JPH0627739A - 乾式トナーとその製造方法および転写材再利用のための消色方法 - Google Patents

乾式トナーとその製造方法および転写材再利用のための消色方法

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JPH0627739A
JPH0627739A JP4203227A JP20322792A JPH0627739A JP H0627739 A JPH0627739 A JP H0627739A JP 4203227 A JP4203227 A JP 4203227A JP 20322792 A JP20322792 A JP 20322792A JP H0627739 A JPH0627739 A JP H0627739A
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JP
Japan
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toner
transfer material
dry toner
compound
electron
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Application number
JP4203227A
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English (en)
Inventor
Takayoshi Aoki
孝義 青木
Chiaki Suzuki
千秋 鈴木
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写材への印字が充分に判読可能であり、か
つ、転写材の保存が不要になった時には、印字を容易に
消色して転写材を再使用することが可能であり、しか
も、オフセット現象のない乾式トナーとその製造方法を
提供しようとするものである。 【構成】 乾式トナーは、a)無色または淡色の電子供
与性呈色性有機化合物、b)電子受容性化合物、c)化
合物a)とb)による発色に対して消色作用を有する融
点が110℃以上の含窒素化合物およびd)結着樹脂を
必須成分とし、さらにe)ポリプロピレンワックスを含
有することが好ましい。また、該トナーを使用して形成
された定着画像を保持する転写材に熱エネルギーを加え
ると定着画像が消色され、転写材を再利用することがで
きる。このような乾式トナーは、上記化合物a)および
b)と樹脂d)の一部、上記化合物c)と樹脂d)の残
部をそれぞれ溶融混練して粉砕し、得られた粉砕物を溶
融混練し粉砕することにより製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法、静電記録
法において静電潜像の現像のために使用する静電荷像用
乾式トナーに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、廃棄物問題および限られた資源の
有効活用が問われている。特にオフィスから排出される
紙、ゴミ等が上記観点より問題とされており、コピー用
紙もその1つである。そこで、用紙の再生紙化が行われ
つつあるが、再生化のコスト高および需要と供給の不均
衡、さらには機密保持等の課題を種々有しており、なか
なか汎用展開されるものではないのが実情である。最
近、コピー用紙を再使用することを目的として、ホトク
ロミック染料と有機ホウ素のアンモニウム塩を必須成分
とするトナーを用いて用紙に印字し、用紙の保存が不要
になると、近赤外光を照射して印字を消色するという手
法が、機能性色素部会資料No17に報告されている。
この手法は、コピー用紙の再利用という点において、オ
フィスで容易に再生化が可能であるので、非常に興味深
い技術といえる。ただし、この手法にはいくつかの課題
があり、次のような問題点が指摘される。まず、近赤外
光により消色するために保存性に劣る。また、トナーの
着色剤がホトクロミック染料(シアニン系色素)に限定
されるために、シアン色でしか印字できない。さらに、
トナーの主要成分の高分子マトリックス(結着樹脂中)
内で近赤外光を照射してラジカルを発生させ、構造変化
により消色させるために、消色スピードが遅い。一方、
特開昭62−14163号、同62−67560号、特
