JPH06280497A - トンネル覆工用エレメントの掘進方法 - Google Patents
トンネル覆工用エレメントの掘進方法Info
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- JPH06280497A JPH06280497A JP5067043A JP6704393A JPH06280497A JP H06280497 A JPH06280497 A JP H06280497A JP 5067043 A JP5067043 A JP 5067043A JP 6704393 A JP6704393 A JP 6704393A JP H06280497 A JPH06280497 A JP H06280497A
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 15
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Landscapes
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エレメントの先端部に、カッタによる掘削が
不能な障害物が存在した場合において、この障害物の除
去作業を極めて容易に行い、工期の遅れを最小限に抑さ
える。 【構成】 掘進エレメント1Aと隣接する既に嵌入され
た既設エレメント1Bの内部から、掘進エレメント1A
の先端部近傍における既設エレメント1Bの側板1a及
び掘進エレメント1Aの刃先エレメント2の側板2aに
それぞれ設けられた連通孔形成部3、4にて、互いに連
通する孔部3b、4bをあける。カッタを孔部3b、4
bの後方まで後退させて刃先エレメント2の先端部近傍
に空間部Kを形成する。既設エレメント1Bから孔部3
b、4bを通って空間部Kへ進入し、障害物Sを掘削す
る。
不能な障害物が存在した場合において、この障害物の除
去作業を極めて容易に行い、工期の遅れを最小限に抑さ
える。 【構成】 掘進エレメント1Aと隣接する既に嵌入され
た既設エレメント1Bの内部から、掘進エレメント1A
の先端部近傍における既設エレメント1Bの側板1a及
び掘進エレメント1Aの刃先エレメント2の側板2aに
それぞれ設けられた連通孔形成部3、4にて、互いに連
通する孔部3b、4bをあける。カッタを孔部3b、4
bの後方まで後退させて刃先エレメント2の先端部近傍
に空間部Kを形成する。既設エレメント1Bから孔部3
b、4bを通って空間部Kへ進入し、障害物Sを掘削す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、鉄道や道路
等の下に立体交差するトンネルを構築する場合に用いら
れるトンネル覆工用エレメントの掘進方法に関するもの
である。
等の下に立体交差するトンネルを構築する場合に用いら
れるトンネル覆工用エレメントの掘進方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】鉄道や道路の下に立体交差するトンネル
を構築する方法として、現場打設コンクリートによって
分割されない一体構造の覆工体を構築する施工法に代
え、断面形状が矩形で、長尺な管状のトンネル覆工用エ
レメントを用いて施工する方法が知られている。この方
法は、まず、発進立坑にて、地山に向けてトンネル覆工
用エレメント(以下単にエレメントと称す)をセット
し、このエレメントを、エレメント後方に配した推進装
置によって地山へ水平に推進させながら、エレメントの
先端に備えられたカッタにより地山の土砂を掘削するこ
とによって、エレメントを掘進させて地山中に貫通させ
た状態で埋設する。このようにして、複数のエレメント
を、互いに隣接した状態でトンネルの覆工断面に沿って
地山に貫通させ、これらエレメントを相互に連結してト
ンネル覆工体を構築した後、このトンネル覆工体の内側
の土砂を掘削除去してトンネルを構築する。
を構築する方法として、現場打設コンクリートによって
分割されない一体構造の覆工体を構築する施工法に代
え、断面形状が矩形で、長尺な管状のトンネル覆工用エ
レメントを用いて施工する方法が知られている。この方
法は、まず、発進立坑にて、地山に向けてトンネル覆工
用エレメント(以下単にエレメントと称す)をセット
