JPH06276092A - 位相同期ループのvcoバイアス発生器 - Google Patents

位相同期ループのvcoバイアス発生器

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JPH06276092A
JPH06276092A JP6055122A JP5512294A JPH06276092A JP H06276092 A JPH06276092 A JP H06276092A JP 6055122 A JP6055122 A JP 6055122A JP 5512294 A JP5512294 A JP 5512294A JP H06276092 A JPH06276092 A JP H06276092A
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 グランドバウンスのような外部の影響を受け
ずに、安定なPLL動作を行いVCOの出力周波数を安
定化する。 【構成】 VCOバイアス発生器では、位相検出器(1
2)からのUP及びDOWN制御信号を監視し、所定数
の連続したUPパルス或いはDOWNパルスを検出して
第1及び第2の出力信号を発生する。この第1の出力信
号によって、1つの奇数の論理状態を有するデータパタ
ーンでプリセットされたシフトレジスタ(84)を左方
向へ1ビットシフトし、一方第2の出力信号によって前
記奇数の論理状態を右方向へ1ビットシフトする。VC
O(20)へのバイアス電圧は、前記奇数の論理状態の
ビット位置によって選択される。間欠的なグランドバウ
ンスによるVCO出力周波数の変化は、VCOのバイア
スポイントを動かすのに所定のUP或いはDOWNパル
ス数を要する構成によって取り除かれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には位相同期ル
ープ(PLL:Phase Lock Loop)に関
し、より特定的には位相同期ループの電圧制御発振器
(VCO)用バイアス発生器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の位相同期ループ(PLL)は、一
般的に入力信号とVCOの出力信号との間の位相差を監
視するための位相検出器を含んでいる。この位相検出器
は、VCOの入力のループノードにおいてループフィル
タを充電および放電するチャージポンプのために、UP
制御信号とDOWN制御信号を生成する。ループフィル
タに現れたループ電圧は、VCOの出力周波数を決定す
る。チャージポンプを駆動するUPおよびDOWN制御
信号によって、VCOの入力において適切なループフィ
ルタ電圧が、位相検出器へ供給される(2つの)信号間
の所定の位相関係を維持するように設定される。
【0003】PLLは、データ通信、コンピュータ用途
におけるローカル・エリア・ネットワーク、マイクロプ
ロセッサ、およびデータ転送を制御するためのデータ蓄
積の用途に広く使用されている。PLLは、しばしば低
コストおよび低電力動作を提供するために、CMOS
(Complementary Metal Oxid
e Semiconductor)技術で実現され、そ
れによってシステム設計者はトラッキング範囲や周波数
補助のアクイジション(frequency−aide
d acquisition)を拡張することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】VCO動作に関する共
通の問題は、グランドバウンス(ground bou
nce)であり、これによって位相検出器から望ましく
ないUPおよびDOWNパルスが発生し、その結果ルー
プノードの電圧が変動する。グランドバウンスは、一般
的にデジタルバスのスイッチングのような集積回路上の
(PLLの動作とは)別の動作によって起こる。グラン
ドバウンスは、例えば、5ns程度の短い時間の揺れ
を、位相検出器、チャージポンプおよびループフィルタ
のキャパシタに対する電源電位に誘導し、それによって
位相検出器への(2つの)入力信号間の位相誤差に関係
のないUPおよびDOWNパルスが発生する。このグラ
ンドバウンスに係わるUPおよびDOWNパルスによっ
て、ループノードにおいて変動が生じ、VCOの出力周
