JPH0628233Y2 - 穀粒選別機における制御装置 - Google Patents

穀粒選別機における制御装置

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JPH0628233Y2
JPH0628233Y2 JP18588587U JP18588587U JPH0628233Y2 JP H0628233 Y2 JPH0628233 Y2 JP H0628233Y2 JP 18588587 U JP18588587 U JP 18588587U JP 18588587 U JP18588587 U JP 18588587U JP H0628233 Y2 JPH0628233 Y2 JP H0628233Y2
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英機 神山
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、籾を脱ぷ機構で脱ぷした後の摺落米(籾と玄
米の混合物)から玄米のみを選別して取り出すようにし
た穀粒の選別制御装置に関するものである。
〔従来の技術〕
脱ぷ後の摺落米から玄米を選別するには、揺動式の選別
機構を使用しているのが多かったが、この揺動式の選別
機構は、大型であり振動及び騒音が大きい等の欠点を有
することから、最近では、内周面に多数個の凹所を形成
した横向きの回転式の選別胴内に玄米受樋を設けて成る
回転式選別機構を使用することが行なわれている。
そして、この回転式選別機構は、選別胴内における供給
側に供給した摺落米(籾と玄米の混合物)が、選別胴の
回転によって或る高さまで掻き上げられたのち底面に落
下する流動を繰り返し、流動層を形成しながら排出側に
移動する途次において、摺落米のうち玄米は凹所に嵌ま
った状態で高い位置まで持ち上げられたのち落下し、摺
落米のうち籾は凹所に嵌まっても前記玄米よりも低い高
さ位置から落下する運動を行うことを利用して、高い位
置から落下する玄米を玄米受樋に受けて取り出すもので
ある。
この種の回転式選別機構において、その選別胴の回転数
が大きいと前記高い位置まで掻揚げられて飛ぶ玄米は、
選別胴内の玄米受樋における側板のうち選別胴による摺
落米の掻揚げ側と反対側の側板における高い位置に多く
の量の玄米が飛行して来て到達する。その状態では、玄
米受樋に玄米と共に籾も入り易いので、玄米の選別精度
が低下することになる。
反対に選別胴の回転数が小さいと、前記反対側板におけ
る低い位置に玄米が飛行して来て落下するから、当該玄
米受樋に入る玄米量が少なくなって玄米の選別能力が低
下することになる。
そこで、選別精度を向上させつつ選別能力を最大にする
いわゆる最適選別作業を実行するため、先行技術として
の実開昭58−119890号公報や特開昭59−22
2281号公報は、前記玄米受樋における後ろ側板に、
当該玄米受樋内への玄米の飛び込み状態を検出する穀粒
感知センサーを設け、この穀粒感知センサーに玄米が多
く当たるように選別胴の回転数の増減制御をすることを
提案している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、前記穀粒感知センサーを玄米受樋の上下方向
に適宜間隔にて複数箇所に設けて、当該複数の穀粒感知
センサーのうちのいずれか一つや、相隣接する二つのセ
ンサーの中途位置を設定目標にしてその目標箇所に一番
多くの穀粒が当たるように選別胴の回転速度の制御を実
行するとき、ある穀粒感知センサーを目標に設定し、そ
のセンサーに一番多くの玄米が当たるように、選別胴の
回転速度の制御を実行していると、次のような不都合が
生じる。
即ち、前記玄米受樋に飛び込んで来る穀粒はその飛行の
程度にバラツキがあるから、玄米受樋には適宜範囲にわ
たってある密度分布を以て玄米受樋に入ることになる。
従って、前記穀粒感知センサーを玄米受樋の上下方向に
適宜間隔にて複数箇所に設けている場合、玄米受樋に飛
び込んでくる穀粒の頻度の時間的変動と、前記穀粒の衝
突の密度分布が時間的に玄米受樋の上下方向にずれ動く