し、このエレメントを、エレメント後方に配した推進装
置によって地山へ水平に推進させながら、エレメントの
先端に備えられたカッタにより地山の土砂を掘削するこ
とによって、エレメントを掘進させて地山中に貫通させ
た状態で埋設する。このようにして、複数のエレメント
を、互いに隣接した状態でトンネルの覆工断面に沿って
地山に貫通させ、これらエレメントを相互に連結してト
ンネル覆工体を構築した後、このトンネル覆工体の内側
の土砂を掘削除去してトンネルを構築する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記エレメ
ントを地山へ掘進させる際に、このエレメントの進行方
向前方側に礫岩等の硬質な岩あるいは産業廃棄物等から
なる障害物があると、このエレメントの先端部に設けら
れたカッタによる掘削が困難となってしまう。このよう
な場合、従来では、エレメントの先端部に設置させたカ
ッタを後方へ移動させて、このエレメントの後端部から
抜き出し、この状態において、作業者がエレメント内へ
入って、エレメントの先端部にて礫岩を掘削し、その土
砂をエレメントの後端部から排出し、この礫岩の掘削及
び排出が終了した後に、再びエレメントへカッタを挿入
させなければならず、その作業に多大な労力及び時間を
要し、工期の大幅な遅れを余儀なくされていた。
ントを地山へ掘進させる際に、このエレメントの進行方
向前方側に礫岩等の硬質な岩あるいは産業廃棄物等から
なる障害物があると、このエレメントの先端部に設けら
れたカッタによる掘削が困難となってしまう。このよう
な場合、従来では、エレメントの先端部に設置させたカ
ッタを後方へ移動させて、このエレメントの後端部から
抜き出し、この状態において、作業者がエレメント内へ
入って、エレメントの先端部にて礫岩を掘削し、その土
砂をエレメントの後端部から排出し、この礫岩の掘削及
び排出が終了した後に、再びエレメントへカッタを挿入
させなければならず、その作業に多大な労力及び時間を
要し、工期の大幅な遅れを余儀なくされていた。
【0004】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、エレメントの先端部にてカッタによる掘削が不可
能な礫岩等の硬質な岩あるいは産業廃棄物等の障害物を
極めて容易に取り除くことが可能なトンネル覆工用エレ
メントの掘進方法を提供することを目的としている。
ので、エレメントの先端部にてカッタによる掘削が不可
能な礫岩等の硬質な岩あるいは産業廃棄物等の障害物を
極めて容易に取り除くことが可能なトンネル覆工用エレ
メントの掘進方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明のトンネル覆
工用エレメントの掘進方法は、構築すべきトンネルの断
面に沿って嵌入し、それぞれの側部を連結することによ
りトンネルの覆工体を構成させる複数の中空状のエレメ
ントを、先端部に設けられたカッタによって地山を掘削
しながら推進させるトンネル覆工用エレメントの掘進方
法において、掘進中のエレメントの先端部が、前記カッ
タによる掘削が不能な障害物に突き当たった際に、掘進
中のエレメントと隣接する既に嵌入された既設のエレメ
ントの内部から、掘進中のエレメントの先端部近傍にお
ける既設のエレメントの側部及び掘進中のエレメントの
側部に孔部をあけてそれぞれのエレメントの内部を連通
させ、前記カッタを孔部の後方まで後退させて掘進中の
エレメントの先端部近傍に空間部を形成し、既設のエレ
メントから前記孔部を通って前記空間部へ進入し、前記
障害物を掘削することを特徴としている。
工用エレメントの掘進方法は、構築すべきトンネルの断
面に沿って嵌入し、それぞれの側部を連結することによ
りトンネルの覆工体を構成させる複数の中空状のエレメ
ントを、先端部に設けられたカッタによって地山を掘削
しながら推進させるトンネル覆工用エレメントの掘進方
法において、掘進中のエレメントの先端部が、前記カッ
タによる掘削が不能な障害物に突き当たった際に、掘進
中のエレメントと隣接する既に嵌入された既設のエレメ
ントの内部から、掘進中のエレメントの先端部近傍にお
ける既設のエレメントの側部及び掘進中のエレメントの
側部に孔部をあけてそれぞれのエレメントの内部を連通
