JPH06279778A - 鋼板冷間圧延用潤滑油組成物 - Google Patents

鋼板冷間圧延用潤滑油組成物

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JPH06279778A
JPH06279778A JP5214490A JP21449093A JPH06279778A JP H06279778 A JPH06279778 A JP H06279778A JP 5214490 A JP5214490 A JP 5214490A JP 21449093 A JP21449093 A JP 21449093A JP H06279778 A JPH06279778 A JP H06279778A
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fatty acid
ester
hindered
weight
acid
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JP5214490A
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English (en)
Inventor
Tatsuro Mitsube
達郎 三辺
Noboru Yamamoto
昇 山本
Junichi Minami
淳一 南
Shuichi Iwato
秀一 岩藤
Muneyasu Tokunaga
宗康 徳永
Fumio Kakuhari
文夫 覚張
Yoshiyuki Morita
義之 守田
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Nihon Parkerizing Co Ltd
JFE Engineering Corp
Original Assignee
Nihon Parkerizing Co Ltd
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋼板冷間圧延用潤滑油組成物の流動点を低下
させて流れ落ち性を向上させ、かつ実用十分な潤滑性お
よび耐熱劣化性を得る。 【構成】 (A)C12-18 不飽和一塩基性脂肪酸/C
12-18 飽和一塩基性脂肪酸混合物と、ヒンダード型多価
アルコールとの部分エステル化生成物に、二塩基性脂肪
酸を反応させて得られる複合エステルと、(B)ヒンダ
ード型合成エステルと、必要により天然油脂、鉱物油、
および/又は上記(A)、(B)とは異なる合成エステ
ル、好ましくは15cSt (50℃)以下の動粘度と、1
70以上の粘度指数を有するモノエステルからなる添加
成分(C)を含み、関係式:0.8≧F0 −(F1 +5
・F2 )≧0〔F0 =全脂肪酸に対する飽和脂肪酸の重
量比、F1 =不飽和結合1個の不飽和脂肪酸の重量比、
2 =不飽和結合2個以上の不飽和脂肪酸の重量比〕を
満足する、潤滑油組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、潤滑性にすぐれ、かつ
冷間圧延作業における圧延機及び圧延機周辺の清浄保持
性にすぐれ、しかも耐熱劣化性が良好で、かつ耐チャタ
リング性および耐FP性に優れ、安定した高速圧延性能
を有する、新規な、鋼板の冷間圧延用潤滑油に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼板の薄物圧延に用いられる冷間
圧延用潤滑油は、牛脂、パーム油等の天然油脂をべース
とし、これらに脂肪酸等の油性向上剤、リン酸エステル
等の極圧添加剤、油の酸化を防止する酸化防止剤、およ
び油を乳化させる乳化剤などを含んで構成されている。
冷間圧延は、これを大別すると薄物圧延と厚物圧延に区
別できる。圧延条件において厳しい薄物圧延に於いて
は、特に潤滑性の優れたものが要求され、それに適応し
たものとして、価格が比較的安い天然油脂を基油とする
圧延用潤滑油が使用されている。
【0003】しかしながら、例えば、圧延用潤滑油のク
ーラント(一般に圧延用潤滑油を温水でエマルジョン化
したものをクーラントと称する。)をスプレーしながら
冷間圧延作業を行う場合に、クーラントが、その基油と
して牛脂やパーム油により代表される天然油脂を含んで
いるときは、圧延時にスプレーされたクーラントが圧延
機並びに圧延機周辺に飛散し、その飛散したクーラント
中の天然油脂成分が圧延時に発生する鉄粉と絡んで凝固
し、圧延機並びに圧延機周辺に付着してこれを汚染し、
労働環境を著しく阻害するという問題、および、このよ
うな凝固物が再度、クーラントに混入してロールバイト
内に入り込んで、過潤滑を生じ、圧延が不安定となった
り、ロールと圧延鋼板の表面に傷を付けるという品質異
常の問題が発生し易いのである。このため、前記汚染対
策として、圧延作業場の状況に応じて、通常月2回位の
頻度で温水、或は、洗浄剤により圧延機並びにその周辺
の洗浄を行う必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来の鋼板冷
間圧延用潤滑剤の上述のような問題点を解決し、実用上
すぐれた潤滑効果を有し、特に低温における流動性にす
ぐれ、しかも冷間圧延機およびその周辺環境を汚すこと
が少ない鋼板の冷間圧延用潤滑油組成物を提供しようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明において、特定不
飽和脂肪酸を含む一塩基性脂肪酸成分と、3価以上のヒ
ンダード型多価アルコールとの部分エステル化反応生成
物に、二塩基性脂肪酸を特定モル比で反応させて得られ
る複合エステル化反応生成物を特定含有量で基油中に含
有させ、更にヒンダード型多価アルコールと一塩基性脂
肪酸とから得られたヒンダード型合成エステル、および
好ましくは、モノアルコールと一塩基性脂肪酸とのエス
テル化反応により得られ、特定粘度特性を有するモノエ
ステルを基油中に含有させて得られた潤滑油組成物を用
いることにより、上記課題を解決し得ることが見出され
た。
【0006】すなわち、本発明に係る鋼板冷間圧延用潤
滑油は、下記成分: (A)(a)1分子当り12〜18個の炭素原子を有す
る少なくとも1種の不飽和一塩基性脂肪酸と、1分子当
り12〜18個の炭素原子を有する少なくとも1種の飽
和一塩基性脂肪酸とからなる混合一塩基性脂肪酸と、少
なくとも1種の3価以上のヒンダード型多価アルコール
とを、部分エステル化反応させて得られ、かつ1分子当
り1個のヒドロキシル基を有する部分エステル化反応生
成物と、(b)少なくとも1種の二塩基性脂肪酸とを、
前記部分エステル化反応生成物(a)の前記二塩基性脂
肪酸(b)に対するモル比がほゞ2:1になるようにエ
ステル化反応させて得られた不飽和脂肪酸エステル含有
ヒンダード型複合エステルと、 (B)少なくとも1種の3価以上のヒンダード型多価ア
ルコールと、1分子当り12〜18個の炭素原子を有す
る少なくとも1種の一塩基性脂肪酸とをエステル化反応
させて得られたヒンダード型合成エステルと、 (C)(i) 天然油脂、(ii) 鉱物油、および(ii
i) 前記不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合エ
ステル(A)とは異なり、かつ前記ヒンダード型合成エ
ステル(B)とも異なる合成エステル、から選ばれた少
なくとも1種からなる添加成分と、を含む基油を含有
し、前記不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合エ
ステル(A)の含有重量が、前記基油全重量に対し6〜
50%であり、前記不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダー
ド型複合エステル(A)および前記ヒンダード型合成エ
ステル(B)との合計含有重量が、前記基油全重量に対
し、70〜100%であり、かつ前記基油中に含まれる
エステル構成一塩基性脂肪酸成分の重量が、下記関係式
(I): 0.8≧F0 −(F1 +5・F2 )≧0 (I) 〔但し、式(I)中、F0 は基油中に含まれるエステル
構成飽和一塩基性脂肪酸成分の、エステル構成一塩基性
脂肪酸全重量に対する重量比を表わし、F1 は基油中に
含まれ、かつ1分子当り1個の不飽和結合を有するエス
テル構成不飽和一塩基性脂肪酸の、エステル構成一塩基
性脂肪酸全重量に対する重量比を表わし、F2 は、基油
中に含まれ、かつ1分子当り2個以上の不飽和結合を有
するエステル構成不飽和一塩基性脂肪酸の、エステル構
成一塩基性脂肪酸全重量に対する重量比を表わす〕を満
足することを特徴とするものである。
【0007】本発明の鋼板冷間圧延用潤滑油組成物にお
いて、前記添加成分(C)が、1分子当り1〜18個の
炭素原子と1個のヒドロキシル基とを有するモノアルコ
ールと、1分子当り2〜18個の炭素原子と、1個のカ
ルボキシル基とを有する一塩基性脂肪酸とのエステル化
反応により得られ、50℃において15cSt 以下の動粘
度を有し、かつ170以上の粘度指数を有するモノエス
テルからなり、前記不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダー
ド型複合エステル(A)、および前記ヒンダード型合成
エステル(B)との合計含有量が、前記基油全重量に対
し70〜95%であり、かつ、前記モノエステルからな
る添加成分(C)の含有量が、前記基油全重量に対し、
5〜30%であることが好ましい。
【0008】本発明の前記鋼板冷間圧延用潤滑油組成物
は、下記追加成分: (D)前記基油全重量に対し0.5〜3.0重量%の、
1分子当り24〜40個の炭素原子を有する二塩基性脂
肪酸、 (E)前記基油全重量に対し1.0〜8.0重量%の、
1分子当り8〜20個の炭素原子を有する一塩基性脂肪
酸、および (F)前記基油全重量に対し1.0〜8.0重量%の、
前記二塩基性脂肪酸(D)および前記一塩基性脂肪酸
(E)の混合物、から選ばれた少なくとも1員を更に含
んでいてもよい。
【0009】
【作用】本発明の潤滑油は、特定の不飽和脂肪酸エステ
ル含有ヒンダード型複合エステル(A)およびヒンダー
ド型合成エステル(B)とを、基油の必須成分として含
み、かつ好ましくは添加成分(C)を更に含有するもの
である。このような不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダー
ド型複合エステル(A)は一塩基性脂肪酸成分(1)
と、多価アルコール成分(2)とから下記のようにして
合成することができる。
【0010】一塩基性脂肪酸成分(1)として、(i)
好ましくは10〜50重量%、より好ましくは15〜4
0重量%の、1分子中に12〜18個の炭素原子と、1
個、又は2個の不飽和結合とを有する少なくとも1種の
一塩基性不飽和脂肪酸と、(ii)好ましくは50〜90
重量%、より好ましくは60〜85重量%の、1分子中
に12〜18個の炭素原子を有する少なくとも1種の一
塩基性飽和脂肪酸と、からなる混合一塩基性脂肪酸成分
を用いる。
【0011】多価アルコール成分(2)は、少なくとも
1種の、3価以上のヒンダード型多価アルコールからな
るものである。ヒンダード型多価アルコールとは、その
分子中に含まれる少なくとも1個の炭素原子が、4個の
炭素原子と直接結合している多価アルコールを云い、例