という変動とが相まって、相隣接する二つの穀粒感知セ
ンサーの両方おける検出値が時間的に交互に大小変動す
るので、ある時には一方の穀粒感知センサーに位置多く
の穀粒が当たっていても、次の瞬間には他方の穀粒感知
センサーに一番多くの穀粒が当たるというように、一番
多くの穀粒が当たる箇所が時々刻々変動するので、この
検出結果に基づいて選別胴の回転数制御を実行すると、
一種のハンチング現象が生じるという問題がある。
このハンチング現象を無くするには、多数の穀粒感知セ
ンサーを玄米受樋の上下方向に略連続状に配設すること
が必要となり、そのコストが嵩むという問題があった。
本考案は、これらの問題を解決することを目的とするも
のである。
〔問題を解決するための手段〕
この目的を達成するために本考案は、内周面に多数個の
凹所が形成された横向き回転式の選別胴内に玄米受樋を
設けた回転式選別機構と、前記選別胴の回転速度を変更
するための変速手段とを備えて成る穀粒選別機におい
て、前記選別胴の回転により玄米受樋内に飛行して来る
穀粒が当該玄米受樋の表面に当たる位置を検出するため
の複数の穀粒感知センサーを、玄米受樋の上下方向に沿
って適宜間隔にて設け、前記穀粒感知センサーの検出結
果に対応させて前記変速手段に対して前記選別胴の回転
速度変更を指令する速度設定用の設定器に適宜間隔にて
複数の目盛を設け、前記選別胴の回転速度が小から大に
なるにつれて、前記目盛位置が、玄米受樋における下側
の穀粒感知センサー位置側から上側の穀粒感知センサー
位置側に対応するように設定し、且つ前記飛行して来る
穀粒がより多く当たる領域が前記穀粒感知センサーの設
置位置に対応する目盛位置と、前記飛行して来る穀粒が
より多く当たる領域が隣接する二つの穀粒感知センサー
設置位置の上下方向の中途位置に対応する目盛位置とが
交互に位置するように構成し、前記設定器の目盛位置を
前記中途位置に対応する目盛位置に設定するときには、
その中途位置を挟む相隣接する二つの穀粒感知センサー
設置位置に飛行して来る穀粒がより多くなるような選別
胴の回転数の平均値にて当該中途位置に一番多く穀粒が
当たるように、選別胴の回転制御を行う制御手段を設け
た構成としたものである。
〔考案の作用・効果〕
このように構成すると、選別胴の回転速度を制御する為
の設定器の目盛の数は、玄米受樋に設けた穀粒感知セン
サーの個数と、その相隣接する二つの穀粒感知センサー
位置間の中途位置に相当する個数との和であるから、穀
粒感知センサー設置箇所に対応させて設定器の目盛を設
ける場合に比べて、穀粒感知センサーの設置個数を格段
に減少させることができてコストの低減を図ることがで
きる。
しかも、相隣接する二つの穀粒感知センサー設置位置の
中途位置に穀粒が多く当たるように制御する場合、当該
相隣接する二つの穀粒感知センサーに各々一番多くの穀
粒が当たるように変速手段を変速させる場合の選別胴の
回転速度を検出して、その回転数の平均値をもって中途
位置としての目盛位置に対応させるのであるから、当該
中途箇所に穀粒感知センサーが無くても、回転速度(こ
れに対応する変速手段の変速位置)を確定させることが
でき、一つの穀粒感知センサーに一つの目盛位置を対応
させてその穀粒感知センサーのうちの目標穀粒感知セン
サーへの玄米の当たりを基準にして選別胴の回転速度の
増減を自動制御するのに比べてハンチング現象の生じる
おそれもなくなるし、その二つの穀粒感知センサーの中
途位置としての目盛を設定できるのであるから、穀粒感
知センサーの数より多い数の目盛、延いては間隔が短く
きめ細かい目盛を以て選別胴の回転数制御が可能となる
という顕著な効果を有するのである。
〔実施例〕
以下実施例を図面について説明すると、籾摺選別機は、
横に長い箱型の風選装置1、該風選装置1の左上面に載
置した脱ぷ機構2、及び前記風選装置1の右上面に載置
した回転式選別機構3によって全体が構成されている。
前記脱ぷ機構2は、籾供給ホッパー5付きケース4と、
該ケース4内に設けられた左右一対の脱ぷロール6とを
備えている。
前記風選装置1は、大気を吸引する圧風フアン7と、排
塵フアン8と、該両フアン7,8の間に設けた摺落米用