開平1−102481号、同2−71277号公報に
は、熱で変色する電子写真トナーが報告されている。し
かし、これらは再複写防止または多色印字の目的で使用
されており、印字の不可逆的な消色が不可能なため、用
紙の再利用の目的においてはいずれも充分満足できるも
のではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
の上述のような実情に鑑みてなされたものである。すな
わち、本発明の目的は、転写材への印字が充分に判読可
能であり、しかも、転写材の保存が不要になった時に
は、印字を容易に消色して転写材を再使用することが可
能な乾式トナーおよびその製造方法を提供しようとする
ものである。本発明の他の目的は、オフセット現象のな
い乾式トナーを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、転写材の
再利用法について鋭意研究を重ねた結果、電子供与性呈
色性有機化合物、電子受容性化合物、これらの化合物の
接触による発色に対してほぼ不可逆的な消色作用を有す
る化合物および結着樹脂を含有する乾式トナーを使用し
て通常の複写操作を行い、一旦複写された紙またはその
他の転写材を再利用する際に、複写時の定着熱エネルギ
ー以上の熱エネルギーを加えることにより、印字が容易
に消色して転写材を再使用することが可能になり、ま
た、上記乾式トナーにポリプロピレンワックスを含有さ
せると、オフセット現象が防止できることを見出して、
本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明は、a)無色または淡色
の電子供与性呈色性有機化合物、b)電子受容性化合
物、c)上記化合物a)およびb)の組み合わせによる
発色に対してほぼ不可逆的な消色作用を有する融点が1
10℃以上の含窒素化合物およびd)結着樹脂を必須成
分とする乾式トナーにある。この乾式トナーにe)ポリ
プロピレンワックスをさらに含有させると、オフセット
現象がみられないので望ましく、特にd)結着樹脂に対
して5重量%以上含有させた乾式トナーが好ましい。本
発明は、また、上記化合物a)およびb)と樹脂d)の
一部とを溶融混練し粉砕する工程A、上記化合物c)と
樹脂d)の残部とを溶融混練し粉砕する工程B、工程A
およびBでそれぞれ得られる粉砕物を溶融混練し粉砕す
る工程Cよりなる乾式トナーの製造方法にある。本発明
は、さらに、定着されたトナー画像を保持する転写材を
加熱して、定着画像を消色することからなる転写材再利
用のための消色方法において、トナー画像を形成するト
ナーが、上記乾式トナーからなる転写材再利用のための
消色方法にある。
【0006】以下、本発明を詳述する。本発明の乾式ト
ナーは、成分a)の無色または淡色の電子供与性呈色性
有機化合物と成分b)の電子受容性化合物の電子の授受
により発色した色素ドメインの近傍に存在しつつも、ほ
ぼ接触しないように成分c)の不可逆的な消色作用を有
する融点が110℃以上の含窒素化合物を成分d)の結
着樹脂と共に配合したものである。この乾式トナーは常
温では有色であり、通常の複写操作程度の定着熱エネル
ギーを印加した後も有色で判読可能であるが、転写材の
保存が不要になった時には、定着熱エネルギー以上の熱
エネルギーを加えることにより、印字部分がほぼ消色ま
たは淡色化して、未使用転写材に近い状態になり、再度
新たな複写用途に供することが可能になる。また、その
際の熱エネルギーで転写材上のトナーが定着ヒートロー
ルへ移行する、いわゆるオフセット現象を防止するため
には、ポリプロピレンワックスを配合することにより好
結果がもたらされる。上記転写材としては、コピー用紙
等の紙の他に、ポリプロピレン樹脂、クマロンインデン
樹脂、石油樹脂等の合成樹脂紙、ニトロセルロース等の
半合成紙などが挙げられる。これらの転写材は、通常シ
ートないしフィルムの形態で用いられるが、平坦な成形
品であってもよい。
【0007】本発明で使用する成分a)の無色または淡
色の電子供与性呈色性有機化合物としては、例えば、ク
リスタルバイオレットラクトン、マラカイトグリーンラ
クトン、クリスタルバイオレットカルビノール、マラカ
イトグリーンカルビノール、N−(2,3−ジクロロフ
ェニル)ロイコオーラミン、N−アセチルオーラミン、
N−フェニルオーラミン、N−ベンゾイルオーラミン、
