JPH062789B2 - 塩化ビニル共重合体の製造法 - Google Patents
塩化ビニル共重合体の製造法Info
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- JPH062789B2 JPH062789B2 JP12068385A JP12068385A JPH062789B2 JP H062789 B2 JPH062789 B2 JP H062789B2 JP 12068385 A JP12068385 A JP 12068385A JP 12068385 A JP12068385 A JP 12068385A JP H062789 B2 JPH062789 B2 JP H062789B2
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- vinyl chloride
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はイソシアネート等を硬化して被覆材としての改
良された塗膜を形成し得る塩化ビニル共重合体の製造法
に関するものである。
良された塗膜を形成し得る塩化ビニル共重合体の製造法
に関するものである。
塗料工業においては、架橋可能な塩化ビニル共重合体を
供給することは重要である。架橋可能な共重合体として
は遊離ヒドロキシル基を含有する共重合体が種々の方法
で架橋させることが可能なことで特に有利である。従来
はこの種の共重合体は大抵は塩化ビニル/酢酸ビニル共
重合体を部分的に鹸化して、重合体中に遊離ヒドロシキ
ル基を生じさせることにより作られた。しかしながらこ
の種の共重合体は鹸化工程による着色劣化やコストの上
昇という欠点を有する。
供給することは重要である。架橋可能な共重合体として
は遊離ヒドロキシル基を含有する共重合体が種々の方法
で架橋させることが可能なことで特に有利である。従来
はこの種の共重合体は大抵は塩化ビニル/酢酸ビニル共
重合体を部分的に鹸化して、重合体中に遊離ヒドロシキ
ル基を生じさせることにより作られた。しかしながらこ
の種の共重合体は鹸化工程による着色劣化やコストの上
昇という欠点を有する。
ヒドロキシル基を含有する塩化ビニル共重合体を製造す
るための他の公知の方法は塩化ビニルをアクリル酸ヒド
ロキシアルキルエステルと共重合することである。しか
しながら、該共重合体はしばしば大部分が重合時に網状
化し、塗料原料として使用できないという欠点を有す
る。この欠点を改良する研究については、いくつかの文
献があり、例えば次のものを挙げることができる;日本
特許公告昭51−1,757,同公告昭51−10,873お
よび、同公告昭52−24,558。
るための他の公知の方法は塩化ビニルをアクリル酸ヒド
ロキシアルキルエステルと共重合することである。しか
しながら、該共重合体はしばしば大部分が重合時に網状
化し、塗料原料として使用できないという欠点を有す
る。この欠点を改良する研究については、いくつかの文
献があり、例えば次のものを挙げることができる;日本
特許公告昭51−1,757,同公告昭51−10,873お
よび、同公告昭52−24,558。
特許公告昭51−1,757は塩化ビニルと2−ヒドロキ
シプロピルアクリレートとを水中乳化状態で連続的に重
合を行なう方法を開示している。しかし、2−ヒドロキ
シプロピルアクリレート以外のアクリル酸ヒドロキシア
ルキルエステル単量体、例えば2−ヒドロキシエチルア
クリレートを用いると、該共重合体は普通の溶剤に不溶
性であり、強い架橋が生じることを示唆している。
シプロピルアクリレートとを水中乳化状態で連続的に重
合を行なう方法を開示している。しかし、2−ヒドロキ
シプロピルアクリレート以外のアクリル酸ヒドロキシア
ルキルエステル単量体、例えば2−ヒドロキシエチルア
クリレートを用いると、該共重合体は普通の溶剤に不溶
性であり、強い架橋が生じることを示唆している。
特許公告昭51−10,873および同昭52−24,55