えばトリメチロールプロパンおよびペンタエリスリトー
ルなどを包含する。
【0012】上記混合一塩基性脂肪酸成分(1)と、多
価アルコール成分(2)とを、部分エステル化反応に供
する。この部分エステル化反応は、従来既知の反応条件
および反応方法(例えば、窒素雰囲気内において、20
0〜220℃の温度に加熱する)によって行うことがで
きる。この両成分(1)および(2)の反応モル比は、
得られる部分エステル化生成物中の生成化合物がその1
分子当り1個のヒドロキシル基を有するように設定す
る。すなわち、多価アルコール成分が1分子当りn個の
ヒドロキシル基を有するアルコール化合物からなる場
合、一塩基性脂肪酸成分(1)と、n価アルコール成分
(2)の反応モル比を、(n−1):1になるように設
定すればよい。上記部分エステル化反応生成物は、1分
子当り1個のヒドロキシル基を有する部分エステル化反
応生成物を主成分とするものである。
【0013】上述のようにして調整された部分エステル
化反応生成物(a)の、前記二塩基性脂肪酸(b)に対
するモル比(a)/(b)を、ほゞ2:1に設定して、
上記両者をエステル化反応に供する。このエステル化反
応は、従来既知の反応方法、および反応条件(例えば、
窒素雰囲気内において200〜220℃の温度に加熱す
る)により行うことができる。上記反応により、本発明
の不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合エステル
(A)が得られる。
【0014】上記複合エステル(A)の製造に用いられ
る、12〜18個の炭素原子を有する一塩基性飽和脂肪
酸は、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、イソパルミチン酸およびイソステアリン酸な
どから選ぶことができる。このような12〜18個の炭
素原子を有する飽和一塩基性脂肪酸の代りに、炭素原子
数が12未満の飽和一塩基性脂肪酸を用いると、得られ
る潤滑油の潤滑性が低下する。また、上記飽和一塩基性
脂肪酸が、18より多い炭素原子数を有する場合、得ら
れる潤滑油の流動性、および流れ落ち性が低下し、不満
足なものとなる。
【0015】上記複合エステル(A)の製造に用いられ
る炭素数12〜18個の不飽和一塩基性脂肪酸は、パル
ミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、およびリノレ
イン酸等から選ぶことができる。このような炭素数12
〜18の不飽和一塩基性脂肪酸を使用することにより得
られる潤滑油の流動点及び流れ落ち性は大幅に向上す
る。若し炭素数12未満の不飽和一塩基性脂肪酸を使用
すると、得られる潤滑油の潤滑性が低下する。 また、
炭素数18以上の不飽和1塩基性脂肪酸を使用すると得
られる潤滑油の粘度が高くなり流動性及び流れ落ち性が
低下し、不満足なものとなる。
【0016】本発明の複合エステル(A)の製造に用い
られるヒンダード型多価(3価以上)アルコールは、ト
リメチロールプロパン、およびペンタエリスリトール、
などから選ぶことができる。このようなヒンダード型多
価アルコールは、耐熱性にすぐれたネオ骨格を有してい
る。
【0017】本発明の複合エステル(A)の合成に用い
られる二塩基性脂肪酸は、6以上の炭素原子を有するも
のであることが好ましく、その炭素原子数は、6〜40
であることがより好ましい。このような二塩基性脂肪酸
は、例えばアジピン酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼ
ライン酸、およびセバシン酸、並びにオレイン酸、リノ
ール酸およびリノレイン酸などの一塩基性不飽和脂肪酸
の二量体(ダイマー酸)などから選ぶことができる。上
記二塩基性脂肪酸が6未満の炭素原子を含むものである
場合、得られる潤滑油は、すぐれた低温流れ落ち性を有
しているが、その潤滑性が不十分になることがある。
【0018】本発明において、複合エステル(A)の合
成に二塩基性脂肪酸を用いることにより、得られる潤滑
油の流動点を低くすることができる。これは二塩基性脂
肪酸が、得られる複合エステル(A)の分子に立体障害
を与え、結晶性を阻止しているためと考えられる。特に
炭素原子数の低い二塩基性脂肪酸には、この働きが大き
く、得られる潤滑油は優れた低温流れ落ち性を有してい
るが、炭素原子数が6未満になると、得られる潤滑油の
潤滑性が不充分になることがある。
【0019】本発明の潤滑油組成物に、基油成分として
含まれるヒンダード型合成エステル(B)は、少なくと
も1種の3価以上のヒンダード型多価アルコールと、1
分子当り12〜18個の炭素原子を有する少なくとも1
種の一塩基性脂肪酸とを、ほゞ完全にエステル化反応さ
せることにより得られる。このヒンダード型合成エステ
ル(B)の合成に用いられるヒンダード型多価アルコー
ルは、前記複合エステル(A)に用いられるものから選
ぶことができる。また、合成エステル(B)の合成に用
いられる一塩基性脂肪酸は、1分子当り12〜18炭素
原子を有する一塩基性脂肪酸、例えば、ラウリン酸、ミ
リスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソパルミ
チン酸、イソステアリン酸、パルミトレイン酸、オレイ
ン酸、リノール酸およびリノレイン酸などから選ぶこと
ができる。好ましいヒンダード型合成エステル(B)と
しては、ラウリン酸とオレイン酸との混合脂肪酸とトリ
メチロールプロパンとの合成エステルなどを用いること
ができる。
【0020】本発明の潤滑油組成物は、(i) 天然油
脂、(ii) 鉱物油、および(iii) 上記不飽和脂肪酸
エステル含有ヒンダード型複合エステル(A)とは異な
り、かつ前記ヒンダード型合成エステル(B)とも異な
る合成エステルから選ばれた少なくとも1種からなる添
加成分(C)を含むことができる。
【0021】本発明に用い得る天然油脂(i)として
は、牛脂、パーム油およびヤシ油などを例示することが
できる。また、鉱物油(ii)としては、スピンドル油お
よびマシン油などをあげることができる。
【0022】本発明に用い得る合成エステル(iii)とし
ては、上記複合エステル(A)およびヒンダード型合成
エステル(B)を除く他の一塩基性脂肪酸−アルコール
合成エステル類、例えば、メチルステアレート、オクチ
ルパルミテートなどの合成モノエステル類、ネオペンチ
ルグリコールジエステルなどの合成ジエステル類、およ
びグリセリントリオレエートなどのように3価アルコー
ルを用いた合成ポリエステル類を用いることができる。
【0023】本発明の潤滑油組成物において、添加成分
(C)に用いられる合成エステル(iii)として、1分子
当り1〜18個の炭素原子および1個のヒドロキシル基
を有するモノアルコールと、1分子当り2〜18個の炭
素原子および1個のカルボキシル基を有する一塩基性脂
肪酸とのエステル化反応により得られ、50℃において
15cSt 以下、好ましくは8〜12cSt の動粘度を有
し、かつ170以上、好ましくは200〜250の粘度
指数を有するモノエステル(iii −a)を用いることが
好ましい。
【0024】上記モノエステル(iii −a)は、本発明
の潤滑油組成物の油膜強度を向上させ、粘度指数を向上
させながら動粘度を低下させるというすぐれた性能を示
すものである。
【0025】よって、本発明の潤滑油組成物の好ましい
一実施態様は、前記添加成分(C)が、1分子当り1〜
18個の炭素原子と1個のヒドロキシル基とを有するモ
ノアルコールと、1分子当り2〜18個の炭素原子と、
1個のカルボキシル基とを有する一塩基性脂肪酸とのエ
ステル化反応により得られ、50℃において15cSt以
下の動粘度を有し、かつ170以上の粘度指数を有する
モノエステル(iii −a)からなり、前記不飽和脂肪酸
エステル含有ヒンダード型複合エステル(A)、および
前記ヒンダード型合成エステル(B)との合計含有量
が、前記基油全重量に対し70〜95%であり、かつ、
前記モノエステル(iii −a)からなる添加成分(C)
の含有量が、前記基油全重量に対し、5〜30%である
ものである。
【0026】本発明の潤滑油組成物において添加成分
(C)として用いられるモノエステル(iii −a)は1
分子当り1〜18個の炭素原子および1個のヒドロキシ
ル基を有するモノアルコールと、1分子当り2〜18個
の炭素原子、および1個のカルボキシル基を有する一塩
基性脂肪酸とを、ほぼ完全にエステル化させることによ
り得られる。このモノエステル(iii −a)の合成に用
いられるモノアルコールは、例えばメチルアルコール、
エチルアルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコ
ール、オクチルアルコール、ステアリルアルコール等の
直鎖型のアルコール、並びに、イソプロピルアルコー
ル、2−エチルヘキシルアルコール、イソステアリルア
ルコール等の分岐型のアルコール、またはオレイルアル
コール等の不飽和アルコール等から選ぶことができる。
また、上記合成に用いられる一塩基性脂肪酸としては、
例えば酢酸、プロピオン酸、カプロン酸、カプリン酸、
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸等の直鎖型脂肪酸、イソパルミチン酸、イソステアリ
ン酸等の分岐型脂肪酸、並びに、パルミトレイン酸、オ
レイン酸等の不飽和脂肪酸などから選ぶことができる。
【0027】モノエステル(iii −a)は、50℃にお
いて、15cSt 以下、好ましくは8〜12cSt の動粘度
を有し、かつ170以上、好ましくは200〜250の
粘度指数を有するものである。このような粘度特性を有
する好ましいモノエステル(iii −a)としては、ブチ
ルステアレート、2−エチルヘキシルステアレート、2
−エチルヘキシルオレエート、イソプロピルステアレー
ト、ラウリルカプレートなどがあり、これらの中でも2
−エチルヘキシルステアレートおよび2−エチルヘキシ
ルオレエートを用いることがより好ましい。
【0028】合成エステル(iii)のアルコール成分とし
て、1分子当り18個をこえる多数の炭素原子を有する
モノアルコールを用いると、得られるモノエステルの粘
度が過度に高くなることがあり、また、1分子当り2個
以上のヒドロキシル基を有するジアルコールを用いて、
1分子当り1個のヒドロキシル基を有するモノエステル
を合成すると、得られるエステルの粘度指数が過度に低
いことがある。
【0029】また、合成エステル(iii)の一塩基性脂肪
酸成分として、1分子当り18個よりも多数の炭素原子
を有するものを用いると、得られるモノエステルが過度
に高い粘度を示すことがあり、また1分子当り2個以上
のカルボキシル基を有するものを用いると、得られるモ
ノエステルが過度に低い粘度指数を示すことがある。
【0030】本発明の、上記複合エステル(A)、ヒン
ダード型合成エステル(B)およびモノエステル(iii
−a)を含む潤滑油組成物において、他の一塩基性脂肪
酸−アルコール合成エステル類、例えば、ネオペンチル
グリコールジエステル等の合成ジエステル類、およびグ
リセリンなどのように3価アルコールを用いた合成ポリ
エステル類の1種以上が配合されていてもよい。また上
記潤滑油組成物に、天然油脂(i)、例えば牛脂、パー
ム油およびヤシ油、および鉱物油(ii)、例えば、スピ
