JPH06285366A - 農薬およびリン酸イオンの多孔質セラミック系除去剤 - Google Patents
農薬およびリン酸イオンの多孔質セラミック系除去剤Info
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- JPH06285366A JPH06285366A JP5100200A JP10020093A JPH06285366A JP H06285366 A JPH06285366 A JP H06285366A JP 5100200 A JP5100200 A JP 5100200A JP 10020093 A JP10020093 A JP 10020093A JP H06285366 A JPH06285366 A JP H06285366A
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- Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 (A)炭酸カルシウムと粘土を含む石灰石水
洗ケーキを母体とし、これに真珠岩、黒曜石、松脂岩、
バーミュキュライト等の鉱物系発泡材、さらにフライア
ッシュ、ゼオライト等のシリカ系粉体を配合し、成形後
に前記発泡材の発泡温度以上で焼成してなる多孔質セラ
ミック、(B)顆粒状ゼオライト、(C)活性炭または
木炭を含有する農薬およびリン酸イオンの多孔質セラミ
ック系除去剤。 【効果】 農薬およびリン酸イオンを除去する機能を併
せ有し、吸着された多種類の農薬を速やかに分解・除去
し、当初より農薬除去効果の変動がなく、長期にわたり
効果が期待できる。
洗ケーキを母体とし、これに真珠岩、黒曜石、松脂岩、
バーミュキュライト等の鉱物系発泡材、さらにフライア
ッシュ、ゼオライト等のシリカ系粉体を配合し、成形後
に前記発泡材の発泡温度以上で焼成してなる多孔質セラ
ミック、(B)顆粒状ゼオライト、(C)活性炭または
木炭を含有する農薬およびリン酸イオンの多孔質セラミ
ック系除去剤。 【効果】 農薬およびリン酸イオンを除去する機能を併
せ有し、吸着された多種類の農薬を速やかに分解・除去
し、当初より農薬除去効果の変動がなく、長期にわたり
効果が期待できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフ場等で用いられ
ている農薬と肥料の流出防止などを目的とした多孔質セ
ラミック系除去剤に関するものである。
ている農薬と肥料の流出防止などを目的とした多孔質セ
ラミック系除去剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴルフ場の芝を病虫害から守り、
育成するために多量の殺虫剤、除草剤、および殺菌剤な
らびに肥料が使用されている。都道府県の行政機関で
は、農薬による環境汚染を防止するために農薬の適正使
用と農薬の総量規制を指導している。一方、民間企業で
は、各種の農薬対策商品や除去システムを販売してい
る。このうち対策商品については、多種類の農薬を直ち
に除去でき、しかも永年にわたり除去効果を維持できる
ものは少ない。最近、二酸化珪素、酸化カルシウム、酸
化アルミニウム、酸化鉄、酸化マンガン、酸化マグネシ
ウム、酸化カリウムからなる金属酸化物を焼成してなる
多孔質焼結体に活性炭等の吸着物質を配合した農薬吸着
分解剤が見られる(特開平4−110035号公報)
が、多種類の農薬について必ずしも長期間にわたり除去
効果を期待することはできそうにない。また、農薬、栄
養塩類の同時除去については全く対策商品がないのが現
状である。さらに、除去システムについては、システム
の導入とその維持管理に経済的な負荷も大きいのが現状
である。
育成するために多量の殺虫剤、除草剤、および殺菌剤な
らびに肥料が使用されている。都道府県の行政機関で
は、農薬による環境汚染を防止するために農薬の適正使