波数においては望ましくない変化が生じる。PLLは、
位相検出器が不適切なVCOの出力周波数を通常の様式
で訂正するのを待たなければならない。残念なことに、
グランドバウンスはしばしばVCOの誤動作を生じさせ
る。
【0005】従って、グランドバウンスのような外部の
影響に左右されることなく、位相検出器への位相誤差だ
けで決まる周波数にVCOの出力を維持する必要性があ
る。
【0006】すなわち、従来のPLL動作では、周波数
の切り替え等によって発生する真の位相誤差に、グラン
ドバウンスによって発生する位相誤差が加わり、正常な
PLLの収束動作に影響を与えていた。そこで、グラン
ドバウンスによって発生する位相誤差の影響を取り除
き、真の位相誤差のみによって動作するPLL回路が望
まれる。
【0007】本発明の目的は、前述の従来例の装置にお
ける問題点に鑑み、PLLにおいてグランドバウンスの
ような外部の影響を受けずに、常に安定なPLL動作が
行なわれるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】簡潔に述べれ
ば、本発明は、バイアス電圧を発生するための回路を具
備し、該回路は、第1および第2の出力にてそれぞれ第
1および第2の入力信号をラッチするための第1の手段
を含む。第1のシフトレジスタは、前記第1の手段の前
記第1の出力に結合されたデータ入力と、複数のビット
位置の各々が第1の論理状態を含むときに第1の出力信
号を提供する出力とを含む。第2のシフトレジスタは、
第2の論理状態を有する信号を受信する第1および第2
のデータ入力と、1つの奇数の論理状態を有するデータ
パターンで予めロードされた複数のビット位置と、前記
第1のシフトレジスタからの前記第1の出力信号を受信
して前記奇数の論理状態を1ビットシフトする第1のク
ロック入力とを含む。第2の手段は、前記奇数の論理状
態のビット位置に基づいてバイアス電圧を選択するため
に前記複数のビット位置に結合された入力を有する。
【0009】他の態様では、本発明は、バイアス電圧を
発生する方法であり、第1および第2のノードにてそれ
ぞれ第1および第2の入力をラッチする段階と、第1の
クロック信号を受信して第1のレジスタのビット位置を
シフトし、さらに前記第1の入力信号を第1のビット位
置へロードする段階と、前記第1および第2のノードを
リセットする段階と、前記ビット位置が第1の論理状態
にある連続した第1の入力信号の所定の数を含むとき前
記第1のレジスタから第1の出力信号を発生する段階
と、1つの奇数の論理状態を有するデータパターンで予
めロードされた第2のレジスタを前記第1の出力信号に
応答して前記奇数の論理状態が1ビット位置を移動する
ようにシフトする段階と、そして前記奇数の論理状態の
ビット位置に基づいて第1のバイアス電圧を選択する段
階とを具備する。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
説明する。デジタルPLL10は図1に示されており、
従来のCMOS集積回路プロセスを用いた集積回路とし
て製造するのに適している。例えば4.0MHzで動作
するデジタル入力信号REFCLKは、位相検出器12
の第1の入力に供給され、UP制御信号とDOWN制御
信号をチャージポンプ14に対して生成する。チャージ
ポンプ14の出力は、ループノード16を駆動し、例え
ば、ループノード16とグランド電位との間に結合され
たキャパシタ(ここには示されていない)を含むループ
フィルタ18を充電および放電する。ループノード16
のループ電圧は、VCO20を制御して、例えば48M
Hzで動作する発振器信号OSCOUTを発生させる。
OSCOUT信号は、反転位相(opposite p
hase)クロック発生器22によって互いに反転位相
の重なり合うことのない(non−overlappi
ng)XCLKおよびYCLKクロック信号に分けら
れ、さらにプログラマブルN分周回路24によって周波
数分周されOSCOUT/N信号を提供し、この信号O
SCOUT/Nは位相検出器12の第2入力に供給され
る。プログラマブルN分周回路24は、外部の制御信号
Nを受信し、分周数(divisor)N、例えばN=
12を選択する。反転位相クロック発生器22をN分回