風選部9及び玄米用風選部10とから成り、その摺落米
風選部9は、前記脱ぷ機構2の略直下に位置して脱ぷ後
の摺落米から籾殻を風選別するもので、この風選によっ
て籾殻を除いた摺落米は、螺旋コンベヤ12付き摺落米
樋11からバケットコンベヤ13にて前記回転式選別機
構3に送られる。また、前記玄米用風選部10は、前記
回転式選別機構3で選別された玄米を更に仕上げ風選別
するもので、風選後の仕上げ玄米は、螺旋コンベヤ15
付き玄米樋14からバケットコンベヤ16にて、機外に
取り出される。
一方、前記回転式選別機構3は、箱型ケース17内に上
下二段に横設した回転式の選別胴35を備え、該両選別
胴35は、前記箱型ケース17の内面から突出する左右
一対のローラ19,19にて各々回転自在に支持され、
且つ、これらローラ19,19を、前記風選装置1に設
けたモータ40から変速手段41を介して、第2図に矢
印Aで示す方向に回転駆動されている。
変速手段41は、第3図及び第4図に示すように、選別
胴35におけるローラ19の軸19aに設けたプーリ4
2と、モータ40の駆動軸に設けた割りプーリ43との
間に巻掛けするベルト44と、割りプーリ43の幅を増
減制御する変速制御手段45とから成り、前記割りプー
リ43は、軸46に位置固定的に固着した固定円錐車4
3aと軸46に沿って摺動自在な可動円錐車43bとか
ら成り、軸46に遊嵌する位置固定カム47と傾斜面に
て接当して可動円錐車43bの側方を固定円錐車43a
側に押圧するように軸46に遊嵌した摺動カム48は、
駆動ねじ軸50に回転不能且つ摺動自在にのみ被嵌した
ナット52に一端が取付くリンク機構49にて回動角度
調節自在に連結され、駆動ねじ軸50は制御サーボモー
タ51にて駆動される歯車対を介して正逆回転駆動され
る一方、ポテンショメータ53にて前記ナット52の前
後移動距離ひいては割りプーリ43における可動円錐車
43bの固定円錐車43aに対する遠近距離に応じて変
動するローラ19の回転速度を信号として取り出すこと
ができるものである。
この変速制御手段45の駆動制御は後述の制御装置54
による。
なお、上下両選別胴35の回転数を同じにするため、前
記一方の選別胴35に対するローラ19の軸19aと他
方の選別胴35に対するローラ19の軸19aとの間は
同径のプーリと巻掛けベルト(図示せず)により回転力
を伝達するものである。
前記両選別胴35は、前記脱ぷ機構2より遠い一端部を
供給側35aに、脱ぷ機構2に近い他端部を排出側35
bに各々形成され、且つ、その各々の内面には、玄米が
嵌まる程度の大きさの凹所21が多数個凹み形成されて
いる。
更に、前記両選別胴35内には、螺旋コンベヤ23付き
玄米受樋22が、その両端を前記箱型ケース17に支持
して各々設けられていると共に、該玄米受樋22の左
側、つまり各選別胴35内における摺落米の掻き上げ側
の部位に螺旋コンベヤ25付き摺落米受樋24が各々並
設されている。なお、これら各樋22,24における螺
旋コンベヤ23,25は、回転速度可変式のモータ20
によって同時に回転駆動される。
前記バケットコンベヤ13から送られる来る摺落米は、
シュート26を介して前記両摺落米受樋24に略等しい
量づつ入り、該両摺落米受樋24によって送られたのち
その終端の供給口24aから、両選別胴35内における
供給側35aに供給される一方、前記両選別胴35にお
ける玄米受樋22内に入った玄米は、シュート27に合
流したのち前記玄米用風選部10に流下するように構成
されている また、前記両選別胴35の排出側35bには、その内面
に複数枚の籾掻き揚げ羽根28を設けると共に、前記脱
ぷ機構2における籾供給ホッパー5との間に、籾還元シ
ュート29を装架して、前記籾掻き揚げ羽根28によっ
て掻き揚げた籾を籾供給ホッパー5に還流するように構
成する。
前記両選別胴35内の好ましくは供給側35aには、当
該選別胴35内における摺落米の量を検出するためのセ
ンサー板30が回動自在に各々設けられ、このセンサー
板30には、当該センサー板30の回動角度によって各
選別胴35内における摺落米の流動の厚さ、つまり選別
胴35内における摺落米の量(胴内量)を検出するため
