JPH06285155A - 手術用吸引具 - Google Patents
手術用吸引具Info
- Publication number
- JPH06285155A JPH06285155A JP5097163A JP9716393A JPH06285155A JP H06285155 A JPH06285155 A JP H06285155A JP 5097163 A JP5097163 A JP 5097163A JP 9716393 A JP9716393 A JP 9716393A JP H06285155 A JPH06285155 A JP H06285155A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suction
- hygroscopic material
- tip
- tube
- flexible
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 51
- 239000010409 thin film Substances 0.000 claims abstract description 9
- 239000011347 resin Substances 0.000 abstract description 21
- 229920005989 resin Polymers 0.000 abstract description 21
- 239000010408 film Substances 0.000 abstract description 20
- 210000001124 body fluid Anatomy 0.000 abstract description 17
- 239000010839 body fluid Substances 0.000 abstract description 17
- 238000001356 surgical procedure Methods 0.000 description 20
- 210000004556 brain Anatomy 0.000 description 13
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 12
- 239000011358 absorbing material Substances 0.000 description 7
- 210000001519 tissue Anatomy 0.000 description 7
- 230000000740 bleeding effect Effects 0.000 description 6
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 6
- 239000011162 core material Substances 0.000 description 4
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 4
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 4
- 239000002250 absorbent Substances 0.000 description 3
- 210000000988 bone and bone Anatomy 0.000 description 3
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 3
- 239000012528 membrane Substances 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000002745 absorbent Effects 0.000 description 2
- 239000008280 blood Substances 0.000 description 2
- 210000004369 blood Anatomy 0.000 description 2
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 2
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 210000003625 skull Anatomy 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 2
- 208000027418 Wounds and injury Diseases 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 210000000576 arachnoid Anatomy 0.000 description 1