路24の出力に置き、より低周波の重なり合うことのな
いクロックを提供できるという実施例も選択可能であ
る。
【0011】UP制御信号は、ループ電圧を増加させ、
それによってVCO20の出力周波数が高くなり、一
方、DOWN制御信号は、ループ電圧を減少させ、それ
によってVCO20の出力周波数が低くなる。UPおよ
びDOWN制御信号のパルス幅によって、ループフィル
タ16へ送り込まれる電荷量が決まる。入力信号REF
CLKとOSCOUT/N信号との間の位相差が大きく
なると、UP或いはDOWN制御信号のパルス幅も大き
くなり、またチャージポンプ14からの充電電流が流れ
る時間も長くなり、これによりループノード16は、位
相差を最小にするようにVCOの周波数を変える電圧へ
駆動される。従って、相互に排他的な(同時にアクティ
ブになることがない)UPおよびDOWN制御信号は、
位相検出器12の第1および第2の入力に供給される2
つの信号間の所定の位相関係を維持するように、VCO
20を駆動する。
【0012】本発明の一部として、VCOバイアス発生
器26は、UPおよびDOWN制御信号とXCLKおよ
びYCLK信号を受信して、VCO20に対してバイア
ス制御を提供する。VCOバイアス発生器26はUPお
よびDOWN制御信号を監視し、所定の数の連続したU
Pパルス或いはDOWNパルス(本例では5)を受信し
てVCO20のバイアスを調整する。例えば、VCOバ
イアス発生器26が5つの連続したUPパルスを検出す
ると、そのときVCO20の出力周波数は低すぎるに違
いなく、そこでVCO20へのバイアスレベルはVCO
の出力周波数を上げるために1段階調整される。反対
に、VCOバイアス発生器26が5つの連続したDOW
Nパルスを検出すると、VCO20の出力周波数は高す
ぎるに違いなく、そこでVCO20へのバイアスレベル
はVCOの出力周波数を下げるように1段階調整され
る。グランドバウンスによって生じるいずれのUPおよ
びDOWNパルスも、おそらく5つの連続したパルスほ
ど続かないであろう。従って、グランドバウンス雑音
は、VCOのバイアス制御ポイントには影響せず、ルー
プノード電圧のみに影響する。
【0013】反転位相クロック発生器22が図2に示さ
れており、VCO22からのOSCOUT信号は、イン
バータ28,30,32,および34を通してANDゲ
ート36の第1の入力へ供給される。インバータ28の
出力は、インバータ38および40を通してANDゲー
ト42の第1の入力へ結合される。ANDゲート36の
出力によって、XCLKクロック信号が提供され、同時
にそれはインバータ44を通してANDゲート42の第
2の入力へ供給される。同様に、ANDゲート42の出
力によって、YCLKクロック信号が提供され、同時に
それはインバータ46を通してANDゲート36の第2
の入力へ供給される。ノード48におけるインバータ3
2の出力は、インバータ50を通してインバータ40の
入力へ結合され、一方ノード52におけるインバータ3
8の出力は、インバータ54を通してインバータ34の
入力へ結合される。
【0014】OSCOUT信号が論理“0”へ切り換っ
たとき、インバータ28の出力は論理“1”となる。イ
ンバータ38は、ノード48が論理“1”に切り換る前
にノード52を論理“0”へ切り換えるように試みる、
なぜならばノード52は、OSCOUT信号からはイン
バータ2つ分のみの遅延であり、一方ノード48はイン
バータ3つ分の遅延であるためである。しかし、ノード
52の論理“0”への遷移は、インバータ50によって
遅くなる、これはノード48が、OSCOUT信号が論
理“0”へ変化してからインバータ2つ分の遅延後も論
理“0”だからである。インバータ50は、インバータ
32の出力が状態を変化させるまで、ノード52を論理
“1”にホールドするよう作用する。OSCOUT信号
が論理“1”に切り換るときも同様のシナリオに従う。
従って、インバータ34および40の遷移は180°位
相がずれた状態で重なり、またマークレベルの約50%
の所で交差し、それによってOSCOUT信号とノード
48および52との間の不平衡なインバータの数によっ
て負わされた遅延差が克服される。
【0015】インバータ34の出力が論理“0”のと
