JPH06282221A - ダム操作訓練用シミュレータ - Google Patents

ダム操作訓練用シミュレータ

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JPH06282221A
JPH06282221A JP6839593A JP6839593A JPH06282221A JP H06282221 A JPH06282221 A JP H06282221A JP 6839593 A JP6839593 A JP 6839593A JP 6839593 A JP6839593 A JP 6839593A JP H06282221 A JPH06282221 A JP H06282221A
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dam
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Ryuichi Nakatsuka
龍一 中塚
Etsukichi Kondou
悦吉 近藤
Itaru Takami
至 高見
Masanori Sakata
正法 坂田
Terukazu Akehi
輝一 明比
Haruo Matsumura
陽雄 松村
Shinichi Nitanda
伸一 二反田
Toyokazu Matsumoto
豊和 松本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 3種類以上の訓練状態を任意に切換え可能と
して、きめの細かい指導性を発揮させて訓練効果を著し
く高めることができるようにする。 【構成】 ダムに設置されている監視操作卓を模擬した
トレーニ卓3を有するトレーニ設備T2と、訓練指示や
訓練データの設定などを行なうトレーナ卓1を有するト
レーナ設備T1と、画像表示装置17とを備えたダム操
作訓練用シミュレータであって、トレーナ設備T1側に
設けた訓練状態設定部35への設定操作に基づいて、訓
練状態記憶部34からデータを読み出して、訓練状態を
反復訓練、再生訓練および模範訓練のいずれかに切換え
可能に構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダム操作員に対して洪
水などの非常時における的確な判断能力の習得およびゲ
ート操作技術の向上を目的として、実機感覚での訓練を
行なえるようになされているダム操作訓練用シミュレー
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のダム操作訓練用シミュレータと
して、従来から、例えば特開昭54−23879号公報
に開示されているように、過去の状況を記憶させてお
き、この過去の状態を復元させて反復訓練を行なえるよ
うにしたものや、特公昭59−13738号公報に開示
されているように、トレーナが操作した模範的な操作運
転状態を再生させるようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の訓練用
シミュレータのうち、前者の場合は、過去の状況を復元
させることで反復訓練を可能にして訓練効果の向上が図
れ、また、後者の場合は、トレーナが行なった模範運転
を再生してトレーニに見せることにより、トレーニに対
する訓練効果の向上が図れるものの、操作技術が未熟な
トレーニに対する指導マニュアルとしては十分でなく、
実際のダム管理所で発生する種々の事象に適切に対応さ
せ得るだけの訓練効果を得るためには、きめの細かい指
導マニュアルが要望とされている。
【0004】本発明は上記のような要望に応えるべくな
されたもので、訓練状態を任意に切換え可能として、き
めの細かい指導性を発揮させて訓練効果を著しく高める
ことができるダム操作訓練用シミュレータを提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1によるダム操作訓練用シミュレー
タは、少なくとも訓練指示、各種訓練データの設定、訓
練実施状況の表示機能およびトレーナ卓を有するトレー
ナ設備と、少なくともダムに設置される監視操作卓を模
擬し、ゲート操作を行なうトレーニ卓を有するトレーニ
設備と、画像表示装置とを備えたダム操作訓練用シミュ
レータであって、上記トレーナ設備側に、ダムの流入量
データ、過去の訓練実施データなどを記憶する訓練状態
記憶部と、この訓練状態記憶部に記憶されているデータ
を読み出して、訓練状況を反復訓練、再生訓練および模
範訓練のいずれかに設定可能な訓練状態設定部とを備え
させたものである。
【0006】また、本発明の請求項2によるダム操作訓
練用シミュレータは、上記構成に加えて、訓練速度を変
更可能な訓練速度変更部を備えさせたものである。
【0007】さらに、本発明の請求項3によるダム操作
訓練用シミュレータは、上記訓練速度変更部が、トレー
ナ設備側に設けられた訓練速度設定部と、トレーニ側に
設けられた操作スイッチの操作に基づいて訓練速度を自
動的に切換える速度自動切換え部とから構成されている
ものである。
【0008】
【作用】上記構成の本発明の請求項1によるダム操作訓
練用シミュレータによれば、トレーナ設備側に設けられ
ている訓練状態設定部に対するトレーナ操作により、訓