用と農薬の総量規制を指導している。一方、民間企業で
は、各種の農薬対策商品や除去システムを販売してい
る。このうち対策商品については、多種類の農薬を直ち
に除去でき、しかも永年にわたり除去効果を維持できる
ものは少ない。最近、二酸化珪素、酸化カルシウム、酸
化アルミニウム、酸化鉄、酸化マンガン、酸化マグネシ
ウム、酸化カリウムからなる金属酸化物を焼成してなる
多孔質焼結体に活性炭等の吸着物質を配合した農薬吸着
分解剤が見られる(特開平4−110035号公報)
が、多種類の農薬について必ずしも長期間にわたり除去
効果を期待することはできそうにない。また、農薬、栄
養塩類の同時除去については全く対策商品がないのが現
状である。さらに、除去システムについては、システム
の導入とその維持管理に経済的な負荷も大きいのが現状
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在、多種類の農薬を
永年にわたり除去できる対策商品は、市販されていな
い。本発明は、ゴルフ場等からの農薬および肥料の流出
を未然に防止し環境を保全するために、農薬およびリン
の除去機能に優れ、しかも農薬については永年にわたり
除去効果を発揮する多孔質セラミック系除去剤を提供す
るものである。
永年にわたり除去できる対策商品は、市販されていな
い。本発明は、ゴルフ場等からの農薬および肥料の流出
を未然に防止し環境を保全するために、農薬およびリン
の除去機能に優れ、しかも農薬については永年にわたり
除去効果を発揮する多孔質セラミック系除去剤を提供す
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の多孔質セラミッ
ク系除去剤は、下記の(A)成分あるいは更に(B)お
よび(C)成分を含有することを特徴とする。 (A) 炭酸カルシウムと粘土を含む石灰石水洗ケーキ
を母体とし、これに真珠岩、黒曜石、松脂岩、バーミュ
キュライト等の鉱物系発泡材、さらにフライアッシュ、
ゼオライト等のシリカ系粉体を配合し、成形後に前記発
泡材の発泡温度以上で焼成してなる多孔質セラミック (B) 顆粒状ゼオライト (C) 活性炭または木炭
ク系除去剤は、下記の(A)成分あるいは更に(B)お
よび(C)成分を含有することを特徴とする。 (A) 炭酸カルシウムと粘土を含む石灰石水洗ケーキ
を母体とし、これに真珠岩、黒曜石、松脂岩、バーミュ
キュライト等の鉱物系発泡材、さらにフライアッシュ、
ゼオライト等のシリカ系粉体を配合し、成形後に前記発
泡材の発泡温度以上で焼成してなる多孔質セラミック (B) 顆粒状ゼオライト (C) 活性炭または木炭
【0005】
【発明の作用】本発明の多孔質セラミック系除去剤は、
農薬およびリン酸イオンあるいは更に硝酸イオンを選択
的に吸着・除去する機能を有しており、吸着された農薬
については生分解機能と加水分解機能があいまって、簡
便な施工により多種類の農薬を効果的に除去するもので
ある。とりわけ、本発明の(A)多孔質セラミックは、
農薬およびリン酸イオンの除去機能に優れており、吸着
された農薬は分解・除去されるため、通常の使用におい
ては、吸着された農薬が破過容量に達することは希であ
るので、永年にわたり除去効果を発揮することが可能に
なった。また、(B)顆粒状ゼオライトはリン酸イオン
の固定と農薬の加水分解機能に優れており、一方、
(C)活性炭は硝酸イオンの吸着に優れている。
農薬およびリン酸イオンあるいは更に硝酸イオンを選択
的に吸着・除去する機能を有しており、吸着された農薬
については生分解機能と加水分解機能があいまって、簡
便な施工により多種類の農薬を効果的に除去するもので
ある。とりわけ、本発明の(A)多孔質セラミックは、
農薬およびリン酸イオンの除去機能に優れており、吸着
された農薬は分解・除去されるため、通常の使用におい
ては、吸着された農薬が破過容量に達することは希であ
るので、永年にわたり除去効果を発揮することが可能に
