり、設定器に目盛を設け
ても単なる目安にすぎないものとなる。
さらにまた出力設定器と溶接電源やワイヤ送給装置など
の溶接機本体とを分離して設置する大形の溶接装置や溶
接用ロボットのように別の装置から出力設定信号を供給
するときには設定器の出力信号とこれら被制御対象であ
る溶接機本体の受け入れ得る信号とが完全に一致してい
ることが必要であり、これらの信号の種類が異なるとき
はもちろんその種類が同じである場合にも定格容量の違
いなどによりレべルが異なると全く見当違いの出力が発
生することになる。このために、これら大形の溶接装置
や溶接ロボットにおいてはこれらと組合わせる溶接電源
やワイヤ送給装置がそれぞれ特定のものに限られてお
り、機器構成上の自由度はほとんどないものであった。
の溶接機本体とを分離して設置する大形の溶接装置や溶
接用ロボットのように別の装置から出力設定信号を供給
するときには設定器の出力信号とこれら被制御対象であ
る溶接機本体の受け入れ得る信号とが完全に一致してい
ることが必要であり、これらの信号の種類が異なるとき
はもちろんその種類が同じである場合にも定格容量の違
いなどによりレべルが異なると全く見当違いの出力が発
生することになる。このために、これら大形の溶接装置
や溶接ロボットにおいてはこれらと組合わせる溶接電源
やワイヤ送給装置がそれぞれ特定のものに限られてお
り、機器構成上の自由度はほとんどないものであった。
そのうえフイードバック制御系においては、出力が常に
一定の比率で帰還されて基準値と比較されることが前提
となっており、もし、フイードバック系の途中において
断線、接触不良あるいは定数変化などが発生して帰還量
が制御系の設計値から外れた値となると、出力はほとん
ど制御不能となり、不良な溶接が行なわれるばかりでな
く、場合によっては異常な高出力となつて機器を破損す
る危険性すらある。
一定の比率で帰還されて基準値と比較されることが前提
となっており、もし、フイードバック系の途中において
断線、接触不良あるいは定数変化などが発生して帰還量
が制御系の設計値から外れた値となると、出力はほとん
ど制御不能となり、不良な溶接が行なわれるばかりでな
く、場合によっては異常な高出力となつて機器を破損す
る危険性すらある。
発明の概要 本発明は、出力設定信号としてこれに対応する出力制御
用基準信号との組合せを1対のデータとして記憶し、出
力設定信号が指定されたときにこれに対応する制御用基
準信号を読み出して出力を決定し、かつこの基準信号に
よって出力を得たときに指定された設定値と実際の出力
値とが一致しないときには、両者の差が減少する方向に
基準信号を修正し、この修正された基準信号によって出
力を得ることをくりかえして設定値に近づけるように
し、出力が設定値に等しくなったときの基準信号を先に
記憶しておいた基準信号と書き替えるようにするととも
に、この修正量が過大となったときあるいは設定値と出
力値との差が過大となったときに、これを検出し、異常
と判断し警報、出力停止などの処置を行なうようにした
ものであり、本発明によれば、種々の溶接条件の変更や
組合わされる溶接機に無関係に常に出力設定器の設定値
通りの出力が得られ、また何らかの原因によって設定通
りの出力が得られない状態となったときにはこれを確実
に検出し、不良溶接および機器の破損を未然に防止し得
るものである。
用基準信号との組合せを1対のデータとして記憶し、出
力設定信号が指定されたときにこれに対応する制御用基
準信号を読み出して出力を決定し、かつこの基準信号に
よって出力を得たときに指定された設定値と実際の出力
値とが一致しないときには、両者の差が減少する方向に
基準信号を修正し、この修正された基準信号によって出
力を得ることをくりかえして設定値に近づけるように
し、出力が設定値に等しくなったときの基準信号を先に
記憶しておいた基準信号と書き替えるようにするととも
に、この修正量が過大となったときあるいは設定値と出
力値との差が過大となったときに、これを検出し、異常
と判断し警報、出力停止などの処置を行なうようにした
ものであり、本発明によれば、種々の溶接条件の変更や
組合わされる溶接機に無関係に常に出力設定器の設定値
通りの出力が得られ、また何らかの原因によって設定通
りの出力が得られない状態となったときにはこれを確実
に検出し、不良溶接および機器の破損を未然に防止し得
るものである。
実施例 第1図は本発明を溶接電流の設定について実施するとき
の例を示す構成図である。同図において、1は出力設定
器であり、電圧信号、パルス数、周波数などにより出力
電流の値Isを他の条件、例えば出力電圧、消耗電極ワ
イヤの種類、シールドガスの種類、使用する溶接トーチ
の種類などとともに設定し出力する。もちろん、この出
力設定器の出力信号としては、これらのワイヤやガスな
どの使用環境が一定の場合には、単に出力電圧との組合
せのみでよい。2は出力設定器1の設定値毎にこれに対
応する出力電流制御用基準信号Irを記憶する記憶部、
3は記憶部2に対して出力設定器1からの設定値に対応
した基準信号Irを検索し読み出す基準信号検索部、4
は基準信号検索部3の出力Irを出力設定器1の出力I
sと実際出力値Ioとが一致しないときに両者の差が減
少する方向に修正するための基準信号修正部であり、5
は基準信号修正部4の出力に応じて溶接電流を制御する
出力制御部である。この出力制御部5としては、例えば
定電流特性の電源を用いる溶接機においては溶接電源で
あり、定電圧特性の電源を用いて消耗電極ワイヤを定速
送給するアーク溶接機においてはワイヤ送給速度制御装
置である。6は溶接アークまたはワイヤ送給機構のよう
な負荷、7は電力源である。また8は出力電流Ioと出
力設定器1の出力Isとを比較する比較器であり、結果
を基準信号修正部4に供給し、基準信号修正部4はこの
結果により基準信号Irから一定量Δiだけ加算あるい