の胴内量センサー31が連結されている。
そして、前記両選別胴35内の玄米受樋22における左
右両側板のうち左側、つまり、各選別胴内における摺落
米の掻き上げ側に位置する前側板22aの上端には、仕
上調節板32が、各選別胴35の円周方向に自在に揺動
回動するように軸33を介して取付けられ、この両仕上
調節板32は、各々アクチュエータ34にて回動するよ
うに構成されている。
一方、前記玄米受樋22における左右両側板のうち左
側、つまり、各選別胴35内における摺落米の掻き上げ
側とは反対側に位置する後ろ側板22bは、選別胴の内
面に接近するように延び、該後ろ側板22bの上面に
は、複数個(実施例では4個)の穀粒感知センサーSE
1,SE3,SE5,SE7を、上下方向に適宜ピッチ
の間隔で設ける。なお、穀粒感知センサーの代表の符号
をSEにて表示する。
この各穀粒感知センサーSE1,SE3,SE5,SE
7は、圧電素子にて構成され、且つ、これら、各穀粒感
知センサーSE1,SE3,SE5,SE7、及び前記
センサー板30は、各選別胴35における供給側35a
の部位に配設されている。
マイクロコンピュータの制御装置54は、中央制御回路
55とROM(読み出し専用メモリ)56とRAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)57とインターフェース58か
ら成る。前記各選別胴35ごとの穀粒感知センサーSE
1,SE3,SE5,SE7のセットは入力マルチプレ
クサ59からAD変換器60を経てインターフェース5
8に接続し、また、作業者が微調節を希望するとき操作
する設定速度変更用の設定器61もインターフェース5
8に接続する。
前記胴内量センサー31は演算増幅回路,いわゆるOP
アンプ62からAD変換器63を経てインターフェース
58に接続する。
そして、作業者が前記設定器61の目盛を合わせて、こ
の目盛に応じた箇所に、穀粒が一番多く当たる目標とな
るように、後述のフローチャートに従って前記各選別胴
35に対して変速制御手段45のナット52の進退量、
ひいては選別胴の回転速度の制御を実行するのである。
なお、穀粒感知センサーSE1,SE3,SE5,SE
7の検出出力及び設定器61の目盛の出力、胴内量セン
サー31及びポテンショメータ53からの信号を入力と
して、中央制御回路55の演算結果から、必要に応じで
前記仕上調節板32の回動角度を制御することができ
る。
しかして、籾の脱ぷ選別作業に際して、脱ぷ機構2にお
ける籾供給ホッパー5に籾を供給すると、籾供給ホッパ
ー5内の籾は、脱ぷロール6間に流下して脱ぷされ、脱
ぷ後の摺落米は、その直下の摺落米風選部9において籾
殻が除かれたのち、バケットコンベヤ13、シュート2
6及び摺落米受樋24を介して両選別胴35内における
供給側35aに供給される。
このようにして各選別胴35内における供給側に供給さ
れた摺落米は、両選別胴35の回転により或る高さまで
掻き上げられたのち底面に落下する流動を繰り返す流動
層を成形した状態で、排出側35bに向って移送され
る。この流動移送の途次において摺落米中の玄米は、凹
所21に嵌まった状態で比較的高い位置まで持ち上げて
落下し、摺落米のうち籾は前記玄米よりも低い位置より
落下する運動を行うことにより、玄米受樋22には玄米
のみが、摺落米受樋24には玄米と籾とが入ることにな
る。
玄米受樋22に入った玄米は、シュート27に合流した
のち前記玄米用風選部10に流下し、ここで小米が除か
れるように仕上げ選別されたのち、バケットコンベヤ1
6にて機外に取り出される。一方、摺落米受樋24に入
った玄米及び籾は、摺落米風選部9からの摺落米と共
に、両選別胴35内に戻って再び選別が行なわれる。
また、両選別胴35内をその排出側35bに向って流動
しながら移動する摺落米は、玄米が玄米受樋22に入る
ように除かれることにより、前記排出側に近付くにつれ
て殆ど籾のみとなり、前記籾掻き揚げ羽根28によって
掻き揚げられたのち籾還元シュート29を介して脱ぷ機
構2における籾供給ホッパー5に還流して再度の脱ぷ作
用が行なわれるのである。
そして、この穀粒選別作業に際して、以下のように選別