き、ANDゲート36の出力におけるXCLKクロック
信号は、論理“0”になる。ANDゲート42は、イン
バータ44および40の出力からそれぞれ論理“1”を
受信し、論理“1”のYCLKクロック信号を提供す
る。インバータ40の出力が論理“0”になったとき
は、YCLKクロック信号は論理“0”となる。AND
ゲート36は、インバータ34および46の出力からそ
れぞれ論理“1”を受信し、論理“1”のXCLKクロ
ック信号を提供する。よって、XCLKおよびYCLK
クロック信号は、重なり合うことがなく、実質的にマー
クレベルの50%の所で切り換る反転位相を有し、OS
COUT信号の周波数で動作する。
【0016】図3へ移ると、VCOバイアス発生器26
が示されており、それはラッチとして構成されたNAN
Dゲート60および62を含んでいる。NANDゲート
60は位相検出器12からUP制御信号を受信し、出力
信号をノード65において5ビットシフトレジスタ64
のデータ入力へ提供する。NANDゲート66および6
8もまたラッチとして構成され、DOWN制御信号を受
信して出力信号をノード71において5ビットシフトレ
ジスタ70のデータ入力へ提供する。反転位相クロック
発生器22からのYCLKクロック信号は、NANDゲ
ート72の第1の入力に供給され、またインバータ7
4,76および78を通して同ゲートの第2の入力に供
給される。NANDゲート72は、NANDで構成され
た各ラッチをYCLKの周期毎にリセットするために論
理“1”のパルスを発生する。シフトレジスタ64およ
び70は、データをマスタ部へロードするためのLD1
CLKおよびLD1ENと、そのデータをスレーブ部へ
転送し出力において利用可能とするためのXFERCL
Kとを必要とするマスタ/スレーブタイプのものであ
る。SHFTCLKおよびSHFTENは、隣接のビッ
ト間でデータをシフトする。シフトレジスタ64および
70は、右方向のみにシフトする。
【0017】始めにシフトレジスタ64および70で
は、5つのビット位置全てに論理“0”がロードされ
る。シフトレジスタ64の出力Q0−Q4のいずれかが
論理“0”のとき、ANDゲート80の出力は論理
“0”となる。同様に、シフトレジスタ70の出力Q0
−Q4のいずれかが論理“0”のとき、ANDゲート8
2の出力は論理“0”となる。ANDゲート80或いは
82の出力が論理“1”に切り換わる前には、それぞれ
のシフトレジスタの出力Q0−Q4の全てが論理“1”
でなければならず、この切り換わりは、VCOの出力周
波数を増加或いは減少させ位相検出器12の入力におけ
る位相誤差を訂正するために必要なVCOのバイアスレ
ベルの変更を示すキーとなる事象(key even
t)である。
【0018】論理“0”のUPパルスが位相検出器12
から来たと仮定する。UPおよびDOWNパルスは、R
EFCLKが論理“0”へ遷移する時刻を時間的基準と
して生成される。NANDゲート60の出力は論理
“1”をラッチする。LD1CLK入力が論理“1”の
XCLKクロック信号を受信したとき、シフトレジスタ
64は、そのデータ入力から論理“1”を第1ビットの
マスタ部へロードする。XCLKは同時にSHFTCL
Kをクロッキング(clocking)することによっ
て、データをビット間でシフトする。次の論理“1”の
YCLKはXFERCLKをクロッキングすることによ
って、データをマスタ部からスレーブ部へ転送する。シ
フトレジスタ64のQ0出力は、論理“1”となる。
【0019】NANDゲートラッチ60−62は、論理
“1”のYCLKクロック信号によって論理“0”へリ
セットされる。YCLKクロック信号の論理“1”への
遷移毎に、NANDゲート72の出力はその遷移がイン
バータ74−78を通って伝達され該NANDゲート7
2の出力が論理“0”へ戻されるまで論理“1”とな
る。NANDゲート60の出力が論理“1”であったな
らば、NANDゲート72からの論理“1”のパルスに
よってそれは論理“0”へリセットされる。もし、UP
パルスが次のXCLKとYCLKクロックの周期の間に
現れなければ、論理“0”が第1ビットへ移動し、それ
によって連続した5つの論理“1”がつながる可能性
(potential string)が阻止される。
他方、次のXCLKとYCLKクロックの周期の間に第
