JPH0627556B2 - パイロツト作動式逃し弁装置 ピストン - Google Patents
パイロツト作動式逃し弁装置 ピストンInfo
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- JPH0627556B2 JPH0627556B2 JP61090201A JP9020186A JPH0627556B2 JP H0627556 B2 JPH0627556 B2 JP H0627556B2 JP 61090201 A JP61090201 A JP 61090201A JP 9020186 A JP9020186 A JP 9020186A JP H0627556 B2 JPH0627556 B2 JP H0627556B2
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16K17/00—Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves
- F16K17/20—Excess-flow valves
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Description
【発明の詳細な説明】 発明の目的 産業上の利用分野 本発明は、「非通流」型のパイロット作動式逃し弁装置
パイロット弁によって作動される型式の流体圧力逃し弁
装置に関する。ここで、「パイロット作動式逃し弁装
置」とは、パイロット弁によって作動される型式の流体
圧力逃し弁装置のことをいう。又、「非通流」型とは、
パイロット作動式逃し弁装置の主逃し弁が全開して系内
流体を排出しているときはパイロット弁は系内流体を通
流させないようにした型式のことをいう。
パイロット弁によって作動される型式の流体圧力逃し弁
装置に関する。ここで、「パイロット作動式逃し弁装
置」とは、パイロット弁によって作動される型式の流体
圧力逃し弁装置のことをいう。又、「非通流」型とは、
パイロット作動式逃し弁装置の主逃し弁が全開して系内
流体を排出しているときはパイロット弁は系内流体を通
流させないようにした型式のことをいう。
従来技術 「非通流」型のパイロット作動式逃し弁装置のパイロッ
ト弁は、ブローダウン中、逃し弁をその閉鎖位置へ戻す
際優れた作動安定性を有する。なぜなら、「非通流」型
のパイロット弁は、逃し弁が全開して系内流体を排出し
ているときは系内流体を通流させないので、着氷現象を
起すおそれのある系内流体の流れや、系統圧力(系内流
体の圧力)の制御に関係しないその他の条件によって影
響されることがない。
ト弁は、ブローダウン中、逃し弁をその閉鎖位置へ戻す
際優れた作動安定性を有する。なぜなら、「非通流」型
のパイロット弁は、逃し弁が全開して系内流体を排出し
ているときは系内流体を通流させないので、着氷現象を
起すおそれのある系内流体の流れや、系統圧力(系内流
体の圧力)の制御に関係しないその他の条件によって影
響されることがない。
いわゆる「スナップ動作」型パイロット作動式逃し弁装
置は周知である。この型式の逃し弁装置においては、系
統圧力が設定値に達すると、パイロット弁が弾発的に開
いて直ちに全開位置にまで上昇し、それによって逃し弁
を直ちに全開位置へ移動させる。しかしながら、このよ
うなスナップ動作型パイロット作動式逃し弁装置では、
ある種の条件下では、系内流体の過度の排出、即ち、系
統圧力を設定値より低くするのに必要とされる量を越え
る過度の量の系内流体を排出させてしまうことがある。
置は周知である。この型式の逃し弁装置においては、系
統圧力が設定値に達すると、パイロット弁が弾発的に開
いて直ちに全開位置にまで上昇し、それによって逃し弁
を直ちに全開位置へ移動させる。しかしながら、このよ
うなスナップ動作型パイロット作動式逃し弁装置では、
ある種の条件下では、系内流体の過度の排出、即ち、系
統圧力を設定値より低くするのに必要とされる量を越え
る過度の量の系内流体を排出させてしまうことがある。
発明が解決しようとする課題 本発明は、パイロット作動式逃し弁装置において、安全
のために系内流体をブローダウン(放出)する際、系統
圧力を設定値より低くするのに必要とされる量を越える
過度の量の系内流体の排出を惹起する従来技術の欠点を
解決することを課題とする。
のために系内流体をブローダウン(放出)する際、系統
圧力を設定値より低くするのに必要とされる量を越える
過度の量の系内流体の排出を惹起する従来技術の欠点を
解決することを課題とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明は、パイロット弁が
スナップ開放せず(弾発的に直ちに全開位置にまで開放
せず)、過剰圧力の度合、即ち、系統圧力が設定値を越
えた量に比例又は対応して逃し弁を開放するようにした
パイロット作動式逃し弁装置を提供する。
スナップ開放せず(弾発的に直ちに全開位置にまで開放
せず)、過剰圧力の度合、即ち、系統圧力が設定値を越
えた量に比例又は対応して逃し弁を開放するようにした
パイロット作動式逃し弁装置を提供する。
発明の構成 添付図に記載された参照番号を用いて説明すると、上記
目的を達成するための本発明のパイロット作動式逃し弁
装置は、 入口20と出口22の間を連通する弁座18を備えた逃
し弁12と、 弁座18に対し座着閉鎖自在の逃し弁ディスク24と、 流体圧力を収容し該流体圧力により前記逃し弁ディスク
24に閉鎖力を加えるようになされたドーム30と、 入口20に連通する室56を含むチャンネル52と、チ
ャンネル52内に設けられドーム30に連通する出口弁
座96を画定する出口弁座部材97を、チャンネル52
内の出口弁座96を介してドーム30と連通する排出通
路102とを有するパイロツト弁本体40,42と、 チャンネル52内に軸方向に移動自在に配設されてお
り、一端で室56に連通する貫通流れ通路90を有し、
入口弁座80を画定する入口弁座部材81と、入口弁座
部材81に連結されており、出口弁座96に対し座着閉
鎖自在であり、一端で該入口弁座部材81の流れ通路9
0の他端に連通し、他端で前記ドーム30に連通する貫
通流れ通路92を有する出口弁ディスク82とを含むス
リーブ81,82,86と、 室56を含むチャンネル52内で軸方向に移動自在であ
り、室56の1つの壁を画定し、室56内の圧力変化に
応答してチャンネル52の軸方向に移動自在の第1部分
48と、第1部分48に連結されており、入口弁座部材
81の流れ通路90を貫通して出口弁ディスク82の流
れ通路92内へ延長しており、流れ通路90を閉鎖する