ンドル油、マシン油等の1種以上が配合されていてもよ
い。
【0031】本発明の潤滑油組成物において、前記不飽
和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合エステル(A)
の含有重量は、前記基油全重量に対し、6〜50%、好
ましくは10〜30%である。複合エステル(A)の含
有量が6重量%未満のときは、得られる潤滑油の摩擦係
数が過大になり、潤滑性向上効果および流れ落ち性向上
効果が不十分になり、またそれが50重量%をこえる
と、得られる潤滑油の粘度が過大になり、鋼板の冷間圧
延において潤滑性過多(不安定)によるスリップやチャ
タリングの発生の原因になる。
【0032】図1には、基油中の複合エステル(A)の
含有量と、得られた潤滑油の摩擦係数および粘度(cS
t,50℃)との関係の一例が示されている。複合エス
テル(A)は、ステアリン酸50重量%、オレイン酸4
8重量%、およびリノール酸2重量%からなる混合一塩
基性脂肪酸と、トリメチロールプロパンとを、モル比約
2:1で部分エステル化反応させ、得られた1ヒドロキ
シル基含有部分エステル化反応生成物と、オレイン酸2
量体とを、約2:1のモル比でエステル化反応させて得
られたものである。また、この複合エステル(A)はヒ
ンダード型合成エステル(B)に、図1に示されている
所定の配合比で混合された。このヒンダード型合成エス
テル(B)は、ラウリン酸90重量%およびオレイン酸
10重量%からなる混合一塩基性脂肪酸と、トリメチロ
ールプロパンとのエステル化反応(モル比3:1)によ
り合成された。図1には、複合エステル(A)の含有量
が6重量%未満では、得られる潤滑油の摩擦係数が過大
になって潤滑性が不良になり、またそれが50重量%を
こえると、得られる潤滑油の粘度が過大になり、潤滑性
が不安定になることが示されている。
【0033】本発明の潤滑油組成物において、前記不飽
和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合エステル(A)
と、前記ヒンダード型合成エステル(B)との合計含有
重量は、基油全重量に対し、70〜100%、好ましく
は80〜100%である。従って、本発明の潤滑油組成
物の基油における添加成分(C)の含有重量は、基油全
重量に対し、0〜30%、好ましくは0〜20%という
ことになる。基油全重量に対する前記複合エステル
(A)およびヒンダード型合成エステル(B)の合計含
有量が70%未満のときは、得られる潤滑油組成物の潤
滑性、流れ落ち性、および耐熱性の向上効果が不十分に
なる。
【0034】本発明の潤滑油組成物において添加成分
(C)として前記モノエステル(iii−a)が用いられ
るときは、その含有量が基油全重量に対して5〜30%
であることが好ましく、8〜20%であることがより好
ましい。この場合、不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダー
ド型複合エステル(A)およびヒンダード型合成エステ
ル(B)との合計含有量は、基油全重量に対し70〜9
5%であることが好ましく、80〜92%であることが
より好ましい。
【0035】本発明の潤滑油組成物に用いられるモノエ
ステル(iii −a)の動粘度は15cSt (50℃)以下
であり、かつその粘度指数は170以上である。薄板を
高速で圧延する場合、用いられるロールの粗度は比較的
低いものであって、咬み込み角も小さく、このため圧延
油がロールバイト内に導入され易く、かつ流体潤滑領域
が増大して潤滑不安定によるチャタリングが生じ易くな
る。また、この現象は圧延油の粘度が高いと顕著に発現
するようになる。従って前記複合エステル(A)および
前記ヒンダード型合成エステル(B)とが、所定合計含
有量で含まれていても、得られる潤滑油組成物の粘度が
高過ぎ、このためチャタリングが発生することがある。
特に硬い材料(例えばT4材)を極薄に圧延する場合
(例えば圧延前の厚さ2.0mmから、圧延後の厚さ0.
19mmに5スタンドで圧延する場合)には、潤滑油の粘
度を低くする必要があるが、天然油脂を配合しても得ら
れる組成物の粘度はあまり低下しない。また、鉱物油を
配合することにより粘度を低下させることは容易である
が、油膜強度が低く、油膜切れによる焼き付きが生じて
しまう。従って、本発明において最も重要となるのは、
成分(A)、(B)、および(C)の配合比率による基
油の粘度及び粘度指数を特定の範囲にコントロールする
ことであり、かつ油膜強度を低下させないことである。
成分(A)と(B)のみではチャタリングの抑制、焼き
付きの発生が防止できないことがある。上記問題を解決
するためには、基油の粘度を特定な範囲にすることが必
要であり、かつ油膜強度を低下させないことが重要とな
る。従って成分(A)と(B)のみでは対応出来ないこ
とがあるので、成分(C)としてモノエステル(iii −
a)の添加が有効である。
【0036】粘度を低く調整するためには、動粘度が1
5cSt (50℃)以下であることが重要であり、かつ油
膜強度を高く保持するためには、粘度指数が170以上
のモノエステル(iii −a)を使用する必要が有効であ
る。なお、ジエステル、例えば二塩基性脂肪酸(セバシ
ン酸)とモノアルコール(ブチルカルビトール)とから
合成されたエステル等も、15cSt (50℃)以下の動
粘度を有し、その粘度指数は170以上であって、上記
モノエステル(iii −a)と同様な効果を示す。モノエ
ステル(iii −a)の含有量が5重量%未満の場合は、
得られる潤滑油組成物に対する粘度低減効果が低く、チ
ャタリング現象を十分に解決できないことがある。ま
た、それが30重量%を超えると、得られる潤滑油組成
物の粘度が低くなり過ぎ、このためロールバイトへの導
入油量が少なくなり焼き付きが生じることがある。
【0037】図2に前記複合エステル(A)および前記
ヒンダード型合成エステル(B)の混合基油に、モノエ
ステル(iii −a)の配合量によるチャタリング発生と
焼き付き発生の関係が示されている。複合エステル
(A)は、ラウリン酸50重量%、ステアリン酸20重
量%、オレイン酸30重量%からなる混合一塩基性脂肪
酸とトリメチロールプロパンとをモル比約2:1で部分
エステル化反応生成物と、オレイン酸の2量体とを、約
2:1のモル比でエステル化反応させて得られたもので
ある。ヒンダード型合成エステル(B)はラウリン酸5
0重量%、ステアリン酸20重量%、オレイン酸30重
量%からなる混合一塩基性脂肪酸とトリメチロールプロ
パンとのエステル化反応(モル比3:1)により合成さ
れたものである。モノエステル(iii −a)は2−エチ
ルヘキシルアルコールとステアリン酸50重量部とオレ
イン酸50重量部からなる混合一塩基性脂肪酸からなる
エステルである。上記複合エステル(A):ヒンダード
型合成エステル(B)の比率は2:8であり、更にモノ
エステル(iii −a)を添加したものである。図2から
もわかるように前記モノエステル(iii −a)の含有重
量は、5重量%未満ではチャタリングが発生し易く、そ
れが30重量%を超えると焼き付きが生じやすくなる。
従って、モノエステル(iii −a)の含有量は、基油全
重量に対し5〜30%であることが好ましく、より好ま
しくは8〜20%である。
【0038】本発明の潤滑油組成物において、その基油
中に含まれる全成分(複合エステル(A)、ヒンダード
型合成エステル(B)、および添加成分(C)中のエス
テル構成一塩基性脂肪酸成分の重量は、下記関係式
(I): 0.8≧F0 −(F1 +5・F2 )≧0 (I) を満足するものである。上式(I)中において、F0
は、基油中に含まれるエステル構成飽和一塩基性酸成分
の、エステル構成一塩基性脂肪酸全重量に対する重量比
を表わし、F1 は基油中に含まれ、かつ1分子当り1個
の不飽和基を有するエステル構成不飽和一塩基性脂肪酸
の、エステル構成一塩基性脂肪酸全重量に対する重量比
を表わし、F2 は、基油中に含まれ、かつ1分子当り2
個以上の不飽和結合を有するエステル構成不飽和一塩基
性脂肪酸の、エステル構成一塩基性脂肪酸全重量に対す
る比を表わす。いま、F0 −(F1 +5・F2 )=Aと
し、このAを当該基油の不飽和指数と呼ぶことにする。
すなわち、不飽和指数Aが、0.8より大きくなると、
得られる潤滑油の流動点が高くなり流れ落ち性が不十分
になり、また、それが0未満になると、得られる潤滑油
の耐熱劣化性、および熱安定性が不十分になり、経時劣
化による粘度上昇をきたす。
【0039】図3には、基油の不飽和指数Aと、得られ
る潤滑油の粘度上昇率(倍)と、耐流れ落ち性(残存
率)との関係の一例が示されている。この場合複合エス
テル(A)の合成において、混合一塩基性脂肪酸として
ラウリン酸、ステアリン酸、オレイン酸およびリノール
酸の混合物を用い、ヒンダード型多価アルコールとして
ペンタエリスリトールを用い、二塩基性脂肪酸としてセ
バチン酸を用いた。また、ヒンダード型合成エステル
(B)を、前記混合一塩基性脂肪酸と、ペンタエリスリ
トールとのエステル化反応(モル比4:1)により合成
した。上記複合エステル(A)とヒンダード型合成エス
テル(B)とは、図3に示されている所定不飽和指数A
の値になるように配合された。図3から明らかなよう
に、不飽和指数Aが、0未満では、得られる潤滑油の粘
度上昇率が過大であって熱安定性が不十分であり、ま
た、それが0.8より大きくなると、得られる潤滑油の
流れ落ち性が不良となる。
【0040】一般に、潤滑油の耐熱劣化性は、成分油脂
化合物の不飽和結合部の酸化速度に依存するものであ
り、その沃素価が高いもの程耐熱劣化性が不良になる。
また、一塩基性脂肪酸の酸化速度は、その1分子当りの
不飽和結合の数の増大ととも高くなると云われている。
従って、潤滑油基油中に含まれるエステル構成脂肪酸
は、不飽和結合が少ない程耐熱劣化性は高くなる。しか
し、上記不飽和結合が、過少になると、得られる潤滑油
の流動点が高くなり、流れ落ち性が不十分になる。本発
明においては関係式(I)により不飽和指数Aの値を、
0〜0.8の範囲内にコントロールすることにより、実
用上満足できる流れ落ち性および耐熱劣化性を有する潤
滑油を得ることに成功したものである。
【0041】冷間圧延される鋼板が、特に高い硬度を有
し(例えばT4材)、これを高速において連続して極薄
に圧延する場合には、ロール温度が過度に上昇して鋼板
に焼付が発生することがある。このような場合には、本
発明の鋼板冷間圧延用潤滑油組成物は、前記成分
(A),(B)および(C)に加えて、下記追加成分: (D)前記基油全重量に対し0.5〜3.0重量%の、
好ましくは1.0〜2.0重量%の、1分子当り24〜
40個の炭素原子を有する二塩基性脂肪酸、(E)前記
基油全重量に対し1.0〜8.0重量%の、好ましくは
3〜6重量%の、1分子当り8〜20個の炭素原子を有
する一塩基性脂肪酸、および(F)前記基油全重量に対
し1.0〜8.0重量%の、好ましくは2〜6重量%
の、前記二塩基性脂肪酸(D)および前記一塩基性脂肪
酸(E)の混合物、から選ばれた少なくとも1員を更に
含むことが好ましい。
【0042】二塩基性脂肪酸成分(D)が用いられる場
合、その添加量が0.5重量%未満では、前記の高硬度
鋼板に対する高速連続における極薄圧延では、ヒートス
クラッチ発生の抑制効果が不十分になることがあり、ま
