JPH06281131A - 回転式蓄熱バーナーを備えた焼却炉 - Google Patents

回転式蓄熱バーナーを備えた焼却炉

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JPH06281131A
JPH06281131A JP5070401A JP7040193A JPH06281131A JP H06281131 A JPH06281131 A JP H06281131A JP 5070401 A JP5070401 A JP 5070401A JP 7040193 A JP7040193 A JP 7040193A JP H06281131 A JPH06281131 A JP H06281131A
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JP
Japan
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heat storage
burner
combustion
incinerator
fluid
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JP5070401A
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English (en)
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Hitoshi Kaji
均 加治
Yasuo Hirose
靖夫 広瀬
Akira Moro
明 茂呂
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FURNESS TECHNO KK
Chiyoda Corp
Original Assignee
FURNESS TECHNO KK
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
Chiyoda Corp
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/34Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱回収を有効に行なうことができ、被焼却流
体と燃焼用空気との混合性が高く、熱交換器やボイラー
等の付帯設備が不要となり、スペース的にもコスト的に
も有利となる回転式蓄熱バーナーを備えた焼却炉を提供
すること。 【構成】 回転式蓄熱バーナー(20)の火炎噴射方向の長
さ(L) と、これに直交する方向の長さ(D) の比が 1≦
L/D≦3 となる制限空間が燃焼室(10)として形成さ
れるようにし、この燃焼室(10)の炉壁(10a) に回転式蓄
熱バーナー(20)を設け、蓄熱体(22)とダクト部(23)とを
相対的に回転させつつ蓄熱体(22)を介して排ガスの熱に
より燃焼用空気及び被焼却流体を予熱するようにした焼
却炉。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスあるいは廃液等の
被焼却流体を炉内で燃焼処分した後に、排ガスの熱を燃
焼用空気の予熱に使用するようにした回転式蓄熱バーナ
ーを備えた焼却炉に関する。
【0002】
【従来の技術】異臭を持った空気あるいは有機物その他
を含む廃液等の被焼却流体を焼却処分し、異臭のない排
ガスとする焼却炉は、従来から知られている。この焼却
炉は、被焼却流体を完全燃焼し、無害無臭のCO2 、H
2 OあるいはN2 に変化させるものであることから、次
の条件が必要であるとされている。
【0003】a)炉内に十分の酸素があること。 b)炉内が700〜1200℃という高温であること。 c)酸素と被焼却流体とが十分に混合されること。 この条件下において、前記a)b)の条件である酸素補
給と高温の保持に関しては、比較的対処しやすいもの
の、酸素と被焼却流体との混合性に関しては完全なもの
でなく、その改善が要望されている。
【0004】また、この焼却炉においては、炉内温度が
700〜1200℃という高温になるので、燃焼ガスを
排ガスとしてそのまま外部に放出することは熱効率の上
からも、環境的にも問題である。したがって、従来から
焼却炉には付帯設備としてボイラーや熱交換器を設け、
このボイラーや熱交換器により排ガスの熱を水の蒸気
化、温水化や、廃液の予熱等に利用している。
【0005】例えば、従来の焼却炉の一種である脱臭炉
として、図9に示すものがある。この脱臭炉において
は、燃焼室100の側壁100aにバーナー101が取
付けられ、このバーナー101には燃料用導菅102
と、被焼却流体を供給する被焼却流体用導管103が連
結されている。そして、この燃焼室100内にはバーナ
ー101の火炎噴射方向下流域にバーナー101からの
燃焼ガス流を遮るように垂直壁状のチェッカー104が
設けられ、バーナー101から噴出された火炎噴流をチ