ために出口弁座96から離れる方向に入口弁座80に対
して座着閉鎖自在であり、出口弁ディスク82が出口弁
座96に対し座着閉鎖されるとき入口弁座80から離れ
る方向に移動される入口弁ディスク78を含む第2部分
(64,78)とを有する制御桿48,64,78と、 制御桿に室56内の圧力に対抗する所定の力を加えるた
めの手段66と、 から成る。
目的を達成するための本発明のパイロット作動式逃し弁
装置は、 入口20と出口22の間を連通する弁座18を備えた逃
し弁12と、 弁座18に対し座着閉鎖自在の逃し弁ディスク24と、 流体圧力を収容し該流体圧力により前記逃し弁ディスク
24に閉鎖力を加えるようになされたドーム30と、 入口20に連通する室56を含むチャンネル52と、チ
ャンネル52内に設けられドーム30に連通する出口弁
座96を画定する出口弁座部材97を、チャンネル52
内の出口弁座96を介してドーム30と連通する排出通
路102とを有するパイロツト弁本体40,42と、 チャンネル52内に軸方向に移動自在に配設されてお
り、一端で室56に連通する貫通流れ通路90を有し、
入口弁座80を画定する入口弁座部材81と、入口弁座
部材81に連結されており、出口弁座96に対し座着閉
鎖自在であり、一端で該入口弁座部材81の流れ通路9
0の他端に連通し、他端で前記ドーム30に連通する貫
通流れ通路92を有する出口弁ディスク82とを含むス
リーブ81,82,86と、 室56を含むチャンネル52内で軸方向に移動自在であ
り、室56の1つの壁を画定し、室56内の圧力変化に
応答してチャンネル52の軸方向に移動自在の第1部分
48と、第1部分48に連結されており、入口弁座部材
81の流れ通路90を貫通して出口弁ディスク82の流
れ通路92内へ延長しており、流れ通路90を閉鎖する
ために出口弁座96から離れる方向に入口弁座80に対
して座着閉鎖自在であり、出口弁ディスク82が出口弁
座96に対し座着閉鎖されるとき入口弁座80から離れ
る方向に移動される入口弁ディスク78を含む第2部分
(64,78)とを有する制御桿48,64,78と、 制御桿に室56内の圧力に対抗する所定の力を加えるた
めの手段66と、 から成る。
本発明のパイロット作動式逃し弁装置は、流体圧力(内
部圧)により逃し弁ディスク24に閉鎖力を加えるよう
になされたドーム30を有する型式の逃し弁12と共に
使用するための新規なパイロット弁14を備えたことを
特徴とする。
部圧)により逃し弁ディスク24に閉鎖力を加えるよう
になされたドーム30を有する型式の逃し弁12と共に
使用するための新規なパイロット弁14を備えたことを
特徴とする。
この種の逃し弁装置においては、逃し弁の入口にかかる
系統圧力が設定値より低い間は逃し弁を閉鎖状態に保持
するように系統圧力を逃し弁の上述したようなドームに
作用させるようにしたパイロット弁を用いることは周知
である。通常、逃し弁を閉鎖状態に保持するのを助成す
るために圧縮ばねが設けられる。いずれにしても、系統
圧力が設定値を越えると、パイロット弁が上記ドームを
系統圧力から切離して、ドーム内の圧力を排出させ、逃
し弁を開放するようになされている。
系統圧力が設定値より低い間は逃し弁を閉鎖状態に保持
するように系統圧力を逃し弁の上述したようなドームに
作用させるようにしたパイロット弁を用いることは周知
である。通常、逃し弁を閉鎖状態に保持するのを助成す
るために圧縮ばねが設けられる。いずれにしても、系統
圧力が設定値を越えると、パイロット弁が上記ドームを
系統圧力から切離して、ドーム内の圧力を排出させ、逃
し弁を開放するようになされている。
作 用 本発明の重要な特徴は、パイロット弁14をスナップ動
作させず、パイロット弁14に「調整動作」(流体の逃
し量を調整する能力)を与えることである。即ち、本発
明のパイロット弁は、スナップ開放せず(弾発的に直ち
に全開位置にまで開放せず)、逃し弁12を系統内の過
剰圧力の度合に比例した量だけ開放させることができ
る。
作させず、パイロット弁14に「調整動作」(流体の逃
し量を調整する能力)を与えることである。即ち、本発
明のパイロット弁は、スナップ開放せず(弾発的に直ち
に全開位置にまで開放せず)、逃し弁12を系統内の過
剰圧力の度合に比例した量だけ開放させることができ
る。
しかも、本発明のパイロット弁14は、弁本体40,4
2に形成されたチャンネル52内に配置されるスリーブ
(入口弁座80と出口弁ディスク82と入口弁コネクタ
86との一体的組立体)と、制御桿(第1部分48と、
ナット64と、入口弁ディスク78との一体的組立体)
との、僅か2つの運動部品を必要とするだけである。制
御桿48,64,78の軸方向の移動は、逃し弁ディス
ク24の上流において系統圧力に接続された感知導管3
4を通して系統圧力によって常時制御される。
2に形成されたチャンネル52内に配置されるスリーブ
(入口弁座80と出口弁ディスク82と入口弁コネクタ
86との一体的組立体)と、制御桿(第1部分48と、
ナット64と、入口弁ディスク78との一体的組立体)
との、僅か2つの運動部品を必要とするだけである。制
御桿48,64,78の軸方向の移動は、逃し弁ディス
ク24の上流において系統圧力に接続された感知導管3
4を通して系統圧力によって常時制御される。
スリーブ81,82,86は、制御桿48,64,78
によって軸方向に移動されるようになされており、出口
弁ディスクを構成する。この出口弁ディスク(説明の便
宜上、参照番号82で表す)は、逃し弁のドーム30を
排出ポート(逃し弁の出口22に通じるパイロット弁の
パイロット排出通路102及びパイロット排出導管3
8)から遮断するために出口弁座96に当接して閉鎖さ
れるか、あるいは、排出ポートを通しての逃し弁のドー
ム30の圧力排出速度を可変制御するために出口弁座9
6からの持上がり量を制御されるようになされている。
によって軸方向に移動されるようになされており、出口
弁ディスクを構成する。この出口弁ディスク(説明の便
宜上、参照番号82で表す)は、逃し弁のドーム30を
排出ポート(逃し弁の出口22に通じるパイロット弁の
パイロット排出通路102及びパイロット排出導管3
8)から遮断するために出口弁座96に当接して閉鎖さ
れるか、あるいは、排出ポートを通しての逃し弁のドー
ム30の圧力排出速度を可変制御するために出口弁座9
6からの持上がり量を制御されるようになされている。
本発明によれば、制御桿48,64,78とスリーブ8
1,82,86は、それぞれ入口弁ディスク78と、入
口弁座80を構成し、両者(入口弁ディスク78と入口
弁座80)が協同して逃し弁の入口20から室56を経