8は塩化ビニル,酢酸ビニルとアクリル酸ヒドロキシア
ルキルエステルとを溶液中連続的に重合を行なう方法を
開示している。しかしながら、塩化ビニルに比べて重合
性の大きく異なるアクリル酸ヒドロキシアクリルエステ
ルを均質的に共重合するには、単量体を単に連続的に供
給するだけでは不均質的重合を引き起し、しばしば濁り
を生じる。
8は塩化ビニル,酢酸ビニルとアクリル酸ヒドロキシア
ルキルエステルとを溶液中連続的に重合を行なう方法を
開示している。しかしながら、塩化ビニルに比べて重合
性の大きく異なるアクリル酸ヒドロキシアクリルエステ
ルを均質的に共重合するには、単量体を単に連続的に供
給するだけでは不均質的重合を引き起し、しばしば濁り
を生じる。
2−ヒドロキシエチルアクリレートを用いた塩化ビニル
共重合体は反応性の高い第一級のヒドロキシル基を持つ
ため、イソシアネート等との強い結合をもたらし、強靱
な塗膜を形成する。しかし、特許公告昭51−1,757
にも述べられている様に、2−ヒドロキシエチルアクリ
レートは共重合中に不溶性物を生じ易く塗料原料として
良好な樹脂を得ることは難かしい。
共重合体は反応性の高い第一級のヒドロキシル基を持つ
ため、イソシアネート等との強い結合をもたらし、強靱
な塗膜を形成する。しかし、特許公告昭51−1,757
にも述べられている様に、2−ヒドロキシエチルアクリ
レートは共重合中に不溶性物を生じ易く塗料原料として
良好な樹脂を得ることは難かしい。
本発明の目的は従来の技術では重合の段階で網状化し、
塗料原料として使用できないものしか得られない、2−
ヒドロキシエチルアクリレートの塩化ビニルとの共重合
に対しても同様な優れた溶解性をもち、イソシアネート
等と硬化して改良された被覆塗膜を形成し得る樹脂を製
造する方法を提供するものである。
塗料原料として使用できないものしか得られない、2−
ヒドロキシエチルアクリレートの塩化ビニルとの共重合
に対しても同様な優れた溶解性をもち、イソシアネート
等と硬化して改良された被覆塗膜を形成し得る樹脂を製
造する方法を提供するものである。
即ち、本発明は単量体の全量あるいは一部を連続的に5
cm/sec以上の流速で供給し、且つ、重合系内液中に直接
挿入をすることを特徴とする製造法にあり、塩化ビニル
単量体50〜80重量%、α,βエチレン式不飽和カル
ボン酸のグリコールモノエステル単量体2〜30重量%
および1〜6個の炭素原子を含む飽和カルボン酸のビニ
ルエステル単量体5〜40重量%とからなる平均重合度
(JIS K 6721による測定)が100〜500の
均質なランダム共重合体を製造する方法に関する。
cm/sec以上の流速で供給し、且つ、重合系内液中に直接
挿入をすることを特徴とする製造法にあり、塩化ビニル
単量体50〜80重量%、α,βエチレン式不飽和カル
ボン酸のグリコールモノエステル単量体2〜30重量%
および1〜6個の炭素原子を含む飽和カルボン酸のビニ
ルエステル単量体5〜40重量%とからなる平均重合度
(JIS K 6721による測定)が100〜500の
均質なランダム共重合体を製造する方法に関する。
以下にその詳細について説明する。
本発明においては慣用のラジカル重合手法の懸濁、乳化
または溶液重合法を用いることができるが、望ましい方
法は溶液重合法である。溶液重合は、製造に用いられる
単量体および得られる共重合体に対する溶剤中で行われ
る。本発明で使用し得るこのような溶剤としては酢酸エ
チル,酢酸ブチル等のエステル類;メチルエチルケト
ン,メチルイソブチルケトン等のケトン類およびトルエ
ン,キシレン等の芳香族炭化水素類などの単独あるいは
混合物をあげることができる。
または溶液重合法を用いることができるが、望ましい方
法は溶液重合法である。溶液重合は、製造に用いられる
単量体および得られる共重合体に対する溶剤中で行われ
る。本発明で使用し得るこのような溶剤としては酢酸エ
チル,酢酸ブチル等のエステル類;メチルエチルケト
ン,メチルイソブチルケトン等のケトン類およびトルエ
