JPH0628122Y2 - 重曹透析装置 - Google Patents
重曹透析装置Info
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- JPH0628122Y2 JPH0628122Y2 JP1989113097U JP11309789U JPH0628122Y2 JP H0628122 Y2 JPH0628122 Y2 JP H0628122Y2 JP 1989113097 U JP1989113097 U JP 1989113097U JP 11309789 U JP11309789 U JP 11309789U JP H0628122 Y2 JPH0628122 Y2 JP H0628122Y2
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- solution
- bicarbonate ion
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Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は所謂人工腎臓のような血液透析技術が用いら
れ、酢酸透析原液と重曹透析原液とを混合して透析液と
する重曹透析装置に関する。
れ、酢酸透析原液と重曹透析原液とを混合して透析液と
する重曹透析装置に関する。
「従来の技術」 従来の重曹透析装置を第5図を参照して説明する。
第5図は個人用透析装置の例である。給水ポート1から
は水(処理水)が導入され、加温・脱気槽2を通った
後、第1混合槽3に導かれる。一方、第1原液としてB
液(炭酸水素ナトリウム:NaHCO3の液)がB液タンク4
からB液用ポンプ5により前記第1混合槽3に導入さ
れ、前記水と一定比率で混合希釈される。このB液濃度
は混合槽出口ラインに設けられた第1濃度計6により電
導度として測定される。第1濃度計6を出たB液の希釈
液は引き続いて第2混合槽7に導入される。第2混合槽
7には第2原液としてA液(酢酸ナトリウム、塩化ナト
リウムなど重炭酸イオン以外の成分を含む液)がA液タ
ンク8よりA液用ポンプ9により導入され、前記B液の
希釈液と一定比率で混合され、最終透析液が調製され
る。この最終透析液の濃度は第2濃度計10により、第
1濃度計6の場合と同様、電導度として測定される。こ
の後透析液は温度測定部11を通った後、第1液停止弁
12を経由して透析器13に供給される。
は水(処理水)が導入され、加温・脱気槽2を通った
後、第1混合槽3に導かれる。一方、第1原液としてB
液(炭酸水素ナトリウム:NaHCO3の液)がB液タンク4
からB液用ポンプ5により前記第1混合槽3に導入さ
れ、前記水と一定比率で混合希釈される。このB液濃度
は混合槽出口ラインに設けられた第1濃度計6により電
導度として測定される。第1濃度計6を出たB液の希釈
液は引き続いて第2混合槽7に導入される。第2混合槽
7には第2原液としてA液(酢酸ナトリウム、塩化ナト
リウムなど重炭酸イオン以外の成分を含む液)がA液タ
ンク8よりA液用ポンプ9により導入され、前記B液の
希釈液と一定比率で混合され、最終透析液が調製され
る。この最終透析液の濃度は第2濃度計10により、第
1濃度計6の場合と同様、電導度として測定される。こ
の後透析液は温度測定部11を通った後、第1液停止弁
12を経由して透析器13に供給される。
透析器13において体外循環血液とコンタクトした透析
液は、第2液停止弁14を通った後、漏血計16、透析
液ポンプ17を経て排液ポート18より排液される。な
お第1液停止弁12の入口ラインと、第2液停止弁14
の出口ラインとの間にはバイパス弁15が設けられてい
る。このバイパス弁15は通常は閉じているが、透析液
濃度異常及び透析液温度異常時には解放となり、同時に
第1液停止弁12及び第2液停止弁14が閉じて異常透
析液を透析器13に供給しないようになっている。
液は、第2液停止弁14を通った後、漏血計16、透析