ローダミン−β−ラクタム、N,3,3−トリメチルイ
ンドリノベンゾスピロピラン、3−ジエチルアミノ−6
−メチル−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチル
アミノ−6−メチル−7−キシリジノフルオラン、3−
ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−メトキシフルオラン、3
−ジエチルアミノ−6−ベンジルオキシフルオラン、
1,2−ベンズ−6−ジエチルアミノフルオラン等が挙
げられる。
【0008】成分b)の電子受容性化合物としては、例
えば、ノニルフェノール、ドデシルフェノール、スチレ
ン化フェノール、2,2−メチレン−ビス−(4−メチ
ル−6−t−ブチルフェノール)、2,4,6−トリク
ロロフェノール、o−フェニルフェノール、p−フェニ
ルフェノール、p−(p−クロロフェニル)フェノー
ル、o−(o−クロロフェニル)フェノール、p−ヒド
ロキシ安息香酸メチル、p−ヒドロキシ安息香酸エチ
ル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピル、p−ヒドロキシ
安息香酸ブチル、p−ヒドロキシ安息香酸オクチル、p
−ヒドロキシ安息香酸ドデシル、ビスフェノールA、
1,2−ジヒドロキシナフタレン、2,3−ジヒドロキ
シナフタレン、フェノールフタレイン、o−クレゾール
フタレイン、プロトカテキュー酸プロピル、プロトカテ
キュー酸ブチル、プロトカテキュー酸オクチル、プロト
カテキュー酸ドデシル、2,3,4−トリヒドロキシエ
チルベンゼン、没食子酸メチル、没食子酸エチル、没食
子酸プロピル、没食子酸ブチル、没食子酸ヘキシル、没
食子酸オクチル、没食子ドデシル、没食子酸セチル、没
食子酸ステアリル、2,3,5−トリヒドロキシナフタ
レン、タンニン酸、フェノール樹脂初期縮合物、p−エ
チルフェノール、o−エチルフェノール、p−クレゾー
ル、o−クレゾール、m−クレゾール、2,4−キシレ
ノール、ピロカテコール、レゾルシン、メチルカテコー
ル、エチルカテコール、プロピルカテコール、t−ブチ
ルカテコール、α−ナフトール、チモール、オイゲノー
ル、イソオイゲノール等のフェノール系化合物が挙げら
れる。
【0009】さらに、成分c)の上記化合物a)および
b)の組み合わせによる発色に対してほぼ不可逆的な消
色作用を有する融点が110℃以上の含窒素化合物とし
ては、下記に示すようなアミノ基、イミノ基、アミド
基、イミド基等を含有する各種の脂肪族化合物、芳香族
化合物および複素環化合物が挙げられる。融点が110
℃未満の含窒素化合物c)を含有するトナーでは、充分
な画像濃度を得ることができない場合があり、また、高
温での保存安定性の問題を生じる場合がある。すなわ
ち、2,6−ジアミノピリジン、2−アミノトリフェニ
ルカルビノール、2,4,6−トリブロモアニリン、p
−アミノフェノール、4,4′−ジアミノ−2,2′−
ジメチルジフェニルメタン、4−アミノアゾベンゼン、
ベンジジン、5−アミノイソキノリン、4,4′−ジア
ミノ−3,3′−ジメチルビフェニル、2,2′−ジア
ミノベンゾフェノン、9−アミノフェナントレン、2,
6−ジニトロアニリン、p−フェニレンジアミン、4−
アミノピリミジン、4−アミノキノリン、3−(2−ジ
メチルアミノエチル)インドール、3−アミノ−1,
2,4−トリアゾール、4−アミノアセトアニリド、ニ
コチンアミド、ベンズアミド、アントラニルアニリド、
尿素、4−イソプロピルベンズアミド、3−アミノベン
ズアニリド、フェニルアセトアミド、ベンズアニリド、
ジフェニルアセトアミド、マレイン酸モノアミド、フェ
ニルアセトアニリド、2,6−ジメチルアセトアニリ
ド、サクシンイミド、グルタルイミド、フタルイミド等
である。特に、融点が120℃以上の含窒素化合物が好
ましく用いられる。
【0010】本発明の乾式トナーに用いる成分d)の結
着樹脂としては、通常用いられるスチレン系樹脂、ポリ
エステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウ
レタン系樹脂等が挙げられる。これらの結着樹脂は単独
または2種類以上組み合わせて使用することができる。
また、結着樹脂d)と併せて成分e)のポリプロピレン