ン,キシレン等の芳香族炭化水素類などの単独あるいは
混合物をあげることができる。
本発明においては単量体の少なくとも50%以上が連続
的に重合系内に供給される。連続的に供給する単量体は
重合中の重合系内の単量体組成分布を一定に維持できる
組成であり、各単量体はその各々の重合速度に応じて供
給される。このことは共重合体の組成分布を均一にする
に必要なことであるが、さらに重要なことは重合系内へ
の単量体の供給方法である。すなわち重合系内液中に導
びかれた管を通して5cm/sec以上の流速で単量体組成物
を供給して行くことである。これにより単量体の重合系
内への素早い拡散を可能とし、常に重合系内の単量体組
成分布を均一にして重合を行なわしめることを可能にす
る。
的に重合系内に供給される。連続的に供給する単量体は
重合中の重合系内の単量体組成分布を一定に維持できる
組成であり、各単量体はその各々の重合速度に応じて供
給される。このことは共重合体の組成分布を均一にする
に必要なことであるが、さらに重要なことは重合系内へ
の単量体の供給方法である。すなわち重合系内液中に導
びかれた管を通して5cm/sec以上の流速で単量体組成物
を供給して行くことである。これにより単量体の重合系
内への素早い拡散を可能とし、常に重合系内の単量体組
成分布を均一にして重合を行なわしめることを可能にす
る。
特に、重合系内の溶液粘度が高くなると、攪拌の回転数
や羽の形状では捕えないほどの混合不良となり、液面上
からの滴下や、流速が5cm/sec未満の供給方法では濃度
異相が現われ、不均質重合体を生成する。流速は単量体
を供給する導入管の径によって定まれるが、前にも述べ
てあるように単量体の連続的供給速度(流量)は各々の
単量体の重合速度から決められるので重合条件により導
入管径は変動する。変動因子を考慮して例えば1の重
合釜をもって、当発明の組成の単量体を共重合する場合
に5cm/sec以上の流速を得るには管径を0.5mm以下にす
ればよい。本発明の方法は従来の技術では重合中に網状
化して好ましい塩化ビニル共重合体が得られない2−ヒ
ドロキシエチルアクリレートに対し特に有効であり、得
られた塩化ビニル共重合体は均質的ランダム性の高いも
のとなり、安価な塗料溶剤であるトルエンやキシレンな
どの芳香族炭化水素類、あるいはエタノールやメタノー
ルなどの脂肪族アルコール類による溶解性が良好であ
る。
や羽の形状では捕えないほどの混合不良となり、液面上
からの滴下や、流速が5cm/sec未満の供給方法では濃度
異相が現われ、不均質重合体を生成する。流速は単量体
を供給する導入管の径によって定まれるが、前にも述べ
てあるように単量体の連続的供給速度(流量)は各々の
単量体の重合速度から決められるので重合条件により導
入管径は変動する。変動因子を考慮して例えば1の重
合釜をもって、当発明の組成の単量体を共重合する場合
に5cm/sec以上の流速を得るには管径を0.5mm以下にす
ればよい。本発明の方法は従来の技術では重合中に網状
化して好ましい塩化ビニル共重合体が得られない2−ヒ
ドロキシエチルアクリレートに対し特に有効であり、得
られた塩化ビニル共重合体は均質的ランダム性の高いも
のとなり、安価な塗料溶剤であるトルエンやキシレンな
どの芳香族炭化水素類、あるいはエタノールやメタノー
ルなどの脂肪族アルコール類による溶解性が良好であ
る。
本発明の重合は単量体、溶剤および重合開始剤を重合容
器に仕込み所定の温度で開始する。使用する温度,単量
体対溶剤比および溶剤の種類の組合せによって樹脂の分
子量が制御される。重合開始剤はラジカルを熱的に発生
する油溶性化合物、例えばジベンゾイルペルオキシド,
ジラウロイルペルオシキド,ジアセチルペルオキシド,
アゾビス(イソブチロニトリル),イソプロピルペルオ
キシジカーボネート,2−エチルヘキシルペルオキシジ
カーボネート等のいづれでも用いることができる。重合
開始剤の添加は初期に一括して行なうこともできるが、