は減算して新しい基準信号Irとして出力制御部5に供
給する。この基準信号修正部4と比較器8とによって基
準信号修正手段を構成することになる。また9は減算
器、10は基準設定器、11は比較器、12はラッチ回
路、13は表示灯などの警報器であり、これらは判定手
段を構成している。
の例を示す構成図である。同図において、1は出力設定
器であり、電圧信号、パルス数、周波数などにより出力
電流の値Isを他の条件、例えば出力電圧、消耗電極ワ
イヤの種類、シールドガスの種類、使用する溶接トーチ
の種類などとともに設定し出力する。もちろん、この出
力設定器の出力信号としては、これらのワイヤやガスな
どの使用環境が一定の場合には、単に出力電圧との組合
せのみでよい。2は出力設定器1の設定値毎にこれに対
応する出力電流制御用基準信号Irを記憶する記憶部、
3は記憶部2に対して出力設定器1からの設定値に対応
した基準信号Irを検索し読み出す基準信号検索部、4
は基準信号検索部3の出力Irを出力設定器1の出力I
sと実際出力値Ioとが一致しないときに両者の差が減
少する方向に修正するための基準信号修正部であり、5
は基準信号修正部4の出力に応じて溶接電流を制御する
出力制御部である。この出力制御部5としては、例えば
定電流特性の電源を用いる溶接機においては溶接電源で
あり、定電圧特性の電源を用いて消耗電極ワイヤを定速
送給するアーク溶接機においてはワイヤ送給速度制御装
置である。6は溶接アークまたはワイヤ送給機構のよう
な負荷、7は電力源である。また8は出力電流Ioと出
力設定器1の出力Isとを比較する比較器であり、結果
を基準信号修正部4に供給し、基準信号修正部4はこの
結果により基準信号Irから一定量Δiだけ加算あるい
は減算して新しい基準信号Irとして出力制御部5に供
給する。この基準信号修正部4と比較器8とによって基
準信号修正手段を構成することになる。また9は減算
器、10は基準設定器、11は比較器、12はラッチ回
路、13は表示灯などの警報器であり、これらは判定手
段を構成している。
第1図の実施例の動作を第2図のフローチャートに従っ
て説明する。出力設定器1において出力電流値Isを他
の条件とともに指定すると、検索部3はこれらの条件に
適合した出力電流Isに対応する基準信号Irを記憶部
2から読み出して基準信号修正部4に供給する。基準信
号修正部4においては未だ出力電流が検出されていない
のでこの読み出された基準信号Irをそのまま出力制御
部5に伝達する。出力制御部5においては電力源7の電
力を基準信号Irに応じて調整し、負荷6に供給する。
負荷6は出力制御部5の出力により駆動されてそのとき
の出力電流Ioが検出されて比較器8にフイードバック
され出力設定器1の設定値Isと比較される。ここでも
しIs=Ioなら基準信号修正部4はそのときの基準信
号Irを何ら変更することなくもとの値を出力制御部5
に供給しつづける。出力電流が不足でIo<Isなら基
準信号修正部4は基準信号Irに一定の増分Δiを加え
てIr′=Ir+Δiに修正して出力制御部5に供給す
る。逆に出力電流が過大でIo>Isなら基準信号修正
部4はもとの基準信号Irから一定量Δiだけ減じた値
Ir′=Ir−Δiを新しい基準信号として出力制御部
5に供給する。この基準信号を修正するタイミングは出
力制御部がサイリスタによって電力源7の出力を位相制
御して負荷6に供給する方式のものであるときには電力
源7の交流電圧位相に同期させればよい。また出力制御
部5がトランジスタのようにアナログ制御を行うもので
あるときには基準信号修正部4にクロック発振器を設け
て一定周期で行うようにする。このような修正動作をく
りかえることによりやがて出力電流Ioは出力設定器I
sに一致することになる。この出力電流Ioが出力設定
器Isに一致した状態が一定時間継続したときに記憶部
2はそのときの基準信号修正部4の出力Ir′を取り込
み記憶内容を更新する。この結果、出力電流が正しく出
力設定値となるように自己学習されて記憶されるので、
次回から同一条件が指定されたときには、最初から基準
信号として最適値のものが出力されることになる。
て説明する。出力設定器1において出力電流値Isを他
の条件とともに指定すると、検索部3はこれらの条件に
適合した出力電流Isに対応する基準信号Irを記憶部
2から読み出して基準信号修正部4に供給する。基準信
号修正部4においては未だ出力電流が検出されていない
のでこの読み出された基準信号Irをそのまま出力制御
部5に伝達する。出力制御部5においては電力源7の電
力を基準信号Irに応じて調整し、負荷6に供給する。
負荷6は出力制御部5の出力により駆動されてそのとき
の出力電流Ioが検出されて比較器8にフイードバック
され出力設定器1の設定値Isと比較される。ここでも
しIs=Ioなら基準信号修正部4はそのときの基準信
号Irを何ら変更することなくもとの値を出力制御部5
に供給しつづける。出力電流が不足でIo<Isなら基
準信号修正部4は基準信号Irに一定の増分Δiを加え
てIr′=Ir+Δiに修正して出力制御部5に供給す
る。逆に出力電流が過大でIo>Isなら基準信号修正
部4はもとの基準信号Irから一定量Δiだけ減じた値
Ir′=Ir−Δiを新しい基準信号として出力制御部
5に供給する。この基準信号を修正するタイミングは出
力制御部がサイリスタによって電力源7の出力を位相制
御して負荷6に供給する方式のものであるときには電力
源7の交流電圧位相に同期させればよい。また出力制御
部5がトランジスタのようにアナログ制御を行うもので
あるときには基準信号修正部4にクロック発振器を設け
て一定周期で行うようにする。このような修正動作をく
りかえることによりやがて出力電流Ioは出力設定器I
sに一致することになる。この出力電流Ioが出力設定
器Isに一致した状態が一定時間継続したときに記憶部