ェッカー104に衝突させることにより、戻り流を作
り、燃焼用空気と被焼却流体とを混合させている。ま
た、この脱臭炉には、燃焼室100と連通するようにボ
イラー105が設けられ、燃焼室100からの高温の排
ガス(図中白抜き矢印で示す)をボイラー105に導
き、水を加熱し、蒸気化し、これを外部に取出し、種々
の用途に利用している。
【0006】なお、図中の符号「B」はブロア、「P」
はポンプ、「M」はモータ、「106」は水タンク、
「107」は水蒸気排出管、「108」は煙突、「10
9」は流量制御弁である。
【0007】熱交換器が設けられた脱臭炉としては、例
えば、図10(図9に示す部材と同一部材には同一符号
を付している)に示すものがある。この脱臭炉は、燃焼
室100と連通するように熱交換器110が設けられ、
この熱交換器110に被焼却流体を流し、この被焼却流
体の予熱器として利用している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、酸素と被焼
却流体の混合性に関し、燃焼室100内にチェッカー1
04を設けても、流通抵抗が上り、十分な混合効果は得
られず、有機物や臭気物質を完全に燃焼して無害化無臭
化することは難しい。また、図9に示す脱臭炉は、付帯
設備としてボイラーが設けられているが、このボイラー
付脱臭炉は、運転すると必ず水蒸気が発生することにな
る。このため、水蒸気を利用する装置のみあるいは焼却
炉のみの単独運転は不可能で、個々の装置を個別に使用
することはできないという実用上の不具合がある。図1
0に示す脱臭炉は、付帯設備として熱交換器が設けられ
ているが、この脱臭炉は熱効率の点で問題がある。脱臭
炉にボイラーを設けたものは、熱効率が80〜85%と
比較的高効率であるのに対し、熱交換器を設けたもの
は、熱効率が60%程度であり、省エネルギーとならず
実用性の乏しいものとなっている。
【0009】本発明は、上述した従来技術に伴う課題を
解決するためになされたもので、熱回収を有効に行なう
ことができ、被焼却流体と燃焼用空気が十分混合され、
熱交換器やボイラー等の付帯設備が不要で、スペース的
にもコスト的にも有利な回転式蓄熱バーナーを備えた焼
却炉を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成する本
発明は、耐熱性材料よりなり通気性のある蓄熱体に、燃
焼用空気が流通する空気ダクトと、排ガスが流通する排
ガスダクトとが区画形成されたダクト部を連設するとと
もにこの蓄熱体とダクト部を貫通するようにバーナー本
体を設け、このバーナー本体からの火炎により被焼却流
体を焼却処分することにより生じた排ガスを前記蓄熱体
を介して前記ダクト部に導くように構成し、この蓄熱体
とダクト部とを相対的に回転させつつ蓄熱体により燃焼
用空気を予熱するようにした回転式蓄熱バーナーを有
し、この回転式蓄熱バーナーを、回転式蓄熱バーナーの
火炎噴射方向の長さLと、火炎噴射方向に直交する方向
の長さDとの比が、 1≦L/D≦3 となる制約空間
とした燃焼室に取付けたことを特徴とする回転式蓄熱バ
ーナーを備えた焼却炉である。
【0011】請求項2に記載の発明は、前記回転式蓄熱
バーナーは、燃焼室に一対が対向して設けられ、この対
向する回転式蓄熱バーナー間の距離の1/2をL1
し、この回転式蓄熱バーナーの火炎噴射方向に直交する
方向の長さをDとしたとき、前記燃焼室の大きさは、L
1 とDとの比が 1≦L1 /D≦3 となるようにした
ことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明に係る焼却炉にあっては、回転式蓄熱バ
ーナーのバーナー本体から燃焼室に吹き出された火炎に
より、異臭を持った空気あるいは有機物その他を含む廃
液等の被焼却流体を焼却処分することができる。
【0013】例えば、被焼却流体が異臭を持った空気の
ような場合には、被焼却流体と燃焼用空気とを空気ダク
トを通って流すので、これら被焼却流体と燃焼用空気
が、排ガスにより加熱された直後の高温状態の蓄熱体に
より予熱される。また被焼却流体が廃液等のように空気
を含まない場合には、燃焼室に直接被焼却流体を導き燃
焼するので、この場合は燃焼用空気のみが蓄熱体により
予熱される。いずれの場合にも、排ガスの熱を蓄熱体を
介して燃焼用空気等の予熱に利用され、熱回収を有効に
行なうことができ、熱交換器やボイラー等の付帯設備を
使用しなくても、熱交換効率は極めて高く、省エネルギ
ーとなる。また、熱回収のための熱交換器やボイラー等
の付帯設備が不要で、この焼却炉自体による単独運転が
可能となり、焼却炉の汎用性が増し、焼却炉としてスペ
ース的、コスト的に有利となる。
【0014】さらに、この焼却炉は、燃焼用空気等の吹
出口と排ガスの戻り口が同一の回転式蓄熱バーナーを、
所定の大きさとした燃焼室に設けているので、回転式蓄
熱バーナーから吐出された燃焼用空気及び燃料あるいは
被焼却流体は、燃焼した後に炉内で反転して再度蓄熱体
に導かれる、いわゆるUターン流れとなる。したがっ