た、それが3.0重量%より多量になると、過潤滑によ
る早期ロール摩耗を発生して、スリップやチャタリング
を生ずるおそれがある。
【0043】二塩基性脂肪酸成分(D)は、1分子中
に、1個以上の不飽和結合を有する、2個の一塩基性脂
肪酸分子を熱重合させることによって得られる脂肪酸の
二量体、例えばパルミトレイン酸の二量体、オレイン酸
の二量体、およびオレイン酸とリノール酸との二量体な
どから選ばれた1種以上からなることが好ましい。
【0044】一塩基性脂肪酸成分(E)が用いられる場
合、その効果は、二塩基性脂肪酸成分(D)よりもやゝ
低いため、やゝ多量に用いることが好ましく、その添加
量が、1.0重量%未満のときは、前記高速極薄圧延の
場合に、ヒートスクラッチ抑制効果が不十分になること
があり、またそれが7%をこえると、過潤滑による早期
ロール摩耗を生じて、スリップやチャタリングを生ずる
おそれがある。
【0045】一塩基性脂肪酸成分(E)は、例えばラウ
リン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン
酸、およびオレイン酸などから選ばれた1種以上からな
ることが好ましい。
【0046】二塩基性脂肪酸(D)と一塩基性脂肪酸
(E)との混合物からなる追加成分(F)が用いられる
場合、その添加量が、1.0重量%未満では、前記高速
極薄圧延の場合、ヒートスクラッチ発生抑制効果が不十
分になることがあり、また、それが8.0重量%より多
くなると、過潤滑による早期ロール摩耗を生じ、このた
めスリップやチャタリングを生ずるおそれがある。
【0047】二塩基性脂肪酸(D)と一塩基性脂肪酸
(E)とを混合して用いる場合、その混合比に制限はな
いが一般に混合重量比D/Eが1:1〜1:5の範囲内
にあることが好ましい。
【0048】本発明の潤滑油組成物は、その基油ととも
に、従来慣用の添加剤、例えば、極圧添加剤(例えばジ
オレイルハイドロゲンフォスファイトなど)、酸化防止
剤(例えば2,6−ジ−タ−シヤルブチル−4−メチル
フェノール(BHT)など)、および乳化剤(例えばポ
リオキシエチレンノニルフェノールエーテル HLB=
14など)などを含んでいてもよい。
【0049】また、本発明の潤滑油は、乳化剤によりエ
マルジョン化されたものであってもよいし、或はニート
油の状態であってもよい。
【0050】
【実施例】本発明を下記実施例により更に説明する。こ
れらの実施例において潤滑油の潤滑性、流れ落ち性、耐
熱劣化性は、下記方法によりテストされた。
【0051】(1)供試鋼板 市販のSPCC−B材(1.6mm×50mm×200mm)
を、エチルアルコール、およびジエチルエーテルで完全
に脱脂したもの。
【0052】(2)潤滑性テスト 供試潤滑油を上水道水に30g/リットルの濃度で添加
し、これを60℃に加温し、これをポンプ循環により攪
拌して、潤滑油エマルジョンを調整した。このエマルジ
ョン5リットルを、クーラントとして用し、上記鋼板を
短冊圧延機を用いて下記条件下により圧延した。圧延条件 圧延ロール:100mmφ、#240研磨 圧延速度:10m/分 圧下率:1パス圧延当り30% 上記圧延における、圧延荷重を測定し、潤滑された鋼板
の摩擦係数を、Bland&Fordの圧延理論に従っ
て、上記圧延荷重から逆算して求めた。
【0053】(3)チャタリング性試験 供試潤滑油を上水道水に30g/リットルの濃度で添加
し、これを60℃に加温し、これをポンプ循環により撹
拌して、潤滑油エマルジョンを調整した。このエマルジ
ョンを潤滑油として用い、上記鋼板を短冊高速圧延機を
用いて下記条件下により圧延した。圧延条件 圧延ロール:500mmφ、#240研磨 圧延速度 :1500m/分 圧下率 :1パス圧延当り25% 上記圧延における、圧延荷重の変化を経時に測定し、荷
重変動の大きさによりチャタリング性を評価した。 ○:荷重変動(小) ×:荷重変動(大)
【0054】(4)潤滑油の流れ落ち性テスト 圧延操作により発生したスカムをトリクロルエチレンに
より洗浄して、油分を除去し、得られた鉄粉1重量部に
対し、供試潤滑油1重量部を混合し練り合わせた。別
に、テストピースを、エチルアルコールとエチルエーテ
ルとを容積比1:1で混合して得られた混合溶剤によっ
て洗浄した。上記テストピースの片面に、上記混練物
を、5g/m2 の塗布量で均一に塗布し、この混練物塗
布テストピースを、その塗布面が、垂直になるように保
持しながら、10℃の温度(冬季温度を想定)にコント
ロールされた恒温槽内に120分間放置し、テストピー
スから流れ落ちた混練物の量を測定し、この測定値か
ら、下記式(II)により減量率を算出した。
【数1】
【0055】(5)耐熱劣化性テスト 上記潤滑性テストにおいて、潤滑圧延された鋼板を、5
0mm×100mmの寸法の矩形に裁断し、この鋼板を合わ
せてスタック状に組み、これを120℃の温度に保持さ
れたオーブン内に24時間放置した。その後この鋼板
に、下記条件による電解脱脂処理を施した。脱脂処理条件 脱脂液:20g/リットルのオルソ珪酸ソーダ水溶液、
温度90℃ 電流密度:5A/dm2 極性:供試鋼板を陰極とした。 極間距離:100mm 脱脂処理された鋼板を、浸漬水洗10秒間、水道水流し
かけ5秒間の条件で水洗し、この際この供試鋼板が水に
より完全に濡れるに要する電解脱脂時間(秒)を測定し
た。この水濡れ所要時間により、耐熱劣化性(脱脂性)
を表示した。この時間が長い程、供試潤滑油の耐熱劣化
性(脱脂性)が低いことになる。
【0056】下記実施例および比較例の潤滑油におい
て、乳化剤として、ポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテル(HLB=14)2重量%が添加された。
【0057】実施例1 (1)供試不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合
エステル(A)−1を下記成分から合成した。 (i)部分エステル化反応 混合一塩基性脂肪酸 :ラウリン酸 50重量部 (2モル部) オレイン酸 50重量部 多価ヒンダード型アルコール:トリメチロールプロパン (1モル部) (ii) エステル化反応 部分エステル化反応生成物 :1分子当り1個のヒドロキシル基含有 (2モル部) 二塩基性脂肪酸 :セバシン酸 (1モル部)
【0058】 (2)ヒンダード型合成エステル(B)−1の合成 一塩基性脂肪酸 :ラウリン酸 50重量部 (3モル部) ミリスチン酸 30重量部 パルミチン酸 10重量部 オレイン酸 8重量部 リノール酸 2重量部 多価ヒンダード型アルコール:トリメチロールプロパン (1モル部)
【0059】(3)下記組成の潤滑油を調整した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−1 30 ヒンダード型合成エステル(B)−1 68 乳化剤 2 不飽和指数A:0.54 (4)テスト結果:表1
【0060】実施例2 (1)供試不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合
エステル(A)−2を下記成分から合成した。 (i)部分エステル化反応 混合一塩基性脂肪酸 :パルミチン酸 40重量部 (3モル部) オレイン酸 60重量部 多価ヒンダード型アルコール:ペンタエリスリトール (1モル部) (ii) エステル化反応 部分エステル化反応生成物 :1分子当り1個のヒドロキシル基含有 (2モル部) 二塩基性脂肪酸 :セバシン酸 (1モル部)
【0061】 (2)ヒンダード型合成エステル(B)−2の合成 一塩基性脂肪酸 :イソステアリン酸 80重量部 (3モル部) オレイン酸 20重量部 多価ヒンダード型アルコール:トリメチロールプロパン (1モル部)
【0062】(3)下記組成の潤滑油を調整した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−2 6 ヒンダード型合成エステル(B)−2 64 精製パーム油 28 乳化剤 2 不飽和指数A:0.26 (4)テスト結果:表1
【0063】実施例3 (1)供試不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合
エステル(A)−3を下記成分から合成した。 (i)部分エステル化反応 混合一塩基性脂肪酸 :イソステアリン酸 40重量部 (2モル部) パルミトレイン酸 60重量部 多価ヒンダード型アルコール:トリメチロールプロパン (1モル部) (ii) エステル化反応 部分エステル化反応生成物 :1分子当り1個のヒドロキシル基含有 (2モル部) 二塩基性脂肪酸 :オレイン酸二量体 (1モル部)
【0064】 (2)ヒンダード型合成エステル(B)−3の合成 一塩基性脂肪酸 :イソステアリン酸 30重量部 (3モル部) ステアリン酸 30重量部 オレイン酸 40重量部 多価ヒンダード型アルコール:トリメチロールプロパン (1モル部)
【0065】(3)下記組成の潤滑油を調整した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−3 20 ヒンダード型合成エステル(B)−1 78 乳化剤 2 不飽和指数A:0.15 (4)テスト結果:表1
【0066】実施例4 (1)供試不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合
エステル(A)−4を下記成分から合成した。 (i)部分エステル化反応 混合一塩基性脂肪酸 :ラウリン酸 60重量部 (2モル部) オレイン酸 38重量部 リノール酸 2重量部 多価ヒンダード型アルコール:トリメチロールプロパン (1モル部) (ii) エステル化反応 部分エステル化反応生成物 :1分子当り1個のヒドロキシル基含有 (2モル部) 二塩基性脂肪酸 :アゼライン酸 (1モル部)
【0067】 (2)ヒンダード型合成エステル(B)−4の合成 一塩基性脂肪酸 :ラウリン酸 60重量部 (3モル部) オレイン酸 38重量部 リノール酸 2重量部 多価ヒンダード型アルコール:トリメチロールプロパン (1モル部)
【0068】(3)下記組成の潤滑油を調整した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−4 30 ヒンダード型合成エステル(B)−4 68 乳化剤 2 不飽和指数A:0.12 (4)テスト結果:表1
【0069】実施例5 (1)供試不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合
エステル(A)−5を下記成分から合成した。 (i)部分エステル化反応 混合一塩基性脂肪酸 :ステアリン酸 79重量部 (2モル部) オレイン酸 20重量部 リノール酸 1重量部 多価ヒンダード型アルコール:トリメチロールプロパン (1モル部) (ii) エステル化反応 部分エステル化反応生成物 :1分子当り1個のヒドロキシル基含有 (2モル部) 二塩基性脂肪酸 :アジピン酸 (1モル部)
【0070】 (2)ヒンダード型合成エステル(B)−5の合成 一塩基性脂肪酸 :ラウリン酸 79重量部 (3モル部) オレイン酸 20重量部 リノール酸 1重量部 多価ヒンダード型アルコール:トリメチロールプロパン (1モル部)