て入来する系統圧力をドーム30へ連通させる入口弁7
8,80を構成する。即ち、系統圧力が設定値より低い
間は、第1図の中心より左半分に示されるように、出口
弁ディスク82が出口弁座96に座着し閉鎖しており、
入口弁の入口弁ディスク78が入口弁座80から下方に
離脱し室56からの系統圧力をドーム30へ連通させ
る。
1,82,86は、それぞれ入口弁ディスク78と、入
口弁座80を構成し、両者(入口弁ディスク78と入口
弁座80)が協同して逃し弁の入口20から室56を経
て入来する系統圧力をドーム30へ連通させる入口弁7
8,80を構成する。即ち、系統圧力が設定値より低い
間は、第1図の中心より左半分に示されるように、出口
弁ディスク82が出口弁座96に座着し閉鎖しており、
入口弁の入口弁ディスク78が入口弁座80から下方に
離脱し室56からの系統圧力をドーム30へ連通させ
る。
しかしながら、系統圧力が設定値より低い値にあるとき
にドーム30内の圧力が系統圧力と平衡化されると、第
1図の中心より右半分に示されるように入口弁の入口弁
ディスク78が入口弁座80に座着して閉鎖し、入口弁
78,80を通しての流体の流れを停止する。このよう
に入口弁78,80は、設定値より僅かに低い所定の値
において閉鎖し、それによってドーム30を室56(従
って系統圧力)から隔絶し、系統圧力が該所定値より高
い間は入口弁78,80を通してのドーム30へのそれ
以上の流れを阻止する。出口弁ディスク82は、入口弁
ディスク78が入口弁座80に座着して閉鎖するまで
は、出口弁座96から上方へ離脱されない。換言すれ
ば、出口弁ディスク82が出口弁座96から上方へ離脱
して開放するまでは、入口弁ディスク78が入口弁座8
0に座着して閉鎖しているのでドーム30内の圧力は、
室56内の系統圧力から隔絶されている。
にドーム30内の圧力が系統圧力と平衡化されると、第
1図の中心より右半分に示されるように入口弁の入口弁
ディスク78が入口弁座80に座着して閉鎖し、入口弁
78,80を通しての流体の流れを停止する。このよう
に入口弁78,80は、設定値より僅かに低い所定の値
において閉鎖し、それによってドーム30を室56(従
って系統圧力)から隔絶し、系統圧力が該所定値より高
い間は入口弁78,80を通してのドーム30へのそれ
以上の流れを阻止する。出口弁ディスク82は、入口弁
ディスク78が入口弁座80に座着して閉鎖するまで
は、出口弁座96から上方へ離脱されない。換言すれ
ば、出口弁ディスク82が出口弁座96から上方へ離脱
して開放するまでは、入口弁ディスク78が入口弁座8
0に座着して閉鎖しているのでドーム30内の圧力は、
室56内の系統圧力から隔絶されている。
系統圧力が設定値にまで上昇した後、制御桿48,6
4,78がスリーブ81,82,86を持上げ始め、そ
れによって出口弁ディスク82を出口弁座96から上方
へ離脱させ、ドーム圧(ドーム30内の圧力)を排出ポ
ート102,38を通して逃し始める。ドーム圧の排出
速度(従って、逃し弁ディスク24がその弁座18から
持ち上げられる度合、従って、逃し弁の入口20から出
口22を通して逃がされる系内流体の排出速度)は、系
統圧の圧力過剰度合の関数である。即ち、圧力過剰の度
合が小さいときは、ドーム圧は徐々に逃がされ、その結
果、逃し弁ディスク24はその弁座18から僅かしか持
上げられず、従って、系統圧は、入口20から出口22
へ徐々に逃がされる。反対に、圧力過剰の度合が大きい
場合は、スリーブ81,82,86が大きく持上げられ
てドーム圧がより急速に排出され、従って、逃し弁ディ
スク24がその弁座18から大きく上昇する。
4,78がスリーブ81,82,86を持上げ始め、そ
れによって出口弁ディスク82を出口弁座96から上方
へ離脱させ、ドーム圧(ドーム30内の圧力)を排出ポ
ート102,38を通して逃し始める。ドーム圧の排出
速度(従って、逃し弁ディスク24がその弁座18から
持ち上げられる度合、従って、逃し弁の入口20から出
口22を通して逃がされる系内流体の排出速度)は、系
統圧の圧力過剰度合の関数である。即ち、圧力過剰の度
合が小さいときは、ドーム圧は徐々に逃がされ、その結
果、逃し弁ディスク24はその弁座18から僅かしか持
上げられず、従って、系統圧は、入口20から出口22
へ徐々に逃がされる。反対に、圧力過剰の度合が大きい
場合は、スリーブ81,82,86が大きく持上げられ
てドーム圧がより急速に排出され、従って、逃し弁ディ
スク24がその弁座18から大きく上昇する。
パイロット弁14は、逃し弁12が全開位置にあって流
体を流しているとき、あるいは、系統圧力が設定値より
低い値であるときは、流体を通さない、「非通流」型で
ある。
体を流しているとき、あるいは、系統圧力が設定値より
低い値であるときは、流体を通さない、「非通流」型で
ある。
実施例 第2図を参照すると、圧力逃し弁12と、パイロット弁
14とから成る逃し弁装置全体が示されている。逃し弁
12は、慣用構造のものであり、入口20及び出口22
を有し、それらの間に位置する弁座18を備えた弁本体
16と該弁座に対し閉鎖位置と開放位置の間で移動自在
の逃し弁ディスク24と、弁本体に取付けられ、ディス
ク24の上方にドーム30を画定するカバー28とから
成り、ドーム内の圧力がディスク24にそれを弁座18
に対して閉鎖させる方向に力を及ぼすようになされてい
る。圧縮ばね32も、弁部材即ちディスク24を閉鎖さ
せる方向の力を及ぼす。ディスク24の、ドーム30内
での有効面積は、図示のように、弁座18の有効面積よ
り大きくなるように設計することができる。入口20
は、この逃し弁12によって制御すべき高圧流体系統
(図示せず)に接続される。(この流体系統内の流体圧
力を「系統圧力」と称する。) ここに示した逃し弁12の構造は単に例として示された
ものであり、本発明のパイロット弁14は他の構造の逃
し弁にも組合せることができることは明らかであろう。
14とから成る逃し弁装置全体が示されている。逃し弁
12は、慣用構造のものであり、入口20及び出口22
を有し、それらの間に位置する弁座18を備えた弁本体
16と該弁座に対し閉鎖位置と開放位置の間で移動自在
の逃し弁ディスク24と、弁本体に取付けられ、ディス
ク24の上方にドーム30を画定するカバー28とから
成り、ドーム内の圧力がディスク24にそれを弁座18
に対して閉鎖させる方向に力を及ぼすようになされてい
る。圧縮ばね32も、弁部材即ちディスク24を閉鎖さ
せる方向の力を及ぼす。ディスク24の、ドーム30内
での有効面積は、図示のように、弁座18の有効面積よ
り大きくなるように設計することができる。入口20