液ポンプ17を経て排液ポート18より排液される。な
お第1液停止弁12の入口ラインと、第2液停止弁14
の出口ラインとの間にはバイパス弁15が設けられてい
る。このバイパス弁15は通常は閉じているが、透析液
濃度異常及び透析液温度異常時には解放となり、同時に
第1液停止弁12及び第2液停止弁14が閉じて異常透
析液を透析器13に供給しないようになっている。
「考案が解決しようとする課題」 従来の透析は透析液の組成が画一的であり、酢酸透析が
殆どであった。しかしながら、透析患者の症例の多数化
や、透析器の透析性能の向上に伴い、酢酸透析に加え、
重曹透析、高ナトリウム透析などが行われている。特に
重曹透析は酢酸不耐症患者をはじめ、酢酸喘息などの偶
発症のある患者に多用されるようになってきた。重曹透
析は従来の酢酸透析と異り、A液とB液の2種類の原液
を希釈して使用する。この希釈の順序について従来例で
はB液を希釈した後にA液と混合するようになっている
が、この順序は透析装置の製造会社によりまちまちであ
る。従って操作員がA液とB液とを取り違える可能性を
否定することはできないばかりか、現実に取り違えを起
こしたことが何例かある。透析施設において、同じ製造
会社の透析装置で統一されている場合には、この誤りは
殆どないと考えられるが、複数の製造会社の透析装置が
入り乱れて設置されている透析施設においては、取り違
えの可能性は高いと言わざるを得ない。
殆どであった。しかしながら、透析患者の症例の多数化
や、透析器の透析性能の向上に伴い、酢酸透析に加え、
重曹透析、高ナトリウム透析などが行われている。特に
重曹透析は酢酸不耐症患者をはじめ、酢酸喘息などの偶
発症のある患者に多用されるようになってきた。重曹透
析は従来の酢酸透析と異り、A液とB液の2種類の原液
を希釈して使用する。この希釈の順序について従来例で
はB液を希釈した後にA液と混合するようになっている
が、この順序は透析装置の製造会社によりまちまちであ
る。従って操作員がA液とB液とを取り違える可能性を
否定することはできないばかりか、現実に取り違えを起
こしたことが何例かある。透析施設において、同じ製造
会社の透析装置で統一されている場合には、この誤りは
殆どないと考えられるが、複数の製造会社の透析装置が
入り乱れて設置されている透析施設においては、取り違
えの可能性は高いと言わざるを得ない。
A液とB液とを取り違えて使用した場合、ナトリウムイ
オン以外のイオン(カルシウムイオン、カリウムイオ
ン、重炭酸イオンなど)の組成が正常値より大きくずれ
るため、不均衡症候群、溶血、意識障害などが発生し、
重篤な場合には死に至ることもある。このような状況に
も拘らず、重曹透析装置例ではこの問題について何等対
策がなされていなかった。
オン以外のイオン(カルシウムイオン、カリウムイオ
ン、重炭酸イオンなど)の組成が正常値より大きくずれ
るため、不均衡症候群、溶血、意識障害などが発生し、
重篤な場合には死に至ることもある。このような状況に
も拘らず、重曹透析装置例ではこの問題について何等対
策がなされていなかった。
従来例においては、電導度として検出したものをナトリ
ウムイオン濃度に換算しているものが殆どである。また
濃度制御については前記電導度により算出したナトリウ
ムイオン濃度の値を帰還して、これが所定濃度になるよ
うに、第1濃度計6、第2濃度計10について、それぞ
れB液用ポンプ5、A液用ポンプ9を制御して、第1混
合槽3、第2混合槽7での各混合比率をそれぞれ所定値
としているものが多い。A液及びB液のいずれにもナト
リウムイオンが含まれているため、もしA液とB液とを
取り違えても、何の警報も出ないばかりか、取り違えた
状態でナトリウムイオンのみ所定の値に合わせるべく装
置が動作してしまう。
ウムイオン濃度に換算しているものが殆どである。また
濃度制御については前記電導度により算出したナトリウ
ムイオン濃度の値を帰還して、これが所定濃度になるよ
うに、第1濃度計6、第2濃度計10について、それぞ