【0071】(3)下記組成の潤滑油を調整した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−5 20 ヒンダード型合成エステル(B)−5 60 精製牛脂 18 乳化剤 2 不飽和指数A:0.40 (4)テスト結果:表1
【0072】実施例6 (1)供試不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合
エステル(A)−6を下記成分から合成した。 (i)部分エステル化反応 混合一塩基性脂肪酸 :パルミチン酸 79重量部 (3モル部) パルミチレイン酸 20重量部 リノール酸 1重量部 多価ヒンダード型アルコール:ペンタエリスリトール (1モル部) (ii) エステル化反応 部分エステル化反応生成物 :1分子当り1個のヒドロキシル基含有 (2モル部) 二塩基性脂肪酸 :オレイン酸2量体 (1モル部)
【0073】 (2)ヒンダード型合成エステル(B)−6の合成 一塩基性脂肪酸 :ラウリン酸 70重量部 (4モル部) オレイン酸 30重量部 多価ヒンダード型アルコール:ペンタエリスリトール (1モル部)
【0074】(3)下記組成の潤滑油を調整した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−6 40 ヒンダード型合成エステル(B)−6 58 乳化剤 2 不飽和指数A:0.59 (4)テスト結果:表1
【0075】実施例7 (1)供試不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合
エステル(A)−7を下記成分から合成した。 (i)部分エステル化反応 混合一塩基性脂肪酸 :ミリスチン酸 90重量部 (2モル部) パルミトレイン酸 10重量部 多価ヒンダード型アルコール:トリメチロールプロパン (1モル部) (ii) エステル化反応 部分エステル化反応生成物 :1分子当り1個のヒドロキシル基含有 (2モル部) 二塩基性脂肪酸 :セバシン酸 (1モル部)
【0076】 (2)ヒンダード型合成エステル(B)−7の合成 一塩基性脂肪酸 :オレイン酸 (4モル部) 多価ヒンダード型アルコール:ペンタエリスリトール (1モル部)
【0077】(3)下記組成の潤滑油を調整した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−7 50 ヒンダード型合成エステル(B)−7 28 スピンドル油 20 乳化剤 2 不飽和指数A:0.40 (4)テスト結果:表1
【0078】実施例8 (1)供試不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合
エステル(A)−8を下記成分から合成した。 (i)部分エステル化反応 混合一塩基性脂肪酸 :ラウリン酸 50重量部 (2モル部) オレイン酸 50重量部 多価ヒンダード型アルコール:トリメチロールプロパン (1モル部) (ii) エステル化反応 部分エステル化反応生成物 :1分子当り1個のヒドロキシル基含有 (2モル部) 二塩基性脂肪酸 :オレイン酸の二量体 (1モル部)
【0079】 (2)ヒンダード型合成エステル(B)−8の合成 一塩基性脂肪酸 :ラウリン酸 50重量部 (2モル部) オレイン酸 50重量部 多価ヒンダード型アルコール:トリメチロールプロパン
【0080】(3)モノエステル(C)−8 モノアルコール :ブチルアルコール 一塩基性脂肪酸 :ステアリン酸
【0081】(4)下記組成の潤滑油を調整した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−8 20 ヒンダード型合成エステル(B)−8 60 モノエステル(C)−8 18 乳化剤 2 不飽和指数A:0.19 (5)テスト結果:表1
【0082】実施例9 (1)供試不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合
エステル(A)−9を下記成分から合成した。 (i)部分エステル化反応 混合一塩基性脂肪酸 :イソステアリン酸 70重量部 (2モル部) オレイン酸 28重量部 リノール酸 2重量部 多価ヒンダード型アルコール:ペンタエリスリトール (1モル部) (ii) エステル化反応 部分エステル化反応生成物 :1分子当り1個のヒドロキシル基含有 (2モル部) 二塩基性脂肪酸 :セバシン酸 (1モル部)
【0083】 (2)ヒンダード型合成エステル(B)−9の合成 一塩基性脂肪酸 :イソステアリン酸 70重量部 (3モル部) オレイン酸 28重量部 リノール酸 2重量部 多価ヒンダード型アルコール:ペンタエリスリトール
【0084】 (3)モノエステル(C)−9 モノアルコール :2−エチルヘキシルアルコール 一塩基性脂肪酸 :ステアリン酸 50重量部 オレイン酸 50重量部
【0085】(4)下記組成の潤滑油を調整した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−9 10 ヒンダード型合成エステル(B)−9 60 モノエステル(C)−9 28 乳化剤 2 不飽和指数A:0.29 (5)テスト結果:表1
【0086】実施例10 (1)供試不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合
エステル(A)−10を下記成分から合成した。 (i)部分エステル化反応 混合一塩基性脂肪酸 :ラウリン酸 90重量部 (2モル部) オレイン酸 10重量部 多価ヒンダード型アルコール:トリメチロールプロパン (1モル部) (ii) エステル化反応 部分エステル化反応生成物 :1分子当り1個のヒドロキシル基含有 (2モル部) 二塩基性脂肪酸 :アジピン酸 (1モル部)
【0087】 (2)ヒンダード型合成エステル(B)−10の合成 一塩基性脂肪酸 :ラウリン酸 90重量部 (モル3部) オレイン酸 10重量部 多価ヒンダード型アルコール:トリメチロールプロパン
【0088】(3)モノエステル(C)−10 モノアルコール :オレイルアルコール 一塩基性脂肪酸 :オレイン酸
【0089】(4)下記組成の潤滑油を調整した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−10 45 ヒンダード型合成エステル(B)−10 48 モノエステル(C)−10 5 乳化剤 2 不飽和指数A:0.6 (5)テスト結果:表1
【0090】実施例11 (1)供試不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合
エステル(A)−11を下記成分から合成した。 (i)部分エステル化反応 混合一塩基性脂肪酸 :ステアリン酸 30重量部 (3モル部) イソステアリン酸 40重量部 オレイン酸 28重量部 リノール酸 2重量部 多価ヒンダード型アルコール:ペンタエリスリトール (1モル部) (ii) エステル化反応 部分エステル化反応生成物 :1分子当り1個のヒドロキシル基含有 (2モル部) 二塩基性脂肪酸 :オレイン酸の2量体 (1モル部)
【0091】 (2)ヒンダード型合成エステル(B)−11の合成 一塩基性脂肪酸 :ステアリン酸 30重量部 (3モル部) イソステアリン酸 40重量部 オレイン酸 28重量部 リノール酸 2重量部 多価ヒンダード型アルコール:ペンタエリスリトール
【0092】(3)モノエステル(C)−11 モノアルコール :オクチルアルコール 一塩基性脂肪酸 :カプリン酸
【0093】(4)下記組成の潤滑油を調整した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−11 25 ヒンダード型合成エステル(B)−11 48 モノエステル(C)−11 25 乳化剤 2 不飽和指数A:0.27 (5)テスト結果:表1
【0094】実施例12 (1)供試不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合
エステル(A)−12を下記成分から合成した。 (i)部分エステル化反応 混合一塩基性脂肪酸 :ステアリン酸 30重量部 (2モル部) パルミチン酸 27重量部 オレイン酸 40重量部 リノール酸 3重量部 多価ヒンダード型アルコール:トリメチロールプロパン (1モル部) (ii) エステル化反応 部分エステル化反応生成物 :1分子当り1個のヒドロキシル基含有 (2モル部) 二塩基性脂肪酸 :アゼライン酸 (1モル部)
【0095】 (2)ヒンダード型合成エステル(B)−12の合成 一塩基性脂肪酸 :ステアリン酸 30重量部 (2モル部) パルミチン酸 27重量部 オレイン酸 40重量部 リノール酸 3重量部 多価ヒンダード型アルコール:トリメチロールプロパン
【0096】 (3)モノエステル(C)−12 モノアルコール :メチルアルコール 一塩基性脂肪酸 :ステアリン酸 50重量部 オレイン酸 50重量部
【0097】(4)下記組成の潤滑油を調整した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−12 30 ヒンダード型合成エステル(B)−12 58 モノエステル(C)−12 10 乳化剤 2 不飽和指数A:0.02 (5)テスト結果:表1
【0098】実施例13 (1)供試不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合
エステル(A)−13を下記成分から合成した。 (I)部分エステル化反応 混合一塩基性脂肪酸 :イソステアリン酸 70重量部 (2モル部) オレイン酸 28 〃 リノール酸 2 〃 多価ヒンダード型アルコール:ペンタエリスリトール (1モル部) (II)エステル化反応 部分エステル化反応生成物 :1分子当り1個のヒドロキシル基含有 (2モル部) 二塩基性脂肪酸 :セバシン酸 (1モル部)
【0099】 (2)ヒンダード型合成エステル(B)−13の合成 一塩基性脂肪酸 :イソステアリン酸 70重量部 (3モル部) オレイン酸 28 〃 リノール酸 2 〃 多価ヒンダード型アルコール:ペンタエリスリトール (3)モノエステル(C)−13 モノアルコール :2−エチルヘキシルアルコール 一塩基性脂肪酸 :ステアリン酸 50重量部 オレイン酸 50 〃 (4)二塩基性脂肪酸(D)−13:オレイン酸の2量
体からなるダイマー酸
【0100】(5)下記組成の潤滑油を調整した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−13 9 ヒンダード型合成エステル(B)−13 59 モノエステル(C)−13 28 二塩基性脂肪酸(D)−13 2 乳化剤 2 不飽和指数A:0.29 (6)テスト結果:表1
【0101】実施例14 (1)供試不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合
エステル(A)−14を下記成分から合成した。 (I)部分エステル化反応 混合一塩基性脂肪酸 :イソステアリン酸 70重量部 (2モル部) オレイン酸 28 〃 リノール酸 2 〃 多価ヒンダード型アルコール:ペンタエリスリトール (1モル部) (II)エステル化反応 部分エステル化反応生成物 :1分子当り1個のヒドロキシル基含有 (2モル部) 二塩基性脂肪酸 :セバシン酸 (1モル部)