させ、前記カッタを孔部の後方まで後退させて掘進中の
エレメントの先端部近傍に空間部を形成し、既設のエレ
メントから前記孔部を通って前記空間部へ進入し、前記
障害物を掘削することを特徴としている。
【0006】また、第2の発明のトンネル覆工用エレメ
ントの掘進方法は、第1の発明における掘進中のエレメ
ントの先端部にて障害物を掘削することにより生じた土
砂を、前記孔部から前記既設のエレメント内へ送り出
し、この既設のエレメントの後端部から外部へ排出させ
ることを特徴としている。
ントの掘進方法は、第1の発明における掘進中のエレメ
ントの先端部にて障害物を掘削することにより生じた土
砂を、前記孔部から前記既設のエレメント内へ送り出
し、この既設のエレメントの後端部から外部へ排出させ
ることを特徴としている。
【0007】
【作用】この発明のトンネル覆工用エレメントの掘進方
法によれば、掘進中のエレメントの前方に障害物があ
り、この掘進中のエレメントの先端部のカッタによる掘
削が困難となった場合、既に嵌入された隣接する既設の
エレメント側から作業者が進入して、掘進中のエレメン
トの先端部近傍において、既設のエレメントの側部及び
掘進中のエレメントの側部に、互いに連通する孔部を形
成するとともに、この孔部よりも後方へカッタを後退さ
せる。
法によれば、掘進中のエレメントの前方に障害物があ
り、この掘進中のエレメントの先端部のカッタによる掘
削が困難となった場合、既に嵌入された隣接する既設の
エレメント側から作業者が進入して、掘進中のエレメン
トの先端部近傍において、既設のエレメントの側部及び
掘進中のエレメントの側部に、互いに連通する孔部を形
成するとともに、この孔部よりも後方へカッタを後退さ
せる。
【0008】このようにすると、掘進中のエレメントの
先端部に既設のエレメントの内部と連通した空間部が形
成され、この空間部へ既設のエレメントから入り込み、
掘進中のエレメントの先端部の障害物を掘削し、その土
砂を、孔部から既設のエレメントへ送り出し、この既設
のエレメントの後端部から排出させる。即ち、掘進中の
エレメントのカッタをこのエレメントの後端部から抜き
取る必要がなく、したがって、掘進中のエレメントの掘
進の中断が短時間に抑さえられるとともに、その作業が
簡略化される。
先端部に既設のエレメントの内部と連通した空間部が形
成され、この空間部へ既設のエレメントから入り込み、
掘進中のエレメントの先端部の障害物を掘削し、その土
砂を、孔部から既設のエレメントへ送り出し、この既設
のエレメントの後端部から排出させる。即ち、掘進中の
エレメントのカッタをこのエレメントの後端部から抜き
取る必要がなく、したがって、掘進中のエレメントの掘
進の中断が短時間に抑さえられるとともに、その作業が
簡略化される。
【0009】
【実施例】以下、本発明のトンネル覆工用エレメントの
掘進方法の実施例を図によって説明する。図1におい
て、符号1は、エレメント(覆工用エレメント)であ
る。このエレメント1には、図2に示すように、その先
端部にカッタ(図示略)を備えた刃先エレメント2が取
り付けられるようになっており、この刃先エレメント2
のカッタによって地山を掘削し、エレメント1の後端部
に設置された推進装置(図示略)によって推進するよう
になっている。
掘進方法の実施例を図によって説明する。図1におい
て、符号1は、エレメント(覆工用エレメント)であ
る。このエレメント1には、図2に示すように、その先
端部にカッタ(図示略)を備えた刃先エレメント2が取
り付けられるようになっており、この刃先エレメント2
のカッタによって地山を掘削し、エレメント1の後端部
に設置された推進装置(図示略)によって推進するよう
になっている。
【0010】また、このエレメント1の側板1aには、
複数の連通孔形成部3、3…が所定間隔をあけて設けら
れている。この連通孔形成部3、3…は、エレメント1
の側板1aに略矩形状の孔部を形成するために設けられ
たもので、そのコーナーにはスリット3a、3aが形成
されている。そして、このスリット3a、3a…の端部
間をバーナーによって切断することにより、エレメント
1の側板1aに孔部が形成されるようになっている。そ
して、これらスリット3a、3a…を形成しておくこと
により、側板1aへのバーナーによる孔部の形成を容易