て、炉内においては、Uターンした高温の燃焼排ガスと
新たに供給された燃料とが同伴混合するような流れ構造
となり、両者の混合性が向上し、被焼却流体は完全燃焼
することになる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例に係る焼却炉を示
す縦断面概略図、図2は図1の要部を拡大して示すもの
で、回転式蓄熱バーナー部分の縦断面概略図、図3は図
2の3−3線に沿う断面図、図4は制約噴流の流れ状態
を示す説明図、図5は制約噴流の逆流開始点、中間点及
び終点の位置を示す説明図である。
【0016】本実施例に係る焼却炉は、被焼却流体とし
て、例えば、自動車生産工場の塗装設備から排出される
空気のように、異臭を持った空気を含むガス体を完全燃
焼させ、無害無臭のCO2 、H2 OあるいはN2 に変化
させるものである。この焼却炉は、図1に示すように、
例えば、耐火レンガ等の耐火材よりなる有底円筒状の燃
焼室10を有し、この燃焼室10を形成する壁体10a
には、回転式蓄熱バーナー20が設けられている。この
回転式蓄熱バーナー20には、燃料用導菅Fと、燃焼用
空気とともに被焼却流体を供給する空気管Aと、排ガス
を外部に排出する排ガス管Eとが連通されている。ここ
に、「11」は押込送風機、「12」は誘引送風機、
「13」は流量制御弁、「14」は塗装設備である。
【0017】前記回転式蓄熱バーナー20は、図2に示
すように、火炎を噴射するバーナー本体21と、燃焼室
10の側壁10aに取付けられ熱交換部材として機能す
る蓄熱体22と、ダクト部23等から構成されている。
【0018】蓄熱体22は、耐熱性材料より構成された
通気性のあるもので、例えばハニカム状の孔が多数開設
されたセラミックスよりなり、燃焼室10の側壁10a
に開設された開口部10b内に設置されている。
【0019】この蓄熱体22の反燃焼室側にはダクト部
23が蓄熱体22と連通するように設けられている。こ
のダクト部23は、前記燃焼室10の側壁10aに取付
けられたダクトプレート24の内部に形成された排ガス
ダクト24Eと、ダクトプレート24を貫通して外部ま
で伸延された空気ダクト25Aとから構成され、図3に
示すように、空気ダクト25Aが断面鋭角扇状、排ガス
ダクト24Eが鈍角扇状とされている。なお、排ガスダ
クト24Eを大きな流路断面とすることにより流通する
排ガスが効率よく蓄熱体22を加熱するようになってい
る。
【0020】この空気ダクト25Aの入口26には前記
空気管Aが、排ガスダクト24Eの出口27には前記排
ガス管Eがそれぞれ連通されている。そして、この空気
ダクト25Aは、シール部材と軸受とを有する支持部材
S,Sにより回動可能に支持されており、駆動部30に
より回転されるようになっている。支持部材S,Sは、
バランス良く空気ダクト25Aを支持しているので、比
較的速く回転させて熱効率の向上を図ることができる。
【0021】なお、駆動部30は、支持部材S,S間の
空気ダクト25Aの周囲に固着されたスプロケット31
と、このスプロケット31にチェーン32を介して連結
された駆動歯車33と、この駆動歯車33を駆動する駆
動モータMとから構成されている。
【0022】この空気ダクト25Aの中心には、前記蓄
熱体22の中心まで貫通して伸延されたバーナー本体2
1が設けられている。このバーナー本体21は、通常の
ガスあるいは油バーナーであり、その先端は燃焼室10
内に臨んでいる。
【0023】特に、本実施例では、燃焼室10自体が、
回転式蓄熱バーナー20の火炎噴射方向の長さLと、こ
の火炎噴射方向と直交する方向の長さD(本実施例では
内径D)との比が 1.0≦L/D≦3.0 となるような制約空間としている。
【0024】一般に、制約空間においては、ノズルから
の噴射された噴流は、ダクト壁に達するまでに、噴流周
囲の空気(2次流体)を伴って循環流が形成される。つ
まり、図4に示すように、何本かの平行流線が閉ルー
プ、つまり循環流を形成する。この循環流の2次流体
は、循環流の開始点(N)の上流側で同伴され、終点P
から上流側の開始点Nに戻っている。
【0025】このような循環流が生じる条件は、次の式
で定義されるThring-Newbyパラメータθによって予測で
きる。 ここに、ma ,mo :周囲流と噴流の流量、 do :ノズルの径、 D :炉内径、 ρo ,ρa :周囲流と噴流の流体の密度、 である。
【0026】そして、この循環流が生じる条件を種々の
大きさの焼却炉について調べたところ、図5に示す結果
が得られた。図5では、縦軸に前記Thring-Newbyパラメ
ータθを、横軸に炉の無次元化した長さL/Dを取って
いる。この図5より明らかなように、循環流の終点P
は、Thring-Newbyパラメータθに拘らず、常に、L/D
=3.0であることが判明した。ここでは、ノズルから
の噴流拡がり角度は、実験的に9.7度とし、その噴流
の炉壁と衝突したところを求めたものである。この結
果、例えば、前記制約空間を燃焼室とし、L/D≦3.