好ましくは単量体と同様、連続的に供給して重合速度を
制御する。
器に仕込み所定の温度で開始する。使用する温度,単量
体対溶剤比および溶剤の種類の組合せによって樹脂の分
子量が制御される。重合開始剤はラジカルを熱的に発生
する油溶性化合物、例えばジベンゾイルペルオキシド,
ジラウロイルペルオシキド,ジアセチルペルオキシド,
アゾビス(イソブチロニトリル),イソプロピルペルオ
キシジカーボネート,2−エチルヘキシルペルオキシジ
カーボネート等のいづれでも用いることができる。重合
開始剤の添加は初期に一括して行なうこともできるが、
好ましくは単量体と同様、連続的に供給して重合速度を
制御する。
塩化ビニル単量体は共重合体の重量を基にして50〜8
0重量%、好ましくは60〜70重量%用いる。塩化ビ
ニル単量体が50重量%未満であると塩化ビニル系塗料
としての特性、すなわち耐薬品,耐水性,耐候性が劣
る。また、80重量%を超えると樹脂溶液の粘度が増大
し芳香族炭化水素類などの安価な溶剤に対する溶解性も
劣る。
0重量%、好ましくは60〜70重量%用いる。塩化ビ
ニル単量体が50重量%未満であると塩化ビニル系塗料
としての特性、すなわち耐薬品,耐水性,耐候性が劣
る。また、80重量%を超えると樹脂溶液の粘度が増大
し芳香族炭化水素類などの安価な溶剤に対する溶解性も
劣る。
本発明において用いられるα−βエチレン式不飽和カル
ボン酸のグリコールモノエステル単量体としてはアクリ
ル酸,メタクリル酸,マレイン酸,フマル酸,イタコン
酸等の不飽和カルボン酸とエチレングリコール,プロピ
レングリコール,ブタンジオール,ペンタンジオール,
ペンタンジオール等のグリコールとのモノエステルがあ
げられる。本発明における特に重要な単量体はアクリル
酸またはメタクリル酸のエチレングリコールまたはプロ
ピレングリコールモノエステルである。これらの単量体
は単独でまたは2種以上併せて、共重合体の重量を基に
して2〜30重量%、好ましくは5〜20重量%用いら
れる。2重量%未満ではイソシアネート等との良好な硬
化被膜を得るには不十分であり、エタノール等の脂肪族
アルコールによる希釈性に劣る。30重量%を超えると
濁りの無い透明樹脂溶液を得るのは困難であり、またこ
の単量体の増加は価格上昇をもたらす点でも好ましくな
い。
ボン酸のグリコールモノエステル単量体としてはアクリ
ル酸,メタクリル酸,マレイン酸,フマル酸,イタコン
酸等の不飽和カルボン酸とエチレングリコール,プロピ
レングリコール,ブタンジオール,ペンタンジオール,
ペンタンジオール等のグリコールとのモノエステルがあ
げられる。本発明における特に重要な単量体はアクリル
酸またはメタクリル酸のエチレングリコールまたはプロ
ピレングリコールモノエステルである。これらの単量体
は単独でまたは2種以上併せて、共重合体の重量を基に
して2〜30重量%、好ましくは5〜20重量%用いら
れる。2重量%未満ではイソシアネート等との良好な硬
化被膜を得るには不十分であり、エタノール等の脂肪族
アルコールによる希釈性に劣る。30重量%を超えると
濁りの無い透明樹脂溶液を得るのは困難であり、またこ
の単量体の増加は価格上昇をもたらす点でも好ましくな
い。
本発明において用いられる1〜6個の炭素原子を含む飽
和カルボン酸のビニルエステル単量体としては、酢酸ビ
ニル,プロピオン酸ビニル,酪酸ビニル,バーサティッ
ク酸ビニル等があげられる。これらの単量体は単独で、
また2種以上併せて、共重合体の重量を基にして5〜4
0重量%、好ましくは20〜35重量%用いる。5重量
%未満でであると、芳香族炭化水素系の溶剤に対する溶
解性が劣る。また40重量%を超えると塗膜の強度ある
いは耐水性,耐溶剤性が低下する。
和カルボン酸のビニルエステル単量体としては、酢酸ビ
ニル,プロピオン酸ビニル,酪酸ビニル,バーサティッ
ク酸ビニル等があげられる。これらの単量体は単独で、
また2種以上併せて、共重合体の重量を基にして5〜4
0重量%、好ましくは20〜35重量%用いる。5重量