【0102】 (2)ヒンダード型合成エステル(B)−14の合成 一塩基性脂肪酸 :イソステアリン酸 70重量部 (3モル部) オレイン酸 28 〃 リノール酸 2 〃 多価ヒンダード型アルコール:ペンタエリスリトール
【0103】 (3)モノエステル(C)−14 モノアルコール :2−エチルヘキシルアルコール 一塩基性脂肪酸 :ステアリン酸 50重量部 オレイン酸 50 〃 (4)一塩基性脂肪酸(E) :ステアリン酸
【0104】(5)下記組成の潤滑油を調整した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−14 8 ヒンダード型合成エステル(B)−14 58 モノエステル(C)−14 26 一塩基性脂肪酸(E)−14 6 乳化剤 2 不飽和指数A:0.29 (6)テスト結果:表1
【0105】実施例15 (1)供試不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合
エステル(A)−15を下記成分から合成した。 (I)部分エステル化反応 混合一塩基性脂肪酸 :イソステアリン酸 70重量部 (2モル部) オレイン酸 28 〃 リノール酸 2 〃 多価ヒンダード型アルコール:ペンタエリスリトール (1モル部) (II)エステル化反応 部分エステル化反応生成物 :1分子当り1個のヒドロキシル基含有 (2モル部) 二塩基性脂肪酸 :セバシン酸 (1モル部)
【0106】 (2)ヒンダード型合成エステル(B)−15の合成 一塩基性脂肪酸 :イソステアリン酸 70重量部 (3モル部) オレイン酸 28 〃 リノール酸 2 〃 多価ヒンダード型アルコール:ペンタエリスリトール
【0107】 (3)モノエステル(C)−15 モノアルコール :2−エチルヘキシルアルコール 一塩基性脂肪酸 :ステアリン酸 50重量部 オレイン酸 50 〃 (4)二塩基性脂肪酸(D)−15:オレイン酸の2量
体からなるダイマー酸 (5)一塩基性脂肪酸(E)−15:ステアリン酸
【0108】(6)下記組成の潤滑油を調整した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−15 9 ヒンダード型合成エステル(B)−15 59 モノエステル(C)−15 27 二塩基性脂肪酸(D)−15 1 一塩基性脂肪酸(E)−15 2 乳化剤 2 不飽和指数A:0.29 (7)テスト結果:表1
【0109】比較例1 (1)供試不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合
エステル(A)−16を下記成分から合成した。 (i)部分エステル化反応 混合一塩基性脂肪酸 :ベヘン酸(C20) 60重量部 (2モル部) オレイン酸 38重量部 リノール酸 2重量部 多価ヒンダード型アルコール:トリメチロールプロパン (1モル部) (ii) エステル化反応 部分エステル化反応生成物 :1分子当り1個のヒドロキシル基含有 (2モル部) 二塩基性脂肪酸 :オレイン酸2量体 (1モル部)
【0110】 (2)ヒンダード型合成エステル(B)−16の合成 一塩基性脂肪酸 :ベヘン酸 60重量部 (4モル部) オレイン酸 39重量部 リノール酸 1重量部 多価ヒンダード型アルコール:ペンタエリスリトール (1モル部)
【0111】(3)下記組成の潤滑油を調整した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−16 40 ヒンダード型合成エステル(B)−16 58 乳化剤 2 不飽和指数A:0.15 (4)テスト結果:表1
【0112】比較例2 (1)供試不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合
エステル(A)−17を下記成分から合成した。 (i)部分エステル化反応 混合一塩基性脂肪酸 :カプロン酸(C8 ) 60重量部 (2モル部) オレイン酸 40重量部 多価ヒンダード型アルコール:トリメチロールプロパン (1モル部) (ii) エステル化反応 部分エステル化反応生成物 :1分子当り1個のヒドロキシル基含有 (2モル部) 二塩基性脂肪酸 :オレイン酸2量体 (1モル部)
【0113】 (2)ヒンダード型合成エステル(B)−17の合成 一塩基性脂肪酸 :カプロン酸 51重量部 (3モル部) オレイン酸 49重量部 多価ヒンダード型アルコール:トリメチロールプロパン (1モル部)
【0114】(3)下記組成の潤滑油を調整した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−17 30 ヒンダード型合成エステル(B)−17 68 乳化剤 2 不飽和指数A:0.05 (4)テスト結果:表1
【0115】比較例3 (1)供試不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合
エステル(A)−18を下記成分から合成した。 (i)部分エステル化反応 混合一塩基性脂肪酸 :ラウリン酸 30重量部 (3モル部) パルミチン酸 25重量部 オレイン酸 41重量部 リノール酸 4重量部 多価ヒンダード型アルコール:ペンタエリスリトール (1モル部) (ii) エステル化反応 部分エステル化反応生成物 :1分子当り1個のヒドロキシル基含有 (2モル部) 二塩基性脂肪酸 :オレイン酸2量体 (1モル部)
【0116】 (2)ヒンダード型合成エステル(B)−18の合成 一塩基性脂肪酸 :ラウリン酸 30重量部 (3モル部) パルミチン酸 25重量部 オレイン酸 41重量部 リノール酸 4重量部 多価ヒンダード型アルコール:トリメチロールプロパン (1モル部)
【0117】(3)下記組成の潤滑油を調整した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−18 25 ヒンダード型合成エステル(B)−18 73 乳化剤 2 不飽和指数A:−0.15 (4)テスト結果:表1
【0118】比較例4 (1)下記組成の潤滑油を調整した。 成 分 重量% 精製牛脂 98 乳化剤 2 不飽和指数A:0.1 (2)テスト結果:表1
【0119】比較例5 (1)下記組成の潤滑油を調整した。 成 分 重量% オリーブ油 98 乳化剤 2 不飽和指数A:−1.37 (2)テスト結果:表1
【0120】比較例6 (1)供試不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合
エステル(A)−19を下記成分から合成した。 (i)部分エステル化反応 混合一塩基性脂肪酸 :ミリスチン酸 90重量部 (2モル部) パルミトレイン酸 10重量部 多価ヒンダード型アルコール:トリメチロールプロパン (1モル部) (ii) エステル化反応 部分エステル化反応生成物 :1分子当り1個のヒドロキシル基含有 (2モル部) 二塩基性脂肪酸 :セバシン酸 (1モル部) (2)ヒンダード型合成エステル(B)−19の合成 一塩基性脂肪酸 :オレイン酸 (4モル部) 多価ヒンダード型アルコール:ペンタエリスリトール (1モル部)
【0121】(3)下記組成の潤滑油を調整した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−19 40 ヒンダード型合成エステル(B)−19 23 スピンドル油 35 乳化剤 2 不飽和指数A:0.40 (4)テスト結果:表1
【0122】比較例7 (1)供試不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合
エステル(A)−20を下記成分から合成した。 (i)部分エステル化反応 混合一塩基性脂肪酸 :ステアリン酸 50重量部 (2モル部) オレイン酸 48重量部 リノール酸 2重量部 多価ヒンダード型アルコール:トリメチロールプロパン (1モル部) (ii) エステル化反応 部分エステル化反応生成物 :1分子当り1個のヒドロキシル基含有 (2モル部) 二塩基性脂肪酸 :セバシン酸 (1モル部)
【0123】 (2)ヒンダード型合成エステル(B)−20の合成 一塩基性脂肪酸 :ステアリン酸 50重量部 (2モル部) オレイン酸 48重量部 リノール酸 2重量部 多価ヒンダード型アルコール:トリメチロールプロパン
【0124】(3)モノエステル(C)−20 モノアルコール :オレイルアルコール 一塩基性脂肪酸 :オレイン酸
【0125】(4)下記組成の潤滑油を調整した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−20 30 ヒンダード型合成エステル(B)−20 48 モノエステル(C)−20 20 乳化剤 2 不飽和指数A:−0.23 (5)テスト結果:表1
【0126】比較例8 (1)供試不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合
エステル(A)−21を下記成分から合成した。 (i)部分エステル化反応 混合一塩基性脂肪酸 :ベヘン酸 65重量部 (3モル部) オレイン酸 33重量部 リノール酸 2重量部 多価ヒンダード型アルコール:ペンタエリスリトール (1モル部) (ii) エステル化反応 部分エステル化反応生成物 :1分子当り1個のヒドロキシル基含有 (2モル部) 二塩基性脂肪酸 :オレイン酸の2量体 (1モル部)
【0127】 (2)ヒンダード型合成エステル(B)−21の合成 一塩基性脂肪酸 :ベヘン酸 65重量部 (3モル部) オレイン酸 33重量部 リノール酸 2重量部 多価ヒンダード型アルコール:ペンタエリスリトール
【0128】(3)モノエステル(C)−21 モノアルコール :ブチルアルコール 一塩基性脂肪酸 :ステアリン酸
【0129】(4)下記組成の潤滑油を調整した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−21 53 ヒンダード型合成エステル(B)−21 35 モノエステル(C)−21 10 乳化剤 2 不飽和指数A:0.31 (5)テスト結果:表1
【0130】比較例9 (1)供試不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合
エステル(A)−22を下記成分から合成した。 (i)部分エステル化反応 混合一塩基性脂肪酸 :ラウリン酸 60重量部 (2モル部) ステアリン酸 20重量部 オレイン酸 20重量部 多価ヒンダード型アルコール:トリメチロールプロパン (1モル部) (ii) エステル化反応 部分エステル化反応生成物 :1分子当り1個のヒドロキシル基含有 (2モル部) 二塩基性脂肪酸 :アジピン酸 (1モル部)
【0131】 (2)ヒンダード型合成エステル(B)−22の合成 一塩基性脂肪酸 :ラウリン酸 60重量部 (2モル部) ステアリン酸 20重量部 オレイン酸 20重量部 多価ヒンダード型アルコール:トリメチロールプロパン
【0132】(3)モノエステル(C)−22 モノアルコール :プロピルアルコール 一塩基性脂肪酸 :オレイン酸
【0133】(4)下記組成の潤滑油を調整した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−22 3 ヒンダード型合成エステル(B)−22 62 モノエステル(C)−22 33 乳化剤 2 不飽和指数A:0.16 (5)テスト結果:表1