にすることができるとともに、バーナーの熱による側板
1aへの影響(例えば、変形等)を極力すくなくするこ
とができる。
複数の連通孔形成部3、3…が所定間隔をあけて設けら
れている。この連通孔形成部3、3…は、エレメント1
の側板1aに略矩形状の孔部を形成するために設けられ
たもので、そのコーナーにはスリット3a、3aが形成
されている。そして、このスリット3a、3a…の端部
間をバーナーによって切断することにより、エレメント
1の側板1aに孔部が形成されるようになっている。そ
して、これらスリット3a、3a…を形成しておくこと
により、側板1aへのバーナーによる孔部の形成を容易
にすることができるとともに、バーナーの熱による側板
1aへの影響(例えば、変形等)を極力すくなくするこ
とができる。
【0011】また、刃先エレメント2の側板2aにもコ
ーナーにスリット4a、4aが形成された連通孔形成部
4、4が設けられており、上記連通孔形成部3、3…と
同様に、それぞれのコーナーのスリット4a、4aの端
部間をバーナーによって切断することにより、刃先エレ
メント2の側板2aにも孔部を形成することができるよ
うになっている。
ーナーにスリット4a、4aが形成された連通孔形成部
4、4が設けられており、上記連通孔形成部3、3…と
同様に、それぞれのコーナーのスリット4a、4aの端
部間をバーナーによって切断することにより、刃先エレ
メント2の側板2aにも孔部を形成することができるよ
うになっている。
【0012】また、この刃先エレメント2の側板2aに
設けられた連通孔形成部4、4の幅寸法L1は、エレメ
ント1の側板1aに設けられた連通孔形成部3、3…の
幅寸法L2よりも大きくされており、さらに、その間隔
P1は前記連通孔形成部3、3…の間隔P2よりも小さ
くされている。なお、スリット3a、4aは、図3に示
すように、貫通させたものであっても、図4に示すよう
に、溝であっても良いが、溝の場合には、このスリット
3a、4aもバーナーによって切断する。
設けられた連通孔形成部4、4の幅寸法L1は、エレメ
ント1の側板1aに設けられた連通孔形成部3、3…の
幅寸法L2よりも大きくされており、さらに、その間隔
P1は前記連通孔形成部3、3…の間隔P2よりも小さ
くされている。なお、スリット3a、4aは、図3に示
すように、貫通させたものであっても、図4に示すよう
に、溝であっても良いが、溝の場合には、このスリット
3a、4aもバーナーによって切断する。
【0013】次に、上記のエレメント1を掘進させる場
合について説明する。まず、発進立坑にて、地山に向け
てエレメント1をセットし、このエレメント1を、推進
装置によって水平に地山に推進させながら、刃先エレメ
ント2の先端部に備えられたカッタにより地山の土砂を
掘削することによって、エレメント1を地山中に掘進さ
せる。このようにして、複数のエレメント1、1を、互
いに隣接した状態でトンネルの覆工断面に沿って地山に
貫通させ、これらエレメント1、1を相互に連結してト
ンネル覆工体を構築し、このトンネル覆工体の内側の土
砂を掘削除去してトンネルを構築する。
合について説明する。まず、発進立坑にて、地山に向け
てエレメント1をセットし、このエレメント1を、推進
装置によって水平に地山に推進させながら、刃先エレメ
ント2の先端部に備えられたカッタにより地山の土砂を
掘削することによって、エレメント1を地山中に掘進さ
せる。このようにして、複数のエレメント1、1を、互
いに隣接した状態でトンネルの覆工断面に沿って地山に
貫通させ、これらエレメント1、1を相互に連結してト
ンネル覆工体を構築し、このトンネル覆工体の内側の土
砂を掘削除去してトンネルを構築する。
【0014】ここで、このエレメント1を掘進させる際
に、刃先エレメント2の前方に、例えば、礫岩あるいは
産業廃棄物等を有する障害物が存在する場合、刃先エレ
メント2の先端部のカッタによる掘削が不可能となるこ
とがある。次に、このような場合におけるエレメント1
の掘進作業について図5及び図6によって説明する。ま
ず、この掘進中のエレメント(以下、掘進エレメント1
Aとする)に隣接して既に埋設されたエレメント(以
下、既設エレメント1Bとする)の後端部から作業者が
進入し、掘進エレメント1Aの先端部近傍において、こ
の掘進エレメント1Aの刃先エレメント2に設けられた