2はそのときの基準信号修正部4の出力Ir′を取り込
み記憶内容を更新する。この結果、出力電流が正しく出
力設定値となるように自己学習されて記憶されるので、
次回から同一条件が指定されたときには、最初から基準
信号として最適値のものが出力されることになる。
一方、基準信号検索部3の出力Irと基準信号修正部4
の出力Ir′とは減算器9に入力され差信号の絶対値Δ
Irが基準設定器10の出力Ieと比較される。もしこ
の差信号ΔIrが基準設定器10の設定値Ieよりも大
となると比較器11は論理信号(例えば1または0)を
出力し、ラッチ回路12はこの入力信号を受けて出力を
1(または0)に保つ。
の出力Ir′とは減算器9に入力され差信号の絶対値Δ
Irが基準設定器10の出力Ieと比較される。もしこ
の差信号ΔIrが基準設定器10の設定値Ieよりも大
となると比較器11は論理信号(例えば1または0)を
出力し、ラッチ回路12はこの入力信号を受けて出力を
1(または0)に保つ。
警報器13はこのラッチ回路の出力を表示するとともに
異常信号を基準信号検索部3に供給し、この基準信号I
rの出力を停止させ、出力制御部5の動作を中断させ
る。なおこの異常判定手段は、記憶部2に格納されてい
るデータ数が少ないときには出力設定器1の設定値に対
して読み出し得る指令値が最適値より相当離れた値とな
り、正常値に落ちつくまでにかなりの修正が行なわれる
ことになる。そこで、このようなときは出力開始から漸
時の間は判定手段を回路から切離して無効としておく。
このためには比較器11とラッチ回路12との間を遮断
したり、ラッチ回路12を必要時にのみ動作するように
構成すればよい。
異常信号を基準信号検索部3に供給し、この基準信号I
rの出力を停止させ、出力制御部5の動作を中断させ
る。なおこの異常判定手段は、記憶部2に格納されてい
るデータ数が少ないときには出力設定器1の設定値に対
して読み出し得る指令値が最適値より相当離れた値とな
り、正常値に落ちつくまでにかなりの修正が行なわれる
ことになる。そこで、このようなときは出力開始から漸
時の間は判定手段を回路から切離して無効としておく。
このためには比較器11とラッチ回路12との間を遮断
したり、ラッチ回路12を必要時にのみ動作するように
構成すればよい。
第1図の実施例の装置は、上記のように動作するので記
憶部2には最初に記憶されている基準値は零でもよく、
この場合には出力電流も零から始まり、当然Io<Is
となるので順次基準信号が増加方向に修正されて出力設
定値に至ることになる。したがつて、本発明の装置にお
いては、通常のデータ記憶再生式の装置と異なり、装置
製作時にはデータの入力作業は全く不要であり、使用す
る現場において前述の通りの手順で自己学習させればよ
い。上記のような自己学習を各設定値毎に行えば記憶部
2にはそれぞれの場合に適した値の基準信号が蓄えられ
て、以後の使用時にはこのような修正動作はほとんど行
なわれずに溶接開始時から出力設定値に正しく一致した
実際出力が得られる値の基準信号が得られる。このと
き、基準信号はほぼ正しい出力が得られる値であるから
基準信号の修正動作そのものはあまり敏速に行う必要は
なく、応答性よりも安定性に重点をおいた制御を行うこ
とができる。この結果、基準信号修正手段の比較器8お
よび基準信号修正部の応答速度を十分に遅くして、出力
変化の比較的長い期間の平均値に応じて修正動作をする
ように設定でき、変化の急激なアーク溶接においてもハ
ンチングを生じることなく極めて安定な制御が可能とな
る。しかも出力の制御そのものは基準信号の修正動作が
遅いために過渡的にはオープンループ制御的となり、従
来のフイードバック制御を行うクローズドループ制御方
式において制御系を安定化させるために応答速度を遅く
した場合におけるような出力の立上り時の遅れはほとん
どなくなる。
憶部2には最初に記憶されている基準値は零でもよく、
この場合には出力電流も零から始まり、当然Io<Is
となるので順次基準信号が増加方向に修正されて出力設
定値に至ることになる。したがつて、本発明の装置にお
いては、通常のデータ記憶再生式の装置と異なり、装置
製作時にはデータの入力作業は全く不要であり、使用す
る現場において前述の通りの手順で自己学習させればよ
い。上記のような自己学習を各設定値毎に行えば記憶部
2にはそれぞれの場合に適した値の基準信号が蓄えられ
て、以後の使用時にはこのような修正動作はほとんど行
なわれずに溶接開始時から出力設定値に正しく一致した
実際出力が得られる値の基準信号が得られる。このと
き、基準信号はほぼ正しい出力が得られる値であるから
基準信号の修正動作そのものはあまり敏速に行う必要は
なく、応答性よりも安定性に重点をおいた制御を行うこ
とができる。この結果、基準信号修正手段の比較器8お
よび基準信号修正部の応答速度を十分に遅くして、出力
変化の比較的長い期間の平均値に応じて修正動作をする
ように設定でき、変化の急激なアーク溶接においてもハ
ンチングを生じることなく極めて安定な制御が可能とな
る。しかも出力の制御そのものは基準信号の修正動作が
遅いために過渡的にはオープンループ制御的となり、従
来のフイードバック制御を行うクローズドループ制御方
式において制御系を安定化させるために応答速度を遅く
した場合におけるような出力の立上り時の遅れはほとん
どなくなる。
第1図に示した実施例においては出力設定値の各値に対
応して基準信号を記憶するようにしたが、このようにす
ると出力設定値がわずかに変更になった場合でも改めて
自己学習過程を経て正しい基準値を得る動作を行なうこ
とになる。このために、新しい出力設定値を指示したと
きには、基準値が零から上昇してゆくことになり応答が
遅く、このために立上りが遅くなつて実用上不便なこと
がある。また記憶するデータの組合せも極めて多くなり