ワックスを併用すると、前述のように、オフセット現象
を防止することができる。その場合、ポリプロピレンワ
ックスe)は融点140〜155℃のものが好適であ
り、結着樹脂d)に対して5重量%以上含有させること
が好ましい。
【0011】本発明の乾式トナーは、キャリア粒子と組
み合わせた2成分系現像剤あるいはキャリア粒子を用い
ない一成分現像剤として使用した場合も、共に現像剤と
して良好な特性を示すが、本発明の乾式トナーを磁性ト
ナーとして用いる場合には、結着樹脂中に鉄、コバル
ト、ニッケル等の金属、これらの合金、金属酸化物など
の磁性体粉末を添加させる。また、必要に応じて、界面
活性剤、四級アンモニウム塩、有機錯体構造の含金染料
等の帯電制御剤、可塑剤、粒状または繊維状の有機およ
び無機充填剤、発泡剤、酸化防止剤等を配合してもよ
い。本発明の乾式トナーは、また、現像剤の流動性、保
存安定性等を改善する目的で、あるいは感光材料へのト
ナーフィルミングを防止したり、トナーのクリーニング
性を向上させる等の目的で、他の外部添加剤を加えても
よい。これら外部添加剤としては、ステアリン酸等の長
鎖脂肪酸、そのエステル、アミド、金属塩、さらには二
硫化モリブデン、カーボンブラック、グラファイト、フ
ッ化黒鉛、炭化ケイ素、窒化ホウ素、シリカ、酸化アル
ミニウム、二酸化チタン、酸化スズ、酸化亜鉛等の微粉
末、フッ素系樹脂等の微粉末、導電性微粉末、多環芳香
族化合物、架橋または非架橋樹脂微粉末などが挙げられ
る。
【0012】また、前記ポリプロピレンワックスe)と
共に、各種ワックスを用いることも効果的である。ワッ
クスの例としては、ポリエチレンワックス、パラフィン
ワックス、モンタンワックス、マイクロクリスタリンワ
ックス、カルナウバワックス、ミツロウ、ホロウ、キャ
ンデリラワックス、セレシン等が挙げられる。その他、
天然および合成の各種エステルワックス等も用いること
ができる。また、ロイコ化合物、顕色剤、着色剤をワッ
クスに分散させて、これらをトナーの着色剤として用い
てもよい。
【0013】本発明の乾式トナーを製造する方法として
は、通常のトナー製造法が利用できる。具体的には、原
料を溶融混練後に粉砕する方法、スプレイドライ法、直
接重合法および各種マイクロカプセル化法等が挙げられ
る。充分な画像濃度を達成し、かつ複写後に定着画像を
消色させるには、電子供与性呈色性有機化合物a)およ
び電子受容性化合物b)による発色物とほぼ不可逆的な
消色作用を有する融点が110℃以上の含窒素化合物
c)とが直接接触しないように、トナー成分を配合する
ことが重要である。例えば、溶融混練後に粉砕する方法
により乾式トナーを製造する場合には、化合物a)およ
びb)と化合物c)とをそれぞれ別個の工程で結着樹脂
d)と共に溶融混練して粉砕し、その後各工程で得られ
た粉砕物を合体して再び溶融混練し粉砕する工程よりな
る方法が推奨される。これらの工程において、オフセッ
ト現象を防止するために、ポリプロピレンワックスを適
宜添加混合することが好ましく、また、前記したような
各種添加剤を必要に応じて配合することができる。
【0014】定着されたトナー画像を保持する転写材を
加熱して定着画像を消色させる際には、複写時の定着熱
エネルギー以上の熱エネルギーを加える必要がある。熱
エネルギーは主として定着時および消色時における操作
温度と転写材の搬送速度に関連するが、一般に転写材の
搬送速度が速いほど好ましいので、消色時の温度を定時
の着温度より高くするのが望ましい。通常、消色時の搬
送速度は10〜100mm/sec程度の範囲が適当で
あり、その際の操作温度は150〜300℃、好ましく
は200〜250℃程度である。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 実施例1 クリスタルバイオレットラクトン 100g ビスフェノールA 200g 部分架橋エポキシ樹脂 800g ポリプロピレンワックス 30g 上記配合物をバンバリーミキサーにて溶融混合した後、
冷却して1mm以下に粗粉砕した。 スチレン樹脂 900g ポリプロピレンワックス 10g 3−(2−アミノエチル)インドール 60g 一方、前記の粗粉砕物の調製とは別に、上記配合物をバ
ンバリ−ミキサーにて溶融混合した後、冷却して1mm
以下に粗粉砕した。この粗粉砕物500gと前記の粗粉
砕物500gをヘンシェルミキサーにて混合した後、エ