れB液用ポンプ5、A液用ポンプ9を制御して、第1混
合槽3、第2混合槽7での各混合比率をそれぞれ所定値
としているものが多い。A液及びB液のいずれにもナト
リウムイオンが含まれているため、もしA液とB液とを
取り違えても、何の警報も出ないばかりか、取り違えた
状態でナトリウムイオンのみ所定の値に合わせるべく装
置が動作してしまう。
このような危険な状態の防止手段として、ただ単に透析
操作員に注意を促したり、取り違えないようにというラ
ベルを装置に張り付けるだけでは片手落ちも甚だしい。
まして近年は医療訴訟が日常化し、製造会社の責任も重
くなっている。従って、もし取り違えてもそれを装置側
で迅速に検出し、警報を発するとともに透析液の透析器
への供給を停止する機能が必須である。
操作員に注意を促したり、取り違えないようにというラ
ベルを装置に張り付けるだけでは片手落ちも甚だしい。
まして近年は医療訴訟が日常化し、製造会社の責任も重
くなっている。従って、もし取り違えてもそれを装置側
で迅速に検出し、警報を発するとともに透析液の透析器
への供給を停止する機能が必須である。
「課題を解決するための手段」 この考案によれば、A液とB液の取り違えを検出する手
段として、希釈液の水素イオン濃度を測定する手段と、
希釈液の炭酸ガス分圧を測定する手段と、これら2つの
測定値から重炭酸イオン濃度を演算する手段と、希釈液
の正常な重炭酸イオン濃度を記憶する手段と、前記演算
による重炭酸イオン濃度と、前記正常な重炭酸イオン濃
度を比較する比較手段とが重曹透析装置に設けられる。
更にその比較手段が演算による重炭酸イオン濃度が正常
な重炭酸イオン濃度から外れていると判定すると、警報
を発すると共に透析液の透析器への供給を停止する手段
が設けられる。
段として、希釈液の水素イオン濃度を測定する手段と、
希釈液の炭酸ガス分圧を測定する手段と、これら2つの
測定値から重炭酸イオン濃度を演算する手段と、希釈液
の正常な重炭酸イオン濃度を記憶する手段と、前記演算
による重炭酸イオン濃度と、前記正常な重炭酸イオン濃
度を比較する比較手段とが重曹透析装置に設けられる。
更にその比較手段が演算による重炭酸イオン濃度が正常
な重炭酸イオン濃度から外れていると判定すると、警報
を発すると共に透析液の透析器への供給を停止する手段
が設けられる。
「実施例」 第1実施例 この考案の実施例を第1図に示す。第5図と同一の部分
には同じ符号を付して重複説明は省略する。
には同じ符号を付して重複説明は省略する。
本実施例ではB液及びA液の混合順序は前記従来例に従
うものとする。つまり第1原液としてB液を用い、第2
原液としてA液を用いる場合である。第1図において
は、第1濃度計6の直後の流路に希釈液の水素イオン濃
度・炭酸ガス分圧の測定槽19が設けられ、同測定槽内
には水素イオン濃度測定電極20及び炭酸ガス分圧測定
電極21が組み込まれている。水素イオン濃度測定電極
20(詳細は図示せず)は、ISFET(イオン感応FET)か
らなる測定電極の他に、比較電極およびサーミスタから
構成される複合電極であるが、その具体的記述について
は既知であるのでここでは省略する。また炭酸ガス分圧
測定電極21(詳細は図示せず)は、pH-ISFETと銀/塩
化銀比較電極を内部液(NaCl+NaHCO3)保持体として多孔
性中空糸で取り囲み、その外側をガス透過膜としてシリ
コンチューブで覆ったものであるがその具体的記述につ
いては水素イオン電極と同様に既知であるのでここでは
省略する。また各部のデータが制御部30に入力される
と共に制御部30により各部が制御される。
うものとする。つまり第1原液としてB液を用い、第2
原液としてA液を用いる場合である。第1図において
は、第1濃度計6の直後の流路に希釈液の水素イオン濃
度・炭酸ガス分圧の測定槽19が設けられ、同測定槽内
には水素イオン濃度測定電極20及び炭酸ガス分圧測定
電極21が組み込まれている。水素イオン濃度測定電極
20(詳細は図示せず)は、ISFET(イオン感応FET)か