は、この逃し弁12によって制御すべき高圧流体系統
(図示せず)に接続される。(この流体系統内の流体圧
力を「系統圧力」と称する。) ここに示した逃し弁12の構造は単に例として示された
ものであり、本発明のパイロット弁14は他の構造の逃
し弁にも組合せることができることは明らかであろう。
逃し弁12とパイロット弁14とは、3本の導管即ち感
知導管34と、ドーム導管36と、パイロット排出導管
38によって接続されている。いかなる条件下において
も、感知導管34は系統圧力下にあり、ドーム導管36
はドーム圧力下にあり、パイロット排出導管38は、逃
し弁の弁座18の下流の出口22に、あるいは低圧又は
大気圧下の他の適当な接続部に接続されている。
知導管34と、ドーム導管36と、パイロット排出導管
38によって接続されている。いかなる条件下において
も、感知導管34は系統圧力下にあり、ドーム導管36
はドーム圧力下にあり、パイロット排出導管38は、逃
し弁の弁座18の下流の出口22に、あるいは低圧又は
大気圧下の他の適当な接続部に接続されている。
作動において、系統圧力がパイロット弁14の設定値よ
り低いときは、系統内の流体が感知導管34、パイロッ
ト弁14及びドーム導管36を介してドーム30と連通
しており、ドーム30に系統圧力を導入する。従って、
系統圧力に等しいドーム圧力とばね32とで、ディスク
24を該ディスクに直接及ぼされる系統圧力に抗して弁
座18に圧接閉鎖するのに十分な力を及ぼす。このよう
な圧力条件下では、ドーム30はパイロット排出導管3
8には接続されない。しかしながら、系統圧力が上記設
定値を越えると、パイロット弁14がドーム30とパイ
ロット排出導管38との接続部を開放し、それによって
ドーム圧力を低下させて逃し弁ディスク24を弁座18
から上昇させ、系統内流体を出口22へ排出させる。こ
の点においては本発明のパイロット弁を組合せた逃し弁
も、在来のパイロット式逃し弁と同様の態様で作動す
る。しかしながら、その他の点においては、本発明のパ
イロット弁14の構造及び作動は、以下の説明から分か
るように在来のパイロット弁とは著しく異る。
り低いときは、系統内の流体が感知導管34、パイロッ
ト弁14及びドーム導管36を介してドーム30と連通
しており、ドーム30に系統圧力を導入する。従って、
系統圧力に等しいドーム圧力とばね32とで、ディスク
24を該ディスクに直接及ぼされる系統圧力に抗して弁
座18に圧接閉鎖するのに十分な力を及ぼす。このよう
な圧力条件下では、ドーム30はパイロット排出導管3
8には接続されない。しかしながら、系統圧力が上記設
定値を越えると、パイロット弁14がドーム30とパイ
ロット排出導管38との接続部を開放し、それによって
ドーム圧力を低下させて逃し弁ディスク24を弁座18
から上昇させ、系統内流体を出口22へ排出させる。こ
の点においては本発明のパイロット弁を組合せた逃し弁
も、在来のパイロット式逃し弁と同様の態様で作動す
る。しかしながら、その他の点においては、本発明のパ
イロット弁14の構造及び作動は、以下の説明から分か
るように在来のパイロット弁とは著しく異る。
本発明のパイロット弁14は、第1図に示されるよう
に、本体部材40とピストンアダプタ42とから成り、
ボルト46によってボンネット44に結合された弁本体
を備えている。ピストンアダプタ42は、ピストン48
を摺動自在に受容する孔を有している。後述するような
ある種の作動条件に適合するために、所望ならばピスト
ン48にOリングシール50を施すことができる。本体
部材40は、チャンネル52を画定する孔及び端ぐり拡
大孔を有している。このチャンネル52と、ピストンア
ダプタ42の孔とは共通の軸線54を有している。
に、本体部材40とピストンアダプタ42とから成り、
ボルト46によってボンネット44に結合された弁本体
を備えている。ピストンアダプタ42は、ピストン48
を摺動自在に受容する孔を有している。後述するような
ある種の作動条件に適合するために、所望ならばピスト
ン48にOリングシール50を施すことができる。本体
部材40は、チャンネル52を画定する孔及び端ぐり拡
大孔を有している。このチャンネル52と、ピストンア
ダプタ42の孔とは共通の軸線54を有している。
本体部材40は、導入通路58を介して感知導管34と
連通する室56を画定する凹部を有している。Oリング
シール50が用いられない場合は、適当な可撓性材料の
ダイヤフラム60をOリングシール62と共にボルト4
6によって部材40と42の間に挾着する。このダイヤ
フラムは、ピストン48に螺入するナット64によって
ピストン48にも締着する。かくして、系統圧力は、室
56内に常時存在し、ピストン48の有効作用面に該ピ
ストンを図でみて上方へ押上げる方向に及ぼされる。
連通する室56を画定する凹部を有している。Oリング
シール50が用いられない場合は、適当な可撓性材料の
ダイヤフラム60をOリングシール62と共にボルト4
6によって部材40と42の間に挾着する。このダイヤ
フラムは、ピストン48に螺入するナット64によって
ピストン48にも締着する。かくして、系統圧力は、室
56内に常時存在し、ピストン48の有効作用面に該ピ
ストンを図でみて上方へ押上げる方向に及ぼされる。
ピストン48の有効面積を小さくすることが望ましい、
パイロット弁14の設定値が高い場合には、ダイヤフラ
ム60を省除してOリングシール50を用いることが好
ましい。反対に、ピストン48の有効面積を大きくする
ことが望ましい、パイロット弁の設定値が低い場合は、
Oリングシール50を省除してダイヤフラム60を用い
ることが好ましい。
パイロット弁14の設定値が高い場合には、ダイヤフラ
ム60を省除してOリングシール50を用いることが好
ましい。反対に、ピストン48の有効面積を大きくする
ことが望ましい、パイロット弁の設定値が低い場合は、
Oリングシール50を省除してダイヤフラム60を用い
ることが好ましい。
ばね押えワッシャ68と70の間に圧縮された圧縮ばね
66は、一端においてピストン48を押圧し、他端にお
いてボンネット44に螺着された調節スリーブ72を押
圧する。スリーブ72は、ロックナット74を有し、好
ましくは着脱自在のキャップ76によって密閉される。
66は、一端においてピストン48を押圧し、他端にお
いてボンネット44に螺着された調節スリーブ72を押
圧する。スリーブ72は、ロックナット74を有し、好
ましくは着脱自在のキャップ76によって密閉される。
ダイヤフラムナット64には、入口弁ディスク部材(単
に「入口弁ディスク」とも称する)78が螺入されてい
る。これらの2つの部材64,78とピストン48と