練状態記憶部に記憶されている各種データを読み出し
て、訓練状況を反復訓練、再生訓練および模範訓練のい
ずれかに任意に設定することが可能であり、これによっ
て、トレーニに対して、きめの細かい指導性を発揮させ
てダム操作の訓練効果を高めることができる。また、こ
のとき、各種の訓練状況を画像表示させて、トレーニに
その画像を視覚的に把握させることで、臨場感に富んだ
訓練を行なわせることが可能である。
【0009】また、請求項2および3のように、トレー
ナの設定もしくはトレーニ側での操作に基づいて、訓練
速度を任意に変更することによって、時間的に無駄な
く、かつ、無理のない効率的な訓練を実施することが可
能である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1はダム操作訓練用シミュレータの設備概要
および配置を示す全体の斜視図、、図2は各装置の関連
図であり、同シミュレータは、大別して、トレーナ卓1
および通話卓2などを有するトレーナ設備T1と、実際
のダム管理所に設置される監視操作卓を模擬したもの
で、ゲート操作を行なうトレーニ卓3および放流警報装
置の操作を行なう放流警報操作卓4などを備えたトレー
ニ設備T2とから構成されている。
【0011】上記トレーナ設備T1側には、上記のトレ
ーナ卓1および通話卓2の他に、訓練の開始・中断・通
常訓練・再訓練・訓練再生・訓練自動走行・訓練継続・
終了・タイムスケール変更などの訓練指示および訓練対
象ダムや出水波形などの訓練データの設定を対話式に行
なう訓練指示用CRT5、訓練実施状況をモニタし、操
作の内容を把握する訓練者モニタ用CRT6、トレーナ
設備T1の動作記録を行なうロギングプリンタ7、訓練
結果の評価の記録を行なう訓練評価プリンタ8、訓練制
御・水位やゲート開度などの各種計算・訓練履歴管理・
通信制御およびプリンタ制御等を行なう計算機盤9、後
述する70インチビデオプロジェクタの制御を行なうA
V制御盤10、設備の主電源(NFB)の入切および設
備の照明装置12の制御を行なうSi電源盤(図示せ
ず)などを備えている。なお、上記両CRT5,6はト
レーナ卓1上に設置されている。
【0012】一方、上記トレーニ設備T2側には、上記
のトレーニ卓3および放流警報操作卓4の他に、ゲート
放流監視用ITVを模擬するITV装置13、温度・湿
度・気圧・水温・風向・風速・注意報・大雨や洪水など
の警報を表示する気象観測表示盤14、実際のダム管理
所に設置される放流警報装置を模擬した放流警報装置盤
15、非常用発電機(図示せず)の操作を行なう非常用
発電機盤16、所内の受電状態を表示する所内受電盤1
1、各洪水吐ゲートを模擬表示する画像表示装置として
の70インチビデオプロジェクタ17、各洪水吐ゲート
の開度を表示するゲート開度計盤18、各洪水吐ゲート
の機側操作を行なうゲート機側操作盤19、実際のダム
管理所に設置された水文気象情報端末装置を模擬した水
文気象情報端末装置20、水文気象情報端末装置からの
出力をハードコピーする水文気象情報ハードコピー2
1、商業TV装置22、日誌を作成する日誌プリンタ2
3、操作記録を作成する操作記録プリンタ24、トレー
ニ設備T2の動作記録を作成する運行プリンタ25など
を備えている。また、天候の状況によって生じる雨音・
雷音・風音・河川水流音、非常用発電機音、ゲート動作
音、ゲート放流音、訓練指示や異常気象など各種のアナ
ウンス音を出力する音響装置26を設置している。な
お、図2において、太線は画像制御系統、点線は音声制
御系統、細線は表示制御系統を表している。
【0013】上記のような構成のダム操作訓練用シミュ
レータの動作フローについて、図3〜図6を参照しなが
ら簡単に説明する。図3はシミュレータの起動フローで
あって、主NFBを投入する(ステップS31)と、ト
レーナ卓1の訓練指示用CRT5上に、現在訓練可能な
ダム名称、訓練番号、シミュレーション時刻などのプロ
グラムがロードされる(ステップS32)。次に、シミ
ュレータモードの選択を行なって(ステップS33)、
訓練準備モード、訓練実施モード、訓練管理モード、シ
ミュレータ運用モードのいずれか1つのモードに遷移す
る(ステップS34)。そして、すべてのモードの動作
が完了した段階で、シミュレータ停止の必要の有無を判
定した(ステップS35)後、主NFBを開放する(ス
テップS36)。
【0014】図4は訓練準備モードの動作フローであっ
て、基本的にはシミュレータで訓練を実施する前に、訓
練の内容を設定準備するものであり、訓練指示用CRT
5上に表示される訓練準備メニュー画面から各項目を選
択的に呼び出すためのメニュー選択を行ない(ステップ
S41)、訓練対象ダムの設定、訓練ケース(訓練波形
番号や開始時刻等)の設定、ダム初期値(ダム水位、ゲ
ート開度、発電使用水量、機側ゲート等)の設定、機器
(トレーニ卓、機側操作盤、発電機盤、放流警報装置盤
等)故障内容の設定、訓練者情報(氏名、所属、レベ
ル、役割等)の設定、流入量・観測所データ(ダム流入
量、観測所での雨量・水位・流量等)の設定(修正)、
音響効果(雨音、風音、雷音、河川水流音、ゲート動作
音、ゲート放流音)の設定など各種の訓練内容を設定す
る(ステップS42)。そして、各準備データの設定が