胴35の回転速度を自動制御を実行する。
以下の制御中、選別胴35の回転速度を調節する前記変
速手段41における割プーリ43の可動円錐車43bの
位置(以下割りプーリ位置と称する)の変更は、制御サ
ーボモータ51の駆動により実行され、該割りプーリ位
置V(I)はポテンショメータ53の出力信号で判断さ
れる。そして、割りプーリ位置V(I)を変更すること
により変速手段41の変速比が変わって選別胴35の回
転速度を増減変速できることになる。
第5図のフローチャートにおける制御処理のスタートに
続くステップS1からステップS4において、設定器6
1の各目盛の位置に対応した各割りプーリ位置V(I)
の位置の初期化を行う。
この実施例における設定器61の目盛は1から最大目盛
(MAX)が7までの7つに区分されている。従って、
ステップS1において、以下の繰り返し処理における変
数(I)の初期値設定として、Iに「1」をセットし、
ステップS2では、割りプーリ位置の初期化として、V
(I)を「0」に設定し、ステップS3で前記変数
(I)の逐次増分変更を実行し、ステップS4において
前記目盛の最大値MAX=7であるか否か判別の繰り返
しで、割りプーリ位置V(1)からV(7)までの初期
化が完了する。
この割りプーリ位置の初期化が終わると、次にステップ
S5にて、作業者が設定した前記設定器61の目盛SV
の位置を読み込み、他方、ステップS6にて、一番多く
の穀粒が当たっている穀粒感知センサーSEの位置を検
出して、この穀粒感知センサー位置を位置検出値KVを
読み込む。
ここで、一番多くの穀粒が当たってい穀粒感知センサー
SEの位置を検出するとは、穀粒が穀粒感知センサーに
衝突する回数が、予め定められた回数に対して最も短時
間で到達した箇所の穀粒感知センサーがどれであるかの
検出などを云う。
また、本実施例においては、目盛SVの「1」,
「3」,「5」,「7」に対応して穀粒感知センサーS
E1,SE3,SE5,SE7が各々位置するものと
し、目盛SVの「2」は穀粒感知センサーSE1とSE
3の中途位置に対応し、目盛SVの「4」は穀粒感知セ
ンサーSE3とSE5の中途位置に対応し、目盛SVの
「6」は穀粒感知センサーSE5とSE7の中途位置に
対応するものとする。従ってSVの値は正の整数であ
る。
換言すると、目盛SVを「1」,「3」,「5」,
「7」に設定したときは、それぞれ穀粒感知センサーS
E1,SE3,SE5,SE7の設置位置に対して飛行
して来る穀粒の数が一番多い状態となり、目盛SVを
「2」,「4」,「6」に設定すると、それぞれ穀粒感
知センサーSE1とSE3との設置位置の上下中途位
置、穀粒感知センサーSE3とSE5との設置位置の上
下中途位置、及び穀粒感知センサーSE5とSE7との
設置位置の上下中途位置に対して飛行して来る穀粒の数
が一番多い状態となるものである。
ステップS7において、目盛SVが奇数であるか偶数で
あるかを判別し、奇数であるときには、現実の穀粒感知
センサーSE1,SE3,SE5,SE7のいずれかに
穀粒が頻繁に当たっていることになる。ステップS8に
てその目盛SVに対応する量子化された設定値SVTに
入れ替え、前記穀粒感知センサーの位置検出値KVと比
較してステップS9にて選別胴の回転速度制御のサブル
ーチン(以下胴回転制御サブルーチンという)を実行し
たのち、の矢印に従ってステップS5の前に戻る。こ
の胴回転制御サブルーチンは第7図に示すフローチャー
トであり、後に詳述する。
この量子化された設定値SVTは、穀粒感知センサーの
位置として検出された位置検出値KVと比較できるよう
な整合性を有するものであり、前記目盛SVの位置に応
じて、例えば、段階的に増大する整数値を取る。
前記ステップS7にて目盛SVが偶数であると判断する
ときには、第6図のフローチャートのに移行する。こ
ののステップP1において「SV−1」の値を置き換
え目盛SV1に代入する。つまり、偶数値の目盛SVか
ら1を減算した結果をSV1とするのであり、例えば前
記の目盛SVが「4」であるときには、SV1の値は
「3」となる。
次にステップP2にて、前記置き換え目盛SV1の位置