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 description 1
- 230000036760 body temperature Effects 0.000 description 1
- 210000005013 brain tissue Anatomy 0.000 description 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 210000001951 dura mater Anatomy 0.000 description 1
- 238000004299 exfoliation Methods 0.000 description 1
- 208000014674 injury Diseases 0.000 description 1
- 229940113601 irrigation solution Drugs 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 1
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
- 238000009958 sewing Methods 0.000 description 1
- 239000007779 soft material Substances 0.000 description 1
- 238000003892 spreading Methods 0.000 description 1
- 238000004659 sterilization and disinfection Methods 0.000 description 1
- 231100000331 toxic Toxicity 0.000 description 1
- 230000002588 toxic effect Effects 0.000 description 1
- 230000009278 visceral effect Effects 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- External Artificial Organs (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 術野体液の継続吸引を可能とし、手術中にお
ける吸引操作の回数を減少させる。 【構成】 コットン外周を気密性のある柔軟薄膜材で被
覆する一方、該コットン先端部を薄膜材から露出させ
る。この手術用吸引具の場合、コットン先端部は、術
野、特に脳外科手術における深奥患部に達し、当該部分
の血液(および洗浄液)を吸収するが、コットンはその
外周を気密性のある柔軟薄膜材で被覆されているため、
その後端部をバキュームに接続させることにより、薄膜
材内部の減圧作用によって吸収作用が強制され、どのよ
うな深奥部位であっても常時継続して体液を吸引するこ
とが可能となる。
ける吸引操作の回数を減少させる。 【構成】 コットン外周を気密性のある柔軟薄膜材で被
覆する一方、該コットン先端部を薄膜材から露出させ
る。この手術用吸引具の場合、コットン先端部は、術
野、特に脳外科手術における深奥患部に達し、当該部分
の血液(および洗浄液)を吸収するが、コットンはその
外周を気密性のある柔軟薄膜材で被覆されているため、
その後端部をバキュームに接続させることにより、薄膜
材内部の減圧作用によって吸収作用が強制され、どのよ
うな深奥部位であっても常時継続して体液を吸引するこ
とが可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は外科手術、特に脳外科手
術に用いる体液の吸引器具に関する。
術に用いる体液の吸引器具に関する。
【0002】
【従来の技術】外科手術では、血液その他の体液を術野
から除去し、より良好な操作性を確保する。この場合、
従来は、バキューム管を用いて体液を吸引し、あるいは
コットン(ガーゼ)に体液を吸収させる等の手段がとら
れる。
から除去し、より良好な操作性を確保する。この場合、
従来は、バキューム管を用いて体液を吸引し、あるいは
コットン(ガーゼ)に体液を吸収させる等の手段がとら
れる。
【0003】これは脳外科手術でも同様であり、術中は
絶えず吸引管およびコットンによって体液および洗浄液
を取り除く作業を行う。脳外科手術は、僅かな損傷や出
血でも永久に回復できない結果を招くため細心の注意を
払いながら微細領域の剥離、あるいは切除操作を進めな
ければならないという特殊性があるが、従来、特に脳外