で、制御桿副組立体(単に「制御桿」とも称する)を構
成する。
に「入口弁ディスク」とも称する)78が螺入されてい
る。これらの2つの部材64,78とピストン48と
で、制御桿副組立体(単に「制御桿」とも称する)を構
成する。
図でみて下向きの入口弁座80を画定する入口弁座部材
81と、Oリングシール84を弁座80に押圧して保持
する入口弁座保持部材82と、部材81と82とに螺合
して両者を結合する入口弁コネクタ86とから成るスリ
ーブ副組立体(単に「スリーブ」とも称する)がチャン
ネル52内に摺動自在に挿入されている。入口弁コネク
タ86は、室56からの流体を通すための1つ又はそれ
以上の軸方向の平坦面88を有している。入口弁座部材
81は、入口弁ディスク部材78の周面との間のクリア
ランスによって画定される内部流れ通路90を有する。
この通路90は、入口弁座部材81の上端面と対面する
ダイヤフラムナット64の表面の1つ又は複数の溝によ
って画定されるクリアランスを介して室56と連通し、
更に、Oリングシール84及び通路92を通してドーム
導管36に連通する出口弁座保持部材94がチャンネル
52内に挿入され、該チャンネルの拡大孔部分によって
画定される環状肩部に圧接されている。出口弁座保持部
材94は、本体部材40に螺入された出口弁座部材97
によって所定位置に保持される。出口弁座部材97は、
図でみて上向きの出口弁座96を画定する。出口弁座保
持部材94と出口弁座部材97の間にはOリングシール
98が保持される。入口弁座保持部材82の一端は、弁
座96と協同する出口弁ディスクを構成する。従って、
入口弁座保持部材82は、「出口弁ディスク」とも称さ
れる。入口弁座保持部材即ち出口弁ディスク82の該一
端の周りのスペース100をチャンネル52から隔絶す
るために部材94に形成された溝内に環状の静止Oリン
グシールが装着されている。スペース100は、本体部
材40に形成された内部パイロット排出通路102を介
してパイロット排出導管38に連通している。
81と、Oリングシール84を弁座80に押圧して保持
する入口弁座保持部材82と、部材81と82とに螺合
して両者を結合する入口弁コネクタ86とから成るスリ
ーブ副組立体(単に「スリーブ」とも称する)がチャン
ネル52内に摺動自在に挿入されている。入口弁コネク
タ86は、室56からの流体を通すための1つ又はそれ
以上の軸方向の平坦面88を有している。入口弁座部材
81は、入口弁ディスク部材78の周面との間のクリア
ランスによって画定される内部流れ通路90を有する。
この通路90は、入口弁座部材81の上端面と対面する
ダイヤフラムナット64の表面の1つ又は複数の溝によ
って画定されるクリアランスを介して室56と連通し、
更に、Oリングシール84及び通路92を通してドーム
導管36に連通する出口弁座保持部材94がチャンネル
52内に挿入され、該チャンネルの拡大孔部分によって
画定される環状肩部に圧接されている。出口弁座保持部
材94は、本体部材40に螺入された出口弁座部材97
によって所定位置に保持される。出口弁座部材97は、
図でみて上向きの出口弁座96を画定する。出口弁座保
持部材94と出口弁座部材97の間にはOリングシール
98が保持される。入口弁座保持部材82の一端は、弁
座96と協同する出口弁ディスクを構成する。従って、
入口弁座保持部材82は、「出口弁ディスク」とも称さ
れる。入口弁座保持部材即ち出口弁ディスク82の該一
端の周りのスペース100をチャンネル52から隔絶す
るために部材94に形成された溝内に環状の静止Oリン
グシールが装着されている。スペース100は、本体部
材40に形成された内部パイロット排出通路102を介
してパイロット排出導管38に連通している。
以上の説明から明らかなように、チャンネル52内には
運動部品は2つしか存在しない。即ち、1つは、ピスト
ン48及びそれに付設されたナット64と、入口弁ディ
スク78とから成る制御桿副組立体であり、他の1つ
は、入口弁コネクタ86によって結合された入口弁座部
材81と入口弁座保持部材82から成るスリーブ副組立
体である。このスリーブ副組立体81,82,86は、
その一端において出口弁ディスク(弁体)82を構成
し、出口弁ディスク82の他端は、入口弁ディスク部材
(弁体)78と協同する入口弁座80を画定する。
運動部品は2つしか存在しない。即ち、1つは、ピスト
ン48及びそれに付設されたナット64と、入口弁ディ
スク78とから成る制御桿副組立体であり、他の1つ
は、入口弁コネクタ86によって結合された入口弁座部
材81と入口弁座保持部材82から成るスリーブ副組立
体である。このスリーブ副組立体81,82,86は、
その一端において出口弁ディスク(弁体)82を構成
し、出口弁ディスク82の他端は、入口弁ディスク部材
(弁体)78と協同する入口弁座80を画定する。
スリーブ副組立体81,82,86は、チャンネル52
内で摺動自在であり、その出口弁ディスク即ち入口弁座
保持部材82が弁座96に座着したときナット64の下
方移動を制限する停止体として機能する。
内で摺動自在であり、その出口弁ディスク即ち入口弁座
保持部材82が弁座96に座着したときナット64の下
方移動を制限する停止体として機能する。
各部材81,82,86及び48,64,78の寸法
は、出口弁ディスク82が弁座96に座着し、ナット6
4が入口弁座部材81の上端面に衝接したとき、入口弁
ディスク78が第1図の軸線54の左側部分に示される
ように入口弁座80から下方に離間するように寸法づけ
されている。これは、系統圧力がスリーブ72の調節に
よって定められるばね66の圧縮力によって決定される
設定値より低い値にある状態に相当する。この状態では
系統圧力は、感知導管34、通路58、室56、通路9
0及びドーム導管36を通してドーム30と連通し、逃
し弁ディスク24を弁座18に座着させている。
は、出口弁ディスク82が弁座96に座着し、ナット6
4が入口弁座部材81の上端面に衝接したとき、入口弁
ディスク78が第1図の軸線54の左側部分に示される
ように入口弁座80から下方に離間するように寸法づけ
されている。これは、系統圧力がスリーブ72の調節に
よって定められるばね66の圧縮力によって決定される
設定値より低い値にある状態に相当する。この状態では
系統圧力は、感知導管34、通路58、室56、通路9
0及びドーム導管36を通してドーム30と連通し、逃
し弁ディスク24を弁座18に座着させている。
系統圧力が増大すると、室56内の圧力も増大する。系
統圧力がパイロット弁14の設定値より僅かに低い所定
値に達すると、室56の圧力はばね66の力に等しい力