%未満でであると、芳香族炭化水素系の溶剤に対する溶
解性が劣る。また40重量%を超えると塗膜の強度ある
いは耐水性,耐溶剤性が低下する。
得られる塩化ビニル重合樹脂溶液はそのままあるいはイ
ソシアネート化合物,尿素−ホルムアルデヒド樹脂,メ
ラミン−ホルムアルデヒド樹脂,エポキシ樹脂等と共反
応させて硬化塗膜として使用される。
ソシアネート化合物,尿素−ホルムアルデヒド樹脂,メ
ラミン−ホルムアルデヒド樹脂,エポキシ樹脂等と共反
応させて硬化塗膜として使用される。
以上の説明から明らかなように本発明によれば、 (1)従来技術では重合中に網状化し、塗料原料として使
用できない2−ヒドロキシエチルアクリレートの塩化ビ
ニル共重合に対しても優れた樹脂溶液をもたらす。
用できない2−ヒドロキシエチルアクリレートの塩化ビ
ニル共重合に対しても優れた樹脂溶液をもたらす。
(2)安価なトルエン,キシレン,エチルベンゼンなどの
芳香族炭化水素類や、エタノール,メタノールなどの脂
肪族アルコール類などを溶剤として用いられるため経済
的に有利である。
芳香族炭化水素類や、エタノール,メタノールなどの脂
肪族アルコール類などを溶剤として用いられるため経済
的に有利である。
(3)共重合樹脂はヒドロキシル基を含有するため、尿素
−ホルムアルデヒド樹脂,メラミン−ホルムアルデヒド
樹脂,エポキシ樹脂あるいはイソシアネート含有樹脂と
共反応させて優秀な硬化塗膜を形成することができる。
−ホルムアルデヒド樹脂,メラミン−ホルムアルデヒド
樹脂,エポキシ樹脂あるいはイソシアネート含有樹脂と
共反応させて優秀な硬化塗膜を形成することができる。
(4)共重合樹脂はヒドロキシル基を含有するため、他の
ヒドロキシ含有樹脂との相溶性が優れている。
ヒドロキシ含有樹脂との相溶性が優れている。
〔実施例〕 次に実施例および比較例を挙げて本発明を具体的に説明
する。なお例文中「部」とあるのは「重合部」を意味す
る。
する。なお例文中「部」とあるのは「重合部」を意味す
る。
実施例1 1の重合容器に50部の塩化ビニル,60部のプロピ
オン酸ビニル,4部の2−ヒドロキシエチルアクリレー
トおよび180部の酢酸エチルを仕込み、そして温度を
65℃に上昇させた。重合容器に2−エチレンヘキシル
ペルオキシジカーボネート触媒の5重量%酢酸エチル溶
液を1時間当り3部の速度で加えて重合を開始した。次
いで、重合容器に130部の塩化ビニル,30部のプロ
ピオン酸ビニルと26部の2−ヒドロキシエチルアクリ
レートとの混合物を径0.4mmの導入管を通じて連続的に
重合系内液中に供給した。そのときの流速は約8cm/sec
であり、供給に約6時間を費やした。単量体供給後も触
媒を加え続け重合を完結した。得られた樹脂は濁りの無
い透明溶液で、ゲル状物は見られなかった。樹脂の平均
重合度(JIS K 6721による測定)は260であ
った。
オン酸ビニル,4部の2−ヒドロキシエチルアクリレー
トおよび180部の酢酸エチルを仕込み、そして温度を
65℃に上昇させた。重合容器に2−エチレンヘキシル
ペルオキシジカーボネート触媒の5重量%酢酸エチル溶
液を1時間当り3部の速度で加えて重合を開始した。次
いで、重合容器に130部の塩化ビニル,30部のプロ
ピオン酸ビニルと26部の2−ヒドロキシエチルアクリ
レートとの混合物を径0.4mmの導入管を通じて連続的に
重合系内液中に供給した。そのときの流速は約8cm/sec
であり、供給に約6時間を費やした。単量体供給後も触
媒を加え続け重合を完結した。得られた樹脂は濁りの無
い透明溶液で、ゲル状物は見られなかった。樹脂の平均
重合度(JIS K 6721による測定)は260であ
った。
実施例2 実施例1のプロピオン酸ビニルの代りに酢酸ビニルを使
用して繰返した。濁りの無い透明溶液が得られ、平均重
合度は240であった。
用して繰返した。濁りの無い透明溶液が得られ、平均重
合度は240であった。
実施例3 実施例1の重合容器に60部の塩化ビニル,30部のプ
ロピオン酸ビニル,6部の2−ヒドロキシエチルアクリ