なった。また、(B)顆粒状ゼオライトはリン酸イオン
の固定と農薬の加水分解機能に優れており、一方、
(C)活性炭は硝酸イオンの吸着に優れている。
【0006】
(A)多孔質セラミックの原材料の母材をなす石灰石水
洗ケーキは、石灰石採掘後の水洗選鉱工程より発生する
ものである。即ち、石灰石を水洗すると、微細粒の粘
土、石灰石粉を含んだスラリーが発生する。これをシッ
クナー(沈澱槽)で沈澱させた後、フィルタープレス
(加圧脱水装置)等で脱水したものであり、約70%以
上の石灰石粉と約30%以下の粘土粉を含んでいる。
洗ケーキは、石灰石採掘後の水洗選鉱工程より発生する
ものである。即ち、石灰石を水洗すると、微細粒の粘
土、石灰石粉を含んだスラリーが発生する。これをシッ
クナー(沈澱槽)で沈澱させた後、フィルタープレス
(加圧脱水装置)等で脱水したものであり、約70%以
上の石灰石粉と約30%以下の粘土粉を含んでいる。
【0007】一方、鉱物系発泡材としては、鉱物系であ
って、焼結温度で発泡して多孔質セラミックを形成する
ものであればいずれも用いられるが、真珠岩、黒曜岩、
松脂岩等の真珠岩類、バーミュキュライトなどが好適に
用いられる。真珠岩類は、火山岩の一種でガラス質より
成り、800〜1000℃に加熱すると発泡する特性を
もっている。
って、焼結温度で発泡して多孔質セラミックを形成する
ものであればいずれも用いられるが、真珠岩、黒曜岩、
松脂岩等の真珠岩類、バーミュキュライトなどが好適に
用いられる。真珠岩類は、火山岩の一種でガラス質より
成り、800〜1000℃に加熱すると発泡する特性を
もっている。
【0008】シリカ系粉体としては、フライアッシュ、
ゼオライトなどが挙げられる。フライアッシュとして
は、火力発電所等より発生する石炭系の普通のフライア
ッシュでよい。ゼオライトは天然ゼオライトでも合成ゼ
オライトでもよい。
ゼオライトなどが挙げられる。フライアッシュとして
は、火力発電所等より発生する石炭系の普通のフライア
ッシュでよい。ゼオライトは天然ゼオライトでも合成ゼ
オライトでもよい。
【0009】石灰石水洗ケーキ(A−1)、発泡材(A
−2)およびシリカ系粉体(A−3)の配合重量比は、
(A−1):(A−2):(A−3)=40〜60:1
0〜30:10〜40が好適であり、より好ましくは4
5〜55:15〜25:25〜35である。
−2)およびシリカ系粉体(A−3)の配合重量比は、
(A−1):(A−2):(A−3)=40〜60:1
0〜30:10〜40が好適であり、より好ましくは4
5〜55:15〜25:25〜35である。
【0010】上記の石灰石水洗ケーキ、発泡材およびシ
リカ系粉体の各成分は混合された後、造粒される。造粒
には特にバインダーを必要とせず、適切量の水分があれ
ば普通の造粒機で造粒できる。
リカ系粉体の各成分は混合された後、造粒される。造粒
には特にバインダーを必要とせず、適切量の水分があれ
ば普通の造粒機で造粒できる。
【0011】造粒物を、発泡材の発泡温度以上、例えば
1100〜1300℃位の温度で焼成すると、ダイカル
シウムシリケート(2CaO・SiO2 )を骨格とした
多孔質セラミックとなり、農薬およびリン酸イオンに優
れた除去機能をもつセラミック系除去剤が得られる。
1100〜1300℃位の温度で焼成すると、ダイカル
シウムシリケート(2CaO・SiO2 )を骨格とした
多孔質セラミックとなり、農薬およびリン酸イオンに優
れた除去機能をもつセラミック系除去剤が得られる。
【0012】本発明の多孔質セラミックの粒径は、その
使用場所に応じて適宜選定され、例えば、芝土中に添加
する場合は透水性を考慮して1.5〜5mm径のものが
好ましく、集水マンホールなどで用いられる場合は5〜
15mm径のものが好ましい。
使用場所に応じて適宜選定され、例えば、芝土中に添加
する場合は透水性を考慮して1.5〜5mm径のものが
好ましく、集水マンホールなどで用いられる場合は5〜
15mm径のものが好ましい。