科手術用の特殊な吸引手段が存在したわけではなく、金
属製の吸引管をバキュームポンプに接続し、当該吸引管
先端を術野に運んで体液等を吸引させた。吸引管を使用
するタイミングは、出血量や添下する洗浄液の量に応じ
て術者が適宜判断するもので、出血量が少ない場合な
ど、吸引管による強制吸引の必要がない場合は、手術用
コットンを配して吸収を行わせ、適当タイミングでコッ
トンを交換する。
絶えず吸引管およびコットンによって体液および洗浄液
を取り除く作業を行う。脳外科手術は、僅かな損傷や出
血でも永久に回復できない結果を招くため細心の注意を
払いながら微細領域の剥離、あるいは切除操作を進めな
ければならないという特殊性があるが、従来、特に脳外
科手術用の特殊な吸引手段が存在したわけではなく、金
属製の吸引管をバキュームポンプに接続し、当該吸引管
先端を術野に運んで体液等を吸引させた。吸引管を使用
するタイミングは、出血量や添下する洗浄液の量に応じ
て術者が適宜判断するもので、出血量が少ない場合な
ど、吸引管による強制吸引の必要がない場合は、手術用
コットンを配して吸収を行わせ、適当タイミングでコッ
トンを交換する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の手術
用吸引管は、その素材が金属である。金属管の使用は伝
統的なものであって、その理由はさまざま考えられる
が、第一には吸引オリフィスを詰まらせる血しょうをピ
ストン清掃する必要があることから樹脂等の柔軟素材で
は繰返しの使用に耐えないこと、第二に消毒時の耐薬品
性(または耐熱性)が必要なこと、第三に従来のセラミ
ックでは落下させたときや他の機材にぶつけたときに破
損する可能性があったことなどが挙げられる。
用吸引管は、その素材が金属である。金属管の使用は伝
統的なものであって、その理由はさまざま考えられる
が、第一には吸引オリフィスを詰まらせる血しょうをピ
ストン清掃する必要があることから樹脂等の柔軟素材で
は繰返しの使用に耐えないこと、第二に消毒時の耐薬品
性(または耐熱性)が必要なこと、第三に従来のセラミ
ックでは落下させたときや他の機材にぶつけたときに破
損する可能性があったことなどが挙げられる。
【0005】当然であるが金属管は組織を傷つけやす
い。このため強制吸引の必要がある場合以外は、吸引管
を骨窓内部の術野(脳組織部分)に運び入れることはし
ない。従って、オペ操作に支障があるような多量の出血
がみられたり、洗浄液の添下量が増えて術野を見にくく
したりする場合以外の、いわゆる通常オペ操作時にはコ
ットンによる吸収に任せるのが一般であって、突然の出
血等、特に必要が生じた場合にのみ術者が吸引管を手に
して強制的な吸引を行っている。このような吸引操作は
脳外科手術の伝統的テクニックであり、それ自体として
は特に患者の生命等に支障をきたすような致命的な問題
を含むわけではない。
い。このため強制吸引の必要がある場合以外は、吸引管
を骨窓内部の術野(脳組織部分)に運び入れることはし
ない。従って、オペ操作に支障があるような多量の出血
がみられたり、洗浄液の添下量が増えて術野を見にくく
したりする場合以外の、いわゆる通常オペ操作時にはコ
ットンによる吸収に任せるのが一般であって、突然の出
血等、特に必要が生じた場合にのみ術者が吸引管を手に
して強制的な吸引を行っている。このような吸引操作は
脳外科手術の伝統的テクニックであり、それ自体として
は特に患者の生命等に支障をきたすような致命的な問題
を含むわけではない。
【0006】しかしながら、従来の吸引管は術中の継続
吸引が出来ないという点で、よりスムースな術操作を妨
げる一つの要因とはなっている。特に脳外科手術では僅
かな組織破壊も危険を伴うから、硬質金属管を術野に固
定配置することは出来ず、従って持続的継続的な吸引は
不可能であって、急な出血があった場合や添下している
洗浄液によって術野が汚れたときは、他の操作を中断し
つつ強制吸引を行わなければならない。この吸引操作の
時間的ロスはせいぜい10秒単位のものであるが、この
中断が、担当術医の集中を一時的に妨げる場合も少なく
ない。
吸引が出来ないという点で、よりスムースな術操作を妨
げる一つの要因とはなっている。特に脳外科手術では僅
かな組織破壊も危険を伴うから、硬質金属管を術野に固
定配置することは出来ず、従って持続的継続的な吸引は
不可能であって、急な出血があった場合や添下している
洗浄液によって術野が汚れたときは、他の操作を中断し
つつ強制吸引を行わなければならない。この吸引操作の
時間的ロスはせいぜい10秒単位のものであるが、この
中断が、担当術医の集中を一時的に妨げる場合も少なく
ない。
【0007】一般に脳外科手術では、開骨部(骨窓)か
ら患部に達するため頭蓋骨側の硬膜(硬脳膜)とクモ膜