らなる測定電極の他に、比較電極およびサーミスタから
構成される複合電極であるが、その具体的記述について
は既知であるのでここでは省略する。また炭酸ガス分圧
測定電極21(詳細は図示せず)は、pH-ISFETと銀/塩
化銀比較電極を内部液(NaCl+NaHCO3)保持体として多孔
性中空糸で取り囲み、その外側をガス透過膜としてシリ
コンチューブで覆ったものであるがその具体的記述につ
いては水素イオン電極と同様に既知であるのでここでは
省略する。また各部のデータが制御部30に入力される
と共に制御部30により各部が制御される。
第2図はこの実施例の要部を示すブロック系統図で、制
御部30にはマイクロコンピュータが利用され、CPU
(中央処理ユニット)31は、ROM(読み出し専用メモ
リ)32に格納されたシステムプログラムを解読して制
御を行う。ROM32内には透析装置全体の制御プログラ
ムが格納されており、希釈液の水素イオン濃度測定電極
20(第1図)及び希釈液の炭酸ガス分圧測定電極21
(第1図)からの信号の取り込みや、これら2つの信号
による希釈液の重炭酸イオン濃度の演算、演算結果と正
常な重炭酸イオン濃度との比較、A液とB液とを取り違
えた場合におけるその比較結果に基づく警報の発生、及
び第1液停止弁12、第2液停止弁14、バイパス弁1
5の制御を行うプログラムもその中に含まれている。I
/O35はCPU31からの信号を受け、入出力のやりと
りを行うもので、本実施例では駆動回路36を介して前
記第1液停止弁12、第2液停止弁14、バイパス弁1
5の駆動と、A液、B液の取り違えの場合に、警報灯4
0とブザー41の駆動を行う。
御部30にはマイクロコンピュータが利用され、CPU
(中央処理ユニット)31は、ROM(読み出し専用メモ
リ)32に格納されたシステムプログラムを解読して制
御を行う。ROM32内には透析装置全体の制御プログラ
ムが格納されており、希釈液の水素イオン濃度測定電極
20(第1図)及び希釈液の炭酸ガス分圧測定電極21
(第1図)からの信号の取り込みや、これら2つの信号
による希釈液の重炭酸イオン濃度の演算、演算結果と正
常な重炭酸イオン濃度との比較、A液とB液とを取り違
えた場合におけるその比較結果に基づく警報の発生、及
び第1液停止弁12、第2液停止弁14、バイパス弁1
5の制御を行うプログラムもその中に含まれている。I
/O35はCPU31からの信号を受け、入出力のやりと
りを行うもので、本実施例では駆動回路36を介して前
記第1液停止弁12、第2液停止弁14、バイパス弁1
5の駆動と、A液、B液の取り違えの場合に、警報灯4
0とブザー41の駆動を行う。
希釈液の水素イオン濃度測定電極20、炭酸ガス分圧測
定電極21によりそれぞれ測定された水素イオン濃度及
び炭酸ガス分圧の各原信号は、制御部30内の水素イオ
ン濃度測定回路38、炭酸ガス分圧測定回路39でそれ
ぞれ後処理可能な信号レベルに調整される。
定電極21によりそれぞれ測定された水素イオン濃度及
び炭酸ガス分圧の各原信号は、制御部30内の水素イオ
ン濃度測定回路38、炭酸ガス分圧測定回路39でそれ
ぞれ後処理可能な信号レベルに調整される。
これらの調整された信号はA/Dコンバータ37でディ
ジタル信号に変換され、CPU31を介してRAM(随時
書き込み/読み出しメモリ)33に格納される。
ジタル信号に変換され、CPU31を介してRAM(随時
書き込み/読み出しメモリ)33に格納される。
ROM32に格納されている制御プログラムは、バック
グラウンドルーチンと、タイマ34により、0.1秒毎に
発生する割り込みルーチンとに区別される。また正常な
場合における希釈液の重炭酸イオン濃度については、市
販透析液では、27.5〜30.0mEq/lとなっており、本実施
例ではこれに幅をもたせて20.0〜37.5mEq/lを正常範囲
とし、ROM32に格納してある。
グラウンドルーチンと、タイマ34により、0.1秒毎に
発生する割り込みルーチンとに区別される。また正常な
場合における希釈液の重炭酸イオン濃度については、市