【0013】(B)成分の顆粒状ゼオライトとしては、
フライアッシュを原料としカセイソーダを使用して水熱
合成されたゼオライトを塩化カルシウム水溶液で処理し
た低アルカリの合成ゼオライト造粒品が適しているが、
他の合成ゼオライトあるいは天然ゼオライト造粒物ない
しは顆粒品を用いてもよい。
フライアッシュを原料としカセイソーダを使用して水熱
合成されたゼオライトを塩化カルシウム水溶液で処理し
た低アルカリの合成ゼオライト造粒品が適しているが、
他の合成ゼオライトあるいは天然ゼオライト造粒物ない
しは顆粒品を用いてもよい。
【0014】(C)成分としては、椰子ガラ類や、コー
クス等の石炭類を原料とした活性炭類が用いられる。ま
た、バーク材、ひのき等を原料とした木炭を用いてもよ
い。
クス等の石炭類を原料とした活性炭類が用いられる。ま
た、バーク材、ひのき等を原料とした木炭を用いてもよ
い。
【0015】本発明の(B)顆粒状ゼオライトおよび
(C)活性炭の粒径は、その使用場所に応じて適宜選定
され、例えば、芝土中に添加する場合は透水性を考慮し
て1.5〜5mm径のものが好ましく、集水マンホール
などで用いられる場合は5〜15mm径のものが好まし
い。
(C)活性炭の粒径は、その使用場所に応じて適宜選定
され、例えば、芝土中に添加する場合は透水性を考慮し
て1.5〜5mm径のものが好ましく、集水マンホール
などで用いられる場合は5〜15mm径のものが好まし
い。
【0016】(A)多孔質セラミック、(B)粒状ゼオ
ライトおよび(C)活性炭または木炭は、要求される機
能・使用目的に応じて適宜配合比率を決定すればよい
が、重量比で(A):(B):(C)=10〜30:3
0〜50:30〜50の範囲が好適である。
ライトおよび(C)活性炭または木炭は、要求される機
能・使用目的に応じて適宜配合比率を決定すればよい
が、重量比で(A):(B):(C)=10〜30:3
0〜50:30〜50の範囲が好適である。
【0017】本発明の多孔質セラミック系除去剤の施工
方法としては、床土中に添加する方法、床土中に層状に
設置する方法、集水管や集水ピットに設置する方法およ
び調整池に設置する方法などがあり、これらの方法はい
ずれも簡便である。
方法としては、床土中に添加する方法、床土中に層状に
設置する方法、集水管や集水ピットに設置する方法およ
び調整池に設置する方法などがあり、これらの方法はい
ずれも簡便である。
【0018】
【発明の効果】本発明の多孔質セラミック系除去剤は農
薬およびリン酸イオンを除去する機能を併せ有している
が、特に加水分解機能に優れており、吸着された多種類
の農薬を速やかに分解・除去する効果を有している。ま
た、農薬を長期にわたり生分解する機能を有するもので
ある。したがって、当初より農薬除去効果の変動がな
く、長期にわたり効果が期待できるものである。
薬およびリン酸イオンを除去する機能を併せ有している
が、特に加水分解機能に優れており、吸着された多種類
の農薬を速やかに分解・除去する効果を有している。ま
た、農薬を長期にわたり生分解する機能を有するもので
ある。したがって、当初より農薬除去効果の変動がな
く、長期にわたり効果が期待できるものである。
【0019】特に、本発明の多孔質セラミック系除去剤
は後述の実施例1,2に示すように、農薬分解能が優れ
ており、吸着を主体とする市販品よりもはるかに長期に
わたり、その除去効能を維持できるものである。また、
実施例3に示すように、リン酸イオンに対して非常に優
れた除去機能を示す。
は後述の実施例1,2に示すように、農薬分解能が優れ
ており、吸着を主体とする市販品よりもはるかに長期に
わたり、その除去効能を維持できるものである。また、
実施例3に示すように、リン酸イオンに対して非常に優
れた除去機能を示す。
【0020】さらに、顆粒状ゼオライトおよび活性炭を
併用することにより、農薬およびリン酸イオンの除去機
能がいっそう助長されるとともに、硝酸イオン等の窒素