クストルーダーにて溶融混合した。次いで、溶融混合物
を粉砕して平均粒径8μmのものに分級した後、該粒子
に対し、平均粒径16nmの疎水性シリカを1重量%、
ヘンシェルミサーにて添加混合して、本発明のトナーを
得た。
【0016】実施例2 クリスタルバイオレットラクトンを3−ジエチルアミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオランに代えた以外
は、実施例1と同様の操作で本発明のトナーを得た。
【0017】実施例3 クリスタルバイオレットラクトン 250g ビスフェノールA 500g 部分架橋エポキシ樹脂 250g ポリプロピレンワックス 62.5g 上記配合物をバンバリーミキサーにて溶融混合した後、
冷却して1mm以下に粗粉砕した。 スチレン樹脂 900g ポリプロピレンワックス 10g 3−(2−ジメチルアミノエチル)インドール:融点138℃ 50g 一方、前記の粗粉砕物の調製とは別に、上記配合物をバ
ンバリ−ミキサーにて溶融混合した後、冷却して1mm
以下に粗粉砕した。この粗粉砕物500gと前記の粗粉
砕物500gをヘンシェルミキサーにて混合した後、エ
クストルーダーにて溶融混合した。次いで、溶融混合物
を粉砕して平均粒径8μmのものに分級した後、該粒子
に対し、平均粒径16nmの疎水性シリカを1重量%、
ヘンシェルミサーにて添加混合して、本発明のトナーを
得た。
【0018】実施例4 クリスタルバイオレットラクトンを3−ジブチルアミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオランに代えた以外
は、実施例3と同様の操作で本発明のトナーを得た。
【0019】比較例1 3−(2−アミノエチル)インドールをステアリルアル
コールに代えた以外は、実施例1と同様の操作で対照ト
ナーを得た。 比較例2 3−(2−ジメチルアミノエチル)インドールをピペラ
ジン(融点106℃)に代えた以外は、実施例3と同様
の操作で対照トナーを得た。
【0020】評価試験 実施例1〜4および比較例1、2で得られたトナー50
gをポリメチルメタクリレートを主成分とするコート材
で被覆されたフェライトキャリア950gと混合して、
6種類の現像剤を調製した。これらの現像剤をFX−5
039複写機(富士ゼロックス株式会社製)を用い、定
着熱ロール温度180℃および紙搬送速度250mm/
secの条件下で定着し、トナー画像が形成された複写
紙を得た。得られた複写紙を消色熱ロール温度220℃
および紙搬送速度20mm/secに調整された機外定
着装置にて熱処理を行った。その結果を下記の表1に示
す。なお、画像濃度はマクベス濃度計を用いて測定し
た。また、初期画像濃度は1.0Grayのパッチ原稿
を用いて複写したものである。
【0021】
【表1】
【0022】実施例5 クリスタルバイオレットラクトン 70g ビスフェノールA 170g 部分架橋エポキシ樹脂 700g ポリプロピレンワックス 60g 上記配合物をバンバリーミキサーにて溶融混合した後、
冷却して1mm以下に粗粉砕した。 スチレン樹脂 900g ポリプロピレンワックス 60g 3−(2−アミノエチル)インドール 40g 一方、前記の粗粉砕物の調製とは別に、上記配合物をバ
ンバリ−ミキサーにて溶融混合した後、冷却して1mm
以下に粗粉砕した。この粗粉砕物500gと前記の粗粉
砕物500gをヘンシェルミキサーにて混合した後、エ
クストルーダーにて溶融混合した。次いで、溶融混合物
を粉砕して平均粒径8μmのものに分級した後、該粒子
に対し、平均粒径16nmの疎水性シリカを1重量%、
ヘンシェルミサーにて添加混合して、本発明のトナーを
得た。このトナーの結着樹脂に対するポリプロピレンワ
ックスの含有量は7.5重量%であった。
【0023】実施例6 クリスタルバイオレットラクトンを3−ジエチルアミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオランに代えた以外
は、実施例5と同様の操作で本発明のトナーを得た。
【0024】実施例7 クリスタルバイオレットラクトン 70g ビスフェノールA 170g 部分架橋エポキシ樹脂 730g ポリプロピレンワックス 30g 上記配合物をバンバリーミキサーにて溶融混合した後、