に相当する前記割りプーリ位置V(SV1)の値が
「0」より大きいか否かを判別し、noであるとき、つ
まり、V(SV1)=0のときには、それまでに選別胴
の回転速度の自動制御が実行されなかったもので、割り
プーリ位置が「0」であるから(割りプーリ位置は0か
ら正の適宜数までの任意の値を取り得る)、ステップP
3にて、その置き換え目盛SV1に相当する設定値ST
Vに入れ替え、ステップP4にて胴回転制御サブルーチ
ンを実行する。
他方、V(SV1)>0のときには、割りプーリ位置V
(I)の値が存在することであり、一度は選別胴の回転
速度の制御が実行された場合である。
この場合において、前記ステップS7の判別で、目盛S
Vが偶数であるから、現実に存在する二つの穀粒感知セ
ンサーの間に穀粒が最も多く当たっていることになり、
その最も大きい値は検出できないが、該隣接する二つの
穀粒感知センサーにて同時に適宜の検出値を測定でき
る。
そこで、以下の演算を実行することにより、前記二つの
穀粒感知センサー位置の中途位置に対応する目盛を確定
させて選別胴の回転速度の制御を行うのである。
即ち、ステップP5において、「SV+1」の値を置き
換え目盛SV2に代入する。つまり、偶数値の目盛SV
から1を加算した結果をSV2とするのであり、例えば
前記の目盛SVが「4」であるときには、SV2の値は
「5」となる。
次にステップP6にて、前記置き換え目盛SV2の位置
に相当する前記割りプーリ位置V(SV2)の値が
「0」より大きいか否かを判別し、noであるとき、つ
まり、V(SV1)=0のときには、前記ステップP2
におけると同様にそれまでに選別胴の回転速度の自動制
御が実行されなかったもので、割りプーリ位置が「0」
であるから、ステップP7にて、その置き換え目盛SV
2に相当する設定値SVTに入れ替え、ステップP8に
て胴回転制御サブルーチンを実行する。
他方、置き換え目盛SV2の位置に相当する前記割りプ
ーリ位置V(SV2)の値が「0」より大きいとき、つ
まりyesであるときには、前記置き換え目盛SV1の
位置に相当する前記割りプーリ位置V(SV1)の値と
V(SV2)の値との平均値〔V(SV1)+V(SV
2)〕÷2を演算し、この平均値を以て割りプーリ位置
となるようにセットするのである。
前記実施例において作業者が目盛を「4」にセットした
場合には、穀粒感知センサーSE3とSE5とに各々穀
粒が当たることにより判別された置き換え目盛は、各々
SV1=「3」と、SV2=「5」であり、この二つの
置き換え目盛の中間の値「4」に相当する割りプーリ位
置〔V(SV1)+V(SV2)〕÷2をもって、目盛
「4」における割りプーリ位置を確定させるのである。
この演算により、作業者が設定器61の目盛を、二つの
穀粒感知センサーの中途位置に対応する箇所の目盛に合
わせると、該中途位置に一番多く穀粒が当たるように割
りプーリ位置を変更して、選別胴の回転速度を制御する
ものである。
この選別胴の回転速度制御は、前記中途位置に隣接して
実際に存在する二つの穀粒感知センサーに対する穀粒の
衝突があるか否かを基礎にして選別胴の回転速度の制御
を実行することができる。従って、設定器61の目盛数
より少ない数の穀粒感知センサーで以て細かい制御が可
能となる。
また、前記中途位置の目盛での制御は、前記二つの穀粒
感知センサーのいずれに一番多くの穀粒が当たっている
かの判断に基づくのではなく、この相隣接する二つの穀
粒感知センサーに穀粒がある程度頻繁に衝突していれ
ば、その中途位置にもっとも多くの穀粒が当るものとし
てその位置に対応するように割りプーリ位置ひいては選
別胴の回転速度を増減制御するので、当該二つの穀粒感
知センサーへの穀粒の衝突頻度が時間的に大小変動する
ことにより、ある時間帯では一方の穀粒感知センサーに
一番多く穀粒が当たっていたものが、一瞬後の時間帯で
は他方の穀粒感知センサーに一番多く穀粒が当るという
ような現象がある場合に、そのうちのいずれか大きい値
の方を採用して制御するときのような一種のハンチング
が生じるおそれも無くなるのである。
なお、第7図に示す胴回転制御のサブルーチンのフロー
チャートにおけるステップR1からステップR3まで