大きな記憶容量を必要とするばかりでなく、設定値に対
応する基準値の検索読み出しに長い時間を要することに
なり溶接の途中で設定値を変更するような場合に応答し
きれなくなることも考えられる。そこで記憶するデータ
としては一定の間隔毎のデータのみを記憶し、出力値が
設定されたときにはこれに近い2つの記憶データを読み
出して、この近似データから比例計算により近似基準値
を演算し、この結果を出力制御用基準信号として用い、
その後は第1図の実施例にて説明したように修正部にて
正しい出力値が得られる値にまで修正するように構成す
ればよい。
応して基準信号を記憶するようにしたが、このようにす
ると出力設定値がわずかに変更になった場合でも改めて
自己学習過程を経て正しい基準値を得る動作を行なうこ
とになる。このために、新しい出力設定値を指示したと
きには、基準値が零から上昇してゆくことになり応答が
遅く、このために立上りが遅くなつて実用上不便なこと
がある。また記憶するデータの組合せも極めて多くなり
大きな記憶容量を必要とするばかりでなく、設定値に対
応する基準値の検索読み出しに長い時間を要することに
なり溶接の途中で設定値を変更するような場合に応答し
きれなくなることも考えられる。そこで記憶するデータ
としては一定の間隔毎のデータのみを記憶し、出力値が
設定されたときにはこれに近い2つの記憶データを読み
出して、この近似データから比例計算により近似基準値
を演算し、この結果を出力制御用基準信号として用い、
その後は第1図の実施例にて説明したように修正部にて
正しい出力値が得られる値にまで修正するように構成す
ればよい。
さらに異常時の判定手段として基準信号修正部による修
正量が過大となったときを検出する方法のみによるとき
は、上述のようにこの修正部の応答を比較的遅くしてあ
るために、フイードバック系に断線のような極端な異常
が発生して、フイードバック信号が飛躍的に変化したよ
うなときでも基準信号は直ちに修正されず、修正部の応
答速度に従って除々に変化することになる。このために
異常が発生してから修正量が過大となり異常判定手段に
てこれが検出されるまでにかなりの時間が経過すること
になる。この間出力制御部は誤った出力を発生すること
になる。そこで異常判定手段としては、基準信号修正部
による修正量を監視する他に、出力設定値と実際出力値
とを監視する第2の判定手段を追加し、両判定手段のい
ずれかが異常を検出したときに警報、出力停止などの処
置を行うようにすれば、基準値修正手段の応答が追いつ
かないような急激な変化に対しては第2の判定手段が応
答し、また変化が比較的遅く設定値に実際指令値が十分
に倣い得る程度の遅い変化に対しては前者が応答するこ
とになって極めて正確な異常判定を行い得る装置が得ら
れることになる。
正量が過大となったときを検出する方法のみによるとき
は、上述のようにこの修正部の応答を比較的遅くしてあ
るために、フイードバック系に断線のような極端な異常
が発生して、フイードバック信号が飛躍的に変化したよ
うなときでも基準信号は直ちに修正されず、修正部の応
答速度に従って除々に変化することになる。このために
異常が発生してから修正量が過大となり異常判定手段に
てこれが検出されるまでにかなりの時間が経過すること
になる。この間出力制御部は誤った出力を発生すること
になる。そこで異常判定手段としては、基準信号修正部
による修正量を監視する他に、出力設定値と実際出力値
とを監視する第2の判定手段を追加し、両判定手段のい
ずれかが異常を検出したときに警報、出力停止などの処
置を行うようにすれば、基準値修正手段の応答が追いつ
かないような急激な変化に対しては第2の判定手段が応
答し、また変化が比較的遅く設定値に実際指令値が十分
に倣い得る程度の遅い変化に対しては前者が応答するこ
とになって極めて正確な異常判定を行い得る装置が得ら
れることになる。
第3図は上記のようにして前述の2つの問題点を解決し
た本発明の実施例を示す接続図である。同図において1
4は出力設定器1からの信号を受けて設定値に近い2つ
の基準信号を記憶部2から読み出す至近2値検索部であ
り、15はこの至近2値検索部14によって得られた2
つの基準信号から出力設定器1の出力に適応した基準値
を比例計算により算出する比例演算部であり、この至近
2値検索部14および比例演算部15が第1図に示した
実施例の基準信号検索部3に相当することになる。
た本発明の実施例を示す接続図である。同図において1
4は出力設定器1からの信号を受けて設定値に近い2つ
の基準信号を記憶部2から読み出す至近2値検索部であ
り、15はこの至近2値検索部14によって得られた2
つの基準信号から出力設定器1の出力に適応した基準値
を比例計算により算出する比例演算部であり、この至近
2値検索部14および比例演算部15が第1図に示した
実施例の基準信号検索部3に相当することになる。
また16は基準信号修正部の入力と出力とを入力として
両者の差である修正量が設定値以上となつたときに異常
と判断する第1の判定手段であり、その内容は第1図の
判定手段と同様である。また17は出力設定器1の出力
Isと実際出力値の検出値Ioとを入力とし両者の差が
設定量以上となったときに異常と判断する第2の判定手
段であり、その内容は第1の判定手段16と同様なもの
が使用できる。その他の部分は第1図に示した実施例に
おいて同符号を付したものと同様の機能を有する。同図
の実施例の動作を第1図の実施例と同様に出力電流値の
制御について説明する。同図において、出力設定器1か
ら出力値Isが出力されるとこの出力信号Isによつて
至近2値検索部14は記憶部2を検索し、先に記憶され
ている出力設定値と基準信号との組合せのデータのうち
から指定された出力Isに近い2つの出力設定値とそれ
に対応する基準信号とを読み出す。この読み出された2
組のデータは出力設定値Isとともに比例演算部15に