冷却して1mm以下に粗粉砕した。 スチレン樹脂 930g ポリプロピレンワックス 30g 3−(2−アミノエチル)インドール 40g 一方、前記の粗粉砕物の調製とは別に、上記配合物をバ
ンバリ−ミキサーにて溶融混合した後、冷却して1mm
以下に粗粉砕した。この粗粉砕物500gと前記の粗粉
砕物500gをヘンシェルミキサーにて混合した後、エ
クストルーダーにて溶融混合した。次いで、溶融混合物
を粉砕して平均粒径8μmのものに分級した後、該粒子
に対し、平均粒径12nmの疎水性シリカを1重量%、
ヘンシェルミサーにて添加混合して、本発明のトナーを
得た。このトナーの結着樹脂に対するポリプロピレンワ
ックスの含有量は約3.61重量%であった。
【0025】評価試験 実施例5〜7で得られたトナー50gをポリメチルメタ
クリレートを主成分とするコート材で被覆されたフェラ
イトキャリア950gと混合して、3種類の現像剤を調
製した。これらの現像剤をFX−5039複写機(富士
ゼロックス株式会社製)を用い、定着熱ロール温度18
0℃および紙搬送速度200mm/secの条件下で定
着し、トナー画像が形成された複写紙を得た。得られた
複写紙を消色熱ロール温度230℃および紙搬送速度1
5mm/secに調整された機外定着装置にて熱処理を
行った。その結果を下記の表2に示す。
【0026】
【表2】
【0027】
【発明の効果】表1および2から明らかなように、ほぼ
不可逆的な消色作用を有する含窒素化合物c)を用いな
いトナーでは、可逆性が高く、再加熱後もほとんど消色
しない。また、融点が110℃未満の含窒素化合物を用
いたトナーでは、初期画像濃度が充分に得られない場合
がある。一方、本発明の乾式トナーは、無色または淡色
の電子供与性呈色性有機化合物a)および電子受容性化
合物b)の組み合わせにより発色した色素と、ほぼ不可
逆的な消色作用を有する融点が110℃以上の含窒素化
合物c)とが、トナー製造時に直接接触しないようにト
ナー内部構造が制御されているために、通常の複写時
に、判読容易な画像が得られる。そして、複写後には、
ほぼ不可逆的な消色作用を有する比較的融点の高い含窒
素化合物c)をトナーに含有させているため、再加熱に
より相当大きな熱エネルギーを与えることにより、再度
複写用転写材として別の原稿を複写可能にまで消色する
ことができる。また、ポリプロピレンワックスe)を結
着樹脂d)に対して5重量%以上含有した乾式トナーで
は、再加熱後にオフセットが発生しない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/00 G03G 9/08 365 381

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)無色または淡色の電子供与性呈色性
    有機化合物 b)電子受容性化合物 c)上記化合物a)およびb)の組み合わせによる発色
    に対してほぼ不可逆的な消色作用を有する融点が110
    ℃以上の含窒素化合物 d)結着樹脂 以上の成分a)〜d)を少なくとも含有することを特徴
    とする乾式トナー。
  2. 【請求項2】 さらにe)ポリプロピレンワックスを含
    有する請求項1記載の乾式トナー。
  3. 【請求項3】 e)ポリプロピレンワックスが、d)結
    着樹脂に対して5重量%以上含有する請求項2記載の乾
    式トナー。
  4. 【請求項4】 A.a)無色または淡色の電子供与性呈
    色性有機化合物およびb)電子受容性化合物とd)結着
    樹脂の一部とを溶融混練し粉砕する工程 B.c)上記化合物a)およびb)の組み合わせによる
    発色に対してほぼ不可逆的な消色作用を有する融点が1
    10℃以上の含窒素化合物とd)結着樹脂の残部とを溶
    融混練し粉砕する工程および C.工程Aおよび工程Bの粉砕物を溶融混練し粉砕する
    工程 以上の工程よりなる乾式トナーの製造方法。
  5. 【請求項5】 定着されたトナー画像を保持する転写材
    を加熱して、定着画像を消色する転写材再利用のための
    消色方法において、トナー画像を形成するトナーが、請
    求項1〜3のいずれかに記載の乾式トナーであることを
    特徴とする転写材再利用のための消色方法。
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