とを剥離して奥部に進入するが、このような微妙な組織
剥離操作を行っている最中には、吸引操作など、目的の
術操作を妨げる他の操作の回数は出来るだけ少ない方が
好ましい。
ら患部に達するため頭蓋骨側の硬膜(硬脳膜)とクモ膜
とを剥離して奥部に進入するが、このような微妙な組織
剥離操作を行っている最中には、吸引操作など、目的の
術操作を妨げる他の操作の回数は出来るだけ少ない方が
好ましい。
【0008】そこで本発明の目的は、術野体液の継続吸
引を可能とし、手術中における吸引操作の回数をより減
少させる点にある。
引を可能とし、手術中における吸引操作の回数をより減
少させる点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成して課題
を達成するため、本発明に係る手術用吸引具は、コット
ン等、柔軟性のある吸湿素材の外周を、気密性のある柔
軟薄膜材で被覆する一方、該吸湿素材の先端部を薄膜材
から露出させた。
を達成するため、本発明に係る手術用吸引具は、コット
ン等、柔軟性のある吸湿素材の外周を、気密性のある柔
軟薄膜材で被覆する一方、該吸湿素材の先端部を薄膜材
から露出させた。
【0010】
【作用】本発明に係る手術用吸引具の場合、吸湿素材の
先端部は、術野、特に脳外科手術における深奥患部に達
し、当該部分の血液随液(および洗浄液)を吸収する。
一方、吸湿紙素材は、その外周を気密性のある柔軟薄膜
材で被覆しているため、その後端部をバキュームに接続
させることにより、薄膜材内部の減圧作用によって吸収
作用が強制される。この結果、どのような深奥部位であ
っても常時継続して体液を吸引することが可能となり、
術野視界を常にきれいに保つことが可能となる。
先端部は、術野、特に脳外科手術における深奥患部に達
し、当該部分の血液随液(および洗浄液)を吸収する。
一方、吸湿紙素材は、その外周を気密性のある柔軟薄膜
材で被覆しているため、その後端部をバキュームに接続
させることにより、薄膜材内部の減圧作用によって吸収
作用が強制される。この結果、どのような深奥部位であ
っても常時継続して体液を吸引することが可能となり、
術野視界を常にきれいに保つことが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。図1は、本発明に係る手術用吸引具の一例を
示すものである。この吸引具10は、細長形状に成形し
た吸湿素材11の外周部を、樹脂膜14によって被覆し
たもので、吸湿素材11の先端部Fは樹脂膜14から突
出させる一方、吸湿素材11の後端部Bは、柔軟チュー
ブ16と接続可能に集束させてなる。
説明する。図1は、本発明に係る手術用吸引具の一例を
示すものである。この吸引具10は、細長形状に成形し
た吸湿素材11の外周部を、樹脂膜14によって被覆し
たもので、吸湿素材11の先端部Fは樹脂膜14から突
出させる一方、吸湿素材11の後端部Bは、柔軟チュー
ブ16と接続可能に集束させてなる。
【0012】吸湿素材11は、従来の手術用コットンと
同一の素材であって構わない。従って例えば従来一般の
手術用コットンを、適当な大きさに折り畳み、細長形状
に形成するだけであっても良い。勿論、素材それ自体は
吸湿性がある限り特に限定されることはない。すなわち
従来のコットン素地のほか吸湿紙、あるいは吸水ポリマ
ー、叉はそれらの積層体その他であって構わない。また
吸湿素地11の表面に不織布等の半透過膜をコーティン
グし、吸収水分の逆流を防止しても良い。
同一の素材であって構わない。従って例えば従来一般の
手術用コットンを、適当な大きさに折り畳み、細長形状
に形成するだけであっても良い。勿論、素材それ自体は
吸湿性がある限り特に限定されることはない。すなわち
従来のコットン素地のほか吸湿紙、あるいは吸水ポリマ
ー、叉はそれらの積層体その他であって構わない。また
吸湿素地11の表面に不織布等の半透過膜をコーティン
グし、吸収水分の逆流を防止しても良い。
【0013】吸湿素材11を被覆する樹脂膜14は、気
密性があり、かつ常温で柔軟性がある限り素材を限定さ
れない。ここで要求される気密性は、後端部を手術用バ
キューム吸引したときに膜材に亀裂を生じない程度の素
材剛性と、安定した吸引を達成できる程度の気密性を要
する意味であり、必ずしも厳密な意味における完全な大
気遮断性を要しない。吸引時の剛性や気密性は、必ずし
も素材の問題ではなく樹脂膜14の肉厚や巻数によって
も自由に設定できるからである。従って最低限のコスト
で実施する場合には、従来市販されている食品ラップ素
材を巻き付けるだけであっても使用に耐える。
密性があり、かつ常温で柔軟性がある限り素材を限定さ
れない。ここで要求される気密性は、後端部を手術用バ
キューム吸引したときに膜材に亀裂を生じない程度の素