供給される。比例演算部15においては指定された出力
値Isに対する基準信号をこの2組のデータを結ぶ直線
上にあるものと仮定して比例演算し基準信号Irを得
る。いま出力設定値Isに対して読み出された2組のデ
ータを(Is1,Ir1),(Is2,Ir2)の組合せである(Is1<Is<Is
2)とすると、これから得られる出力設定値Isに適応す
る基準信号Irは出力設定値Isを横軸にまた基準信号
Irを縦軸とした第4図の線図において点(Is1,Ir1)と
点(Is2,Ir2)とを通る直線上に存在するものとして計算
する。即ち、 を演算すればよいことになる。このようにして得られた
基準信号Irは基準信号修正部4を経て出力制御部5に
供給され負荷6に対する出力値が制御される。この出力
値は出力設定値Isと比較器8にて比較されて差がある
ときには修正部4にて基準信号Irが所定量修正されて
Ir′=Ir±Δiとなつて再び出力制御部5に供給さ
れて第1図にて説明したのと同様の修正動作がくりかえ
される。このようにして出力Ioが設定値Isに一致す
るまで修正動作が行なわれIs=Ioの期間が一定時間
継続するとこのときの基準値Ir′を出力設定値Isと
ともに記憶部に書き込む。このようにして新しい出力設
定値が指定される毎に至近の2組のデータから仮の基準
信号を演算し、これを実際出力値と比較しながら修正す
ることをくりかえして記憶部にデータを蓄積してゆく。
この場合、あらかじめ出力値を一定の間隔毎に指定し、
出力値の全領域におけるデータを蓄積し、以後はこれら
の特定の出力値におけるデータが修正されたときのみ記
憶部の書き替えを行い、他の中間的な出力値が指定され
たときには基準値の演算および修正のみを行うように
し、記憶部への書き込みを行なわないようにすれば記憶
部2の容量を少なくすることができる。
両者の差である修正量が設定値以上となつたときに異常
と判断する第1の判定手段であり、その内容は第1図の
判定手段と同様である。また17は出力設定器1の出力
Isと実際出力値の検出値Ioとを入力とし両者の差が
設定量以上となったときに異常と判断する第2の判定手
段であり、その内容は第1の判定手段16と同様なもの
が使用できる。その他の部分は第1図に示した実施例に
おいて同符号を付したものと同様の機能を有する。同図
の実施例の動作を第1図の実施例と同様に出力電流値の
制御について説明する。同図において、出力設定器1か
ら出力値Isが出力されるとこの出力信号Isによつて
至近2値検索部14は記憶部2を検索し、先に記憶され
ている出力設定値と基準信号との組合せのデータのうち
から指定された出力Isに近い2つの出力設定値とそれ
に対応する基準信号とを読み出す。この読み出された2
組のデータは出力設定値Isとともに比例演算部15に
供給される。比例演算部15においては指定された出力
値Isに対する基準信号をこの2組のデータを結ぶ直線
上にあるものと仮定して比例演算し基準信号Irを得
る。いま出力設定値Isに対して読み出された2組のデ
ータを(Is1,Ir1),(Is2,Ir2)の組合せである(Is1<Is<Is
2)とすると、これから得られる出力設定値Isに適応す
る基準信号Irは出力設定値Isを横軸にまた基準信号
Irを縦軸とした第4図の線図において点(Is1,Ir1)と
点(Is2,Ir2)とを通る直線上に存在するものとして計算
する。即ち、 を演算すればよいことになる。このようにして得られた
基準信号Irは基準信号修正部4を経て出力制御部5に
供給され負荷6に対する出力値が制御される。この出力
値は出力設定値Isと比較器8にて比較されて差がある
ときには修正部4にて基準信号Irが所定量修正されて
Ir′=Ir±Δiとなつて再び出力制御部5に供給さ
れて第1図にて説明したのと同様の修正動作がくりかえ
される。このようにして出力Ioが設定値Isに一致す
るまで修正動作が行なわれIs=Ioの期間が一定時間
継続するとこのときの基準値Ir′を出力設定値Isと
ともに記憶部に書き込む。このようにして新しい出力設
定値が指定される毎に至近の2組のデータから仮の基準
信号を演算し、これを実際出力値と比較しながら修正す
ることをくりかえして記憶部にデータを蓄積してゆく。
この場合、あらかじめ出力値を一定の間隔毎に指定し、
出力値の全領域におけるデータを蓄積し、以後はこれら
の特定の出力値におけるデータが修正されたときのみ記
憶部の書き替えを行い、他の中間的な出力値が指定され
たときには基準値の演算および修正のみを行うように
し、記憶部への書き込みを行なわないようにすれば記憶
部2の容量を少なくすることができる。
一方第1の判定手段16は、このとき修正部4の入出力
間の値を監視し差が一定量以上となつたときにこれを検
出保持し、警報を発する。また、第2の判定手段17は
出力設定器1の出力と実際出力の検出値とを入力とし差
が一定量以上となったときに同様に警報を発するように
動作する。
間の値を監視し差が一定量以上となつたときにこれを検
出保持し、警報を発する。また、第2の判定手段17は
出力設定器1の出力と実際出力の検出値とを入力とし差
が一定量以上となったときに同様に警報を発するように
動作する。
上記の各実施例においては説明を簡単にするために出力
電流Ioの制御について本発明を実施する場合について
説明したが、実際の溶接においては出力電流の他に出力
電圧、溶接速度など他に決定すべき溶接条件があるので
上記と同様にすればこれらもそれぞれ最適の基準信号を
得ることができる。また出力制御部5としては定電圧特
性の電源を用いて消耗電極ワイヤを略一定の速度で送給
する方式のものにおいては、出力電圧は溶接電源の出力
電圧によつて定まり、出力電流はワイヤの送給速度に比
例するので、出力電圧の基準信号は溶接電源の出力電圧
指令とし、出力電流の基準信号はワイヤ送給速度指令と