終了したことを確認した(ステップS43)のち、次の
モードを選択して(ステップS44)、その選択モード
に移行する。
【0015】図5は訓練実施モードの動作フローであっ
て、基本的には上記準備モードで設定された訓練内容を
利用して、訓練を実施するものであり、訓練指示用CR
T5上に表示される訓練ケース表示画面から訓練ケース
を確認した上、訓練実施のイニシャライズを開始する
(ステップS51)。この状態で訓練中断モード(ステ
ップS52)を経て訓練実施中モードの選択を行ない
(ステップS53)、設定された訓練内容に従って訓練
を行なう通常訓練(再訓練含む)モード、訓練中に現在
までの訓練の過程をモニタリングする訓練再生モード、
訓練を自動的に指定時間分だけ進ませる自動走行モー
ド、全ての訓練が中断された状態となる訓練中断モード
を順次あるいは適宜に切換えながら訓練を実施する(ス
テップS54)。そして、訓練実施が終了したことを確
認した(ステップS55)のち、必要に応じて訓練結果
を保存する(ステップS56)。
【0016】図6は管理モードの動作フローであって、
基本的には訓練内容に対する評価の印字、表示および履
歴を管理するものであり、訓練指示用CRT5上に表示
される訓練メニュー画面から管理項目を選択し(ステッ
プS61)、日誌印字やゲート操作記録印字などの帳票
出力および訓練履歴や訓練者履歴、ダム別履歴などの訓
練履歴などの訓練管理を行ない(ステップS62)、そ
の処理が終了したことを確認した(ステップS63)の
ち、次のモードを選択して(ステップS64)、その選
択モードに移行する。
【0017】図7は、以上のような設備概要および動作
フローを有するダム操作訓練用シミュレータにおける本
発明の主要部の構成図である。同図において、30はト
レーニ設備T2側のトレーニ卓3に備えられている入出
力処理用コンピュータであって、キーボードおよびマウ
スからなるゲート操作スイッチ31が接続されている。
32はトレーナ設備T1側に備えられているホストコン
ピュータであって、上述の計算機盤などから構成され
る。このホストコンピュータ32は、上記入出力処理用
コンピュータ30からのゲート開閉情報に基づいてゲー
ト開度および水位の計算を行なって、それらの情報を出
力する。
【0018】17は上述の70インチビデオプロジェク
タで構成される画像表示装置であって、ゲートおよび水
位状態を各洪水吐ゲート毎に模擬表示する。33は上述
の開度計盤18、機側操作盤19などから構成される入
出力処理用コンピュータであって、上記ホストコンピュ
ータ32から伝送されてくるゲート開度情報、水位情報
を基に、テーブルにより画面上の座標に変換して、その
座標を上記画像表示装置17に出力する。34は訓練状
態記憶部で、訓練時刻に対応する流入量データを記憶す
る流入量データファイル34aと、過去の訓練実施デー
タを記憶する訓練再生用データファイル34bおよび反
復訓練用データファイル34cとを有している。
【0019】35は訓練状態設定部で、上記訓練状態記
憶部34に記憶されている各種データを読み出して、訓
練状況を反復訓練、再生訓練および模範訓練の3つのう
ちのいずれかに設定するものであり、これら訓練状態設
定部35および上記訓練状態記憶部34はトレーナ設備
T1のホストコンピュータ32に接続されている。ま
た、36はホストコンピュータメモリであり、上記訓練
状態設定部35で設定された訓練時間に対応するデータ
が反復訓練用データファイル34cから読み出されて該
メモリ36に展開される。
【0020】このような構成の主要部の動作について、
訓練内容毎に分けて説明する。通常訓練時は、トレーニ
設備T2側において、トレーニがゲート操作スイッチ3
1を操作すると、そのスイッチ情報が入出力処理用コン
ピュータ30によりゲート開閉情報に変換された後、そ
のゲート開閉情報がトレーナ設備T1側のホストコンピ
ュータ32へ伝送される。このホストコンピュータ32
では、上記ゲート開閉情報に基づいて、上記訓練状態記
憶部34の流入量データファイル34aから訓練時間に
対応する流入量データを読み出して、ゲート開度、水位
および放流量を計算し、それら情報を入出力処理用コン
ピュータ30および33に伝送すると同時に、上記訓練
状態記憶部34の訓練再生用データファイル34bに記
憶する。また、一定時間毎に、上記ホストコンピュータ
メモリ36の内容を反復訓練用データファイル34cに
記憶させる。
【0021】そして、上記ホストコンピュータ32から
出力される情報を受信した入出力処理用コンピュータ3
3では、テーブルにより、ゲート開度および水位を画面
上の座標に変換して、その座標データを基に、画像表示
装置17にゲートおよびそのときの水位の状態を表示す
る。
【0022】訓練状態設定部35に対するトレーナ操作
によって、反復訓練状態が設定された場合は、上記訓練
状態記憶部34の反復訓練用データファイル34cに記
憶されている過去の訓練実施データが任意の時間まで遡
って読み出され、そのデータが入出力処理用コンピュー
タ33および30に伝送されて、設定時間に亘るシミュ
レーション状態となり、トレーニ側においては、上記画
像表示装置17の画面上の表示を見ながら、再度訓練を
実施することができる。
【0023】また、上記訓練状態設定部35に対するト