0とすれば、この循環流を燃焼ガスの循環作用、つまり
逆流を生じさせることができることになる。そこで、焼
却炉に回転式蓄熱バーナー20を取付け、回転式蓄熱バ
ーナー20の火炎噴射方向の長さLと、これに直交する
方向の長さDとの比に対する逆流の発生の状態を調べた
結果、L/D=4.0の炉に回転式蓄熱バーナーを取付
けた場合、L/D≦3.0のゾーンでは循環流が発生
し、排ガスの排出はスムーズに行われるが、3.0<L
/D=4.0のゾーンでは排ガスが淀み、排ガスの排出
ができないことが判明した。ただし、炉の長さがあまり
短いと火炎が直接炉壁に衝突してしまい、炉壁の損傷を
早めてしまうことから、L/D>1.0であることが好
ましいことも判明した。
【0027】次に、実施例の作用を説明する。押込送風
機11、誘引送風機12を作動し、流量制御弁13で調
節した燃料を回転式蓄熱バーナー20に供給する。本実
施例の被焼却流体は、異臭を持った空気を含むガス体で
あるので、燃焼用空気とともに空気ダクト25Aに導か
れ、蓄熱体22を通って燃焼室10内に噴射される。一
方、燃料は、燃料用導菅Fを通ってバーナー本体21に
導かれ、着火され、燃焼室10内に火炎となって噴射さ
れる。これにより、被焼却流体は、この火炎により燃焼
され、燃焼ガスとなって回転式蓄熱バーナー20に対向
する炉壁に向かって流れる。
【0028】この場合、焼却炉は、炉の長さLと内径D
の比が、 1.0≦L/D≦3.0 とされているので、燃焼ガスは、燃焼室10におけるL
/D=3.0の終点Pにおいてスムーズに反転すること
になる。この結果、燃焼ガスは、燃焼室10内において
を円滑に流れ、元の回転式蓄熱バーナー20の蓄熱体2
2に向かって戻ることになる。したがって、炉内におけ
る燃焼ガスの流れは、何等の手段を講じなくても円滑な
Uターン流れとなり、燃焼した後の高温の排ガスがUタ
ーンして戻るとき、新たに供給された被焼却流体及び燃
焼用空気と同伴混合することになり混合性が向上し、完
全燃焼が促進される。
【0029】Uターンした燃焼ガスは、再度蓄熱体22
を通るときに蓄熱体22自体を加熱し、ダクト部23か
ら排出される。ここに、空気ダクト25Aは、駆動部3
0により回転されているので、燃焼した後の排ガスによ
り加熱された蓄熱体22に被焼却流体及び燃焼用空気が
少しずつ場所を変えながら流入して通過することにな
る。つまり、蓄熱体22は、燃焼による輻射熱と、排ガ
ス自体の熱とにより高温に加熱された状態となっている
ので、この蓄熱体22を被焼却流体及び燃焼用空気が通
過すると、温度低下していない高温状態の蓄熱体22と
の間で熱交換作用が行なわれ、被焼却流体及び燃焼用空
気は相当高温に予熱された後に、燃焼室10に噴射され
ることになる。この結果、蓄熱体22により熱回収が有
効に行なわれ、熱交換効率が極めて高い、省エネルギー
効果も高い焼却炉となる。
【0030】図6は、本発明の他の実施例を示す縦断面
概略図であり、図1に示す部材と同一部材には同一符号
を付している。本実施例に係る焼却炉は、被焼却流体と
して、例えば化学品生産工場等から排出される廃液、つ
まり有機分を5〜10%程度含む水などの液体であり、
この液体を完全燃焼させ、無害無臭のCO2 、H2 O等
に変化させるものである。
【0031】この焼却炉は、回転式蓄熱バーナー20に
は、燃料用導菅Fと、燃焼用空気を供給する空気管A
と、排ガスを外部に排出する排ガス管Eが連通され、ま
た被焼却流体を吐出する被焼却流体供給管Wは、燃焼室
10に取り付けられ、先端が回転式蓄熱バーナー20の
先端近傍、つまり回転式蓄熱バーナー20から噴射され
る火炎に向かうように燃焼室10に臨まされている。こ