をピストン48に及ぼす。室56の圧力が更に増大する
と、ピストン48を図でみて上方へ押上げ、入口弁ディ
スク78が入口弁座80に近づく。室56の圧力もパイ
ロット弁の圧力より僅かに低い所定値に達すると、入口
弁ディスク78が入口弁座80に座着し、室56をドー
ム30から隔絶する。
統圧力がパイロット弁14の設定値より僅かに低い所定
値に達すると、室56の圧力はばね66の力に等しい力
をピストン48に及ぼす。室56の圧力が更に増大する
と、ピストン48を図でみて上方へ押上げ、入口弁ディ
スク78が入口弁座80に近づく。室56の圧力もパイ
ロット弁の圧力より僅かに低い所定値に達すると、入口
弁ディスク78が入口弁座80に座着し、室56をドー
ム30から隔絶する。
ピストン48の上記移動中、室56の圧力が設定値に達
しないうちはスリーブ副組立体81,82,86は、制
御桿副組立体48,64,78によって拘束されない。
しかしながら、室56の圧力に露呈されるスリーブ副組
立体の有効面積はドームの圧力に露呈される該スリーブ
副組立体の圧力より大きいので、スリーブ副組立体の出
口弁ディスク82は、出口弁座96に座着されたままに
保持される。
しないうちはスリーブ副組立体81,82,86は、制
御桿副組立体48,64,78によって拘束されない。
しかしながら、室56の圧力に露呈されるスリーブ副組
立体の有効面積はドームの圧力に露呈される該スリーブ
副組立体の圧力より大きいので、スリーブ副組立体の出
口弁ディスク82は、出口弁座96に座着されたままに
保持される。
室56の圧力が設定値を越えると、制御桿がスリーブ副
組立体を持上げ始め、出口弁ディスク82をその弁座9
6から持上げ、ドーム圧力をスペース100及び通路1
02を通してパイロット排出導管38へ排出させる。ド
ーム圧力が排出される速度は、出口弁ディスク82がそ
の弁座96から持上げられる距離に依存し、その距離は
ピストン48の軸方向の変位置によって決まる。第1図
の軸線54の右側部分は、ピストン48が上方へ最大限
にまで変位したところを示す。正確にはピストン48の
変位量は、ピストンの有効作用面に及ぼされる室56内
の系統圧力と、出口弁ディスク82の有効作用面に作用
するドーム圧力の和の関数である。しかし、ピストン4
8の有効面積は出口弁ディスクの有効面積より相当に大
きいので、ピストン48の変位量は主として系統圧力の
関数となる。出口弁ディスク82に及ぼされる圧力は、
逃し弁12に接続されている流体系統に小さな負圧を与
えることになる。即ち、出口弁ディスクが持上げられる
と、出口弁ディスクに及ぼされるドーム30の圧力が減
少する。それによってパイロット弁の利得(ゲイン)が
調整され、系の安定性が確保される。
組立体を持上げ始め、出口弁ディスク82をその弁座9
6から持上げ、ドーム圧力をスペース100及び通路1
02を通してパイロット排出導管38へ排出させる。ド
ーム圧力が排出される速度は、出口弁ディスク82がそ
の弁座96から持上げられる距離に依存し、その距離は
ピストン48の軸方向の変位置によって決まる。第1図
の軸線54の右側部分は、ピストン48が上方へ最大限
にまで変位したところを示す。正確にはピストン48の
変位量は、ピストンの有効作用面に及ぼされる室56内
の系統圧力と、出口弁ディスク82の有効作用面に作用
するドーム圧力の和の関数である。しかし、ピストン4
8の有効面積は出口弁ディスクの有効面積より相当に大
きいので、ピストン48の変位量は主として系統圧力の
関数となる。出口弁ディスク82に及ぼされる圧力は、
逃し弁12に接続されている流体系統に小さな負圧を与
えることになる。即ち、出口弁ディスクが持上げられる
と、出口弁ディスクに及ぼされるドーム30の圧力が減
少する。それによってパイロット弁の利得(ゲイン)が
調整され、系の安定性が確保される。
このように、本発明のパイロット弁14は、スナップ作
動式のパイロット弁とは異り、調整能力を有する。即
ち、系統圧力がパイロット弁の設定値より僅かに上昇し
ただけの場合は、出口弁部材82がその弁座96から僅
かに持上げられ、ドーム圧力が徐々に逃がされ、逃し弁
ディスク24をその弁座18から僅かに上昇させて系統
圧力を、それが再び設定値以下に低下し、出口弁ディス
ク82が弁座96に再座着するまで比較的ゆっくりした
速度で逃がされる。かくして、逃し弁12は、圧力過剰
状態を軽減するのに必要なだけの量の系統圧力を逃が
す。しかしながら、系統圧力が設定値より相当に高い値
に上昇した場合は、ドームの圧力はより速い速度で排出
されて逃し弁ディスク24は、その弁座18からより高
い位置へ押上げられ、系統圧力を、それが再び設定値以
下に低下するまで迅速に排出させる。
動式のパイロット弁とは異り、調整能力を有する。即
ち、系統圧力がパイロット弁の設定値より僅かに上昇し
ただけの場合は、出口弁部材82がその弁座96から僅
かに持上げられ、ドーム圧力が徐々に逃がされ、逃し弁
ディスク24をその弁座18から僅かに上昇させて系統
圧力を、それが再び設定値以下に低下し、出口弁ディス
ク82が弁座96に再座着するまで比較的ゆっくりした
速度で逃がされる。かくして、逃し弁12は、圧力過剰
状態を軽減するのに必要なだけの量の系統圧力を逃が
す。しかしながら、系統圧力が設定値より相当に高い値
に上昇した場合は、ドームの圧力はより速い速度で排出
されて逃し弁ディスク24は、その弁座18からより高
い位置へ押上げられ、系統圧力を、それが再び設定値以
下に低下するまで迅速に排出させる。
系統圧力が設定値より低い値となり、ドーム30にパイ
ロット弁14の通路90を通して流入する流体によりド
ーム圧力が系統圧力に等しくなると、パイロット弁を通
してのそれ以上の流体の流れは停止する。又、系統圧力
が設定値を越えると、パイロット弁の入口弁ディスク7
8が弁座80に座着し、パイロット弁を通しての流体の
流れを阻止する。このように、本発明のパイロット弁
は、「非通流」型である。
ロット弁14の通路90を通して流入する流体によりド
ーム圧力が系統圧力に等しくなると、パイロット弁を通
してのそれ以上の流体の流れは停止する。又、系統圧力
が設定値を越えると、パイロット弁の入口弁ディスク7
8が弁座80に座着し、パイロット弁を通しての流体の
流れを阻止する。このように、本発明のパイロット弁
は、「非通流」型である。
本発明のパイロット弁は、又、現場試験装置を組込むの
にも適している。「現場試験」とは、パイロット弁をそ
れが組込まれている他の装置(逃し弁)から取外して、
試験設備のある工場等へ運び込む必要なしに、パイロッ
ト弁をそれが設置されている現場で逃し弁及び系統管に