の除去機能が改善され、栄養塩類を総合的に除去するこ
とができる。
併用することにより、農薬およびリン酸イオンの除去機
能がいっそう助長されるとともに、硝酸イオン等の窒素
の除去機能が改善され、栄養塩類を総合的に除去するこ
とができる。
【0021】また、保水力、通気性、透水性、保肥力等
の物理的、化学的性質に優れているので、床土の改良に
も効果があり、また、施工も簡便である。以下に本発明
の実施例を挙げて具体的に説明するが、本発明は、その
主旨を超えない限りにおいて、以下の実施例に限定され
るものではない。
の物理的、化学的性質に優れているので、床土の改良に
も効果があり、また、施工も簡便である。以下に本発明
の実施例を挙げて具体的に説明するが、本発明は、その
主旨を超えない限りにおいて、以下の実施例に限定され
るものではない。
【0022】
実施例1 石灰石水洗フィルターケーキ60重量部、黒曜石20重
量部およびフライアッシュ20重量部を混合造粒したの
ち、1200℃で焼成して粒径0.7〜1.0mmの本
発明の多孔質セラミック系除去剤を得た。
量部およびフライアッシュ20重量部を混合造粒したの
ち、1200℃で焼成して粒径0.7〜1.0mmの本
発明の多孔質セラミック系除去剤を得た。
【0023】実施例2 石灰石水洗フィルターケーキ50重量部、黒曜石30重
量部およびフライアッシュ20重量部を混合造粒したの
ち、1200℃で焼成して粒径0.7〜1.0mmの本
発明の多孔質セラミック系除去剤を得た。
量部およびフライアッシュ20重量部を混合造粒したの
ち、1200℃で焼成して粒径0.7〜1.0mmの本
発明の多孔質セラミック系除去剤を得た。
【0024】実施例3 フライアッシュをアルカリ熱水加工して得られたゼオラ
イトを塩化カルシウム水溶液を用いてカルシウム置換
し、さらにセメントをバインダーに用いて造粒し、平均
粒径1.5〜5mmの顆粒状ゼオライトを製造した。こ
の顆粒状ゼオライト30重量部、排水処理に用いられる
活性炭(平均粒径3〜5mm)30重量部および実施例
2と同様にして得た粒径3〜5mmの多孔質セラミック
30重量部を均一混合して本発明の多孔質セラミック系
除去剤(実施例3品)を得た。
イトを塩化カルシウム水溶液を用いてカルシウム置換
し、さらにセメントをバインダーに用いて造粒し、平均
粒径1.5〜5mmの顆粒状ゼオライトを製造した。こ
の顆粒状ゼオライト30重量部、排水処理に用いられる
活性炭(平均粒径3〜5mm)30重量部および実施例
2と同様にして得た粒径3〜5mmの多孔質セラミック
30重量部を均一混合して本発明の多孔質セラミック系
除去剤(実施例3品)を得た。
【0025】実験例1:農薬除去機能(室内カラム試
験) ゴルフ場で汎用されている農薬を用いた。即ち、殺菌剤
としてクロロネブ、イソプロチオラン、フルトラニル、
イプロジオン、TPN、除草剤としてプロピザミド、シ
マジン(CAT)、殺虫剤としてフェニトロチオン(M
EP)、イソキサチオン、ダイアジノンを選定した。
験) ゴルフ場で汎用されている農薬を用いた。即ち、殺菌剤
としてクロロネブ、イソプロチオラン、フルトラニル、
イプロジオン、TPN、除草剤としてプロピザミド、シ
マジン(CAT)、殺虫剤としてフェニトロチオン(M
EP)、イソキサチオン、ダイアジノンを選定した。
【0026】断面積0.78cm2 のカラムに本発明の
実施例1の多孔質セラミック系除去剤あるいは比較対照
としての活性炭を3g積層し、表1に示した流入液濃度
の溶液を1時間当たり25mlの速度で約520mlを
連続的に流し、20.75時間後に流出液中の平均農薬
濃度を測定し、その結果を表1に示した。
実施例1の多孔質セラミック系除去剤あるいは比較対照
としての活性炭を3g積層し、表1に示した流入液濃度
の溶液を1時間当たり25mlの速度で約520mlを
連続的に流し、20.75時間後に流出液中の平均農薬
濃度を測定し、その結果を表1に示した。
【0027】