の被焼却流体供給管Wからは、炉内に向かって被焼却流
体が霧状に噴霧されるかあるいは水滴にして滴下される
ようになっている。ここに、図中「15」はポンプであ
る。
【0032】この焼却炉においける焼却は、被焼却流体
を被焼却流体供給管Wより燃焼室10に直接導き、バー
ナー本体21からの火炎に向かって吐出し、燃焼させ
る。
【0033】この燃焼により生じた燃焼ガスは、まず、
回転式蓄熱バーナー20に対向する炉壁に向かって流れ
る。しかし、この焼却炉においても先の実施例と同様に
炉の長さLと内径Dの比が、1.0≦L/D≦3.0と
されているので、燃焼ガスは、燃焼室10の終点Pにお
いてスムーズに反転し、元の回転式蓄熱バーナー20の
蓄熱体22に向かって戻され、炉内において円滑なUタ
ーン流れとなり、被焼却流体と燃焼ガスとが同伴混合
し、混合性が向上し、完全燃焼が促進される。
【0034】なお、Uターンした燃焼ガスは、前記実施
例と同様に蓄熱体22を加熱し、燃焼用空気を予熱しさ
れた後に、燃焼室10に噴射される。この結果、蓄熱体
22により熱回収が有効に行なわれ、熱交換効率が極め
て高い、省エネルギー効果も高い焼却炉となる。この場
合も、熱交換器やボイラー等の付帯設備を使用しなくて
も、熱交換効率は極めて高く、省エネルギーとなる。
【0035】図7は、本発明のさらに他の実施例を示す
縦断面概略図であり、図1,6に示す部材と同一部材に
は同一符号を付している。本実施例に係る焼却炉は、前
記回転式蓄熱バーナー20を対向するように複数台設け
たもので、この場合の燃焼室10としては、対向する回
転式蓄熱バーナー20,20の火炎噴射方向の長さの1
/2をL1 とし、火炎噴射方向に直交する方向の長さを
Dとしたときに、前述のものと同様にL1 /Dの比が、
1≦L1 /D≦3 となるようにしたものである。
【0036】図8は、本発明のさらに別の実施例を示す
もので、蓄熱体22側を回転せるようにしたものであ
り、図2に示す部材と共通する部材には同一符号を付し
てある。
【0037】この回転式蓄熱バーナー20Aは、前記バ
ーナー本体21としての中心軸管21aを駆動部30に
より回転させ、この中心軸管21aの先端に取付けれら
れた蓄熱体22を回転させ、この蓄熱体22の反燃焼室
側に、ダクト部23が蓄熱体22と連通するように設け
られている。このダクト部23は、前記燃焼室10の側
壁10aに取付けられたダクトプレート24内に、排ガ
スダクト24Eと、空気ダクト25Aとが形成されてい
る。この空気ダクト25Aの入口26には前記空気管A
が、排ガスダクト24Eの出口27には前記排ガス管E
がそれぞれ連通されている。
【0038】このようにしても、先の実施例と同様、作
動中は、燃焼による輻射熱と排ガス自体の熱とにより高
温に加熱され熱が蓄えられた蓄熱体22を、燃焼用空気
と被焼却流体が通過すると、蓄熱体22の熱により燃焼
用空気等は予熱されて燃焼室10内に噴射され、熱効率
良く燃焼される。
【0039】本発明は、上述した実施例のみに限定され
るものでなく、特許請求の範囲内において種々改変する
ことができる。上述した実施例は、脱臭炉について説明
したが、これのみに限定されるものではなく、種々の廃
液あるいは排ガスを処分する他の焼却炉に対しても使用
することができる。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
の効果が得られる。 1)被焼却流体と燃焼用空気は、ダクト部から蓄熱体を
通って炉内に噴射され、バーナー本体から噴射された燃
料とともに燃焼した後に排ガスとなって再度蓄熱体を通
って前記ダクト部から排出されるので、燃焼用空気等と
排ガスとは同じ出入口になり蓄熱体により熱回収を有効