接続されたままで試験することである。この目的のため
に、本体部材40は、導入通路58に接続され、スペー
サシリンダ106を受容する孔104を有している。シ
リンダ106は本体部材40に螺入するナット108に
よって所定位置に保持される。シリンダ106内にはピ
ストン110が摺動自在に装着されている。ピストン1
10の一端には、感知導管34を室56から隔絶するた
めに座部112に座着するOリングが装着されている。
ピストン110の他端には、内部通路116に通じる弁
座114に座着し内部通路116を閉鎖するOリングが
装着されている。内部通路116は出口弁座部材97に
設けられた側方通路118を通してドーム30に接続さ
れている。第2図にみられるように、高圧の試験流体源
は、概略的に符号120で示され、試験弁122を介し
てドーム導管36に接続されている。流体源120は、
試験弁122を開放したとき、試験すべきパイロット弁
14の設定値より僅かに高い圧力をドーム30へ加える
のに十分な圧力を有する。
にも適している。「現場試験」とは、パイロット弁をそ
れが組込まれている他の装置(逃し弁)から取外して、
試験設備のある工場等へ運び込む必要なしに、パイロッ
ト弁をそれが設置されている現場で逃し弁及び系統管に
接続されたままで試験することである。この目的のため
に、本体部材40は、導入通路58に接続され、スペー
サシリンダ106を受容する孔104を有している。シ
リンダ106は本体部材40に螺入するナット108に
よって所定位置に保持される。シリンダ106内にはピ
ストン110が摺動自在に装着されている。ピストン1
10の一端には、感知導管34を室56から隔絶するた
めに座部112に座着するOリングが装着されている。
ピストン110の他端には、内部通路116に通じる弁
座114に座着し内部通路116を閉鎖するOリングが
装着されている。内部通路116は出口弁座部材97に
設けられた側方通路118を通してドーム30に接続さ
れている。第2図にみられるように、高圧の試験流体源
は、概略的に符号120で示され、試験弁122を介し
てドーム導管36に接続されている。流体源120は、
試験弁122を開放したとき、試験すべきパイロット弁
14の設定値より僅かに高い圧力をドーム30へ加える
のに十分な圧力を有する。
試験弁122を閉じれば、系統圧力がピストン110を
押圧して弁座114に圧接させ、系統圧力をスリーブ即
ちシリンダ106の孔124を通して常時室56に作用
させることができる。パイロット弁を試験したいとき
は、弁122を開放し、設定値より僅かに高い圧力をド
ーム30へ作用させるとともに、通路116を通してピ
ストン110にも作用させ、ピストンを座部112に密
封圧接させ、ドーム導管36から孔124及び通路58
を通して室56へ至る流路を開放する。この圧力でパイ
ロット弁が正常に働くならば、ピストン48が出口弁デ
ィスク82をその弁座96から持上げるのに十分なだけ
上昇し、ドーム圧力をパイロット排出導管38を通して
排出することができる。この流体排出は、目で確認する
ことができるが、流体源120は限られた量であるから
長くは続かない。試験が終ったならば、弁122を閉じ
る。
押圧して弁座114に圧接させ、系統圧力をスリーブ即
ちシリンダ106の孔124を通して常時室56に作用
させることができる。パイロット弁を試験したいとき
は、弁122を開放し、設定値より僅かに高い圧力をド
ーム30へ作用させるとともに、通路116を通してピ
ストン110にも作用させ、ピストンを座部112に密
封圧接させ、ドーム導管36から孔124及び通路58
を通して室56へ至る流路を開放する。この圧力でパイ
ロット弁が正常に働くならば、ピストン48が出口弁デ
ィスク82をその弁座96から持上げるのに十分なだけ
上昇し、ドーム圧力をパイロット排出導管38を通して
排出することができる。この流体排出は、目で確認する
ことができるが、流体源120は限られた量であるから
長くは続かない。試験が終ったならば、弁122を閉じ
る。
このパイロット弁を手動操作で試験するための手段を設
けることもできる。この目的のためにキャップ76にカ
ム表面128を有する湾曲ハンドル126を枢動自在に
取付ける。カム表面128を、コッターピンによってス
テム132に締着されたナット130に当接させる。ス
テム132は、調節スリーブ72を摺動自在に貫通して
延長させ、ワッシャ70に螺入させる。平常操作中は、
カム表面128は、ナット130に係合せず、ナットは
パイロット弁の作動に影響を及ぼすことなくピストン4
8の上下動と共に上下する。パイロット弁14の作動を
試験したい場合は、ハンドル126を持上げてカム表面
128をナット130に衝接させ、ピストン48の端部
に作用するワッシャ70の力を軽減する。従って、ピス
トン48は室56内の系統圧力の作用により持上げら
れ、出口弁ディスク82をその弁座96から上昇させて
流体をパイロット排出導管38を通して排出させる。先
に述べた加圧式試験とは異り、この試験は、その試験の
時点で存在する系統圧力(通常は設定値より低い)を受
けているパイロット弁について行われる。
けることもできる。この目的のためにキャップ76にカ
ム表面128を有する湾曲ハンドル126を枢動自在に
取付ける。カム表面128を、コッターピンによってス
テム132に締着されたナット130に当接させる。ス
テム132は、調節スリーブ72を摺動自在に貫通して
延長させ、ワッシャ70に螺入させる。平常操作中は、
カム表面128は、ナット130に係合せず、ナットは
パイロット弁の作動に影響を及ぼすことなくピストン4
8の上下動と共に上下する。パイロット弁14の作動を
試験したい場合は、ハンドル126を持上げてカム表面
128をナット130に衝接させ、ピストン48の端部
に作用するワッシャ70の力を軽減する。従って、ピス
トン48は室56内の系統圧力の作用により持上げら
れ、出口弁ディスク82をその弁座96から上昇させて
流体をパイロット排出導管38を通して排出させる。先
に述べた加圧式試験とは異り、この試験は、その試験の
時点で存在する系統圧力(通常は設定値より低い)を受
けているパイロット弁について行われる。
発明の効果 叙上のように、本発明のパイロット作動式逃し弁装置の
パイロット弁14は、スナップ動作によって開閉せず、
流体の逃し量を調整する能力を有している。即ち、本発
明のパイロット弁は、スナップ開放せず(弾発的に直ち
に全開位置にまで開放せず)、逃し弁12を系統内の過
剰圧力の度合に比例した量だけ開放させることができ
る。
パイロット弁14は、スナップ動作によって開閉せず、