材剛性と、安定した吸引を達成できる程度の気密性を要
する意味であり、必ずしも厳密な意味における完全な大
気遮断性を要しない。吸引時の剛性や気密性は、必ずし
も素材の問題ではなく樹脂膜14の肉厚や巻数によって
も自由に設定できるからである。従って最低限のコスト
で実施する場合には、従来市販されている食品ラップ素
材を巻き付けるだけであっても使用に耐える。
【0014】この吸引具10は人体組織に密着させた状
態で使用する必要から、樹脂膜14は、毒性がないこ
と、体温での溶融を呈しないこと、殺菌が容易であるこ
と等、各種の条件を満たす必要がある。しかしながら、
この吸引具10は使い捨てを前提とするものであるから
手術前の殺菌が可能である限り、耐薬品性、耐熱性など
特に厳しい素材条件が要求されるわけではない。
態で使用する必要から、樹脂膜14は、毒性がないこ
と、体温での溶融を呈しないこと、殺菌が容易であるこ
と等、各種の条件を満たす必要がある。しかしながら、
この吸引具10は使い捨てを前提とするものであるから
手術前の殺菌が可能である限り、耐薬品性、耐熱性など
特に厳しい素材条件が要求されるわけではない。
【0015】吸湿素材11の先端Fは、樹脂膜14から
突出させ、当該部分において体液や洗浄液を吸収させ
る。突出寸法、突出先端部の形状(広がり具合等)は限
定されないが、通常3〜10mm程度の突出寸法を設定
しておけば、十分である。また吸収性をより良好とする
ため、吸湿素材11の露出基端部の周囲Pは、樹脂膜1
4に密着固定させ、余分な空気の流入を防止しておくこ
とが望ましい。密着のさせ方は、糸による簡単な縫い込
みが最も容易である。接着剤の使用も可能であるが、人
体組織に影響を与えるものは当然ながら避けるべきであ
る。
突出させ、当該部分において体液や洗浄液を吸収させ
る。突出寸法、突出先端部の形状(広がり具合等)は限
定されないが、通常3〜10mm程度の突出寸法を設定
しておけば、十分である。また吸収性をより良好とする
ため、吸湿素材11の露出基端部の周囲Pは、樹脂膜1
4に密着固定させ、余分な空気の流入を防止しておくこ
とが望ましい。密着のさせ方は、糸による簡単な縫い込
みが最も容易である。接着剤の使用も可能であるが、人
体組織に影響を与えるものは当然ながら避けるべきであ
る。
【0016】吸湿素材11の後端部Bは、柔軟チューブ
16に接続可能な形状に成形する。例えば円筒形状に集
束させる等である。この柔軟チューブ16というのは、
手術用の吸引ポンプ(図示せず)に接続させるもので、
このチューブ16と吸湿素材11とを接続させることに
より、吸湿材先端部Fの体液等を強制吸引することが可
能となる。吸引が可能である限り、両者の接続方式は限
定されない。
16に接続可能な形状に成形する。例えば円筒形状に集
束させる等である。この柔軟チューブ16というのは、
手術用の吸引ポンプ(図示せず)に接続させるもので、
このチューブ16と吸湿素材11とを接続させることに
より、吸湿材先端部Fの体液等を強制吸引することが可
能となる。吸引が可能である限り、両者の接続方式は限
定されない。
【0017】しかしながら、手術用の吸引チューブとし
て従来使用されているものは吸引オリフィスの内径が
1.5〜2mm程度であり、この径内に吸湿素材11の
後端を直接嵌入させることは必ずしも容易ではない。そ
こで例えば図2に示すように、接続アダプタ20を設
け、両者の接続をより簡易にさせることが望ましい。接
続アダプタ20を用いることにより、吸湿素材後端の形
状が自由になり、また術中の交換操作もより容易迅速と
なるからである。
て従来使用されているものは吸引オリフィスの内径が
1.5〜2mm程度であり、この径内に吸湿素材11の
後端を直接嵌入させることは必ずしも容易ではない。そ
こで例えば図2に示すように、接続アダプタ20を設
け、両者の接続をより簡易にさせることが望ましい。接
続アダプタ20を用いることにより、吸湿素材後端の形
状が自由になり、また術中の交換操作もより容易迅速と
なるからである。
【0018】尚、吸湿素材11は、その後端全面を樹脂
膜14で被覆するのではなく、樹脂膜14の一部に解放
部を設け吸気吸引が可能な状態とする。この場合、吸引
管内に嵌入させる後端部bを全体露出させても良く、ま
た樹脂膜14の後端に複数の空気孔を設けても良い。
膜14で被覆するのではなく、樹脂膜14の一部に解放
部を設け吸気吸引が可能な状態とする。この場合、吸引
管内に嵌入させる後端部bを全体露出させても良く、ま
た樹脂膜14の後端に複数の空気孔を設けても良い。
【0019】従って、かかる吸引具10によれば、手術
中、適当部位に当該吸引具10の先端部Fを固定配置し
ておくことにより、チューブ16を介して常時安定して
体液を術野から吸収排除することが可能となる。手術担