2のひき続く論理“0”のUPパルスが現れたならば、
シフトレジスタ64へ第2の論理“1”がロードされ出
力Q0およびQ1に論理“1”が設定される。さらに3
つの連続したUPパルスが来れば、ANDゲート80の
出力の状態は論理“1”に変化し、この変化はVCO2
0のバイアスポイントを動かしその出力周波数を増加さ
せる時機であることを示す。グランドバウンスは時折1
つか或いは2つのUPパルスを生じさせる可能性はある
が、グランドバウンスによって5つの連続したUPパル
スが生じることはなく、また実際には位相検出器12の
入力間に位相誤差が存在すると仮定するのが合理的であ
る。シフトレジスタ70も同様の態様で動作し、5つの
連続した論理“0”のDOWNパルスを探しその存在を
検出したときANDゲート82の出力をトリガ(tri
ggering)する。
【0020】シフトレジスタ84は9ビットによってV
COのバイアスポイントの追従を行なっている。シフト
レジスタ84はマスタ/スレーブタイプのレジスタで、
始めに1つの奇数の論理状態、すなわち中心のビット位
置に論理“1”があるような“000010000”な
るデータパターンで予めロードされている。この奇数の
論理“1”の状態は、ANDゲート80からの論理
“1”を受信して左へシフトされる。また奇数の論理
“1”の状態は、ANDゲート82からの論理“1”を
受信して右へシフトされる。シフトレジスタ84の左側
および右側のデータ入力は固定された論理“0”を受信
する。ANDゲート80からSHFTLENへの論理
“1”によって、SHFTLCLKでXCLKクロック
信号を受信したとき、それらのビットを1ビット左へシ
フトすることが可能となる。ANDゲート82からSH
FTRENへの論理“1”によって、SHFTRCLK
でXCLKクロック信号を受信したとき、それらのビッ
トを1ビット右へシフトすることが可能となる。同じX
CLKおよびYCLKクロック周期は、LD1CLKお
よびXFERCLKを能動化し論理“0”をシフトレジ
スタ84の先頭の或いは最後のビットの位置にロードす
る。したがって、ANDゲート80から最初の論理
“1”が来た後では、シフトレジスタ84は“0001
00000”を含むことになる。
【0021】シフトレジスタ84の出力Q0−Q8は、
バイアストランジスタ回路90へ印加するためにBIA
S0−BIAS8と名付けられている。各バイアストラ
ンジスタ対は、表1につき示されているようにVCO2
0へ異なるバイアス電圧を提供する。ただし、一度にB
IAS0−BIAS8のうち1つのみが論理“1”、つ
まり奇数の論理“1”の状態となる。従って、バイアス
トランジスタ回路90は、BIAS0−BIAS8を用
いて1つのトランジスタ対をたたいてVCO20に適切
なバイアス電圧を発生する、後に詳細に説明予定。
【0022】5つの連続したUPパルスを再度探し始め
られるようにするために、シフトレジスタ64を全て論
理“0”に戻すようリセットする必要がある。従って、
ANDゲート80の出力はNORゲート86の入力の1
つに結合され、シフトレジスタ64のSHFTEN入力
に論理“0”を生成する。インバータ87によってLD
1ENには論理“1”が現れ、それによってシフトレジ
スタ64はリセットされさらに5つの連続したUPパル
スを受ける準備が整う。もし5つの連続したDOWNパ
ルスのためにANDゲート82の出力が論理“1”にな
った場合、NORゲート88の出力は、シフトレジスタ
70のSHFTEN入力には論理“0”を、LD1EN
にはインバータ89によって論理“1”を提供し、それ
によってシフトレジスタ70は全て論理“0”にリセッ
トされるであろう。もし、位相検出器12の入力間の位
相誤差が存在し続けるならば、さらに5つのUPパルス
が現れ、VCO20のバイアスポイントをさらに上昇さ
せる必要があることを指示するであろう。5つの連続し
た論理“1”が集まった後、ANDゲート80の出力は
論理“1”となり、シフトレジスタ84に対してさらに
左方向へのシフトを起こし、その9ビットの配列を“0
01000000”にする。さらなる5つの連続したU
Pパルスが来るとさらなる左方向へのシフトによって、
シフトレジスタ84は“010000000”に設定さ