【0134】比較例10 (1)供試不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合
エステル(A)−23を下記成分から合成した。 (I)部分エステル化反応 混合一塩基性脂肪酸 :ラウリン酸 60重量部 (2モル部) ステアリン酸 20 〃 オレイン酸 20 〃 多価ヒンダード型アルコール:トリメチロールプロパン (1モル部) (II) エステル化反応 部分エステル化反応生成物 :1分子当り1個のヒドロキシル基含有 (2モル部) 二塩基性脂肪酸 :アジピン酸 (1モル部)
【0135】 (2)ヒンダード型合成エステル(B)−23の合成 一塩基性脂肪酸 :ラウリン酸 60重量部 (2モル部) ステアリン酸 20 〃 オレイン酸 20 〃 多価ヒンダード型アルコール:トリメチロールプロパン
【0136】(3)モノエステル(C)−23 モノアルコール :プロピルアルコール 一塩基性脂肪酸 :オレイン酸 (4)二塩基性脂肪酸(E)−23:オレイン酸の2量
体からなるダイマー酸
【0137】(5)下記組成の潤滑油を調整した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−23 1 ヒンダード型合成エステル(B)−23 60 モノエステル(C)−23 31 二塩基性脂肪酸(E)−24 6 乳化剤 2 不飽和指数A:0.16 (6)テスト結果:表1
【0138】
【表1】
【0139】
【発明の効果】本発明に係わる潤滑組成物は、低い流動
点を有し、かつ耐熱劣化性に優れており、適正な粘度、
粘度指数に調整できるため下記の優れた効果を有するも
のである。 (1)鋼板の冷間圧延においてハウジングなどに付着し
た潤滑油の流れ落ち性が、良好であるためミル周辺の汚
れが少なく、作業環境が良好となる。 (2)鉄粉などを含む劣化油の生成が少ないため、この
鉄粉含有油が直接ロールバイト中に混入して、ロールお
よび鋼板に損傷を生じることが少ない。 (3)適正粘度に調整できるため、高速圧延時のロール
バイトへの潤滑油の導入量が制御でき導入油量の増大に
よるチャタリングの発生は抑制できる。即ち、安定した
高速圧延が可能となる。 (4)製品の品質が向上する。 (5)ロールの交換頻度が低減し、ロール原単位が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に用いられる不飽和脂肪酸エス
テル含有ヒンダード複合エステル(A)の含有量と、得
られる潤滑油の摩擦係数および粘度との関係の一例を示
すグラフ。
【図2】図2は、本発明に用いられるモノエステル(ii
i −a)の配合量と、得られる潤滑油のチャタリング
性、およびFP性の関係の一例を示すグラフ。
【図3】図3は、本発明の潤滑油基油の不飽和係数A
と、得られる潤滑油の粘度上昇率および流れ落ち性との
関係の一例を示すグラフ。
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】上述のようにして調された部分エステル
化反応生成物(a)の、前記二塩基性脂肪酸(b)に対
するモル比(a)/(b)を、ほゞ2:1に設定して、
上記両者をエステル化反応に供する。このエステル化反
応は、従来既知の反応方法、および反応条件(例えば、
窒素雰囲気内において200〜220℃の温度に加熱す
る)により行うことができる。上記反応により、本発明
の不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合エステル
(A)が得られる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】(2)潤滑性テスト 供試潤滑油を上水道水に30g/リットルの濃度で添加
し、これを60℃に加温し、これをポンプ循環により攪
拌して、潤滑油エマルジョンを調した。このエマルジ
ョン5リットルを、クーラントとして用し、上記鋼板を
短冊圧延機を用いて下記条件下により圧延した。圧延条件 圧延ロール:100mmφ、#240研磨 圧延速度:10m/分 圧下率:1パス圧延当り30% 上記圧延における、圧延荷重を測定し、潤滑された鋼板
の摩擦係数を、Bland&Fordの圧延理論に従っ
て、上記圧延荷重から逆算して求めた。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】(3)チャタリング性試験 供試潤滑油を上水道水に30g/リットルの濃度で添加
し、これを60℃に加温し、これをポンプ循環により撹
拌して、潤滑油エマルジョンを調した。このエマルジ
ョンを潤滑油として用い、上記鋼板を短冊高速圧延機を
用いて下記条件下により圧延した。圧延条件 圧延ロール:500mmφ、#240研磨 圧延速度 :1500m/分 圧下率 :1パス圧延当り25% 上記圧延における、圧延荷重の変化を経時に測定し、荷
重変動の大きさによりチャタリング性を評価した。 ○:荷重変動(小) ×:荷重変動(大)
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】(3)下記組成の潤滑油を調した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−1 30 ヒンダード型合成エステル(B)−1 68 乳化剤 2 不飽和指数A:0.54 (4)テスト結果:表1
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】(3)下記組成の潤滑油を調した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−2 6 ヒンダード型合成エステル(B)−2 64 精製パーム油 28 乳化剤 2 不飽和指数A:0.26 (4)テスト結果:表1
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】変更
【補正内容】
【0065】(3)下記組成の潤滑油を調した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−3 20 ヒンダード型合成エステル(B)−1 78 乳化剤 2 不飽和指数A:0.15 (4)テスト結果:表1
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正内容】
【0068】(3)下記組成の潤滑油を調した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−4 30 ヒンダード型合成エステル(B)−4 68 乳化剤 2 不飽和指数A:0.12 (4)テスト結果:表1
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0071
【補正方法】変更
【補正内容】
【0071】(3)下記組成の潤滑油を調した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−5 20 ヒンダード型合成エステル(B)−5 60 精製牛脂 18 乳化剤 2 不飽和指数A:0.40 (4)テスト結果:表1
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0074
【補正方法】変更
【補正内容】
【0074】(3)下記組成の潤滑油を調した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−6 40 ヒンダード型合成エステル(B)−6 58 乳化剤 2 不飽和指数A:0.59 (4)テスト結果:表1
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正内容】
【0077】(3)下記組成の潤滑油を調した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−7 49 ヒンダード型合成エステル(B)−7 28 スピンドル油 21 乳化剤 2 不飽和指数A:0.40 (4)テスト結果:表1
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正内容】
【0081】(4)下記組成の潤滑油を調した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−8 20 ヒンダード型合成エステル(B)−8 60 モノエステル(C)−8 18 乳化剤 2 不飽和指数A:0.19 (5)テスト結果:表1
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0085
【補正方法】変更
【補正内容】
【0085】(4)下記組成の潤滑油を調した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−9 10 ヒンダード型合成エステル(B)−9 60 モノエステル(C)−9 28 乳化剤 2 不飽和指数A:0.29 (5)テスト結果:表1
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0089
【補正方法】変更
【補正内容】
【0089】(4)下記組成の潤滑油を調した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−10 45 ヒンダード型合成エステル(B)−10 48 モノエステル(C)−10 5 乳化剤 2 不飽和指数A:0.6 (5)テスト結果:表1
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0093
【補正方法】変更
【補正内容】
【0093】(4)下記組成の潤滑油を調した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−11 25 ヒンダード型合成エステル(B)−11 48 モノエステル(C)−11 25 乳化剤 2 不飽和指数A:0.27 (5)テスト結果:表1
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0097
【補正方法】変更
【補正内容】
【0097】(4)下記組成の潤滑油を調した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−12 30 ヒンダード型合成エステル(B)−12 58 モノエステル(C)−12 10 乳化剤 2 不飽和指数A:0.02 (5)テスト結果:表1
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0100
【補正方法】変更
【補正内容】
【0100】(5)下記組成の潤滑油を調した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−13 9 ヒンダード型合成エステル(B)−13 59 モノエステル(C)−13 28 二塩基性脂肪酸(D)−13 2 乳化剤 2 不飽和指数A:0.29 (6)テスト結果:表1
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0104
【補正方法】変更
【補正内容】