当者は、吸湿素材11の先端部Fを適当部位に位置さ
せ、固定しておくだけでよい。
中、適当部位に当該吸引具10の先端部Fを固定配置し
ておくことにより、チューブ16を介して常時安定して
体液を術野から吸収排除することが可能となる。手術担
当者は、吸湿素材11の先端部Fを適当部位に位置さ
せ、固定しておくだけでよい。
【0020】この吸引具10は、吸湿素材11および樹
脂膜14ともに柔軟性があるので、脳外科手術における
深奥部位にも先端部Fを導入し、そのままの状態で固定
配置しつつ継続的な強制吸引を行うことが出来る。勿
論、吸引力の程度はポンプ側で適宜設定することが出
来、また柔軟チューブの経路上にコック(調整弁)を配
設することもできる。
脂膜14ともに柔軟性があるので、脳外科手術における
深奥部位にも先端部Fを導入し、そのままの状態で固定
配置しつつ継続的な強制吸引を行うことが出来る。勿
論、吸引力の程度はポンプ側で適宜設定することが出
来、また柔軟チューブの経路上にコック(調整弁)を配
設することもできる。
【0021】従来の金属吸引管は、柔軟性がないために
例えば脳の深奥部に固定配置することは出来なかった。
小さな外力が加わるだけで頭骸内組織を傷つける可能性
があること、また、術野を視認するための手術用顕微鏡
に直線管が大きく映り、術操作を妨げやすいからであ
る。また仮に柔軟性のあるチューブ管を用いても、術視
界を妨げることに変わりはなく、継続的な吸引は出来な
かった。ところが、コットンを被覆してなる柔軟素材を
使用することにより、組織形状に応じて自由な形をとっ
て配置することが出来るため、顕微鏡の視野を妨げるこ
ともなく、術中の継続吸引を行うことが可能となる。
例えば脳の深奥部に固定配置することは出来なかった。
小さな外力が加わるだけで頭骸内組織を傷つける可能性
があること、また、術野を視認するための手術用顕微鏡
に直線管が大きく映り、術操作を妨げやすいからであ
る。また仮に柔軟性のあるチューブ管を用いても、術視
界を妨げることに変わりはなく、継続的な吸引は出来な
かった。ところが、コットンを被覆してなる柔軟素材を
使用することにより、組織形状に応じて自由な形をとっ
て配置することが出来るため、顕微鏡の視野を妨げるこ
ともなく、術中の継続吸引を行うことが可能となる。
【0022】尚、本発明に係る手術用吸引具は前記実施
例のものに限らない。例えば吸湿素材には、形状を一定
に抑えるための芯材を挿通させても良い。この芯材は、
それ自体として柔軟性のある素材であって良く、例えば
木綿糸、樹脂系糸材、紙材などを利用できる。勿論、芯
材の素材は術部位に応じ適宜変更して構わない。尚、芯
材は形状を安定させることが出来れば良く、それ自体と
して吸湿性があるかどうかを問わない。
例のものに限らない。例えば吸湿素材には、形状を一定
に抑えるための芯材を挿通させても良い。この芯材は、
それ自体として柔軟性のある素材であって良く、例えば
木綿糸、樹脂系糸材、紙材などを利用できる。勿論、芯
材の素材は術部位に応じ適宜変更して構わない。尚、芯
材は形状を安定させることが出来れば良く、それ自体と
して吸湿性があるかどうかを問わない。
【0023】また被覆樹脂膜は、脳内深奥部に達して使
用する場合は相当の柔軟性をもたせることが望ましい。
しかしながら、本発明に係る吸引具は、その適用の分野
を必ずしも脳外科手術に限定されるものではなく、例え
ば歯科用、内臓外科用など他の外科手術にも適用が可能
なので、その術内容に応じた過度の柔軟素材を使用して
構わない。手で押したときに容易に撓むことが出来る程
度の柔軟性があれば、一般外科手術でも前記実施例と同
様に継続吸引が可能となるからである。
用する場合は相当の柔軟性をもたせることが望ましい。
しかしながら、本発明に係る吸引具は、その適用の分野
を必ずしも脳外科手術に限定されるものではなく、例え
ば歯科用、内臓外科用など他の外科手術にも適用が可能
なので、その術内容に応じた過度の柔軟素材を使用して
構わない。手で押したときに容易に撓むことが出来る程
度の柔軟性があれば、一般外科手術でも前記実施例と同
様に継続吸引が可能となるからである。
【0024】また前記実施例では、吸湿素材先端部Fを
露出させ、その部分だけから体液等を吸引する旨説明し
たが、実際の手術では、深奥患部に達する途中点でも出
血がみられる等、中間部位においても体液吸引が必要に
なる場合が少なくない。従って、図3に示すように、被
覆樹脂膜の適宜箇所に予め吸引孔40を複数設けてお
き、それらの箇所から強制吸引を可能とすることも出来
る。これらの吸引孔は医師の判断により、緊急に鋏で開
孔させて良いことは勿論である。
露出させ、その部分だけから体液等を吸引する旨説明し
たが、実際の手術では、深奥患部に達する途中点でも出
血がみられる等、中間部位においても体液吸引が必要に