れ、そこでBIAS1は論理“1”でBIAS0および
BIAS2−BIAS8は論理“0”となる。シフトレ
ジスタ84が限界、即ち“100000000”或いは
“000000001”に達したとき、BIAS0およ
びBIAS8はNORゲート86および88へそれぞれ
供給され、シフトレジスタ64或いは70は常にリセッ
ト状態が保たれることによって、その動作が停止(sh
ut down)する。さらに、RESET信号は、V
COバイアス発生器26をNORゲート86および88
を通して、中央プリセットバイアスポイント“0000
10000”に設定しシフトレジスタ64および70を
全て論理“0”にリセットする。
【0023】図1のVCOバイアス発生器26の感度
は、シフトレジスタ64および70のビット位置の数を
短くしたり長くすることによって、動作環境に適合する
ように調整できる。シフトレジスタ64および70の長
さを増加することによって、VCOバイアス発生器26
を、グランドバウンスによって生ずる多数の連続したU
PおよびDOWNパルスに対してより強く(robus
t)できる。VCOバイアス発生器26の追従範囲は、
図3のシフトレジスタ84におけるビット位置の数を短
くしたり長くすることによって調整できる。
【0024】BIAS0−BIAS8の制御信号は、図
4に示されるバイアストランジスタ回路90へ続き、そ
こでBIAS0はインバータ92を通してpチャネルト
ランジスタ94および96のゲートへ供給される。トラ
ンジスタ94のソースは、5Vのような正の電源電位V
DDで動作する電源導体98へ結合される。トランジス
タ94のドレインとトランジスタ96のソースは互いに
ノード100へ結合されてVCO20へバイアス制御信
号BIAS CONTROLを供給する。トランジスタ
96のドレインは、グランド電位で動作する電源導体1
02へ結合される。同様に、BIAS1はインバータ1
03を通してpチャネルトランジスタ104及び106
のゲートへ供給される。トランジスタ104のソースは
電源導体98へ結合されるが、一方トランジスタ106
のドレインは電源導体102へ結合される。トランジス
タ104のドレインとトランジスタ106のソースは互
いにノード100へ結合される。BIAS2−BIAS
8は、同様のトランジスタ構成によってノード100へ
結合される。例えば、BIAS8はインバータ108と
pチャネルトランジスタ110及び112を通してノー
ド100へ結合される。
【0025】BIAS0−BIAS8の制御信号の1つ
のみが一度に論理“1”であることを思い出してみる。
BIAS1が論理“1”で終わった先程の例では、イン
バータ103によってトランジスタ104及び106の
ゲートに論理“0”が提供され、両方のトランジスタが
導通し各トランジスタのドレイン−ソース間の抵抗の間
である抵抗分割比(resistor−divider
ratio)が生成される。表1を参照すると、トラ
ンジスタ104及び106の大きさは、それぞれ10/
30及び19/6の幅/長さ(W/L)の比で決められ
ており、結果的にノード100に2.25VのBIAS
CONTROL信号が生じる。活性化されたBIAS
0−BIAS8は、BIAS CONTROL信号を以
下のように提供する。
【0026】
【表1】 上側トランジスタ 下側トランジスタ BIAS のW/L比 のW/L比 CONTROL BIAS0 10/30 23/6 2.16 BIAS1 10/30 19/6 2.25 BIAS2 10/30 15/6 2.36 BIAS3 10/30 13/6 2.44 BIAS4 10/30 11/6 2.54 BIAS5 10/28 10/6 2.65 BIAS6 10/24 10/6 2.75 BIAS7 10/21 10/6 2.84 BIAS8 10/18 10/6 2.96
【0027】図5には、VCO20が示されており、O
SCOUT信号の出力周波数を制御するためにBIAS
CONTROL及びノード16からのループ電圧で動
作する。BIAS CONTROL信号は、トランジス
タ116,118及び120のゲートに供給され、一方
ノード16からのループ電圧は、トランジスタ122及
び124のゲートに供給される。トランジスタ128及
び130は、電源導体98とそれぞれトランジスタ12