連通孔形成部4と重なる既設エレメント1Bの連通孔形
成部3のスリット3a、3a間をバーナーによって切断
して孔部3bを形成する。
に、刃先エレメント2の前方に、例えば、礫岩あるいは
産業廃棄物等を有する障害物が存在する場合、刃先エレ
メント2の先端部のカッタによる掘削が不可能となるこ
とがある。次に、このような場合におけるエレメント1
の掘進作業について図5及び図6によって説明する。ま
ず、この掘進中のエレメント(以下、掘進エレメント1
Aとする)に隣接して既に埋設されたエレメント(以
下、既設エレメント1Bとする)の後端部から作業者が
進入し、掘進エレメント1Aの先端部近傍において、こ
の掘進エレメント1Aの刃先エレメント2に設けられた
連通孔形成部4と重なる既設エレメント1Bの連通孔形
成部3のスリット3a、3a間をバーナーによって切断
して孔部3bを形成する。
【0015】なお、この連通孔形成部4の幅寸法L1が
連通孔形成部3の幅寸法L2よりも大きくかつ連通孔形
成部4のピッチP1が連通孔形成部3のピッチP2より
も小さいので、連通孔形成部4の少なくともいずれか一
方には必ず連通孔形成部3が重なり合うようになってい
る。次に、この孔部3bから掘進エレメント1Aの刃先
エレメント2に設けられた連通孔形成部4のスリット4
a、4a間をバーナーによって切断して孔部4bを形成
する。ここで、この刃先エレメント2に設けられた連通
孔形成部4は、その幅寸法L1が既設エレメント1Bに
設けられた連通孔形成部3の幅寸法L2よりも大きいた
め、図7に示すように、この連通孔形成部4を約半分に
切断して孔部4bを形成する。
連通孔形成部3の幅寸法L2よりも大きくかつ連通孔形
成部4のピッチP1が連通孔形成部3のピッチP2より
も小さいので、連通孔形成部4の少なくともいずれか一
方には必ず連通孔形成部3が重なり合うようになってい
る。次に、この孔部3bから掘進エレメント1Aの刃先
エレメント2に設けられた連通孔形成部4のスリット4
a、4a間をバーナーによって切断して孔部4bを形成
する。ここで、この刃先エレメント2に設けられた連通
孔形成部4は、その幅寸法L1が既設エレメント1Bに
設けられた連通孔形成部3の幅寸法L2よりも大きいた
め、図7に示すように、この連通孔形成部4を約半分に
切断して孔部4bを形成する。
【0016】このようにすると、これら連通孔形成部3
にて形成した孔部3b及び連通孔形成部4にて形成した
孔部4bによって、既設エレメント1Bの内部と掘進エ
レメント1Aの内部とが連通される。さらに、掘進エレ
メント1Aのカッタを、連通された孔部3b、4bより
も後方まで後退させて、この刃先エレメント2の先端部
近傍に空間部Kを形成する。この状態において、既設エ
レメント1Bの後端部から作業者がこの既設エレメント
1Bの内部へ進入し、連通された孔部3b、4bから掘
削中エレメント1Aの刃先エレメント2に形成された空
間部Kへ入り込み、刃先エレメント2の前方に存在する
礫岩あるいは産業廃棄物等を有する障害物Sを掘削して
刃先エレメント2の前方から除去する。
にて形成した孔部3b及び連通孔形成部4にて形成した
孔部4bによって、既設エレメント1Bの内部と掘進エ
レメント1Aの内部とが連通される。さらに、掘進エレ
メント1Aのカッタを、連通された孔部3b、4bより
も後方まで後退させて、この刃先エレメント2の先端部
近傍に空間部Kを形成する。この状態において、既設エ
レメント1Bの後端部から作業者がこの既設エレメント
1Bの内部へ進入し、連通された孔部3b、4bから掘
削中エレメント1Aの刃先エレメント2に形成された空
間部Kへ入り込み、刃先エレメント2の前方に存在する
礫岩あるいは産業廃棄物等を有する障害物Sを掘削して
刃先エレメント2の前方から除去する。
【0017】さらに、この障害物Sを掘削することによ
り生じた廃土を連通された孔部3b、4bから既設エレ
メント1Bの内部へ送り込んで、この既設エレメント1
B内にて後方へ搬送させ、後端部から排出させる。この
ようにして刃先エレメント2の前方の障害物Sを取り除
き、作業者が既設エレメント1Bの内部へ移って後端部
から脱出したら、後退させていたカッタを前進させて刃
先エレメント2の先端部へ設置し、このカッタによっ
て、再び地山を掘削させながら、推進装置によって推進