レーナ操作によって、再生訓練状態が設定された場合
は、上記訓練状態記憶部34の訓練再生用データファイ
ル34bに記憶されている過去の訓練実施データが任意
の時間まで遡って読み出され、そのデータが入出力処理
用コンピュータ33および30に伝送されて、シミュレ
ーション状態となり、過去に実施した訓練を再生するこ
とができる。
【0024】さらに、上記訓練状態設定部35に対する
トレーナ操作によって、模範訓練状態が設定された場合
は、上記訓練状態記憶部34の流入量データファイル3
4aから、現在の時刻に対して先取りする状態の流入量
データが読み出される。すなわち、将来的に予測される
増水、減水状況を作り出して、ダムのゲート操作に必要
な判定を行ない、理想的なゲート操作を自動的に行なう
ことにより、トレーニに対して模範操作を指導すること
ができる。
【0025】図8は上記したダム操作訓練用シミュレー
タにおける本発明の主要部の他の実施例を示す構成図で
ある。同図において、37は訓練速度設定部で、トレー
ナ側において訓練速度を任意に設定することにより、訓
練速度切換えフラグ38を参照してホストコンピュータ
32で訓練速度を変更する。39はトレーニ設備T2側
に設けられた操作スイッチであり、そのスイッチ操作に
基づいて入出力処理用コンピュータ30を通してホスト
コンピュータ32にスイッチ情報が送られて、訓練速度
の切換えるべき事象であるか否かの判定に基づいて訓練
速度を自動的に切り換える速度自動切換え部が構成され
る。これら訓練速度設定部37と操作スイッチ39を含
む速度自動切換え部とにより、訓練速度の変更部が構成
されている。なお、各コンピュータ30,32,33に
はそれぞれ内部時計30w,32w,33wが設けられ
ている。
【0026】また、トレーニ設備T2側の入出力処理用
コンピュータ30には、現在の訓練速度を音声出力する
ための音声合成装置40とスピーカ41および表示ラン
プ42が接続されている。なお、図8には、図7と同様
に、訓練状態記憶部34および訓練状態設定部35が設
けられているが、図面上での理解を容易にするため、図
8では省略している。
【0027】図8に示すような構成のものにおいては、
訓練速度設定部37を介して訓練速度を設定することに
より、ホストコンピュータ32を通して入出力処理用コ
ンピュータ30および33に現在の訓練時間と訓練速度
が送信されるとともに、ホストコンピュータ32の内部
時計32wの訓練速度が更新され、かつ、訓練時間と訓
練速度を受信した入出力処理用コンピュータ30および
33の内部時計30w,33wも更新される。さらに、
入出力処理用コンピュータ30では、音声合成装置40
およびスピーカ41を通して現在の訓練速度を告知す
る。
【0028】また、トレーニが操作スイッチ39を操作
すると、そのスイッチ情報が入出力処理用コンピュータ
30を通してホストコンピュータ32に送られ、ここ
で、訓練速度を切換えるべき事象であるか否かが判定さ
れ、訓練速度切換えフラグ38のセット/リセットが行
なわれたのち、訓練速度が自動的に切り換えられ、それ
が入出力処理用コンピュータ30および33に送られて
上記と同様に動作する。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ト
レーナがトレーナ設備側に設けられている訓練状態設定
部を操作することにより、訓練状況を反復訓練、再生訓
練および模範訓練のいずれかに任意に設定することが可
能であり、これによって、トレーニに対して、きめの細
かい指導性を発揮させてダム操作の訓練効果を著しく高
めることができる。また、このとき、各種の訓練状況を
画像表示させて、トレーニにその画像を視覚的に把握さ
せることで、臨場感に富んだ訓練を行なわせることがで
きる。
【0030】特に、請求項2および3のように、トレー
ナの設定もしくはトレーニ側での操作に基づいて、訓練
速度を任意に変更することを可能とする場合は、時間的
に無駄なく、かつ、無理のない効率的な訓練を実施する
ことができ、訓練効果を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるダム操作訓練用シミュレータの設
備概要および配置を示す全体の斜視図である。
【図2】各装置の関連図である。
【図3】ダム操作訓練用シミュレータの動作フローのう
ちシミュレータの起動フローの説明図である。
【図4】同上の訓練準備モードの動作フローの説明図で
ある。
【図5】同上の訓練実施モードの動作フローの説明図で
ある。
【図6】同上の管理モードの動作フローの説明図であ
る。
【図7】本発明の主要部の構成図である。
【図8】本発明の他の実施例による主要部の構成図であ
る。
【符号の説明】
1 トレーナ卓 3 トレーニ卓 13 ITV装置盤 17 ビデオプロジェクタ(画像表示装置) 34 訓練状態記憶部 35 訓練状態設定部 37 訓練速度設定部 39 操作スイッチ T1 トレーナ設備 T2 トレーニ設備
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ダム操作訓練用シミュレータ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダム操作員に対して洪