2及び116のドレインとの間に結合され、図に示すよ
うにトランジスタ132,134及び136にバイアス
電圧を生成している。VCO20は、3つの反転用トラ
ンジスタ対140−142,144−146及び148
−150を含んでおり、反転用トランジスタ対148−
150の出力を反転用トランジスタ対140−142の
入力に結合することによって回路を発振させている。イ
ンバータ152及び154はOSCOUT信号をバッフ
ァリングしている。
【0028】BIAS CONTROL信号によって、
表1に示したように約10mVのステップでVCO20
の粗いチューニングが提供される。BIAS CONT
ROL信号が増加すると、各トランジスタ116,11
8及び120はより多くの電流を流す。トランジスタ1
16のドレイン電圧は降下し、それによってトランジス
タ132及び134はより強く導通する。その結果、反
転用トランジスタ対140−142及び144−146
はさらに電流が流れ、従ってより高速にスイッチングす
る。そしてVCO20の出力周波数が上昇する。BIA
S CONTROL信号が減少すると、反転用トランジ
スタ対140−142及び144−146を通って流れ
る電流が減るので、それによってVCO20の出力周波
数は引き下げられる。
【0029】ノード16からのループ電圧によって、図
1の位相検出器12の入力における位相差に応じてVC
O20の出力周波数の細かなチューニングが提供され
る。ループノード電圧が増加すると、各トランジスタ1
22及び124はより多くの電流を流す。トランジスタ
122のドレイン電圧は降下し、それによってトランジ
スタ136はより強く導通する。反転用トランジスタ対
148−150はさらに電流が流れ、VCO20の出力
周波数を上昇させるように高速に切り換わる。ループノ
ード電圧が減少すると、反転用トランジスタ対148−
150を通って流れる電流が減るので、それによってV
CO20の出力周波数は引き下げられる。BIAS C
ONTROL信号は、VCO20に対して粗いチューニ
ング制御を提供するが、これはより大きな変化を受ける
からであり、さらに言えば2つの反転用トランジスタ対
を制御するからである。ループノード電圧はVCO20
に対して細かいチューニング制御を提供するが、これは
より小さい変化を含み、また反転用トランジスタ対1つ
だけを制御するからである。
【0030】本発明の特定の実施例が示され述べられた
が、さらなる修正や改善が当業者によって考えられるで
あろう。本発明は、ここに示した特定の構成に限られた
ものではないことが理解され、また添付の請求項によっ
て本発明の真の精神および範囲から離れていない全ての
修正をカバーすることが意図されている。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明のVCOバイアス
発生器を使用したPLL回路では、グランドバウンスに
よって発生する位相検出器からの制御信号の持続時間が
周波数切り替え等によって発生する真のものよりも小さ
いことから、持続時間が所定の時間以上の場合にのみバ
イアス制御することによって、グランドバウンスによっ
て発生する位相誤差によってVCOのバイアスが制御さ
れることを防ぐことができる。したがって、PLL回路
において、グランドバウンスによる外部の影響を受ける
ことなく、真の位相誤差だけでVCOのバイアス制御を
行うことができ、常に安定なVCOの出力周波数を得る
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のVCOバイアス発生器を備えたPLL
を示すブロック図である。
【図2】図1のPLLに含まれる反転位相クロック発生
器を示す電気回路図である。
【図3】図1のPLLに含まれるVCOバイアス発生器
を示す電気的ブロック回路図である。
【図4】図3の回路に含まれるバイアストランジスタを
示す電気回路図である。
【図5】図1のVCOへのバイアス制御信号の印加のよ
うすを示す電気回路図である。
【符号の説明】
10 デジタルPLL 12 位相検出器 14 チャージポンプ 16 ループノード 18 ループフィルタ 20 VCO 22 反転位相クロック発生器 24 プログラマブルN分周回路 26 VCOバイアス発生器 28,30,32,34,38,40,44,46,5