【表1】表1:農薬除去効果 流出液濃度(mg/l) 調査対象農薬名 流入液濃度(mg/l) 実施例1品 活 性 炭 クロロネブ 94.0 8.52 8.59 イソプラチオラン 328 7.11 31.2 フルトラニル 223 7.01 21.2 イプロジオン 2020 6.42 187 TPN 789 23.3 78.0 CAT 1325 23.6 127 プロピザミド 287 14.5 27.4 MEP 1040 20.3 100 イソキサチオン 1040 7.03 98.6 ダイアジノン 650 16.8 60.1
【0028】以上の実験結果を見ても、本発明による多
孔質セラミック系除去剤は汎用されている活性炭に比べ
農薬除去に優れていることが分かる。
孔質セラミック系除去剤は汎用されている活性炭に比べ
農薬除去に優れていることが分かる。
【0029】実験例2:農薬除去機能(室内カラム試
験) 断面積0.78cm2 のカラムに本発明の実施例2の多
孔質セラミック系除去剤あるいは比較対照としての市販
農薬吸着剤を3g積層し、表2に示した流入液濃度の溶
液を1時間当たり32mlの速度で約720mlを連続
的に流し、22.5時間後に流出液中の平均農薬濃度を
測定し、その結果を表2に示した。
験) 断面積0.78cm2 のカラムに本発明の実施例2の多
孔質セラミック系除去剤あるいは比較対照としての市販
農薬吸着剤を3g積層し、表2に示した流入液濃度の溶
液を1時間当たり32mlの速度で約720mlを連続
的に流し、22.5時間後に流出液中の平均農薬濃度を
測定し、その結果を表2に示した。
【0030】
【表2】表2:農薬除去効果 流出液濃度(mg/l) 調査対象農薬名 流入液濃度(mg/l) 実施例2品 市販農薬吸着剤 クロロネブ 2.98 0.587 0.551 イソプラチオラン 2.67 0.398 0.429 フルトラニル 2.12 0.478 0.559 イプロジオン 1.50 0.293 0.391 TPN 5.26 1.02 1.86 CAT 11.1 4.26 4.12 プロピザミド 4.86 1.76 1.89 MEP 3.03 0.292 0.348 イソキサチオン 1.83 0.306 0.461 ダイアジノン 2.71 0.445 0.347
【0031】以上の実験結果を見ても、本発明による多
孔質セラミック系除去剤は市販の農薬吸着剤に比べ農薬
除去に優れていることが分かる。
孔質セラミック系除去剤は市販の農薬吸着剤に比べ農薬
除去に優れていることが分かる。
【0032】実験例3:リン吸着能 断面積0.78cm2 のカラムに表3に示したそれぞれ
の試料を3g積層し、肥料成分としてPO4−P (リン
酸態リン)を含む肥料(芝グリーンP,大塚化学(株)
製)の溶液を891μg/cm2 の量で添加し、30m
mの降雨に相当する量の水を流し、流出液中の肥料成分
を測定して肥料成分の流出量を求め、その結果を表3に
示した。
の試料を3g積層し、肥料成分としてPO4−P (リン
酸態リン)を含む肥料(芝グリーンP,大塚化学(株)
製)の溶液を891μg/cm2 の量で添加し、30m
mの降雨に相当する量の水を流し、流出液中の肥料成分
を測定して肥料成分の流出量を求め、その結果を表3に
示した。
【0033】
【表3】表3:リン吸着能 流出量(μg/cm2) 試 料 肥 料 成 分 実施例2品 市販農薬吸着剤 活 性 炭 PO4−P <1 134 378
【0034】以上の実験結果を見ても、本発明の多孔質
セラミック系除去剤によるリン酸イオン吸着能は、市販
の農薬吸着剤および活性炭に比べ非常に優れていること
が分かる。
セラミック系除去剤によるリン酸イオン吸着能は、市販
の農薬吸着剤および活性炭に比べ非常に優れていること
が分かる。
【0035】実験例4:農薬除去能(圃場実験) 幅2m×奥行2mの実験圃場の底部に配水管を設け、厚
さ5cmの除去剤を敷設しその上部に中部地方のゴルフ