させることにより掘進を再開させる。
り生じた廃土を連通された孔部3b、4bから既設エレ
メント1Bの内部へ送り込んで、この既設エレメント1
B内にて後方へ搬送させ、後端部から排出させる。この
ようにして刃先エレメント2の前方の障害物Sを取り除
き、作業者が既設エレメント1Bの内部へ移って後端部
から脱出したら、後退させていたカッタを前進させて刃
先エレメント2の先端部へ設置し、このカッタによっ
て、再び地山を掘削させながら、推進装置によって推進
させることにより掘進を再開させる。
【0018】そして、掘進エレメント1Aの掘進が完了
したら、既設エレメント1Bに形成した孔部3bを、図
8に示すような蓋体7を使用して閉鎖させる。この蓋体
7は、その幅寸法が孔部3bの幅寸法よりも大きく形成
されたもので、その高さ寸法は、孔部3bの高さ寸法よ
りも僅かに小さくされている。また、この蓋体7には、
そのコーナーに形成されたメネジにボルト8、8がねじ
込まれている。
したら、既設エレメント1Bに形成した孔部3bを、図
8に示すような蓋体7を使用して閉鎖させる。この蓋体
7は、その幅寸法が孔部3bの幅寸法よりも大きく形成
されたもので、その高さ寸法は、孔部3bの高さ寸法よ
りも僅かに小さくされている。また、この蓋体7には、
そのコーナーに形成されたメネジにボルト8、8がねじ
込まれている。
【0019】そして、この蓋体7を既設エレメント1B
の内部からこの既設エレメント1Bと、掘進エレメント
1Aとの間に入れ、ボルト8、8をねじ込んで、このボ
ルト8、8の先端部を突出させることにより、このボル
ト8、8の先端部を掘進エレメント1Aの側板1aへ当
接させ、蓋体7と掘進エレメント1Aの側板1aとの間
隔を拡げ、この蓋体7の側端部を孔部3bの開口縁部に
当接させ、孔部3bを覆うように固定し閉鎖する。上記
のようにして、全てのエレメント1の埋設が完了した
ら、これらエレメント1内及びエレメント1同士の間へ
コンクリートを打設して、トンネルの覆工体を完成さ
せ、このトンネル覆工体の内部を掘削してトンネルを構
築する。
の内部からこの既設エレメント1Bと、掘進エレメント
1Aとの間に入れ、ボルト8、8をねじ込んで、このボ
ルト8、8の先端部を突出させることにより、このボル
ト8、8の先端部を掘進エレメント1Aの側板1aへ当
接させ、蓋体7と掘進エレメント1Aの側板1aとの間
隔を拡げ、この蓋体7の側端部を孔部3bの開口縁部に
当接させ、孔部3bを覆うように固定し閉鎖する。上記
のようにして、全てのエレメント1の埋設が完了した
ら、これらエレメント1内及びエレメント1同士の間へ
コンクリートを打設して、トンネルの覆工体を完成さ
せ、このトンネル覆工体の内部を掘削してトンネルを構
築する。
【0020】このように、上記実施例のトンネル覆工用
エレメントの掘進方法によれば、掘進させるエレメント
1Aの前方に礫岩あるいは産業廃棄物等を有する障害物
Sが存在して、カッタによる掘削が不可能となった場合
であっても、カッタをエレメント1の後端部まで後退さ
せて抜き取ることなく、この掘進させるエレメント1の
前方の障害物Sを極めて容易に作業者によって掘削させ
て除去することができる。即ち、従来方法と比較して、
障害物Sの除去作業にかかる労力及び時間を大幅に削減
することができ、エレメント1の掘進の中断を最小限に
抑さえることができる。
エレメントの掘進方法によれば、掘進させるエレメント
1Aの前方に礫岩あるいは産業廃棄物等を有する障害物
Sが存在して、カッタによる掘削が不可能となった場合
であっても、カッタをエレメント1の後端部まで後退さ
せて抜き取ることなく、この掘進させるエレメント1の
前方の障害物Sを極めて容易に作業者によって掘削させ
て除去することができる。即ち、従来方法と比較して、
障害物Sの除去作業にかかる労力及び時間を大幅に削減
することができ、エレメント1の掘進の中断を最小限に
抑さえることができる。
【0021】なお、上記実施例では、刃先エレメント2
の側板2aに、コーナーのみにスリット4a、4aを形
成した連通孔形成部4を設けたが、図9に示すように、
コーナー同士の間に縦方向へ僅かにスリット4a′、4
a′を形成しておけば、この側板2aにおける縦方向へ
の切断をより容易にすることができる。また、上記実施
例では、刃先エレメント2の側板2aに、予め孔部4b