に行なうことができ、省エネルギーとなる。
【0041】2)炉内におけるガスの流れはUターン方
式となり、燃焼した後の高温の排ガスがUターンしたと
き新たに供給された燃料と同伴混合されるので、被焼却
流体と燃焼用空気との混合性が向上し、燃焼効率も向上
する。
【0042】3)熱回収のための熱交換器やボイラー等
の付帯設備が不要で、焼却炉自体による単独運転が可能
となり、焼却炉の汎用性が増し、しかも焼却炉としてス
ペース的にもコスト的にも有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す縦断面概略図であ
る。
【図2】 回転式蓄熱バーナーの一例を示す断面概略図
である。
【図3】 図2の3−3線に沿う断面図である。
【図4】 制約噴流の流れ状態を示す説明図である。
【図5】 制約噴流の逆流開始点、中間点及び終点の位
置を示す説明図である。
【図6】 本発明の他の実施例を示す縦断面概略図であ
る。
【図7】 本発明のさらに他の実施例を示す縦断面概略
図である。
【図8】 本発明のさらに別の実施例を示す断面概略図
である。
【図9】 従来の焼却炉の一例を示す概略断面図であ
る。
【図10】 従来の焼却炉の他の例を示す概略断面図で
ある。
【符号の説明】
10…燃焼室、 10a…壁体、 2
1…バーナー本体、22…蓄熱体、 23…ダ
クト部、 24E…排ガスダクト、25A…空気
ダクト、 30…駆動部、L,L1 …燃焼室の回転
式蓄熱バーナー火炎噴射方向の長さ、D…燃焼室の前記
火炎噴射方向に直交する方向の長さ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広瀬 靖夫 神奈川県横浜市中区蓬▲莱▼町2丁目4番 地7 株式会社ファーネステクノ内 (72)発明者 茂呂 明 神奈川県横浜市中区蓬▲莱▼町2丁目4番 地7 株式会社ファーネステクノ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱性材料よりなり通気性のある蓄熱体
    に、燃焼用空気が流通する空気ダクトと、排ガスが流通
    する排ガスダクトとが区画形成されたダクト部を連設す
    るとともにこの蓄熱体とダクト部を貫通するようにバー
    ナー本体を設け、このバーナー本体からの火炎により被
    焼却流体を焼却処分することにより生じた排ガスを前記
    蓄熱体を介して前記ダクト部に導くように構成し、この
    蓄熱体とダクト部とを相対的に回転させつつ蓄熱体によ
    り燃焼用空気を予熱するようにした回転式蓄熱バーナー
    を有し、 この回転式蓄熱バーナーを、回転式蓄熱バーナーの火炎
    噴射方向の長さLと、火炎噴射方向に直交する方向の長
    さDとの比が、 1≦L/D≦3 となる制約空間とし
    た燃焼室に取付けたことを特徴とする回転式蓄熱バーナ
    ーを備えた焼却炉。
  2. 【請求項2】 前記回転式蓄熱バーナーは、燃焼室に一
    対が対向して設けられ、この対向する回転式蓄熱バーナ
    ー間の距離の1/2をL1 とし、この回転式蓄熱バーナ
    ーの火炎噴射方向に直交する方向の長さをDとしたと
    き、前記燃焼室の大きさは、L1 とDとの比が 1≦L
    1 /D≦3 となるようにしたことを特徴とする請求項
    1に記載の回転式蓄熱バーナーを備えた焼却炉。
JP5070401A 1993-03-29 1993-03-29 回転式蓄熱バーナーを備えた焼却炉 Pending JPH06281131A (ja)

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