なる場合が少なくない。従って、図3に示すように、被
覆樹脂膜の適宜箇所に予め吸引孔40を複数設けてお
き、それらの箇所から強制吸引を可能とすることも出来
る。これらの吸引孔は医師の判断により、緊急に鋏で開
孔させて良いことは勿論である。
【0025】また吸湿素材先端部の露出のさせかたも特
に限定されない。例えば図4(a)に示すように、コッ
トン先端部Fを樹脂膜14から突出させることなく、同
一面上に位置させても良い。これによれば、長い一本の
吸湿材を適当な長さに切断して製造(または使用)する
ことが出来る。また(b)に示すように、樹脂膜の先端
片側面だけを切除したもの、(c)に示すように斜めに
切断したものなど各種の形状を設定することが出来る。
また吸湿素材を突出露出させた場合の先端部形状も自由
である。
に限定されない。例えば図4(a)に示すように、コッ
トン先端部Fを樹脂膜14から突出させることなく、同
一面上に位置させても良い。これによれば、長い一本の
吸湿材を適当な長さに切断して製造(または使用)する
ことが出来る。また(b)に示すように、樹脂膜の先端
片側面だけを切除したもの、(c)に示すように斜めに
切断したものなど各種の形状を設定することが出来る。
また吸湿素材を突出露出させた場合の先端部形状も自由
である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る手術用
吸引具によれば、柔軟素材で被覆した吸湿素材先端部が
深奥患部に達する一方、気密性薄膜材で被覆しているた
めバキュームにより継続的な体液吸引が可能となる。従
って、どのような深奥部位であっても継続して体液を吸
引することが可能となり、手術中における吸引操作の回
数を減少させることが可能となる。
吸引具によれば、柔軟素材で被覆した吸湿素材先端部が
深奥患部に達する一方、気密性薄膜材で被覆しているた
めバキュームにより継続的な体液吸引が可能となる。従
って、どのような深奥部位であっても継続して体液を吸
引することが可能となり、手術中における吸引操作の回
数を減少させることが可能となる。
【図1】本発明に係る手術用吸引具の一例を示す斜視図
である。
である。
【図2】本発明に係る手術用吸引具の他の実施例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図3】本発明に係る手術用吸引具の第三の実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図4】本発明に係る吸湿素材の突出バリエーションを
例示する図である。
例示する図である。
10 吸引具 11 吸湿素材 14 樹脂膜 16 柔軟チューブ 40 吸引孔 F コットン先端部
Claims (1)
- 【請求項1】柔軟性のある吸湿素材の外周を気密性のあ
る柔軟薄膜材で被覆する一方、該吸湿素材の先端部を薄
膜材から露出させたことを特徴とする手術用吸引具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5097163A JPH06285155A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 手術用吸引具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5097163A JPH06285155A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 手術用吸引具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06285155A true JPH06285155A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=14184909
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5097163A Pending JPH06285155A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 手術用吸引具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06285155A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010143384A1 (ja) * | 2009-06-10 | 2010-12-16 | Tani Tohru | 手術用吸引嘴管 |
| JP2012139526A (ja) * | 2007-02-09 | 2012-07-26 | Kci Licensing Inc | 組織部位へ減圧治療を施すための装置および方法 |