水などの非常時における的確な判断能力の習得およびゲ
ート操作技術の向上を目的として、訓練効果を高めるよ
うになされているダム操作訓練用シミュレータに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種のダム操作訓練用シミュレータと
して、従来から、例えば特開昭54−23879号公報
に開示されているように、過去の状況を記憶させてお
き、この過去の状態を復元させて反復訓練を行なえるよ
うにしたものや、特公昭59−13738号公報に開示
されているように、トレーナが操作した模範的な操作運
転状態を再生させるようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の訓練用
シミュレータのうち、前者の場合は、過去の状況を復元
させることで反復訓練を可能にして訓練効果の向上が図
れ、また、後者の場合は、トレーナが行なった模範運転
を再生してトレーニに見せることにより、トレーニに対
する訓練効果の向上が図れるものの、操作技術が未熟な
トレーニに対する指導性をもった機能としては十分でな
く、実際のダム管理所で発生する種々の事象に適切に対
応させ得るだけの訓練効果を得るためには、きめの細か
指導性をもった機能が要望されている。
【0004】本発明は上記のような要望に応えるべくな
されたもので、訓練状態を任意に切換え可能として、き
めの細かい指導性を発揮させて訓練効果を著しく高める
ことができるダム操作訓練用シミュレータを提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1によるダム操作訓練用シミュレー
タは、少なくとも訓練指示、各種訓練データの設定、訓
練実施状況の表示機能およびトレーナ卓を有するトレー
ナ設備と、少なくともダムに設置される監視操作卓を模
擬し、ゲート操作を行なうトレーニ卓を有するトレーニ
設備と、画像表示装置とを備えたダム操作訓練用シミュ
レータであって、上記トレーナ設備側に、ダムの流入量
データ、過去の訓練実施データなどを記憶する訓練状態
記憶部と、この訓練状態記憶部に記憶されているデータ
を読み出して、訓練状況を反復訓練、再生訓練および模
範訓練のいずれかに設定可能な訓練状態設定部とを備え
させたものである。
【0006】また、本発明の請求項2によるダム操作訓
練用シミュレータは、上記構成に加えて、トレーニが操
作をしていない訓練部分を短縮する変更を行ない、この
短縮変更された時間を反復訓練、再生訓練、模範訓練に
割り当てることを目的として、訓練速度を変更可能な訓
練速度変更部を備えさせたものである。
【0007】さらに、本発明の請求項3によるダム操作
訓練用シミュレータは、上記訓練速度変更部が、トレー
ナ設備側に設けられた訓練速度設定部と、トレーニ側に
設けられた操作スイッチの操作に基づいて訓練速度を自
動的に切換える速度自動切換え部とから構成されている
ものである。
【0008】
【作用】上記構成の本発明の請求項1によるダム操作訓
練用シミュレータによれば、トレーナ設備側に設けられ
ている訓練状態設定部に対するトレーナ操作により、訓
練状態記憶部に記憶されている各種データを読み出し
て、訓練状況を反復訓練、再生訓練および模範訓練のい
ずれかに任意に設定することが可能であり、これによっ
て、トレーニに対して、きめの細かい指導性を発揮させ
てダム操作の訓練効果を高めることができる。また、こ
のとき、各種の訓練状況を画像表示させて、トレーニに
その画像を視覚的に把握させることで、臨場感に富んだ
訓練を行なわせることが可能である。
【0009】また、請求項2および3のように、トレー
ナの設定もしくはトレーニ側での操作に基づいて、訓練
速度を任意に変更することによって、トレーニが操作を
していない訓練の重要でない部分を短縮する変更を行な
い、この短縮変更した時間を反復訓練、再生訓練、模範
訓練に割り当てることができ、より指導性を高めた効率
的な訓練を実施することが可能である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1はダム操作訓練用シミュレータの設備概要
および配置を示す全体の斜視図、、図2は各装置の関連
図であり、同シミュレータは、大別して、トレーナ卓1
および通話卓2などを有するトレーナ設備T1と、実際
のダム管理所に設置される監視操作卓を模擬したもの
で、ゲート操作を行なうトレーニ卓3および放流警報装
置の操作を行なう放流警報操作卓4などを備えたトレー
ニ設備T2とから構成されている。
【0011】上記トレーナ設備T1側には、上記のトレ
ーナ卓1および通話卓2の他に、訓練の開始・中断・通
常訓練・再訓練・訓練再生・訓練自動走行・訓練継続・
終了・タイムスケール変更などの訓練指示および訓練対
象ダムや出水波形などの訓練データの設定を対話式に行
なう訓練指示用CRT5、訓練実施状況をモニタし、操
作の内容を把握する訓練者モニタ用CRT6、トレーナ
設備T1の動作記録を行なうロギングプリンタ7、訓練
結果の評価の記録を行なう訓練評価プリンタ8、訓練制
御・水位やゲート開度などの各種計算・訓練履歴管理・
通信制御およびプリンタ制御等を行なう計算機盤9、後
述する70インチビデオプロジェクタの制御を行なうA
V制御盤10、設備の主電源(NFB)の入切および設