すればよい。一方、定電流特性の電源を用いて消耗電極
ワイヤの送給速度によってアーク電圧を制御する方式の
溶接機においては、出力電圧の基準信号はワイヤ送給速
度指令とし、出力電流の基準信号は溶接電源の出力指令
とすればよい。また、電極としてタングステン電極を用
いる非消耗電極アーク溶接においては、定電流特性の電
源を用いるので出力電流の基準信号は同様に溶接電源の
出力指令とし、出力電圧の基準信号はアーク電圧を制御
するための電極高さ制御指令信号として用いればよい。
さらに溶接線の単位長当りの入熱を制御するときには、
これらの電流と電圧との積と溶接速度との関係を所定値
に保てばよいので、出力電流と出力電圧とが指定された
ときにこれらの積に対応する溶接速度から速度基準信号
を読み出して前述と同様の修正が加えられて適値が求め
られることになる。
電流Ioの制御について本発明を実施する場合について
説明したが、実際の溶接においては出力電流の他に出力
電圧、溶接速度など他に決定すべき溶接条件があるので
上記と同様にすればこれらもそれぞれ最適の基準信号を
得ることができる。また出力制御部5としては定電圧特
性の電源を用いて消耗電極ワイヤを略一定の速度で送給
する方式のものにおいては、出力電圧は溶接電源の出力
電圧によつて定まり、出力電流はワイヤの送給速度に比
例するので、出力電圧の基準信号は溶接電源の出力電圧
指令とし、出力電流の基準信号はワイヤ送給速度指令と
すればよい。一方、定電流特性の電源を用いて消耗電極
ワイヤの送給速度によってアーク電圧を制御する方式の
溶接機においては、出力電圧の基準信号はワイヤ送給速
度指令とし、出力電流の基準信号は溶接電源の出力指令
とすればよい。また、電極としてタングステン電極を用
いる非消耗電極アーク溶接においては、定電流特性の電
源を用いるので出力電流の基準信号は同様に溶接電源の
出力指令とし、出力電圧の基準信号はアーク電圧を制御
するための電極高さ制御指令信号として用いればよい。
さらに溶接線の単位長当りの入熱を制御するときには、
これらの電流と電圧との積と溶接速度との関係を所定値
に保てばよいので、出力電流と出力電圧とが指定された
ときにこれらの積に対応する溶接速度から速度基準信号
を読み出して前述と同様の修正が加えられて適値が求め
られることになる。
なお、上記の説明においては、溶接が開始されると直ち
に基準信号修正部が動作するようになっているが、アー
ク溶接においては溶接開始時には電極と被溶接物との短
絡、溶断、開放など過渡的な現象が多く出力電圧、電流
ともに不安定な時期がある。このために、記憶部にデー
タが格納されているときには溶接開始後、直ちにこれら
の動作を開始させるとかえって制御系を不安定にしてし
まうことになる。そこで不安定現象の発生しやすい溶接
開始から一定時間は基準信号修正部の機能を停止させて
おき、不安定期間が経過した後に基準信号修正回路4を
動作させて出力値により基準信号を修正し、さらにこの
修正動作が一応落ちつく頃に警報手段を有効とするよう
にすれば応答速度を犠牲にすることなく本発明を実施す
ることができる。同様に溶接の終了時にも、終了指令に
よりまず修正動作と警報手段の動作とを中止しその後に
出力低減、停止の手順を行うようにするのが望ましい。
に基準信号修正部が動作するようになっているが、アー
ク溶接においては溶接開始時には電極と被溶接物との短
絡、溶断、開放など過渡的な現象が多く出力電圧、電流
ともに不安定な時期がある。このために、記憶部にデー
タが格納されているときには溶接開始後、直ちにこれら
の動作を開始させるとかえって制御系を不安定にしてし
まうことになる。そこで不安定現象の発生しやすい溶接
開始から一定時間は基準信号修正部の機能を停止させて
おき、不安定期間が経過した後に基準信号修正回路4を
動作させて出力値により基準信号を修正し、さらにこの
修正動作が一応落ちつく頃に警報手段を有効とするよう
にすれば応答速度を犠牲にすることなく本発明を実施す
ることができる。同様に溶接の終了時にも、終了指令に
よりまず修正動作と警報手段の動作とを中止しその後に
出力低減、停止の手順を行うようにするのが望ましい。
さらに、上記各実施例の各部は、図示したように具体的
回路を用いて構成する他に、これらの一部あるいは大部
分をマイクロプロセッサを用いて同様の機能を有するよ
うにプログラムにより実施するように変更することも可
能である。
回路を用いて構成する他に、これらの一部あるいは大部
分をマイクロプロセッサを用いて同様の機能を有するよ
うにプログラムにより実施するように変更することも可
能である。
また基準信号修正部としては、実施例に示したように一
定時間間隔で一定量ずつステップ状に修正するものの他
に、基準信号と実際出力値との差信号を基準信号に加算
した値を目的値とし、この目的値に向つて一定の時定数
で接近するように基準信号を修正する方式のものでもよ
い。
定時間間隔で一定量ずつステップ状に修正するものの他
に、基準信号と実際出力値との差信号を基準信号に加算
した値を目的値とし、この目的値に向つて一定の時定数
で接近するように基準信号を修正する方式のものでもよ
い。
発明の効果 以上のように本発明においては、出力設定器の設定値と
実際の出力とが一致するまで溶接機本体の制御部に供給
する基準信号を順次修正してゆくので、設定器と設定値
との実際出力値とがよく一致するようになり、組合せる
溶接機本体の制御部の感度にかかわらず設定器の目盛を
一方的に定めて直読目盛とすることができる。しかも組
合わされる溶接機本体は一度決定されると後はあまり変
更されることはないので、一度この組合せ機に対して出
力設定値と基準信号との関係を自己学習により記憶する
と以後は最初から最適の基準信号が出力されることにな
り、制御系はオープンループ制御系に近くなって、通常
のフイードバック制御系では実現できなかったような極