販透析液では、27.5〜30.0mEq/lとなっており、本実施
例ではこれに幅をもたせて20.0〜37.5mEq/lを正常範囲
とし、ROM32に格納してある。
第3図は希釈液水素イオン濃度の測定信号、希釈液炭酸
ガス分圧の測定信号のA/D変換、変換した2つの信号
による希釈液の重炭酸イオン濃度の演算、演算結果の前
記正常値との比較、判別を行う割り込みルーチンを示す
フローチャートである。
ガス分圧の測定信号のA/D変換、変換した2つの信号
による希釈液の重炭酸イオン濃度の演算、演算結果の前
記正常値との比較、判別を行う割り込みルーチンを示す
フローチャートである。
タイマ34により、0.1秒毎に発生するタイマ割り込み
ルーチンでは先ず、バックグラウンドルーチンにて使用
していたCPU31のレジスタをスタックに退避(S1)
した後、A/Dコンバータ37にて、希釈液の水素イオ
ン濃度pHを示す信号及び炭酸ガス分圧PCO2を示す信号の
A/D変換が行われ(S2〜S3)、これら変換された
データはRAM33に格納される(S4)。
ルーチンでは先ず、バックグラウンドルーチンにて使用
していたCPU31のレジスタをスタックに退避(S1)
した後、A/Dコンバータ37にて、希釈液の水素イオ
ン濃度pHを示す信号及び炭酸ガス分圧PCO2を示す信号の
A/D変換が行われ(S2〜S3)、これら変換された
データはRAM33に格納される(S4)。
CPU31はこの後、変換された2つのデータから希釈液
の重炭酸イオン濃度HCO3 -を演算するが、この演算につ
いては、酸−塩基平衡における基本的はHenderson-Hass
elbachの式に準拠した式(1)、pH=6.1+log〔(HCO3 -)
/(0.03×PCO2)〕 (1) を変形した式(2)、 HCO3 -=0.031×PCO2×10(pH-6.1) (2) により求める。なお重炭酸イオン濃度を求める式につい
ては他にも2、3の式が提唱されているが、計算結果は
類似しているので、本実施例では前記(2)式を採用し
た。
の重炭酸イオン濃度HCO3 -を演算するが、この演算につ
いては、酸−塩基平衡における基本的はHenderson-Hass
elbachの式に準拠した式(1)、pH=6.1+log〔(HCO3 -)
/(0.03×PCO2)〕 (1) を変形した式(2)、 HCO3 -=0.031×PCO2×10(pH-6.1) (2) により求める。なお重炭酸イオン濃度を求める式につい
ては他にも2、3の式が提唱されているが、計算結果は
類似しているので、本実施例では前記(2)式を採用し
た。
CPU31は前記式(2)により、希釈液の重炭酸イオン濃度
(mEq/1)を求めた(S5)後、ROM32から正常の場合の
重炭酸イオン濃度範囲(本実施例では、20.0〜37.5mEq/
1)を読み出し(S6)、前記演算結果と比較する(S
7)。比較の結果演算値が前記正常範囲内(20.0≦(HCO
3 -)≦37.5)にある場合には、希釈液の重炭酸イオン濃
度は正常と判断し、A液・B液取り違えフラグをリセッ
トする(S8)。逆に、演算値が前記正常範囲外((HCO
3 -)<20.0あるいは(HCO3 -)>37.5)にある場合には、A
液とB液とを取り違えたと判断し、A液・B液取り違え
フラグをセットする(S9)。そしてステップS1でス
タックに退避したCPU31のレジスタを復帰させ(S1
0)、の割り込みルーチンを終了する。
(mEq/1)を求めた(S5)後、ROM32から正常の場合の
重炭酸イオン濃度範囲(本実施例では、20.0〜37.5mEq/
1)を読み出し(S6)、前記演算結果と比較する(S
7)。比較の結果演算値が前記正常範囲内(20.0≦(HCO
3 -)≦37.5)にある場合には、希釈液の重炭酸イオン濃
度は正常と判断し、A液・B液取り違えフラグをリセッ
トする(S8)。逆に、演算値が前記正常範囲外((HCO
3 -)<20.0あるいは(HCO3 -)>37.5)にある場合には、A