と、ステップR7〜ステップR8は、一種の安全回路で
ある。
即ち、本実施例において、目盛を最大の位置「7」にセ
ットしたときには、穀粒感知センサーSE7(玄米受樋
22における後ろ側板22bの最も高い位置に配設され
ている)に一番多く穀粒が当たるように選別胴の回転速
度を制御するのであるが、選別胴35の回転速度が一層
早くなった場合でも、ある程度の量の穀粒が穀粒感知セ
ンサーSE7に衝突するから、そのように回転速度の早
い過ぎる状態(オーバーラン状態であっても、回転速度
は最適状態であると誤判断する。
また、選別胴の回転速度が早すぎると、その遠心力にて
穀粒が選別胴の内周面に押し付けられたまま回転を続
け、当該選別胴内の穀粒は玄米受樋に入らずにいつまで
も持ち回されて、選別不能の状態となると共に、選別胴
内の穀粒(玄米)が選別胴の内周面に擦られ肌擦れ米が
多く発生するという問題がある。
そこで、このオーバーラン状態を回避する手段として、
最大目盛にセットしたときには、一段低い位置の穀粒感
知センサーSE5に穀粒が多く当たるように、セットす
る割りプーリ位置V(5)から適宜量αだけ大きい割り
プーリ位置を越えないような制限を加えることとしたも
のである。
従ってステップR1では、前記目盛SVまたは置き換え
目盛SV1もしくはSV2に対応する設定値SVTが最
大値MAX(この最大値は最大目盛に対応して予め定め
られている)に等しいか否かを判別し、前記設定器の目
盛が最大(MAX)の位置(実施例では目盛「7」)に
セットされているyesのときには、割りプーリ位置が
設定器61の目盛の位置として今まで「5」をセットし
たことが無い可能性があるので、その学習として割りプ
ーリ位置V(I)として、前記最大値MAXから2を減
算することにより、最大目盛に位置に対応する穀粒感知
センサーSE7より一段下の穀粒感知センサーSE5に
対応する割りプーリ位置V(MAX−2)を求める。
次にステップR2にて、この割りプーリ位置V(MAX
−2)が「0」より大きいか否かを判別し、noである
とき、ステップR3にて設定値SVTの値として(MA
X−2)を代入して、穀粒感知センサーSE5に対応す
る割りプーリ位置V(5)を一旦学習する。
この学習を行ったのち、以下ステップR4以降の制御を
実行するのであり、ステップR2で、yesと判別する
ときには、ステップR1における設定値SVTを以てス
テップR4の制御を実行する。
ステップR4では、前記目盛SVが偶数であるときのス
テップS8、目盛SVが奇数であるときのステップP3
若しくはステップP7、またはステップR1若しくはス
テップR3における設定値SVTと、センサーの位置検
出値KVとの大小を比較し、KV>SVT、つまり目盛
の設定位置より高い位置における穀粒感知センサーに一
番多く穀粒が衝突している場合には、ステップR5にて
割りプーリの間隔を広げるように割りプーリ位置V
(I)を変更し、選別胴35の回転速度を減速する。
KV=SVTのときには、設定された目盛の位置に対応
した玄米受樋における後ろ側板22bの所定の高さ箇所
に一番多く穀粒が当たっているので、最適状態であると
判別し、割りプーリ位置をそのまま保持(不変)とす
る。
KV<SVTの状態では、玄米受樋における設定の目標
高さ位置より低いに一番多くの穀粒が当たっていること
になるから、選別胴の回転速度を増速させる必要があ
る。
しかし、前述のように割りプーリ位置V(I)の位置が
最大目盛の位置にセットされたときには、選別胴35の
回転速度のオーバーランを防止するため、ステップR7
にて判別し、割りプーリ位置V(MAX−2)が「0」
より大きいくない(no)のとき、つまり、穀粒感知セ
ンサーSE5より下(遅い速度)に割りプーリ位置がセ
ットされているときには、現状の割りプーリ位置のまま
であり、V(MAX−2)>0のときには、ステップR
8にて現状の割りプーリ位置V(I)と、前記V(MA
X−2)から適宜量だけ増速側に割りプーリ位置を変更
させる量αを加えた値とを比較し、現状の割りプーリ位
置V(I)がV(MAX−2)+αより小さいときに
は、増速側への変更の余地が十分にあるので、さらに増