めて速い応答性をもたせることができる。また基準信号
を得るまでの各部分は溶接機本体の出力制御部と無関係
に制作することができるので、例えば、溶接ロボットの
溶接電源やワイヤ送給装置を組合わせるときにもロボッ
トの制御部に本発明を適用した基準信号生成部分を設け
ることによって、定格容量、出力変動率、仕様などが異
なる種々のものを組合せて使用することが可能となる。
この結果、溶接ロボットに対する電源やワイヤ送給装置
などの組合せ機器の適用範囲が極めて広くなり柔軟性に
優れた装置となる。しかもこの組合せ対象は、基準信号
の種類が同じであればそのレべル即ち感度は修正,記憶
を行うことによって自動的に補償されるので、製造者の
異なる場合にも特別に定格、仕様を一致させる必要がな
い。通常、この基準信号は直流電圧によって供給される
ことが多いので現在のほとんどの装置を自由に組合せる
ことが可能となる。そしてこれらの機器の組合せ時にお
いて、設定値に対する最適基準信号を自己学習により順
次蓄積してゆくので、各装置の調整、検査は何ら行う必
要がなく、使用現場において臨時に手持の電源などを組
合せても十分に正しい出力が得られるものである。もち
ろん、これらの機能を溶接電源やワイヤ送給装置の中に
組込むことも可能であり、この場合には、出力制御部に
必要な信号のレべルにかかわらず出力設定器を設定に都
合のよいレべル範囲にすることが可能となり、かつ、出
力定格の異なる多くの機種に対しても全く同じ制御系を
用いることが可能となるので、出力設定部から基準信号
制御部に至る制御系をすべての定格のものに対して共通
仕様とすることができ制御装置の標準化が可能となり、
生産性、品質の均一性の確保に優れた効果を有する。
実際の出力とが一致するまで溶接機本体の制御部に供給
する基準信号を順次修正してゆくので、設定器と設定値
との実際出力値とがよく一致するようになり、組合せる
溶接機本体の制御部の感度にかかわらず設定器の目盛を
一方的に定めて直読目盛とすることができる。しかも組
合わされる溶接機本体は一度決定されると後はあまり変
更されることはないので、一度この組合せ機に対して出
力設定値と基準信号との関係を自己学習により記憶する
と以後は最初から最適の基準信号が出力されることにな
り、制御系はオープンループ制御系に近くなって、通常
のフイードバック制御系では実現できなかったような極
めて速い応答性をもたせることができる。また基準信号
を得るまでの各部分は溶接機本体の出力制御部と無関係
に制作することができるので、例えば、溶接ロボットの
溶接電源やワイヤ送給装置を組合わせるときにもロボッ
トの制御部に本発明を適用した基準信号生成部分を設け
ることによって、定格容量、出力変動率、仕様などが異
なる種々のものを組合せて使用することが可能となる。
この結果、溶接ロボットに対する電源やワイヤ送給装置
などの組合せ機器の適用範囲が極めて広くなり柔軟性に
優れた装置となる。しかもこの組合せ対象は、基準信号
の種類が同じであればそのレべル即ち感度は修正,記憶
を行うことによって自動的に補償されるので、製造者の
異なる場合にも特別に定格、仕様を一致させる必要がな
い。通常、この基準信号は直流電圧によって供給される
ことが多いので現在のほとんどの装置を自由に組合せる
ことが可能となる。そしてこれらの機器の組合せ時にお
いて、設定値に対する最適基準信号を自己学習により順
次蓄積してゆくので、各装置の調整、検査は何ら行う必
要がなく、使用現場において臨時に手持の電源などを組
合せても十分に正しい出力が得られるものである。もち
ろん、これらの機能を溶接電源やワイヤ送給装置の中に
組込むことも可能であり、この場合には、出力制御部に
必要な信号のレべルにかかわらず出力設定器を設定に都
合のよいレべル範囲にすることが可能となり、かつ、出
力定格の異なる多くの機種に対しても全く同じ制御系を
用いることが可能となるので、出力設定部から基準信号
制御部に至る制御系をすべての定格のものに対して共通
仕様とすることができ制御装置の標準化が可能となり、
生産性、品質の均一性の確保に優れた効果を有する。
さらにフイードバック制御系に何らかの故障が生じて、
出力値が正しくフイードバックされなくなったときや、
溶接トーチの高さが大きく変化しずぎてワイヤの突出し
長さが変化し、このために修正部の修正量が大きくなり
すぎたようなときには、これを有効に検出し、警報を発
しあるいは出力を停止するようにしてあるので不良溶接
を続行したり、異常出力のために機器を破損したりする
ことを未然に防止し得るので、自動化、無人化に適した
装置が得られる。
出力値が正しくフイードバックされなくなったときや、
溶接トーチの高さが大きく変化しずぎてワイヤの突出し
長さが変化し、このために修正部の修正量が大きくなり
すぎたようなときには、これを有効に検出し、警報を発
しあるいは出力を停止するようにしてあるので不良溶接
を続行したり、異常出力のために機器を破損したりする
ことを未然に防止し得るので、自動化、無人化に適した
装置が得られる。
第1図は本発明の実施例を示す構成図、第2図は第1図
の実施例の動作を説明するためのフローチャート、第3
図は本発明の別の実施例を示す構成図、第4図は第3図
の実施例に用いる比例演算部の動作を説明するための線
図である。 1……出力設定器 2……記憶部 3……基準信号検索
部 4……基準信号修正部 5……出力制御部 6……
負荷 8……比較器 9……減算器 10……基準設定
器 11……比較器 12……ラッチ回路 13……警
報器 14……至近2値検索部 15……比例演算部
16……第1の判定手段 17……第2の判定手段
の実施例の動作を説明するためのフローチャート、第3
図は本発明の別の実施例を示す構成図、第4図は第3図
の実施例に用いる比例演算部の動作を説明するための線
図である。 1……出力設定器 2……記憶部 3……基準信号検索