0,54 インバータ 36,42 ANDゲート 48,52 ノード 60,62,66,68,72 NANDゲート 64,70 シフトレジスタ 65,71 ノード 74,76,78,87,89 インバータ 80,82 ANDゲート 86,88 NORゲート 84 シフトレジスタ 90 バイアストランジスタ 92,103,108 インバータ 94,96,104,106,110,112 トラン
ジスタ 98 電源電位の電源導体 100 ノード 102 グランド電位の電源導体 122,116,118,120,124 トランジス
タ 128,130,132,134,136 トランジス
タ 140−142,144−146,148−150 反
転関係にあるトランジスタ対 152,154 インバータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バイアス電圧を発生するための回路であ
    って、 第1および第2の出力にてそれぞれ第1および第2の入
    力信号をラッチするための第1の手段(60,62,6
    6,68)、 データ入力、出力、および複数のビット位置を有し、前
    記データ入力は前記第1の手段の前記第1の出力に結合
    され、前記出力は前記複数のビット位置の各々が第1の
    論理状態を含むとき第1の出力信号を提供する第1のシ
    フトレジスタ(64)、 第1および第2のデータ入力、第1のクロック入力、お
    よび複数のビット位置を有し、前記第1および第2のデ
    ータ入力は第2の論理状態を有する信号を受信し、前記
    複数のビット位置は1つの奇数の論理状態を有するデー
    タパターンで予めロードされ、前記第1のクロック入力
    は前記第1のシフトレジスタからの前記第1の出力信号
    を受信して前記奇数の論理状態を1ビットシフトする第
    2のシフトレジスタ(84)、そして前記奇数の論理状
    態のビット位置に基づいて前記バイアス電圧を選択する
    ために前記複数のビット位置に結合された入力を有する
    第2の手段(90)、 を具備することを特徴とする前記回路。
  2. 【請求項2】 第1および第2の入力信号の位相差を比
    較して第1および第2の制御信号を発生するための第1
    の手段(12)、 前記第1および第2の制御信号に応答してループノード
    を充電および放電するチャージポンプ(14)、 制御入力、バイアス入力、および出力を有し、前記制御
    入力は前記ループノードに結合され、前記出力は発振器
    信号を提供するVCO(20)、 前記発振器信号を前記第1の手段へ向かう前記第2の入
    力信号へ分周するための第2の手段(24)、そして前
    記第1および第2の制御信号を前記第1の手段から受信
    して、所定数の連続した第1の制御信号或いは連続した
    第2の制御信号を検出したことに応じて前記VCOの前
    記バイアス入力へバイアス制御信号を発生する第3の手
    段(26)、 を具備することを特徴とする位相同期ループ。
  3. 【請求項3】 バイアス電圧を発生するための方法であ
    って、 第1および第2のノードにてそれぞれ第1および第2の
    入力信号をラッチする段階、 第1のクロック信号を受信して第1のレジスタのビット
    位置をシフトし、かつ前記第1の入力信号を第1のビッ
    ト位置へロードする段階、 前記第1および第2のノードをリセットする段階、 前記第1のビット位置が第1の論理状態にある所定数の
    連続した第1の入力信号を含むとき前記第1のレジスタ
    から第1の出力信号を発生する段階、 1つの奇数の論理状態を有するデータパターンで予めロ
    ードされた第2のレジスタを前記第1の出力信号に応答
    して前記奇数の論理状態が1ビット位置を移動するよう
    にシフトする段階、そして前記奇数の論理状態のビット
    位置に基づいて第1のバイアス電圧を選択する段階、 を具備することを特徴とする前記方法。
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