を開口させておいても良い。
の側板2aに、コーナーのみにスリット4a、4aを形
成した連通孔形成部4を設けたが、図9に示すように、
コーナー同士の間に縦方向へ僅かにスリット4a′、4
a′を形成しておけば、この側板2aにおける縦方向へ
の切断をより容易にすることができる。また、上記実施
例では、刃先エレメント2の側板2aに、予め孔部4b
を開口させておいても良い。
【0022】また、例えば、1本目のエレメント1を掘
進させる場合に、この1本目のエレメント1の刃先エレ
メント2の前方に障害物Sが存在したときには、この1
本目のエレメント1の掘進を中断して、2本目のエレメ
ント1を隣接させて掘進させさせ、この2本目のエレメ
ント1の連通孔形成部3及び1本目のエレメント1の刃
先エレメント2の連通孔形成部4にてそれぞれ孔部3
b、4bを形成して連通させ、この連通させた孔部3
b、4bから1本目の刃先エレメント2内へ作業者が進
入して、障害物Sの除去を行い、その廃土を2本目のエ
レメント1の後端部から排出するようにすれば良い。ま
た、刃先エレメント2は、埋設させてトンネル覆工体と
して用いても、あるいはエレメント1の埋設後に取り外
しても良い。
進させる場合に、この1本目のエレメント1の刃先エレ
メント2の前方に障害物Sが存在したときには、この1
本目のエレメント1の掘進を中断して、2本目のエレメ
ント1を隣接させて掘進させさせ、この2本目のエレメ
ント1の連通孔形成部3及び1本目のエレメント1の刃
先エレメント2の連通孔形成部4にてそれぞれ孔部3
b、4bを形成して連通させ、この連通させた孔部3
b、4bから1本目の刃先エレメント2内へ作業者が進
入して、障害物Sの除去を行い、その廃土を2本目のエ
レメント1の後端部から排出するようにすれば良い。ま
た、刃先エレメント2は、埋設させてトンネル覆工体と
して用いても、あるいはエレメント1の埋設後に取り外
しても良い。
【0023】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のトンネ
ル覆工用エレメントによれば、下記の効果を得ることが
できる。掘進させるエレメントの前方に礫岩あるいは産
業廃棄物等を有する障害物が存在して、カッタによる掘
削が不可能となった場合であっても、カッタをエレメン
トの後端部まで後退させて抜き取ることなく、この掘進
させるエレメントの前方の障害物を極めて容易に作業者
によって掘削させて除去することができる。即ち、従来
技術と比較して、障害物の除去作業にかかる労力及び時
間を大幅に削減することができ、エレメントの掘進の中
断を最小限に抑さえることができる。
ル覆工用エレメントによれば、下記の効果を得ることが
できる。掘進させるエレメントの前方に礫岩あるいは産
業廃棄物等を有する障害物が存在して、カッタによる掘
削が不可能となった場合であっても、カッタをエレメン
トの後端部まで後退させて抜き取ることなく、この掘進
させるエレメントの前方の障害物を極めて容易に作業者
によって掘削させて除去することができる。即ち、従来
技術と比較して、障害物の除去作業にかかる労力及び時
間を大幅に削減することができ、エレメントの掘進の中
断を最小限に抑さえることができる。
【図1】本発明の覆工用エレメントの構成及び構造を説
明するエレメントの側面図である。
明するエレメントの側面図である。
【図2】刃先エレメントの構成及び構造を説明する刃先
エレメントの側面図である。
エレメントの側面図である。
【図3】スリットの形状を説明するエレメントあるいは
刃先エレメントの側板の断面図である。
刃先エレメントの側板の断面図である。
【図4】他の形状のスリットを説明するエレメントある
いは刃先エレメントの側板の断面図である。
いは刃先エレメントの側板の断面図である。
【図5】障害物の除去作業を説明するエレメント及び刃
先エレメントの概略斜視図である。
先エレメントの概略斜視図である。
【図6】障害物の除去作業を説明するエレメント及び刃
先エレメントの概略平面図である。
先エレメントの概略平面図である。
【図7】刃先エレメントに設けられた連通孔形成部にお
ける孔部のあけ方を説明する刃先エレメントの側面図で
ある。
ける孔部のあけ方を説明する刃先エレメントの側面図で
ある。
【図8】エレメントに形成した孔部を蓋体によって閉鎖