液とB液とを取り違えたと判断し、A液・B液取り違え
フラグをセットする(S9)。そしてステップS1でス
タックに退避したCPU31のレジスタを復帰させ(S1
0)、の割り込みルーチンを終了する。
次に第4図に示すバックグラウンドルーチンにおいて
は、割り込みルーチンでセット/リセットされたA液・
B液取り違えフラグの状態をチェックし、それに対応し
た警報の発生、第1液停止弁12、第2液停止弁14、
及びバイパス弁15の制御を行う。
は、割り込みルーチンでセット/リセットされたA液・
B液取り違えフラグの状態をチェックし、それに対応し
た警報の発生、第1液停止弁12、第2液停止弁14、
及びバイパス弁15の制御を行う。
バックグラウンドルーチンでは先ず、A液・B液取り違
えフラグの状態をチェックする(S1)。
えフラグの状態をチェックする(S1)。
同フラグがセットされている場合には、CPU31はI/
O35、駆動回路36を介して警報灯40を点灯させ、
ブザー41を警鳴させ(S2)、第1液停止弁12、第
2液停止弁14を閉とし、バイパス弁15を開とする
(S3)。
O35、駆動回路36を介して警報灯40を点灯させ、
ブザー41を警鳴させ(S2)、第1液停止弁12、第
2液停止弁14を閉とし、バイパス弁15を開とする
(S3)。
ステップS1で同フラグがリセットされていれば、警報
灯40の点灯、ブザー41の警鳴は行われず(S4)、
第1液停止弁12、第2液停止弁14は開、バイパス弁
15は閉とされる(S5)ことは明白である。
灯40の点灯、ブザー41の警鳴は行われず(S4)、
第1液停止弁12、第2液停止弁14は開、バイパス弁
15は閉とされる(S5)ことは明白である。
さて本実施例の第1図において、A液とB液とを取り違
えた場合にはB液タンク4と、A液タンク8とが入れ替
わることになる。
えた場合にはB液タンク4と、A液タンク8とが入れ替
わることになる。
この場合、第1混合槽3では水とA液とを混合するた
め、第1濃度計6を通った後の液には重炭酸イオンが全
く含まれていない。従って炭酸ガス分圧測定電極21で
は希釈液中の微量の溶存炭酸ガスが測定されるのみで、
前記正常範囲(20.0〜37.5mEq/1)に入らないことは明
白である。
め、第1濃度計6を通った後の液には重炭酸イオンが全
く含まれていない。従って炭酸ガス分圧測定電極21で
は希釈液中の微量の溶存炭酸ガスが測定されるのみで、
前記正常範囲(20.0〜37.5mEq/1)に入らないことは明
白である。
第2実施例 この考案の第2の実施例を以下に述べる。本実施例は第
1実施例におけると同様、個人用透析装置の場合の例で
あるが、A液とB液との混合順序が第1実施例とは逆に
なっている。つまり第1原液としてA液を、第2原液と
してB液を使用した場合である。従って図については第
1図をそのまま引用して説明し、第1図における4のB
液タンクをA液タンク、8のA液タンクをB液タンク、
5のB液用ポンプをA液用ポンプ、そして9のA液用ポ
ンプをB液用ポンプとそれぞれ読み替えて説明する。
1実施例におけると同様、個人用透析装置の場合の例で
あるが、A液とB液との混合順序が第1実施例とは逆に
なっている。つまり第1原液としてA液を、第2原液と
してB液を使用した場合である。従って図については第
1図をそのまま引用して説明し、第1図における4のB
液タンクをA液タンク、8のA液タンクをB液タンク、
5のB液用ポンプをA液用ポンプ、そして9のA液用ポ
ンプをB液用ポンプとそれぞれ読み替えて説明する。
いま第2実施例で正常にA・B両液が混合された場合、
第1混合槽3では水とA液とが、第2混合槽7では水+
A液とB液とが混合される。従って水素イオン濃度、炭
酸ガス分圧測定槽19における液には、重炭酸イオンが
全く含まれない。従って炭酸ガス分圧は溶存分だけとな
りゼロに近い。
第1混合槽3では水とA液とが、第2混合槽7では水+
A液とB液とが混合される。従って水素イオン濃度、炭
酸ガス分圧測定槽19における液には、重炭酸イオンが