流体の逃し量を調整する能力を有している。即ち、本発
明のパイロット弁は、スナップ開放せず(弾発的に直ち
に全開位置にまで開放せず)、逃し弁12を系統内の過
剰圧力の度合に比例した量だけ開放させることができ
る。
従って、本発明によれば、安全のために系内流体をブロ
ーダウン(放出)する際、系統圧力を設定値より低くす
るのに必要とされる量を越える過度の量の系内流体を排
出させてしまうことがない。
ーダウン(放出)する際、系統圧力を設定値より低くす
るのに必要とされる量を越える過度の量の系内流体を排
出させてしまうことがない。
しかも、本発明のパイロット弁14は、スリーブ(8
1,82,86)と、制御桿(48,64,78)と
の、僅か2つの運動部品を必要とするだけである。従っ
て、本発明は、最少限の運動部品で構成することがで
き、構造が簡単で、作動上の信頼性の高い、パイロット
作動式逃し弁装置のためのパイロット弁を提供する。
1,82,86)と、制御桿(48,64,78)と
の、僅か2つの運動部品を必要とするだけである。従っ
て、本発明は、最少限の運動部品で構成することがで
き、構造が簡単で、作動上の信頼性の高い、パイロット
作動式逃し弁装置のためのパイロット弁を提供する。
第1図は本発明のパイロット弁の立断面図であり、左半
分は系統圧力が設定値より低いときの各部品の位置を示
し、右半分は系統圧力が設定値より高い場合の各部品の
位置を示す。 第2図は、本発明のパイロット弁を組入れた圧力逃し弁
装置の一部断面による立面図である。 12:逃し弁 14:パイロット弁 20:入口 22:出口 30:ドーム 40:弁本体 48:ピストン 52:チャンネル 56:室 64:ナット 66:ばね 78:入口弁ディスク 80:入口弁座 81:入口弁座部材 82:出口弁ディスク 86:入口弁コネクタ 92:通路 96:出口弁座 97:出口弁座部材 102:排出通路
分は系統圧力が設定値より低いときの各部品の位置を示
し、右半分は系統圧力が設定値より高い場合の各部品の
位置を示す。 第2図は、本発明のパイロット弁を組入れた圧力逃し弁
装置の一部断面による立面図である。 12:逃し弁 14:パイロット弁 20:入口 22:出口 30:ドーム 40:弁本体 48:ピストン 52:チャンネル 56:室 64:ナット 66:ばね 78:入口弁ディスク 80:入口弁座 81:入口弁座部材 82:出口弁ディスク 86:入口弁コネクタ 92:通路 96:出口弁座 97:出口弁座部材 102:排出通路
Claims (6)
- 【請求項1】入口(20)と出口(22)の間を連通す
る弁座(18)を備えた逃し弁(12)と、 該弁座(18)に対し座着閉鎖自在の逃し弁ディスク
(24)と、 流体圧力を収容し該流体圧力により前記逃し弁ディスク
(24)に閉鎖力を加えるようになされたドーム(3
0)と、 前記入口(20)に連通する室(56)を含むチャンネ
ル(52)と、該チャンネル(52)内に設けられ前記
ドーム(30)に連通する出口弁座(96)を画定する
出口弁座部材(97)と、該チャンネル(52)内の該
出口弁座(96)を介して該ドーム(30)と連通する
排出通路(102)とを有するパイロツト弁本体(4
0,42)と、 前記チャンネル(52)内に軸方向に移動自在に配設さ
れており、一端で前記室(56)に連通する貫通流れ通
路(90)を有し、入口弁座(80)を画定する入口弁
座部材(81)と、該入口弁座部材(81)に連結され
ており、前記出口弁座(96)に対し座着閉鎖自在であ
り、一端で該入口弁座部材(81)の流れ通路(90)
の他端に連通し、他端で前記ドーム(30)に連通する
貫通流れ通路(92)を有する出口弁ディスク(82)
とを含むスリーブ(81,82,86)と、 前記室(56)を含む前記チャンネル(52)内で軸方
向に移動自在であり、該室(56)の1つの壁を画定
し、該室内の圧力変化に応答して該チャンネル(52)
の軸方向に移動自在の第1部分(48)と、該第1部分
(48)に連結されており、前記入口弁座部材(81)
の流れ通路(90)を貫通して前記出口弁ディスク(8
2)の流れ通路(92)内へ延長しており、該流れ通路
(90)を閉鎖するために前記出口弁座(96)から離
れる方向に該入口弁座(80)に対して座着閉鎖自在で
あり、該出口弁ディスク(82)が前記出口弁座(9
6)に対し座着閉鎖されるとき該入口弁座(80)から
離れる方向に移動される入口弁ディスク(78)を含む
第2部分(64,78)とを有する制御桿(48,6
4,78)と、 該制御桿(48,64,78)に前記室(56)内の圧
力に対抗する所定の力を加えるための手段(66)と、 から成るパイロット作動式逃し弁装置。 - 【請求項2】前記スリーブ(81,82,86)の、前
記室(56)に露呈される有効面積を該スリーブの、前
記ドーム(30)に連通する有効面積より大きくしたこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のパイロッ
ト作動式逃し弁装置。 - 【請求項3】前記スリーブ(81,82,86)及び制
御桿(48,64,78)の、前記チャンネル(52)
の軸方向に測定した長さ寸法は、入口圧力が所定の設定
値より低い値であるときは、制御桿の第2部分の一部
(64)がスリーブの入口弁座部材(81)に圧接した
状態に保持されて前記出口弁座(96)が前記出口弁デ
ィスク(82)によって閉鎖され、制御桿の入口弁ディ
スク(78)が入口弁座(80)から離隔した状態に保
持されるように定められていることを特徴とする特許請
求の範囲第1項に記載のパイロット作動式逃し弁装置。 - 【請求項4】前記チャンネル(52)は長手軸線を有
し、前記スリーブ(81,82,86)と制御桿(4
8,64,78)は、該チャンネル内に同軸的に移動し
うるように支持されていることを特徴とする特許請求の
範囲第1項に記載のパイロット作動式逃し弁装置。 - 【請求項5】前記出口弁ディスク(82)は、前記入口
弁ディスク(78)が座着閉鎖している間前記排出通路
(102)を入口圧力から隔絶するために前記チャンネ
ル(52)に摺動自在に密封係合していることを特徴と
する特許請求の範囲第1項に記載のパイロット作動式逃
し弁装置。 - 【請求項6】前記第1部分(48)の有効面積を前記出
口弁ディスク(82)の有効面積より大きくしたことを
特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のパイロット作
動式逃し弁装置。
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