する閉鎖構造を説明する埋設されたエレメント同士の間
の断面図である。
する閉鎖構造を説明する埋設されたエレメント同士の間
の断面図である。
【図9】刃先エレメントに設けられた連通孔形成部の他
の例を説明する刃先エレメントの側面図である。
の例を説明する刃先エレメントの側面図である。
1 エレメント 1A 掘進エレメント(掘進中のエレメント) 1B 既設エレメント(既設のエレメント) 3b、4b 孔部 K 空間部 S 障害物
Claims (2)
- 【請求項1】 構築すべきトンネルの断面に沿って嵌入
し、それぞれの側部を連結することによりトンネルの覆
工体を構成させる複数の中空状のエレメントを、先端部
に設けられたカッタによって地山を掘削しながら推進さ
せるトンネル覆工用エレメントの掘進方法において、 掘進中のエレメントの先端部が、前記カッタによる掘削
が不能な障害物に突き当たった際に、掘進中のエレメン
トと隣接する既に嵌入された既設のエレメントの内部か
ら、掘進中のエレメントの先端部近傍における既設のエ
レメントの側部及び掘進中のエレメントの側部に孔部を
あけてそれぞれのエレメントの内部を連通させ、前記カ
ッタを孔部の後方まで後退させて掘進中のエレメントの
先端部近傍に空間部を形成し、既設のエレメントから前
記孔部を通って前記空間部へ進入し、前記障害物を掘削
することを特徴とするトンネル覆工用エレメントの掘進
方法。 - 【請求項2】 前記掘進中のエレメントの先端部にて障
害物を掘削することにより生じた土砂を、前記孔部から
前記既設のエレメント内へ送り出し、この既設のエレメ
ントの後端部から外部へ排出させることを特徴とする請
求項1記載のトンネル覆工用エレメントの掘進方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05067043A JP3098649B2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | トンネル覆工用エレメントの掘進方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05067043A JP3098649B2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | トンネル覆工用エレメントの掘進方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06280497A true JPH06280497A (ja) | 1994-10-04 |
| JP3098649B2 JP3098649B2 (ja) | 2000-10-16 |
Family
ID=13333431
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05067043A Expired - Fee Related JP3098649B2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | トンネル覆工用エレメントの掘進方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3098649B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20180067826A (ko) * | 2016-12-13 | 2018-06-21 | 강릉건설 주식회사 | 케이슨의 추진을 이용한 굴착방법 |
-
1993
- 1993-03-25 JP JP05067043A patent/JP3098649B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20180067826A (ko) * | 2016-12-13 | 2018-06-21 | 강릉건설 주식회사 | 케이슨의 추진을 이용한 굴착방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3098649B2 (ja) | 2000-10-16 |
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