備の照明装置12の制御を行なうSi電源盤(図示せ
ず)などを備えている。なお、上記両CRT5,6はト
レーナ卓1上に設置されている。
【0012】一方、上記トレーニ設備T2側には、上記
のトレーニ卓3および放流警報操作卓4の他に、ゲート
放流監視用ITVを模擬するITV装置13、温度・湿
度・気圧・水温・風向・風速・注意報・大雨や洪水など
の警報を表示する気象観測表示盤14、実際のダム管理
所に設置される放流警報装置を模擬した放流警報装置盤
15、非常用発電機(図示せず)の操作を行なう非常用
発電機盤16、所内の受電状態を表示する所内受電盤1
1、各洪水吐ゲートを模擬表示する画像表示装置として
の70インチビデオプロジェクタ17、各洪水吐ゲート
の開度を表示するゲート開度計盤18、各洪水吐ゲート
の機側操作を行なうゲート機側操作盤19、実際のダム
管理所に設置された水文気象情報端末装置を模擬した水
文気象情報端末装置20、水文気象情報端末装置からの
出力をハードコピーする水文気象情報ハードコピー2
1、商業TV装置22、日誌を作成する日誌プリンタ2
3、操作記録を作成する操作記録プリンタ24、トレー
ニ設備T2の動作記録を作成する運行プリンタ25など
を備えている。また、天候の状況によって生じる雨音・
雷音・風音・河川水流音、非常用発電機音、ゲート動作
音、ゲート放流音、訓練指示や異常気象など各種のアナ
ウンス音を出力する音響装置26を設置している。な
お、図2において、太線は画像制御系統、点線は音声制
御系統、細線は表示制御系統を表している。
【0013】上記のような構成のダム操作訓練用シミュ
レータの動作フローについて、図3〜図6を参照しなが
ら簡単に説明する。図3はシミュレータの起動フローで
あって、主NFBを投入する(ステップS31)と、ト
レーナ卓1の訓練指示用CRT5上に、現在訓練可能な
ダム名称、訓練番号、シミュレーション時刻などのプロ
グラムがロードされる(ステップS32)。次に、シミ
ュレータモードの選択を行なって(ステップS33)、
訓練準備モード、訓練実施モード、訓練管理モード、シ
ミュレータ運用モードのいずれか1つのモードに遷移す
る(ステップS34)。そして、すべてのモードの動作
が完了した段階で、シミュレータ停止の必要の有無を判
定した(ステップS35)後、主NFBを開放する(ス
テップS36)。
【0014】図4は訓練準備モードの動作フローであっ
て、基本的にはシミュレータで訓練を実施する前に、訓
練の内容を設定準備するものであり、訓練指示用CRT
5上に表示される訓練準備メニュー画面から各項目を選
択的に呼び出すためのメニュー選択を行ない(ステップ
S41)、訓練対象ダムの設定、訓練ケース(訓練波形
番号や開始時刻等)の設定、ダム初期値(ダム水位、ゲ
ート開度、発電使用水量、機側ゲート等)の設定、機器
(トレーニ卓、機側操作盤、発電機盤、放流警報装置盤
等)故障内容の設定、訓練者情報(氏名、所属、レベ
ル、役割等)の設定、流入量・観測所データ(ダム流入
量、観測所での雨量・水位・流量等)の設定(修正)、
音響効果(雨音、風音、雷音、河川水流音、ゲート動作
音、ゲート放流音)の設定など各種の訓練内容を設定す
る(ステップS42)。そして、各準備データの設定が
終了したことを確認した(ステップS43)のち、次の
モードを選択して(ステップS44)、その選択モード
に移行する。
【0015】図5は訓練実施モードの動作フローであっ
て、基本的には上記準備モードで設定された訓練内容を
利用して、訓練を実施するものであり、訓練指示用CR
T5上に表示される訓練ケース表示画面から訓練ケース
を確認した上、訓練実施のイニシャライズを開始する
(ステップS51)。この状態で訓練中断モード(ステ
ップS52)を経て訓練実施中モードの選択を行ない
(ステップS53)、設定された訓練内容に従って訓練
を行なう通常訓練(再訓練含む)モード、訓練中に現在
までの訓練の過程をモニタリングする訓練再生モード、
訓練を自動的に指定時間分だけ進ませる自動走行モー
ド、全ての訓練が中断された状態となる訓練中断モード
を順次あるいは適宜に切換えながら訓練を実施する(ス
テップS54)。そして、訓練実施が終了したことを確
認した(ステップS55)のち、必要に応じて訓練結果
を保存する(ステップS56)。
【0016】図6は管理モードの動作フローであって、
基本的には訓練内容に対する評価の印字、表示および履
歴を管理するものであり、訓練指示用CRT5上に表示
される訓練メニュー画面から管理項目を選択し(ステッ
プS61)、日誌印字やゲート操作記録印字などの帳票
出力および訓練履歴や訓練者履歴、ダム別履歴などの訓
練履歴などの訓練管理を行ない(ステップS62)、そ
の処理が終了したことを確認した(ステップS63)の
ち、次のモードを選択して(ステップS64)、その選
択モードに移行する。
【0017】図7は、以上のような設備概要および動作
フローを有するダム操作訓練用シミュレータにおける本
発明の主要部の構成図である。同図において、30はト
レーニ設備T2側のトレーニ卓3に備えられている入出
力処理用コンピュータであって、ゲート操作スイッチ3
1が接続されている。32はトレーナ設備T1側に備え
られているホストコンピュータであって、上述の計算機