場で汎用されているサバ土と木曽砂の混合されたものを
30cm敷き芝を植生した後、農薬の除去実験を行なっ
た。
さ5cmの除去剤を敷設しその上部に中部地方のゴルフ
場で汎用されているサバ土と木曽砂の混合されたものを
30cm敷き芝を植生した後、農薬の除去実験を行なっ
た。
【0036】農薬の散布は表4に示す農薬濃度で1m2
当たり1リットルの割合で散布し、1日後に時間降雨3
0mmに相当する水を実験圃場に均一に散布し、配水管
より排出された水を分析した。除去剤として、本発明の
実施例3の多孔質セラミック系除去剤および市販農薬吸
着剤を用い、流出液中の農薬濃度を測定し、その結果を
表4に示した。
当たり1リットルの割合で散布し、1日後に時間降雨3
0mmに相当する水を実験圃場に均一に散布し、配水管
より排出された水を分析した。除去剤として、本発明の
実施例3の多孔質セラミック系除去剤および市販農薬吸
着剤を用い、流出液中の農薬濃度を測定し、その結果を
表4に示した。
【0037】
【表4】表4:農薬除去実験結果(実験圃場) 散布濃度 市販農薬吸着剤 農 薬 名 (mg/l) 実施例3品 市販農薬吸着剤 フルトラニル 212 1.3 16.3 イプロジオン 299 <0.0 16.2 CAT 802 0.7 31.0 プロピザミド 453 0.4 19.2 MEP 350 <0.0 <0.0 ダイアジノン 305 <0.0 0.1
【0038】以上の実験結果を見ても、本発明による多
孔質セラミック系除去剤は、市販の農薬吸着剤に比べ農
薬の除去にいかに優れているかが分かる。
孔質セラミック系除去剤は、市販の農薬吸着剤に比べ農
薬の除去にいかに優れているかが分かる。
【0039】実験例5:肥料成分除去能(カラム実験) 本発明の多孔質セラミック系除去剤として実施例3で調
製したものを用いる他は、実験例3と同様にして肥料成
分の除去能力を試験し、その結果を表5に示す。
製したものを用いる他は、実験例3と同様にして肥料成
分の除去能力を試験し、その結果を表5に示す。
【0040】
【表5】表5:肥料除去実験結果 添加量 除去率(%) 肥 料 成 分 (μg/cm2) 実施例3品 市販農薬吸着剤 NH4−N 692 67.4 66.7 NO3−N 647 96.8 97.0 PO4−P 891 99.3 84.9
【0041】以上の実験結果を見ても、本発明による多
孔質セラミック系除去剤は、市販の農薬吸着剤に比べ栄
養塩類の除去にいかに優れているかが分かる。
孔質セラミック系除去剤は、市販の農薬吸着剤に比べ栄
養塩類の除去にいかに優れているかが分かる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 邦雄 岐阜県大垣市赤坂町230 (72)発明者 岩下 哲志 岐阜県大垣市青墓町3−410−20 (72)発明者 上村 克己 岐阜県大垣市昼飯町377−17
Claims (2)
- 【請求項1】 炭酸カルシウムと粘土を含む石灰石水洗
ケーキを母体とし、これに真珠岩、黒曜石、松脂岩、バ
ーミュキュライト等の鉱物系発泡材、さらにフライアッ
シュ、ゼオライト等のシリカ系粉体を配合し、成形後に
前記発泡材の発泡温度以上で焼成してなる多孔質セラミ
ックを含有することを特徴とする農薬およびリン酸イオ
ンの多孔質セラミック系除去剤。 - 【請求項2】 (A) 炭酸カルシウムと粘土を含む石
灰石水洗ケーキを母体とし、これに真珠岩、黒曜石、松
脂岩、バーミュキュライト等の鉱物系発泡材、さらにフ
ライアッシュ、ゼオライト等のシリカ系粉体を配合し、
成形後に前記発泡材の発泡温度以上で焼成してなる多孔
質セラミック (B) 顆粒状ゼオライト (C) 活性炭または木炭 を含有することを特徴とする農薬およびリン酸イオンの