速側に割りプーリ位置を変更するのである(ステップR
9参照)。
現状の割りプーリ位置V(I)がV(MAX−2)+α
より大きいとき、または等しいときには、割りプーリ位
置を増速側に変更しないように制限を加える、または禁
止するのである。
なお、選別胴35の増速制御に加えて仕上調節板32を
第2図に一点鎖線で示すように下向き回動し、反対に選
別胴の減速制御に加えて、仕上調節板32を第3図に二
点鎖線で示すように上向きに回動するようにすれば、各
選別胴内における胴内量が多い場合において玄米受樋2
2に入る玄米の量をより多くすることができる一方、選
別胴内における胴内量が少ない場合において玄米受樋2
2に籾が入ることをより低減することができるのであ
る。
また、本考案の制御は、脱ぷされた摺落米を略等分づつ
2つの選別胴に供給し、各選別胴内の玄米受樋に受けら
れずに残った摺落米(その中には籾が多く混合してい
る)を再度脱ぷ機構に戻して循環させる形式のものや、
上下2つの選別胴のうち上位置の選別胴にて選別されな
かった摺落米を下位置の選別胴に供給してここで再度の
選別作用を受けさせる形式のもの、さらには一つの選別
胴を有する形式のものにも適用できることは云うまでも
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は籾摺選別機の縦断正面図、第2図は本考案によ
る実施例制御装置の制御回路図を含めて示す第1図のII
−II視拡大断面図、第3図は変速手段の平面図、第4図
は第3図のIV−IV視側面図、第5図と第6図と第7図は
各々本考案の制御のフローチャートである。 1……風選装置、2……脱ぷ機構、3……回転式選別機
構、35……選別胴、20……モータ、21……凹所、
22……玄米受樋、22b……玄米受樋の後ろ側板、3
0……センサー板、31……胴内量センサー、32……
仕上調節板、40……モータ、41……変速手段、42
……プーリ、43……割りプーリ、44……ベルト、4
5……変速制御手段、47……位置固定カム、48……
摺動カム、49……リンク機構、SE1,SE3,SE
5,SE7……穀粒感知センサー、51……制御サーボ
モータ、54……制御装置、58……中央制御回路、6
1……設定器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内周面に多数個の凹所が形成された横向き
    回転式の選別胴内に玄米受樋を設けた回転式選別機構
    と、前記選別胴の回転速度を変更するための変速手段と
    を備えて成る穀粒選別機において、前記選別胴の回転に
    より玄米受樋内に飛行して来る穀粒が当該玄米受樋の表
    面に当たる位置を検出するための複数の穀粒感知センサ
    ーを、玄米受樋の上下方向に沿って適宜間隔にて設け、
    前記穀粒感知センサーの検出結果に対応させて前記変速
    手段に対して前記選別胴の回転速度変更を指令する速度
    設定用の設定器に適宜間隔にて複数の目盛を設け、前記
    選別胴の回転速度が小から大になるにつれて、前記目盛
    位置が、玄米受樋における下側の穀粒感知センサー位置
    側から上側の穀粒感知センサー位置側に対応するように
    設定し、且つ前記飛行して来る穀粒がより多く当たる領
    域が前記穀粒感知センサーの設置位置に対応する目盛位
    置と、前記飛行して来る穀粒がより多く当たる領域が隣
    接する二つの穀粒感知センサー設置位置の上下方向の中
    途位置に対応する目盛位置とが交互に位置するように構
    成し、前記設定器の目盛位置を前記中途位置に対応する
    目盛位置に設定するときには、その中途位置を挟む相隣
    接する二つの穀粒感知センサー設置位置に飛行して来る
    穀粒がより多くなるような選別胴の回転数の平均値にて
    当該中途位置に一番多く穀粒が当たるように、選別胴の
    回転制御を行う制御手段を設けたことを特徴とする穀粒
    選別機における制御装置。
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