盤などから構成される。このホストコンピュータ32
は、上記入出力処理用コンピュータ30からのゲート開
閉情報に基づいてゲート開度および水位の計算を行なっ
て、それらの情報を出力する。
【0018】17は上述の70インチビデオプロジェク
タで構成される画像表示装置であって、ゲートおよび水
位状態を各洪水吐ゲート毎に模擬表示する。33は上述
の開度計盤18、機側操作盤19などから構成される入
出力処理用コンピュータであって、上記ホストコンピュ
ータ32から伝送されてくるゲート開度情報、水位情報
を基に、テーブルにより画面上の座標に変換して、その
座標を上記画像表示装置17に出力する。34は訓練状
態記憶部で、訓練時刻に対応する流入量データを記憶す
る流入量データファイル34aと、過去の訓練実施デー
タを記憶する訓練再生用データファイル34bおよび反
復訓練用データファイル34cとを有している。
【0019】35は訓練状態設定部で、上記訓練状態記
憶部34に記憶されている各種データを読み出して、訓
練状況を反復訓練、再生訓練および模範訓練の3つのう
ちのいずれかに設定するものであり、これら訓練状態設
定部35および上記訓練状態記憶部34はトレーナ設備
T1のホストコンピュータ32に接続されている。ま
た、36はホストコンピュータメモリであり、上記訓練
状態設定部35で設定された訓練時間に対応するデータ
が反復訓練用データファイル34cから読み出されて該
メモリ36に展開される。
【0020】このような構成の主要部の動作について、
訓練内容毎に分けて説明する。通常訓練時は、トレーニ
設備T2側において、トレーニがゲート操作スイッチ3
1を操作すると、そのスイッチ情報が入出力処理用コン
ピュータ30によりゲート開閉情報に変換された後、そ
のゲート開閉情報がトレーナ設備T1側のホストコンピ
ュータ32へ伝送される。このホストコンピュータ32
では、上記ゲート開閉情報に基づいて、上記訓練状態記
憶部34の流入量データファイル34aから訓練時間に
対応する流入量データを読み出して、ゲート開度、水位
および放流量を計算し、それら情報を入出力処理用コン
ピュータ30および33に伝送すると同時に、上記訓練
状態記憶部34の訓練再生用データファイル34bに記
憶する。また、一定時間毎に、上記ホストコンピュータ
メモリ36の内容を反復訓練用データファイル34cに
記憶させる。
【0021】そして、上記ホストコンピュータ32から
出力される情報を受信した入出力処理用コンピュータ3
3では、テーブルにより、ゲート開度および水位を画面
上の座標に変換して、その座標データを基に、画像表示
装置17にゲートおよびそのときの水位の状態を表示す
る。
【0022】訓練状態設定部35に対するトレーナ操作
によって、反復訓練状態が設定された場合は、上記訓練
状態記憶部34の反復訓練用データファイル34cに記
憶されている過去の訓練実施データが任意の時間まで遡
って読み出され、そのデータが入出力処理用コンピュー
タ33および30に伝送されて、設定時間に亘るシミュ
レーション状態となり、トレーニ側においては、上記画
像表示装置17の画面上の表示を見ながら、再度訓練を
実施することができる。
【0023】また、上記訓練状態設定部35に対するト
レーナ操作によって、再生訓練状態が設定された場合
は、上記訓練状態記憶部34の訓練再生用データファイ
ル34bに記憶されている過去の訓練実施データが任意
の時間まで遡って読み出され、そのデータが入出力処理
用コンピュータ33および30に伝送されて、シミュレ
ーション状態となり、過去に実施した訓練を再生するこ
とができる。
【0024】さらに、上記訓練状態設定部35に対する
トレーナ操作によって、模範訓練状態が設定された場合
は、上記訓練状態記憶部34の流入量データファイル3
4aから、現在の時刻に対して先取りする状態の流入量
データが読み出される。すなわち、将来的に予測される
増水、減水状況を作り出して、ダムのゲート操作に必要
な判定を行ない、理想的なゲート操作を自動的に行なう
ことにより、トレーニに対して模範操作を指導すること
ができる。
【0025】図8は上記したダム操作訓練用シミュレー
タにおける本発明の主要部の他の実施例を示す構成図で
ある。同図において、37は訓練速度設定部で、トレー
ナ側において訓練速度を任意に設定することにより、訓
練速度切換えフラグ38を参照してホストコンピュータ
32で訓練速度を変更する。39はトレーニ設備T2側
に設けられた操作スイッチであり、そのスイッチ操作に
基づいて入出力処理用コンピュータ30を通してホスト
コンピュータ32にスイッチ情報が送られて、訓練速度
の切換えるべき事象であるか否かの判定に基づいて訓練
速度を自動的に切り換える速度自動切換え部が構成され
る。これら訓練速度設定部37と操作スイッチ39を含
む速度自動切換え部とにより、訓練速度の変更部が構成
されている。なお、各コンピュータ30,32,33に
はそれぞれ内部時計30w,32w,33wが設けられ
ている。
【0026】また、トレーニ設備T2側の入出力処理用
コンピュータ30には、現在の訓練速度を音声出力する
ための音声合成装置40とスピーカ41および表示ラン
プ42が接続されている。なお、図8には、図7と同様
に、訓練状態記憶部34および訓練状態設定部35が設