部 4……基準信号修正部 5……出力制御部 6……
負荷 8……比較器 9……減算器 10……基準設定
器 11……比較器 12……ラッチ回路 13……警
報器 14……至近2値検索部 15……比例演算部
16……第1の判定手段 17……第2の判定手段
Claims (8)
- 【請求項1】溶接機の出力を定めるための出力設定器
と、少なくとも前記出力設定器の各出力信号と該出力信
号に対応して定まる各出力制御用基準信号との組合せを
それぞれ1組のデータとして記憶する記憶部と、前記出
力設定器の出力信号を入力とし前記記憶部から該当する
基準信号を読み出す基準信号検索部と、前記出力設定器
の設定値と実際出力値とが一致するまで前記基準信号検
索部の出力信号を修正する基準信号修正手段と、前記基
準信号修正手段によって修正された基準信号により前記
溶接機の出力を制御する出力制御部と、前記基準信号修
正手段の修正量が一定量以上となつたときに異常と判断
し警報及び出力停止指令の少なくとも一方を出力する判
定手段とを設けた溶接機制御装置。 - 【請求項2】前記基準信号修正手段は、前記出力設定器
の出力信号と実際出力値とを比較し両者の差が減少する
方向に基準信号を一定時間間隔で一定量ずつ増減させて
段階的に修正する手段である特許請求の範囲第1項に記
載の溶接機制御装置。 - 【請求項3】前記記憶部は、前記基準信号修正手段の出
力が一定時間継続して変化しなかったときにこの値を取
り込んで記憶値を書き替えるものである特許請求の範囲
第1項または第2項のいずれかに記載の溶接機制御装
置。 - 【請求項4】前記記憶部は、他のデータに加えて適用す
る溶接方法をも同時に組合せて1組のデータとして記憶
する記憶部であり、前記基準信号検索部は前記出力設定
器の出力信号と前記溶接方法との組合せに対応する基準
信号を前記記憶部に記憶されたデータから検索して前記
出力制御部に供給する検索部である特許請求の範囲第1
項ないし第3項のいずれかに記載の溶接機制御装置。 - 【請求項5】前記記憶部は、他のデータに加えて適用す
る溶接機の種別をも同時に組合せて1組のデータとして
記憶する記憶部であり、前記基準信号検索部は他の検索
条件と前記溶接機の種別との組合せに対応する基準信号
を前記記憶部に記憶されたデータから検索して前記出力
制御部に供給する検索部である特許請求の範囲第1項な
いし第4項のいずれかに記載の溶接機制御装置。 - 【請求項6】前記基準信号検索部は前記出力設定器の設
定値に対して近い値のデータを2組読み出し読み出した
データから設定値に対応する基準信号を比例計算により
算出して出力する演算機能を有する特許請求の範囲第1
項ないし第5項のいずれかに記載の溶接機制御装置。 - 【請求項7】溶接機の出力を定めるための出力設定器
と、少なくとも前記出力設定器の各出力信号と該出力信
号に対応して定まる各出力制御用基準信号との組合せを
それぞれ1組のデータとして記憶する記憶部と、少なく
とも前記出力設定器の出力信号を入力とし前記記憶部か
ら該当する基準信号を読み出す基準信号検索部と、前記
出力設定器の設定値と実際出力値とが一致するまで前記
基準信号検索部の出力信号を修正する基準信号修正手段
と、前記基準信号修正手段によって修正された基準信号
により前記溶接機の出力を制御する出力制御部と前記基
準信号修正手段の修正量が一定量以上となったときに異
常と判断し警報および出力停止指令の少なくとも一方を
出力する第1の判定手段と、前記出力設定器の設定値と
実際出力値との差が一定量以上となったときに異常と判
断し警報及び出力停止指令の少なくとも一方を出力する
第2の判定手段とを設けたアーク溶接制御装置。 - 【請求項8】前記第1および第2の判定手段は、出力開
始の直後および出力停止の直前のそれぞれ一定期間は無
効とする特許請求の範囲第7項に記載のアーク溶接制御
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11480984A JPH06273B2 (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | 溶接機制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11480984A JPH06273B2 (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | 溶接機制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60257974A JPS60257974A (ja) | 1985-12-19 |
| JPH06273B2 true JPH06273B2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=14647224
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11480984A Expired - Lifetime JPH06273B2 (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | 溶接機制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06273B2 (ja) |
-
1984
- 1984-06-04 JP JP11480984A patent/JPH06273B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60257974A (ja) | 1985-12-19 |
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