【0104】(5)下記組成の潤滑油を調した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−14 8 ヒンダード型合成エステル(B)−14 58 モノエステル(C)−14 26 一塩基性脂肪酸(E)−14 6 乳化剤 2 不飽和指数A:0.29 (6)テスト結果:表1
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0108
【補正方法】変更
【補正内容】
【0108】(6)下記組成の潤滑油を調した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−15 9 ヒンダード型合成エステル(B)−15 59 モノエステル(C)−15 27 二塩基性脂肪酸(D)−15 1 一塩基性脂肪酸(E)−15 2 乳化剤 2 不飽和指数A:0.29 (7)テスト結果:表1
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0111
【補正方法】変更
【補正内容】
【0111】(3)下記組成の潤滑油を調した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−16 40 ヒンダード型合成エステル(B)−16 58 乳化剤 2 不飽和指数A:0.15 (4)テスト結果:表1
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0114
【補正方法】変更
【補正内容】
【0114】(3)下記組成の潤滑油を調した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−17 30 ヒンダード型合成エステル(B)−17 68 乳化剤 2 不飽和指数A:0.05 (4)テスト結果:表1
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0117
【補正方法】変更
【補正内容】
【0117】(3)下記組成の潤滑油を調した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−18 25 ヒンダード型合成エステル(B)−18 73 乳化剤 2 不飽和指数A:−0.15 (4)テスト結果:表1
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0118
【補正方法】変更
【補正内容】
【0118】比較例4 (1)下記組成の潤滑油を調した。 成 分 重量% 精製牛脂 98 乳化剤 2 不飽和指数A:0.1 (2)テスト結果:表1
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0119
【補正方法】変更
【補正内容】
【0119】比較例5 (1)下記組成の潤滑油を調した。 成 分 重量% オリーブ油 98 乳化剤 2 不飽和指数A:−1.37 (2)テスト結果:表1
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0121
【補正方法】変更
【補正内容】
【0121】(3)下記組成の潤滑油を調した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−19 40 ヒンダード型合成エステル(B)−19 23 スピンドル油 35 乳化剤 2 不飽和指数A:0.40 (4)テスト結果:表1
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0125
【補正方法】変更
【補正内容】
【0125】(4)下記組成の潤滑油を調した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−20 30 ヒンダード型合成エステル(B)−20 48 モノエステル(C)−20 20 乳化剤 2 不飽和指数A:−0.23 (5)テスト結果:表1
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0129
【補正方法】変更
【補正内容】
【0129】(4)下記組成の潤滑油を調した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−21 53 ヒンダード型合成エステル(B)−21 35 モノエステル(C)−21 10 乳化剤 2 不飽和指数A:0.31 (5)テスト結果:表1
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0133
【補正方法】変更
【補正内容】
【0133】(4)下記組成の潤滑油を調した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−22 3 ヒンダード型合成エステル(B)−22 62 モノエステル(C)−22 33 乳化剤 2 不飽和指数A:0.16 (5)テスト結果:表1
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0137
【補正方法】変更
【補正内容】
【0137】(5)下記組成の潤滑油を調した。 成 分 重量% 複合エステル(A)−23 1 ヒンダード型合成エステル(B)−23 60 モノエステル(C)−23 31 二塩基性脂肪酸(E)−24 6 乳化剤 2 不飽和指数A:0.16 (6)テスト結果:表1
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10M 105:42 105:32 129:42 129:40 129:92) C10N 20:02 30:02 40:24 Z 8217−4H (72)発明者 南 淳一 東京都中央区日本橋一丁目15番1号 日本 パーカライジング株式会社内 (72)発明者 岩藤 秀一 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 徳永 宗康 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 覚張 文夫 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 守田 義之 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記成分: (A)(a)1分子当り12〜18個の炭素原子を有す
    る少なくとも1種の不飽和一塩基性脂肪酸と、1分子当
    り12〜18個の炭素原子を有する少なくとも1種の飽
    和一塩基性脂肪酸とからなる混合一塩基性脂肪酸と、少
    なくとも1種の3価以上のヒンダード型多価アルコール
    とを、部分エステル化反応させて得られ、かつ1分子当
    り1個のヒドロキシル基を有する部分エステル化反応生
    成物と、(b)少なくとも1種の二塩基性脂肪酸とを、
    前記部分エステル化反応生成物(a)の前記二塩基性脂
    肪酸(b)に対するモル比がほゞ2:1になるようにエ
    ステル化反応させて得られた不飽和脂肪酸エステル含有
    ヒンダード型複合エステルと、 (B)少なくとも1種の3価以上のヒンダード型多価ア
    ルコールと、1分子当り12〜18個の炭素原子を有す
    る少なくとも1種の一塩基性脂肪酸とをエステル化反応
    させて得られたヒンダード型合成エステルと、 (C)(i) 天然油脂、(ii) 鉱物油、および(ii
    i) 前記不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合エ
    ステル(A)とは異なり、かつ前記ヒンダード型合成エ
    ステル(B)とも異なる合成エステル、から選ばれた少
    なくとも1種からなる添加成分と、を含む基油を含有
    し、 前記不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合エステ
    ル(A)の含有重量が、前記基油全重量に対し6〜50
    %であり、 前記不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合エステ
    ル(A)および前記ヒンダード型合成エステル(B)と
    の合計含有重量が、前記基油全重量に対し、70〜10
    0%であり、かつ前記基油中に含まれるエステル構成一
    塩基性脂肪酸成分の重量が、下記関係式(I): 0.8≧F0 −(F1 +5・F2 )≧0 (I) 〔但し、式(I)中、F0 は基油中に含まれるエステル
    構成飽和一塩基性脂肪酸成分の、エステル構成一塩基性
    脂肪酸全重量に対する重量比を表わし、F1 は基油中に
    含まれ、かつ1分子当り1個の不飽和結合を有するエス
    テル構成不飽和一塩基性脂肪酸の、エステル構成一塩基
    性脂肪酸全重量に対する重量比を表わし、F2 は、基油
    中に含まれ、かつ1分子当り2個以上の不飽和結合を有
    するエステル構成不飽和一塩基性脂肪酸の、エステル構
    成一塩基性脂肪酸全重量に対する重量比を表わす〕を満
    足することを特徴とする鋼板冷間圧延用潤滑油組成物。
  2. 【請求項2】 前記添加成分(C)が、1分子当り1〜
    18個の炭素原子と1個のヒドロキシル基とを有するモ
    ノアルコールと、1分子当り2〜18個の炭素原子と、
    1個のカルボキシル基とを有する一塩基性脂肪酸とのエ
    ステル化反応により得られ、50℃において15cSt 以
    下の動粘度を有し、かつ170以上の粘度指数を有する
    モノエステルからなり、 前記不飽和脂肪酸エステル含有ヒンダード型複合エステ
    ル(A)、および前記ヒンダード型合成エステル(B)
    との合計含有量が、前記基油全重量に対し70〜95%
    であり、かつ、 前記モノエステルからなる添加成分(C)の含有量が、
    前記基油全重量に対し、5〜30%である、ことを特徴
    とする請求項1に記載の鋼板冷間圧延用潤滑油組成物。
  3. 【請求項3】 下記追加成分: (D)前記基油全重量に対し0.5〜3.0重量%の、
    1分子当り24〜40個の炭素原子を有する二塩基性脂
    肪酸、 (E)前記基油全重量に対し1.0〜8.0重量%の、
    1分子当り8〜20個の炭素原子を有する一塩基性脂肪
    酸、および (F)前記基油全重量に対し1.0〜8.0重量%の、
    前記二塩基性脂肪酸(D)および前記一塩基性脂肪酸
    (E)の混合物、から選ばれた少なくとも1員を更に含
    む、請求項1又は2に記載の鋼板冷間圧延用潤滑油組成
    物。
JP5214490A 1993-01-28 1993-08-30 鋼板冷間圧延用潤滑油組成物 Pending JPH06279778A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109072112A (zh) * 2016-06-14 2018-12-21 日油株式会社 润滑油基油及润滑油组合物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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