レートおよび180部の酢酸エチルを仕込み、そして温
度を65℃に上昇させた。重合容器にイソプロピルペル
オキシジカーボネート触媒の5重量%酢酸エチル溶液を
1時間当り3部の速度で加え重合を開始した。次いで、
重合容器に150部の塩化ビニル15部のプロピオン酸
ビニルと39部の2−ヒドロキシエチルアクリレートと
の混合物を実施例1の導入管を用いて連続的に重合系内
液中に供給した。そのときの流速は約7cm/secであり、
約7時間費して供給した。単量体添加終了後も触媒を加
え重合を完結した。平均重合度250の透明性良好な樹
脂溶液が得られた。
ロピオン酸ビニル,6部の2−ヒドロキシエチルアクリ
レートおよび180部の酢酸エチルを仕込み、そして温
度を65℃に上昇させた。重合容器にイソプロピルペル
オキシジカーボネート触媒の5重量%酢酸エチル溶液を
1時間当り3部の速度で加え重合を開始した。次いで、
重合容器に150部の塩化ビニル15部のプロピオン酸
ビニルと39部の2−ヒドロキシエチルアクリレートと
の混合物を実施例1の導入管を用いて連続的に重合系内
液中に供給した。そのときの流速は約7cm/secであり、
約7時間費して供給した。単量体添加終了後も触媒を加
え重合を完結した。平均重合度250の透明性良好な樹
脂溶液が得られた。
実施例4 実施例1の2−ヒドロキシエチルアクリレートの代りに
2−ヒドロキシプロピルアクリレートを使用して繰返し
た。濁りの無い透明溶液が得られ、平均重合度は250
であった。
2−ヒドロキシプロピルアクリレートを使用して繰返し
た。濁りの無い透明溶液が得られ、平均重合度は250
であった。
比較例1 管径1.0mmの導入管を用い、約6時間連続的に単量体を
供給した以外は実施例1を繰返した。このときの流速は
約1cm/secであった。重合途中から単量体導入管が不溶
性の樹脂により閉塞し、重合溶液に濁りが認められた。
供給した以外は実施例1を繰返した。このときの流速は
約1cm/secであった。重合途中から単量体導入管が不溶
性の樹脂により閉塞し、重合溶液に濁りが認められた。
比較例2 実施例1において導入管の出口を重合系内液中ではな
く、液面上とし滴下するようにした以外は繰返した。液
の粘度上昇とともに後から供給される単量体が液面上部
に留まり混合不良の状態が見られた。重合溶液は濁りが
認められた。
く、液面上とし滴下するようにした以外は繰返した。液
の粘度上昇とともに後から供給される単量体が液面上部
に留まり混合不良の状態が見られた。重合溶液は濁りが
認められた。
実施例5 〈イソシアネート硬化反応〉 実施例1および実施例4で得られた樹脂にイソシアネー
ト含有ウレタンプレポリマーのコロネートHL(日本ポ
リウレタン NCO含量13%)をOH/NCO比が1になるよ
うに配合した。
ト含有ウレタンプレポリマーのコロネートHL(日本ポ
リウレタン NCO含量13%)をOH/NCO比が1になるよ
うに配合した。
ポットライフ…溶液状態で試験管中で反転流動しなく
なる状態までに要する時間(23℃) 塗膜強度…上記配合液を塗布し、フィルムを形成し
た。23℃60%RH恒温室に2週間放置後、引張試験
(島津製作所オートグラフIS−5000型、引張速度
10mm/min)を行なった。
なる状態までに要する時間(23℃) 塗膜強度…上記配合液を塗布し、フィルムを形成し
た。23℃60%RH恒温室に2週間放置後、引張試験
(島津製作所オートグラフIS−5000型、引張速度
10mm/min)を行なった。
塗膜の耐溶剤性,耐水性 耐溶剤性…2週間乾燥後のフィルムをメチルエチルケト
ン中に24時間浸漬し、その後フィルムを60℃,24
時間真空乾燥を行い、次式より溶解率を求めた。
ン中に24時間浸漬し、その後フィルムを60℃,24
時間真空乾燥を行い、次式より溶解率を求めた。
耐水性…2週間乾燥後のフィルムを蒸留水中に2週間浸
漬し次式により吸水率を求めた。
漬し次式により吸水率を求めた。