全く含まれない。従って炭酸ガス分圧は溶存分だけとな
りゼロに近い。
そこで第2図におけるROM32に本例の重炭酸イオンの
正常範囲として0〜2mEq/1を格納しておく。
正常範囲として0〜2mEq/1を格納しておく。
本実施例でA液とB液とを取り違えた場合には、前述の
第1実施例における正常混合の場合に相当し、水素イオ
ン濃度測定電極20、炭酸ガス分圧測定電極21で測定
された値を、水素イオン濃度測定回路38、炭酸ガス分
圧測定回路39で調整した値からA/Dコンバータ37
でA/D変換し、前述の変換式(2)により算出した重炭
酸イオン濃度の値は、27.5〜30.0mEq/1近傍になる。従
ってA液とB液とを取り違えた場合の検出が確実に行わ
れることは明白である。またこの場合の警報処理や透析
器13への異常透析液の供給停止などの処理については
第1実施例と同じため、省略する。
第1実施例における正常混合の場合に相当し、水素イオ
ン濃度測定電極20、炭酸ガス分圧測定電極21で測定
された値を、水素イオン濃度測定回路38、炭酸ガス分
圧測定回路39で調整した値からA/Dコンバータ37
でA/D変換し、前述の変換式(2)により算出した重炭
酸イオン濃度の値は、27.5〜30.0mEq/1近傍になる。従
ってA液とB液とを取り違えた場合の検出が確実に行わ
れることは明白である。またこの場合の警報処理や透析
器13への異常透析液の供給停止などの処理については
第1実施例と同じため、省略する。
なお実施例として第1、第2実施例共に、個人用透析装
置の場合について述べたが、多人数用透析液供給装置の
場合も水、A液及びB液の混合量が必要人数分に拡大さ
れるだけで、混合方式としては原理的には同様である。
従って第1混合槽で混合された希釈液に対し本実施例の
水素イオン濃度測定電極及び炭酸ガス分圧測定電極を設
置すれば、本実施例におけると同じく、確実にA液・B
液の取り違えを検知可能であることは言を俟たない。
置の場合について述べたが、多人数用透析液供給装置の
場合も水、A液及びB液の混合量が必要人数分に拡大さ
れるだけで、混合方式としては原理的には同様である。
従って第1混合槽で混合された希釈液に対し本実施例の
水素イオン濃度測定電極及び炭酸ガス分圧測定電極を設
置すれば、本実施例におけると同じく、確実にA液・B
液の取り違えを検知可能であることは言を俟たない。
「考案の効果」 この考案によれば、A液、B液の混合順序の如何に拘ら
ず、その取り違えが確実に検出され、またこの場合、直
ちに警報を発すると同時に透析器への透析液の供給が停
止される。このためいままで不可能であったA液、B液
の取り違えの透析装置側での検知が可能となり、透析操
作員の心理的負担を著しく軽減することができる。そし
て何よりも増して、透析患者の生命の安全を確保するこ
とができる。
ず、その取り違えが確実に検出され、またこの場合、直
ちに警報を発すると同時に透析器への透析液の供給が停
止される。このためいままで不可能であったA液、B液
の取り違えの透析装置側での検知が可能となり、透析操
作員の心理的負担を著しく軽減することができる。そし
て何よりも増して、透析患者の生命の安全を確保するこ
とができる。
このようにこの考案は透析装置の適用範囲を著しく拡大
することができる。
することができる。
第1図はこの考案の重曹透析装置の第1実施例及び第2
実施例を示すブロック系統図、第2図は第1図の実施例
の要部を示すブロック系統図、第3図は第1図の実施例
のコントロールプログラムの割込ルーチンを示すフロー
チャート、第4図は第1図の実施例のバックグラウンド
ルーチンを示すフローチャート、第5図は従来の重曹透
析装置を示すブロック系統図である。
実施例を示すブロック系統図、第2図は第1図の実施例
の要部を示すブロック系統図、第3図は第1図の実施例
のコントロールプログラムの割込ルーチンを示すフロー
チャート、第4図は第1図の実施例のバックグラウンド
ルーチンを示すフローチャート、第5図は従来の重曹透
析装置を示すブロック系統図である。