多孔質セラミック系除去剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5100200A JP2733889B2 (ja) | 1993-04-01 | 1993-04-01 | 農薬およびリン酸イオンの多孔質セラミック系除去剤の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5100200A JP2733889B2 (ja) | 1993-04-01 | 1993-04-01 | 農薬およびリン酸イオンの多孔質セラミック系除去剤の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06285366A true JPH06285366A (ja) | 1994-10-11 |
| JP2733889B2 JP2733889B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=14267666
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5100200A Expired - Fee Related JP2733889B2 (ja) | 1993-04-01 | 1993-04-01 | 農薬およびリン酸イオンの多孔質セラミック系除去剤の製造方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2733889B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100330255B1 (ko) * | 2000-02-26 | 2002-03-25 | 서현숙 | 수처리용 무기물 응집제 조성물 |
| JP2009119451A (ja) * | 2007-11-09 | 2009-06-04 | Hokuriku Electric Power Co Inc:The | リン酸の除去方法、リン酸の除去装置および回収リンの再利用方法 |
| KR101297642B1 (ko) * | 2011-05-23 | 2013-08-19 | 주식회사 부강테크 | 활성탄산칼슘 여재 및 이를 사용하는 오폐수 처리장치 |
| CN117486583A (zh) * | 2023-09-21 | 2024-02-02 | 青岛农业大学 | 一种复合陶粒及其制备方法和应用 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4931141A (ja) * | 1972-07-10 | 1974-03-20 | ||
| JPS57144021A (en) * | 1981-03-04 | 1982-09-06 | Shin Nisso Kako Co Ltd | Desiccating agent for high humidity |
| JPS61263636A (ja) * | 1985-05-17 | 1986-11-21 | Ube Ind Ltd | 珪酸カルシウム系水処理剤 |
| JPS61281093A (ja) * | 1985-06-04 | 1986-12-11 | 三菱重工業株式会社 | 吸着剤処理方法 |
-
1993
- 1993-04-01 JP JP5100200A patent/JP2733889B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
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| CN117486583A (zh) * | 2023-09-21 | 2024-02-02 | 青岛农业大学 | 一种复合陶粒及其制备方法和应用 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2733889B2 (ja) | 1998-03-30 |
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