実施例6 〈イソシアネート硬化塗膜物性〉 実施例1および実施例4の樹脂に酸化チタン(石原産
業;タイペーク R−820),安定剤(油化シエル;
エピコート828)およびシンナー(酢酸ブチル/キシ
レン=1/1)を配合し、固形分46.0重量%の塗料組
成物を得た。実施例5に用いたコロネートHLをOH/NCO
=1/1で配合し、塗膜を形成した。23℃,60%R
H恒温室に1週間放置後、JIS K−5400,K−5
582に従って各塗膜試験を行なった。
業;タイペーク R−820),安定剤(油化シエル;
エピコート828)およびシンナー(酢酸ブチル/キシ
レン=1/1)を配合し、固形分46.0重量%の塗料組
成物を得た。実施例5に用いたコロネートHLをOH/NCO
=1/1で配合し、塗膜を形成した。23℃,60%R
H恒温室に1週間放置後、JIS K−5400,K−5
582に従って各塗膜試験を行なった。
表中の比較樹脂は塩化ビニル,酢酸ビニルおよび無水マ
レイン酸を重量比、70対30対1で仕込み重合を行な
ったもので、平均重合度270であった。
レイン酸を重量比、70対30対1で仕込み重合を行な
ったもので、平均重合度270であった。
Claims (1)
- 【請求項1】50〜80重量%の塩化ビニル単量体,2
〜30重量%のα,βエチレン式不飽和カルボン酸のグ
リコールモノエステル単量体および5〜40重量%の1
〜6個の炭素原子を含む飽和カルボン酸のビニルエステ
ル単量体とからなる単量体の全量あるいは一部を連続的
に重合系内に供給して行う共重合法において、連続的に
供給する単量体を0.5mm以下の管径の導入管を通して
5cm/sec以上の流速で重合系内に直接挿入することを特
徴とする、平均重合度が100〜500である均質なラ
ンダム塩化ビニル共重合体の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12068385A JPH062789B2 (ja) | 1985-06-05 | 1985-06-05 | 塩化ビニル共重合体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12068385A JPH062789B2 (ja) | 1985-06-05 | 1985-06-05 | 塩化ビニル共重合体の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61278512A JPS61278512A (ja) | 1986-12-09 |
| JPH062789B2 true JPH062789B2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=14792362
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12068385A Expired - Lifetime JPH062789B2 (ja) | 1985-06-05 | 1985-06-05 | 塩化ビニル共重合体の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH062789B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5627239B2 (ja) * | 2006-12-06 | 2014-11-19 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | 懸濁重合による吸水性ポリマー粒子の製造方法 |
-
1985
- 1985-06-05 JP JP12068385A patent/JPH062789B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61278512A (ja) | 1986-12-09 |
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