Claims (1)
- 【請求項1】第1混合槽で水と第1原液とを所定の割合
で混合し、その混合された希釈液と第2原液とを所定の
割合で第2混合槽で混合し、その混合した液を透析液と
して透析器へ供給する重曹透析装置において、 上記希釈液の水素イオン濃度(pH)を測定する手段と、 上記希釈液の炭酸ガス分圧(PCO2)を測定する手段と、 これら水素イオン濃度及び炭酸ガス分圧の2つの測定値
から、その測定希釈液の重炭酸イオン濃度(HCO3 -)を演
算する手段と、 上記希釈液の正常な重炭酸イオン濃度を記憶する手段
と、 上記演算による重炭酸イオン濃度と上記記憶重炭酸イオ
ン濃度とを比較する比較手段と、 その比較手段が演算による重炭酸イオン濃度が記憶重炭
酸イオン濃度から外れていると判定すると、警報を発す
ると共に上記透析液の透析器への供給を停止する手段を
有することを特徴とする重曹透析装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989113097U JPH0628122Y2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 重曹透析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989113097U JPH0628122Y2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 重曹透析装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0353250U JPH0353250U (ja) | 1991-05-23 |
| JPH0628122Y2 true JPH0628122Y2 (ja) | 1994-08-03 |
Family
ID=31661523
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989113097U Expired - Lifetime JPH0628122Y2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 重曹透析装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0628122Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101880585B1 (ko) * | 2017-03-22 | 2018-07-23 | 서울대학교산학협력단 | 복막투석액 삼투압조절장치 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6595944B2 (en) * | 2000-06-17 | 2003-07-22 | Fresenius Medical Care Deutschland Gmbh | Dialysis machine and method of operating a dialysis machine |
| JP7307633B2 (ja) * | 2019-08-30 | 2023-07-12 | 日機装株式会社 | 混合器 |
-
1989
- 1989-09-27 JP JP1989113097U patent/JPH0628122Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101880585B1 (ko) * | 2017-03-22 | 2018-07-23 | 서울대학교산학협력단 | 복막투석액 삼투압조절장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0353250U (ja) | 1991-05-23 |
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