けられているが、図面上での理解を容易にするため、図
8では省略している。
【0027】図8に示すような構成のものにおいては、
訓練速度設定部37を介して訓練速度を設定することに
より、ホストコンピュータ32を通して入出力処理用コ
ンピュータ30および33に現在の訓練時間と訓練速度
が送信されるとともに、ホストコンピュータ32の内部
時計32wの訓練速度が更新され、かつ、訓練時間と訓
練速度を受信した入出力処理用コンピュータ30および
33の内部時計30w,33wも更新される。さらに、
入出力処理用コンピュータ30では、音声合成装置40
およびスピーカ41を通して現在の訓練速度を告知す
る。
【0028】また、トレーニが操作スイッチ39を操作
すると、そのスイッチ情報が入出力処理用コンピュータ
30を通してホストコンピュータ32に送られ、ここ
で、訓練速度を切換えるべき事象であるか否かが判定さ
れ、訓練速度切換えフラグ38のセット/リセットが行
なわれたのち、訓練速度が自動的に切り換えられ、それ
が入出力処理用コンピュータ30および33に送られて
上記と同様に動作する。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ト
レーナがトレーナ設備側に設けられている訓練状態設定
部を操作することにより、訓練状況を反復訓練、再生訓
練および模範訓練のいずれかに任意に設定することが可
能であり、これによって、トレーニに対して、きめの細
かい指導性を発揮させてダム操作の訓練効果を著しく高
めることができる。また、このとき、各種の訓練状況を
画像表示させて、トレーニにその画像を視覚的に把握さ
せることで、臨場感に富んだ訓練を行なわせることがで
きる。
【0030】特に、請求項2および3のように、トレー
ナの設定もしくはトレーニ側での操作に基づいて、訓練
速度を任意に変更することを可能とする場合は、トレ
ーニが操作をしていない訓練の重要でない部分を短縮す
る変更を行ない、この短縮変更した時間を反復訓練、再
生訓練、模範訓練に割り当てることができ、時間的に無
駄なく、かつ、指導性の高い効率的な訓練を実施するこ
とができ、訓練効果を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるダム操作訓練用シミュレータの設
備概要および配置を示す全体の斜視図である。
【図2】各装置の関連図である。
【図3】ダム操作訓練用シミュレータの動作フローのう
ちシミュレータの起動フローの説明図である。
【図4】同上の訓練準備モードの動作フローの説明図で
ある。
【図5】同上の訓練実施モードの動作フローの説明図で
ある。
【図6】同上の管理モードの動作フローの説明図であ
る。
【図7】本発明の主要部の構成図である。
【図8】本発明の他の実施例による主要部の構成図であ
る。
【符号の説明】 1 トレーナ卓 3 トレーニ卓 13 ITV装置盤 17 ビデオプロジェクタ(画像表示装置) 34 訓練状態記憶部 35 訓練状態設定部 37 訓練速度設定部 39 操作スイッチ T1 トレーナ設備 T2 トレーニ設備
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高見 至 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 坂田 正法 大阪府摂津市千里丘3丁目14番40号 東光 精機株式会社内 (72)発明者 明比 輝一 大阪府摂津市千里丘3丁目14番40号 東光 精機株式会社内 (72)発明者 松村 陽雄 大阪府摂津市千里丘3丁目14番40号 東光 精機株式会社内 (72)発明者 二反田 伸一 大阪府摂津市千里丘3丁目14番40号 東光 精機株式会社内 (72)発明者 松本 豊和 大阪府摂津市千里丘3丁目14番40号 東光 精機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも訓練指示、各種訓練データの
    設定、訓練実施状況の表示機能およびトレーナ卓を有す
    るトレーナ設備と、少なくともダムに設置される監視操
    作卓を模擬し、ゲート操作を行なうトレーニ卓を有する
    トレーニ設備と、画像表示装置とを備えたダム操作訓練
    用シミュレータであって、上記トレーナ設備側に、ダム
    の流入量データ、過去の訓練実施データなどを記憶する
    訓練状態記憶部と、この訓練状態記憶部に記憶されてい
    るデータを読み出して、訓練状況を反復訓練、再生訓練
    および模範訓練のいずれかに設定可能な訓練状態設定部
    とを備えさせていることを特徴とするダム操作訓練用シ
    ミュレータ。
  2. 【請求項2】 訓練速度を変更可能な訓練速度変更部が
    備えられている請求項1のダム操作訓練用シミュレー
    タ。
  3. 【請求項3】 上記訓練速度変更部が、トレーナ設備側
    に設けられた訓練速度設定部と、トレーニ側に設けられ
    た操作スイッチの操作に基づいて訓練速度を自動的に切
    換える速度自動切換え部とから構成されている請求項2
    のダム操作訓練用シミュレータ。
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