-
1993
- 1993-03-30 JP JP5097163A patent/JPH06285155A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012139526A (ja) * | 2007-02-09 | 2012-07-26 | Kci Licensing Inc | 組織部位へ減圧治療を施すための装置および方法 |
| JP2014237036A (ja) * | 2007-02-09 | 2014-12-18 | ケーシーアイ ライセンシング インコーポレイテッド | 組織部位へ減圧治療を施すための装置および方法 |
| US8915896B2 (en) | 2007-02-09 | 2014-12-23 | Kci Licensing, Inc. | Apparatus and method for administering reduced pressure treatment to a tissue site |
| WO2010143384A1 (ja) * | 2009-06-10 | 2010-12-16 | Tani Tohru | 手術用吸引嘴管 |
| JP4797117B2 (ja) * | 2009-06-10 | 2011-10-19 | 国立大学法人滋賀医科大学 | 手術用吸引嘴管 |
| US9962473B2 (en) | 2009-06-10 | 2018-05-08 | Tohru Tani | Surgical suction nozzle |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US11071808B2 (en) | Irrigation fluid containment systems | |
| US5921972A (en) | Surgical wicking and fluid removal swab | |
| EP0565694B1 (en) | Laser delivery system | |
| US5368560A (en) | Suction nozzle | |
| US3324855A (en) | Surgical sponge stick | |
| US6168607B1 (en) | Device having a funnel for guiding surgical tools into a body cavity | |
| JP5410662B2 (ja) | 吸引器具との使用のための伸展性ガード | |
| US20160175065A1 (en) | Multifunctional telescoping cleaning device | |
| JP6138849B2 (ja) | 内視鏡的切除のための手術用ハンドピース | |
| JP2009066388A (ja) | トロカール・カニューレ | |
| US5458633A (en) | Irrigating laparoscopic cannula or trocar | |
| JPH0217174B2 (ja) | ||
| WO1996008279A1 (en) | Surgical wicking device | |
| US5643229A (en) | Suction tube apparatus | |
| US20070213667A1 (en) | Suction Irrigation Cleaner | |
| US5310406A (en) | Endoscopic aspirator surgical instrument | |
| JP3743512B2 (ja) | 手術用外套管 | |
| KR20190011972A (ko) | 양극성 수술기구의 유해가스 배출장치 | |
| WO2001060260A1 (en) | Medical aspirating tube utilizing capillarity | |
| JP2730990B2 (ja) | 医療器具用栓体 | |
| JP2724811B2 (ja) | 吸引ニードル付吸引管 | |
| JPH06285155A (ja) | 手術用吸引具 | |
| JPS5915643Y2 (ja) | 血液等の吸引用エクステンシヨンチュ−ブ | |
| JPH0681501U (ja) | 硬性内視鏡の洗浄具 | |
| WO2008122807A2 (en) | Device, kit and method for cleaning an endoscopy port |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030708 |